インドシナニュース

2016年01月 のニュース一覧

ベトナム:2016年1月5日から2016年1月13日までの繊維輸入実績例

今週、各市場からの綿輸入価格は対前週比で上昇し、1,420~1,742USD/tで推移した。具体的には次の通りである。インドからの綿輸入価格は対前週比で0.2%上昇して1,443USD/tだった。ブラジルは0.1%上昇して1,565USD/t、中国は1.1%上昇して1,592USD/t、韓国は1.3%上昇して1,660USD/t、日本は8.2%上昇して1,729USD、マカオは6.8%上昇して1,742USD/t、アメリカは5.6%上昇して1,736USD/tだった。2015年同期と比較すると、これらの市場からの輸入価格は0.4~12.8%下降した。その他の市場からの綿輸入価格は、スイス1,459USD/t、スワジランド1,420USD/t、イギリス1,501USD/t、ブルガリア1,432USD/t、フランス1,509USD/tとなった。

各市場からのポリエステル糸(コード:54023300)の輸入価格は対前週比で下降し、0.6~2.87USD/kgで推移した。このうち、タイからの輸入価格は、対前週比で0.5%下降して0.82USD/kg、インドは14.9%下降して2.43USD/kg、台湾は36.5%下降して1.26USD/kg、日本は40%下降して2.87USD/kgとなった。2015年同期と比較すると、これらの市場からの同原料の輸入価格は1.6~11%下降した。その他の市場からの輸入価格は、中国1.59USD/kg、インドネシア1.35USD/kg、マレーシア1.05USD/kg、韓国1.44USD/kg、サモア1.57USD/kgとなった。

綿100%、生地巾61/62inch(コード:52091900)の中国からの輸入価格は1.01USD/mで、香港からの輸入価格は1.26USD/m(CIFカットライ(HCMC))である。

ナイロン100%、生地巾58/59inch(コード:54071090)の中国からの輸入価格は上昇し、3.36USD/mで、韓国からの輸入価格は3.92USD/m(CIFカットライ(HCMC))である。

ポリエステル100%、生地巾59/60inch(コード:54076100)の韓国からの輸入価格は下降し、0.60USD/ydで、中国からの輸入価格は1.08USD/yd(CIFカットライ(HCMC))である。

ビスコース95%、スパンデックス5%、生地巾58/60inch(コード:60062200)の中国からの輸入価格は2.45USD/ydで、韓国からの輸入価格は3.00USD/yd(CIFカットライ(HCMC))である。

 

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最終更新:2016年01月31日17:38

ベトナム:アパレル企業は輸入原材料への依存度低下を目指す

ベトナム国内の報道によると、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)によるヤーン・フォーワードや、EU・ベトナム自由貿易協定のファブリック・フォーワードといった原産地規則の影響で、ベトナムのアパレル企業はベトナム産の原材料を求め、輸入原材料への依存度を低下させようとしている。

ベトナム産縫製製品には平均で12-30パーセントの関税が課されているが、TPP発効後は無関税となる。しかし、TPPのヤーン・フォーワード規則により、無関税の資格を得るためには、生産に必要な原材料の輸入が禁じられる。同様に、EU・ベトナム自由貿易協定でもファブリック・フォーワード規則があり、国内で生産された原材料を使用する必要がある。

ベトナムのアパレル企業は輸入原材料に大きく依存しており、原材料総量の3分の2近くが輸入されている。しかし、ベトナムが調印した新たな自由貿易協定の下では、輸入原材料への依存は不利となる。

ベトナム綿・紡績協会によると、ベトナム国内のアパレル産業の需要を満たすためには、現在の生産量よりずっと多量の原材料が必要となる。例えば、ベトナムでは年間90億メートル近い布地が使われているが、国内で生産しているのはそのほぼ3分の1に過ぎない。つまり、ベトナムは原材料生産の総量を増やさなければならない。

こうした理由から縫製業者は国内の原材料生産業者、製糸業者、織りや染色の業者を求めている。ベトナム繊維縫製協会(Vitas)によると、原材料の絶え間ない供給を可能にするために、縫製業者は原材料供給業者の株式を購入したり、投資を行ったりしているという。

縫製繊維業界の専門家によると、もし製造業者が効果的なサプライチェーン構築に成功すれば、自由貿易協定の発効後にはベトナムからの繊維・縫製製品輸出は15パーセント以上成長することが予測されている。

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最終更新:2016年01月29日12:00

ベトナム:中小企業、今後TPPとEVFTAの恩恵を受ける

国内の中小企業は環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)とベトナム-EU自由貿易協定(EVFTA)により多くの恩恵を受けるはずだと経済学者のPham Chi Lan氏は言う。

ハノイで開催されたTPPとEVFTAに関する会議の中でLan氏は、中小企業は域内の貿易の自由化やつながりが促進される一方、グローバル・バリュー・チェーンを拡張し、競争上の優位性を最大化させることができると語った。

輸出品に関する関税は撤廃され、結果輸入コストが低減し供給品が多様化する。加えてベトナム企業は国内外ともに十分に見込みのある市場で活動を行うことができ、これは投資家の保護につながるともみられている。

商業省貿易促進庁によれば、TPPは11%増加する可能性のあるGDPや28%増加見込みの輸出など、経済面に大きな影響をもたらすとの見方だ。衣料品、繊維製品、革靴、海産物など主要製品の輸出高は今後10年間で急上昇する可能性がある。

EVFTAの施行後、今後7-10年をかけてベトナムから5億人の人口を持つEU市場に対し99の輸出関税が撤廃される。この合意でベトナムの年間輸出高は4-6%増加することが期待されている。

一方でTPPとEVFTAは企業にとって課題ももたらす。関税の引き下げにより安価な輸入製品がベトナムに流入するかもしれないのだ。

これより地元企業は熾烈な競争にさらされる可能性がある。他方輸出品は原産地証明書(C/O)、ダンピング防止、子会社、国防貿易ツールに関する厳しい要件に見合わなければならないと当局は述べる。

欧州連盟政策投資援助プロジェクト(EU-MUTRAP)技術支援チームリーダーClaudio Dordi氏は、ベトナム企業は衣料品や繊維製品の原産地証明に注力し付加価値を高めるべきだと指摘する。企業は特にEUに求められる国際的に通用する衛生基準を受け、製品の品質や安全性の向上につとめるべきだという。

氏は政府が企業に対しEVFTAやその他の貿易協定に関する期限や明確な情報を提供すべきだと提案する。

加えてベトナムは国家・地元レベルで品質管理の促進とブランドの確立における明確な戦略を持つべきだ。

 

大企業も楽観的

Viet Nam Report Companyにより発表されたベトナムの年間報告書「ベトナム経済2016」のなかで、地元の大企業もTPPの影響を楽観的にみていることが明らかになった。

調査は国内の1000以上の大企業を対象に行われた。

経済成長率6.7%、消費者物価指数(CPI)5%以下と予測される中で、調査対象の半数近くの企業が2016年第一四半期と今後5年間のビジネスに関して楽観的な見方を持っている。

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最終更新:2016年01月29日06:08

ベトナム:綿糸生産量が4年で3倍に

米国農務省(USDA)の最新の報告によると、ベトナムの綿糸紡績業は過去4年間で生産量を3倍以上に伸ばし、2015/16年の綿消費量は510万梱に達する見込みという。この4年間の世界の綿需要増加の半分がベトナムによるもので、ベトナム産綿糸の輸出増加がこの急速な拡大の主要因となっている。

綿糸輸出純量は2011/12年から2015/16年の間に年率40%以上の割合で増加している。ベトナム産綿糸の最大市場は中国で、綿糸輸出総量の80-90%が中国に輸出されている。

「この成長は中国によるベトナムの紡績工場への投資の大幅な上昇、そしていくつかの企業の大規模な移転と時期を同じくして起こっている」

「この傾向の背景には、中国国内の綿政策により綿の国内価格が上昇し、紡績業で利益が上がらなくなったことがある」と農務省は解説する。

同時に、ベトナム国内での綿糸需要による綿の消費量も目覚しい伸びを示しており、2011/12年から2倍以上に伸びている。

「つまり、より多くの綿糸を中国に輸出しつつも、ベトナムは繊維のバリューチェーンでより上流での地位を固めつつある」とUSDAは分析している。

2015/16年に関して、USDAは全世界での綿生産量は大幅に減少すると予測している。主にパキスタン、インド、中国での変化によるためで、綿消費量についてもわずかに減少するだろうと予測している。

米国での綿生産量、消費量ともにわずかに減少しており、期末在庫が増やされたものの、米国での季節平均価格は1パウンドあたり59セントで変化しないと予測されている。

12月31日までの週で、綿全種の累積輸出量は前年の253万梱に対して244万梱、売掛分は前年583万梱に対し253万梱であった。

 

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最終更新:2016年01月28日12:07

ベトナム:アパレル業界に大きな輸出ビジネスチャンス

アパレル分野はベトナム経済を牽引する輸出産業の一つであるが、ベトナムが自由貿易協定(FTA)に参画し、今年それが発効することにより、2020年までに輸出売上高が300億米ドルに、2025年までに 2015年の水準の2倍となる550億米ドルに達すると予想されている。

また、FTAは外国直接投資(FDI)を誘致し、市場の統合によりベトナムに多くのメリットをもたらすこととなる。

しかし、Gia Dinh Garment社の代表によると、アパレル分野におけるFDIの大半は、世界のアパレル大企業からによるものであり、それらの企業は原材料から完成品、デザイン、流通などの生産プロセスを一貫してコントロールしている傾向がある、と述べた。

この傾向により、FDI企業は低コスト、競争的な販売価格、そして安定的な原材料供給源を確保できるというメリットを享受する一方で、ベトナム繊維公団(Vinatex)のように独自の生産プロセスを確立する財務的余力のある少数の企業を除き、ベトナム企業には不利な状況がもたらされることが想定される。

地元企業において最も困難な課題は原材料不足であり、FTAが規定する原材料の原産地規則を充足するために、厳しい(原材料獲得)競争に巻き込まれることとなるだろう。

そのためベトナム地元企業は、自らのビジネスの発想と手段を共に改善する必要がある。政府機関は各団体と協働し、地元企業が単なる作業請負業者から、オリジナルデザインやブランドメーカーとなり得るよう、FOB条件での輸出へ移行することを奨励するような政策を発令していく必要がある。

専門家らは、さらに多くのFTAが有効になる2020年までに、繊維・衣料品の輸出売上高は、300億米ドルにも達し、210億米ドル分もの原材料を消費することになるだろう、と述べた。

その際、アパレルのサポート業界が、地元企業が(FTAによる)ビジネスチャンスや税制上の優遇措置を活用する上での基盤を提供し、FTAの原産地規則対応の解決策となると見られている。

Trung Quy Trading Production Service 社のTran Trung Quy社長は、ホーチミン市はサポート業界向けに、繊維生産ライン、染色ラインや排水処理のための化学薬品などに必要な設備の製造を促進するような政策を採るべきだ、と強調した。

これらの政策は、サポート製品のコスト削減に役立つ、と彼は述べた。

税関・税務手続きは、同様の目的のためにさらに合理化する必要がある。

加えて、ホーチミン市が将来ベトナムや東南アジアにおけるファッション中心地に発展するために、その固い決意を示す必要があり、そのことにより、ベトナムのアパレル企業がアセアン諸国や中国ビジネスへますます強力に食い込むのに競争優位がもたらされることになるだろう、とした。

またそうした政策は、ベトナムがショッピング観光大国となることを後押しし、店舗システムを拡充し、不動産などその他産業の発展をも巻き込んでいくことになるだろう、と彼は付け加えた。

 

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最終更新:2016年01月28日06:05

ベトナム:皮革・履物業界の輸出が20%増へ

自由貿易協定(FTA)によるビジネスチャンスにより、国内皮革・履物産業の輸出額が、今年15%~20%増加する可能性がある。

ベトナム皮革履物協会(Lefaso)によってハノイで開催された、皮革・履物の生産、輸出、輸入に関する会議において、商工省のHo Thi Kim Thoa副相が、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)やその他自由貿易協定(FTA)に関する交渉に署名することは、織物、衣料品、皮革・履物業界を含むベトナムの企業の生産やビジネスにより多く取引機会をもたらすことになる、という発言をしたとオンライン新聞のnews.vn.が報じた。

「これらの自由貿易協定による利益の一つである、米国、欧州連合(EU)やその他の市場に製品を輸出する際の特恵関税を受けるためには、国内皮革・履物産業は自国内で原材料を調達する必要があります。」とThoa副相は述べた。

LefasoのNguyen Duc Thuan会長は、地元の皮革・履物産業はTPPを含む自由貿易協定からより多くのビジネスチャンスを得られることになるが、一方で、それらの企業の輸出活動にこうした多くの課題をもたらすことになるだろう、と述べた。

しかし、経済・貿易活動の回復に支えられ、ベトナム企業は今年、収益の高成長を達成することが期待されており、それを確実なものにするために、ベトナム企業は生産改善のための技術を取り入れる必要がある、とした。

昨年、国内の皮革・履物産業は、輸出総売上高150億米ドル、内訳は履物が120億米ドル、ハンドバッグが30億米ドルと、全体で前年比約16%の伸びを達成した。

皮革・履物業界では今年、昨年から継続する開発案件と、特にアセアン経済共同体やTPPなどのFTAからの多くの輸出需要により、15〜20%の成長率の達成を見込んでいる、とThuan会長は述べた。

2015年に地元の履物製品の伝統的市場においては、2014年と比較して米国で20%、EUで10%、中国周辺地域で50%増と、高い輸出売上高を記録した。

地元の履物企業はまた、製品の生産性と品質を高めるために生産改革に着手しており、そのことが輸出市場の開拓と拡大につながる、と彼は述べた。

Phong Chau Leather and Footwear社の代表は昨年、会社の輸出先をアフリカとアセアン諸国に拡大し、そのことにより、2015年の輸出売上額が2014年と比較して5~7%増加したことを明らかにした。

今年、この会社ではこれら既存市場への輸出を促進し、さらに新しい輸出先を求めて生産スケールを拡大するための投資を増加させることを予定している。

 

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最終更新:2016年01月27日08:48

ベトナム:Avery Dennison RBIS、南部で3000万ドル規模の工場操業開始

1月18日、ベトナム南部ロンアン省で米国のアパレル梱包企業が数百万ドル規模の製造工場の操業を開始した。

Avery Dennison Retail Branding and Information Solution(Avery Dennison RBIS)によると、3000万米ドル規模の工場はLong Hau工業団地にあり、ラベル、パッケージ、装飾用材料などを生産する。

Avery Dennison RBISはアパレル企業向けのブランディング、ラベル、パッケージ、装飾、FRID(無線ICタグ)技術における先進企業であり、ラベル、パッケージング材料、パッケージング技術の世界的大企業であるAvery Dennisonの子会社である。

延床面積2万8000平方米の新工場は、Avery Dennison RBISの最新の生産技術革新と独占開発技術を反映したものであると同社はプレスリリースで発表している。

同工場にはイタリアでの導入に続きアジア地域で初となる、新たなコンポーネント織り技術も導入されている。

同工場の操業開始に伴い、1200人の新規雇用が予定されている。

Avery Dennison RBISによると、ロンアン工場は同社のベトナムにおける最新の製造施設となる。同社は2003年にベトナムに進出して以来、4000万米ドルの投資を行っている。

新施設はAvery Dennison RBISのベトナムへの投資における新たな道標であり、現在ベトナムで操業する世界的縫製繊維ブランドからの増加しつつある需要に、革新的なラベル・ブランディング技術で対応するための施設となる。

「環太平洋戦略的貿易連携協定(TPP)により見込まれる成長を含め、ベトナムのアパレル・製靴産業の長期にわたる繁栄を嬉しく思います」とAvery Dennison RBISのDeon Stander副会長兼社長は述べた。

「この投資はベトナム、そしてベトナム国内の顧客とともに成長していくというAvery Dennison RBISの自信を示すものです。ロンアン工場の操業で、革新的な伝熱装飾技術をさらに成長させ、世界的ブランド、小売店といったお客様によりよいサービスをスピーディーに提供できるようになります」

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最終更新:2016年01月25日12:01

ベトナム:アパレル産業が自由貿易協定時代のビジネスチャンスを取り込む

ベトナム繊維公団(Vinatex)は、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)とベトナム・EU間自由貿易協定(EV FTA)の発効が予定されている2018年時点で、製品の現地化率を60%に高めるよう努力を続けている。

VinatexのTran Quang Nghi会長は、こうした努力によってのみ、Vinatexグループが2つの自由貿易協定による特恵関税の恩恵を完全に享受するための要件を満たすことができる、と述べた。

その目的のため、Vinatexグループでは2つの製糸工場と1つの染色・織物工場の稼動を計画している。北部ナムディン省にある製糸工場は、今年の第一四半期に立ち上げを予定しており、また中部クアンナム省の糸染色・織物複合工場の開業準備も着々と進められている。この複合工場では、年間約1万2000トンの編物原料を供給する予定としている。

さらに、その他6つの衣料品縫製工場も今年上半期中に完成する予定である。

しかし、繊維産業のマネージャーは、TPP、欧州とのFTAとも、加盟国における議会承認や、その他の時間のかかる事前手続きを待たねばならず、これら新世代FTAから実際に利益がもたらされるまで、まだまだ時間がかかるだろう、と述べた。

そのため、2016年は依然として繊維産業にとって課題多き年となることが予想されており、金融市場や世界の成長ペースに大きな変動が発生するような場合、なおさらのこととなる。

VinatexのLe Tien Truong副会長によると、米国を除く、ヨーロッパや日本などの主要市場では低経済成長の兆しがあり、世界需要は2015年と同水準に留まるとされている。

加えて、原油価格は低価格帯で推移し、その結果、合成繊維などの材料価格も低水準となり、その後天然繊維の価格も、競争により下落していくことが予想されている。

そのため、Truong副会長は、2016年に受注単価を増加させることはほとんど不可能である、とした。このような状況下では、繊維産業の輸出額は、増産によってのみ成長させることができ、(その伸びは)11〜12%と予想されている。

Hung Yen Garment社(Hugaco)のNguyen Xuan Duong会長は、自国通貨を切り下げようとするアジア諸国の動きにより、それらの国における生産コストはベトナムと比較して相対的に下がっており、その結果顧客は、インドネシア、ミャンマー、中国までをも含めた他のアジア諸国へ発注を切り替える可能性がある、と述べた。

2015年にベトナムは、目標に5億米ドル届かなかったものの、270億米ドルを売上げ、アパレル輸出国トップ5の地位を守った。

Le Tien Truong副会長は、2016年の繊維・衣料品分野の輸出売上高は、295~300億米ドルとなると見込んでいる。

 

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最終更新:2016年01月25日06:01

ベトナム:2016年1月2日から2016年1月7日までの繊維輸入実績例

今週、各市場からの綿輸入価格は対前週比で上昇し、1,420~1,644USD/tで推移した。具体的には次の通りである。インドからの綿輸入価格は対前週比で0.3%上昇して1,440USD/tだった。アメリカは9.5%上昇して1,644USD/t、スイスは0.5%上昇して1,477USD/t、中国は1.2%上昇して1,575USD/t、イギリスは1.1%上昇して1,521USD、日本は3.4%上昇して1,598USD/t、韓国は0.8%上昇して1,639USD/tだった。2015年同期と比較すると、これらの市場からの輸入価格は1.4~12.6%下降した。その他の市場からの綿輸入価格は、ブラジル1,565USD/t、オーストラリア1,609USD/t、スワジランド1,420USD/tとなった。

各市場からのポリエステル糸(コード:54023300)の輸入価格は対前週比で下降し、0.83~4.83USD/kgで推移した。このうち、台湾からの輸入価格は、対前週比で4.3%下降して1.99USD/kg、インドネシアは1.4%下降して0.88USD/kg、日本は8.5%下降して4.83USD/kg、韓国は23%下降して1.36USD/kgとなった。2015年同期と比較すると、これらの市場からの同原料の輸入価格は0.8~25%下降した。その他の市場からの輸入価格は、インド2.85USD/kg、中国1.38USD/kg、タイ0.83USD/kg、マレーシア0.92USD/kgとなった。

ポリエステル100%、生地巾58/60inch(コード:54076900)の中国からの輸入価格は下降し、2.35USD/mで、日本からの輸入価格は2.46USD/m(CIFカットライ(HCMC))である。

綿100%、生地巾61/62inch(コード:52091900)の香港からの輸入価格は1.24USD/mで、中国からの輸入価格は1.35USD/m(CIFカットライ(HCMC))である。

綿60%、ポリエステル40%、生地巾58/60inch(コード:60052200)の台湾からの輸入価格は下降し0.91USD/kgで、韓国からの輸入価格は1.19USD/kg(CIFカットライ(HCMC))である。

ポリエステル100%、生地巾58/60(コード:590390)の中国からの輸入価格は1.15USD/yd、日本からの輸入価格は1.58USD/yd、台湾からの輸入価格は1.90USD/yd(CIFカットライ(HCMC))である。

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最終更新:2016年01月24日15:39

ベトナム:求められる原材料の国内サプライヤー

ベトナムのアパレル・繊維企業は国内生産された原材料に対する投資を増やすことで、ベトナムが加盟している自由貿易協定の厳しい要件を満たそうとしている。

「繊維業界は長きにわたり原材料を輸入に依存してきました。国がすでに協定を結んだ、もしくはこれから結ぶ自由貿易協定のもとでは輸入にこれ以上頼ることはできません」Dong Nai Garment Corporation会長のBui The Kich氏は語る。

氏によれば、繊維業界は平均約7割の原材料を輸入に頼っている。

同社の国内調達率は不織布材料の生産への投資のおかげもあり、45%に増加したと氏は言う。

昨年同社はドンナイ省にHung Long Industrial Complexを建設するために3000億ベトナム・ドン(1339万米ドル)を投じ、ここを衣料品・繊維製品製造の拠点とすることを目標としているという。

ベトナム繊維協会(Vitas)とGarment 10 Joint Stock Companyの会長であるVu Duc Giang氏は、国内の衣料品会社は製糸・製織・染色の分野に投資するよう後押しされてきたが、最も安全で適切な方法は原料の供給減を確保するために国内外の企業に対する資本の拠出か株の購入であると語った。

今年の投資計画の中で同社は製糸分野でパートナー企業と提携する予定で、輸出入双方に対する原材料の調達を確保するという。

Viet Nam Cotton and Spinning Association事務局長のNguyen Hong Giang氏は昨年の輸出収入が280億米ドルに達するなど輸出分野で大きな成長を遂げたものの、原材料や付属品の国内調達はあまり変化がみられなかった。

例えばベトナムは年間85億メートルの生地を必要としているが、国内の生産は30億メートルにとどまる。

国内の生地生産は需要に追いついておらず、その上環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)のyarn forward原則、ベトナム-EU自由貿易協定ともに国内での調達要件が非常に厳しいと氏は言う。

それ故、ベトナムが自由貿易協定の恩恵を受けるには生地生産における処理能力を急速に高めることが求められている。

ベトナム繊維協会(Vitas)総書記Dang Phuong Dung氏は政府の支援以外で自由貿易協定の恩恵を最大限に受けるためには、国内企業は世界市場における確かな地盤を築くために生産技術、デザインや品質を高めるべくさらに投資を行うべきだと語った。

氏は国内の衣料品製造業者、原材料や付属品の製造業者の間のより密な連携を呼びかけた。

商工省によれば、ベトナムのアパレル商品は米国やEUに輸出を行う際、平均12-30%の関税を課せられている。

例えば100億米ドル相当の輸出には17億米ドルの関税が発生する。

TPPが実行されれば関税は無くなり、ベトナムのアパレル商品の競争力が増すと同省は語った。

ベトナム繊維協会(Vitas)によればyarn forwardの原糸原則を含むFTAの原産地規制はビジネス面において大きな課題となるが、長期的には投資戦略を改善しようと企業を刺激し、市場の供給に見合う生産量を調整できるようになる。

各企業が自社の製品により付加価値を与え、競争に打ち勝つ能力を備えるべく自社で、もしくは他社と提携を結びサプライチェーンを確立しなければならない、とVitasは言う。

Vitasによれば自由貿易協定のもとでは関税面において優位となることから、繊維製品業界は今年輸出において20%以上の成長が期待されている。

 

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最終更新:2016年01月21日05:48

ベトナム:TPPの影響により労使関係に変化の可能性も(後)

(前編より)

 

世界銀行の統計によると、輸出に大きく依存し、低賃金を強みとした経済のベトナムでは、主に繊維・アパレル産業の貢献により、2030年までに約10%とTPP加盟国の中で最も高水準での経済発展が見込まれている。

一部の外国投資のおかげもあり、ベトナム経済は昨年年率6.68%と、ここ5年間で最も速いペースで成長した。しかし、さらに高品質のTPP関連投資を誘致するためには、一人当たりGDPや競争力ランキングが参加国グループで最低水準にあるこの共産主義国において、幅広い改革を導入する必要がある。

「ベトナムにおいて完全な市場システムを導入し、国家の役割をより改善するには、多くの労力を必要とします。」と経済学者であるPham Chi Lan氏は言った。

非効率な国営企業はなおも経済のあらゆる分野において影響力を持っており、そのリストラは、長く、痛みを伴うものとなるだろう、と彼女は言った。しかし、ベトナムがTPPに加盟したとき、それは「国は真剣に(現在の)仕組みを変えることを考えている」ことを示した、とも言えるとした。

ベトナムのTPPへの参加には、国の支配エリートの間での外交政策の方向性に関する「新たなコンセンサス」が反映されている、と香港城市大学のベトナム専門家であるJonathan London氏は述べた。この共産主義国家は米国や日本に接近することを望んでいるが、一方で、現在最大の貿易相手国である中国の反感を買わないようにしたいと考えている、と彼は言った。

「ベトナム政府はTPPがどのような意味を持つかを認識しています。即ち、経済的および戦略的に、ベトナムの評価を高めるのに千載一遇のチャンスであるということです。」

TPPは、国有部門を徹底的に見直しするための長期にわたる取り組みに“構造と方向性”を指し示すことにより、ベトナムの国内改革の助けとなり、さらに、この協定はベトナムに多大なビジネスチャンスをもたらすものの、それは特効薬ではない、とBay Global Strategies社のVirginia Foote氏は述べた。

「企業は(投資環境について)全体像を評価しているのであり、優れているのが関税水準だけであれば、工場やサプライチェーンを(ここベトナムに)移したりしないでしょう。」と彼女は言った。

ハノイ郊外の繊維・衣料品工場において、同社では熱心にTPP発効後の計画を練ってきた、とThan Duc Viet次長は述べた。

この工場では生産能力をほぼ倍増し、他のTPP加盟国から糸を調達することによって得られるTPPの優遇条項を利用するため、地元のサプライヤーを確保するのに多忙を極めている。一方で、新しい労働基準を求める条項については一切心配しておらず、会社では既に、熟練労働者をつなぎ止めるのに必要な処遇に多額の投資をしている、とした。

「TPPの有無にかかわらず、優秀な労働者が働き続けてくれないことには、我々は確実に破産に追い込まれることになるのです。」と、彼は言った。

 

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最終更新:2016年01月20日11:52

ベトナム:TPPの影響により労使関係に変化の可能性も(前)

ベトナムは主に繊維・アパレル産業の貢献により、2030年までに約10%とTPP加盟国の中で最も高水準での経済発展を期待

 

製靴工場で共産主義国ベトナムにおいて初となる平和的な集団ストライキを組織した後、労働活動家のDo Thi Minh Hanh氏は逮捕され、警察に殴られて流血した上4年間の懲役を課された。

ベトナム当局は、目覚しい経済成長を牽引している輸出向け工場で働く何百万人もの労働者が、独立した労働組合を結成することを認めていない。しかし、バラク・オバマ米大統領によって「21世紀の貿易」の礎とうたわれている環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の発効に伴い、この方針は変更されねばならない。

TPPは世界経済の約40%において商取引を自由化することを目的としており、米国、日本、カナダ、ベトナムなどのこの協定への署名国は、独立した労働組合を認めるよう義務付けられている。しかしHanh氏のような活動家らは、一党独裁体制においてこのような変革を確かなものにするには、長い道のりが必要となると言う。

「ベトナム国家はまだ、労働組合のコントロール権を保持したいと考えています。」と2014年に刑務所から釈放されたが、まだ常時警察の監視下にあるHanh氏は言った。

現在すべての労働組合が、与党共産党より古い歴史を持つ、ベトナム労働総連合(VGCL)に属している。このような公的な労働組合は、「労働者を代表するのではなく、労働者をコントロールするために組織されています。」と、労働活動家のHoang Dung氏は述べた。

意味のない代表権は、より多くの山猫ストライキにつながり逆効果である、と労働活動家Nguyen Ngoc Nhu Quynh氏は言った。

「そういった公的な労働組合ではまともな交渉をすることができない、として労働者らはデモを行っています。」と彼女は言った。

Quynh氏はTPPについて楽観視しておらず、「労働組合が本当に自立的に活動し、労働者の問題に耳を傾けるかどうかについて、いったい誰が保証できるというのでしょう。」と問うている。

TPPには、企業がもし自らの権利が侵害されたと考えた場合、政府を相手取り裁判に持ち込むことを認める、という賛否両論の投資家寄りの紛争解決メカニズムが含まれている。しかし一方でTPPには、加盟国が労働や環境に対する約束事を果たしていることを確認するような同様の執行メカニズムはない。

(貧困と不正を根絶するための国際協力団体である)OxfamのAndrew Wells-Dang氏によると、ベトナムは過去に多くの権利と労働に関する契約に署名してきたが、その実行には移せなかった。

TPPは「労働問題に風穴を開ける助けとなる可能性はあります。ですが、うまくいかない場合はどうなるでしょうか?」と彼は言った。

リスクは、TPPによって単に、「国内のある者によって支配されていた状況が、国際的な企業による別の状況に置き換わる」だけであり、ほとんど労働者や農民の利益にならないということである。

 

(後編に続く)

 

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最終更新:2016年01月20日05:49

ベトナム:中国資本の靴製造工場による深刻な環境汚染が発生

警察環境犯罪防止管理局(C49)はベトナム南部タイニン省当局と協力し、Cha La工業団地の中国資本のPou Hung Vietnam Co., Ltdによる複数の環境法令違反の確認を行っている。

1月8日に実施した抜き打ち査察の際、警察は同社が産業廃水を直接Ben Dinh水路に排出し、深刻な汚染を引き起こしていることを突き止めた。水路はVam Co Dong川に直接つながっていることから、汚染による危険と被害の及ぶ範囲は深刻なものとなる。特に、同社の産業廃水パイプは15の作業場の雨水パイプとつながっており、廃水は直接水路に排出されていた。

「現在のところ、タイニン省の経済区管理委員会は同社の環境法令違反についての省当局の結論を受け取っていません。同社は法令違反について認めておらず、新しい作業場の廃水路を設置した際に、建設業者が廃水パイプを工業団地の廃水処理施設に接続するべきところ、誤って雨水パイプの水路に接続したことが原因としています」と経済区管理委員会のPham Van Son副委員長は話す。

「同社は省当局の結論を待ちつつ現在も操業中です」とSon副委員長は続けた。

2010年7月に創業されたPou Hung社は靴製品製造を専門としている。同社工場では現在1万8000人の従業員を雇用し、1日あたりの廃水量は1039立方米に達する。

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最終更新:2016年01月19日13:48

ベトナム:EUへのTシャツの輸出、回復

統計データによれば、2015年のベトナムのTシャツの輸出は11億100万点、45億3600万米ドルに達し、対2014年同期比で数量が6.4%増、金額が7.7増となった。

2015年11か月間には、アメリカ、EU、日本市場への輸出が対前年同期比で4.9~9.0%とわずかに増加した。具体的には次の通りである。

アメリカ市場へのTシャツの輸出は同製品の総輸出額の63.1%を占め、対2014年11か月比で数量は6億6570万点、金額は25億7900万米ドルに達し、数量で5.8%増、金額で5.5%増と増加した。先週、米国では連邦準備銀行が金利を引き上げたが、米国の労働市場は改善され、中期のインフレ率は目標の2%に届いているために、米国の消費者の支出は伸びているためである。米国の消費指標はなお強く伸びると予想され、経済では雇用機会が伸び、失業率が現在の5%からさらに下がると見られている。加えて、年末の消費シーズンには消費者指標が大きく伸びる。米国の経済動向からは、この市場へのアパレル製品の輸出は今後も伸びる。

日本市場へのTシャツの輸出は、対前年同期比で数量が1.8%、金額が9.0%増となり、1億580万点、4億8490万米ドルだった。

EU市場へのTシャツの輸出は、対前年同期比で数量が4.1%増、金額が4.9%増となり、7330万点、3億3910万米ドルに達した。このうち、いくつかの国への輸出が対前年同期比で増加し、イギリス27.2%増、ドイツ9.8%増、イタリア83.9%増、フランス130.9増、スウェーデン13.9増、ギリシャ15.5%増、等であった。ユーロ圏の経済成長は2015年には1.4%増、2016年には1.5%増、2017年には、1.9%増と見込まれている。さらには、ユーロ圏のインフレ率は2016年には1.0%、2017年には1.6%と予測されている。各発展途上国への優遇措置に伴い、同市場へのアパレル製品の輸出は今後有利なると見込まれる。

注目すべきは韓国市場へのTシャツの輸出であり、対2014年11か月比で数量が17.4%増、金額が13.5%増とかなり増加し、3710万点、1億9330万米ドルに達した。

各企業はその他の市場へのTシャツの輸出も推し進めており、対前年同期比でアラブ首長国連邦29.5%増、ナイジェリア851.5%増、サウジアラビア25.7%増、アルゼンチン25.7%増、ペルー16.6%増、トルコ32.8%増、等となった。

 

2015年のTシャツの輸出価格は、対前年同期比で1.3%とわずかに上昇し、FOB単価は4.12米ドルだった。

2015年11か月のアメリカ市場へのTシャツの輸出は、対前年同期比で0.3%とわずかに下降し、FOB価格は3.92米ドルだった。2015年11月の同市場への輸出価格は、対前月比で0.8%下降したが、対前年同期比では3.5%下降し、FOB単価は3.92米ドルだった。

2015年11か月の日本のTシャツの輸出価格は、対前年同期比で7.1%上昇し、FOB単価は4.58米ドルだった。2015年11月の同市場への輸出価格は対前月比で1.3%上昇したが、対前年同期比では2.8%下降し、FOB単価4.72米ドルだった。

2015年11か月のEU市場へのTシャツの輸出価格は、対前年同期比で0.8%とわずかに上昇し、FOB単価は4.63米ドルだった。そのうち、いくつかの国への輸出価格が対前年同期比で上昇しており、イギリス5.1%、スウェーデン2.2%、ポーランド28.1%、チェコ32.8%、エストニア41%、オーストリア35.6%などである。

 

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最終更新:2016年01月18日18:08

ベトナム:ドンナイ省で3万1000人の労働者を新規採用

ベトナム南部ドンナイ省の複数の企業が、今年2月から6月に計3万1000人の新規雇用を予定している。

この新規採用計画は、外資系製造業企業の業務拡大とテト(旧正月)後の退職者を見込んだもの。

「各企業とも主に2月、3月に雇用するように注意しています。多くの従業員が旧正月後に退職する可能性があるためです」とドンナイ省労働・傷病兵・社会局のPham Van Cong副局長は話す。

未熟練労働者と縫製・製靴・機械分野の職業訓練校卒業者が優先的に採用される予定となっている。

Pham Van Cong副局長によると、ドンナイ省では現在約2万社が操業しており、今回の採用予定は主に大規模企業によるものだという。

近年、従業員の採用計画は1年ごとに作成されていたが、労働者の需要が供給を上回る状況となっており、今年は複数の企業が短期的な採用目標を作成している。

ドンナイ省では2016年の新規労働者雇用人数は6万人以上と予測している。

 

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最終更新:2016年01月18日06:02

ベトナム:2015年12月22日から2015年12月30日までの繊維輸入実績例

今週、各市場からの綿輸入価格は対前週比で下降し、1,436~1,891USD/tで推移した。具体的には次の通りである。中国からの綿輸入価格は対前週比で0.1%下降して1,556USD/tだった。インドは0.5%下降して1,436USD/t、アメリカは1.5%下降して1,501USD/t、スイスは1.1%下降して1,470USD/t、シンガポールは2.8%下降して1,492USD、日本は2.3%下降して1,546USD/t、韓国は3.2%下降して1,635USD/tだった。イギリスから同製品の輸入価格だけは対前週比で変動がなく、1,505USD/tだった。2014年同期と比較すると、これらの市場からの輸入価格は6.8~11%下降した。その他の市場からの綿輸入価格は、フランス1,564USD/t、オーストラリア1,698USD/t、ブラジル1,609USD/tとなった。

各市場からのポリエステル糸(コード:54023300)の輸入価格は対前週比で下降し、0.72~5.28USD/kgで推移した。このうち、韓国からの輸入価格は、対前週比で13.8%下降して1.76USD/kg、インドは18.2%下降して0.84USD/kg、日本は24.8%下降して5.28USD/kg、マレーシアは28.7%下降して0.72USD/kg、タイは48.5%下降して0.79USD/kg、中国は37.2%下降して1.23USD/kgとなった。2014年同期と比較すると、これらの市場からの同原料の輸入価格は5.0~22.6%下降した。その他の市場からの輸入価格は、香港0.85USD/kg、インドネシア0.89USD/kg、台湾2.08USD/kg、ベリーズ1.67USD/kgとなった。

綿100%、生地巾57/58inch(コード:52083900)の中国からの輸入価格は1.71USD/mで、韓国からの輸入価格は1.85USD/m(CIFハイフォン)である。

ナイロン100%、生地巾58/60(コード:5516140)の台湾からの輸入価格は2.03USD/yd、韓国からの輸入価格は2.95USD/yd(CIFカットライ(HCMC))である。

ポリエステル100%、生地巾56inch(コード:55151900)の韓国からの輸入価格は0.84USD/mで、中国からの輸入価格は1.04USD/m(CIPハノイ)である。

ポリエステル65%、綿35%、生地巾40/60inchの中国からの輸入価格は1.05USD/ydで、韓国からの輸入価格は1.28USD/yd(CIFハイフォン)である。

 

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最終更新:2016年01月17日05:54

ベトナム:タイのTCCがスーパーMetroを買収

ドイツのMetroは1月7日、ベトナムにおける卸売業部門と関連不動産をタイのTCCに売却すると発表した。

Metroによると、TCC Holding Company Ltd の子会社であるTCC Land International Pte, Ltd がベトナムにおける全業務を6億5500万ユーロ(7億600万米ドル)で買収した。

Metroは「この売却における現金収入は4億ユーロ(4億3200万米ドル)程度で、支払いはすでに行われている」とプレスリリースで発表している。

Metro Cash Carry Vietnamはベトナム・ニュースの取材に対し、新所有者のもとで卸売業務は従前の名前、マネジメント体制を引き継ぎ、従前同様の商品とサービスで100万件以上の顧客とのビジネスを継続すると回答している。

Metroは2002年にベトナムに進出し、現在全国に19店舗、従業員3300人以上を擁する。

数年にわたってMetroはベトナムの商業インフラ、食品衛生、安全の向上に投資し、2万人以上のベトナムの農業・漁業関係者の訓練を行い、収量向上と製品の安全性向上に貢献してきた。

2014年8月、MetroはBerli Jucker Public Company Limited(BJC)への売却を発表した。

しかし2015年2月に、BJCに替わってBJCの主要株主のTCCが売却先となることが決定された。

小売業を含む多方面で事業を行う複合企業であるBJCがTCCの委託によりMetroを運営する。

 

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最終更新:2016年01月15日15:56

ベトナム:セブンイレブン進出で国内小売業者に警戒感広がる

日本の小売大手セブン&アイ・ホールディングスグループのベトナムへの進出により、ベトナムの小売市場の競争はさらに厳しくなることが予想される。

2015年7月の日本経済新聞の報道によると、同グループの米国子会社セブンイレブンInc.がIFB Vietnamと契約を結んだ。IFB Vietnamは同国でピザハットのチェーン展開をしており、セブンイレブン第一号店をホーチミン市に出店する予定である。今後3年間で100店、10年以内に1000店の出店を目指している。

セブン&アイ・ホールディングスのベトナムへの進出は、国内外の小売業者のベトナムでの業務拡大と時期を同じくしており、小売業界における競争の激化が予測される。

特に、米国の24時間営業コンビニエンスストアであるサークルKは現在ベトナムに113店を擁するが、当初の予定では2015年末までに150店を展開する予定であった。

バンコクポストの報道によると、ThaiBerli Jucker Plc は2018年までに205店のB’s Martを開店するため、3126万米ドルを投資しているという。

加えて、日本のイオングループ傘下のミニストップと双日が今後3年間で200店を開店し、10年以内に800店まで拡大する計画を進めている。

一方でベトナム企業もまた主要都市でコンビニエンスストアを増やしつつある。特に目立つ動きとしては、Vingroupが2015年にVinmart+を30店開店しており、ベトナムの小売業首位に立とうと、今後3年から5年間で1000店のコンビニエンスストアの開業を計画している。

業界専門家らは、セブン&アイ・ホールディングスのベトナム進出で、日用消費財(FMCG)製造業者の製品物流に変化が出る可能性を予測している。Nielsenの2015年の報告書によると、日用消費財の売り上げのうち80%が伝統的小売業者からのものとなっている。しかし、ベトナムの消費者は徐々にこうした伝統的な小売形態からコンビニエンスストアに移行しようとしている。

「セブンイレブンはベトナムの小売分野の状況を変えるでしょう」とエースコックベトナムの篭嶋茂人営業部長は話す。エースコックはベトナムのインスタント麺製造企業大手である。

現在エースコックベトナムの流通システムにおいては伝統的小売業が95%と最も高い割合を占めるが、同社はセブンイレブンをはじめとするコンビニエンスストアを通じた流通を増加する計画であると篭嶋営業部長は話す。

世界でも主導的なコンビニエンスストアチェーンであるセブンイレブンは、現在世界16カ国で5万6400店舗、日本で1万5000店舗を展開している。東南アジアでは、セブンイレブンはシンガポール、タイ、フィリピン、インドネシア、マレーシアに進出している。

 

 

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最終更新:2016年01月14日05:55

ベトナム:外資系企業が縫製会社買収を模索

多くの外国人投資家、とりわけ中国人投資家が、繊維・アパレル企業を買収しようと、ベトナムに押し寄せている。

一方で、ここ2ヶ月ほどの間、作業場や工場売却に関する広告が、紙媒体、及び電子版新聞に掲載されている。

あるアナリストによると、売却を希望する企業はほとんどが、新規開発において大規模なライバル企業に太刀打ちすることができない小規模企業である。

また、それら売りに出している企業のほとんどは、ハノイ、ホーチミン市やビンズン省など、便利な輸送条件にある地域に立地しているという。

現在ハノイのハドン地区にある1万2000平方メートルの敷地を占める縫製工場が売りに出されている。この工場には、5000平方メートルもの敷地の作業場に加え、管理部門、セキュリティルーム、食堂、従業員の休憩室、さらには電力システムと通りに面した製品を展示する売店まで含まれる。

最近締結された繊維・アパレル産業の合併&買収(M&A)取引において、買収者のほとんどは外国人投資家であった。

ビンズン省では、3万6000平方メートルの敷地の工場が200万米ドルで売りに出されている。この工場ではすぐに生産するのに必要な機械設備が備わっている、と広告されている。

ほとんどの場合、これらに対する買収者は外国人投資家である、とアナリストらは指摘している。

アナリストらはまた、それは環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の恩恵を受けると想定されるベトナム国内の繊維・アパレル産業ではなく、外資系企業(FIE)を指す、とした。

ベトナム繊維協会(Vitas)のDang Phuong Dung副会長は、繊維・アパレル産業におけるM&Aの波は、「予見されたもの」であるものの、国内企業のほとんどが外国人投資家に売却されていることを認めた。

彼らは強固な財務基盤と経験を保有しており、(まさに今が)TPPによる利益を得るためにベトナム企業を買収する絶好のタイミングである、ということをよく知っている。

「私が危惧しているのは、TPPはベトナム企業に利益をもたらさないかもしれない、ということです。 M&A取引によって、自由貿易協定による利益を享受できるのは、ベトナム企業ではなく、外資系企業(FIE)であろう、ということなのです。」Dung副会長は述べた。

あるレポートによると、ベトナムの繊維・衣料品の輸出売上高の70%は外資系企業により計上されており、この産業における外資系企業のオペレーションと役割の大きさを示している。

M&Aによってベトナム企業が縮小する一方で、外資系企業はさらに拡大するであろう、とアナリストらは警告している。

あるアナリストは、ベトナムの繊維・アパレル企業の買収は、外国人投資家の「計画的な動き」である、とコメントした。

またM&Aにより、外資系企業は繊維部門における投資プロジェクトを制限しようとする地元当局による規制をかわすことができる。こうした投資プロジェクトは、環境汚染を引き起すとして、これまで阻止する動きが取られてきた。

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最終更新:2016年01月13日14:43

ベトナム:繊維業界における中国による企業買収の動きに危機感

中国が繊維製品や衣料品の生産を統制することができれば、輸出用製品を生産するベトナム繊維産業を支配しうると専門家らは警鐘を鳴らす。

多くのベトナムの繊維製品製造業者らが中国の投資家に会社を売却して、中国企業の傘下となる動きが広がっている。

ハノイ繊維・服飾産業大学前総長のNguyen Van Hoan氏によれば、厳しい規制を回避しようと中国が既存のベトナム企業を買収していると述べた。

繊維工場は大きな環境問題を引き起こすことから、地元当局は現在では繊維産業に対する投資を推奨していない。それ故中国がベトナムにおける生産を拡大する一番の近道は操業中の企業を買収することなのだ。

Hoan氏が心配なのは中国がベトナムの熟練労働者をベトナム企業から引き抜き、訓練にかかるコストをかけなくしていることだ。

ホーチミン市経済大学のThai Tri Dung氏もまた、繊維業界ではベトナムと中国の間で最近の合併や買収が続いていることを明らかにした。

「彼ら(中国の)実際の目的は、労働者を提供してもらうネットワークを構築することです。中国がベトナム企業の熟練労働者を引き付けることができると考えるのは妥当です」と氏はベトナム企業が中国企業の傘下になるかどうかは慎重に検討すべきだとも付け加えた。

Dung氏は中国がベトナム企業を買収する動きは人材の開発と輸出に影響を与えるだろうと指摘した。従って「中国企業との取引には引き続き警戒する必要がある」と提言した。

また氏はいったんベトナム企業が中国企業の子会社となると、ベトナムの輸出市場は中国の市場となってしまうとも述べた。

中国の投資家に会社を売却して中国企業の傘下となるベトナム繊維製造業者は日に日に増えている。

理屈の上では「ベトナムが製品を輸出しているものの、お金を稼ぐのは中国」という構図になっている氏は解説する。

「長期的には国家経済に不確実性を生み出すでしょうし、ベトナムの繊維・アパレル製品の輸出は完全に中国企業に支配されることになります」と氏は言う。

事実その危険性が高くDung氏の言うとおりだ、とあるアナリストは言う。「繊維・衣料品は輸出製品を作り出すベトナムの重要な産業です。中国がこの産業を支配するようになると他の農業や漁業といったビジネスの分野も統制し始めるでしょう」と氏は警告した。

実際中国からの海外直接投資(FDI)の呼び込みは、引き続き議論を引き起こす課題の一つだ。中国からの直接投資により中国の投資家が旧式の技術をベトナムに持ち込み、環境汚染を引き起こすとベトナムの専門家らは信じており、歓迎されていない。

何千人もの中国人労働者がFormosa社に雇い入れられている一方で、ベトナムの労働者は雇用されていない。

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最終更新:2016年01月11日06:02

ベトナム:2015年12月15日から2015年12月23日までの繊維輸入実績例

今週、各市場からの綿輸入価格は対前週比で下降し、1,300~1,896USD/tで推移した。具体的には次の通りである。インドからの綿輸入価格は対前週比で1.3%下降して1,443USD/tだった。シンガポールからのは2.6%下降して1,510USD/t、フランスは10.2%下降して1,512USD/t、イギリスは0.3%下降して1,504USD/t、アメリカは2.5%下降して1,524USD/t、日本は0.8%下降して1,582USD/t、オーストラリアは8.1%下降して1,654USD/tだった。2014年同期と比較すると、これらの市場からの綿輸入価格は8.7~12.7%下降した。その他の市場からの綿輸入価格は、マカオ1,896USD/t、中国1,558USD/t、ブラジル1,593USD/t、ベニン1,300USD/t、韓国1,680USD/t、香港1,678 USD/tだった。

各市場からのポリエステル糸(コード:54023300)の輸入価格は0.87~7.03USD/kgで推移した。このうち、ベリーズからの輸入価格は、対前週比で1.1%下降して1.66USD/kg、マレーシアは10.5%下降して1.02USD/kg、インドは23%下降して1.03USD/kg、日本は34.7%下降して7.03USD/kgだった。2014年同期と比較すると、これらの市場からの同原料の輸入価格は1.5~28.2%下降した。その他の市場からの輸入価格は、中国1.96USD/kg、香港1.3USD/kg、タイ1.54USD/kg、韓国2.05USD/kgだった。

綿100%、生地巾57/58 inch (コード:52093900)のタイからの輸入価格は下降し1.45USD/mで、台湾からの輸入価格は2.01USD/m(CIFカットライ)である。

レイヨン100%、生地巾56/58(コード:6006900)の中国からの輸入価格は1.38USD/yd、韓国からの輸入価格は1.75USD/yd(CIFカットライ)である。

ポリエステル100%、生地巾58/60inch (コード:60063190)の韓国からの輸入価格は1.25USD/ydで、中国からの輸入価格は2.08USD/yd、台湾からの輸入価格は2.19USD/yd(CIFカットライ)である。

ナイロン100%、生地巾58/60inch(コード:54074200)の中国からの輸入価格は1.35USD/ydで、台湾からの輸入価格は2.07USD/yd(CIFハイフォン)である。

 

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最終更新:2016年01月10日13:56

ベトナム:「ハノイの記憶」イベントでアオザイ披露

第1回の「ハノイの記憶」イベントはアオザイのファッションショーとともに12月30日にハノイのタンロン皇城遺跡で開幕した。

アオザイは様々な困難を乗り越え国民的ドレスとなり、女性の象徴、ベトナム人の誇りを体現するものとなっている。ベトナム人にとって、アオザイはベトナム女性の魂のようなものである。

ベトナムの伝統的衣装であるアオザイは、身体にフィットし、特徴的な襟を持つ。ヒップまでの切り込みがあり、露出はしないものの若い女性のラインを見せることで官能的な女性の魅力を際立たせる。「ベトナム人女性のあるところに、ベトナムのドレスもある」単に伝統的な衣装であるばかりでなく、ベトナムの精神性とものの見方を含む文化そのものを体現したものである。言葉を変えれば、これがベトナム女性の「ベトナム人らしさ」なのである。

第1回の「ハノイの記憶」は観光省とタンロン・ハノイ遺跡保存センターが共催したもので、古代の首都のイメージと文化、そして古代のタンロン・ハノイの人々の芸術と手工芸製品を現代に蘇らせることを目的としている。ハノイの人々、そして観光客がかつてのハノイの雰囲気と魂を感じられる特別な文化的観光イベントとして企画された。

12月30日から2016年1月4日までの5日間の会期中、展示会、芸術作品インスタレーション、装飾芸術などの文化的・芸術的イベント、2016年最初のハノイへの外国人観光客の歓迎などのイベントが開催された。

「ハノイの記憶」はハノイ市観光局が設立されて以降、初めての観光イベントとなる。ハノイ市の観光分野ではこのプログラムを通じて自治体、組織、個人、団体や観光客の関心を集め、タンロン・ハノイ遺産関連でより多くの観光商品を作り出す。

 

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最終更新:2016年01月09日06:34

ベトナム:Luthai社の紡績設備搬入開始

2015年12月18日、Luthai Textile社での紡績プロジェクトの設備搬入が開始され、先染め生地のプロジェクトが進行中と報じられた。

Luthai Textile社はベトナムにて6万錘の生産能力を持つ紡績工場を設立し、3000万mの先染め生地を生産する計画を2015年初めに計画していた。総投資額は1億5000万米ドル。登記資本1000万米ドルで、Luthai(香港)社によって全額支払済み。

 

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最終更新:2016年01月08日13:44

ベトナム:繊維産業で合併や買収が増加

専門家によると、ベトナムの繊維産業では環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)をはじめとする自由貿易協定による便益を見込んだ企業の合併買収が増加している。

ホーチミン市縫製・繊維・刺繍・編物協会(AGTEK)によると、繊維分野では資本の不足により発注に対応できない地元企業による合併や買収が相次いでいるという。

ベトナム繊維アパレル協会(Vitas)のPham Xuan Hong副会長によると、中規模から大規模の企業の生産や経営は安定しているが、小規模企業は数多くの困難に直面しているという。そのため、最近多くの小規模な繊維企業が工場や機材を売却し、他分野に進出しているという。

加えて、工場の一部を外国投資家に売却した企業もあるとHong副会長は話す。中でも、中国の投資家らはTPPの恩恵を得ようと輸出用アパレル製品をベトナムで加工・生産するシステムを発達させている。

ハノイ工業・繊維・縫製・ファッション大学のNguyen Van Hoan元学長は、省や市によっては環境汚染への懸念から繊維分野での外国投資に制限があり、外国投資家はベトナムでの生産拡大に困難を抱えていたと話す。そのため、生産ラインと従業員をすでに持つ地元の縫製企業の外国投資家による買収が進んでいるという。

さらには、vnexpress.netの報道によると、縫製、繊維生産や染色事業は環境問題の要因となるため、計画投資省は大規模な繊維・縫製事業への投資許可の発行前には厳密な審査が行われると話している。投資許可の問題から、国内企業から工場を買収する投資家もある。2015年、ベトナムは30の繊維事業に投資許可を発行しているが、工業分野への外国投資は今後も増加し続けると予想されている。

2016年、ベトナム・インド両政府の協力の一環として、インド政府により供与される3億ドルの一部はベトナムでの繊維・縫製原材料の生産事業のための投資に宛てられる予定である。

 

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最終更新:2016年01月08日11:04

ベトナム:TPPによる利益を最大化のために繊維産業に注力

12ヵ国が加盟する自由貿易協定である環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)による利益を最大化するためには、ベトナムは繊維・アパレル分野に特に注力すべきであるとベトナム商工省多国間貿易政策部のNgo Chung Khanh副部長は話す。

ホーチミン市で開催されたワークショップの席上、Khanh副部長は繊維・縫製産業はベトナムの最大の強みであり、ベトナムの繊維・縫製産業は、17-25%の関税にもかかわらず、現在米国市場で占有率第2位を占めると述べた。

TPPによりベトナム製品の関税は100%撤廃される。関税が撤廃されれば、ベトナムの繊維・縫製産業は輸出量、輸出額の両面で有利になるとKhanh副部長は続けた。

Khanh副部長はまた、TPPは世界貿易機構(WTO)への加盟以上にベトナムの貿易に大きなインパクトをもたらすだろうと指摘した。ベトナムは他の加盟国以上にTPPにより裨益し、輸出を大きく伸ばすことが可能であるという。しかし、ベトナムは繊維・縫製分野、知的所有権、労使問題について改善の必要があるとも指摘している。

労使問題、知的所有権の面では、TPPの労使問題に関する規則はベトナムにとってWTOによる規則と同様であるという。労働者は自己の権利保護のために組織を結成することができる。知的所有権に関しては厳密に規制が適用されることとなる。TPPによって、特にベトナムから米国、EU、TPPに加盟する他の先進国への輸出が増加することが予測されている。

Khanh副部長は、TPPは経済発展をもたらし、貿易におけるベトナムの世界的な立場を強化し、より多くの雇用を創出し、国民所得を引き上げるだろうと述べている。

同様に、法経済大学のNguyen Tien Dung博士は、TPPは他の加盟国と比較してもベトナムに大きな便益をもたらす、そしてTPPはベトナムにとって輸出促進と世界的サプライチェーンへの編入のための好機となると語った。

しかし、ベトナムは12のTPP加盟国のうち最も開発が遅れており、そのことがTPPの発展の障壁となる可能性があるとも指摘している。

 

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最終更新:2016年01月07日13:58

ベトナム:ハイフォンの下着縫製工場で食中毒発生

12月29日のベトナム国内の報道によると、ベトナムでヴィトリアズ・シークレットやワコール等ブランドの下着を生産する香港資本の縫製工場で、数百人の縫製労働者が食中毒により病院に搬送されたという。

Thanh Nien紙の報道によると、患者の多くはRegina Miracle International Vietnam Co. Ltdの女性労働者で、患者650人のうち3分の2以上は12月28日にハイフォン市の病院やクリニックに搬送された。ハイフォン市はハノイ市から100キロの距離にある。

患者の多くが工場の食堂で米飯、魚、肉、野菜、ヨーグルトの昼食を摂った後にめまい、胃痛、頭痛を訴えた。「29日の昼の時点で、223人がまだ入院していますが症状は軽微です」とハイフォン市保健局のPham Thu Xanh局長は国営ベトナムテレビでのインタビューで答えている。

Thanh Nien紙によると、当局は労働者の症状の原因を調査するとともに、原因が判明するまで食事を提供した企業を一時的に業務停止とした。ハイフォン市の関係者、同工場のベトナムと香港の事務所からはコメントを得ることができなかった。

Regina Miracleのウェブサイトによると、同社は1万5000人から2万人を雇用し、「ヴィクトリアズ・シークレット、ワコール、アンダーアーマー等の有名ファッションブランドの多様なランジェリー、靴、スポーツ用衣類を生産」している。

近年、記録的な外国投資が行われ、工場が急増しているベトナムでは、特に工場の食堂での食中毒事件が頻発するようになっている。

統計によると社会主義国家であるベトナムの2015年のGDP成長率は好調な輸出、外国投資と上昇基調の国内消費に支えられ6.68%を記録し、過去5年間で最高となった。外国投資は前年比17.4%の増加で、投資額は過去最大の145億米ドルを記録している。

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最終更新:2016年01月05日11:51

ベトナム:2016年のアパレル輸出成長率は8%と繊維公団が予測

2016年のベトナムからの縫製製品輸出は8%増加し、輸出額は295億ドルから300億ドルに達するだろうとベトナム繊維公団(Vinatex)のHoang Ve Dung副社長は予測する。

現在、ベトナムは世界のアパレル輸出上位5ヵ国のひとつであり、2015年の縫製製品輸出額はおよそ280億ドルであった。

ベトナムからの縫製製品の輸出増加は、同国のさまざまな自由貿易協定の締結や国内での生産量増加に基づき予測されたものであるとVe Dung副社長は最近行われたベトナムメディアとの会見で述べている。

2015年、ベトナムから主要市場への縫製製品輸出は安定したペースで成長しており、成長率はそれぞれ米国12.95%、EU5.96%、日本7.95%、韓国8.77%であった。

繊維公団のグループ企業であるGarment 10 Joint Stock Company、Phong Phu Textile and Garment Corporation、Viet Tien Garment Company、Hoa Tho Textile and Garment Joint Stock Corporation等が輸出の伸びに貢献している。

繊維公団については、Tran Vietマーケティング部長は、同公団は2015年に35億米ドル相当を輸出しており、世界経済の低迷にもかかわらず、前年比10%の成長であったと話す。

2015年、繊維公団は株式化計画を完了し、複数の繊維事業への新規投資を行った。これら事業により、2020年までに完成品に占める国内原材料の割合が65%まで上昇することが期待されているとViet部長は話す。

 

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最終更新:2016年01月05日05:51

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