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ベトナム:民俗画が流行ファッションに(後)

(前編より)



若い画家であるNguyn Xuân Lam氏は、伝統的な民俗画を活用する独自の方法を編み出した。

Lam氏は、民族芸術を現代的な技術でリモデルし、世間の注目を集めている。彼はグラフィックス・ソフトを使用し、伝統芸術に現代的な要素を加えている。彼のカレンダー、ノート、トートバッグ、ポストカード、ブックマーク、ファッションデザインや民族的なパターンは、多くの若者を魅了している。

今月初めに発売されたLam氏のパーカー・コレクションには、 5匹のトラ、鶴と(ベトナムの伝説的なヒーローである)Saint Gióngのプリントが施されていた。このデザインは数日で完売したが、このことは、若者たちがこの絵柄をいかに好んでいるかを証明した。

「このコレクションは、ストリート・ファッションと伝統的な模様の素晴らしい組み合わせを表現しました。」と彼は言った。「このシルクスクリーン・プリントは生地の色をクリアに保ち、ホットプレス・プリントと比較して高品質な商品を実現できます。」

Lam氏は2年前にグラフィック技術を用いて絵画を再現するという、V Li Tranh Dân Gian(民俗画 のリメイク)プロジェクトを開始した。それはベトナム美術博物館で進路に迷い、祖父母の家で見たことのある絵を偶然見つけたときから始まった。

「見事な芸術が私を圧倒し、私は旧正月の間に何か特別なことをしたいと考え始めました。それが、民俗画のリメイクというアイデアが私の頭に浮かんだ瞬間です。」

Lam氏は民族芸術を皆に、中でも特に若者に親しんでもらおうと考えている。彼のインスピレーションによって、人々は新年に民俗画を鑑賞するだけでなく、いつでもどこでもそれを楽しむことができるようになった。

今月の初め、講師のTrang氏は人生に民俗画を取り入れることをテーマとしたトークショーで、Lam氏と会談した。

「ベトナムの伝統芸術、特に民俗画は、我々の熱意によって若者の心と魂の中に残り、刻まれることが可能となるのです。」



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最終更新:2018年01月27日14:07

ベトナム:民俗画が流行ファッションに(前)

壁に絵を描くのは新石器時代に逆戻りするようなものであるが、衣類にアートを施すのがベトナムで衣類を着用する人や、それを見て楽しむ人にとって新しい体験となっている。

今日では多くの若いアーティストらが、プリント工芸品として伝承されてきた民俗画のデザインを、ジャケットや伝統的なロングドレスであるアオザイ、さらには靴にまで展開することに熱心に取り組んでいる。

彼らは近年人気の失われていた伝統的な民俗画に感銘を受け、この芸術を復活させ、現代の生活に取り入れる方法を模索している。

デザイナーのĐng Ngc Hân氏は、昨年11月に開催されたAPEC Weekの芸術イベントにおいて、Hàng Trngプリントにインスピレーションを得た伝統的なロングドレスのアオザイ・コレクションを誇らしげに披露した。このコレクションはベトナムの伝統芸術を称えるだけでなく、海外からのゲストも大いに喜ばせた。

「私が作ってきた数多くのアオザイ・コレクションの中にHàng Trngプリントに感化された要素を取り入れることによって、同時に2つのベトナム文化を紹介することができます。」と彼女は言った。

(伝統的にHàng Trngは紙の作品で、彫刻による木版によって黒インクで輪郭が描かれ、内側は人手によって様々な色で塗りつぶされている。芸術的に類似性を持つĐông Hも木版で制作されているが、異なる色合いを持つ)。

Hân氏は、2016年にハノイで開催されたアオザイ・フェスティバルにおいても、自身のコレクションを発表した。彼女はすべての人々が着用できる製品を作りたいと考えており、コレクションの中には、子供、障害者、肥満の人々向けにデザインされたものもあった。彼女にとってこのフェスティバルは、アオザイと民俗画を人々に再び広めるチャンスとなった。

「このコレクションはベストセラーとなりました。」とHân氏はベトナムニュース紙に語った。「大人も子供もこのデザインを大好きになってくれました。また外国人も、このコレクションのロングドレスを暖かく受け入れてくれました。」

「多くの親たちはベトナム文化を風化させないために、子供たちにHàng Trngプリントのアオザイを購入しています。子供たちはこの民俗画がどのようなものであったか忘れていたかもしれませんが、この服を着用することで思い出しました。」

人々がベトナムの民族芸術について話すとき、通常Đông Hプリントを念頭に置いており、Hàng Trngプリントはあまり知られていないようである。それが故にHân氏は、Hàng Trngプリントをデザインに使用することを決めた。

Hân氏はHàng Trngプリントに関する多くの書類を読んだ。彼女は、経験豊富で、おそらくこのジャンルにおける最後の芸術家であるLê Đình Nghiên 氏にも相談した。彼は古来より紅河デルタに伝わるこの伝統的な絵画を保存するために、最善を尽くしてきた。

HânさんからHàng Trngプリントをアオザイに利用することについて相談された時、私はとても驚きました。」とNghiên氏は言った。

Nghiên氏は、彼や家族が何年もかけて収集した絵や資料をHân氏に貸してくれたため、彼女は豊富なデザインから選択することができたという。

Hàng Trng民俗プリントには、宗教、旧正月、社会的な風習、人気の物語のイラストなどが含まれる。

この民俗画は一般的にカラフルで、赤、オレンジ、黄、ピンク、緑や青などの強い色彩が特徴的である。こうした基本色は独特なスタイルを表現するのに使用されている。

一部の職人は、木版を用いて絵のベースとなる黒い輪郭をプリントし、そのあと内側を埋めていくが、また別の職人は木版を使用せずに、絵をすべて手で描くという。

その後、貼り付けのプロセスに移る。絵は通常、木の樹皮から作られたpoonah紙に描かれているが、この絵を折り目を付けずに平らに保ったまま貼り付けるのは熟練のスキルが必要である。

だが、最も高度な作業は着色のプロセスである。絵は層ごとに着色されるが、最初の層が乾燥して初めて2番目の層に着手が可能となり、各絵に「魂」が込められていく。鮮やかな色合いは熟練した職人にのみ作り出すことができるという。

ハノイ建築大学の講師であるTrnh Thu Trang氏は、何年も前にイベントでNghiên氏と会い、共にこのテーマに取り組み始めた。

Trang氏は、自身がHàng Trngプリントに完全に魅了されていると言った。「私の目の前に広がる色彩の世界です。」と彼女は言った。「その鮮やかな色は私を魅了しました。私は当時の絵に恋してしまいました。」

最近彼女は、Nghiên氏が制作した絵画や、そのデザインを衣服に取り入れるための彼女の研究書を扱った展示会を開催した。

この展示会は「The New Classics」というタイトルで、125日までハノイのNguyn Thái Hc 通り115にあるĐông Aギャラリーで開催されている。民俗画は伝統芸能の一部であるが、若者の多くはほとんどそれを見たことがないという。

Trang氏は、若い芸術家らによるHàng Trngプリントを保存する取り組みや、Nghiên氏のサポートを受けて、子供たちにこの芸術に対する解釈を指導するなどの支援を行うために、’S’ Riverグループを設立した。

このS’ Riverグループは、衣服や商品の包装などにHàng Trngプリントのパターンや色を組み合わせるという現代的な方法を採用している。それでもこの芸術の「魂」は残されている。

Hàng Trngプリントは古典だけでなく、現代的なテーマもカバーすることができます。私は、旧正月のドライフルーツボックスや米クラッカー、スリッポンなどの製品にも現代的なデザインのHàng Trngプリントを活用したいと考えています。」と彼女は言った。

Trang氏の「Ha Sc Vit(ベトナムカラーの絵画)」と題した本では、Hàng Trngプリントの色、模様や内容だけでなく、現代製品に応用する場合の可能性についても紹介している。

「私はHàng Trngプリントをデジタル化し、グラフィックデザインにも活用しています。」と Trang氏は言った。「私は他の人々にも、これらのパターンを使用してもらえるよう、インスピレーションを与えたいと思います。」

これはHàng Trngプリントの価値を分析するための、ベトナムで最初のプロジェクトとなった。彫刻家で講師でもあるNguyn Xuân Thành氏は、そのプリントを見に展示会に行ったと述べた。彼は、Trang氏やHân氏のような若者がいなければ、「このジャンルは失われていたかもしれません。」と言った。

Thành氏は、デザイナーらがĐông HKim Hoàngのような他の民俗画を再発見することを期待している。



(後編につづく)



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最終更新:2018年01月27日13:07

ベトナム:外資小売企業の急速な拡大が進行中

東南アジア諸国が小売業を大きく発展させてきたのに対し、ベトナムがWTOに加盟した10年前以降、ベトナム小売業の発展はささやかなものであった。

ベトナム小売業協会のDinh Thi My Loan会長は、ベトナムは世界の小売業者にとって利幅の大きい魅力的な市場として知られていると述べた。

統計局によると、2017年のベトナムの小売業の総売上は2016年を10.9%上回る1300億米ドルに達した。

しかし、ベトナム国内の小売業者が市場から大きな利益を得ているとは言い難い。

18回アジア太平洋小売業コンベンション(PARCE)から帰国したばかりのLoan会長は、ベトナムの小売業の先行きを懸念していると話す。

「シンガポールの急速な発展を賞賛してきた。マレーシア、タイ、フィリピンといった東南アジアの他国も小売業を急速に発展させてきた。ベトナムの発展は非常に限られている。しかし東南アジア諸国はさらに加速している」とLoan会長は話す。

業界専門家もベトナム市場への大規模外資企業の進出を懸念している。

日本からはイオンモール、ファミリーマート、ミニストップ、高島屋とセブンイレブンがベトナム国内での店舗数拡大の野心的な計画とともにベトナムに進出している。

2017年後半、イオンモールは5店舗目となるハドン地区での2億米ドル規模のショッピングセンターの建設を発表した。イオングループは2020年までに20のショッピングモール建設を予定している。

20176月にベトナムに進出したセブンイレブンはホーチミン市に11店舗をオープンしている。セブンイレブンは進出から3年で100店舗、10年で1000店舗の開設を予定している。

外資小売企業はM&Aを含めあらゆる手段でベトナム市場に進出する機会を伺っている。

イオングループはCitimart49%、Fivimart30%の株式を取得した。

タイのTCC HoldingsMetro Cash & Carry Vietnamを買収し、Central GroupBig Cを買収した。

ホーチミン市にSimply Martをさらに3店舗オープンしたフランスのAuchan Superは、2018年末までにホーチミン市にさらに17店舗、北部に20店舗のSimply Martの開業予定を発表した。

Theleader.vnは、ベトナムの現代的な小売業のおよそ半分が外国投資によるものとの識者のコメントを報道している。

Big C Thang LongNguyen Thai Dung副社長は、市場経済ではM&Aは通常のことであり、海外資本の存在について心配しすぎる必要はない、しかし、ベトナムの小売企業はすぐにでも市場拡大のための方策を検討するべきだろうと述べた。



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最終更新:2018年01月26日12:03

ベトナム:2017年の履物輸出額で世界第2位

2017年に世界で230億足の靴が売られたうち、ベトナムが10億足以上を輸出し、昨年もひきつづき中国に次ぐ世界第2位の履物輸出国であったことが判明した。

ベトナム皮革・履物・ハンドバッグ協会(Lefaso)のDiep Thanh Kiet副会長は、World Footwear Magazine 2017の最新の統計によると、 世界の靴供給のおよそ7.4%にあたる102000万足を輸出したベトナムは、主要履物輸出10カ国のうち第2位であったと述べた。

履物輸出では中国がまだ首位にあり、2017年に世界で消費された230億足の靴の67.3%に当たる931000万足を輸出していた。

アジアが相変わらず世界の履物生産、そして消費の中心地である。

一方で、最大の履物輸入国は米国であった。米国は昨年、世界の履物消費の19.6%にあたる234000万足を輸入した。

ベトナムのバックパック・ハンドバッグ類の輸出も増加し続けており、ベトナムは世界で第5番目の生産国となっている。

2017年、ベトナムからのバックパック・ハンドバッグ類の輸出額は33億ドルと推計されている。これは世界全体の生産量の5.5%にあたるが、中国の輸出量と比較するとおよそ7分の1でしかない。

Diep Thanh Kiet副会長は、アジア諸外国や外国直接投資(FDI)の企業と比べると、ベトナム国内の履物・ハンドバッグメーカーの最大の問題点は管理と生産における技術導入の遅れだと話す。

国内メーカーの労働生産性はFDI企業の6割から7割程度にしかならない。 国際的ブランドは世界的なサプライチェーンを駆使する傾向にあるが、多くの国内メーカーはそうしたサプライチェーンに組み込まれていない。加えて、ベトナム国内の人件費は高騰しつつあるとKiet副会長は述べた。

発注側は商品の価格に介入するのみならず、原材料のトレーサビリティや生産機材の供給企業にまで介入の度合いを徐々に高めつつある。

ただし、発注企業にとっては、納品までにかかる時間、製品に関する機密の保持、導入技術、原材料供給の優位性などが製造企業を選択する際に優先的に考慮される条件となっている。



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最終更新:2018年01月25日13:36

ベトナム:新イベント「ショップ・アンド・ストア・ベトナム」を3月末に開催(後)

(前編より)



Q:ショップ・アンド・ストア・ベトナム」のコンセプトとミッションは何でしょうか?

 

A: 我々は豊富なコンテンツ配信と、会議と展示会の組み合わせによってこの業界を360度展望することに焦点を当てた、新しいコンセプトの国際会議展示会を立ち上げようと考えています。

ショップ・アンド・ストア・ベトナム」では、小売テクノロジー、金融ソフトウェア、店舗管理システム、ケータリングや接客機器、プロの小売サービス、eコマースシステムなどの領域において、世界一流のソリューション供給業者を集める予定です。

この展示会はまた、ビジネスミーティングの場であり、フランチャイズブランド各社が起業家、投資家や、ワールドクラスのフランチャイズチェーンや小売ブランドに参画したいと考える潜在的なバイヤーと出会うことのできるハブ拠点となるようデザインされています。

この展示会で出席者は、15以上の国や地域から100社以上の企業の代表者と面会する機会を得られることになります。

同時に「ショップ・アンド・ストア・ベトナム」カンファレンスでは、プロ、アマ双方の専門家からの有益なアドバイスやヒント、投資家向けの現地情報、地元のビジネスマン向けの最新トレンド紹介や、シンプルですが最も効果的なネットワーキングなど、独自のラインナップが用意されています。

その他数多くの有意なイベントが準備されており、例えばキャッシュレス社会の流れに沿った将来の店舗形態として、「デジタルスーパーマーケット」のデモンストレーションなどがあります。

 

Q: 商機を追い求めている新規ビジネス参入の候補者に対し、何かアドバイスはありますか?

 

A: ベトナムの消費者産業は、安定的にプラス成長を続ける見込みです。「ASEAN connected 2016」という調査レポートによると、HSBCは東南アジアの中でベトナムの中流階級層の増加率が最も早く、2012年には1200万人であったのが、2020年には3300万人に達すると予測しています。

豊富な若年層や急速な都市化、雇用、ビジネス、所得の機会増を伴う経済の開放化などを背景に、消費者支出は増加し続けています。この増え続ける消費者需要に対応するために、事業を開始または拡大するのに、これまでにない絶好のタイミングが訪れているのです。



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最終更新:2018年01月24日13:01

ベトナム:新イベント「ショップ・アンド・ストア・ベトナム」を3月末に開催(前)

人口の都市集中と国内消費の増加に伴い、ベトナムはフランチャイズや小売ビジネスの商機に溢れている。

こうしたトレンドに対応するため、アセアンにおける大手イベント企画会社であるタイのReed Tradex社は、小売やフランチャイズ事業の新しいビジネスモデルを紹介する「ショップ・アンド・ストア・ベトナム」という国際会議展示会を開催しようとしている。Reed Tradex社のSuttisak Wilanan副社長は、このイベントに関していくつかの見通しを示した。

 

Q:ショップ・アンド・ストア・ベトナム」のアイデアはどこから生まれたのですか?

 

A: ベトナムが消費者ビジネスにおいて幅広く国際社会を受け入れ続ける中で、多国籍の小売企業やフランチャイズ企業は、この市場に浸透するために積極的な取り組みを行ってきました。彼らは、人口の60%を30歳未満が占め、市場規模も大きく若年層が厚いこの国に魅力を感じています。

ベトナム商工省の統計によると、2007年から2016年の間に、164の外資系フランチャイズ企業が201のブランドをベトナムに持ち込みました。そのうち食料や飲料のフランチャイズが40%を占めます。

一方で先手を取って優位に立つ地元の小売業者であっても、より激しさの増す競争に向け、手を尽くす必要があります。それには単に商品が手頃な価格で高品質であれば良いという訳ではありません。

消費者市場における急激な変化に鑑みると、フランチャイズ企業や小売業者にとって今、テクノロジーが競争を勝ち抜く上で重要なポイントとなっています。

今回のイベントは、市場からの要請によって実現しました。Reed Tradex社では、ベトナムの小売業およびフランチャイズ業の調査を開始し、特にフランチャイズ業は決して目新しくはないものの、まだ十分な開発余地があることが分かっています。

 

Q: フランチャイズ加盟店に名乗りを上げようとしている事業者は皆、次のような同様の疑問を抱いているようです。フランチャイズ事業の成功はどのように保証されるのでしょうか? フランチャイズ本部とその加盟店の関係性において、最も重要な点は何でしょうか? トレーニングやサポートはどのように行われますか? この投資には価値があり、マーケティングは効果的に機能するでしょうか?

 

A: 小売業やフランチャイズ業は将来有望ですが、この事業を発展させるために必要な実務知識を得られるような機会はほとんどありません。 これらの業界におけるビジネスチャンスと課題に対応するため、Reed Tradex社では国際会議展示会である「ショップ・アンド・ストア・ベトナム 2018」(SSV18)を企画し、ビジネスを包括的に拡大しようとしている、あらゆる企業のニーズに対応することを決めました。第1回は、201832830日にホーチミン市で開催する予定です。



(後編につづく)



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最終更新:2018年01月24日12:11

ベトナム:国内市場への参入を狙う外資コンビニエンスストア

巨額の投資と、あらゆる好み、年齢、収入レベルに対応する品揃え、そして年中無休のサービスでコンビニエンスストアはベトナムの飲食マーケットに新たな波紋を呼ぶことになるだろう。

コンビニはベトナムの小売市場では最も「若い」業態で、また若い客層をターゲットとしている。ベトナムは世界でも最も若年人口の多い国のひとつである。

2017年、日本のセブンイレブンは南部ホーチミン市に進出し、ベトナムの小売市場を揺るがした。

今年は韓国のGS RetailGS Group)が119日、ホーチミン市にコンビニエンスストアGS25の第1号店を開店する。同社は2年後には首都ハノイに拡大し、今後10年間で全国2500店舗の開業を目指している。GS253年後にはベトナムでもコンビニ最大手のひとつとなるだろうとの自信を示している。

GS25ベトナムのYun Ji Young社長によると、同社の28年の経験を活かし、メコンデルタ地域のロンアン省に開設した生鮮食品加工工場からGS25の各店舗に商品を供給する。韓国人料理専門家をベトナムに招き、ベトナム市場で韓国製品の開発を行うという。

韓国のファッションアクセサリーのコンビニエンスストア、Ilahuiもベトナムで今後5年間に200店舗の開業を目標としている。

日本のファミリーマート、ミニストップ(イオングループに属する)、米国のサークルK、シンガポールのShop & Goなど初期に進出した大手コンビニエンスストアチェーンは順調に店舗数を拡大している。現在、サークルK250店舗、Shop & Go108店舗を擁する。

ホーチミン市の市場調査会社Decision Labによると、コンビニエンスストアの2017年第3四半期の売り上げは45000億ベトナム・ドン(2250億米ドル)に達し、前年同期比で66%増であった。

2020年までに、コンビニエンスストア1店舗当たりの人口は17,815人となると予測されている。

 

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最終更新:2018年01月23日06:04

ベトナム:JD.comがTikiの主要株主に           

中国のJD.com Investment116日、ベトナムのB2Ceコマースプラットフォーム大手Tikiの戦略的買収を行い、主要株主のひとつになると発表した。

JDTikiとマーチャンダイジング、輸出入、ロジスティック、テクノロジー、資金調達、運営など様々な分野で連携していくという。

Tikiの創設者、Son Tran CEOは、「弊社が成長の新たな局面を迎えるにあたり、中国で最も信頼されるオンライン小売企業JD.comとパートナーシップを組むことを喜ばしく思う」とのコメントを発表した。

JDTikiは消費者の心を掴み市場シェアを拡大していくという事業理念を共有している。創業以来、Tikiは最上級の本物のショッピング経験と速やかな配送を実現することに注力してきた。JD.comが実現してきたユーザー体験、調達、ロジスティック、技術を考慮すると、JD.comTikiがベトナムでトップレベルのeコマースプラットフォームになるために、この上ない価値をもたらすことができる」とTran CEOは述べた。

JD2015年にインドネシアでの事業を開始し、2017年にはタイのCentral Groupと合弁企業を形成した。Tikiの買収により、同社の東南アジア事業にベトナムも加わることとなった。JDはこの買収により東南アジア市場でのシェアを伸ばしつつあるAlibabaAmazonに対抗することを目的としている。

JD.comは中国最大のeコマース企業であり、中国の小売企業で最大の売上高を誇る。

JD.comより以前には、TikiVNGSeedcom、住友、サイバーエージェント等からの出資を得ている。Statisticaによると、2017年のベトナムeコマース市場の市場規模は前年比16.7%増の21億米ドルであった。2020年の市場規模は37億米ドルに達すると見込まれている。

 

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最終更新:2018年01月22日12:01

ベトナム:2018年の履物・バッグ類の輸出目標額を200億ドルに設定

ベトナムは履物、バッグ、スーツケース類の2018年の輸出目標額を2017年の10-12%増となる195-200億米ドルと設定した。

先週ハノイで開催された会合で、ベトナム皮革・履物・ハンドバッグ協会(Lefaso)のNguen Duc Thuan会長は、この目標は昨年の好調な輸出実績と2018年の楽観的な市場動向予測を考慮すると非現実的なものではないと述べた。

また、同協会のPhan Thi Thanh Xuan副会長は、世界経済の明るい兆しと増加傾向にある消費需要で、輸出、投資に関してベトナム企業には好ましい条件が揃うと述べた。

Lefasoによると、皮革・製靴産業は前年比5%の成長が見込まれ、現地化率は55%を超える。履物類はベトナムの輸出品目として4位、ハンドバッグ類は10位に入る。

ベトナムの輸出業者がこの目標を達成するため、Lefasoは関連政策の決定過程に参画し、国内外からの投資誘致を行い、持続可能な発展を目指す。

また、Lefasoは貿易振興のためのイベント、ワークショップ、企業の管理能力向上のための訓練講座なども企画、実施する予定。

Lefasoの統計によると、2017年、皮革・製靴産業は米国の環太平洋パートナーシップ協定からの離脱にも関わらず、前年比10.7%増となる180億米ドルの輸出を達成した。

輸出額のうち、履物類が前年比12.8%増の1467000万米ドル、バッグ・スーツケースが前年比2%増の326000万米ドルを占めた。

2017年、ベトナムの履物類、バッグ・スーツケースの主要市場は米国、EU、中国、ドイツと日本であった。

また、2017年は付加価値製品の製造を行う企業の数が増加し、そのことが皮革・製靴セクター輸出額の増加に貢献したとThuan会長は述べた。

 

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最終更新:2018年01月22日10:41

ベトナム:偽装販売事件のKhai Duc社に厳罰

カイ・シルクブランドを所有するKhai Duc社には、規範違反や不正取引に対する厳粛な罰則が与えられる予定である。

密輸、商業詐欺および模倣品防止指導委員会の長を務めるTruong Hoa Binh副首相によって本件は発表された。

Binh氏は公安省、商工省、財務省やその他関連機関に対して違反について調査するよう命じた。

それに先立って商工省は、Khai Duc社の一連の違反事案について発表し、カイ・シルクのスキャンダルに関連する捜査用の資料を警察に提出していた。税関総局が発表した数字によると、2006年から2009年の間にKhai Duc社は中国やタイからファッション製品を輸入していた。しかしながら2009年以降は輸入を中止している。同社のベトナム国内の生産ユニットではファッション製品の生産や外部委託は行なっていない。代わりに同社は2012年以降、他店や家族経営の事業、その他の企業から製品を購入し、「Khaisilk®」、「stylised Khaisilk」、「Khaisilk Made in Viet Nam」などといったブランド入りラベルをつけ、全国の店舗で販売していた。

このスキャンダルは、昨年11月、ハノイで事業を営む人物が、同ブランドで購入した製品が実際は中国製であったというクレームをFacebookに投稿したことにより発覚した。

投稿によると、この企業はカイ・シルクのハノイ・ハンガイ店でカイ・シルクブランドのスカーフを60枚、それぞれ64万4000ベトナム・ドン(28米ドル)で購入している。しかしながら、スカーフの中の一枚には「Khaisilk Made in Viet Nam」と「中国製」の二枚のタグがつけられていたという。

投稿者が残りのスカーフを調べたところ、「中国製」のタグが取り除かれていたことが発覚した。

カイ・グループのHoang Khai会長は後に、スカーフが実際には中国から輸入されていたことを告白した。

このスキャンダルに加え、同社は模造品取り扱いの刑法にも違反していた。同企業が販売するシルク製品のサンプルを調査したところ、製品の情報ラベルには100%シルクで作られていると記載されているにも関わらず、シルクの成分は一切含まれていなかった。

またKhai Duc社で使用されていたインボイスのいくつかは税務機関が発行・管理したものではなかったことから、同社では税金・インボイス管理法にも違反している。

さらに、支店数店舗に納入された商品と同社の会計データの間に大きな誤差があることも監査人が発見した。これについて、Khai Duc社のマネージメントは理由を説明できていない。

同社製品の中には規制を満たす成分が含まれておらず、ブランドをつけられていないものもあった。

また同社のウェブサイトも誤った情報を消費者に対して提供している。Khai Duc社では、どこから仕入れたのかわからない商品も多く販売されていた。

カイ・シルクは30年以上の歴史を持つ、有名な高級ブランドである。このスキャンダルは多くの顧客に衝撃を与えた。

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最終更新:2018年01月20日06:01

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