インドシナニュース

べトナム:繊維・アパレル輸出が今年350億米ドルに達する見込み~VITAS会長に訊く(前)

繊維・アパレル産業の昨年の輸出額は310億米ドルに達し、前年比で10%以上の増加となった。

ベトナム繊維協会(VITAS)は今年についても増収となる数多くの要因があるため、輸出額は340350億米ドルに上ると考えている。

VITASVũ Đức Giang会長はベトナムニュース紙のXuân Hương記者に対し、アパレル業界の競争力強化と製品価値向上に向けた取り組みについて語った。



XH記者:今年のアパレル産業の輸出見通しについて、どのようにお考えでしょうか?

Giang会長:繊維・アパレル産業における今年第1四半期の輸出高は約80億米ドルで、前年同期比で13.5%も増加しました。これは、第1四半期として過去4年間で最も高い成長率です。

また、第2四半期の輸出高は85億米ドルになると予想しており、上半期の輸出売上高は昨年同期比で14%増加すると見ています。

我々はアパレル業界の年間輸出高が340350億米ドルにも達すると信じていますが、そのように確信するには、次の3つの要因があります。

第一に自由貿易協定、特に環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTPP)が、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなど、以前は我々の市場シェアが非常に小さかった市場に浸透していく原動力となることが予想されています。

第二に、20192020年にも発効すると予想されているベトナム・EU間自由貿易協定も、国内外の投資家が主要分野や糸、織物など供給不足に陥っている分野に投資することを促進することが期待されています。

織物や投入原材料の生産への投資が促進されれば、自由貿易協定からより大きな利益を引き出すことが可能となります。すなわち、投入原材料を増産することができれば、生産方式をFOBからODM(委託者のブランドで製品の設計・生産まで取り込む方式)に切り替えて、付加価値や競争力を高めるという開発戦略に積極的に取り組むことができるのです。

第三はテクノロジーです。

現在我が国の製造業者は技術部門、特に第4次産業革命テクノロジーに注力して投資しています。繊維、染色、糸産業では、多くの最新機械や設備を保有しています。

23人の労働者に置き換わることが可能な機械は、労働生産性を高め、納期短縮に役立つことによって、価格競争力強化に寄与します。

我々はまた、ODM製品の製造を容易にするために、3Dデザイン・ソフトウェアに投資しています。製造業者は環境に配慮し、労働者や消費者にとって安全な環境を提供するために、工場や施設に多額の投資をしています。

これらは、ベトナム製品の魅力向上とアパレル産業に対するバイヤーの評価に良い影響を与える要因となっています。



(後編につづく)



ベトナム ジャンル:
最終更新:2018年05月02日

このページのトップへ戻る