インドシナニュース

2016年02月 のニュース一覧

ベトナム:2016年1月19日から2016年1月27日までの繊維輸入実績例

今週、各市場からの綿輸入価格は対前週比で下落し、1,450~1,637USD/tで推移した。具体的には次の通りである。日本からの綿輸入価格は対前週比で21.3%下降して1,485USD/tだった。米国は5.6%下降して1,571USD/t、中国は1.0%下降して1,559USD/t、香港は0.3%下降して1,639USD/t、ブラジルは0.1%下降して1,564USDだった。2015年同期と比較すると、これらの市場からの輸入価格は0.9~30.4%下降した。その他の市場からの綿輸入価格は、インド1,450USD/t、イギリス1,536USD/t、スイス1,587USD/t、ウクライナ1,410USD/t、アラブ首長国連邦1,520USD/tとなった。

各市場からのポリエステル糸(コード:54023300)の輸入価格は対前週比で上昇し、0.95~2.97USD/kgで推移した。このうち、日本からの輸入価格は、対前週比で1.1%上昇して2.88USD/kg、台湾は1.5%上昇して1.73USD/kg、インドネシアは4.5%上昇して0.95USD/kg、タイとベリーズは22.4-23.1%上昇して1.42-1.6USD/kgとなった。2015年同期と比較すると、これらの市場からの同原料の輸入価格は5.0~30.4%下降した。その他の市場からの輸入価格は、インド2.4USD/kg、中国1.2USD/kg、香港2.97USD/kg、マレーシア0.96USD/kg、韓国1.4USD/kgとなった。

綿100%、生地巾72inch(コード:60062200)の中国からの輸入価格は下降し、2.05USD/mで、香港からの輸入価格は2.52USD/m(CIFカットライ(HCMC))である。

ナイロン100%、生地巾50/60inch(コード:54076100)の中国からの輸入価格は3.45USD/yd、香港からの輸入価格は3.68USD/mで、(CIFハノイ)である。

ポリエステル100%、生地巾58inch(コード:54075200)の中国からの輸入価格は0.65USD/mで、台湾からの輸入価格は2.01USD/m(CIF CIFカットライ(HCMC))である。

ポリエステル96%、スパンデックス4%、生地巾58/60inch(コード:60041090)の中国からの輸入価格は下降し1.60USD/ydで、韓国からの輸入価格は2.56USD/yd(CIFカットライ(HCMC))である。

 

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最終更新:2016年02月28日17:45

ベトナム:生産技術の向上が鍵に

ベトナムは、自国の商品やサービスの国際競争力を確たるものにするために、すべての産業における生産技術の向上に迅速に着手する必要がある、と先週金曜日ホーチミン市で開催されたセミナーで論じられた。

環太平洋パートナーシップ協定(TPP)発効後のベトナムのビジネスチャンスと課題に関するセミナー講演が、国際ビジネス法務アカデミー(IBLA)の、科学技術省法務部門の元部門長であるDon Nang博士によって行われ、いくつかの調査によると、TPPは特に貿易と投資の分野において、ベトナムに巨大な経済的ビジネスチャンスをもたらすだろうことが判明した、とした。

一方でベトナムはTPP加盟国の中で最も開発が遅れているために大きな課題に直面しており、博士は「ベトナムの財・サービスの生産性、品質や競争力のいずれも、他のTPP加盟国にはるかに遅れをとっています。」と指摘した。

また、ベトナム企業の技術力や能力についても、他国のライバル企業と比較して劣っている、と付け加えた。

「科学技術省の統計によると、ベトナムにはおよそ60万社の企業がありますが、その90%以上が中小企業で、ほとんどが時代遅れの技術を採用しています。」

技術革新を促し、近代的な機械設備を構築するための研究調査は、ベトナムではほとんど行われていない、と彼は指摘した。

技術革新や近代設備の構築を目的とした製品の輸入は大幅に増加したものの、国連開発計画(UNDP)の調査によると、こうした目的のための輸入額は他国では国の総輸入額の30~40%を占めるのに対し、ベトナムでは10%未満であった。

加えて、輸入品のほとんどが中国からのもので、「中国からの機械設備はかなり古く旧式で、低い生産性や環境汚染をベトナムにもたらしています。」とした。

Nang博士は関連機関に対し、ベトナム企業が高品質の製品やサービスを産出し、グローバル・バリューチェーンに組み込まれることを可能とするため、その技術の改善を速やかに支援するよう呼びかけた。

「時代遅れの技術の輸入を止め、トレーニングと有能な人材や技術者の獲得を加速させることが不可欠です。」と彼は言った。

元貿易大臣であるTruong Dinh Tuyen氏は、TPPによってビジネスチャンスが得られるものの、そのことが即ちベトナムに利益や市場での強みをもたらすということではない、と述べた。

ベトナムがTPPによるビジネスチャンスをものにし、その課題を克服できるかどうかは、TPPを活用し、関連する諸問題に対処するのにどの程度適切な取り組みができるかに依る。

当局や企業は訴訟を避けるために、他のTPP加盟国に対する約束事やルールを徹底的に理解しておかねばならない、と彼は警告した。

 

繊維・衣料品部門

Gia Dinh縫製会社のLe Dong Trieu社長によると、ベトナムは2015年の繊維・衣料品輸出で、前年比9.4%増の275億米ドル稼いだとし、そのうちTPP加盟国への輸出は、147億米ドル以上あった。

一旦TPPが発効すれば輸入関税はゼロとなり、TPP加盟国に輸出するベトナム企業にとってより多くのビジネスチャンスがもたらされることになる。

しかし一方で、TPPのもとで、原産地、品質、化学物質の使用等に関連する規定への対応に課題が生じるだろう、と述べた。

TPPによるメリットを享受するために、ベトナムは繊維・アパレル製品に対するサポート産業の開発を迅速に促進し、競争力の弱い産業への投資を奨励し、繊維・衣料品産業のためのサプライチェーンを構築する必要がある。

企業がグローバル市場において確固たる地位を獲得するために、生産技術、デザインや品質を向上させるのにより多くの投資を行うべきである、と彼は述べた。

 

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最終更新:2016年02月26日06:01

ベトナム:国内市場は縫製産業成長の鍵となりうる

人口9000万人を擁するベトナム国内市場は繊維分野の収益を向上させる鍵となりうる。

ベトナム繊維協会(VITAS)のVu Duc Giang会長によると、アパレル製品への年間消費額は30億米ドル程度であるという。

しかし、地元紙の報道によると、国内企業のうち国内市場に興味を示しているのは20%に過ぎず、そうした企業も大都市のみを対象としており、地方では中国製品が主流となっている。

ベトナム繊維公団(Vinatex)のHoang Ve Dung副社長は「ベトナム経済時報」誌に対し、縫製産業は国内市場開発の努力をしていないと語った。

多くの企業が品質の向上や自社製品のブランドネームの構築に注力していないという。

Dung副社長は、縫製産業は購買力向上促進活動を行い、また、企業は都市部、農村部ともにスーパーマーケットや小売店での販売網を拡大し、国内市場での足場を築くべきであると話す。

ベトナム繊維協会によると、ベトナム国内の繊維・アパレル製品の消費額は年率10-15%の割合で上昇している。縫製分野の2015年の国内市場での売り上げは35億米ドルに上る。

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最終更新:2016年02月25日12:01

ベトナム:旧正月後輸出に追われ、にぎわう企業

ホーチミン市の多くの企業が長いテト(旧正月)休暇明けすぐに輸出を開始した。多くの企業はこれから年間を通して忙しく過ごすことのできるくらいの注文をすでに受けている。

Binh Minh Garment Joint Stock Company社長のVo Quoc Hao氏は旧正月の翌日の2月15日に委託されていた1万枚のシャツを日本に輸出した。

氏によればこれは2000万米ドルに相当する300万枚のシャツの契約の一部だと言う。

同社は米国と日本を最大の顧客として今年16%の成長を目標に掲げている。主製品はズボン、シャツ、Tシャツ、スポーツウェアだ。

胡椒、カシュー、コーヒーやその他農作物を輸出するIntimex Group会長兼社長のDo Ha Nam氏は旧正月後、先月と比べて20%増の同月の輸出注文を満たすために極度の緊張感のなか働かなければならなかったと語る。

Nam氏は農作物に対する需要が世界的に高まっているため、今年は農作物の輸出にとってはさらに増えると語る。

一方でベトナム企業は製品の競争力の改善に取り組まなくてはならないとも語った。

Thang Loi Textile Garment JSCは業務が再開された後の初めの一週間でそれぞれドイツと米国に約3万米ドルの衣料品のコンテナを輸出する予定だ。

Gia Dinh Shoes Co, Ltd取締役Nguyen Chi Trung氏はスペインにファッションの靴を1万3000-1万4000足輸出する準備を整えている。外注価格は合計2万米ドルだ。

主に中国から移ってきた外注の注文が今年多いが、競争率が高いために増加はしていないと氏は言う。

Truong Thanh Furniture Corporationは今週、米国に15万米ドル相当の木製製品の引き渡しを行うため出荷準備を行った。

同社の社長Vo Truong Thanh氏によればすでに9月までの注文を受けており米国や日本からもさらに受注する予定だと言う。

多くの輸入業者は、ベトナムがすでに締結したか、もしくは今後締結する予定の自由貿易協定の恩恵を受けようと中国からベトナムへ注文を変更しているという。

Thanh氏は今年米国と日本に対する輸出が急激に拡大し、EUに対する輸出も回復すると見込んでいることから25%の輸出の伸びを期待している。

木工業は自由貿易協定、特にTPPから恩恵を受けるため、氏は同社でこのチャンスを生かそう対策を講じてきたと言う。氏によれば最近事業を拡大するためにビンズン省にある韓国企業を買収し、今後販売促進を強化し営業や国際的なマーケティング業務における従業員のスキルを高める予定だ。

Lien Phat Co, Ltd社長のTruong Thuy Lien氏はここ2年間で輸出が拡大したと述べる。

同社では米国からの新規顧客も常連となるなど、3四半期にわたり輸出注文が入っているという。

昨年多くの米国の靴輸入業者が工場を訪れ、外注契約を締結する前に同社の生産チェーン、企業の社会的責任(CSR)やその他の面を調査した。

「これら新規顧客に対しては3月から輸出を開始します」

同社では新しく労働者を雇用し生産を拡大したことを明らかにした。スプーンやフォークを製造する韓国のYujin Vina、リンチュン1の日本企業Sai Gon Precision Co, Ltdなど、ホーチミン市に拠点をおく工業団地の日本や韓国の企業の多くは年末までかかる輸出注文があるという。

 

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最終更新:2016年02月25日06:00

ベトナム:国内製靴業者は今後の競争激化を予想

ベトナム国内の靴製造業者は、技術力の不足により今後地域内での競争激化に直面することを覚悟する必要がある。

ベトナム産の靴製品は世界50カ国程度に輸出されており、米国、日本、EUが最大の市場となっている。

靴製品輸出は2013年の85億米ドルから2015年の120億7000万米ドルまで急激に増加したものの、これは必ずしも国内の靴製造企業の明るい将来を示すものではない。

Thai Binh Shoes GroupのNguyen Duc Thuan会長は、激化する競争環境を生き抜くために、国内の製靴業者には時代遅れの製造方法を見直し先進的な技術を導入するよう大きなプレッシャーがかかっていると話す。

国内の製靴産業は20年にわたって発展してきたが、生産技術の面では世界の技術革新と比較するとほんのわずかしか進化していないとThuan会長は話す。

また、激化する競争の中で、製靴業界には技術革新と新たな生産技術の採用、少なくとも次の10年にわたる長期的な戦略的ビジョンが必要であるとThuan会長は強調する。

もうひとつの問題は生産性である。ベトナム国内での生産性は地域の競合国と比較するとずっと低い。低い生産性は製靴業界の競争力に影響するだけでなく、労働者の低賃金をも招いてきた。

もし生産性が向上しないのであれば、ベトナムの製造業者は他国や自国の競合企業に受注機会を奪われることになるとThuan会長は話す。

商工省の統計によると、ベトナムは2015年におよそ11億足の靴を生産し、その72.2%が外国直接投資(FDI)企業によるものであった。

2015年の靴類の輸出額の79%も外資系企業によるものであり、輸出額で見ると外資系企業と国内企業の差はより大きくなっている。

さらに、アセアン経済共同体(AEC)が2015年に正式に発足し、域内での物品、資本、労働力の越境移動が可能となったことから、タイ、カンボジア、ミャンマー、インドネシア、フィリピン等地域内企業との競争のさらなる激化が予想される。

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最終更新:2016年02月24日12:01

ベトナム:南部の企業が旧正月休暇明けの労働者確保に悪戦苦闘

ホーチミン市とその他南部にある省では、テト(旧正月)明けにアパレル、フットウェア、木材加工や電子機器などの産業において何千もの労働者を必要とする。

ドンナイ省の労働傷病兵社会部門によると、500社以上の企業がテト明けに総計3万人以上の労働者を雇用しようとしている、とした。このうち、外資系企業(FDI)では、2万5000人の従業員を求めている。

雇用需要はアパレル、フットウェア、木材加工の分野で強く、Taekwang Vina社, Changshinベトナム社、Pousungベトナム社を含む多くの企業で500人以上の労働者を雇用しようとしている。

今年の雇用需要は昨年と比較して約30%の増加が見込まれる、とドンナイ省労働傷病兵社会部門のPham Van Cong副局長は述べた。

ドンナイ省雇用サービスセンターのHuynh Ngoc Long所長は、企業の雇用需要を満たすために、当センターで2月25日に今年最初のジョブフェアを開催することを決めたという。

Long所長は、南部の雇用需給の逼迫は、北部および中部出身の出稼ぎ労働者が自宅近くの工業団地で働くことを望み、(南部の)労働力が減少しているためと考えている。彼は、労働者らは年の初めに転職する傾向があるが、各社事業拡大のために労働者を新たに採用しようとしているようだ、と述べた。彼の経験によると、企業では4月に新規受注を受けることが多いためである。

南部ビンズン省では今年、110社以上の企業がその需要増に応えるために、約2万人の労働者を採用するとしている。

地方労働連合のBui Thanh Nhan副会長は、ほとんどの企業において89%以上の労働者が休暇から職場復帰し、火曜日に操業を再開したと述べた。

ビンズオン省の労働傷病兵社会部門によると、今年テト休暇のために帰郷した労働者の数は、例年より減少したようだ。

昨年はテト休暇により15万人も帰郷したのに対し、今年は約10万人と推定されており、そのため省の労働市場は休暇終了後も落ち着いている、とのことである。

ホーチミン市人材需要予測・労働市場情報センターのTran Anh Tuan副センター長は、ホーチミン市にある企業は、テト休暇後に1万9000人の従業員を新規採用する必要がある、と述べた。

この1万9000人の雇用のうち、30%はパートタイムや季節雇用であり、そのほとんどが、マーケティング、販売、観光サービス、家事労働、接客、建設、その他分野への従事者である。

Tan Binh 工業団地にあるTien Loi縫製会社のNguyen Thanh Hung社長は、旧正月を祝うため帰郷する従業員のために無料バスを出し、休日後に従業員に仕事に戻ってもらうためにボーナスを支給したものの、結果的にたった70%の従業員しか仕事に戻らず、同社の生産は悪影響を受けた、と述べた。

また、同社では大型の契約を履行するのにさらに50人の労働者を必要としているが、まだ雇用できていないことを明らかにした。

休日前後に支払われた手当てのおかげで今年は約85%の労働者が仕事に復帰し、ホーチミン市の休暇後の労働者不足は例年と比較して緩和されているようである。

旧正月休暇後の労働力不足は、従業員離職者数の3~4%、総雇用者数の6~8%の割合を占めると推定される、とTuan副センター長は述べた。

 

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最終更新:2016年02月24日09:18

ベトナム:中小企業にサポート産業参入に対するインセンティブ付与

商工省のNguyen Phuong Dong副局長によると、ホーチミン市は、中小企業(SME)によるサポート産業への投資に対してインセンティブを与える計画としている。

国が2020年までに先進工業国となるという国家目標に向かって邁進する中で、サポート産業が重要な役割を果たすことになるだろう、と同氏は述べた。

ベトナム製品の競争力を向上させるのに不可欠な、強固なサポート産業の確立は最優先事項と考えられる。

Dong副局長は、サポート産業は雇用を創出し、輸出を促進するだけでなく、輸入製品・サービスへの過度の依存を防ぐ効果もある、とした。

しかしベトナムにおける(サポート産業の)開発は、政府の政策が投資家にとってあまり魅力的なものでないため、まだ遅れている。

ベトナムでは、バイクや電化製品産業に対するサポート産業の開発については、既に成功を遂げている。

機械、繊維・衣料品、フットウェアなどのいくつかの主要部門においては、サポート産業の不足によってその成長が損なわれるようなことが起きている。このことにより、ベトナムの主要産業が輸入原材料や装置に過度に依存し、利益と競争力を失う原因となっている。

Dong副局長は、新たな法令の公布が当局による産業の監督・管理のための法的枠組みを形成するのに重要となる、と述べた。

この新しい法令には、IT、エレクトロニクス、自動車、繊維・衣料品、皮革履物やテクノロジーなどの主要部門に対するサポート産業を支援する役割が期待されている。

ホーチミン市においてサポート産業への投資を誘致する主な阻害要因の一つに、この分野に関する明確な方針や情報が不足していることが挙げられる。

サポート産業に携わるベトナム企業はほとんど中小規模で、多くは近代技術に投資する資金が不足しているだけでなく、人材やそれに必要な技術もない。

ベトナムには5万8000もの製造業があるのに対し、スペアパーツを生産する会社はわずか656社しかない。

商工省によると、地元のサポート産業が未発達であるということは、生産コストの増大、外国パートナー企業との大規模取引を失注するリスク、近隣ライバル国と比較してベトナム製品の競争力低下につながる。

ベトナムでは、部品やスペアパーツの調達において、主に中国からの輸入に過度に依存している。

 

サポート産業に関する法令

商工省は最近、サポート産業の開発に対して多くのインセンティブを与える法令のドラフトを完成させた。

商工省は、サポート産業がまだ初期的段階にとどまっているため、この分野で稼動する会社に対するインセンティブの必要性を強調している。

法令草案における主要なインセンティブとして、この分野で稼動している組織や個人に対する事業所得税の免税や、技術移転活動に対する優遇が含まれる。

行政は、サポート産業で働く技術スタッフのトレーニング費用に充てる資金の、最大50%を支援することとしており、各従業員は最大6ヶ月の期間内で、一度のみトレーニングを受けることができる。

また、マスメディアでの広告費用や、ビジネス商標登録費用の一部をサポートする予算も組んでおり、国内外での商談会への参加や市場調査費用も、部分的に補填される。

さらに、サポート産業の技術移転に携わる専門家やトレーナーの個人所得税の50%を、最大1年間免除するパイロットプログラムを、2020年まで継続する予定である。

インセンティブには他にも、サポート産業向け生産設備を構築するために輸入される物品の輸入関税免除を含む。

サポート産業プロジェクトのための貸出金利は、10年以内の満期で通常金利の最大80%を超えない優遇レートを享受することもできる。

また、ベトナム全土でサポート産業の発展のためのセンターも設立される。

商工省は、自由貿易協定が完全に発効する2018年までに、このサポート産業を支援するための政策を導入する、としている。

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最終更新:2016年02月22日08:33

ベトナム:女性経営者ら、ウォルマートの方針の恩恵に期待

ウォルマートは世界中の女性経営者の企業から240億米ドル相当の商品を調達する計画だ。

ウォルマートはまだベトナムに小売りチェーンを展開していないが、ベトナムで卸売業者を探すため事務所を開設した。

Tran Thi Van Loan氏が所有するナマズの輸出企業であるCuu Long An Giangは2004年に従来の信頼していた市場が縮小した際に大きな問題に直面した。

「救済策はもう何も無いと感じました。しかしそのままただ待つことはせず、アフリカ、南米、アジア含む馴染みの無い市場にも注文を取りに行きました」と彼女は語った。

And Cuu Long An Giang社は最終的にようやくメキシコから注文を取り付け、これが同社に国内にウォルマートチェーンを浸透させるきっかけを与えた。

Loan氏はそれから生産規模を改善するための多額の投資を行い、米国を拠点とする小売店であるウォルマートはベトナムから直接商品を調達していなかったため、以降メキシコのウォルマートにナマズ製品を調達し続けた。

Cuu Long An Giangは研修会、財政状態、サプライチェーンの保障、社会的責任に関する試験を経て2014年にはじめて米国に直接製品を販売できるようになった。

8年前にウォルマートの卸売りとなる前、Thuan Phuong Garment and Embroidery Companyは主に韓国向けの外注を請け負っていた。しかしThuan Phuongの経営者らは外注を中止し、自社ブランドの製品の輸出を行うことを決めた。

2008年にThuan Phuongの代表が中国のウォルマート事務所を訪れ交渉を行い、後にウォルマートチェーンに参加した。

Thuan Phuongは初年に20万点の商品の注文を満たしたが注文は年々増加している。今や年間300万-500万点の商品を提供しているが、増えつつある需要にこたえるためにロンアン省にさらに2か所の工場建設を計画している。

Thuan Phuongの副本部長Nguyen Hoai Anh氏はウォルマートと提携することはたやすいことではないと語る。市場調査を徹底的に行い、巨大な小売業者の要件を満たすための生産規模の設計や仕上げが十分に大きい閉ざされた生産チェーンを作る必要があった。

ウォルマートのグローバルソーシング担当のJocelyn Tran氏は女性が経営する企業、もしくは女性労働者が多数を占める企業から商品を調達することを優先すると述べた。

これを受け、ウォルマートのKara Valikai氏はウォルマートの購買客の多くは女性だと語った。

またおよそ2000社のベトナム企業がウォルマートに製品を納入することができるだろうと述べた。ウォルマートでは現在衣料品、靴製品、海産物、美術品、子供の玩具のサプライヤーを求めている。その一方で企業のほとんどが女性経営者だ。

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最終更新:2016年02月20日06:36

ベトナム:米国、EUとの貿易協定がベトナムからの調達を加速(後)

(前編より)

 

一方で急速な成長には反作用がある。ベトナムの物流コストは、国内総生産(GDP)の25%で、GDP比18%となっている中国などの地域の競合相手と比較しても高い。ベトナムの国際貿易のほとんどは、南部ホーチミン市に近いCai Mepターミナル港から行われているが、国有企業が港内の7つのターミナルのうち5つの利権を持っている。CMITはそれらターミナルの一つであるが、利権協定の下で(デンマークの)APM Terminals社によって運営されている。

ベトナムの運輸省はまた、貨物ターミナルインフラにかかる莫大な投資の一部を回収するための手数料として、最低保証入港税を導入したが、この入港税が高額であることにより、いくつかの船会社はベトナムのターミナルを使用することを諦めた。

しかし、Avery Dennison社はこういったことを意に介さない。アパレル・フットウェア部門の他のサプライヤーと違い、原材料にかかる(顧客の)輸入物流コストを回避するため、この会社ではずっと以前に、顧客の生産工場に近接した場所にその生産設備を設置することを決定した。

「我々は、お客様の生産工場のできるだけ近くからチケット、タグ、包装やラベルなどの製品を供給することを目指しています。そのため我々はベトナム国内に生産設備を所有しており、今後増加する可能性が高い市場の需要を満たすために、当社のプレゼンスを高めてきました。」とStander副社長は言った。

2003年のベトナムへの参入以来、Avery Dennison社は4000万米ドルを投じ、ロンアン省のLong Hau工業団地に最新の生産設備を設置してきた。この30万1000平方フィートの施設では、アパレル・ラベリングとブランディングソリューションを必要とする多くの世界的な繊維・衣料品ブランドからの需要の増加に応えることができる。

「このロンアン省への投資は、ベトナムのアパレル・フットウェア業界における大幅な成長が持続するものと確信しているためです。この業界で我々がサービスを提供するにあたり、常にお客様ビジネスの成長拡大が起きる可能性が高い場所の中心に位置するようにしており、そこでお客様のビジネス拡大に応えるよう努めることこそが、我々にとっても大きなビジネスチャンスとなるのです。」と彼は述べた。

アパレル・フットウェア生産市場におけるベトナムの優勢が、Avery Dennison社の中国事業に影響を与えるかどうかについて尋ねられ、Stander副社長は、ベトナムの成長は中国ビジネスの犠牲の上に成り立っているわけではない、と述べた。

「中国では輸出主導経済から国内消費需要経済への変換が起きています。中国の国内消費者はより多くの衣料品や履物を求めており、それに応えるための生産需要は中国においてまだかなりあります。」とした。

「一旦衣料品産業がその国において確立されると、それを後で覆すことは難しいため、ベトナムは世界のアパレル・フットウェア業界において、何年にもわたって主要なプレーヤーであり続けるだろうと考えています。」

 

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最終更新:2016年02月19日11:55

ベトナム:米国、EUとの貿易協定がベトナムからの調達を加速(前)

EU、および米国の2つの経済圏市場への優先的なアクセスが可能になる自由貿易協定が批准されれば、既にアパレル・フットウェア市場が活況を呈しているベトナムの成長をさらに加速させることになるだろう、と国際的なタグ・ラベルメーカーであるAvery Dennison社は考えている。

Avery Dennison社の小売ブランディング及びIT担当のDeon Stander副社長兼部門長は、ベトナムのアパレル・フットウェアビジネスは大幅な拡大局面にあり、この状況はこれからも続くだろう、と述べた。

「ベトナムはEU市場への優先アクセス権を持つようになるだけでなく、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)への署名国でもあり、もしすべての参加国がTPPを批准すれば、北米へのアクセス権も得ることになるでしょう。そうなればベトナムは、それら両方の巨大市場への優先アクセス権を持つ特別な立場となります。」と、彼はJOC.comニュースサイト上で述べた。

昨年12月にベトナムとEUは自由貿易協定で合意に達し、現在批准プロセスが進められている。またTPPは2月4日にオークランドで署名され、その後(ベトナムを含む)12の全加盟国による批准手続きを必要としており、(それらをすべて終えるのに)2年ほどかかると見られる。

今後5年間にわたり、ベトナムの世界市場への参入によって輸出拡大が促進されるであろう。ベトナム繊維協会(Vitas)によると、ベトナムの繊維・衣料品部門は2020年までに年平均11.5%の成長を遂げるとしており、昨年この部門での売上高は275億米ドルであったが、今年は310億米ドル、2020年までに450~500億米ドルまで達すると期待されている。

一旦TPPが発効すると繊維・衣料品の関税は18%から0%となり、またベトナム・EU間自由貿易協定の下でも、平均11%の関税が0%となる。関税の引き下げ、または完全な撤廃は、アジアにおけるアパレル・フットウェア小売業者やブランドにとって購買、生産活動を行うのに非常に魅力的に映る。

「ベトナムは他の国よりも良いレートで、米国やEUへ衣料品を輸出するための優先アクセス権を持つことになります。そのためベトナムではブランドや小売店からの受注殺到の動きが見られることになるでしょう。」とStander副社長は述べた。

「このことがベトナムのアパレル・フットウェア業界の成長が今後加速していくと予想される理由です。これまでも年率10~15%で成長してきましたが、今後はさらに高率か、少なくとも同じペースを維持し続けることになるでしょう。」

 

(後編へ続く)

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最終更新:2016年02月19日06:03

ベトナム:繊維産業、今年の輸出目標額300億ドルも達成可能か

ベトナムの繊維企業の多くが2016年上半期分をすでに受注しており、繊維業界が目標とする今年の輸出額300億米ドルの達成に楽観的である。

ベトナム繊維協会のPham Xuan Hong副会長はニュースサイトであるサイゴンタイムズの取材に対し、同協会の加盟企業のほとんどが順調に2016年を開始しており、幾つかの企業はすでに工場を1年中稼働させるに足るほど大量に受注していると語った。

ベトナム繊維産業の2015年輸出額は270億米ドルであったが、今年はさらに10%以上増加させ300億米ドルとすることを目標としている。

Hong副会長は、2016年が始まって2ヶ月も経っていないものの、年間目標額の達成は可能と確信していると語った。

公式貿易統計によると、繊維製品の1月の輸出額は昨年同月と比較すると5.8%増加の20億米ドルであった。

Garmex SaigonのLe Quang Hung取締役会長は、同社はすでに1年分の業務を受注しており、業界は景気が良いようだと話す。

一方で、Hung 会長は、国内企業は一般的に自社製品を販売するのではなく、国際的な大規模衣料ブランドの委託加工を請け負っているため、多額の利益を出すことはできていないと話す。

Hung会長は、昨年の輸出収入216億米ドルのうち70%が、企業数では業界全体の30%を占めるに過ぎない外資系企業による収入だったと話す。

Hung会長は、国内企業がバリューチェーンの上方に移行し、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)をはじめとする自由貿易協定からより多くの利益を得られるよう、政府は財政的、技術的支援を行う必要があると話す。

 

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最終更新:2016年02月18日11:43

ベトナム:手当の付与で工業団地の労働者らの休暇後の早期職場復帰を実現

休暇期間の前後に受け取った手当てにより85-95%の労働者がテト(旧正月)の後にホーチミン市や南部各省の工業団地の職場に戻った。

過去には旧正月の後に故郷に残ることが多かった労働者は、今年は無料のバス乗車券、お土産、それに妥当な賞与を受け取った。旧正月に故郷に戻らなかった労働者には休暇中に特別なもてなしが提供された。

ホーチミン市工業団地及び輸出加工区管理局(HEPZA)管理室長のTran Cong Khanh氏によれば、今年300以上の企業が労働者らに対して提供した特別手当は500億ベトナム・ドンに上った。

Khanh氏によれば労働者らは職場に戻った日にお年玉袋を受け取り、特別給付が「労働者に対して強い愛着」が生まれたと述べた。

「労働」紙によれば、故郷がホーチミン市から離れているFREETREND Industrial Viet Nam株式会社の労働者らは政府が国民の休日と定めた9日間の他、追加で2日間の休暇を与えられた。

労働者らにはさらに満額の給与が与えられたと同社の労働組合長Lieu Quang Vinh氏は言う。Freetrendは トゥードック郡Linh Trung工業団地No.1にある運動靴の製造業者だ。

氏によれば労働者の長期休暇が製造に影響を与えることは無かったという。

ビンチャン郡Vinh Loc工業団地にあるSaiGon Food Joint-Stock Companyの70%以上の労働者は北部タインホア省の出身だ。

同社では旧正月を祝うために故郷へ戻る労働者に対し12台の往復の長距離バスを手配した。

同社で働くタインホア省Nong Cong郡出身のNguyen Thi Thao氏は、旧正月に故郷に戻るための往復バス券を購入する心配はもうしなくてもよいのだと語った。

同社の労働組合会長のHuynh Minh Hoa氏は無償のバスは製造が予定通りに動くことを保証するものだと語った。

第12区のVinh Hung Garment Joint-Venture Companyもまた地方出身の労働者らのために40台のバスを手配した。

ハノイではタンロン工業団地の多くの企業が自社の労働者のためにバスを手配した。

ドンナイ省労働傷病兵社会省によれば、ドンナイ省内の企業で働く85%以上の労働者が旧正月休暇の翌日に職場に戻ったという。

Pousung Viet Nam Footwear Companyでは全2万4300人の労働者の95%が仕事を再開したと公表した。まだ復帰していない残りの人は年次休暇もしくは出産休暇中だという。

 

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最終更新:2016年02月18日07:42

ベトナム:イタリアの機械メーカー各社、繊維産業展示会SaigonTexに出展

ベトナムは今日、繊維機械メーカーらにとって一大市場となっている。安価な労働力を背景に縫製分野での製造拠点として台頭したベトナムは、最近EUや米国と調印した自由貿易協定により縫製分野でさらなる成長を遂げようとしている。

イタリア繊維機械製造業者協会(ACIMIT)のRaffaella Carabelli会長は「近年の情勢の変化により、中期的にベトナムの繊維製造業者からの繊維機械の需要が上昇すると予測しています」と話す。イタリアの繊維機械企業にとって、ベトナムはすでに第8位の輸出市場であり、2015年1月から9月までの輸出額は3100万ユーロに達し、前年比で53%の伸びであった。最も需要が高いのは仕上用機材と製糸機械である。

2016年3月30日から4月2日までホーチミン市で開催される繊維産業展示会SaigonTexはベトナム繊維産業の実際の成長を示すリトマス試験紙となるだろう。イタリア企業の海外でのプロモーションや国際化を担当するイタリア貿易機構とイタリア繊維機械製造業者協会(ACIMIT)が企画する共同展示エリアで、ACIMITのメンバーである12の機械製造企業が展示を行う。A. Piovan、Beta Machinery、Carù、Fadis、Ferraro、JK Group、Mei、Pozzi Leopoldo、Pugi Group、Ratti、Rollmac、Tonelloの各社が参加を予定している。

 

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最終更新:2016年02月17日19:20

ベトナム:新たに署名されたTPPがもたらすチャンスに企業らが期待

ベトナム企業らは2月4日に正式に調印された環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)がもたらすチャンスを十分に活用するとともに、課題に直面する準備も整っている。

商工省大臣Vu Huy Hoang氏によればTPPは高品質な新しい世代の協定であり、輸出を促進し、外国からの投資をより一層呼び込み、ベトナムの地域と世界における地位を向上させることができるという。

これらのチャンスを見込んでベトナムの衣料品業界は統合のプロセスに同調するための構造改革を行うべく、多くのイニシアチブを導入してきた。

数多くの生産チェーンが協定の原産地規則に適合するための運用を開始した。これにより原産地率と衣料品企業数社の株式価格を上昇させることが可能だ。

ベトナム繊維公団 (Vinatex)会長Le Tien Truong氏はベトナムが大量の生地を輸入しなければならないと語った。

そのためVinatexは長期にわたり準備を重ね、生地生産地域を確立すべく外国企業と連携をはかってきた。

繊維業界における優れた企業としてPhong Phu CorporationはVinatexの子会社や他の企業と大規模なサプライチェーンを形成すべく緊密に連携を図ってきた。一方では管理能力や技術の改革を行い、大手の外資の競合企業ともしっかり向き合うことができるように備えてきた。

しかしながらTPPに対する知識が不足しているために未だ改革に向けて何も動きを見せていない企業も存在する。製品資材の60%以上がベトナム国内調達であると証明された場合に適用されるゼロ関税がどれだけのメリットをもたらすのかを多くの企業は理解していない。

商工省軽工業部門長を務めるPhan Chi Dung氏は、業界が生地原料の源泉に投資したいのであれば1000ha規模の生地を調達する地域を見つけなければならないと指摘する。

一方で多くのローカルの地域は生地を作り出すための大規模な田畑を提供していない。これは衣料品製造により引き起こされる環境汚染に対するリスクを恐れているためだ。

加えて協定が発効されると企業らは製品、サービス、投資、数え切れないほど多くの貿易保護策、製品の品質に対するさらに厳しい要件などの熾烈な競争に直面する。

国際経済統合分野間運営委員会会長であるTrinh Minh Anh氏は企業が競争力を高めるために国際基準に見合うための努力を重ねるべきだと提言した。また自社の製品に対する一連の動きがもたらす影響を分析するために統合過程に対する十分な理解と適切な行動計画を持つべきだと促した。

Hoang大臣は政府、国家管理機関や関連する省庁や部門に対してベトナムで販売される製品の品質を保証する基準作りに気を配るとともに、ベトナムに基準以下の製品がもたらされないよう求めた。これにより国内企業の発展を促進するのがねらいだ。

氏は企業がタイムリーな対応をとれるように利益とともに課題を認識し、協定がもたらす優位性を最大限利用することができるよう、TPPに対する企業の関心を高める為のコミュニケーションを促すことが必要だとも訴えた。

 

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最終更新:2016年02月16日06:00

ベトナム:米国投資家ら、繊維・アパレル業界に積極投資

環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)やその他の自由貿易協定がもたらすチャンスに期待して米国資本がベトナムに流入し続けている。

ドンナイ省のLong Binh工業団地の保税倉庫は運用を開始してから6ヶ月でフル稼働している。Huntsman Textile Effectsが経営し、染料や化学薬品を提供している。

Huntsman Textile Effects社長のPaul G. Hulme氏は染料や化学薬品をより迅速に提供することができるよう保税倉庫を設けたという。

同社は国内の需要にあわせて将来さらなる拡張も検討している。

Paul G. Hulme氏はベトナムにおける業績に関して楽観的な見方をしており、TPPが発行され、さらなる資本が繊維製品に対してもたらされることで製品に対する需要が伸びることを期待している。

Vietstockは 2015年9月末にSavillsが発表した報告書を引き合いに出し、2015年の上半期におけるベトナムの外国直接投資(FDI)は、すでに表明されている外国直接投資総額の76%を占めたと述べた。

ベトナム繊維協会(Vitas)によれば繊維業界における外国直接投資資本は2015年末に20億米ドルと過去最高に達したという。

一方で米国商工会議所(Amcham)はベトナムの米国に対する総輸出高は2020年までに514億米ドルに達する可能性があると予測する。この内繊維・アパレル製品の輸出高は152億米ドルを占める。

また市場に対する衣料品・繊維製品の輸出は2025年までに200億米ドルに達する可能性もあると予測する。

TPPが発行されたのちにベトナムの繊維業界が掴むことのできる大きなチャンスを認識している米国の投資家らはベトナムに工場を設立しようと群がった。

Avery Dennison Group傘下のAvery Dennison RBISは1月にハウザン省のLong Hai工業団地に3000万米ドルの工場を落成させた。

Avery Dennison RBISは強いブランド力を持つユニクロ、ノースフェイス、ナイキ、アディダスなどの製品を製造することが予測される。同社はロンアン省の新しい工場により生産能力を増大させ、より顧客の要求にこたえることができるようになる。

同社の代理人によれば、TPPはより多くの繊維・衣料品製造業者を引き付け、その数が増えれば増えるほど同社のビジネスは好調だろうと語った。

2015年7月にはAvery Dennison RBISはホーチミン市のビンタン地区に製品流通センターを開設した。

ベトナム綿紡績協会(Vcosa)会長のNguyen Son氏は付属品、染料、化学薬品に対する需要はベトナムにおいてさらに多くの繊維・アパレル工場が設立されるにつれ高まることを期待している。

ベトナムは現在同業界で何十億ドルもの価値の製品を輸入している。

 

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最終更新:2016年02月15日05:57

ベトナム:2016年1月12日から2016年1月20日までの繊維輸入実績例

今週、各市場からの綿輸入価格は対前週比で反発し、1,447~1,887USD/tで推移した。具体的には次の通りである。インドからの綿輸入価格は対前週比で0.3%上昇して1,447USD/tだった。シンガポールは0.6%上昇して1,469USD/t、フランスは1.6%上昇して1,533USD/t、スイスは4.6%上昇して1,526USD/t、日本は9.1%上昇して1,887USD、香港は13.1%上昇して1,644USD/t、オーストラリアは17.2%上昇して1,705USD/tだった。イギリスとブラジルからの綿輸入価格は、前週と変動なく、それぞれ1,500USD/t、1,565USD/tだった。 2015年同期と比較すると、これらの市場からの輸入価格は4.3~27.2%下降した。逆に、イ中国からの綿輸入価格は対前週比で1.0%下降して1,576USD/t、アメリカからの輸入価格は4.1%下降して1,664USD/tだった。その他の市場からの綿輸入価格は、韓国1,660USD/t、オランダ1,467USD/tとなった。

各市場からのポリエステル糸(コード:54023300)の輸入価格は対前週比で下降し、0.91~2.85USD/kgで推移した。このうち、韓国からの輸入価格は、対前週比で0.9%上昇して1.46USD/kg、マレーシアは3.3%上昇して1.09USD/kg、台湾は35%上昇して1.7USD/kg、タイは41%上昇して1.16USD/kgとなった。2015年同期と比較すると、これらの市場からの同原料の輸入価格は11.8~14.3%下降した。その他の市場からの輸入価格は、インド1.2USD/kg、中国0.85USD/kg、インドネシア0.91USD/kg、香港1.19USD/kg、日本2.85USD/kgとなった。

ポリエステル100%、生地巾56/57inch(コード:55151900)の韓国からの輸入価格は下降し、0.35USD/mで、中国からの輸入価格は0.66USD/m(CIFハイフォン)である。

ナイロン100%、生地巾54inch(コード:54076200)の韓国からの輸入価格は1.05USD/m、台湾からの輸入価格は、2.1USD/mで、(CIFタンソンニャット空港(HCMC))である。

ポリエステル95%、スパンデックス5%、生地巾58/60inch(コード:540769)のアメリカからの輸入価格は下降し0.55USD/ydで、韓国からの輸入価格は0.71USD/yd(CFRカットライ(HCMC))である。

レイヨン95%、スパンデックス5%(コード:60062200)の台湾からの輸入価格は1.01USD/mで、韓国からの輸入価格は1.26USD/m(CIFカットライ(HCMC))である。

 

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最終更新:2016年02月14日16:21

ベトナム:小売部門が内外企業によるM&Aに直面

ベトナムの小売市場における膨大な発展余地を見越し、外資系企業とベトナム企業との間でいくつかの合併買収(M&A)が行われている。

ベトナムは世界貿易機関(WTO)に参加するにあたり、その取組み義務の一つとして、2015年以降100%外資での小売企業設立を認めることとした。先月、ベトナムも参加するアセアン経済共同体(AEC)が発足し、各国市場が6億人もの消費者を擁する単一の地域市場へ統合され、また環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)により、12の加盟国から1万種類以上の商品が関税ゼロで供給されることとなる。

このような状況下で、スーパーマーケットやコンビニなどの現代的な小売店による販売は、ベトナムでの市場においてわずか25%しか占めておらず、伝統的市場が依然として最も身近な販売チャネルとなっている。域内の各国、例えばフィリピンの33%、タイの34%、中国の51%、マレーシアの60%、そしてシンガポールの90%と比較して、ベトナムの現代的な小売店舗のカバー率ははるかに低い。そのためベトナムでは今後、現代的な小売店舗のカバー率を45%にまで引き上げる計画としており、外資系小売業者から熱い視線を注がれている。

近代的なショッピングチェーンを展開する地元小売業者として、77店舗のスーパーマーケットを運営するCo-opmart社、ハノイに20店舗を持つFivimart社、27店舗を持つCitimart社、そして20店舗以上を持つHapro社などが挙げられる。Vingroup社はRetail Oceanグループの買収後小売市場に参入し、VinmartブランドのスーパーマーケットやVinmart+ブランドのコンビニエンスストアのネットワークを、全国で200店舗以上にまで成長させた。

一方で外資系小売企業は、ベトナム全土で800以上あるスーパーマーケットのうち40%以上を占めている。ベトナムにおける外資系小売企業には、スーパーマーケットチェーンとしてBig C、Lotte Mart、Metro Cash & Carry、Aeonなどがあり、コンビニエンスストアとして、米国のCircle K、シンガポールのShop & Go、タイのB's martなどが進出している。

専門家によると、ベトナムのこの状況は、(外資系企業が)現代的なショッピング店舗に投資するのに最適な場所の一つとさせている。投資家らは新規投資だけでなく、M&Aも選択肢としている。

ベトナムのMetro Cash & Carryを買収したタイの小売業者Berli Jucker社は、全国で30以上のBig Cブランドのスーパーマーケットを運営するフランスの小売グループCasino Viet Nam社を買収する計画を発表した。

小売業界に詳しい情報筋によると、シンガポールのThe Dairy Farmグループ、韓国のLotteグループ、そして日本の小売グループのAeonもまた、ベトナムのBig Cスーパーマーケットチェーンの獲得を望んでいる。

The Dairy Farmグループは、シンガポールや香港における業界二番手の小売業者で、7-Eleven、Cold Storage、Guardian、Wellcome Giant、そしてHeroなどのブランドを傘下に抱える。このThe Dairy Farmグループは2014年に130億米ドルの売上があり、また韓国小売チェーンのLotte Shoppingは、同年230億米ドルの売上を記録した。

外資系の巨大小売企業のみならず、不動産ディベロッパーのVingroupのような地元企業もまた、ベトナム小売市場に参入するためにM&Aを利用している。Vingroupは、これまで小売部門において立て続けにM&A取引を行ってきた。2014年にOcean Martを買収後、Vinmartと改名し、そのチェーンを拡大した。その後、ベトナム繊維公団(Vinatex)からVinatextmartsの全株式を取得し、ベトナム全土39店舗のVinatextmartsを手中にした。

Vingroupはまた、Hop Nhat 社の株式の80%を取得してVinlinksと改名し、Vingroupの小売部門の配送にそれを利用している。

最近Vingroupでは、An Phong Investment JSCからMaximarkの全株式を取得した。グループのLe Khac Hiep副会長が地元メディアに語ったところによると、Vingroupは新規建設やM&Aにより、今後2017年までに100店舗のスーパーマーケットと、1000のマートを開業する予定としている。

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最終更新:2016年02月12日06:03

ベトナム:Gia Dinh Textileが新規株式公開(IPO)実施へ

Gia Dinh繊維一人有限会社(GIDITEXCO)が3月18日ホーチミン市証券取引所にて1500万株を新規株式公開する。

売出価格は10,200ベトナム・ドン(0.45米ドル)。

国営企業Giditexco社は本社ホーチミン市で、繊維製品や生産機器の生産及び輸出入に携わっている。

同社には2つの子会社と12の合弁会社があり、今回の株式放出で6270億ベトナム・ドン(2800万米ドル)以上を調達すると見込まれる。

 

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最終更新:2016年02月10日12:08

ベトナム:縫製企業は自由貿易協定による国内市場での競争激化を懸念

アセアン経済共同体(AEC)と環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の調印によるベトナム国内への輸入品の増加で、ベトナムの繊維企業は大きな危機に直面することとなる。

「消費者は国産品を好むと考えますが、ベトナム人消費者を引き止めるために最も重要な要素は品質の確保です」とAn Phuoc社のNguyen Thi Dien会長は政府のウェブサイトで見解を表明している。

1995年以来、Viet Tien縫製はベトナム国内に1309の販売店舗や代理店による流通網を作り上げてきた。有名なViet Tienブランドの他に、同社では様々な大人用・子供用ファッションブランドを所有している。

Blue Exchangeは200以上の店舗を持ち、若者向け衣類での大きな市場シェアを持つ。

「近年、年率10-15%の割合で縫製品の需要は上昇しつづけています」とVinatexのHong Ve Dung副社長は話す。

Dien会長は、他のアセアン諸国からの縫製品との競争は不可避であるため、国内企業は品質向上と商品数増加で競争力を強化するべきであると話す。

市場での競争激化が見込まれているにもかかわらず、An Phuoc社は年間成長目標を15-17%に設定している。

今年、同社は既存の105店舗に加えて10店舗の新規開店を予定しているという。

「自由貿易協定の影響に対抗するためには、新デザインの促進、ブランドの強化と流通システム拡大が最善の方法です」

「アセアン諸国の縫製品がベトナム市場に溢れ、国内産品との直接の競争になるでしょう。国内企業は費用削減で競争力を高めるため、低金利を望んでいます」とHong Ve Dung副社長は話す。

 

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最終更新:2016年02月10日06:07

ベトナム:アメリカへのシャツの輸出、17.1%増加

統計データによれば、2015年のベトナムのシャツの輸出は1億8920万点、12億7900万米ドルに達し、対2014年比で数量が10.4%増、金額が9.2%増となった。

2015年11か月間には、アメリカ、日本、韓国市場へのシャツの輸出が対前年同期比で7.2-32.6%増加した一方、EUへの輸出は減少した。具体的には次の通りである。

アメリカ市場へのシャツの輸出は、2015年11ヶ月間における輸出総額の46%を占めて最大で、対前年同期比で数量19.9%増、金額17.1%増のそれぞれ8550万点、5億2130万米ドルに達した。

2015年11月単月ではこの市場への輸出は、対前月比で数量7.8%増、金額5.9%増、対昨年同月比で数量27.1%増、金額25.1%増で、数量736万点、金額4680万米ドルとなっている。

2016年の世界経済と米国経済の成長は、中国のような新興国経済の減速によって、2015年10月時の予測発表を下回ると見られる。2016年の世界の国内総生産は3.4%と、以前の予測を0.2%下回っている。2015年の世界の経済成長率は3.1%だった。一方で、米国経済の成長率は0.2%減少し、2016年及び2017年は2.6%とみられる。2016年の米国向けのアパレル製品輸出は安定的に成長すると予測される。

日本市場へのシャツの輸出は、対2014年11か月比で数量が14.5%増、金額が7.2%増となり、2270万点、1億7930万米ドルに達した。

韓国市場へのシャツの輸出は、対2014年11か月比で数量が14.5%増、金額が7.2%増で、863万点、5300万米ドルに達した。

一方、EU市場へのシャツの輸出は、対2014年11カ月比で数量14.8%減、金額7.8%減となり、3290万点、2億5340万米ドルだった。このうち、いくつかの国への輸出が対前年同期比で大きく減少し、ドイツ17.4%減、スペイン16.5%減、イギリス4.2%増、フランス3.6%減、スウェーデン23.3%増、イタリア45.2%減、ポーランド29.8%減、等であった。

2015年の欧州経済の成長率は1.5%だったと見られる。EUの2016年の経済成長率は1.8%、2017年は1.9%と見られている。ユーロが弱く、米ドルに対して2003年以降最安値となっているため、輸出志向になっている。欧州中央銀行(ECB)は定量的な緩和プログラムを継続するとともに利下げを決定し、投資優遇政策を採りつつ、欧州経済の回復に努めている。さらには、原油価格の下落で個人の購買力の改善が見られている。2016年の欧州向けアパレル製品輸出は回復するとみられる。

その他の市場へのシャツの輸出は、対前年同期比で急激に増加したが、その金額は低かった。具体的には、パナマ93.4%増、ブラジル108.7%増、アルゼンチン205.5%増、サウジアラビア1177.7%増、モザンビーク2831.5%増、ナイジェリア673.2%増、アンゴラ264.4%増、等となった。

 

2015年のシャツの輸出価格は、対前年同期比で1.1%とわずかに下降し、FOB単価は6.76米ドルだった。

2015年11か月のアメリカ市場へのシャツの輸出は、対前年同期比で2.3%下降し、FOB価格は6.10米ドルだった。2015年11月の同市場への輸出価格は、対前月比で1.8%下降、対前年同期比では1.6%下降し、FOB単価は6.36米ドルだった。

2015年11か月のドイツへのシャツの輸出価格は、対前年同期比で2.7%と下降し、FOB単価は9.48米ドルだった。2015年11月の同市場への輸出価格は対前月比で10.4%上昇、対前年同期比では4.2%下降し、FOB単価は9.77米ドルだった。

2015年11か月の日本市場へのシャツの輸出価格は、対前年同期比で6.4%下降し、FOB単価は7.89米ドルだった。2015年11月の同市場への輸出価格は、対前月比で0.3%とわずかに上昇、対前年同期比では3.9%下降し、FOB単価は7.91米ドルだった。

 

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最終更新:2016年02月09日12:52

ベトナム:アメリカ向けのジャケットの輸出、大きく増加

統計データによれば、2015年のベトナムのジャケットの輸出は2億9590万点、51億1300万米ドルに達し、対2014年同期比で数量が10.7%増、金額が6.5%増となった。

ジャケットの輸出金額は輸出アパレル製品アイテムの中で上位品目に入っている。2015年11か月間には、アメリカ、EU、日本市場へのジャケットの輸出が、対前年同期比で1.4-15.3%増加した一方、韓国への輸出は減少した。具体的には次の通りである。

アメリカ市場へのジャケットの輸出は、同製品の総輸出額の32.6%を占め、数量は1億580万点、金額は15.2億米ドルに達し、対2014年11か月比で数量10.4%増、金額14.6%増となった。米国経済は2015年12月には29.2万人の新規雇用を生み出し、世界最大の経済件がさらに成長している予兆ととれる。12月の失業率は2ヶ月前同様5%を維持し、これは7年以上の間で最低である。労働市場は引き続き改善され、大多数が消費も「わずかに、あるいは、そこそこに」成長を記録し、経済の60%は前向きである。この成長は以前の予測と比べても大きく、サービス、建設、医療、飲食などで数万人の雇用を生み出している。報告書では、この数年間アメリカ経済では毎月22.1万人の新規雇用が増加している。2015年の労働単価は25.24米ドルで、これは前月比で5セント増加している。こうした積極的な兆しから、2016年のこの市場へのアパレル製品輸出も伸びるものとみられる。

EU市場へのジャケットの輸出は回復し、対前年同期比で数量が8.2%増、金額が1.4%増となり、6130万点、10億4400万米ドルに達した。このうち、いくつかの国への輸出が対前年同期比で増加し、イギリス9.1%増、オランダ34.6%増、フランス86.4%増、ポーランド4.2%増、チェコ34.3%増、等であった。

日本市場へのジャケットの輸出は、対前年同期比で数量が23.3%増加、金額は15.3%増となり、3010万点、4億8470万米ドルだった。

韓国市場へのジャケットの輸出は、対前年同期比で数量は3.0%と増加するも、金額は8.3%減となり、3830万点、10億1200万米ドルだった。

各企業はその他の市場への同製品の輸出も推し進めており、対前年同期比でオーストラリア33.2%増、メキシコ22.6%増、アルゼンチン37.6%増、パナマ32.2%増、ペルー40.3%増、サウジアラビア29.3%増、コロンビア52%増、等となった。

 

2015年のジャケットの輸出価格は、対前年比で3.8%下降し、FOB単価は17.28米ドルだった。

2015年11か月のアメリカ市場へのジャケットの輸出は、対前年同期比で3.8%上昇し、FOB価格は14.37米ドルだった。2015年11月の同市場への輸出価格は、対前月比で2.4%上昇、対前年同期比では0.2%下降し、FOB単価は13.94米ドルだった。

2015年11か月の韓国のジャケットの輸出価格は、対前年同期比で11%下降し、FOB単価は26.41米ドルだった。2015年11月の同市場への輸出価格は対前月比で6.3%下降し、対前年同期比では5.8%下降し、FOB単価は32.5米ドルだった。

2015年11か月のEU市場へのジャケットの輸出価格は、対前年同期比で6.3%下降し、FOB単価は17.04米ドルだった。そのうち、いくつかの国への輸出価格が対前年同期比で下降しており、ドイツ5.0%減、スペイン2.0%減、イギリス3.9%減、フランス37.3%減、イタリア10%減、ベルギー18.6%減、スウェーデン9.3%減、ポーランド5.3%減、等だった。

2015年11か月の日本のジャケットの輸出価格は、対前年同期比で6.5%下降し、FOB単価は16.06米ドルだった。2015年11月の同市場への輸出価格は対前月比で14.1%下降したが、対前年同期比では1.8%上昇し、FOB単価は15.5米ドルだった。

 

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最終更新:2016年02月06日18:51

ベトナム:Vinatexは2016年に悲観的な見込み

ベトナム繊維公団(Vinatex)のHoang Va Dung副社長は、ベトナム国内での原材料生産を増加させないと新たな市場を惹きつけることができないだろうと語った。ベトナムの繊維・縫製セクターへの外国直接投資は近年急激に増加している。ある報告書によると昨年の外国直接投資による登録資本額は15億米ドルに達し、これは国内投資の総額と同額である。

ベトナムの繊維・縫製企業は中国、インドやマレーシア等の企業と競合関係にあり、値下げせざるを得ない。

中国の人件費が上昇したとはいえ、中国との競合関係はベトナム企業にとって頭痛の種であり続けるだろう。中国の製造業者は原材料供給を管理できるため、ベトナム企業と比較してまだ大幅に優位にある。

繊維公団は2016年の業績予測も悲観的である。繊維公団グループでは2016年に生産性を11%向上させる予定であるが、収益目標は8%の上昇にすぎない。

繊維公団のTran Viet上級幹部は、同社は今年の生産計画を作るにあたり、為替レート変動による業績への影響の可能性を考慮し、慎重な姿勢をとったと話す。繊維公団の収入が高かった割に収益に変化がなかった理由の一つは、ドン高であった。

過去10年間にわたって米国と日本の企業に納品している縫製企業の幹部は、昨年の発注量が劇的に減ったため、苦境にあることを認めている。

需要が増加していた2014年、同社はビンズン省に新たな工場を設立することを決定したが、発注量は期待していたほど伸びなかったという。

ベトナム北部、南部、そしてホーチミン市、タイニン省の多くの小企業が業績悪化を理由に工場を売りに出すことを決定している。売値は工場の総稼働時間や規模によって6000万ベトナム・ドンから350億ベトナム・ドンである。小規模企業のみならず、大規模企業もまた業績の悪化に苦しんでいる。

一方で、綿とポリエステルのフィラメント価格は急激に下落しており、顧客による契約破棄や値下げ要求など、繊維業者に大きな影響を与えている。

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最終更新:2016年02月05日12:07

ベトナム:縫製労働者がボーナスを巡り抗議活動

クアンナム省で1000人近い縫製労働者が旧正月ボーナスの支払いが遅れているとして抗議活動を行った。

クアンナム省Tam Ky市のTruong Xuan工業団地にあるYS Vina縫製工場のおよそ1000人の労働者が2月1日午後、工場前に集まった。

同社は旧正月ボーナスを3ヶ月に分割して支払うことを決定していたため、労働者らはこの方針の見直しを求めた。

労働者らは平均で250万ベトナム・ドン(112.2米ドル)以上のボーナスを受け取ることになっており、これは彼らの月額給与相当額である。

「ボーナスが少なすぎるばかりでなく、会社は旧正月の休暇前にはその30%しか支払わないと決定しました。残りは3月15日と4月15日に受け取ることになっています」と同社の労働者であるHoangさんは話す。

つまり、労働者らは旧正月休暇の後にならないと全額を受け取れないことになる。

「勤続1年未満の労働者のボーナスは大きく減額されました」ともHoangさんは言う。

「私の家族は旧正月の準備をするために私のボーナスをあてにしています。ボーナスが分割払いになって、とても心配しています」と他の労働者も言う。

「こんなおかしな旧正月ボーナスの支払い方法は聞いたことがありません」と彼は言う。

YS Vina社によると、このボーナス支払い方針は同社の財政的な問題によるものだという。

同社は労働者らに、同社のボーナスは20万ベトナム・ドン(8.97米ドル)しか払わないいくつかの他企業よりも多額であるとして、状況を理解するよう求めている。

クアンナム省労働・傷病兵・社会部労働局のNguyen Tien副局長は、同社がこの問題を解決できるよう支援を行っていると話す。

一方、同社は単独でこの状況の解決を図っていると説明している。

労働者らの集まりに対応するため、2月1日にはTam Ky市警察の数十名が出動した。

YS Vina社は縫製製品、外国市場向け製品の製造を行う外資系企業である。

 

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最終更新:2016年02月04日14:09

ベトナム:アメリカ向けの子供服の輸出、全体の3分の2を占める

統計データによれば、2015年のベトナムの子供服の輸出は4億4100万点、13億4100万米ドルに達し、対2014年同期比で数量が14.4%増、金額が15.1%増となった。

2015年11か月間には、アメリカ、EU及び韓国といった大きな市場への子供服の輸出が対前年同期比で10-19.6%とかなり成長した一方、日本への輸出は減少した。

具体的には次の通りである。

子供服の輸出の最大の市場であるアメリカは66.7%を占め、合計では、数量2億8910万点、金額8億740万米ドルに達し、対前年同期比で数量が21.7%増、金額が19.6%増とかなり増加した。

EU市場への子供服の輸出は、対前年同期比で数量が12.2%増、金額が10%増となり、2360万点、1億3370万米ドルに達した。このうち、いくつかの国への輸出が対前年同期比でかなり増加し、イギリス17.1%増、フランス242.6%増、イタリア6.6%増、オランダ26.2%増、ベルギー149.76%増、アイルランド35.2%増、スウェーデン85.4%増、デンマーク36.7%増、チェコ436.2%増、等であった。

韓国市場への子供服の輸出は、輸出価格の下降により対前年同期比で数量が37.8%増、金額が16.4%増となり、938万点、6410万米ドルだった。

一方、日本市場への子供服の輸出は、対前年同期比で数量が6.6%減、金額が9.3%減となり、1370万点、5110万米ドルだった。

その他の市場への子供服の輸出は、対前年同期比で強く増加したが、その金額は低かった。具体的には、サウジアラビア75.4%増、ブラジル93.1%増、ノルウェー161%増、トーゴ89.5%増、クウェート144.3%増、パナマ129.8%増、アルゼンチン121.9%増、ニュージーランド76.7%増、等となった。

 

2015年の子供服の輸出価格は、対前年同期比で0.7%とわずかに上昇し、FOB単価は3.04米ドルだった。

2015年11か月のアメリカ市場への子供服の輸出は、対前年同期比で1.7%下降し、FOB価格は2.79米ドルだった。2015年11月の同市場への輸出価格は、対前月比で8.9%下降したが、対前年同期比では5.3%下降し、FOB単価は2.56米ドルだった。

2015年11か月の日本への子供服の輸出価格は、対前年同期比で2.8%下降し、FOB単価は3.73米ドルだった。2015年11月の同市場への輸出価格は対前月比で11.7%上昇したが、対前年同期比では2.6%下降し、FOB単価は4.23米ドルだった。

2015年11か月のEU市場への子供服の輸出価格は、対前年同期比で2.0%下降し、FOB単価は5.64米ドルだった。このうち、いくつかの国への輸出価格が対前年同期比で下降しており、イギリス5.2%減、スペイン2.3%減、フランス13.8%減、イタリア11%減、アイルランド20.6%減、ポーランド0.2%減、等だった。

 

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最終更新:2016年02月04日08:29

ベトナム:繊維部門の苦境は2016年も続く

過去10年間米国と日本のパートナー向けに製品を製造してきたある縫製企業の社長は、昨年の受注数が「劇的に低かった」ため、同社が困難に直面していることを認めた。

2014年に市場の需要が増加すると見越し、同社ではビンズン省に工場を新設することを決定したものの、期待どおりに受注が伸びなかった。

ホーチミン市やタイニン省だけでなく南北部の多くの中小企業では、ますます困難になる状況下で、自社の作業場を売りに出している。

その売出価格は、稼働時間と工場の規模に応じて6000万から350億ベトナム・ドンと様々である。

中小企業だけでなく大企業もまた、大きな困難に直面している。多くの中小縫製企業が他社との合併を画策する一方で、大企業では顧客をつなぎ止めるため、販売価格の値下げを含むあらゆる手段を講じている。

例えばベトナム最大の繊維企業グループであるベトナム繊維公団(Vinatex)では、2015年売上は前年よりも11%上昇したものの、税引前利益は横ばいであった。

VinatexのHoang Ve Dung副社長は、多くのアパレル企業では中国、インド、マレーシアなどのライバル企業と競争するため、販売価格を大幅に引き下げざるを得なかったと述べた。

Vinatexでは2016年についても悲観視しており、生産性については11%の増加を見込んでいるものの、売上についての成長目標は8%にとどまる。

VinatexのTran Viet取締役は、為替レートの変動が業績に悪影響を与える恐れがあるため、今年の生産計画策定においては慎重な姿勢を取っている、と述べた。

「Vinatexが(2015年)増収であったにもかかわらず、利益が横ばいになった理由の一つに、ベトナム・ドン通貨高が挙げられます。」と彼は述べた。

「(昨年は)中国の人民元が4.8%下落し、ベトナムのライバル国であるマレーシアやインドの通貨もまた、ベトナム・ドンよりも大幅に下落しました。」と彼は解説した。

さらにそれらが繊維メーカーに影響を与えたことにより、綿とポリエステル繊維価格も急激に下落し、顧客は契約を反故にした上で値引きを求めてきた。

中国と競合することは、ベトナム企業にとって頭痛の種である。VinatexのDung副社長は、中国の人件費は確かに増加しているものの、中国企業は原材料供給をコントロールすることができるため、ベトナム企業と比較してなおも有利である、と述べた。

「原材料生産を増加させることができる場合にのみ、ベトナムが他の市場を惹き付けることができるのです。」と彼は言った。

それでも繊維部門における外国直接投資(FDI)は近年急激に増加している。ある報告書によると、昨年登録されたFDI資本は、過去20年間にわたりベトナムに投下された投資額の総合計と等しい15億米ドルに達した。

 

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最終更新:2016年02月03日06:04

ベトナム:アパレル産業において重要な位置付けの米国投資家

ベトナムでは近年、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)による将来性を見越し、米国からアパレル産業に対する多額の投資が行われてきており、その内の1つに米国Huntsmanグループ傘下の染料・化学薬品サプライヤー、Huntsman Textile Effects社がある。

Huntsman社の倉庫は南部ドンナイ省のLong Binh工場団地に位置し、2015年の開業からわずか6ヶ月でフル操業となる25万トンを取り扱っている。

Huntsman Textile Effects社のPaul G. Hulme社長は、この倉庫では取引先企業のデリバリー時間短縮をサポートすることを使命としており、TPPがいよいよ発効を迎える中で国内市場の需要増に対応するよう、さらなる拡張も可能であると述べた。

また2016年1月には、米国Avery Dennisonグループ傘下のAvery Dennison RBIS社が総投資額3000万米ドルを投じ、ロンアン省のメコンデルタに位置するLong Hau工業団地に工場を始動させた。

Avery Dennisonグループによると、このハイテク工場ではUniqlo、North Face、Nike、Adidasなど、ベトナム国内における有名ブランドに対し、ラベルプリントサービスを提供する予定としている。

Avery Dennision RBIS社のDeon Stander社長は、この投資プロジェクトが繊維・衣料品業界の発展だけでなく、国内市場全体に貢献することを目指している、と述べた。

TPPは、ロンアン省の工場発展を後押ししたように、2020年までにベトナム繊維・衣料品生産全体を上昇させる原動力となるであろう。

2015年7月、Avery Dennision RBIS社はロンアン省の工場を建設する一方で、ホーチミン市のビンタン区に物流センターも設立した。

ベトナム綿・紡績協会(VCOSA)のNguyen Son会長は、近年の成長著しいアパレル部門の副資材の需要増について取り上げた。

染料、化学薬品やラベルなどのアパレル部門における副資材の年間輸入額は何十億米ドルにも達し、それに対する投資プロジェクトはアパレル部門の発展を後押しすることになる、と述べた。

米国商工会議所(AmCham)は、2020年までにベトナムは対米国輸出で約514億米ドルも稼ぎ出し、そのうちアパレル部門が152億米ドルを占める、と見込んでいる。さらに2025年までで200億米ドルを見積もっている。

ベトナム繊維協会(VITAS)によると2015年末の時点で、繊維分野は外国直接投資により20億米ドルを投じられた。

それでも投資家らには、繊維・アパレル製品の副資材や皮革・履物分野において、まだまだ投資余地が残されている。

 

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最終更新:2016年02月02日09:24

ベトナム:TPPによる国内ファッションブランドの過酷な未来を警告

環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)が発効し、アパレル製品の輸入関税が現在の20%からゼロに下がると、ベトナムのファッションブランドは深刻な課題に直面することが予想されている。

ホーチミン市1区に住む主婦のHongさんは、ブラックフライデー(米国における感謝祭の翌日の金曜日)に購入した商品に満足したようだ。

このセール期間中、Gapのシャツが1枚あたり15~17米ドルの価格となった。Hongさんは税金、配送料を加えて、45万ベトナム・ドンを支払わねばならなかったが、その金額は国産シャツの値段と同じ位であった。

その他のブランド品の価格も50~60万ベトナム・ドン程度で、Hongさんら都会に住む一般的な人々にとって「手頃な価格だ」と言う。

Hongさんは、TPP発効後に輸入関税がゼロとなり、外国製製品がより低価格で販売されることを期待している。

An Phuoc Garment社のNguyen Thi Dien CEOは、輸入関税ゼロによってベトナム企業がより過酷な競争にさらされることになる、と述べた。

小規模メーカーは市場から撤退するか、自社で製品を製造する代わりに、輸入した製品を国内で販売(するよう業態を変更)せざるを得ないことになるだろうとした。

ベトナム企業は、特にアセアン地域における衣料品の関税がゼロに引き下げられた2012年以降、何年にもわたって中価格帯市場において、タイ、中国、韓国からの輸入品と競争を強いられてきた。

多くのベトナムメーカーでは、アセアン地域からの輸入増大により、生産を縮小せざるを得なかった。

ベトナム繊維協会(Vitas)によると、ベトナム企業のうち20%のみが国内市場向けの製品製造を望んでいる一方で、大半の企業は輸出向け生産に注力しようとしている。

ベトナム繊維公団(Vinatex)のHoang Ve Dung副社長は、増加する外国製品が国内市場に浸透してきており、そのことはベトナム企業にとって脅威である、と述べた。

Dung副社長はまた、国内企業が存続、発展し続けるには、自社オリジナルデザインによる製品を生産して自社ブランドを育てるか、小売ネットワークを拡充し、小売店舗からショッピングモールへ、また地方から都心へ広げていくか、という2つの道しかない、と続けた。商工省によると、2014年の国内繊維・衣服品の消費者価値は35億米ドル、75兆ベトナム・ドンであった。

さらに、原産地が不明確な製品の売上を含めると、実際の数値はより高い可能性がある。

ベトナムでは約200の海外ファッションブランドがひしめいており、中間、及び高級品市場セグメントの売上が全体の約60%を占めている。

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最終更新:2016年02月01日06:03

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