インドシナニュース

2017年11月 のニュース一覧

ベトナム:Online Friday 2017の売上予想額は2億2000万ドル

121日に予定されているOnline Friday 2017の主催者である商工省下のベトナム電子商取引・情報技術庁(Vecita)は、1500億ベトナム・ドン(22000万米ドル)の売り上げを予測している。

電子商取引・情報技術庁のLai Viet Anh副長官は1127日にハノイで開かれた記者会見で、1300以上のウェブサイト、3000企業以上がOnline Fridayへの参加登録済みだと述べた。

「ベトナムのeコマース分野そして消費者コミュニティで今年最大のイベントである今回のOnline Fridayでは、商品サービス検索人数2000万人、アクセス300万件以上、取引成立100万件を目指す」と副長官は述べた。

開催委員会ではセール前に商品価格が吊り上げられることのないよう、Online Fridayで提供される商品の価格を厳格に確認したと述べた。今年、主催者は製品の公示価格、現在の市場価格、Online Fridayでのセール価格を含む製品情報を公開する。セールでは純正品、割引価格、送料無料を保証している。

121日— 3日まで、ホーチミン市ではBigOffイベントも開催される。

現在、50ブランド以上このイベントへの参加を登録し、3000点以上の出品が見込まれている。

Online Fridayは政府の承認を受け、2014年以来毎年開催されている。

昨年のイベントには3000企業が参加し、1兆ベトナム・ドンを超える売り上げを記録した。37万点を超える商品がセール価格で提供され、イベント期間中のアクセスは2400万件に達した。



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最終更新:2017年11月30日14:30

ベトナム:国内企業のファストファッションに対する課題

ベトナム繊維協会(VITAS)によると、ベトナムのアパレルメーカーは新技術を取り入れ、世界的に高まるファストファッションのトレンドに対応していかなければならないという。

1123日、ホーチミン市で開催された『ベトナムのアパレル産業はファストファッションに対応できているか?』と題されたセミナーでベトナム繊維協会(VITASNguyen Thi Tuyet Mai副会長が講演し、ファストファッションの分野が過去数年間で急速に成長を遂げていることを説明した。

持続可能性という点でファストファッション製品にはいくつかの問題が残っているものの、消費者の人気は爆発的に高まっているという。

ファストファッションとは、大量消費市場を手がける小売業者が、低いコストでファッション性の高いデザインを安価な衣料品やアクセサリーに素早く取り入れることを言う。

「ファストファッション」という言葉が示すように、スタイルは従来通りの四季シーズンではなく、週ごとに発表されていく。

シンガポールに拠点を置くアパレル産業のテクノロジー企業、ThreadSol社のSaurav Ujjain東南アジアビジネス部門長によると、スタイルは世界的に年平均成長率17.9%の割合で増加しているという。

ファッションブランドの多くがファストファッション戦略に移行しており、多様なバラエティ、少量生産、短納期の需要が高まっていると同氏は説明した。

それが故、アパレルメーカーには生産過程のスピードアップに対する強いプレッシャガーがあるという。

ベトナム企業は外部委託契約の形式を長らく採用してきたが、多くの企業がファストファッションの外部委託で問題に直面するだろうとMai氏は述べた。

若年の人口層が大きいこと、そして所得が高まっていることから、多くの主要国際ファッションブランドが近年ベトナム市場に参入している。

そのため、ZaraH&MTopshopMangoといったブランドが競うようにして国内に多くの店舗を開店させていると同氏は述べた。

ZaraH&Mといったアパレルファッションブランドのニーズを満たし、競争の激しいファッション業界で先手を打つべく、メーカーは新しい生産技術を取り入れ効率と生産性を高めなければならないのです。」

セミナー期間中、ThreadSol社はベトナムのアパレル産業向けに同社が提供している新技術のソリューションを紹介した。これには材料管理のモデルも含まれている。

ソリューションにはintelloBuyを使った正確な生地の購入からintelloCutを使った生地裁断の緻密なプラニングまで含まれており、売上や利益の増大という点でメーカーのサポートを行うとUjjain氏は説明した。

Mai氏によると、ベトナムのアパレル産業は2010年から2015年にかけて大幅に成長しており、年間17%のペースで拡大しているという。

今年9ヶ月間の繊維・織物製品の輸出は230億米ドル規模になっており、対前年ベースでは9.3%の成長となっている。年間の数値は305億米ドルを超える見込みであると同氏は述べた。

Golden Lion Workwear社のDo Huu Thanh社長によると、同社は世界中の750顧客向けに毎月少なくとも200種類のデザインを生産する必要があり、各注文を15-30日の期間で完成させなければならないという。

生産を正確に計画し廃棄率を最小化する技術を取り入れなければならないと同氏は説明した。

2017年ベトナム国際繊維・アパレル産業展示会に合わせてVITASThreadSolが開催した本セミナーではパネルディスカッションも行われ、メーカーが品質やコストで妥協することなく、商品をタイムリーに提供するための技術やベストプラクティスを取り入れることで、ファストファッション市場に順応していく方法についても論じられた。



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最終更新:2017年11月30日11:13

ベトナム:1月から10月までの履物輸出13%増加

今年年初から10月までのベトナム製履物の輸出金額は1182000万米ドルに達し、昨年同期比で13%増加した。

インドネシア向けが最高の伸びを見せ53%の増加、以下、シンガポール(45%)、ハンガリー(34%)、インド(33.7%)、ポーランド(33%)と続く。

ベトナム革製品・履物・鞄協会によれば、履物産業の生産は対昨年比で5%成長し、履物と鞄の輸出金額は対昨年比で10%伸びて、180億米ドルに達するという。

ベトナムでは、革製品、履物、鞄の輸出を2020年までに240-260億米ドル、2025年までに350-380億米ドル、2035年までに500-600億米ドルにしたいとしている。

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最終更新:2017年11月29日17:39

ベトナム:ホーチミン市のロシアンマーケット

近年、ホーチミン市の中心部に数々のロシアンマーケットが出現している。こうしたマーケットでは木製の人形やロシアの土産物、暖かいロシアの衣料品などを販売している。

1区のVo Van Kiet通りにあるロシアンマーケットは2009年に始まった。2000平米、3階建の建物には衣料品、履物、バッグ、家庭用品などを販売する200ものブースがある。

製品は手頃な価格で品質も確かである。マーケットにはたくさんの客が訪れるが、その多くがロシア人である。

このマーケットで商店を開いて8年以上になるLuu Thi Ngaは、マーケットはいつも賑わっていると話す。多くのロシア人ディーラーがここで購入した商品をロシアで売っている。

「ロシア人には寒冷地用衣料品が一番人気がある、ロシアの冬は長いから」と彼女は話す。

ロシアンマーケットの取締役を務めるVu Anh Duongは、このマーケットの商店主はロシアで留学したり、働いたりした経験のあるベトナム人がほとんどだと話す。

ロシア人以外にも、このマーケットにはマレーシア、日本、韓国、英国、米国などの客が訪れる。海外への出張や旅行で寒冷地用の洋服が必要になったベトナム人も訪れる。

「食品や土産物、ロシアから輸入された衣料品などを販売するセクションもある。マーケットはベトナム人とロシア人の文化交流の場となっている」と彼は話す。

3区のVo Van Tan通りThe Russia Shopはホーチミン市のもうひとつのロシアンマーケットである。ロシアの土産物マトリョーシカ人形、チーズ、黒パン、お茶などの食品が販売されている。

商店を経営するLe Thi Thu Huongは、ロシア人の客が多く、毎日メールや電話で数多くの注文を受けていると話す。「ソース、サラダドレッシング、缶詰、魚、チョコレートなどの食品が特に人気がある」

ロシア商品はロシアンマーケットに加え、ホーチミン市の多くのスーパーマーケットで取り扱われている。



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最終更新:2017年11月29日16:21

ベトナム:競争力を高める外国ブランド(後)

(前編より)



自信

市場で頭角を表した国内ブランドの自信は揺らぐことなく、国際的な競争の新しい波に乗ることができると考えている。

Boo Fashion Trading社のDo Viet Anh社長はViet Nam Newsに対し、外国ブランドのベトナム市場への参入の波は国内のファッション業界にある程度の影響を及ぼすだろうが、比較的短期間なものであるだろうと語っている。

長期的には、こうした競争がベトナムのファッション市場に良い刺激を与える機会となる。人々のショッピング習慣を、非ブランド製品からブランド製品に向かわせるきっかけとなるだろうと同氏は述べた。

外国ブランドの迫りくる存在が消費客に国内商品と国際的なファッション製品を比較するきっかけにもなり、一流ベトナムブランドが決して劣るものではないと気付かせるだろうとAnh氏は説明した。

Boo Fashion Trading社とはターゲット層が異なる、NEMファッションのNguyen Tiepマーケティング部門長も同様の見解を持っている。

NEMファッションは競争力を向上すべく、顧客好みの商品ラインナップを充実させるビジネス戦略を取り入れる予定だとTiep氏はViet Nam Newsに語った。

また同社は店頭のカスタマーサービスを強化し、総合的な顧客満足度を高めていく予定でもあると言う。



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最終更新:2017年11月28日19:01

ベトナム:競争力を高める外国ブランド(前)

世界な有名ブランドの飛躍的な進出がベトナム国内のアパレル企業に競争のプレッシャを与えることはもはや避けられない事態であるが、長期的にはプラスの影響となるだろうと専門家が語っている。

ベトナムの消費市場は成長を続けており、その厳しい競争に伴って国内企業は生き残りをかけ、生産方法や商慣習を変えていくことになるだろう。

2000年代初頭以降、スペインのMango、イギリスのOasis、アメリカのGAPなど、中所得層をターゲットに据えた世界の有名ファッションブランドが続々とベトナムに参入している。

ここ数ヶ月では、スウェーデンのHennes & MauritzH&M)やスペインのファッション大手Zaraが進出を果たした。

オープニングで見せた盛況ぶりから見れば需要に見合っていることは明らかであり、国内企業は激しい競争を余儀なくされていくだろう。



変わらなければならない点

ベトナム繊維協会(VITAS)のDang Phuong Dung副会長はVietnam News Agencyとのインタビューで、国際的ブランドのさらなる台頭により、国内企業は全ての市場部門で商品の多角化を余儀なくされるだろうと語った。

外国ブランドは本当の需要に見合うものであるとBrand Finance Asia PacificSamir Dixit社長は言う。

消費者の需要と生産者の供給のギャップは、量や質、さらに美的感覚といった点でもますます拡大しており、外国ブランドが国内市場を乗っ取ることはもはや避けられないことであるとDixit氏は同社が発行する2016年版ベトナム50レポート中で説明している。

外国ブランドのベトナム参入により、現地産業は製品の品質管理を厳格化し、投資傾向を適切に変えていかなければならない。

国内の繊維メーカーのほとんどが、委託生産を主に引き受け、輸出製品を主力としていると同氏は言う。こうした企業は国内市場の大きな可能性にこれまで興味を持つことはなく、世界最大規模の繊維・縫製輸出国でありつつも大きな付加価値はつけてこなかったと同氏は述べた。



消費者の嗜好

繊維・縫製企業は、デザインやブランディング、流通ではなく、生産に特化する傾向にあり、新規参入企業と競争するためには即座に適応していかなければならない。

H&MZaraのグランドオープンの成功はマーケティングや広告の戦略によるところが大きいが、新しい流行やデザインが素早く、比較的安価に生産される「ファストファッション」がベトナムの消費者の嗜好として確立していたことによる所も否定することはできない。

若い人口と生活水準の迅速な向上により、ベトナムは国際ブランドにとって魅力的で肥沃なテリトリーとなっている。

こうしたブランドは、大規模生産による生産コストの削減により、幅広い市場向けの様々なジャンルの服を生産し平均的な価格で販売している。

ファッション業界では、資本やプロフェッショナリズム、マーケティング、カスタマーサービス、そしてオンライン販売といった点で、外国企業がベトナム国内の競合企業より頭一つ抜きん出ている。

H&Mの広報によると、 急速な経済成長、特有のセンスを持った流行に敏感な顧客層の規模、急増するショッピングモールといった、主な成長要因を特定しベトナム市場を調査するのに、同社は二年間を要したと言う。

国内企業はデザインに重点を置いた幅広い種類の質の高い商品を提供し始めており、顧客習慣を文化的な理解していると言うホームグランドの利点を享受することもできるかもしれない。

しかしながらベトナム小売業協会のDinh Thi My Loan会長が20177月にカンファレンスで語った通り、小売政策のリスクといった点で国内ブランドが国際ブランドの競合企業より競争力が弱いままであることは明らかである。

Loan氏によると、ベトナム国内には200以上の外国ファッションブランドが参入しており、市場シェアの60%以上を占めていると言う。

平均年間市場成長率15%-20%と言う高さから、世界中の主なファッションブランドがベトナムに高い関心を寄せていると同氏は述べた。



(後編につづく)



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最終更新:2017年11月28日11:29

ベトナム:eコマースが主流へ(後)

(前編より)



より高みへ飛躍

専門家らは、MSMEはこうした初期の成功に甘んじず、オンライン販売をさらに開発し、課題を克服する努力を続けなければならないと指摘した。

OSBTon氏は、企業はeコマースに対してどのように投資して収益を上げていくかについて、詳細な計画を立案する必要があると述べた。

MSME各社は自社の強みと弱みが何であるか、そして競合相手がどこなのかについて、明確に認識すべきです。eコマースに必要なサービスを提供するビジネスパートナー企業を見つけることも、企業がリスクを回避し、成功を収めるために重要です。」

さらに、「高スキル人材の育成が必要であり、また顧客からのすべての問い合わせに対し、24時間365日対応できるスタッフもいなければなりません。」と彼は言った。

「粘り強くあるべきです。誰もがすぐに成功するわけではありません。」

「一般消費者向けビジネス(B2C)モデルにeコマースを利用する場合は、23ヶ月で成果を上げることもできます。しかし対企業向けのB2Bモデルの場合は、36ヶ月かかる可能性もあります。」

Vit Anh氏は次のように述べた。「MSMEは創造的、かつ他の企業がすでに使用している古いビジネスモデルの枠外で考えていくべきです。彼らこそ、勇敢にeコマースという新しいビジネスモデルに取り組むべきなのです。」

「世界中のeコマースのビジネスモデルを研究し、優秀な人材を育成することが重要です。」

ShopeeKyaw氏は、(eコマースビジネスにおける)主要な課題として、現金以外の支払手段が普及していないことを挙げた。ベトナム人は依然として現金払いに固執しており、そのことが、取引中のキャンセル率が高いという傾向をもたらし、手間や費用を増加させているという。

2の課題として彼は、ベトナムの大きな国土を挙げ、ほとんどの地域をカバーし、遠隔地であっても効率を損なうことのない配送ネットワークをどのように拡充するのかについて言及した。

3の課題として、ベトナムにおけるeコマースとデジタル技術に対する全般的な認知が低いことが挙げられる、と彼は続けた。



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最終更新:2017年11月27日17:29

ベトナム:eコマースが主流へ(前)

人々がものを売買する際、実店舗よりもeコマースで行うことが主流となるなど、ベトナムではますます多くの人々が、eコマースによってビジネスを展開するようになっている。

多くの企業ではeコマースを運営することによってコストダウンを実現し、また世界中の人々とのビジネスをeコマースによってコントロールしている。

ベトナムのホーチミン市にある零細・中小企業(MSME)にとってeコマースは、国内外の市場においてビジネスを成功させるのに最も手軽な手段となっている。

インターネットとスマートフォンユーザーの急増に伴い、ベトナムではこの取引手法が人気を博している。

商工省が公表したeコマース白書によると、昨年インターネットを利用している人口の約65%がオンラインで買い物をしたという。

さらに実店舗で購入する場合であっても、来店前にオンラインで情報収集してからやって来るなど、消費行動にも変化が見られるようになっている。

企業側もまた、特に資本や人的資源が不足している小規模企業においては、eコマースから大きな恩恵を受けている。

OSB Investment and Technology Joint Stock CompanyTrn Đình Ton社長代理は、eコマースによって、企業はいつでも世界中どこにいても顧客にアプローチできるようになったと述べた。

eコマースはまた、伝統的な取引方法よりもコストが安いのです。」と彼は言った。

またMSMEがオンラインショッピング・プラットフォームを利用する場合、受注、支払、配送管理のサポートが受けられる、と同氏は続けた。

Shopee VietnamPine Kyaw常務は、「ベトナムのeコマースはまだ黎明期ですが、ベトナムのオンライン販売数は今後、今の4倍となる75億米ドルにも達すると見込んでいます。」と延べた

「中小企業によるeコマース導入によって、企業はより大きなユーザー層にアクセスし、ベトナム中の消費者にビジネスの対象を広げ、成長することが可能となります。」

商工省eコマース・デジタルエコノミー部のLi Vit Anh副部長は、「わが国では約20万の企業がeコマースを利用しており、そのほとんどがMSMEであると推定されています。」と述べた。

彼女はベトナムニュース紙に対し、eコマースは企業、特にMSMEが市場に参入し、競争力を強化するのに役立つ手段であると述べた。

MSMEにとってeコマースの利用は、ビジネスパートナーや投資家とつながり、競争力のある価格で市場に参入するための重要な一歩となります。」

MSMEに対して政府は、eコマースに関する知識と効果的な利用方法を習得するためのトレーニングプログラムを提供している。

商工省によると昨年末時点で約66%の企業が、社内にITおよびeコマース専任のスタッフを配置しているという。

 

eコマースがMSMEに翼を授ける

MSMEによるeコマースの利用法は多くあるが、最も普及しているのは、自社のウェブサイトを構築した上で、国内外のオンラインショッピング・プラットフォームと協業するというものである。一つの方法しか採用していないMSMEがある一方で、複数の方法を組み合わせているMSMEもある。

Phong Vân Trade and Production Investment Companyでは、自社のウェブサイトを立ち上げた上で、オンラインショッピング・プラットフォームと提携することにした。

またベトナムにある数多くのMSMEの一つであるファッションブランドLakaPhong Vânオーナーは、ますます競争が激化しつつある市場において、熱心に開発に取り組んでいる。

同社ではeコマースを利用した事業を拡大し始めてから2年で、オンライン販売により売上高が20%増加したと公表した。

同社のeコマースチームのNguyn Thế Phươngリーダーはベトナムニュース紙に対して、創業者は会社を設立しようと考えるのと同時に、eコマースを開発すべきとの考えを持ったと述べた。

大きなサポートが受けられるため、同社ではオンラインショッピング・プラットフォームに乗せることを選択した。

プラットフォームのShopee.vnは、新設企業のビジネスにとって重要となる、配送と迅速な代金回収についてのサポートを行っている。

オンラインショッピング・プラットフォームとの提携は、プラットフォームの宣伝だけでなく、その売り手も広告が出せることが有益であったという。

eコマースはベトナムにおけるMSMEの発展に重要な役割を果たしました。特にブランドの創設と開発など、我々に多くの便益をもたらしたのです。」

Bách Coffee Companyは厳しい選択をしたものの、その努力が実を結び始めた企業である。

ベトナムのコーヒーを世界市場に届けることを夢見て、同社のオーナーは3年前に思い切ってAmazonと仕事をすることにした。

Tôn N Diu Tho副社長はベトナムニュース紙に対し、ウェブサイト掲載後にますます多くの顧客や投資家が工場を訪問し始めたと述べた。

彼女は収益の伸びが期待通りではないことを認めているものの、eコマースによって中小企業でさえ外国市場に参入が可能となることについて、彼女と同僚に強い信念が育まれたと述べた。

Hoa Lư Fine Arts and Handicrafts Companyは、自社のウェブサイトを開設する一方で、多くのオンラインショッピング・プラットフォームにおいても販売を行っている。

同社のTú Anh副社長は、同社は長年にわたってeコマースを開発し続けることによって、オンラインでの販売を通じて多くの国々のビジネスパートナーや顧客を見つけることができたと述べた。

Lazada VietnamPhm Thông CMOは、オンライン販売は避けて通れない流れとなっていると述べた。

同氏は出店企業とオンラインショッピング・プラットフォームの協力関係について、MSMEはこうしたプラットフォームとタイアップすることによって、多くのツールが利用可能となると述べた。

 

(後編につづく)



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最終更新:2017年11月27日16:55

ベトナム:アオザイの永遠の美を讃える新たな映画

ベトナム女性の伝統的衣装であるアオザイの永遠の美しさが、今日全国で封切られる映画Cô Ba Sài Gòn The Tailor)のインスピレーションとなった。

1960年代のサイゴン(ホーチミン市の旧称)を舞台に、映画ではThanh Nuという仕立屋のオーナーThanh Maiと彼女の傲慢な娘Như Ýの物語が展開する。母は娘に9世代にわたって続いてきた家業であるアオザイの仕立屋を継ぐよう説得しようとするが、デザイナーでもあるNhư Ýはアオザイを旧弊なものと考えている。彼女は西洋式の衣服にしか興味がない。

物語の舞台は48年後、2017年に移る。Như Ýは年を取り、太ってアルコール依存で、かつては有名でエレガントな店舗だったみすぼらしい家に住んでいるが、立ち退きの危機に直面している。若い1960年のNhư Ýと年老いた現在のNhư Ýは口論し、店が衰退したことをお互いのせいにしようとする。その時初めて、傲慢な若いNhư Ýはアオザイの美しさに気づく。彼女はアオザイを作ることで傾いた家業を復興させる決意をする。

過去と現在のサイゴンの生き生きとしたファッション文化が映画の背景となっている。加えて、1990年代に有名であったDiễm MyThủy Hương、ベトナム映画の若い世代を代表するNinh Dương Lan NgọcDiễm Myなど、ベトナムの映画界を代表する複数の女優が出演している。

38歳の女優で映画監督のVânがプロデューサーの一人である。彼女はハリウッド映画にも出演しており、Will SmithJoel EdgertonEdgar Ramirezと共演したBrightCrouching Tiger, Hidden Dragon、そしてMichelle YeohDonnie YenJason Scott Leeと共演したSword of Destinyなどが代表的な作品である。近日公開予定の「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」ではレジスタンスの射撃手を演じている。

さまざまな才能にあふれる彼女はこの映画を通じてベトナム文化の一部であるアオザイを世界に届けたかったと話す。

「映画では仕立屋のオーナーであるThanh Maiが娘のNhư Ýに『アオザイは家業の源泉』と伝えていますが、アオザイはベトナム文化の、そしてこの映画の源泉なのです。ハリウッドで積んだ経験も活かし、ベトナム映画の発展に貢献したいと願っています」と彼女は話す。

アオザイの仕立屋を演じ、伝統的ドレスの真髄を表現するにあたり、Vânと数名の女優はホーチミンでアオザイ博物館をオープンさせたデザイナーのSĩ Hoàngのもとで勉強をした。

映画で女優らが着たドレスはもう一人のプロデューサーであるホーチミン市のデザイナーThủy Nguyễnがデザインした。

ベトナムでの公開前に、The Tailorは先月韓国で開催された第22回釜山国際フィルムフェスティバル2017の「アジア映画の窓」部門に出品された。

映画は英語字幕付きベトナム語の上映で、全国の映画館で観ることができる。



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最終更新:2017年11月25日18:10

ベトナム:国際繊維産業展示会VTG2017がホーチミン市にて開催中

ホーチミン市で1122日に第17回ベトナム国際繊維縫製産業展示会(VTG2017)が開幕し、繊維・縫製産業関連のさまざまな機材やビジネス支援システムが展示されている。

ベトナム国際繊維アパレルアクセサリ展示会も同時に開催されており、オーストラリア、バングラデシュ、中国、香港、インド、韓国、マレーシア、ニュージーランド、シンガポール、スウェーデン、スイス、台湾、タイ、トルコ、ベトナムなど17ヶ国・地域の400企業による計450のブースが開設されている。

サイゴン展示会議場の12000平米の会場で1125日まで開催されるこれらイベントは、繊維縫製セクターのバリューチェーンを網羅するものとなっており、繊維アパレル加工機械、ミシン、デジタルプリンティング機材、染色機材、アクセサリー、ファイバー、フィラメント、糸や布地などが展示されている。

展示会と並行して様々な課題への解決策を共有するためのセミナーも開催される。ベトナムの自由貿易協定を見据えた取り組み、縫製産業のファーストファッションへの対応、「トランプ時代」の海外発注などのタイトルが予定されている。

ファイバーから繊維に至るまでのベトナム縫製産業の全体像に関して、あるいは中国の一帯一路イニシアチブのベトナム繊維・アパレル産業への影響等のプレゼンテーションも予定されている。

これら展示会はViet Nam National Trade Fair & Advertising Joint Stock CompanyVINEXAD)と、Yorkers Trade & Markething Service Co. Ltd の主催、広東縫製機械商業会議所、香港アパレル機材協会、Paper Communication Exhibition Servicesの協賛により開催されている。

繊維縫製製品はベトナムの主要輸出品のひとつである。

ベトナム関税総局によると、20171月から10月までにベトナムは前年同期を9%上回る2143000万米ドルの縫製製品を輸出している。米国、日本、韓国への輸出が好調な伸びを示している。

12月末までの輸出額は昨年を10%上回る310億米ドルに上ると見込まれている。



 

 

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最終更新:2017年11月24日16:53

ベトナム:皮革・履物産業がEU向けの輸出を拡大

ベトナムの皮革・履物製品の輸出業者はEU・ベトナム自由貿易協定の原産地規則を遵守し、EUの貿易障壁とアンチ・ダンピング措置に対抗する準備をしなければならないと、17日、ホーチミン市で開かれたセミナーで講演者は語った。

この講習会は2019年のEV-FTA施行時に輸出業者がメリットを享受できるよう、商工省と欧州貿易政策・投資支援プロジェクト(EU-MUTRAP)が開催した。

ベトナム皮革・履物・ハンドバッグ協会(Lefaso)の副会長兼総書記のPhan Thi Thanh Xuan氏によると、EV-FTAにより関税率が引き下がり、その他の貿易障壁も撤廃されるため、輸出量は増加する見込みであるという。

しかしながらベトナムの皮革・履物製品メーカーや輸出業者は同時に、困難にも立ち向かわなければならない。EUの要件を満たすには、ベトナムの事業は技術と生産過程を改善し品質の高さを確保しなければならないのである。

国内の皮革・履物メーカーのほとんどが外国資本であるため、地域主体の企業は市場シェアを増やすために競争力を高めなければならなくなる。

EV-FTAを最大限に活用するためには、輸出業者はEV-FTAの原産地規則を遵守しなければならないと商工省輸出・輸入局原産地課のVuong Duc Anh次長は説明した。

EV-FTAの原産地規則を守らなければ、輸出業者は関税率0%のメリットを享受することはできません。」とAnh氏はViet Nam Newsに対して語った。

EU-MUTRAPの専門家であるSanggeeta Khorana教授によると、EUの貿易障壁とアンチ・ダンピング措置の対象となったベトナム企業は、補助金を受けていないことを証明しなければならないという。

欧州委員会の貿易総局は、情報不十分と判断した場合、アンチ・ダンピング調査をいつでも開始し公式調査を行うことができる。

ベトナム皮革・履物製品の今年9ヶ月の輸出額は131億米ドルとなり、昨年同時期と比較して11.4%増加した。

Lefasoによると、ベトナムは昨年、中国・インドに続く世界第3位の履物製品生産国であった。

EV-FTA2019年に施行され、アセアンの最もダイナミックな生産拠点であるベトナムを、世界最大規模の市場であるEUに結びつける。EUGDP18兆米ドルを超え、世界の総GDP22%を占めるほか、人口も5億人を超える。

EV-FTA協定が施行されれば、EUはベトナム製品に課せられたタリフラインの85.6%の輸入関税を免除する。

7年後には、ベトナム製品のEU関税の99%が撤廃する。

協定施行後7年間、ベトナムの織物、履物、魚介製品(ツナ缶とフィッシュボールを除く)には輸入関税が課せられない。

昨年末時点で、ベトナムの皮革・履物製品のEUに対する輸出は50億米ドル近くに到達しており、EUはアメリカに次ぐ、ベトナムにとって第二の皮革・履物製品輸入者であった。

これは、EUのベトナムに対する一般特恵関税制度(GSP)が施行され、13-14%だった関税が3-4%に引き下げられてから2年間経過した結果である。

ここ数年、自由貿易協定の交渉と導入に関してベトナムは最も活動的な国の一つになっている。

EUはベトナムにとって2番目に大きなの輸出市場であるが、ベトナムはEUにとって11番目に大きな輸入相手国である。

ベトナムにはおよそ900のヨーロッパ企業が投資を行なっており、ヨーロッパのビジネスコミュニティとしては東南アジア最大となっている。



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最終更新:2017年11月23日06:00

ベトナム:中国からの偽造品が国内市場を席捲(後)

(前編より)

しかしベトナムのシルク会社であるKhaisilkにおいて進められている犯罪捜査は、別の側面を明らかにした。この30年以上の歴史を持つ有名なベトナムの高級ブランドは、中国製のシルクスカーフに「ベトナム製」のタグを付けることを認めていたという。

この件においてさらに事態を悪化させたのは、あるハノイの企業がKhaisilkブランドから購入した商品について、実際にはそれらは中国産であることについてFacebook上で抗議したのが、このスキャンダルの発端となったことである。

ベトナム繊維協会のVu Duc Giang会長は地元メディアに対し、国内で流通している「ベトナム産」衣料品のほとんどは、実際には中国から密輸された偽造品であると述べた。

政府系のアンチ密輸団体の国家運営委員会389のメンバーであるLe Hong Son氏は次のように述べた。

「密輸業者はしばしば中国から商品を持ち込み、「ベトナム産」のラベルを貼った後、何の疑いも持たない消費者に密輸品を販売しています。」

「こうした偽造品は、お菓子、化粧品から電球、衣料品まで多岐に亘っています。」

中国製品につきまとう悪名が、信頼性の高い原産国にタグを置き換えるよう多くの企業に動機付けてきた。

ベトナム当局は今年上半期に約9万件の密輸品を摘発したが、この委員会によるとこれらの事案のうち1200件しか裁判にはかけられなかったという。

ハノイスーパーマーケット協会のVu Vinh Phu会長は、国内市場に蔓延する偽造品が消費者の地元製品に対する信頼を失墜させたと述べた。

Phu会長同様に、ビジネス研究・支援センターのVu Kim Hanh所長も、中国からの偽造品流入によって、多くの手工業村や企業が倒産の危機に瀕していると指摘した。

地元企業はまた、偽造品によって毎年数十万米ドルもの収益が失われていると訴えている。

専門家によると、国境警備部隊が貧弱であるために、偽造品がベトナム国内に流入可能となっているという。そのため国境警備の強化が必要であるが、中国との国境が長いために困難な状況となっている。

当局は偽造品がいったん地元市場に入ってしまうと追跡に多くのコストがかかるため、それらが国境を越えないようにする必要がある。

政府機関が状況を打破するのを待つ一方で、一部の企業では自衛する方法を見つけだそうとしている。

ハノイにある衣料品会社のオーナーであるNguyen Hong Nhung氏は、偽造品に立ち向かう唯一の方法は自社の製品を改善し続けることだと述べた。多くのアパレル製品のライフサイクルは短く、市場には数カ月以内に新しいデザインが登場すると彼女は指摘する。

「偽造業者よりも早く変革を起こすことです。デザイナーに資金を投じることに躊躇してはなりません。それがあなたを市場ゲームで勝利させる方法なのですから。」とNhung氏は言った。



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最終更新:2017年11月22日12:04

ベトナム:中国からの偽造品が国内市場を席捲(前)

ベトナムでは今、シルクブランドKhaisilkの中国からの偽造品が犯罪捜査の対象となっている。

ベトナム企業は、中国からの偽造品が毎年数十億米ドルにものぼると指摘している。

発がん性物質で染色された衣類、化学物質を含む果実、凍結防止剤の成分に汚染された歯磨き粉、重要な安全部品の欠落したタイヤ等々。

多くのベトナム人消費者は中国製品の安全性について懸念しており、どんなに安くともこの隣国から来た製品を避けようとしているが、問題なのはそれが不可能に近いということである。

中国製品は、ドイツ、フランス、イタリア製のラベルで偽装されている物の他にも、中国からベトナムに密輸された多くのベトナム小物の偽造品が、近代店舗と伝統市場の両方にわたり、全国的に氾濫していると考えられている。

サイゴンにある従来の市場で販売されている果物や野菜の最大70%は中国から輸入されているが、その多くはベトナム製と表示されていることが、地元メディアの調査によって明らかになった。

世界銀行が今年発表したベトナムの食品の安全に関する報告書では、「食品の安全に対する国民の疑念は、常に中国製品に向けられている。しかしこのことは、信頼に足るデータとテスト情報による十分な裏づけがない。」と指摘した。

中国からの商品供給は公式には記録されていないと銀行が説明していることからも、サンプルに有害物質が含まれていると判明した場合であっても、その野菜の供給源を辿ることはほとんど不可能である。

こうした状況を鑑みると、買い物客らにほとんど選択肢は残されておらず、危険な偽造品を避けるために、友人や家族の助言を求めたり、自身の直感や経験に頼ったりするほかない。

ハノイ在住の主婦であるNguyen Thu Huyenさんは言う。

「中国産の食べ物、果物、野菜、衣料品に対し、地元消費者は警戒を強めています。私たちは中国産とベトナム産を見分ける方法を皆で話し合ったりしています。」

「皆が中国産の果物を避けています。」と彼女はハノイの近代スーパーの生鮮食品売り場に並ぶ、数多くの種類のオレンジをチェックしながら言う。

ハノイに住む30歳のNguyen Vu LeさんはHuyenさんに呼応し、「今や多くの消費者にとって、ベトナム製の商品、特に家庭用品、食料、衣料品は最善の選択肢とされています。ベトナム製は良質で価格も合理的だからです。」と言った。



(後編につづく)



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最終更新:2017年11月22日06:04

ベトナム:APEC加盟諸国が繊維・アパレル製品の主要輸出先になるとの予測

近いうちにベトナムの縫製繊維輸出の74-75%を米国、日本、韓国、中国等のアジア太平洋経済協力会議(APEC)フォーラムの主要参加国が占めるようになるだろう。

ベトナム繊維公団(Vinatex)のLe Tien Truong会長は、今年のアパレル部門輸出は上記のAPEC4カ国および欧州連合(EU)向けで順調な成長を示すだろうとの見込みを述べた。

米国向けのアパレル輸出は現在まで6.5%増加しており、今年の輸出額は130億米ドルに達する見込みで、総輸出額の13-13.5%を占める。

2016年以前は米国、日本、EU、韓国しか40億を超える市場はなかったものの、今年は中国がベトナムの主要市場として浮上したとTruong会長は述べた。

今年1月から8月末までのベトナムから中国への 縫製繊維輸出は30%増加し、輸出額は67000万ドルに達している。

APECのメンバーでもあるロシアをはじめとするユーラシア経済連合の国々への輸出は90%増加した。2017年のロシアへの輸出は2億米ドルを超す見込みで、ベトナムの輸出先上位10ヶ国の一つとなりうる。

ホーチミン市縫製・繊維・刺繍・織物協会のPham Xuan Hong会長は、今後4-5年でロシアは10億米ドル市場になるだろうと予測する。

Hong会長は、今後も企業はASEAN諸国、ユーラシア経済連合諸国、インドでの市場開拓に努めるべきだと述べる。

ベトナム繊維協会のVu Duc Giang会長は、市場を拡大するには世界規模での競争力強化を意識した技術開発とブランドネームの浸透が必要になるだろうと述べた。

ベトナム繊維協会によると、20171月から9月末までの縫製繊維輸出は230億米ドルに達している。

2017年の繊維・アパレル産業の輸出目標額は305億米ドルで、前年度実績の281億米ドルを大きく上回る。



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最終更新:2017年11月21日06:01

ベトナム:eコマース市場の将来は明るい Shopee VNディレクターインタビュー(後)

(前編より)

インターネットやスマートフォンの普及率が米国や中国に比べてまだまだ低い東南アジアにおいて、Shopeeのビジネスはどのような状況にありますか?またこの地域におけるベトナム市場の貢献度はどの程度でしょうか?

中国はeコマース向けビジネスであるため、少し例外的です。この地域の中でベトナムは、インターネットと携帯電話の普及率が高い国の一つですが、ベトナムのオンライン小売売上高は、総小売売上高の3%にしか過ぎません。世界平均では約7%、中国は約14%です。従って明らかに、ベトナム市場には多くの可能性があります。

またベトナムには、豊富な若年層、消費水準の上昇、スマートフォンやインターネットの普及など、成長の素地があります。こうした要素を考慮すると、eコマースはベトナムにおいて間違いなく非常に有望な業界なのです。

 

貴社では2018年について、どのようなプランを立てていますか?貴社では零細、中小企業からなるサイトの販売者をどのようにサポートしていく予定でいますか?

来年我々は多くの改善を行うつもりでいます。例えば売り手サイドで言うと、売り手が自力で、そしてより効率的に我々の提供するツールを利用できるようにすることがその一つです。具体的に我々は、売り手が有料広告を出せるようにしようとしています。また、ベトナムには実店舗での販売者がまだたくさんいるため、オンライン上にある様々な手順書や資料を見るだけで、eコマースに出店できる方法が分かるプログラムを提供しようと考えています。

買い手サイドからすると、最適な価格と、短納期または適時に商品を受け取ることができるような優れた配送サービスを提供してもらうため、より多くの売り手に参加してもらう必要があります。

我々は率先して、実店舗の販売者にオンラインに出店してもらうよう話をしています。そのために我々がやっていることは、非常に小さな販売者に着目し、そうした販売者を発展させてより大きな売り手に導くことであり、既にそうした取り組みに着手しています。一方で我々が実行しなければならない最も重要な課題は、市場に対してShopeeのようなオンラインショッピングプラットフォームを利用する売り手をどのように獲得するのかを啓蒙していくことです。来年、売り手が参入するのを支援する一連の手順書とビデオを作成する予定としています。これは、プラットフォームの使い方、売り買いの方法、写真の撮影法、売り手サービスのアップロード方法などを教える必要があるためです。プラットフォーム上で十分に販売できるようにするためには多くのことが必要です。

 

ベトナムにおけるeコマースは、来年どのようになっていると考えていますか? 市場での新しいトレンドはどのようになっているでしょうか?

私はベトナムにおけるeコマースの将来について非常に肯定的です。今後10年間で驚異的な成長が見られるでしょう。現時点ではオンライン小売売上高の割合はまだ低いですが、スマートフォンの普及、豊富な若年層など、多くの成長素地があるため、市場は急速に発展するでしょう。だから我々はベトナムのeコマース市場について非常に肯定的なのです。

我々は電子決済にも注視しています。ベトナムではCOD(代金引換)払いが非常に活発であり、今後ベトナムでどのような電子決済手段が発展していくかまだ不透明です。消費者行動を変えることは非常に難しく、今のところクレジットカードでの購入率は、まだ非常に低い水準です。クレジットカード決済への移行が起こりつつあるという兆候も見えますが、電子決済やモバイルウォレットへの移行もあり、我々はまだ市場の成り行きを監視している段階です。



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最終更新:2017年11月18日12:04

ベトナム:eコマース市場の将来は明るい Shopee VNディレクターインタビュー(前)

オンラインショッピングプラットフォームのShopeeは最近、その親会社であるSea Limited社がニューヨーク証券取引所に上場したことを発表した。ベトナムニュース紙ではShopee VietnamPine Kyawマネージングディレクターにインタビューし、ニューヨーク証券取引所上場およびベトナムにおける開発計画について聞いた。

 

貴社がベトナムに進出して2年が経過しました。会社の現状と、Shopee2年前からどのような変化を遂げてきたのか、お聞かせ頂けますか?

我々にとってこの2年間は、ベトナムだけでなくその他地域においても、eコマースサイトとして大きな成功を遂げた期間でした。すべての国や地域において、我々のビジネスは非常に順調に推移しています。全市場を合計すると、GMV(総取引額)で30億米ドル、5000万回以上のダウンロードを達成しました。特にベトナムでは、500万ダウンロードと延べ35万の販売者に取引して頂きました。

ベトナムは潜在能力の高い国の一つで、素晴らしい成果を上げています。私はそれが市場規模の拡大に負うところも大きいと考えています。当社の成長は期待値を大きく上回っており、過去2年間の成果に非常に満足しています。私は2025年までに、ベトナムのeコマース市場が17億米ドルから76億米ドルに成長すると考えています。そのためすべての市場参加者には多くの商機があり、この市場における成長の大きな波に乗ることが我々の目標です。

Shopeeの強みは、他のプラットフォームがデスクトップPCでのサービスを多く提供する中で、携帯電話を中心とした収益体制を構築したことです。一般的な消費者にとっては、このことは単純な違いに過ぎませんが、企業側からすると、全体の戦略、供給面、機能面で大きな違いがあります。我々は最初に携帯電話に注力しましたが、そのことが我々のサービスを差別化させ、結果として携帯電話による便利で、スムーズなユーザー操作を実現することができました。

我々が誇るもう一つの強みは、単なる売り買いのプラットフォームではなく、ソーシャルネットワークと連携したサイトであることです。このためにShopeeでは豊富な機能が提供されています。例えばユーザーは、販売者をInstagramFacebookで簡単にチェックし、フォローすることができます。また我々は多くの宣伝活動を行っており、歌手のSơn Tùng M-TP氏もブランド大使として参加しています。

 

親会社であるSea Limitedは、最近ニューヨーク証券取引所に上場しました。この上場によって、ベトナムやこの地域に対する貴社の投資活動に変化はありますか?

SEA社のIPOは創立者が目標としていたことでしたから、このことは自然な流れでした。我々はIPOによっていくつかメリットを享受することができますが、その1つが投資のためのより多くのお金を得られることです。

ベトナムにおいては、具体的なサービス提供能力の面でメリットがもたらされるでしょう。例えば我々は従業員を倍増させることを計画しており、また従業員数が増えるのに伴って新しいオフィスに投資したいと考えています。もちろんそれにより、ベトナムやその他の国において、商品を改善し、売り手と買い手の関係性を深め、全体としてのShopeeの認知度を高めることが可能となります。

またベトナムでは、歌手のSơn Tùng M-TP氏によるTVコマーシャルを全国的に放映しています。2年以上にわたり、我々はほぼ安定した製品供給体制を構築してきました。そして今、取り組むべき次の課題は認知度です。この地域全体において、我々のプラットフォームに対する認知度を高めるために、マーケティングに多額の投資をしているのです。

 

(後編につづく)



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最終更新:2017年11月18日08:46

ベトナム:ホーチミン市にて、400社が参加し繊維展示会(VTG2017)が開催

ホーチミン市で1122日から25日にかけて第17回目となるベトナムでも最大規模の繊維・縫製展示会が開催される。14カ国・地域から400もの企業が集まり、最新技術や機材を展示する。

ベトナム国際繊維・縫製産業展示会とベトナム国際繊維・アパレルアクセサリー展示会(VTG2017)がサイゴン展示会議場(SECC)開催される。

展示者の多くは中国本土、ドイツ、香港、インド、日本、マレーシア、シンガポール、スイス、韓国、台湾、タイ、トルコ、ウズベキスタン、ベトナム等の企業である。

今年1月から7月の間、ベトナムでは2193000万米ドル相当の外国直接投資事業が発生した。前年同期からの増加率は52%で、2011年以来最大の増加率であった。

1月から6月までにベトナムの繊維・アパレル産業では1458000万米ドルを輸出しており、輸出額も前年同期を11.3%と大きく上回る。

展示会の期間中には数々のセミナーが開催される。ベトナムはどのように自由貿易協定国と対応すべきか、第4産業革命の影響、変化の多い今日の市場動向などのテーマに注目が集まる。



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最終更新:2017年11月17日11:54

ベトナム:日本のアパレル企業が国内大手ファッションブランドNEMを買収

118日、日本のアパレル製造大手ストライプインターナショナルはNEM Groupのアパレルブランドを買収したことを発表した。同社はこの買収計画について88日にすでに明らかにしていた。

ストライプインターナショナルはベトナム市場を狙いNEMのレディースアパレル事業を買収した。

Stripe Vietnam JSCが買収以降の業務を行う。ストライプインターナショナルは東南アジアの急速な経済発展を背景に東南アジアへの進出を営業戦略としており、ベトナム市場へのさらなる進出を目指している。

今回のレディースブランドの買収により、日本のアパレル企業が初めてベトナムに上陸することとなる。買収についての同社のプレスリリースでは、アセアンでの戦略的市場であるベトナム市場での成功を重視していることを強調している。

NEMグループは10月時点でレディースカジュアルブランドNEMをハノイ、ホーチミンを中心に44店舗展開しており、ベトナムの20代から40代の働く女性の間ですでに高い人気を得ている。

近年、NEMは毎年10店舗以上の出店を果たしており、グループの20%を上回る利益を生み出している。2017年末までに売上高は2600万米ドルに達すると予測されている。

「レディースアパレルは日本でも高い売上を記録しています。NEMのノウハウを活用しベトナム国内でのさらなる出店を進めることで、経済発展著しいベトナムでのNEM事業のさらなる拡大を目指す」とストライプインターナショナルの広報は説明する。

2016年初め、ストライプインターナショナルはレディースアパレルのAlphabet Pastelと子供服ブランドSmarbyを買収している。

NEM1997年の創業以来、2600万米ドル規模にまで成長した。ハノイを中心に展開している。

ストライプインターナショナルは19952月創業のアパレル製造・販売業者。Stripe Vietnam JSCは資本金1750億ベトナム・ドン(770万米ドル)で201710月に創業された。

最近、118日にはスペインのアパレルブランドZara、そしてスウェーデンの多国籍アパレル企業HMが立て続けにハノイで開店し、メンズ、レディース、ティーンエイジャー、子供用衣類のファーストファッション市場に進出している。



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最終更新:2017年11月17日09:20

ベトナム:ハノイのH&M開店に2000人以上が詰めかける

1111日午前、2000人以上の買い物客が詰めかける中、ハノイのHM第1号店が開店した。

前日の夜から、ベトナムで2店目となるHMハノイ店の開店を待つ行列が発生した。一番乗りを目指す人々は前日の夜10時から店舗前に長い行列を作り開店を待った。

買い物客も参加し、有名DJのショーや恒例のHMスタッフによる音楽やダンスのパフォーマンスなど、カウントダウンイベントが開催された。さらに、最初の1000人の買い物客には600万ドン、300万ドン、200万ドンの3枚の買い物券が贈られた。

「ベトナム、そして特にハノイでHMは熱烈な歓迎を受けている。HMはファッションの時流を捉えた高品質な製品をお届けすることを約束する」とHM東南アジア担当のFredrik Fammマネージャーは述べた。

ハノイ店では最新の紳士服、婦人服、履物、下着、アクセサリー、子供服を取り扱っている。

Vincom Mega Mall Royal Cityに開店したハノイ店はHMのベトナム第2号店で、ホーチミン市の第1号店と同様、手頃な価格でファッション性の高い商品を取り扱う。開店初日は午前1030分にオープンしたが、通常の営業時間は午前9時半から午後10時を予定している。



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最終更新:2017年11月16日12:03

ベトナム:ハノイでスペインブランドZaraが開店

モデルやファッショニスタなど数百人のゲストが見守る中、スペインのファッション小売企業InditexのブランドZara 118日、ハノイでオープンした。Zaraの衣料品、アクセサリーを扱う同店は世界最大のファーストファッション企業Inditex のベトナム第2号店である。第1号店は昨年9月にホーチミン市に開店している。

Vincom Ba Trieu Shopping Centreの店舗は45000平米以上あり、3階にわたり紳士服、婦人服、子供服を展開している。

ハノイ店はInditexが展開する世界4500店の環境性能の高い店舗のひとつである。通常の店舗と比較すると電力消費は2割以上少なく、水の消費も4割少ない。革新的な技術システムの採用により、これら店舗では電力、水の消費が抑えられている。

ハノイ店では在庫管理に無線IDタグ(RFID)を採用しており、素早い商品の補充が可能となっている。

Forbes社による”The World’s Most Valuable Brands”Zara20175月時点でのブランド価値113億ドル、51位と評価されている。

Forbesによると、Inditex Group の主力ブランドZara93ヶ国に2200以上の店舗を展開する。Zaraは新商品開発力に定評があり、通常は店舗展開まで6ヶ月かかるところ、開発から店舗展開まで2週間で行うことができる。

Zaraの最大市場はスペインで436店舗、そして中国(193店舗)、フランス(129店舗)、イタリア、日本(それぞれ100店舗)が続く。20171月時点で、米国内では78店舗が展開している。



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最終更新:2017年11月15日12:03

ベトナム:縫製産業、中国やミャンマーとの競合はより苛烈に

世界の縫製製品市場での競争はますます激化すると予想されている。中国ばかりでなく、ミャンマーやカンボジアもベトナムの強力な競争相手として浮上している。ホーチミン市で113日に開催された2018年の縫製輸出を予測するセミナーではこうした意見が発表された。

セミナー出席者は、縫製産業は優位性や可能性の問題に加え、国内企業が外国企業の下請け作業のみ行っていることにより、付加価値が低いことを問題として指摘した。ベトナム縫製産業の弱点はサプライチェーンが未発達であることで、その結果、他国と比較すると付加価値が低迷していると分析した。

ホーチミン市縫製・繊維・刺繍・織物協会(Agtek)のPham Xuan Hong会長は、中国、ミャンマー、カンボジアとのより苛烈な競争など、縫製業界が近い将来直面する問題を指摘した。

Hong会長は、障壁を乗り越え、競争力を高めるためには国内企業は労働者の能力を高め、生産の最大化と効率の改善のためにマネジメント手法を改善することだと述べた。

縫製産業を正しい方向に向けるべく効果的に戦略が実施されれば縫製産業は来年も成長を続けるとHong会長は予測した。特に、企業は新たな取引方法を模索しており、それによる付加価値の向上が期待できるという。

諸問題を解決し輸出用縫製製品の付加価値を上げるために、政府と関連省庁、部署は徐々に障壁を取り除き、周辺産業の発達と、縫製産業のサプライチェーン発展のための政策を実施してきた。

セミナー参加者は、9000万人の人口を擁するベトナム国内市場の十分な開発、米国、EU、日本、韓国など主要市場の維持、それに加えてアセアン、ユーラシア経済連合、インド、ラテンアメリカ等の市場の発展などの方策を提案した。

ファイバー生産、製織、染色等への外国投資誘致のためには適切な政策が必要であり、また、繊維・縫製産業でのスマートファクトリー推進への努力も必要となるだろう。



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最終更新:2017年11月15日07:36

ベトナム:工場新設の遅延に伴い台湾系縫製工場Eclat社の売上が減少

台湾の繊維・アパレルメーカーECLAT Textile社(儒鴻)は11月10日、新しいブランド顧客2社から相当額の収入を翌年中に見込んでいると表明した。

「新顧客の内の1社は来年、衣料品の発注を2億万台湾ドル(663万米ドル)行う予定で、もう1社は4億万台湾ドル規模の衣料品を(Eclat社から)購入する予定です。」とEclat社のHung Chen-hai (洪鎮海)社長は台湾で開かれた投資家向け説明会で説明した。

顧客需要の高まりを考慮すると、来年前半は売上が立ち直る可能性が高いとHung氏は同期間の事業見通しに対する前向きな見解を見せた。

Eclat社の利幅の見通しと翌年の製品ポートフォリオの予定について詳述することは避けつつも、同氏は投資家達に対し「2015年の水準まで売上が回復すると見込んでいます。」と説明した。

同社は今年前半、114.2億台湾ドルであった昨年同時期から2.88%減となる、110.9億台湾ドルの累積売上を計上した。

この数字は、114.3億台湾ドルであった2015年同時期の数字よりも2.97%低い結果となっている。

進行している同社の拡大計画については、ベトナムに開設予定の2工場が予定よりも遅れているものの、施設の運営許可を先月取得したとExlat社は発表した。

正式に稼働すれば、来年の第三四半期にはベトナムの2工場が収益に対して相当額の貢献をする予定であると同社は説明し、この拠点にある80近くの生産ラインが年間30億台湾ドルの収益を上げる見込みであると述べた。

闇雲に拡大するのではなく、好条件の注文を取捨選択していくのが同社の中核的戦略であるため、次の三年間は繊維工場を新設する予定はないという。

しかしながら、同社は既存のブランド顧客数社と協議中であり、世界的な衣料品のサプライチェーンにおけるeコマースの出現に応じて顧客ポートフォリオを調整することを検討している

アメリカのeコマース大手Amazon.com Incはスポーツウェアの自社ブランドに手を広げ、少なくとも2つの新しい商品ライン(Rebel CanyonとPeak Velocity)が同社のウェブサイトに出現し始めている。自社ブランドの出現に関しては、Bloomberg Newsがビジネスインテリジェンス企業のL2 Incによる分析を引用することで11月7日に報じている。

Eclat社は現地企業であるMakalot Industrial Co(聚陽實業)と共に、Amazonからの注文を確保したという。なお、本件についての詳しい説明はされなかった。

一方Eclat社は収益性と採算性を維持し、世界の競争相手から一歩抜きん出るために、最新の印刷技術を用いて付加価値の高い商品を生産するためのデジタル印刷の工場を台湾に建設中である。

建設費用総額10億台湾ドル近くを投じて建設された苗栗工場は来年の第三四半期に生産を開始する予定で、織物製品1ヤードごとに3米ドルの付加価値を上乗せできると見込まれている。

投資家向け説明会に先駆け、Eclat社は前四半期の決算結果を11月8日に発表し、1年前には62.6億台湾ドルであった企業収益が2.56%減の61億台湾ドルに落ち込み、売上総利益も28.73%から28.4%に落ち込んだことを公表した。

企業データによると、同時期の税引前利益は8億4634万台湾ドルから8.95%増となる9億2207万台湾ドルとなり、益利回りは3.1台湾ドルから3.36台湾ドルに上がっている。

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最終更新:2017年11月14日06:01

ベトナム:スウェーデンのTOMASがベトナム繊維産業を支援

スウェーデン繊維機械協会(TMAS)がホーチミン市7区にローカルオフィスを開設した。TOMASベトナムのBDRであるTran Phuoc Thanh氏が所長を務める。

Tran氏はベトナム繊維公団での経験をバックグランドに持っており、また同氏はスウェーデンにて繊維機械メーカーやその顧客とのトレーニングを受けており、産業の洞察を深めてもいる。

スウェーデン製機械のマーケティング及びベトナムにおけるTOMAS企業の販売促進やサポートのために、Tran氏は戦略的に配置されたのである。

「TMASは長い間ベトナムで活動を続けています。ベトナムは世界中の繊維製品の新しい生産拠点として勢力を伸ばしています。このワクワクするような成長と拡大の一端を担いたいと考えています。知識や経験、そして革新的な技術など、多くのものを提供できると信じています。」とTOMAS会長のMikael Äremann氏は語った。

ベトナムでの繊維・アパレル産業は2016年から2020年の間に平均12-14%成長すると予測されている。2016年の輸出額は280億米ドルであるが、2020年までには500億米ドルに到達することが見込まれている。

 

ベトナム繊維産業

繊維産業は劇的な成長を続けており、ベトナムはアジアにおける次の十年間の繊維産業のハブとなるとされている。中国のコスト水準の上昇が原因となり、繊維・縫製ブランドがベトナムに拠点を変えていることが主な理由である。実際、スウェーデンのTMAS企業は商品やサービスに対する需要の劇的な増加に気付き始めている。

「ベトナムの繊維産業にとって、TMAS企業は完璧にマッチしています。我々は比較的小規模で、生産工程でそれぞれが異なる主要分野を専門する結束の高いグループです。その規模感から、柔軟性が高いのです。我々は顧客と密接に仕事をし、市場のニーズに応えて変化する彼らのニーズに素早く順応します。」とTOMAS事務総長のTherese Premler-Andersson氏は力説した。

TOMASによると、ベトナムの繊維企業は競争力を高める方法を模索しており、ベトナムにはそのキャパシティとスタミナがあることを明確に表しているという。ベトナム繊維産業が長期間に渡って繁栄できるように尽力するとTOMASは表明している。

健全性を維持し、長期間に渡って成長することを前もって条件とする権利をベトナム産業は持っているとTOMASは報告している。「ベトナムの人々は快活で仕事熱心であり、多くの人々が教養を持ち、英語で会話することができます。この国には、問題を乗り越え、変化に適用してきた長い歴史があります。」とÄremann氏は述べた。

「実際、労働者たちのスキルは毎年向上しており、中国では数年かかったプロセスがベトナムでは数段短い時間で完了していることを、企業は迅速に察知しています。」

 

インダストリー4.0の高まり

インダストリー4.0に対する挑戦とニーズもまた、世界の繊維産業を変えている。それが故、環境・社会的持続可能性とスマートソリューションの優先順位がTOMAS企業にとっては高くなっている。全ての加盟企業の目標は、高い品質レベルを維持しつつも性能や効率を向上させることにある。スウェーデンが誇る、世界有数のスマート産業のノウハウをTMASがベトナムにもたらし、ベトナムの政界の競争力を飛躍的に高める。

「スウェーデンが誇る信頼性の高さや品質、そして世界有数の技術力がTOMASには反映されています。R&Dの重要性は高く、顧客が長期にわたる収益性や採算性、そして成長を達成する実績がTOMAS企業にはあります。スマートで持続可能なソリューションを構築することが我々のDNAに組み込まれており、ベトナムでのイノベーションを加速させることは間違えありません。」とPremler-Andersson氏は語った。

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最終更新:2017年11月13日13:00

ベトナム:TPP離脱でも米国の繊維・アパレル・製靴メーカーはベトナムに関心

米国の環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)離脱以降も、米国の縫製、繊維、製靴メーカーはベトナムへの投資機会を探っている。アメリカアパレル履物協会(AAFA)のNate Herman 上級副社長によると、品質、価格と納期の遵守といったベトナムの強みに米国企業は魅力を感じているという。

ベトナムの報道機関の取材に対し、Herman副社長は、ベトナムは米国への輸出の伸びにおいては貿易協定が無いにもかかわらず競合他国を上回っていると指摘し、繊維・アパレル・縫製・製靴企業のベトナムから米国への輸出はTPPが無くとも今後も伸びていくだろうと述べた。

直近の12ヶ月で、ベトナムから米国への縫製・繊維製品輸出は8.74%、履物類の輸出は11.83%伸びている。ベトナムは中国に次いで第2位の輸出国となっている。

2017年1月から8月にかけて、ベトナムから米国への輸出額は301億6000万ドルに達し、米国の輸入総額の1.99%を占める。この期間にベトナムは米国に22億ドル以上の関税を支払っており、米国での関税率が最も高い15ヶ国の中でも2番目に多い。

アメリカアパレル履物協会と在ベトナムアメリカ商工会議所(AmCham Vietnam)は10月下旬、ホーチミン市で製品安全やコンプライアンスに関するワークショップなどのイベントを開催した。

全米綿協会(CCI)もベトナム繊維・アパレル協会と協力の上、Cotton Day 2017のイベントを開催した。ベトナム国内で米国産の綿を利用する12工場への投資申請も認められた。

しかし、貿易赤字削減のため製品安全に関する規制が強化されるなどして、米国への輸出はいずれ困難に直面するだろうと予測する専門家もいる。

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最終更新:2017年11月13日12:03

ベトナム:2017年繊維・アパレル輸出は300億米ドルを超える可能性

ベトナム繊維協会(VITAS)は、2017年繊維・アパレル輸出は目標額の300億米ドルを超える可能性があると述べた。同協会によると、繊維・アパレル産業では今年、現在まで20億米ドルを超える投資が行われているという。1月から7月までの輸出額は170億米ドルであった。しかし、新たな問題も浮上している。

ベトナムの繊維・アパレル産業では今年は大規模な海外直接投資案件は少なく、3年前とは大きく状況が異なる。しかし、海外投資案件では事業拡張が目立つとベトナム国内の英語オンライン新聞は報じている。

商工省は海外市場でのベトナム製品に対する関税が高まりつつあると注意を促している。 例えばインドではエラストマーフィラメント糸の関税が35−45%に達する。

韓国資本のLong Thai Yu Yarnは5000万米ドルを投じてドンナイ省Long Khanh工業団地の工場を拡張する予定である。ブルネイ資本のTrillions Enterpriseはロンアン省のTan Duc工業団地の染色・織物工場を拡張すべく、5ヘクタールの追加を申請している。

台湾のFar Easternは4億8580万米ドルの資本追加を行い、操業開始から2年でBau Bang工業団地への総投資額は7億6000万米ドルとなった。

ベトナム企業も投資を拡大させつつあり、Bao Minh Textileはナムディン省の縫製工場の建設に7500万米ドルを投資した。2018年3月の操業開始を予定している。

現在、企業は関税の完全撤廃を期待してはいないが、ベトナムが世界的規模の縫製輸出国であることに変わりはないとベトナム繊維協会のVu Duc Giang会長は話す。

環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に加え、ベトナムの繊維・アパレル産業はEU、韓国や日本との自由貿易協定の恩恵も享受することができると繊維協会は指摘する。現在、EUでのベトナム繊維・縫製製品の市場シェアは3%にとどまる。

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最終更新:2017年11月10日12:01

ベトナム:AlibabaとTencentがベトナムの電子決済部門に着目(後)

(前編より)



買収に向けたTencentのハンティング

一方で、AlibabaのライバルであるTencentもかなり激しい動きを見せている。Tencentはその主力サービスであるWechat Payによって電子決済市場に参入するために、電子商取引プラットフォームを買収するという戦略を追求している。

Wechatは現在月間93800万人ものユーザーを抱えており、その決済プラットフォームはヨーロッパ、東南アジア、アフリカで運営されている。

ベトナムにおいてTencentの子会社であるGarenaは、現在ゲーム業界で大きなシェアを占めており、次に電子商取引に目を転じようとしている。最近では、Garena が社名変更したSeaが、Foody.vnの株式の82%を6400万米ドルで買収した。 SeaはまたShopeeAirPayの導入によって、電子商取引とオンライン決済サービスを拡充した。

現在Shopeeは毎月27003600万件の注文を受けているが、1日当たりにすると10万件に相当し、AlibabaLazada Vietnamに迫る勢いである。

多くの人々はTencentの決済申請について、電子商取引を通じてベトナムに浸透し、そこで確固たる地位を確立した後、金融部門に進出する目論見と見ている。特にWechat Payは、毎年何百万人もベトナムにやって来る中国人観光客を対象とする予定としている。

中国、ヨーロッパ、アセアン諸国、アフリカの実情を考慮すると、ベトナムに進出しようとしているこうした中国テクノロジー大手の戦略は、ベトナムの商業銀行を強く落胆させ、AlibabaTencentが今後のベトナム金融市場を掌握、操作するのではないかと恐れさせている。

WechatAlibaba、またはその両方がベトナムの金融市場に数千万米ドルもの資金を投入し、赤字覚悟で魅力的なプロモーションプログラムを立ち上げ、最初の23年間はサービス料さえ免除するようなことを想像してみて下さい。その際、ベトナムの決済部門の未来はどうなっているでしょうか? WechatAlibabaにとって、市場シェアを拡大するのに1000万米ドルや1億米ドルは大した問題ではないのです。」とVietinBankTran Cong Quynh Lan副頭取は述べた。



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最終更新:2017年11月09日12:00

ベトナム:AlibabaとTencentがベトナムの電子決済部門に着目(前)

テクノロジー大手AlibabaTencentがベトナムの電子決済市場進出を目論む。

 

Alibabaが「裏口」から参入

AlibabaグループのJack Ma CEOは、2017116日にハノイで開催されるベトナム電子決済フォーラム2017で、ベトナムにおける電子商取引とモバイル決済の開発報告会に出席し、その後ダナンで開催される2017APEC経済首脳会議に向かう予定としている。

ビジネス界によると、Jack Ma CEOは大きな可能性を秘めるベトナムのフィンテックと電子決済市場に参入する手段を模索しているようだ。

中国ではほとんどの人が日々の買い物をオンラインで済ますため、電子決済やオンライン決済が現金払いに完全に置き換わりつつある。

北京に本社を置くコンサルティング会社のAnalysis Internationalが、2017年第2四半期に発行したレポートによると、中国ではサードパーティによるモバイル決済取引の金額は346000万米ドルにも達したという。

特にAlibabaTencent2大企業は、中国のモバイル決済市場の92%を占めている。このうちAlibabaのモバイル決済サービスAlipayは市場の53.7%を、そしてTencent FinanceWechat Pay39.1%を占める。

Jack Ma CEOによって開発されたモバイルデポジットと投資のプラットフォームであるYuebaoは、総資本が1700億米ドルを超える世界最大の資金ファンドとなっており、それは、中国の伝統的銀行業にとって身近な脅威になっている。

YuebaoAlipayの口座から送金を受け付け、銀行の平均的な貸出金利よりも高い金利を支払うことによって、Alipay3億人以上のユーザーが持つ巨額の余裕資金を、いくらでも容易に送金したり引き出したりできるようにすることを可能とした。Yuebaoは、サービス開始後わずか6ヶ月で2900万人以上の顧客から1000億中国元を集めた。そしてその資金を元に、魅力的な変動金利によって企業と個人両方に融資を行っている。

先にAlibabaは、シンガポール、マレーシア、タイ、フィリピン、インドネシア、ベトナムで現在運営を行っている大手オンラインショッピングチャネルのLazada10億米ドルで買収した。

そしてちょうど1年後の20144月に、HelloPayというLazadaのオンライン決済サービスが、Alibabaのオンラインモバイル決済プラットフォームであるAnt Financialと統合された。その後HelloPayは、Lazadaが運営している市場に応じてAlipayシンガポール、Alipayマレーシア、Alipayインドネシア、Alipayフィリピンなどにその名称を変更した。

別の動きとしてJack Ma CEOは現在、ベトナム市場を「かき回している」Grab15億米ドルを投資する計画を明らかにしている。20166月以降AlipayGrabと協力し、シンガポールとタイを訪れる中国人観光客がAlipay経由でGrabに支払うことを可能としてきた。Grabによると、これにより中国人は為替レートを心配する必要なく、中国元で自由に支払いができるようになったという。

Alipayは市場を席巻しており、東南アジア金融業界にとって真の脅威になりつつある。Alibabaのベトナム市場参入の野望もまた、非常に明確となっている。

Alibabaの子会社がベトナムにおける支払承認を申請したと言われているが、まだ認可されていない。ベトナムの法律において支払仲介業は、ベトナム国立銀行によって厳格な条件の下で審査され、認可される必要がある条件付き事業と規定されている。

世界貿易機関(WTO)に明示しているようにベトナムは、支払仲介業について外国人投資家に対する市場拡大や開放を認めていない。

条件付き事業に関して、電気通信部門では外国人投資家の比率が(ネットワークインフラの有無にかかわらず)4965%となっている。一方で銀行部門は慎重に扱うべき業界であるため、政府は銀行の外国人所有比率を30%までに制限している。

それでもAlipayは、裏口を通じてベトナムに進出しようとしているようである。今日までにAlibabaグループは、アセアン市場、中でも特にベトナム市場に進出するために、LazadaGrabを買収してきた。

 

(後編につづく)

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最終更新:2017年11月09日06:04

ベトナム:Amazon Web Serviceが事業展開へ

クラウドコンピューティングサービス分野におけるAlibaba社の事業展開に跡を習い、Amazon.comの子会社Amazon Web Services (AWS)がベトナムにおける事業計画の手続きを進行している。

ハノイで開かれた記者会見では、ベトナム市場向けに特別に作られたデジタル・ウェブサービスが紹介され、国内の消費客にアプローチするための戦略を同社の広報担当が説明した。

AWSソリューションアーキテクト部門のPaul Chen部長は、ベトナム国内に新事務所を設置することにより、プロジェクトの業績を加速化させ、カスタマーサービスに繋げることができると説明した。

Amazon.comは、オンライン購入を希望する誰しもが、様々な商品からブラウズできる場として、世界有数の顧客志向の企業を目指し、1995年に設立された。

Amazonは現CEOであるJeff Bezosによって立ち上げられたが、当初は書籍を販売するデジタルスペースとしての出発であった。

ニュースワイヤーForbesによると、Bezos氏は最近、世界一の大富豪となった。

創業当時から技術革新がAmazonの安定した業績アップを支えており、利便性の高い様々な配送方法を低コストで提供している。

また商品カテゴリーのポートフォリオを拡大したことにより、Amazonのターゲットとなる市場部門も広がっている。

AWSAmazonが提供するシステムを使用したプラットフォームからクラウドベースのインフラサービスを提供している。

アメリカやインド、中国などの主要市場に対しては効果的な投資を長年に渡って行って来たが、AWSは今後、ベトナムを含む東南アジアの新興国市場に狙いを定めているとBezos氏は述べた。

とりわけ通信やメディアの分野では、メディア企業や出版社がITにかかる経費を削減することができ、業績を向上させ、世界規模でコンテンツを出版することが可能な、制限がなく信頼性の高い、クラウドベースの安全なコンピューターサービスをAWSは提供している。

バーチャルクラウド上でコンテンツを転送、保存、出版することで、メディア企業はAWSITに費やす費用を削減し、コンテンツ作成やカスタマーサポートに人材を再配置することができる。

またAWSはストリーミングアプリケーションや、ストリーミングコンテンツの提供業者がオーディオや動画などのメディアサービスをユーザーに直接販売することができるオーバーザトップ (OTT)などのサービスを提供しており、ベトナムでも大きな可能性を秘めている。

ベトナム国内の大手企業であるMasanVietjet AirVTV Go、さらにはSamsungCoca ColaHTCVodafoneLG などの国際的な大手企業もAWSのサービスに加入している。

またベトナムテレビジョン(VTV)は、インターネット上で9チャンネルを放映するのにAWSのサービスを利用している。

アジア・太平洋地域では、シンガポール、マレーシア、タイ、フィリピン、香港、台湾、インド、オーストラリア、日本、韓国、中国などの地域にAmazonが事務所を20拠点以上設置しており、急増する顧客や提携企業のシステムを世界中で支えている。

Amazon Web ServicesAmazon.comの子会社で、個人や企業、政府向けにオンデマンドのクラウド・コンピューティング・プラットフォームを提供している。



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最終更新:2017年11月07日06:00

ベトナム:革新が求められる国内ファッションブランド

多数の海外ファッションブランドのベトナム市場への参入により、国内のファッションブランドは苛烈な競争に直面している。

KK FashionLe Viet Thanh CEOは多くの同業者とは異なり、海外ファッションブランドがベトナムブランドを死に至らせることはないと考えている。

「国内ファッション市場には多様な顧客層と多様なニーズが存在する。海外ブランドは強力だがすべてのニーズに対応することはできない。ベトナムブランドでもしっかりした製品があれば市場に居場所はあり、ニッチマーケットを見つけることもできる」と彼は述べる。彼はまた、国内ブランドはベトナム人の好みを把握しており、ベトナム人に向いた製品デザインが可能だと述べた。

例えば、Michikoが対象とするニッチなマーケットは30歳以上の女性の、1点あたり150-250万ベトナム・ドンの高級衣料だ。この層の顧客は特別で個性的なスタイルを求める。

ElisaLuu Nga CEOは、ベトナムのファッション産業は顧客の求める品質とデザインを提供することができ、ベトナムブランドは海外ブランドとも競合できると話す。

Viet Tien Garment 650店舗にまで拡大しており、An Phuoc115店舗に拡大した。Blue Exchange200 店舗、Elisa100店舗である。

これらブランドは店舗数の拡大に比例して利益も拡大してきている。K&K50%An Phuoc15-17% Garment No 1022-25%の成長率を記録している。

CashewLabellaKelly BuiMarcDottyCamelliaMoraなどの国内ブランドは中流層から富裕層のニッチマーケットをターゲットとした自社デザインの製品で成功を収めている。

MoraのオーナーであるHoang Thanh Tuは、多くのベトナムファッションブランドは海外市場に参入するだけの自信をつけてきており、米国、韓国や日本でのファッションウィークに参加していると述べた。

ニャチャンとダナンにあるMoraのショールームはすでに数多くの安定した顧客層を持つ。

高級ファストファッションを展開するIVY ModaIVY Menを立ち上げ、さらに間もなくIVY Kidsも展開する予定である。

一方、NEMの代表者は、同社の優位性は10工場と優れた技能を持つ労働者によるものだと話す。

CanifaDoan Bich Ngoc CEOは、海外ブランドは色やパターンに注力しているのに対し、Canifaは高品質な原材料により長持ちする製品の開発に注力していると話す。

ベトナムブランドはブランディングの面でも優位性がある。Elisaはビューティーコンテストのスポンサーであり、CanifaProject RunwayVietnam Next Top Modelといったテレビ番組のスポンサーを務める。MarcFashion In Meコンクールを支援している。



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最終更新:2017年11月06日12:01

ベトナム:カイ・シルクのレストランチェーンや不動産計画もドミノ倒し状態に

ニュースワイヤーのDantriによると、『中国製』シルクスカーフのスキャンダルを受け、カイ・シルクブランドのレストランチェーンや不動産プロジェクトではボイコットを受けていると言う。

中国から輸入したスカーフをベトナム製品として販売していたことが発覚し、消費者はここ数日間、カイ・シルクブランドのあらゆる商品をボイコットしている。

最新の情報によると、Au Menoir de KhaiNam PhanCham CharmTrois Pommesなどの高級レストランでは、スキャンダル後の客足がさっぱりと途絶えているという。

一方で、フーミーフンの都市部で進行中の数百万米ドル規模の不動産計画のいくつかでは、顧客が不動産計画の品質に不平を言いはじめ、価値が減額して来ている。

シルクスカーフで成功を収めた後、カイ・シルクブランドの創始者カイ氏はレストランや不動産にも事業を展開しており、現在では不動産計画の収益がグループ全体の総収益の大部分を占めている。

3500万米ドル相当のオフィス・ショッピングセンターの複合施設、1500万米ドル相当のタジマサゴキャッスル、18階建のカイ・タワーなど、現在カイ氏はフーミーフンの都市部にいくつものプロジェクトを持っている。

またカイ氏はカイ・タワーの近くに20階建のプライス・タワーを建設する計画を立てており、実現すれば2つのタワーの合計価値は4000万米ドルとなる。

評判や金銭的な損失に加えて、カイ・シルクは『中国製』スキャンダルに対する捜査も受けている。

とりわけ、ベトナム・ニュース紙によると、商工省Tran Tuan Anh大臣は関連当局との会議を開き、中国製品をベトナムの商標をつけて販売したことに対する対処を話し合った。

ハノイ・ホアンキエム地区のハンガイ通りにある店舗で、『中国製』と『ベトナム製』両方のタグがつけられた商品が見つかったことからスキャンダルは一斉に広まった。

Anh大臣によると、警察には関連書類を送付済みで、事件捜査が行われる予定であるという。

加えて、警察、税関、税務職員、並びにベトナム繊維協会、ベトナム標準消費者協会の代表による合同調査団が結成され、ブランドに対する申し立ても対する個別の調査が行われる。

またAnh大臣はハノイとホーチミン市の人民委員会に対しても、調査団に協力し、カイ・シルクグループ、Khai Duc JSC、およびハンガイ通り113番にある店舗における違反を調査する様要請した。

市場監視部門はスキャンダルに関連する情報を収集する予定だ。

スキャンダルが発覚してから数日後、カイ・シルクのHoang Khai社長はオンライン・ニュースペーパーのzing.vnに対し、カイ・シルクで使用されているシルクの半分が中国産で、半分がベトナムの工芸村から来ていることを認めた。しかしながら同氏は、カイ・シルクでは常に品質の高い材料を使用しているとも主張している。

なお、スキャンダル後、ハノイとホーチミン市にあるすべてのカイ・シルク店舗は閉店している。

1990年代後半の発売開始以降、カイ・シルクスカーフはベトナム人富裕層や外国人観光客に人気がある高級製品と位置付けられている。



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最終更新:2017年11月06日10:06

ベトナム:ハノイでクラフトフェア2017を開催

119日から13日にかけて、ハノイでベトナムクラフトフェア2017CraftViet)が開催される。

このイベントには24省・都市から250のブースが出展し、Chu DauBat Trangの陶器、Dong Hoの絵画と刺繍織物など、代表的な工芸品を展示する。

このフェアは手工芸事業を拡張するための投資誘致、文化ツーリズムや農村交易の振興、手工芸の保全・開発、新たな農村振興政策に基づく国のアイデンティティの確立などを目的として開催される。

加えて、貿易促進、工芸産品の市場拡大と付加価値向上も目的としている。

今年のフェアにはベトナムの茶産地も出展する。北部タイグエン省、ソンラ省の著名な茶生産者や加工業者が参加し、最上級のお茶とともに、お茶を楽しむ文化も紹介する。

ベトナム農業貿易振興センターのDao Van Hoセンター長は、不正を防ぎ、出展製品の水準を確保するために、フェアの実施委員会は出店者に品質確保を求めていると述べた。

加えて、実施委員会は農業・農村開発省や各地の品質管理機関に協力を求め、出展製品の品質管理を行うことを予定している。

農業・農村開発省が企画したこのフェアはハノイ市のCau GiayHoang Quoc Viet通りNo.489 Exhibition Fair, Economic Transaction and Commercial Areaで開催される。



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最終更新:2017年11月03日12:03

ベトナム:警察がカイ・シルクの『中国製』スキャンダル調査に乗り出す

一流シルクブランドの高級『ベトナム製』スカーフの半分が、実は中国製であった事が発覚し、ベトナムのシルク産業を大きく揺り動かしているスキャンダルについて、警察が調査に乗り出す見通しだ。

月曜に開かれた極秘会議を受け、商工省は本案件の書類をハノイ警察の刑事警察部門に引き渡す様命令したことを、公式ホームページ上で発表した。その後、全ての書類は警察に送付された。



タグの取り外しか

一流ベトナムシルクブランドであるカイ・シルクのスカーフの一つに『中国製』・『ベトナム製』の二つのラベルがつけられていることが発覚し、産地偽装の疑いが生まれたことが先週のニュースで大体的に取り上げられた。

フェイスブックユーザーのDang Nhu Quynh氏によると、当該のスカーフは彼女の兄弟がカイ・シルクに注文した1つ64万4000ベトナム・ドン(28米ドル)のスカーフ60点のうちの一つであったという。

Quynh氏の最新の情報では、残りの『ベトナム製』スカーフにも『中国製』のタグが切り離された跡が残っていると説明されている。

ブランドのオーナーであるHoang Khai氏はそれを受け、同社のシルクスカーフの50%が中国製であり、ベトナム製を装って販売されていたと告白している。

ハノイの市場監視局が日曜日に発表した報告書によると、シルクスカーフの供給が需要に追いつかなかったため、カイ・シルクの店舗従業員がいつからともなくタグを変えていたという。

ホアンキエム地区のハンガイ通り113番にあるショップはNguyen Thi Thu Ngaの名で登録されており、ホアンキエム当局の事業許可を受けている。

先週末以降、ハノイ店及びホーチミン市にある2店舗は店を閉めている。

商工省のTran Tuan Anh大臣はハノイ警察に対し、Nga氏のビジネスに違反がなかったかを調査する様命じている。

捜査グループには警察、税関、税務署員などが参加し、カイ・シルク製品に対する徹底的な調査が行われるという。

Anh大臣はハノイとホーチミン市の人民委員会に対し、各所でのカイ・シルクの活動を詳しく調査するよう要請した。

商工省のChu Xuan Kien副大臣によると、ハンガイ通り113番のカイショップの代表はNga氏であるという。

最終的な調査は管轄官庁が引き継ぐため、ハノイの市場監視役の報告書がカバーするのは初期成果のみであると役員は述べた。



信頼性の低い報告書

ホーチミン市に拠点を置くLP繊維カンパニーのV.A.営業部長によると、市場調査期間の報告書は信頼性が低く、容認することはできないという。

プロトコールに従えば、店舗で販売される全ての商品と収益は日々会社に報告されなければならないとA氏は述べた。

需要が高まった場合、店舗マネージャーは追加商品を供給するよう本社に連絡し、全ての商品がどこから供給されているのかをチェックしなければならない。

カイ・シルクの元パートナーによると、カイ氏はブランドオーナーとして、店舗経営のすべての段階を監督し、従業員による偽装が起こることを防がなければならないという。

こうすることにより企業の不正行為を軽減することができるだろうと元共同経営者は述べた。

ベトナム国際仲裁センターのTran Huu Huynh所長は、どんな場合であってもビジネスオーナーが全ての責任を負わなければならないとも付け加えた。

1990年代後半の発売開始以降、カイ・シルクスカーフはベトナム人富裕層や外国人観光客に人気がある高級製品と位置付けられている。

カイ・シルクでは財布、バッグ、ネクタイ、その他衣料品アイテムも取り扱っている。



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最終更新:2017年11月03日06:00

ベトナム:繊維・縫製産業への投資プロジェクトは再開、しかし新たな問題も

環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)からの米国の離脱を受けて一時的に延期されていた紡績、織物、染色等の複数のプロジェクトが再開した。しかし、繊維・縫製産業にはまだ困難も残る。

ロンアン省のTan Duc工業団地で染色・織物工場を操業するブルネイ資本のTrillions Enterpriseは、工業団地に対し事業拡張用地として5ヘクタールを申請した。

韓国のLong Thai Tu Yarnはドンナイ省のLong Khanh工業団地で5000万米ドルを投じて工場を拡張することを決定した。

ビンズン省では台湾のFar Eastern48580万米ドルの資本追加を行い、操業開始から2年でBau Bang工業団地への総投資額は76000万米ドルとなった。

Far Eastern Groupの代表者は、2015年に開始したベトナムへの投資はTPPによる便益を見越してのものであったと認める。しかし、米国の離脱後も計画を変更しないという。

外国投資庁によると、Far Eastern のプロジェクトは2017年の1月から8月までに投資許可が下りた案件のうち最大規模の5案件のひとつであるという。

3年前とは異なり、今年は繊維・縫製産業の大型海外直接投資案件は多くはない。しかし、既存事業は規模を拡大しつつある。

ベトナム企業も投資を拡大させつつある。Bao Minh Textileはナムディン省で高級衣料品製造工場の建設に7500万米ドルを投資した。20183月の操業開始を予定している。

ベトナム繊維協会(Vitas)のVu Duc Giang会長によると、繊維・縫製産業での今年のこれまでの投資額は20億米ドルであった。現在、企業は関税の完全撤廃を期待してはいないが、ベトナムが世界的規模の縫製輸出国であることに変わりはない。

今年1月から7月までの繊維・縫製輸出額は前年同期比9.94%増の170億米ドルに達する。

原材料輸入が18.76%増加し、111億米ドルに達していることを考慮すると、2017年の総輸出額は目標額の300億米ドルを上回る可能性があると繊維アパレル協会は予測している。

また、TPPに加え、ベトナムの繊維・縫製産業はEU、韓国や日本との自由貿易協定の恩恵も享受することができると繊維アパレル協会は指摘する。

現在、EUでのベトナムの市場シェアは3%にとどまることを考慮すると、今後輸出が増加する可能性がある。

商工省は海外市場でのベトナム製品に対する関税が高まりつつあると注意を促している。 インドではエラストマーフィラメント糸の関税が3545%に達する。

 

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最終更新:2017年11月02日12:03

ベトナム:香港ファッションショーでベトナム製品を紹介

ベトナム製品を購買する海外バイヤーの数が増えるに伴い、国内で生産される衣料品のサプライチェーンが急速に改善され、さらに多くの企業が自由貿易協定に参加するようになっている。

若くてスキルの高い労働力が利用できることもまた、海外バイヤーを惹きつける要因となっている、とホーチミン市投資貿易促進センター(ITPC)のPhm Thiết Hòa所長は、ベトナムニュース誌の最近のインタビューにおいて述べた。

Hòa所長は、香港で1027日から31日まで開催されたB2Bファッション・トレードショーについて言及した。ショーではアパレル関連企業から高級衣料品、織物、製品やサービスが展示された。

アパレル製品、繊維、ファッションアクセサリーおよび関連産業に従事する27のベトナム主要メーカーも、このGlobal Sources Fashion Showにおいて製品を紹介した。

ITPCはその使命の一環として、ホーチミン市のビジネスを支援し、ベトナムへの外国人投資を誘致するために、ベトナムの展示ブースのほとんどをサポートしている。

「ベトナムは、海外バイヤーにとってより魅力的なアパレル供給源になっています。台湾、香港、シンガポールなど、ますます多くの多国籍企業が、完成品だけでなく、繊維、織物、糸、プラスチック、印刷物やその他アクセサリーなどを調達しています。彼らはベトナムにおける生産能力を拡大し、税制優遇やその他メリットを享受するために生産拠点をベトナムに移そうとしています。」とHòaディレクターは述べた。

このファッションショーに先立ち、ITPCは香港のB2Bメディア企業であるGlobal Sources社と協力し、企業の専門性を高め、バイヤー・サプライヤー間のコミュニケーションを促進するための、効果的なB2B輸出マーケティングをテーマとしたワークショップを開催した。

Global Sources 社のVũ Ngc Khiêm代表は次のように述べた。「ITPCと協力し、ラベルやタグ、芯材から繊維、ファッションバッグ、帽子、キャップ、宝飾品まで、糸や織物、完成品のワンストップな調達プラットフォームを創設しました。これによりバイヤーは遠隔においても調達を行うことができます。」

Khiêm代表によると、ベトナムからの出展企業は生産能力を向上させてきており、市場を拡大して新しいビジネスパートナーを探し出すことによって、輸出を伸ばそうとしている。

ベトナム製のアパレル製品は中国サプライヤーの代替になり得るが、その高い価格競争力も重要なポイントだ、と彼は続けた。

「我々のトレードショーの目的は、バイヤーがその場で最高品質のベトナム製品を提供可能な輸出業者と出会い、商談を行うのを支援することです。」

「我々は多くの輸出注文がベトナムに向かっているのを目撃しましたが、これは中国が高付加価値産業にシフトしているからだけではなく、ベトナムのメーカーがFOB輸出における新たな能力を強化しており、もはやコスト優位性だけでなく製品の差別化と優れたサービスを通じてライバルと競争できるようになっているからです。」とKhiêm代表はベトナムニュース誌に対して述べた。

Khiêm代表によると、多くのベトナム製品がファッションパレードや新市場展示館で紹介された。

主要バイヤー、デザイナーや購買の専門家が読み、評価する信頼性の高いコラムの「Analysy's Choice」も、こうした製品の多くに注目したという。

ベトナム繊維公団(Vinatex)のPhm Minh Hươngディレクターは、次のように述べた。

VinatexGlobal SourcesB2B見本市に出展したのは3回目です。Vinatexでは少量から大量生産まで、幅広い生産規模の商品をバイヤーに提供することを目指しています。また、織物からニット製品まで、ワンストップでの商品供給を我々の開発したODMサービスとともに提供致します。」

「垂直統合された生産体制の下での当社の材料供給能力は、バイヤーに好印象を与えています。」と彼女は言った。「このトレードショーは、我々にとって新規顧客との協業やグローバルなトレンドをつかむ絶好の機会であるだけでなく、バイヤーがこの便利なイベントを通じて、ベトナムにある当社グループや他の技術力の高いメーカーについて学ぶチャンスでもあります。我々はショーの前に既に数人のバイヤーと直接会いましたが、商品供給についての議論をさらに深めるために再び会って話をする予定としています。」

4日間のトレードショーではベトナム、中国、韓国、インド、フィリピンから、1800ブースにおいてアクセサリー、織物、アパレル品が出展された。

このイベントは、米国、EU、香港、日本などの150の国や地域から12000人以上のバイヤーを迎えることとなった。

会場で行われるファッションパレードにおいては、トートバッグ、バッグ、ジュエリーなど、ベトナムで作られた多くの製品が紹介される。このトレードショーは、バイヤーがあらゆる種類のアパレル製品、繊維、ラベル、ブラカップやファッションアクセサリーなどを提供するベトナムのメーカーを見つけることができる、ユニークなワンストップの商談の場を提供している。

その他注目すべきとして、講演会プログラム、ファッションパレードやトレンドフォーラムなどがFashion Snoops社とPantone社によって開催された。

Global SourcesB2Bメディア企業であり、統合されたオンラインおよびオフラインサービスを使った大手の世界貿易促進企業である。ベトナムにおいてもGlobal Sourcesは、オフラインイベントを通じてバイヤーとサプライヤーのマッチングを支援している。



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最終更新:2017年11月01日06:01

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