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ベトナム:繊維・アパレル製品の輸出成長を促進(前)

ベトナムの繊維・アパレル産業は、ますます激しい競争と世界の地政学的変動、特に貿易保護主義の高まりにもかかわらず、2018年の総輸出収益が約361億米ドルとなり、年間推定で20億米ドル増となった。

その結果は、企業による市場の探求および拡大、高度な技術の適用による製品の品質の向上、そして競争力の向上における企業の絶え間ない努力を示している。

 

安定した発注元

ベトナムのアパレル生産会社が獲得した注文の数は膨大で、労働者にとって安定した仕事と収入を生み出している。Hung Yen縫製(Hugaco)社のNguyen Xuan Duong取締役会長によると、同社はバングラデシュ、カンボジア、インドネシアおよびインドとの厳しい競争にもかかわらず、2018年に約31000万米ドルの輸出収益を記録し、年間予想を8%上回った。

Duong氏は、Hugaco社の子会社も、4月末まで、さらには20196月末までに製品の大量注文を獲得していると述べた。しかし同氏は、中国とアメリカ間の貿易戦争のベトナムの繊維・アパレル業界への影響について懸念を表明した。

ベトナム南部のドンナイ省最大のアパレル会社の1つであるDong Nai縫製(Donagamex)は2018年に10%以上の成長率と7000万米ドルの輸出収益を記録した、と発表した。Donagamex社のBui The Kich代表取締役によると、同社は確立された市場を維持し、生産性を高め、競争力を確保するための最新技術への投資を含む、新市場拡大のための複数の解決案を実行した。

Donagamex社は2019年第2四半期末までの受注を受けており、世界市場からの前向きな兆候とベトナムの包括的及び先進的な環太平洋パートナーシップ協定(CPTPP)への参加している事に注目し、繊維・アパレル産業は2019年、受注不足になることはないとKich氏は言う。

ベトナム繊維公団(Vinatex)のCao Huu Hieu事務局長は、2018年のベトナムのアパレル産業の輸出収益は2017年比で16.1%増の361億米ドルと推定されていると発表した。多くのアパレル企業はすでに2019年の第2四半期末までおよび2019年全体の受注を受けている、とHieu氏は述べた。

ベトナムは長年、米国市場への有力なアパレル製品輸出国の1つであり、ベトナムは中国に次いで米国のアパレル輸入業者にとっての2番目の選択肢であった。その一方で、バングラデシュやカンボジアなどの他の競合国は、生産国の条件を満たさずとも関税優遇措置が提供されているため、ベトナムはまだEU市場では他の競合国と競争することができていない。将来、ベトナムがEU-ベトナム自由貿易協定(EVFTA)を活用できるようになれば、徐々にEU市場に浸透することができるだろう。

ビンズン省繊維協会のLe Hong Phoa会長は、2018年の同省における地元のアパレル企業の事業状況は非常に前向きであり、ほとんどの企業が生産目標を達成していると述べた。同省のアパレル産業の総輸出収益は、2017年比16.8%増の26.5億米ドルに達した。これは、企業が機会を捉え、市場経済の変化に順応していることを示している。特に、多くの米国と韓国からのアパレル輸入業者はベトナムに発注している。



(続きは後編へ)



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最終更新:2018年12月27日

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