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繊維業界、10ヶ月間の輸出金額が第1位となる

  繊維業界は、ベトナムの輸出業界の中で重要な位置を保ち、10ヶ月間の輸出金額は117億USD、2010年同期比29.4%増となった。

  このような輸出金額の上昇の背景は、安定的なオーダーがあったこと、それも、特に金額の高い品目が多かったためである。2011年初めから現在まで、毎月の繊維輸出金額は平均10億USD以上であった。7・8月は平均金額15億USDとなった。

  その他、繊維輸出市場は、東ヨーロッパからアジアへと移動傾向である。中でも、ベトナムは、多くの繊維輸出業者が集まり、ベトナムの経済開放政策と共に、繊維業界輸出の道筋を作った。

  繊維業界の国際的な専門家であるEnrico Ottolini氏は、「東ヨーロッパから、アジア各国へ繊維生産の場を移動する傾向が非常に増えており、将来的に増加傾向だろう。現在、中国は世界のアパレル製品70%を供給しているが、徐々に減少している。ベトナムのような繊維製品輸出国が生産輸出規模を拡大する最大の機会である。」と話している。

  東ヨーロッパから生産地移動傾向以外に、台湾・香港・韓国・シンガポールなどのアジア地域の労働者不足が原因して繊維生産が減少したため、ベトナムのような労働力の豊富な地域へと移動した。

  典型的な例として、韓国は、人件費が高騰したので、一般的なアパレル製品はベトナムで生産地を移転させた。同時に、韓国へのアパレル製品輸入は増加した。2011年9ヶ月間も経済危機があったものの、韓国はベトナムからアパレル製品を継続的に輸入しており、輸入金額6億USD、2010年同期比145%増となった。台湾市場の輸入金額は、1億5000万USD・28%増、香港市場の輸入金額は4700万USD・60%増となった。(2010年同期比較)

  通産省によると、アメリカ・EU・日本などの既存市場以外に、ベトナムは2011年10ヶ月間に、アンゴラ・ニュージーランド・キューバといった新規市場にも進出した。この3つ市場合計輸出金額は1200万USD以上となった。

  2011年10ヶ月間、ロシア・中国・インド・タイなどの市場への輸出額は、2010年同期と比較して60~135%と非常に上昇した。それらの輸出市場からの輸出金額は、数年前まで繊維輸出総金額の10%であったが、現在その割合は20%へ上昇している。

  SaiGon貿易縫製会社(GARMENT SAIGON)のNguyen An氏は、「ベトナムの繊維製品輸出が厳しい市場と言われているアメリカ・EU・日本へ進出したので、その他の市場への輸出は問題ない」と話した。

  現在の問題は、その市場の需要や、消費スタイルに適応する品目を選び、値段を調整することである。その他、アジア共同市場といわれる2015年時点にかけて、ベトナムの繊維製品の輸出機会は増えていく。その頃には、輸入関税は0%適用され、シンガポール・マレーシア・タイ製などの品物がベトナムに輸入しやすくなり、ベトナム製の品目も、アジア全地域へ輸出されやすくなる。

  近年、ベトナム繊維業界は、輸出金額の目標を突破し、特に経済危機の期間に輸出が上昇した。(2009年には繊維輸出金額91億USD、2010年には105億USD、2011年には繊維輸出金額135億USDに達する予測である)。ベトナム各企業は、東ヨーロッパ・北アメリカ・中部アメリカ・南アメリカ等の生産地移動傾向の際に、発展機会を得ようと努力し、同時に、キューバ・ニュージーランド・ブラジル・南アフリカ・インド等という新規市場への輸出先を開拓した。

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最終更新:2011年11月05日

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