インドシナニュース

2015年11月 のニュース一覧

ベトナム:バッグ、帽子、財布の輸出が28億米ドルに達する見込み

ハンドバッグ、財布、スーツケース、帽子と傘の輸出は好調で、輸出額は今年の目標輸出額である28億米ドルに到達する見込みとなっている。

ベトナム皮革・履物・バッグ協会(Lafaso)は現在までの輸出額と年末までの受注状況からみて目標額の達成は可能であるとしている。

皮革・履物・バッグ協会のDiep Thanh Kiet副会長によると、カバン産業は11月中旬までに輸出額25億米ドルを達成しており、前年同期の14.3%増となっている。

これら製品の輸出は今年高い成長率を保っており、10月だけでも輸出額は2億3000万米ドルに上る。

1月から10月までのベトナム製バッグ、財布、スーツケース、帽子、傘の最大の市場は10億米ドル相当を輸入する米国で、輸出額は前年比15.8%となっている。

欧州連合と日本がそれに続き、欧州連合は前年比12.8%増の6億1600万米ドル、日本は前年比9.8%の2億5300万米ドルを輸入している。

バッグ類の輸出は2013年から急増しており、2013年の輸出額は18億米ドルであったが2014年には31.21%増の25億米ドルとなっている。

こうした製品の輸出は2015年も順調で、その要因のひとつとしては複数の製造工場が中国やインドネシアからより低い関税と比較的熟練した労働者を求めてベトナムに移転してきたことが挙げられる。

様々な自由貿易協定と今後の環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)による特恵関税制度に注目した多くの関連産業の外国企業がベトナムに投資を進めている。

しかし、投資を促進し、生産規模を拡大し、製品の品質を向上させるためにはベトナム企業も努力し、海外直接投資(FDI)企業と競合していかなければならない。

ベトナムから輸出されるバッグ、財布、スーツケース、帽子、傘のほとんどが現在海外企業によるもので、その多くを韓国企業が占めている。

ベトナム企業は現在のところ、そうした海外企業からの外注作業を請け負っている。

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最終更新:2015年11月30日11:56

ベトナムはアパレル業界における主要プレーヤーになれるか?

2001年以降連続でプラスの年間成長率を記録しているベトナムの繊維業界は、すでに署名しえたものと今後さらに結ばれる可能性のものが入り乱れる、複数の自由貿易協定(FTA)を頼りに繁栄への旅を続けるに至っている。

しかし現状、過度に輸入原材料に依存しているという課題の解決が行き詰っている中、この業界が順調にその未来図を達成できるのか、多くが疑問視している。

「約6000の縫製工場で裁断・縫製に使用される綿花の98%を輸入していることは、ベトナムにとって大きな問題です。」とマーケティング専門家Vo Van Quang氏は述べている。

繊維業界にとって、織布工場や染色・仕上げ工場の建設に着手することは、単に縫製工程だけでなく、衣料品生産のほぼすべての工程をカバーできるため、より意義深いことだ、とQuang氏は述べている。

しかしそうは言っても、これらの施設を建設することは容易なことではない、と専門家は述べている。中でも無視できないのが、必要資金の調達、十分なスペースの確保、そしてその建設には環境問題がつきまとうことである。

アパレル生産の染色、仕上げ工程は、大量の有毒な化学物質と水を必要とし、世界中の多くの国において、それらはしばしば地元の水路に未処理のまま排出されている。

しかしより重要なのは、現在、世界の大手衣類品ブランドの多くは、かつてないほど環境問題リスクを最小限に抑えることに主眼を置いているということである、と専門家は指摘する。

もしベトナムの繊維産業が、環境問題を適切に解決できず、環境汚染による疾病を撲滅するための最新のテクノロジーを採用できない場合、ベトナムに対する世界のイメージは取り返しのつかないほど失墜する可能性がある。

Adidas、Ralph Lauren、H&M、Calvin Kleinなど世界の大手衣料品ブランドおよび世界中の消費者は、環境問題の重要性に明確に賛同しており、「環境にやさしい」製品を求めている、という。

「ベトナム衣料品業界の国内企業はまた、財務をうまく管理し、市場がどのように機能しているのかを学ぶ必要があります。」と Vo Van Quang氏は述べた。「あまりに多くの企業が、薄利多売を目指しています。」

Quang氏はさらに、ベトナム製品は現在、世界中の店舗においてその多くが値引きワゴン行きとなっているが、製品イメージを向上させるため、国内企業はもっとファッション傾向や国際市場における需要動向に関心を払うべきだ、とした。

第10縫製株式会社のNguyen Thi Thanh Huyen社長は、デザインに関してQuang氏と同様の考えを持っており、彼女の会社が自社デザイン商品を市場に出す前には、海外市場を調査、研究するのに多くの時間を費やしているという。

「製品は時代感覚に合った、高品質なもので、かつ適切な価格でなければなりません。」とQuang氏は述べている。

彼女はまた、彼女の会社が欧州、米国、日本、ロシア、韓国、ベラルーシ、カザフスタンのような国と地域に拡大する計画があることを強調した。

 

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最終更新:2015年11月28日06:03

ベトナム:米国がスーツケースやバッグの最大の輸出相手国に

米国は今やベトナムの最大のスーツケースやバッグの輸入国になったと見られ、全輸出額24億米ドルのうちの10億米ドル以上を占め、EUと日本という主要市場を凌駕している。

今年年初から10ヶ月間でスーツケースとバッグの輸出は14.3%増加し、24億米ドルに達したと革製品・履物・カバン協会(Lefaso)副会長Diep Thanh Kiet氏は語る。

韓国からの海外直接投資(FDI)企業が、この分野の輸出を支える主要因で、総輸出額のざっと80%を占めている。

一方で、国内企業は、グローバルチェーンに組み込まれている1-2社を除けば、国内向けにしか製造販売していない。

 

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最終更新:2015年11月27日12:01

ベトナム:子供服の輸出、15%増加

統計データによれば、2015年10か月間のベトナムの子供服の輸出は3億6120万点、11億3000万米ドルに達し、対2014年同期比で数量が14.3%増、金額が15.8%増となった。2015年残り2か月間の子供服の輸出は2億3600万米ドルに達し、対前年同期比で20%増となる見込みである。

2015年9か月間には、アメリカ、EU及び韓国といった大きな市場への子供服の輸出が対前年同期比でかなり成長した一方、日本への輸出は減少した。具体的には次の通りである。

アメリカ市場への子供服の輸出は、対前年同期比で数量が23.6%増、金額が22%増とかなり増加し、2億4250万点、6億8240米ドルに達し、9か月間における同製品の総輸出額の67.6%を占めた。先週末にアメリカの労働省が発表した現在のアメリカの雇用データは良好で、世界トップのこの経済国は、2015年10月には27万1000件の雇用を新たに創出し、前月の雇用数から2倍近く高かった。アメリカ経済の展望は、11月4日に発表された別の報告によれば、なおいっそう先行きが明るく、9月における貿易赤字は、輸出の大きな勢いによりこの7カ月間で最も低い数字だった。こうした積極的な兆しにより、同市場への縫製製品の輸出は引き続き成長すると見込まれる。

EU市場への子供服の輸出は、対前年同期比で数量が17.4%増、金額が12.9%増となり、1950万点、1億1140万米ドルに達した。このうち、いくつかの国への輸出が対前年同期比でかなり増加し、イギリス22.3%増、フランス253.8%増、イタリア13.9%増、オランダ36.4%増、ベルギー168.5%増、アイルランド67.2%増、等であった。

韓国市場への子供服の輸出は、輸出価格の下降により対前年同期比で数量が39.5%増、金額が15.2%増となり、805万点、5130万米ドルだった。

一方、日本市場への子供服の輸出は、対前年同期比で数量が2.4%減、金額が5.0%減となり、1150万点、4220万米ドルだった。原因は、個人支出の減少により日本経済が第3四半期において後退したためである。世界第3位のこの経済国は、第3四半期には対昨年同期比で0.2%減、第2四半期には1.2%減と下降している。2期連続の経済の弱まりによって、衰退が確認されている。GDPは、経済の約60%を占める個人消費が、9月においては0.4%成長したが、第3四半期全体では0.7%減少している。同市場への縫製製品の輸出は、今後伸び悩むと予測される。

その他の市場への子供服の輸出は、対前年同期比で強く増加したが、その金額は低かった。具体的には、チリ116.9%増、サウジアラビア57.9%増、ノルウェー313.3%増、トーゴ129.7%増、クウェート144.3%増、ニュージーランド154.6%増、パナマ124.2%増、等となった。

 

2015年10か月間の子供服の輸出価格は、対前年同期比で1.3%とわずかに上昇し、FOB単価は3.13米ドルだった。

2015年9か月のアメリカ市場への子供服の輸出は、対前年同期比で1.3%下降し、FOB価格は2.81米ドルだった。2015年9月の同市場への輸出価格は、対前月比で1.3%下降したが、対前年同期比では0.2%とわずかに上昇し、FOB単価は3.16米ドルだった。

2015年9か月の日本への子供服の輸出価格は、対前年同期比で2.7%下降し、FOB単価は3.68米ドルだった。2015年9月の同市場への輸出価格は対前月比で24.5%上昇、対前年同期比では0.5%上昇し、FOB単価は5.44米ドルだった。

2015年9か月のEU市場への子供服の輸出価格は、対前年同期比で3.8%下降し、FOB単価は5.7米ドルだった。このうち、いくつかの国への輸出価格が対前年同期比で下降しており、イギリス6.8%減、フランス16.9%減、イタリア14.9%減、アイルランド20.3%減、等だった。

 

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最終更新:2015年11月27日05:59

ベトナム:靴製品輸出の大きなシェアを占める外資系企業

世界の市場におけるベトナムの存在感が上昇するにつれ、ベトナムでは国内企業よりも外資系企業が新たなチャンスを掴んでリードしている。

ベトナム皮革・履物・ハンドバッグ協会(Lefaso)によると、縫製・皮革業界では約800社が100万人近くを雇用しており、外資系企業は企業数では4分の1以下であるが、輸出額では縫製・皮革業の総輸出額の70%にも貢献している。

ベトナムで操業する外資の製靴企業は主に韓国と台湾資本であり、こうした工場は一般的に大規模で、ときに数万人規模の従業員を雇用している。

皮革・履物・ハンドバッグ協会のDiep Thanh Kiet副会長は、大規模で管理の行き届いた外資系工場は、世界的な靴ブランドにとって最良の選択肢となりつつあると話す。ドイツの有名ブランドAdidasの生産を行うベトナム国内の約100の工場のうち、90%以上が韓国または台湾資本の企業である。同様に、Nikeの米国市場向けの年間輸出額23億米ドルは、ベトナム国内約60の韓国、台湾資本企業の工場が生産したものである。

ベトナムで20年操業する韓国資本のChangshin Vietnam有限会社は生産能力を54倍に拡大した。当初は1日1695足の生産量だったが、2015年の生産量は1日9万5000足である。生産工場の総面積は1995年当初の11ヘクタールから劇的に拡大し、現在44ヘクタールに達する。同社のBang Jin Woo社長によると、同社からの2015年の輸出額は4億3000万米ドルに達する見込みであるという。

Changshin Vietnam社と同様に、Taewang Vina社も現在ベトナム南部に3箇所の生産拠点を持ち、年間の輸出額は4億5000万米ドル近い。

一方で、台湾のPouchen社もベトナムの製靴産業の輸出額のうち年間10億米ドルを稼ぎ出している。

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最終更新:2015年11月26日12:02

ベトナム:外資は諸刃の剣

近年ベトナムは外国投資家にとって魅力ある投資対象として浮上し、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)が施行されれば、投資の見通しは一層明るいものとなる見込みである。

特に投資対象としての魅力や貿易開発の分野で、今日までベトナムにTPPによりチャンスがもたらされたことは紛れもない事実である。貿易が拡大するなか、TPPに加盟する12カ国の間で関税を撤廃するという義務は他の地域からの投資を呼び込むだけではなく、地域の貿易や投資を実質的に促進する可能性を持つ。

つい最近、米国に拠点を置く日用衣料必需品の製造・マーケティングを行うHanesBrandsは、2015年末までにベトナムに対する総投資を5500万米ドルまで引き上げる計画を発表した。これは昨年と比較して1100万米ドル多い金額である。HanesBrands Vietnamは東南アジアにおける米国産の糸の最大の消費者で、同社の縫製工場では10億米ドル以上の米国産の糸を使用している。

同社は北部のフンイン省に2拠点、中部トゥアティエン=フエ省に1拠点の製造工場を持ち、年間の製造可能容量は4億7500万件にのぼる。これはグループ全体の総生産量の2割にあたる。昨年フンイン省に3つ目の工場を開設し、同社の輸出は3億3400万米ドルに達し、今年は3億5500万米ドルにのぼる見込みだ。

「特にベトナムはTPPの発足にかかることから、今後数年間でより手間のかかる衣料品や革新的な技術を同国に導入する予定です」HanesBrandsアジア事業部のAjay Godbole氏は語った。

この動きはHanesBrandsだけに見られる動きではない。世界中に繊維製品や衣料品事業を展開する主な企業の多くはTPPのチャンスを利用するためにベトナムに進出することを決めている。繊維製品や衣料品業界のほか、数え切れないほど多くの多くの企業らがベトナムを主要な拠点とすべく検討を行っている。サムスン、 LG、マイクロソフト、 Jabilなどの大手テクノロジー関連の企業は何十億米ドルという単位で資本を投下し存在感を強めている。韓国テクノロジー大手のサムスンは単独で140億米ドルという金額を投資している。イオン、Auchan、BigC、ロッテといった世界を牽引する小売企業らも投資を行っている代表的な例だ。

TPP投資条項のベトナム交渉担当の一人である計画・投資省法案部門のHoang Manh Phuong氏は多くの外国投資家はベトナムで事業を展開するにあたり協定の公約により恩恵を受けるだろうと語った。例えば、外国投資家の投資計画を目的とした資本や資産の移動を無制限にするという公約がある。

「投資家にとって公約は非常に重要で、以前よりもより開かれ、透明性が保たれています」とPhuong氏は、国際収支に影響をもたすものや、脱税や犯罪に関連する移動のみが取り調べのために保留されることを付け加えた。Phuong氏によれば、投資条項で最も重要な条項は差別の無い投資政策と外国投資家の保護に関連する規則だという。

TPPの公約を実現するために、加盟各国は現地調達率や技術のローカリゼーション要件などの「性能要件」を設定することを禁止されている、とPhuong氏はコメントした。

別の角度から見ると、英国ブリストル大学の講師であるHo Quoc Tuan氏はベトナムへの外国直接投資の流入増加は利点だけではなく、経済における現在の内部リスクを大きくする可能性があると警告する。Tuan氏はTPP発足10-20年後、ベトナムは外国企業と肩を並べて操業できる力のある企業は数社にとどまり、中小企業は「弱小」となる可能性があるという。

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最終更新:2015年11月26日06:02

ベトナム:繊維事業の増加を受けて、環境面での懸念が浮上

ベトナムメディアの報道によると、特にここ数年、ベトナムの繊維分野には多額の投資が流入している。

繊維事業への投資はベトナムが他の11カ国とともに環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に加盟すると外国投資家に知られるようになった2014年に伸び始めた。ベトナム外国投資庁のデータによると、2015年の現時点までのベトナムへの外国直接投資額110億米ドルの30%以上を占める、およそ35億米ドルが繊維・縫製事業への投資である。

新規事業には、ドンナイ省でのTurkish Hyosung社による6億6000万米ドル規模の繊維・縫製事業、ビンズン省でのPolytex Far Eastern社の2億7400万米ドル規模の繊維工場、ホーチミン市での香港企業Worldon Vietnam社による3億米ドル規模の繊維・縫製事業などが含まれる。

香港のTAL Group、中国のTexhong Groupもベトナムでの繊維・縫製事業を登録している。しかし、突然で急激な投資の増加を受けて、環境面での懸念が現在浮上している。

計画投資省は外国企業による旧型のエネルギー消費効率の悪い技術の導入に警告を発しており、省当局に各企業への投資許可発行前に事業内容をよく確認するよう要請している。計画投資省では、新規事業が各工業団地の入居率を満たすばかりでなく、環境面や技術面で高水準が確保されるよう望んでいる。

実際、ダナン市をはじめ、いくつかの省では、環境面で高リスクの事業は拒否するようになっている。

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最終更新:2015年11月25日12:02

ベトナム:台湾の大手靴メーカーPou Chen社がTPP目前に生産拠点を拡大

世界最大の靴のOEM生産企業Pou Chen Corpは、他の台湾企業にひきつづき、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)による特恵関税を見込んで生産拠点をベトナムに移転させることとなった。

日経アジアレビューの11月20日の報道によると、NikeやAdidasなど主要ブランド製品のOEM生産で知られるPou Chen社は、生産の大部分を中国からベトナムに移転させる。同社は今年初頭から9月まで、すでに総生産量の42%をベトナムで生産している。

Pou Chen社は年間3億足以上を出荷し、アパレル・靴製品が同社の売上の75%を占めている。2013年には同社の靴の34%、2014年には39%がベトナムで製造されている。

Pou Chen社のAmos Ho広報担当者は、中国での人件費と福利厚生費の上昇を受け、同社は2012年から生産拠点を徐々にベトナムに移転してきたとNikkei Asia Reviewに話している。

「ベトナムの経済的・政治的状況は安定していると考えています」とHo広報担当者は話す。

しかし、アナリストらはこの移転は、ベトナムに拠点を移した他の台湾企業同様、TPPを見込んだものであるという。

日本、米国、ベトナムを含む12カ国によるこの自由貿易協定は、加盟国内での輸出入を活性化すると見込まれている。加盟12カ国間の貿易額は全世界の40%に達する。

TPPは2015年10月に協議が終了し、各国の立法機関による承認を待つだけになっている。

Yuanta Securities Investment ConsultingのアナリストPeggy Shihは日経アジアレビューに対し、TPP発効後、加盟国は米国に無関税で物品を輸出できると話す。

Pou Chen社よりは小規模であるが同業の台湾のFeng Tay Enterprisesもまたベトナムでの事業を拡大しており、報道によるとすでに同社の靴生産量の半分以上がベトナムで生産されているという。

6月には台湾の大手繊維メーカーFar Eastern New Century社がベトナム南部ビンズオン省で2億7400万ドル規模の工場建設のための投資許可を受けている。

ベトナム外国投資庁によると、今年1月から9月までに、主に製造業分野において、台湾企業が124の新規・既存事業に9億7280万米ドルの投資を行うことが既に決定している。

 

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最終更新:2015年11月24日11:58

ベトナム:eコマース配送サービスの質は依然低レベル

ベトナムにおいて近年、配送サービスは発達してきたものの、まだeコマース部門の発展には追いついていない、とベトナム電子商取引協会(Vecom)のNguyen Thanh Hung会長は述べた。

Vecomはベトナム電子商取引 IT庁(Vecita)と共同で、11月10日にハノイで「配送から注文プロセス全体の運営サービスへ」と題した会議を開催し、会議には関連政府機関、eコマース会社、配送会社、そしてeコマース運営支援会社(フルフィルメント会社)が参加した。

情報通信省傘下の郵電省の統計によると、ベトナムの配送会社の数は、2010年の40社から、2013年には110社へと約3倍に増加したが、一方で配送会社の総売上高は、同期間でちょうど1.5倍であった。このことにより、配送会社の平均規模が縮小していることがわかる、とHung会長は述べた。

商工省傘下のVecita調査によると、昨年、配送サービスが低品質であることが、ベトナムのeコマース分野において2番目に大きな障害となっていることが分かった。

昨年の「オンライン・フライデー」という(オンラインショッピングの)イベントに参加した経営者からのレポートによると、参加企業の50%が配送サービスの質を“良くない”と評価し、さらに9%が“弱い”と評価した。

eコマースにとって配送は、企業が消費者に自社製品を届けるのをサポートする重要なサービスである、とHung会長は述べた。

オンライン取引では、(各企業が)高い専門性を持つ方向に向かっている。

営業担当者は今後、消費者にオンラインでの契約を促すような営業活動に集中することになる。

一方で、保管、ピッキング、出荷、支払いなどの関連サービスは外部委託することが可能となる。

こういった関連サービスは、基本的にはオンライン契約を履行するために利用されており、フルフィルメント・サービスと呼ばれている。

Vecomによると、オンライン小売業者とフルフィルメント・サービスの供給業者との関係は、世界各国同様ベトナムにおいても、今後数年間eコマースの発展に大きな意味を持つことになる。

配送会社、eコマース会社やその関係サービス会社は、来るべき時に備え、より良い協力関係を構築しておくことが必要である、とHung会長は述べた。

VecitaのLe Duc Anh代表は、eコマースだけでなく、特に商品や小包の配送を担うツール、一般に物流機能の必要性を強調した。

配送サービスは最近発達してきており、ベトナムの地域レベルまでカバーをしている。

人口の35~40%が毎日インターネットを利用しており、オンラインショッピングは徐々にeコマースにおけるビジネスチャンスを創出し、会社をさらに発展させる揺るぎないトレンドとなっている。

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最終更新:2015年11月24日06:02

ベトナム:日本へのジャケットの輸出、26.3%増加

統計データによれば、2015年10か月間のベトナムのジャケットの輸出は2億5100万点、43億4000万米ドルに達し、対2014年同期比で数量が11.5%増、金額が6.0%増となった。2015年残り2か月間のジャケットの輸出は8億2000万米ドルに達し、対前年同期比で16%増となる見込みである。

2015年9か月間には、アメリカ及び日本市場へのジャケットの輸出が、対前年同期比でかなり増加した一方、韓国への輸出は減少した。具体的には次の通りである。

アメリカ市場へのジャケットの輸出は、対2014年9か月比で数量が11.5%増、金額が16.4%増と引き続きかなり増加し、8980万点、金額が13億米ドルに達し、同製品の総輸出額の34.8%を占めた。同国のGDPの成長速度は、前四半期の3.9%という数字に比べ、現在の第3四半期には1.5%と大きく伸び悩んだ。この成長の低迷は一時的なもので、2015年残りの四半期には、国内の消費ニーズの増加により成長が加速すると見込まれる。消費者指数は経済活動の3分の2に貢献し、前四半期は3.6%増、第3四半期には3.2%増となった。2015年第4四半期における同市場への縫製製品の輸出は、休暇の時期における同国の消費ニーズの強い増加により、楽観的である。

EU市場へのジャケットの輸出は、対前年同期比で数量が8.5%増、金額が1.2%増となり、4960万点、8億6040万米ドルに達した。このうち、いくつかの国への輸出が対前年同期比で増加し、イギリス9.8%増、オランダ38.7%増、フランス71.0%増、ポーランド4.8%増、チェコ29.2%増、等であった。

日本市場へのジャケットの輸出は、対前年同期比で数量が26.3%とかなり増加、金額は16.9%増となり、2370万点、3億7760万米ドルだった。

韓国市場へのジャケットの輸出は、対前年同期比で数量が0.3%とわずかに増加するも、金額が11.7%減となり、2930万点、7億700万米ドルだった。第3四半期における韓国経済の成長は1.2%に達し、7月時点の予測である1.1%よりも高かった。このデータは、2010年第2四半期における1.7%以降最も高い成長率で、四半期ごとのデータではこの18か月間で初めて1%を越えた。年間のデータでは、この第3四半期には、韓国経済は年間2.6%成長しており、第2四半期における年間2.2%という数字よりも高かった。こうした高い成長率は、伝染病の影響が過ぎ去った後の同国のニーズが強く回復しているおかげであり、サービス業界における成長でもある。一方、利率の下降措置に加え、経済の刺激をめざした補足予算もこうした成長に貢献した。これらの積極的な兆しにより、同市場への縫製製品の輸出は今後回復すると見込まれる。

各企業はその他の市場への同製品の輸出も推し進めており、対前年同期比でオーストラリア43.5%増、メキシコ23.1%増、パナマ44.9%増、スリランカ106.9%増、アルジェリア368.9%増、等となった。

 

2015年10か月間のジャケットの輸出価格は、対前年同期比で4.9%下降し、FOB単価は17.3米ドルだった。

2015年9か月のアメリカ市場へのジャケットの輸出は、対前年同期比で4.3%とわずかに上昇し、FOB価格は14.48米ドルだった。2015年9月の同市場への輸出価格は、対前月比で2.1%上昇、対前年同期比では7.7%下降し、FOB単価は14.48米ドルだった。

2015年9か月の韓国のジャケットの輸出価格は、対前年同期比で12%下降し、FOB単価は24.07米ドルだった。2015年9月の同市場への輸出価格は対前月比で17.6%上昇したが、対前年同期比では18%下降し、FOB単価は29.7米ドルだった。

2015年9か月のEU市場へのジャケットの輸出価格は、対前年同期比で6.7%下降し、FOB単価は17.33米ドルだった。そのうち、いくつかの国への輸出価格が対前年同期比で下降しており、ドイツ5.3%減、スペイン4.3%減、イギリス5.6%減、フランス35.2%減、イタリア12.9%減、ベルギー16.3%減、スウェーデン8.6%減、等だった。

2015年9か月の日本のジャケットの輸出価格は、対前年同期比で7.5%下降し、FOB単価は15.88米ドルだった。2015年9月の同市場への輸出価格は対前月比で10.9%上昇したが、対前年同期比では9.0%下降し、FOB単価は17.94米ドルだった。

 

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最終更新:2015年11月23日05:54

ベトナム:2015年10月27日から2015年11月4日までの繊維輸入実績例

今週、各市場からの綿輸入価格は対前週比で逆行し、1,432~1,905USD/tで推移した。具体的には次の通りである。ブラジルからの綿輸入価格は対前週比で0.1%下降し1,569USD/tだった。イギリスは0.9%下降して1,527USD/t、インドは2.0%下降して1,475USD/tだった。一方、中国からの同製品の輸入価格は0.7%上昇して1,578USD/t、スイスは6.6%上昇して1,515USD/t、アメリカは0.2%上昇して1,655 USD/t、フランスは3.2%上昇して1,629 USD/t、パキスタンは4.2%上昇して1,326 USD/t、日本は1.6%上昇して1,656USD/t、台湾は6.3%上昇して1,679USD/t、香港は12%上昇して1,905USD/tだった。2014年同期と比較すると、これらの市場からの輸入価格は3.1~24.4%下降した。その他の市場からの綿輸入価格は、オーストラリア1,742USD/t、ブルガリア1,432USD/tとなった。

各市場からのポリエステル糸(コード:54023300)の輸入価格は下降し、0.81~5.92USD/kgで推移した。このうち、中国からの輸入価格は、対前週比で2.1%下降して1.49USD/kg、マレーシアは0.8%下降して0.94USD/kg、インド及び香港はそれぞれ50%下降して、0.81%~0.94USD/kgとなった。2014年同期と比較すると、これらの市場からの同原料の輸入価格は0.3~15%下降した。その他の市場からの輸入価格は、タイ0.86USD/kg、インドネシア0.92USD/kg、日本5.86USD/kg、イタリア5.92USD/kgとなった。

綿100%、生地巾56/58inch (コード:52093900)の香港からの輸入価格は1.33USD/mで、香港からの輸入価格は1.52USD/m(CIFカットライ(HCMC))である。

ポリエステル100%、生地巾58/60(コード:60041090)の台湾からの輸入価格は0.83USD/yd、香港からの輸入価格は1.12USD/yd(CIFカットライ(HCMC))である。

綿95%、スパンデックス5%、生地巾58/60inch (コード:52113200)の中国からの輸入価格は1.45USD/ydで、韓国からの輸入価格は1.68USD/yd(CIFカットライ(HCMC))である。

レーヨン95%、スパンデックス5%、生地巾65/67inch(コード:60063190)の台湾からの輸入価格は2.10USD/ydで、中国からの輸入価格は2.35USD/yd(CIFタンソニャット空港(HCMC))である。

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最終更新:2015年11月22日06:01

ベトナム:手工芸品に国家ブランドが誕生

ベトナムは11月17日、Vietcraft Excellenceを手工芸分野の競争力強化を目指す国家ブランドとして公式に発表した。

発表式典の場で、ベトナム手工芸輸出協会のDon Nhu Dinh会長は、ベトナム手工芸分野の中心的な価値はその持続可能性であり、Vietcraft Excellenceは持続可能な環境的、経済的、社会的、文化的価値にその基盤を置いていると語った。

欧州連合の支援を受け開発されたVietcraft Excellenceは手工芸分野の社会的責任を明らかにするとともに、世界的な経済統合が進む中での競争力強化戦略でもある。

Vietcraft Excellenceブランドで出荷するためには、企業は持続可能な生産方法へと改善する必要がある。同ブランドには46品目が含まれる。

Vietcraft Excellenceブランドで各企業の輸出チャンスが拡大することが期待されている。

ハナム省でラタン・竹製品を扱う企業のNguyen Huy Thong副社長は、国家ブランドで外国市場に参入しやすくなり、国内の手工芸製品の販売促進、販売拡大をしやすくなるだろうと話す。

17日の式典は、国家ブランドプログラム事務局、ベトナム貿易促進機構、ベトナム手工芸輸出協会が共同で開催した。

ベトナムの手工芸分野は輸出志向が高く、およそ150万人を雇用し、年間輸出額は17億米ドルに達する。

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最終更新:2015年11月20日12:26

ベトナム:Far Eastern Apparel社、国内第2工場を建設中

台湾に本社を置くFar Eastern Apparel Vietnam Ltd.は11月10日、南部ビンフック省Dong Phu県のBac Dong Phu工業団地で10ヘクタール規模の縫製工場の建設を開始した。

同社のベトナムで2箇所目となるこの工場は、第1段階として2016年2月の創業開始を予定しており、36の生産ラインを持ち、4000人を雇用する見込みである。

2016年末に創業開始となる第2段階では、生産ラインの数、雇用者数ともに倍増する予定である。

ビンフック省人民委員会のNguyen Huy Phong常任副議長は地鎮祭でFar Easter Apparel社が予定通りに事業を実施できるよう、適切な環境を作り上げることを約束した。

Nguyen副議長はビンフック省職業訓練センターが人材確保のため同社に協力することも提案した。

Far Eastern Apparel社の第1工場は隣接するビンズン省にある。

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最終更新:2015年11月17日12:01

ベトナム:自由貿易協定(FTA)のもとで工業生産高の熾烈な競争に直面

ベトナムが自由貿易協定(FTA)に参加すると、工業製品は傑出した強みを持つ国や安く輸入された製品に対してのんびりしてはいられなくなる。

「工業部門は継続的な成長増加と輸出品における先進的な立場をもつ、国の経済の中で常に重要な柱でした」と商工省副相Tran Tuan Anh氏は語った。

しかし確固とした生産基盤と企業を支える好ましいメカニズムがあれば、輸出は維持できるとAnh氏は言う。

同氏は木曜日にハノイで開催された「工業製品の持続的な輸出成長(Sustainable Export Growth of Industrial Products)」の会議の場で、企業は外国企業の輸出市場、消費習慣、輸入政策に関しても定期的に情報を更新すべきだと語った。

また同氏は自由貿易協定(FTA)や環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に関する情報を交換できるよう、省庁や関連部門、ビジネス界や団体の間でより緊密に連携を図るよう要請した。

同省の輸出入部門次官のTran Thanh Hai氏によれば、今年に入ってからの10ヶ月間で加工品と工業製品が国の総輸出取引高の79%を占めたという。携帯電話やスペアパーツ、衣料品や織物、靴、コンピュータ、その他電子機器のスペアパーツ、輸送車両は市場を拡大するのを後押した国際的な融合の動きや自由貿易協定(FTA)のおかげで比較的大きな成長を遂げることができた。

「さらにベトナムは国際的なサプライチェーンに深く携わっており、輸出製品の数を増やしつつあります」とHai氏は語った。

加えて主に工業部門におけるベトナムへの海外直接投資の流入も製品の輸出を促進する要因と考えられてきた。しかし同氏は同部門が持続的な輸出成長の面で困難に直面しているとも語った。海外のライバル国との激しい競争は避けられないかもしれない。製品の品質をより厳しくした非関税障壁がより好まれると見られる。他方、支援産業はあまり発展しておらず、ベトナムは世界的なバリューチェーンの中で小さな歯車に甘んじている。衣料品や織物、革靴、携帯電話や電子製品といった巨大産業は外注率が高く、経済に対して高付加価値をもたらしていない。

製造における資材供給にさほど積極的な姿勢を見せていないベトナム企業は、自由貿易協定(FTA)の恩恵を受けるための原産地証明書(C/O)の提供においても課題にも直面している。

Song Hong縫製株式会社副社長Bui Viet Quang氏は、国内企業は国際的なサプライチェーンに参加することに嫌悪感を示しているとの考えを語った。

「理由は、地元企業は国際的な取引における市場、顧客、外国への対応や態度の基本的な知識を持ち合わせていないからです」とQuang氏は語った。

しかし最も大きな課題は品質、価格、製品の多様性、市場や顧客の変化への迅速な対応の分野において、ベトナム企業が競争できる資質をまだ持ち合わせていないということだ、と同氏は語った。

Hoa Senグループの副社長であるVu Van Thanh氏は、熾烈な競争にさらされるなかで、政府機関や関連団体らがより多くの支援を提供すべきだと提言した。

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最終更新:2015年11月17日06:00

ベトナム:北中部の日系縫製工場で労働者らが1000人規模のストライキ

ベトナム北中部ゲアン省にある日系企業において、約1000人の労働者は、休日ボーナス支払や残業の削減など複数の項目を要求し、11月13日からストライキに入った。

このストライキは、(金曜)午前中にMLB Tenergy社傘下の縫製工場に端を発し、会社に対する不満の声を上げるために、労働者はYen Thanh区のYen Thanhスタジアムに集結した。

ストライキ参加者達は、昼食の質が低いこと、祝日にボーナスが与えられないこと、残業に対する強いプレッシャーがあることなどに対し、抗議した。

彼らはまた、いろいろな問題がある中で商品に不具合があった際、給料から多額が控除されることについて抗議した。

ストライキ参加者達は、主張が満足いくように解決されるまで作業を再開しない、と述べた。

ストライキが発生した後、Yen Thanh区の警察や地元の労働連盟は、秩序を維持し、ストライキ参加者の要求をヒアリングするため、現場に部隊を送った。

ストライキ参加者の一人であるN.T.P氏(32歳)は、月額241万ベトナム・ドン(109米ドル)の給与と、8万ベトナム・ドン(3.6米ドル)の交通費、20万ベトナム・ドン(9米ドル)の勤勉ボーナスを得ている、と述べた。

一方で会社は労働者を原因とする商品の不具合に対し、高い比率での給与控除を適用しており、彼女や他の多くの労働者は、10月にはこのような不具合により、40~80万ベトナム・ドン(18~36米ドル)差し引かれた、とP氏は付け加えた。

同社は、労働者一人当たりたったの1万2000ベトナム・ドン(0.54米ドル)のコストで昼食を提供するため、食事の質が非常に悪く、ほとんど食べられるようなものではない。

「我々は、会社が品質の良い昼食を提供することを要求します。」とP氏は言った。

また別の労働者のP.T.Y.氏(28歳)は、会社が1ヶ月に30時間以上の残業を労働者に強いることを止めるよう、要求した。

彼女はまた、危険作業や上位者に対し、年功手当を付与するよう要求した。

多くのストライキ参加者は、彼らの代表者が一週間も前に同社の労働組合と経営委員会に対し提案を送付したものの、問題は未解決のまま残されている、と言った。

そのため約1000人の労働者は、抗議としてストライキに入ることを決断した、と言った。

労働連盟のNguyen Thi Hoai会長は、商品の不具合1点当たり5万ベトナム・ドン(2.26米ドル)もの罰金率は高すぎ、多くの労働者がそれに反対している、と述べた。

会社の経営者委員会はこの(高すぎる)罰金率を調整することを約束した、とHoai会長は付け加えた。

「我々はストライキ参加者からの要求を収集した上で、彼らの正当な権利や利益を保証し、関係法令に基づいて彼らの要求を解決するために、会社の経営者と労働者の代表者の会合を設定します。」とHoai会長は言った。

同縫製工場においては、2013年年末にも、約500人の労働者がテト(旧正月)のボーナス額を引き上げるよう会社に要求するストライキが発生している。

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最終更新:2015年11月16日12:01

ベトナム:2015年10月20日から2015年10月28日までの繊維輸入実績例

今週、各市場からの綿輸入価格は対前週比で下降し、1,272~1,772USD/tで推移した。具体的には次の通りである。中国からの綿輸入価格は対前週比で5.9%下降し1,567USD/tだった。シンガポールは1.4%下降して1,529USD/t、フランスは0.2%下降して1,579USD/t、パキスタンは4.2%下降して1,272USD/t、スイスは5.9%下降して1,421USD/t、インドは0.6%下降して1,505 USD/t、香港は5.4%下降して1,700 USD/t、日本は12.5%下降して1,630 USD/tだった。2014年同期と比較すると、これらの市場からの輸入価格は10.7~22.7%下降した。その他の市場からの綿輸入価格は、ブラジル1,569USD/t、台湾1,579USD/t、韓国1,772USD/tとなった。

各市場からのポリエステル糸(コード:54023300)の輸入価格も綿価格と同様の傾向にあり、0.88~5.01USD/kgで推移した。このうち、中国からの輸入価格は、対前週比で11.6%下降して1.52USD/kg、香港は23.9%下降して2.05USD/kg、マレーシアは7.2%下降して0.94USD/kg、韓国は26.3%下降して1.44USD/kgだった。2014年同期と比較すると、これらの市場からの同原料の輸入価格は1.2~37.5%下降した。その他の市場からの輸入価格は、インド1.73USD/kg、インドネシア0.88USD/kg、台湾1.66USD/kg、タイ0.97USD/kg、日本5.01USD/kgとなった。

綿60%、ポリエステル40%、生地巾63/65inch (コード:6006900)の台湾からの輸入価格は2.10USD/ydで、中国からの輸入価格は2.18USD/yd(CIFカットライ(HCMC))である。

綿100%、生地巾57/58(コード:55121900)の香港からの輸入価格は最も低く1.85USD/yd、インドネシアからの輸入価格は2.03USD/yd、中国からの輸入価格は2.58USD/yd(CIFカットライ(HCMC))である。

ポリエステル68%、レーヨン28%、スパンデックス4%、生地巾58/60inch (コード:55151900)の中国からの輸入価格は0.85USD/ydで、韓国からの輸入価格は1.10USD/yd(CIFカットライ)である。

ポリエステル90%、スパンデックス10%、生地巾60inch(コード:60053110)の中国からの輸入価格は1.80USD/ydで、台湾からの輸入価格は2.03USD/yd(CIFカットライ)である。

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最終更新:2015年11月15日06:00

ベトナム:小売業界では強固な財政基盤を持つ投資家が有利に

10月末のVingroupによるMaximarkチェーンの全株式取得は小売市場を加熱させた。小売市場は経験豊富な海外資本ばかりでなく、強固な財政基盤を持つ投資家に頼るようになったことの証左であると言われている。

10月26日、VingroupはAn Phonhg Company傘下のMaximarkスーパーマーケット、商業センターの全株式を取得した。買収交渉には2週間もかからなかったと言われている。

VingroupのLe Khac Hiep副会長は、今回の買収は同グループが小売業で主導的な地位を得るため全国的な小売システムを開発するというVingroupの戦略の一貫であると話す。

Vingroupはベトナム製品の市場シェアを確固なものとし、競争力を向上させるため、国内企業と協力していくという。

創業以来20年、Maximarkはゆっくりと成長し、現在ホーチミン市に4店舗、トゥイホア、ニャチャン、カムラン、ファンラン、ビエンホアに5店舗のスーパーマーケットを擁する。

Maximartは店舗数こそ少ないながら、立地条件が良く敷地も広い。例えば第10区の2月3日通りにあるスーパーマーケットは敷地面積2万5000平方、そしてタンビン区Cong Hoa通りにある店舗も2万平方米の敷地面積を持つ。

買収にかかる手続きの完了後、MaximarkチェーンはVincom Retailのグループ企業であるVinmartへと名称を変更する。

昨年10月には、Ocean Groupが小売・不動産事業の株式の70%をVingroupに売却している。Ocean MartもVinmartへと名称変更している。

Vingroupはまた、ベトナム繊維公団グループ傘下の39 Vinatexmartの発行株式の100%を2295億ベトナム・ドン(1028万米ドル)で購入している。加えて、Vingroupの特に小売部門の輸送・速達サービスの開発のため、現在はVinlinksと改称したHop Nhat Companyの株式の80%を2450億ベトナム・ドン(1097万米ドル)で購入している。

Vinmartスーパーマーケットは現在125店舗に達し、Vincomトレードセンターは12店舗となった。Vincomトレードセンターは来年までに40店舗、2020年までに100店舗への拡大を予定している。

Vingroupは電子商取引分野にも参入し、adayroi.comを開設し、自動車・バイク等多様な商品を販売している。

ハノイ・スーパーマーケット協会のVu Vinh Phu会長は、Vingroupは外国直接投資も惹きつけているという。特に、米国のWarburg Pincus社はVincom Retailに現在まで3億ドルを投資しているという。

小売部門で主導的地位にあるもうひとつの企業、Vietnam Saigon Co-opも市場シェアを拡大しつつあり、スーパーマーケット78店舗、コンビニエンスストア94店舗、ハイパーマーケット2店舗、Sense City商業センター、テレビショッピングチャンネルHTV Co-op、合弁事業SC VivoCityを擁する。

その他の大手企業としては、Saigon Trading Group (Satra)、Hanoi Trade Corporation (Hapro)があるが、これら2企業は小売マーケットのシェア拡大競争には出遅れている。

海外部門では、フランスのAuchanグループがMilitary Petrochemical株式会社と11月3日に戦略的協力協定を結び、ハノイ市場に参入すると同時に、Simply Martスーパーマーケットチェーンを北部に展開していくことを予定している。

AuchanはSimply Martスーパーマーケットの第1号店をホーチミン市第5区に開店するためにC.T Groupと手を結んでいる。

韓国のEmartはベトナムで小売合弁事業を設立するため4年前にU&I Investment Corporationと協定を結び、ハノイにスーパーマーケットの第1号店を開店している。2020年までにスーパーマーケットと大型店舗52店舗を開設することを目標としている。

日本のセブンアンドアイホールディングも2017年までにベトナムで小売店舗を開設することを発表している。

その他にもBig C、Lotte、AEONなどの海外の大企業が拡張計画を進めている。

10月28日にはAEONのベトナム第3号店となるロンビエン店がオープンしている。2015年始めに、AEONグループはCitimartの49%、Fivimartの30%の株式を取得している。

マーケットシェアが拡大するにつれ、小売業者は人材確保という別の競争にも直面するようになった。

Navigos Searchによる報告書では、2015年の第2四半期には、中級から上級の求人の13%を小売業が占めているという。求人数が最も多いポストは販売職、販売管理、販売部門管理職などである。

ベトナムで最大の求人雇用サイトのひとつVietnam Worksの人事雇用指数報告書によると、今年上半期、小売業は最大の年間成長率を示した産業のひとつであり、成長率は58%に達した。

 

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最終更新:2015年11月14日06:01

ベトナム:インドネシア向けアパレル輸出が過去最高を記録

今年9月までのインドネシア向けのアパレル及び繊維輸出がこの10年間で最高を記録したとベトナム繊維協会(Vitas)は発表した。

1月から9月までで海外からの委託生産は対昨年同期比で55%の伸び、9340万米ドルに達したとベトナム繊維協会(Vitas)は報告した。

当初の予想数値を上回ったことから、同協会の経済専門家らは2015年のインドネシア向け輸出の事前予測を53.3%増の1億2600万米ドルに上方修正した。

また、香港向け輸出も今年8ヶ月間に大きく伸びたことから36%増の1億7500万米ドルに同じく上方修正している。

 

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最終更新:2015年11月13日12:01

ベトナム:タイの消費財がベトナム・メーカーの強敵に

中国製品の価格より少し高いが品質は確か、タイの消費材は中国製品を駆逐し、ベトナム製品と激しく競争してきた。

ホーチミン市Tan Phu区に住む会社員のLe Thi Phuongさんは、日常使いのために何かを購入する際、しばしばイオンモール内の均一価格店のKamanayoに行く。

「グラス、スプーンからゴミ箱やバスケットまで、そこでは幅広い商品があります。それらはすべて、4万ベトナム・ドンで販売されています。」と彼女は言った。

「そこでは一般的な市場価格より一部の商品は高価ですが、安いものもあります。でも、4万ベトナム・ドンという金額は、大都市に住む大多数の主婦にとって手頃な価格なのです。」と彼女は、なぜその店に行くのか理由を尋ねられた際に言った。

第3区に住むLe Thi Hong Giangさんは、以前はMarks & Spencerの化粧品を手に入れるには、タイに行った人々から購入しなければならなかったが、今ではタイ資本の店で簡単に製品を見つけることができる、と言った。

「ボディローションは少し高価な25万5000ベトナム・ドンで販売されていますが、まだ手の届く範囲です。」と彼女は言う。

タイ製品は「品質が高いわりに価格はそれほど高くない」という位置づけで、ベトナムの消費者の心を捉えている、とブランドの専門家は指摘した。

タイ製品は次の2つの大きな理由によりベトナム市場に浸透していると彼は指摘する。

まず、タイ製品はリーズナブルな価格設定をしており、それは中間所得層にとって「妥当」な水準であり、低所得者にとって「なんとか手が届く」レベルであること。次に、ベトナムの人々が低品質の中国製品にうんざりしている時に、非常に良いタイミングでベトナムに進出をしたことである。

しかし、タイ製品がベトナムの人々に歓迎されている一方で、ベトナム・メーカーの間で大きな不安が生じている。

Robenny Asia Pacific社のRobert Tran最高経営責任者(CEO)は、1ドル均一価格モデルが、スーパーマーケットやコンビニエンスストアのような取引先の合意が得られなかったために失敗した米国やカナダのような国々を引き合いに、タイの下着や化粧品がベトナム市場に浸透するのは生易しいことではない、と指摘した。

一方で他のアナリスト達は、ベトナム市場におけるタイ製品の浸透率が、ベトナム・メーカーに脅威を感じさせるほど大きくなっている、と述べた。

このブランドの専門家は、ベトナムが強大な衣料品輸出国でありながら、ベトナム市場にはタイの衣料品が溢れ返っている事実を指摘した。

彼はまた、(ベトナムのメーカーにとって)ベトナム国内市場は輸出のための「踏み台」とされている、と警告した。そのため、もしタイ製品がベトナム市場を支配し続けた場合、ベトナム・メーカーは(その踏み台が使えずに、)自社製品の輸出に困難をきたすこととなる。

タイのセントラル・グループ代表者は、小売チェーンにとってベトナムは将来を嘱望される潜在市場であるとし、このグループでは2016年3月までに6ヵ所以上の均一価格店をオープンすることを明らかにした。

 

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最終更新:2015年11月13日06:01

ベトナム:TPP協定文書公開で繊維・アパレル製品に関するルールが明らかに

環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の交渉終了から1ヶ月経って、協定文書の全文がとうとう公開された。この中には原産地規則の詳細、縫製・アパレル分野のショートサプライリストなども含まれている。

ベトナムにはまた、米国産の綿生地の購入により綿パンツの米国市場へのアクセス改善という特記事項もある。

TPPにより、加盟する12カ国間での繊維・アパレル製品の関税は廃止されることになる。加盟国は米国、カナダ、日本、メキシコ、ペルー、チリ、オーストラリア、ニュージーランド、ブルネイ、マレーシア、ベトナムとシンガポールである。多くの品目について、協定発行のその日から関税がゼロとなるか、または段階的に引き下げられる。

しかし、特恵関税の対象となるためには、米国または他のTPP加盟国から糸と布地を調達しなければならないという原産地規則が存在する。

協定ではまた、TPP加盟国内での製品製造に利用される場合、TPP加盟国からの原材料は一般的にその他のTPP加盟国からの原材料と同様に扱われるものとしている。TPP域内で製造された製品が原産地規則を満たすかどうかを表示・確認するための全加盟国に共通のシステムが創設される。輸入業者は必要書類が揃っている場合に特恵関税の適用を申請できる。条約ではまた申請を適切に処理するための手続きを担当省庁も示している。

一方で、一般的な原産地規則の例外もある。繊維・アパレル製品に関する章では、およそ200品目を掲載した「ショートサプライリスト」が含まれ、米国を始めとするTPP加盟国が特定の布地や糸を需用量に見合うだけ生産できない場合に柔軟な対応をすることが可能となっている。このリストに含まれる特定の原材料については、TPP域外で生産されたものを使ったアパレル製品でもTPPの特恵関税が適用となる。

加えて、税関の協力と関税忌避、密輸や不正を避けるための法執行、そして繊維分野に関しては輸入が急増し国内産業に深刻な被害が及ぶ場合、または深刻な被害が及ぶ可能性がある場合の特別条項が含まれる。

米国ファッション産業協会(USFIA)の繊維・アパレル輸入業者トレード・輸送年次会議では今週、TPPが及ぼす正の影響についての楽観主義と、いつ施行となるのか、または施行されるのかどうかといった懸念がともに話題となった。米国の港湾は活況を予測しているが、TPP施行のタイミングについてはまだ懸念が残されている。

 

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最終更新:2015年11月12日06:03

ベトナム:イオンモール・ロンビエン店が1日で17万人の来店者を記録

イオンモール・ロンビエン店が11月1週目の週末に来店者17万人を達成したと古木繁ゼネラルマネージャーがメディアに発表した。

これは11月3日に行われたイオンモールの開店セレモニーで古木マネージャーが発表したもの。

開店セレモニーは深田博史在ベトナム日本大使、ベトナム商工省Ho Thi Kim Thoa副相、そして関連省庁の幹部層らが出席し行われた。

10月28日のオープン以来、イオンモールには1日8万人前後が来店しており、11月1日日曜日には1日の来店者が17万人に上った。消費者が最も関心を持っているのは医薬品とヘルスケア製品であると古木マネージャーは話している。

日本は現在ベトナムにおいて2番目の投資国であり、ハノイ市だけで直接投資事業721件(47億米ドル相当)、政府開発援助事業23件(29億米ドル相当)が実施されている。

イオンモール・ロンビエン店は観光、商業、サービス業を促進し、日本・ベトナム間の連帯を強化するとともにハノイ市へのさらなる投資の呼び水となることが期待されている。

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最終更新:2015年11月09日11:58

ベトナム:2015年10月13日から2015年10月21日までの繊維輸入実績例

今週、各市場からの綿輸入価格は対前週比で下降し、1,328~1,863USD/tで推移した。具体的には次の通りである。アメリカからの綿輸入価格は対前週比で8.0%下降し1,577USD/tだった。インドは1.2%下降して1,514USD/t、イギリスは3.1%下降して1,470USD/t、パキスタンは3.4%下降して1,328USD/t、日本は20.4%下降して1,863USD/tだった。2014年同期と比較すると、これらの市場からの輸入価格は8.3~26.6%下降した。その他の市場からの綿輸入価格は、中国1,666USD/t、フランス1,581USD/t、オーストラリア1,794USD/t、スイス1,511USD/t、ブルガリア1,432USD/tとなった。

各市場からのポリエステル糸(コード:54023300)の輸入価格は対前週比で下降し、0.6~2.7USD/kgで推移した。このうち、台湾からの輸入価格は、対前週比で13.7%下降して1.56USD/kg、タイは28.4%下降して0.9USD/kg、韓国は13.6%下降して1.96USD/kg、香港は14.5%下降して2.7USD/kgだった。2014年同期と比較すると、これらの市場からの同原料の輸入価格は13.6~28.4%下降した。その他の市場からの輸入価格は、インド0.6USD/kg、中国1.72USD/kg、日本1.61USD/kgとなった。

綿100%、生地巾64inch (コード:60052200)の中国からの輸入価格は1.10USD/mで、韓国からの輸入価格は1.55USD/m(CIFハイフォン)である。

ビスコース100%、生地巾63/65inch (コード:60063290)の中国からの輸入価格は1.51USD/ydで、韓国からの輸入価格は2.02USD/yd(CIFカットライ)である。

ポリエステル100%、生地巾56/57inch(コード:52102900)の香港からの輸入価格は最も低い1.1USD/ydで、日本からの輸入価格は1.98USD/yd(CIFカットライ(HCMC))である。

綿95%、スパンデックス5%、生地巾58/60inch(コード:60041090)の韓国からの輸入価格は1.78USD/ydで、台湾からの輸入価格は2.45USD/yd(CIFカットライ(HCMC))である。

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最終更新:2015年11月08日06:01

ベトナム:記憶に刻み込まれる着こなし(後)

前編より)

 

服装に隠された秘密

Yem daoからアオザイの時代はベトナムの伝統的な衣装の欠くことのできない部分だ。衣装は人々の好みに合わせて年とともに色やデザインが著しく変化したが、まだ伝統的な価値を保っている。

 

Yem dao

昔Yem daoはベトナムのあらゆる階層の女性によって着用された典型的なベトナムの下着であった。

この独特な衣装の起源ははっきりとわかっていないが、多くの研究者らは初期のバージョンはLy王朝の時代のもと、12世紀に出現したと論証している。

Yem daoはかつてあらゆる階級のベトナム女性により着用された下着として使われた古代ベトナムの女性用の胴着に由来する。

基本的な形から多くのバリエーションを持つシンプルな衣服で、単純な、通常は女性の胸にかけられ、首と背中で結ぶための紐のある、ひし形や四角にきりとられた布である。

Yem daoは一般的につつましく隠すためにブラウスやオーバーの下に着るものである。

現代のベトナム女性はもはやyem daoを着ることはないが、多くの伝統的なパフォーマンスではベトナム女性の誘惑的、女性的な面を表すための重要な役割を今も果たしている。

巻かれたスカーフとシルクのローブから突き出したお下げをなびかせ、伝統的な赤いベルトをつけ、円錐のヤシの帽子を手に持った姿はまさに過去のベトナム女性描いた姿だ。

Ao tu than(四面のドレス)もベトナムの伝統的な衣装の一つだ。

一般的によく知られているアオザイに加え、ao tu thanはベトナムで一般的に着られているもう一つの衣装だ。12世紀に起源をもち、日常的な農作業用の服として着用され始めたため、一般的に濃い茶色や黒色のものが多い。

今日作られているao tu thanはほとんどが鮮やかな色だが、著名なベトナム王朝のガウンを修復するTrinh Bach氏によれば、古代ベトナムの人々がより落ち着いた色合いを好んでいたというのは興味深い。色、生地、デザイン、装飾品などにおいてao tu thanには様々なスタイルが見られる。

封建時代をとってみると、様々なスタイルを通し、衣服を着ている人の社会における地位を表わされていた。

より派手で裕福なスタイルはもちろん特別な祭りや行事で身につけられた。

様々な形にも関わらず、ao tu thanは一般的に名前の由来となる、床まで届きそうな4つのパーツからなるチュニックのジャケットから成り立っている。

チュニックの後ろ側はアオザイに見られるゆったりとした一枚のひらひらとした布がある。前側には後ろ側の布から来る2枚の布があり、これらはウェストで結ばれているか、下にそのままおろされている。

チュニックのジャケットの下にyem daoが一部見える形になっており、シルクの帯がベルトや、しばしばチュニックの布の上に様々なスタイルで腰に結ばれている。

またao tu thanを着る際にはkhan vanと呼ばれるうねりのあるスカーフである装飾品もあった。スカーフは女の子を魅力的にみせる一番はじめの大事なことと考えられていた。貧しい者は黒、茶色、スミレ色に染色されたスカーフをつくり、裕福な者はシルク、ガーゼ、ちりめん、ビロードのkhan vanを見せびらかし力を誇示した。

 

アオザイ

アオザイはベトナム女性の伝統的な衣装として有名だ。ハイネックで横に2つの布地のある柔らかい生地で作られ、体にぴったりとつくアオザイは、長い間海外の人に称賛されてきた。高名なフランスのデザイナーであるピエール・カルダンは「アオザイは非常にセクシーに見えますが、控えめで洗練され、繊細です。常に流行の最先端です」

古くからの4枚のトンキニーズのチュニックとフエの貴族的なチュニックの組み合わせからなる今日のアオザイは、1930年代にFine Arts Collegeを卒業したLe Pho氏によりつくられたと言われている。このLe Pho氏の創作は後にLe Mur様式と言われたフランス人のデザイナーによりわずかに仕立て直された。

それ故オリジナルのアオザイは何世紀もの間を経て多くの変化を受けたが、いまだにベトナム人女性の間では誇りを持って着用されている。アオザイは多くの場合シルクでつくられ、すべての女性を上品に、優雅に、そして美しく見せることができる。伝統的な美しさと現代様式を絶妙に組み合わせ、アオザイは学校や仕事、パーティーや結婚式などあらゆる場面に着ることができる。またしばしば外国の女性も好んで身につけることがある。

アオザイは普通祝いの席でkhan xep(頭飾り)とともに着用され、伝統的な結婚式の衣服として、また高級官僚や学者の服装としても欠かすことのできないものである。均一なタックで織り込まれる男性用の頭飾りは通常平らだが、女性のものはより大きく丸みを帯びている。生地にもよるが、アオザイは既製品、オーダーメードのいずれの方法でも購入でき、100万ベトナム・ドンの安さから購入可能だ。

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最終更新:2015年11月07日12:01

ベトナム:記憶に刻み込まれる着こなし(前)

伝統的なベトナムの衣装はかつて身にまとう人の社会的な地位を示すものであった。何を着るかを決めるときには一定のルールが設けられていた、

衣類のデザインや流行は絶えず変化しており、時代の中でその国や人々の発展に歴史的、精神的また文化的にも重要な役割を果たしてきた。

ベトナム帝国の時代には衣類は着用した人の社会における権力と地位を示していた。

生地や色遣いも象徴的な意味を持ち合わせていた。例えば黄色は権力と富を示し、皇族のみが身につけることを許された。皇帝の衣服は竜が最高の権力を持つ象徴とされることから竜のローブという意味のLong baoと呼ばれた。

Long baoは黄色のシルクやサテンから作られ、黄金の竜や宝石の刺繍があしらわれた。王族にはこれも高貴の生れであることを示す宝石や不死鳥の翼の刺繍があしらわれたシルクのズボン、ブロケードのローブやサンダルの独自の衣装もあった。普段の服装はシンプルで、女性はシルクのブラジャーつきのブラウスと四面からなるシルクのドレスであった。

最高権力を持った皇帝は国民の衣服を決定することができた。例えば1665年、当時の王朝の支配者であったLe Huyen Tong帝は女性のズボンの着用を禁じた。1820年から1840年に在位したMinh Mang帝が逆にズボンの着用を必須とするまで、この命令は三世紀も続いた。

個人の自由が拡大した今日、何を着るかは全く個人が決定し、個人の好みが決めることである。ファッションはお上が決めることではなく、その日の行動や感覚を反映したデザイナーにより創り出されるものだ。ファッションはかつて世代から世代にかけて変化したが、今日では毎年、もしかしたらそれ以上早く変化しているかもしれない。

ほんの少し前、例えばベトナムでジーンズとTシャツを着ている女性は少数で、ほとんどが伝統的な白いブラウスと黒いズボンを身に着けていた。しかし戦争の時代を経てブラウスの色はミリタリーのカーキ色、労働者の濃紺、伝統的な白から現在では虹の色のようにどの色も見られるようになった。

今日では無数の最新の海外デザインの服が地元で手に入る。衣服はよりシンプルで使いやすいものになり、暖かさやつつましさといった個人の個性を表現する意味あいが強くなった。

 

後編につづく)

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最終更新:2015年11月07日06:01

ベトナムとインドの伝統的衣装のファッションショーが開催される

ホーチミン市9区のアオザイ博物館でベトナムとインドの伝統的衣装であるアオザイとサリーのファッションショーが10月16日に開催された。

「アオザイとサリー:永遠の友情」というテーマのこのショーは、ホーチミン市のインド総領事館とベトナムの人気デザイナーSy Hoangが所有するアオザイ博物館の共催で実現した。ショーではミスユニバースのベトナム代表であるPham Huongとインド人女性らによるパフォーマンスが行われた。ベトナム人歌手Nguyen Phi Hungもヒンディ語とベトナム語の歌を披露し、観客の喝采を浴びた。

主催者らによると、このショーは今年12月から2016年1月にかけて開催されるメインイベントの先駆けとなるものであり、そのイベントではSy Hoangのコレクションとサリーが発表される。

ショーではSmita Pant総領事が「このファッションイベントはベトナム、インド両国の衣装の美、エレガンスと活力を讃えるものです。両国の衣装はともに独特で、非常に際立ったアイデンティティがあり、単なる衣類ではありません。それ自体が文化なのです」と話した。

総領事は、このイベントに引き続き今後、Sy Hoangによる、インドの布と色彩を生かした、アオザイを含むベトナム式の衣装のファッションショーが行われる予定であると付け加えた。

また、総領事は、インド企業が独自のファッションブランドを立ち上げたり、インドのファッション専門学校が著名なデザイナーを輩出したりと、インドはファッション産業でも新興勢力と見られていると話す。

「インド女性がミスユニバースやミスワールドのタイトルを勝ち取り、それはインドのデザイナーが世界に知られるきっかけともなりました。ファッション産業は非常に幅広く、インドでのファッションショーには数多くの外国人のバイヤーも出席しています。上昇中で国際的な視点を持つインドの中間層がファッション産業の成長を支えています。彼らはデザインを尊重するので、ベトナムのファッションデザイナーがインドでコレクションを発表すれば、インド市場に参入するチャンスは大きいと私は考えています」とPant総領事は語った。

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最終更新:2015年11月06日12:00

ベトナム:賃上げを棚上げ

マスコミによる報道によれば、ベトナム政府は財政赤字により域内の最低賃金の引き上げ案を国会に提出することを2016年3月まで先送りにする見通しだ。

この決定はグエン・ダン・スン首相が議長を務める内閣の月例会合の場で行われた。

多くの機関、組織、団体が他の提案を政府に提出したにもかかわらず、9月3日に国家賃金評議会が2016年に最低賃金を12.4%引き上げる案を承認していた。

財務省の統計データによれば、国家の財政赤字は公債とともに近年急激に増大していた。

同省の最近の推定では2015年の国家の中心的な歳入は目標よりも低く、31兆ベトナム・ドン(14億米ドル近く)となる見込みだ。

一方で47兆ドン(21.2億米ドル)近くとなる見込みの地方レベルの財政黒字のおかげで、国家全体としては16.4兆ドン(およそ7億4000万米ドル)の予算超過となる、と同省は語った。

同省によれば、国家の中心的な財政赤字は世界的な原油価格の下落が主な原因だ。一方予算を使いすぎたことと減税も赤字の要因となっている、

これら要因を考慮し、国家の予算の収支が改善されるまでの間、内閣は2016年3月まで最低賃金の引上げ案を国家に提出することを遅らせる決定を行った。

国家賃金評議会が賃上げ案を承認した同日、ベトナム労働総連合(VGCL)は労働者らの生活を改善すべく、政府に対して2016年に最低でも14.3%の域内の賃上げの増加を提案した。

ベトナム労働総連合(VGCL)によれば、2014年より14.3%高い2015年の最低賃金のレートは、従業員の最低レベルの生活費の78-85%しか満たすことができていないという。

2016年に最低賃金を12.4%増加させるために、国家賃金評議会は会合を3回招集しなければならず、90%の賛成票を達成した。しかし10月5日にベトナム労働総連合(VGCL)は2015年と同額である最低でも14.4%に2016年分を変更するよう求めてきた。

先にビジネス団体らは首相に対し2016年に最低賃上げを6-7%に調整するよう求めていた。

ベトナム繊維協会(Vitas)は賃上げの幅が大きすぎ、特に現在のように最低賃金ではなく総所得に基づいて従業員の保険を支払わなければならない時に、衣料品や繊維ビジネスに対して大きな問題を生じさせるとして、12.4%の引き上げには異議を唱えていた。Vitasは提案した賃上げ幅については明らかにしなかった。

ベトナム労働総連合は、賃上げは適切な時期に行われるべきだと語った。給与賃上げの発表は第12回党大会の開会の直前に、すぐれた生産性や労働のイノベーションをもたらした労働者ら表彰する第9回国家評議会とともに行われるべきだと同連合は語った。

また労働者らの代表は、経済は2015年はじめの9カ月に6.5%のGDP成長率を見せ、力強く成長したと述べた。2016年はGDPは6.8%の成長を遂げ、経済は2015年を凌ぐと予測されている。

 

 

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最終更新:2015年11月06日06:08

ベトナム:繊維株式が自由貿易協定(FTA)により上昇の可能性

ベトナムの繊維分野の株式は、ベトナムが他国やその他機関との自由貿易協定(FTAs)を締結した後に上昇する可能性がある、と10月30日専門家が会議において発言した。

Vietinbank証券会社市場分析部門のDang Tran Hai Dang副部長によると、繊維株式は過去12ヶ月で27%上昇を示し、最も強い値上がり分野の一つとなり、建築材製造業に次いで2番目であった。

ほとんどの地元の生産業者は年内の生産稼動について(受注)確保しており、投入コストが低いことも利益を押し上げるのに寄与した、と彼は述べた。

また、繊維・衣料株式は、ベトナムの株式市場全体の将来性と同様、多くの確かな上昇要素があり、例えば現在ベトナムでは株価収益率(P/E)12であるが、他の市場、例えば株価収益率(P/E)17.31のマレーシア、株価収益率(P/E)16.53のタイと比較しても、多くの投資機会があることが示されている、という。

ベトナム繊維協会(VITAS)Vu Duc Giang会長は、繊維産業は、ベトナムが現在最終調整している環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)を含む自由貿易協定(FTAs)により、最も利益を享受する3大産業のうちの一つになるだろう、と述べた。

彼は、ベトナムの繊維製品生産者は今、全土、または一部地域において生産を拡大しようとしており、例えばViet Tien Garment社やGarment 10社では、近い将来、株式市場に上場するための手続きを実施している、と述べた。

現時点でも一部の繊維製品メーカー、例えばBinh Thanh貿易生産輸出入(GIL)社や、Everpia(EVE) 社、Thanh Cong繊維投資貿易(TCM)社は、既に株式市場に上場している。

ベトナムが2006年後半に世界貿易機関(WTO)に加盟して以来、繊維業界は年率17〜18%と、目覚しい成長率を記録してきた。

昨年、繊維産業は、国の総輸出額の16%に当たる247億米ドル相当を輸出し、ベトナムは、中国、欧州、トルコ、バングラデシュ、インドに次ぐ、世界の第6位の繊維輸出国となった。

ベトナム繊維協会(VITAS)は今年、最大280億米ドル相当を輸出し、ベトナムを第5位の繊維・衣料品輸出国とすることを目指している。

環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉が10月初旬に最終合意に達して以来、Giang会長は、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)や他の自由貿易協定(FTAs)の発効が、繊維業界に対する外国直接投資(FDI)の追い風になることが期待される、と述べた。

外国直接投資(FDI)は巨額の追加資本が地元企業、特にベトナム繊維協会(VITAS)が今後3年間で、繊維産業における国内産原材料の割合を現在の50%から70%に高めようとしている、原材料生産者にもたらされるだろう、とした。

「外国直接投資(FDI)は、ベトナムの繊維産業が地元の人々により多くの雇用機会を提供し、国内および海外市場向けに安価で高品質な製品を生産するのを後押しします。」と、Giang会長は述べた。

加えてベトナム企業は、外国のビジネスモデルから多くを学んだり、株式の購入や国内企業への資本持分増加を通じて、海外から投資を受けたりする機会を得るであろう、と彼は述べた。

しかし、国内繊維産業は、国際的なパートナーから次のようないくつかの課題を提示されるだろう、とした。

ベトナム繊維業界は、次の30〜40年を見据えた長期的な開発戦略を欠いており、その人材の質も、生産チェーンを管理するという業界の必要性を満たすには不十分である。

また、ベトナムは、多くの場合沿岸部に建設されている繊維及び縫製工場に関連する環境問題について、認識する必要がある。加えて、政府は、国内および国際市場において、ベトナム企業の競争力を低下させるかもしれない金融政策についても考え直す必要がある、と彼は述べた。

 

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最終更新:2015年11月05日11:51

ベトナム:繊維産業は年末にかけてさらに成長

ベトナム企業には年末まで安定した輸出受注があることから、繊維産業は今年第4四半期もさらに成長を続けることが予測されると商工省計画局のNguyen Tien Vy局長が11月2日に語った。

多くの縫製企業が2016年第1四半期末までの仕事を受注しているという。

商工省によると、10月の縫製繊維輸出は22億米ドルに達し前年比13.6%の増加、そして1月から10月までの輸出額は総計で192億米ドル、前年比10.4%増となっている。

今年1月から10月までに、ベトナムは天然繊維布地2億5900万メートルを生産し前年比1.9%増、衣類26億2000万点を生産し前年比4.4%増であった。

一方で、合成・人造繊維からの布地生産は5億4700万メートルであり、5.6%減少している。

繊維製品の輸出促進のために、商工省は関連部局に対しビジネス上の障壁の撤廃とビジネス環境改善、競争力強化のための政策を実施するよう求めている。

 

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最終更新:2015年11月05日06:07

ベトナム:2020年までに総人口の3割がオンラインショッピングを利用

ベトナム商工省下のベトナム電子商取引・情報技術局(VECITA)は2020年までにベトナム人の3割がオンラインショッピングを利用するという目標を設定した。

一人当たりの年間利用額も平均350米ドルと設定している。

同局のTran Huu Linh局長は、オンライン上での消費者やビジネス側の信頼を高めるため、同局はオンライン決済やロジスティックサービスへの法的枠組みを改善し、また、必要な適用手段も開発していくとしている。

Linh局長は、現在の法的枠組みとインフラは高まりつつある電子商取引への需要に対応していないと話す。2015年の電子商取引による取引額は40億米ドルに達すると推計されているという。

現在、商工省は2020年までの電子商取引開発に向けた計画案への提案を受け付けている。商工省では企業の約6割がインターネットを活用し、製品の紹介や販売のために定期的に情報を更新し、またそのうち8割の企業がオンラインで受注できるようになることを目標としている。

加えて、すべてのスーパーマーケットやモールがPOS(店舗販売時点情報管理)システムを導入し、消費者が現金の代わりにクレジットカードを利用できるようにすることも目標としている。

計画案では、企業や個人が電子商取引を活用した事業を始めることや、オンライン上での決済センターを開設することも奨励している。

ベトナム電子商取引協会(Vecom)のNguyen Thanh Hung会長は、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の締結後には、電子商取引がさらに有利になると強調する。

企業は技術面を改善し、オンラインマーケティングを導入し、品質の確保のためには確かな電子商取引サイトを選択する必要があると話す。

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最終更新:2015年11月03日12:04

ベトナム:シャツのアメリカへの輸出、45%を占め、依然堅調

統計データによれば、2015年9か月間のベトナムのシャツの輸出は1億4180万点、9億4510万米ドルに達し、対2014年同期比で数量が13.1%増、金額が10.4%増となった。2015年第4四半期の同製品の輸出は3億6200万米ドルに達し、対前年同期比で15%増となる見込みである。

2015年8か月間には、アメリカ、日本、韓国といった市場へのシャツの輸出が対前年同期比で5.9~33.8%増加した一方、EUへの輸出は減少した。具体的には次の通りである。

アメリカ市場へのシャツの輸出は、今年8か月間で良好に成長し、6350万点、3億8030万米ドルに達し、対前年同期比で数量が21.7%、金額が17.5%増となり、同製品の総輸出額の45%を占めた。現在、アメリカ経済は成長過程にあり、労働市場は多くの積極的な兆しを見せている。同市場への縫製製品の輸出は、今後安定していくと見込まれる。

日本市場へのシャツの輸出は、2014年8カ月と比べて、数量が14.4%増、金額が5.9%増となり、1740万点、1億3880万米ドルに達した。日本経済は、新興国の経済成長が足踏みしている状況からの影響を受けているにもかかわらず、輸出と生産が引き続き回復している。エネルギー価格の下落の影響で、現在のインフレ率はおよそ0%であるが、2016年度上半期には2%という目標を達成できると期待されている。日本銀行(BOJ)は、国際通貨基金(IMF)が今年と来年における日本の成長見込みを下げたその翌日に、決定を出した。IMFは日本の成長を、2015年は0.6%、2016年は1.0%と予測したが、この二つの数字は、IMFが今年初めに出した0.8%、1.2%という数字よりもそれぞれ低いものである。こうした作用により、同市場への縫製製品の輸出は、今後伸び悩むと見込まれる。

韓国市場へのシャツの輸出は引き続き成長しており、対前年同期比で数量が27%増、金額が33%増となり、719万点、4440万米ドルに達した。

一方、EU市場へのシャツの輸出は、対前年同期比で数量が12.2%減、金額が6.7%減となり、2440万点、1億8580万米ドルだった。このうち、いくつかの国への輸出が大きく減少しており、ドイツ19%減、スペイン7.0%増、フランス19.2%減、スウェーデン23.4%減、イタリア67.5%減、等であった。

その他の市場への同製品の輸出は対前年同期比で著しく増加したが、その金額は低く、パナマ84.5%増、ブラジル270.7%増、アルゼンチン292.2%増、サウジアラビア931.8%増、アンゴラ858.3%増、等であった。

 

2015年9カ月間のシャツの輸出価格は、対前年同期比で2.4%とわずかに下降し、FOB単価は6.66米ドルだった。

2015年8か月のアメリカ市場へのシャツの輸出は、対前年同期比で3.4%下降し、FOB価格は5.98米ドルだった。2015年8月の同市場への輸出価格は、対前月比で2.4と%わずかに下降、対前年同期比では2.1%下降し、FOB単価は6.05米ドルだった。

2015年8か月のドイツのシャツの輸出価格は、対前年同期比で1.9%とわずかに下降し、FOB単価は9.56米ドルだった。2015年8月の同市場への輸出価格は対前月比で3.6%上昇したが、対前年同期比では3.5%下降し、FOB単価9.68米ドルだった。

2015年8カ月の日本市場へのシャツの輸出価格は、対前年同期比で7.5%下降し、FOB単価は7.94米ドルだった。2015年8月の同市場への輸出価格は対前月比で4.5%上昇するも、対前年同期比では8.2%下降し、FOB単価は8.09米ドルだった。

 

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最終更新:2015年11月03日05:59

ベトナム:AECやTPPによる市場統合に備えての繊維産業の人材育成

ハノイ繊維工業大学は、ベトナム繊維産業がアセアン経済共同体(AEC)や環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)やその他の自由貿易協定(FTA)による需要に対応した人材育成戦略を発表した。

具体的には、大学では技術者や繊維産業で学識の高い各レベルの管理職を養成し、各企業が競争力を向上できるようサポートする。

ハノイ繊維工業大学は引き続き以下の専攻の学生を募集し、育成し、繊維産業の労働者の見識を高める。専攻は縫製、ファッション・デザイン、紡績、繊維産業を専門とした機械技術、電気技術、経営管理、マーケティングである。

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最終更新:2015年11月02日17:07

ベトナム:織物生産量を高めTPPなどの自由貿易協定の要求に対応

ベトナムは綿の生産量を拡張しアパレル製品輸出業者からの需要増大に対応する、とベトナム綿紡績協会(VCOSA)事務局長Nguyen Hong Gian氏は語った。

地元のアパレル製品輸出業者は他の環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)加盟国へ製品を輸出する際に減税を受ける権限を得るには、地元で生産された綿、もしくは他のTPP加盟国により生産された綿を使用しなければならない、とVCOSA事務局長Nguyen Hong Gian氏は10月22日にホーチミン市で開催された国際繊維産業展示会に合わせて語った。

世界経済の40%において商業を自由化することを目的とするTPP協定は、アトランタでの交渉に続き今月のはじめに合意に至った。

協定は現在すべてのTPP加盟国(オーストラリア、ブルネイ、カナダ、チリ、日本、マレーシア、メキシコ、ニュージーランド、ペルー、シンガポール、米国、ベトナム)の議会の承認を得ようとしている段階である。

ベトナムの米国商工会議所によれば、各国は”yarn forward”という原産地規則に従わなければならない。つまり衣料品を製造する際には、糸の段階から先はTPPの加盟国で製造されなくてはならない。

Giang氏によれば、ベトナムは2014年に240億米ドル以上相当の繊維製品を輸出しているが、約85億平米の織物を必要としている。

一方、国内で織物を製造できる生産量は30億平米近くある、とVCOSAの事務局長はつけ加えた。

国内の織物の供給は需要に対して後れをとっている。というのもTPPのもとのyarn forwardの原産地規則、ベトナム-EUの自由貿易協定のもとのfabric forwardの原則ともに地元からの供給が強く必要とされているからだ、と氏は語る。

8月4日にはベトナムとEUが貿易協定に合意したことが発表された。二国間の外交関係の25周年を迎え、年内には締結されると見込まれている。

国内での糸の製造に関して、Giang氏はベトナムの生産量は昨年繊維各種90万トン以上があったが、うち3分の2は海外に輸出されたと述べた。

TPPやベトナム-EUの協定の恩恵を受けて、60万トン以上の輸出量が現地で利用できるために取り置くべきだと述べた。

ベトナムは繊維の生産を増加させる必要がまだあるが、現在の技術や経験においては大きな問題とはとらえられていない。

真の問題は長年にわたり製造におけるボトルネックである製織と染色にあると氏は言う。

昨今、外資系企業が参入し、現地企業が2つの自由貿易協定のチャンスをいかそうとしているなかで、問題は早急に対応されるだろうと、Giang氏は楽観的だ。

Giang氏の仮の統計データによれば、30億米ドル相当の外貨が過去18カ月でベトナムの製織や染色の工程に注ぎ込まれている。

しかし織物に対する需要を完全に満たし、TPPやベトナム-EUの協定の要件(約50億平米)を満たすには、工業団地のインフラや土地利用、下水道の改善、環境管理能力におけるインセンティブがさらに必要になるだろう、とGiang氏は語った。

 

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最終更新:2015年11月02日05:59

ベトナム:韓国からの繊維の輸入、数量が12.7%増加

2015年9か月間のベトナムの繊維原料の輸入量は20万8800トン、金額2億8630万米ドルとなり、対前年同期比で3.6%減、金額が16.5%減だった。2015年第4四半期の同製品の輸入は76万トン、対前年比で10%増となる見込みである。

2015年8か月間には、台湾、タイ、中国市場からの繊維の輸入は対前年同期比でわずかに減少したが、韓国からの輸入はかなり増加した。具体的には次の通りである。

台湾は、8か月間における最も大きな繊維の供給市場であり、総輸入繊維量の40%を占め、72万2000トン、9180万米ドルで、対前年同期比で数量が4.5%減、金額が20.3%減となった。同市場からの輸入繊維の種類には、ポリエステル繊維、ステープル繊維、ポリエステル100%繊維、ビスコース繊維、アクリル繊維、等が含まれる。

タイは第2位の繊維供給市場であり、3万9800トン、4630万米ドルで、対2014年8か月比で数量が5.4%減、金額が24.6%減となった。ポリエステル繊維が最も多く輸入された種類であり、次いでステープル繊維、アクリル繊維、ビスコース繊維、等が並ぶ。

韓国はこの次に位置する同製品の供給市場であり、3万1300トン、4690万米ドルに達し、対前年同期比で数量が12.9%とかなり増加したが、輸入価格の大きな下降により金額は0.9%とわずかに減少した。同市場から輸入される主要な種類には、ステープル繊維、ポリエステル繊維、綿、等が含まれる。

2014年同期と比較すると、中国からの繊維の輸入は数量が0.9%とわずかに減少、金額は6.1%減少し、2万5600トン、3850万米ドルとなった。

各企業はその他の国からの繊維の輸入も拡大しており、対前年同期比で数量が日本は21.7%増、ベルギーは301.6%増、ドイツは678.5%増、イギリスは181.3%増、等となった。

2014年8カ月間のベトナムの平均輸入繊維価格は、対前年同期比で13.5%下降し、1,372USD/tだった。

2015年10月前半のいくつかの輸入繊維の価格は、世界の綿価格が引き続き低いことと、さらには、各工場の消費も少ないため、わずかに減少した。今後輸入繊維の価格は1.05~1.5USD/kgになると見込まれる。

ポリエステル短繊維、1.4D×38mm (コード:5503200)のタイからの輸入価格は対前月比で4.0%下降、対前年同期比では11.5%下降して、0.95USD/kgである(CIFハイフォン)。

ポリエステル短繊維、20D×51mm (コード:5503200)の韓国からの輸入価格は対前月比で5.0%下降、対前年同期比では15%下降して、0.95USD/kgである(CIFハイフォン)。

ビスコース短繊維、1.25D×38mmの台湾からの輸入価格は対前月比で変動がなく、対前年同期比では4.6%下降して、1.65USD/kgである(CIFカットライ(HCMC))。

アクリル繊維(コード:5503300)の中国からの輸入価格は対前月比で変化がなく、対前年同期比では3.4%下降して、2.83USD/kgである(CIFハイフォン)。

その他の市場からのいくつかの種類の繊維の価格は次の通りである。ポリエステル100%繊維、1.4D×38mm(コード:5503220)のインドネシアからの輸入価格は0.77USD/kg(CIFカットライ)で、ポリエステル短繊維、2D×51mm(コード:5503300)の香港からの輸入価格は1.94USD/kg(CIFハイフォン)である。

 

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最終更新:2015年11月01日06:56

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