インドシナニュース

2015年10月 のニュース一覧

ベトナム:eコマースの新興企業が伝統工芸の職人らを支援(後)

(前編より)

 

Jewelise社

2013年、韓国人のSong JayPhil氏は、家族が30年近く宝石ビジネスを営んでおり、技術とクラウドソーシングを組み合わせることにより職人を支援する、という社会的使命を担うことを決意した。

彼の起業したJewelise社は、デザインコンテストを主催しており、そこでの受賞者は広く紹介され、その製品は、デザイナー、顧客、および職人を結びつけるプラットフォーム上で販売されることになる。

Jewelise社はまず、Born2Globalという、韓国政府の未来創造科学部が国を超えて韓国系新興企業を支援するプログラムにおいて形成された。その結果Jewelise社は、シリコンバレーのファッションテクノロジーの促進者として(300社中)トップ10に数えられ、既にシードファンディングを受け、また、韓国の新興企業・起業家開発機関(Korea Institute of Startup and Entrepreneurship Development)から7万5000米ドルを受け取った。

8月にJayPhil氏はハノイを訪問し、彼の新規事業のビジネスモデルをベトナム市場に投入した。「我々は従来の(韓国の店舗とブランドを結びつけるという)ビジネスモデルを方向転換し、今は米国市場に照準を合わせた新しいウェブサイトを開発しています。」と、JayPhil氏は述べた。最高経営責任者(CEO)として彼は現在、Jewelise社の英語によるクラウドソーシングプラットフォームを開発するのに、ハノイにある現地開発者の人材プールを活用している。

Song氏は最終的に、12月上旬には米国に直接ベトナム原産の手作りジュエリー製品を輸出し、年間680億米ドルの米国ジュエリー市場の一部を獲得したいと考えている。

 

<伝統の維持>

技術、革新、そして伝統の融合により、より多くの地元職人を国際市場へ効率的かつ倫理的につなげることが、ベトナムの工芸品産業を健全に残していく1つの希望となる。

未来は明るいように見える:ベトナム国外の消費者は、Fashion4Freedom(F4F)社の手彫りのドラゴンウェッジシューズのために、1000米ドル以上を喜んで支払うことが分かっているが、彼らはまた、同じ価格帯の他の製品にも高い期待を示している。

これら新興企業にとっての主な課題は、常に高品質な製品をお客様に届け続けることである。しかし、Fashion4Freedom(F4F)、Wild Tussah、Mekong+社などが示してきたように、そうすることは不可能ではない。

今日ベトナムには約1,500の手工芸村があり、陶器、シルク、漆器などの製品に専門性を持っている。そしてベトナムは、観光客が中部海岸沿いの町、ホイアン(ユネスコの世界遺産として知られている)のような場所を旅行する際に、安価な仕立て服を購入するのに人気の場所となっている。

おそらく我々は、ベトナムにおいてBy Own、Efaisto、Jewelise社のようなより多くの新興企業が出現するのを目の当たりにすることになるだろう。この国に足を踏み入れなくとも、守られた古代ベトナム文化の一片を体験することを想像する - これが、これら新興企業が目指している未来である。

 

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最終更新:2015年10月31日11:41

ベトナム:eコマースの新興企業が伝統工芸の職人らを支援(前)

ベトナムが世界貿易機関(WTO)に加盟して2年後の2009年に、社会的に信頼性の高い衣料品のサプライチェーンを構築し、ベトナムの地元工芸品の伝統を保護していくことを目的に、ベトナム系アメリカ人のLanVy Nguyen氏によってFashion4Freedom(F4F)社が設立された。

それから6年経たないうちにこの会社は、ベトナム初となる高級手工芸品を生産するための、倫理的で、拡張性のあるビジネスモデルを完全に確立した。Fashion4Freedom(F4F)社のウェブサイトによると、今日では一貫生産サービス、職人、そして市場のインキュベーターを抱えており、“100の村、協同組合、作業場”にインパクトを与えている。

Fashion4Freedom(F4F)社は、ベトナムの地元工芸品産業に良い影響を及ぼすパイオニアであったが、今ではベトナム新興企業の新勢力が、ユニークなスタイルや、最新のファッショントレンド、顧客の体型など、個別の要求に応じた洋服やアクセサリーを世界中に供給している。

新興企業の外国人創業者は、ベトナムに革新をもたらし、ビジネスを好転させることに取り組んできた。彼らは皮革、ファッション、ジュエリー産業を保有しているが、それらの古い慣習を破壊しようとしている。そしてより重要なのは、彼らは環境への影響を考慮しながら、ビジネスパートナーである地元職人のために、倫理的かつ公正なビジネスモデルを構築することを優先的に行ってきたということである。

それはベトナム電子商取引の新世界の幕開けであった。

 

By Own社

まずBy Own社では、インターネット上で手作りの特注皮革製品を販売している。ベトナム統計総局(GSO)によると、2013年において、皮革およびその関連製品製造者の総生産高は、約78億米ドルであった。創業者であるベトナム系オーストラリア人のJessica Hilston氏は、オーストラリア西部のパース州で育ち、現在はホーチミン市を拠点としているが、昨年の夏にBy Ownの最初のコンセプトを思いついた。

Jessica氏は、「私は長い間、自分のビジネスを始めることを夢見てきましたが、従業員から起業家に大きな飛躍を遂げた時から、失敗に対する恐怖は心を離れません。」としたが、結局昨年の冬に開業準備のためにベルリンで過ごす間に、彼女はベトナムへ戻って、自分の情熱にとことんまでつき従うことを決意した。

今年の初めHilston氏は、将来の注文に応じるための優れた地元職人を見つけるために、ベトナム中を旅した。彼女は、By Own社ウェブサイトの3つの注文ステップにより、お客様へ全ての製品を21日以内に、世界中送料無料で届けることを計画している。

「サイゴンでの開業準備期間を通じて活力がみなぎっており、物事が今まさに始まろうとしている実感があります。」とJessica氏は言った。

By Own社は、公式には9月に事前受注を開始した。が、既にオーストラリアから、今月のデリバリー計画数分の受注を受けている。今のところHilston氏は、彼女の最初のコレクションの残りの製品を発売開始することに取り組んでおり、その後は、クリスマス向けに男性用by Own社ブランドの皮革製品を上市することに集中する予定としている。

 

Efaisto社

次にホーチミン市にある新興企業、Efaisto社(社名はHephaestusという、ギリシャ神話の職人の神に由来する)は、世界中の製造業者のネットワークを形成することを目指して、まずベトナムで開業した。ベルギー人のBernard Seys氏と、フランス人のLou-Adrien Fabre氏の二人によって共同設立されたEfaisto社は、誰でも世界中の職人から、特注の衣料品やアクセサリー、最終的には家具も注文することができるようになる電子商取引サイトを運営する。

このチームにとって、20世紀における衣料品の大量生産方式は、個性を排し、労働者には効率性と規模を集中することを強いるものであったが、21世紀は個人の表現の時代としている。

Bernard氏は、「Efaisto社は、ユーザーにとって、それぞれのニーズに合わせて商品が仕立てられるようにする一方で、作り手にとっても、それぞれ独自のスタイルに価値を与え、以前は手の届かなかったような市場へアクセスできるようにします。」とした。

二人とも数年前からホーチミン市に住んでおり、金融リスク管理とソフトウェア開発会社で働いた後、今年初めにチームを組むことにした。今彼らは、Efaisto社を立ち上げることに力を注いでいる。

Efaisto社は今週、プラットフォームにおける取扱製品数が増加し始めているため、実際のメーカーや取引内容を入力したシステムのベータ版を立ち上げた。

欧州委員会(EC)によると、2014年ベトナムから欧州圏への輸入は、50億ユーロ(56億米ドル)以上であった(履物、帽子、その他のかぶり物、繊維、繊維製品から構成される)が、Efaistoチームは、今年の年末のベルギーとフランスのクリスマスツリーのもと、職人に最初の製品を製造してもらうことを目指している。

Fabre氏によると:

我々の仕事は、ユーザーとメーカーの間のギャップを埋め、商品の新基準としてオーダーメード取引を確立することにあります。

次の計画としてこの意欲的な二人は、Efaisto社における次の開発フェーズを進めるため、近い将来、シードラウンドによる資金調達を受ける計画としています。

 

(後編へつづく)

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最終更新:2015年10月31日08:40

ベトナム:ハノイに初のイオンモール登場

10月28日、日本の小売イオン・グループがハノイで初のショッピングモールの開店式を行なった。

総敷地9.6haのイオンモール・ロンビエン店は2億米ドルの投資で建設され、テナント部分は11万平米に及ぶ。

このハノイの商業施設は日本最大のショッピングモール開発運営会社がベトナムで開業する3番めの施設となる。

ハノイ在住の現地の人々らに新しいショッピング体験と新しいライフスタイルを提供し、さらなる投資とビジネスを促進することが期待されている。

開業の式典でのスピーチで、ハノイ市人民委員会議長Nguyen The Thao氏は日本の投資家全般、わけてもイオン・グループの協力と貢献に感謝の意を表した。

ハノイ市は、投資家が効果的にビジネスを進めるための優遇条件を作り出して、ハノイを安全な投資先とすることを目指している。

ハノイには現在日本から721件、総額47億米ドルもの直接投資案件がある。ODA案件23件、総額29億米ドルも実行されている。

 

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最終更新:2015年10月30日14:25

ベトナム:繊維工業団地の拡大、期待される

計画投資省(MPI)は環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に先立ち、繊維・衣料品の工業団地が好況な都市や省の当局に対して警告を与えた。

先日のTPPの交渉成功を受け、多くの都市や省が協定を好機ととらえ繊維・衣料品の工業地帯(IZ)を新しく開設、拡張しようとする計画を発表した。国際的な専門家らは、TPPに加盟する12カ国のうち、経済的な影響という面でベトナムが最も大きな恩恵を受けると予測している。専門家らによればベトナムの衣料品や製靴業者らは米国や日本との間の関税が引き下げられることでも利益を得ることができるとのことだ。

例えばホーチミン市は投資の流入を期待して、主に繊維・衣料品関連のプロジェクトを対象としておよそ2000ヘクタールの面積を持つ7つの工業団地(IZ)を新しく開設すると発表した。

南部のロンアン省ではTan Tao やDong Tamといったインフラ建設企業も工業団地(IZ)の建設計画に製織や染色の業者を求めている。

南部のドンナイ省のTin Nghia工業地帯の当局によれば、多くの海外の繊維・衣料品関連の投資家らが同地での土地を借りたいと申し出ているという。

今日現在、多くの海外の繊維・衣料品向けの投資家が既存の工業地帯に製造拠点をすでに設けている。南部のロンアン省の経済圏運営員会によれば、同省だけでも9月30日現在、主に紡績、製織、染色、製靴、プラスチックの分野で122の投資計画を受けている。これは昨年同時期と比較し14.02%の増加である。

経済圏の拡大により、以前のように輸入に頼らず国内の原材料や付属品を使用するおかげで繊維・衣料品業界の競争力が増し、国の貿易赤字を削減することに寄与することは認めつつも、計画投資省(MPI)は先週市や省の人民委員会に対して送られた文書によれば、環境汚染や経済圏内の旧式で燃料を多く消費する装置や技術の輸入に対して懸念を持たれている。

同省によれば、TPPを十分に生かすには稼働率に留意するだけではなく、繊維・衣料品の工業団地(IZ)建設においては技術や環境の規制や基準に準じなければならないという。

計画投資省(MPI)によれば、地方自治体や省の人民委員会もプロジェクトに認可を与える際に工業団地(IZ)の建設を注意深く監督するだけではなく、特にプロジェクトで使用される技術の使用に関して、評価基準に厳しく従わなくてはならない。

市や省はまた域内のプロジェクトだけでなく、工業団地(IZ)の環境保護を厳しく監督するための計画も立てなければならない。

また同省によれば、適切な人材を提供することができるよう、工業団地(IZ)の労働に対する需要も査定しなければならないとのことだ。

 

 

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最終更新:2015年10月30日09:10

ベトナム:アパレル製品輸出の半数、米国に

税関総局によれば、ベトナムは今年初めの9ヶ月間で170億米ドル近くの衣料品を輸出し、うち半数近くが米国市場向けであった。

税関総局のデータによれば、1月から9月までの間で米国向けの繊維衣料品の輸出は83.3億米ドル、対前年比13.6%の伸びを見せた。これは業界の平均的な成長率である10%よりも高い数値であった。

米国の次は日本と韓国の各市場が続き、ベトナムからの同時期の輸入額はそれぞれ20.3億米ドル(対前年比6%増)、15.4億米ドル(対前年比0.6%増)であった。

国内の衣料品製造業者は、ベトナムと海外の各国との間で自由貿易協定(FTA)、特に環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)が施行されることから今後数年でさらに輸出が増加すると見込んでいる。

TPPによりもたらされる関税の優遇制度により、ベトナムの企業らは米国や日本に対する出荷額を引き上げることができると期待されている。ベトナムの衣料品は現在米国で17-30%の関税を課せられるが、TPPにより税率は徐々に引き下げられ、最終的には0%となる予定である。

ベトナムの米国に対する衣料品の輸出は近年、毎年12-13%徐々に増加しているが、米国のその他の市場からの輸入は平均的に3%しか増加していない。ベトナムは米国の衣料品輸入全体のちょうど9%を占めているため、ベトナム企業が出荷額を増加させる余地はまだあるといえる。

欧州連合(EU)は引き続きベトナムの衣料品にとって重要な輸出市場の一つであり続ける。EUとベトナムとの自由貿易協定(FTA)が発行されれば、関税が0%まで引き下げられるため、ベトナムの衣料品の輸出業者はEU市場に対して競争力を持つことになる。

またベトナムと韓国やユーラシア経済連合との間の自由貿易協定があれば、ベトナムの衣料品製造業者は、特定の条件を満たせば輸出をスピードアップするより多くのチャンスに恵まれるだろう。

関税の引き下げや控除に加え、ベトナムや他のTPP加盟の11カ国から輸入された糸や生地を使用しなければならないという米国主導のTPPの”yarn forward”原則が、東南アジアに位置するこの国の産業の原資料の発展を促進すると見られている。

一方でベトナムの衣料品業界にとって最大のチャレンジは原料輸入、特に中国からの輸入に大きく依存していることだ。商工省によれば、ベトナムの衣料品用の原料の50%近くは輸入に頼っている。

中国はTPPには参加しないため、ベトナム企業らはもし米国へ製品を輸出する際の税の優遇措置の恩恵を享受するならば、同国のすぐ北に位置する中国からの原料の輸入依存の割合を縮小しなければならない。

ベトナム繊維協会(Vitas)によれば、外資系企業は国内の3000社以上の繊維・衣料品企業の約25%を占めるが、国の衣料品輸出高の60%以上に寄与している。

 

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最終更新:2015年10月29日06:00

ベトナム:台湾企業が工場拡張

報道によると、台湾のニット繊維・アパレル製造企業Eclat Textile社はベトナム国内に既存の2拠点での生産量拡大のため、5050万ドルを投資することを予定している。

同社はNike、Adidas、Calvin KleinやUnder Armourなどの製品を生産しており、ベトナムも加盟予定であり、最近最終合意に達した環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)による便益を見込んでの投資となる。

Eclat社はバリア-ブンタウ省の既存工場に4000万ドル、ドンナイ省の工場に1050万ドルを追加投資する。この追加投資は縫製製品生産量を月間500万着以上へ拡張することを目的としている。

TPPの具体的内容はまだ公式に発表されていないものの、ベトナム産アパレル製品を米国や日本市場に輸出する際の関税が撤廃されると広く期待されている。

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最終更新:2015年10月28日11:56

ベトナム:ジーンズのアメリカへの輸出、20%以上の増加

統計データによれば、2015年9か月間のベトナムのジーンズの輸出は758万点、5290万米ドルに達し、対2014年同期比で数量が16.8%増、金額が13.6%増となった。2015年第4四半期の同製品の輸出は2000万米ドルに達し、対前年同期比で18.8%増となる見込みである。

2015年8か月間には、アメリカ、EUといった主力市場へのジーンズの輸出が対前年同期比でかなり増加した。具体的には次の通りである。

アメリカ市場へのジーンズの輸出は、対2014年8カ月比で数量が20%とかなり増加、金額が14.4%増となり、518万点、金額が3570万米ドルに達し、同製品の総輸出額の77.7%を占めた。失業率5.1%減という注目すべき改善があったにもかかわらず、アメリカの雇用市場は実際には、アメリカ経済の成長に特筆するような貢献ができるほどには安定していない。正式な統計によれば、アメリカ経済は9月に14万2000の新たな雇用を創出したが、これはその前の3カ月間の平均16万7000という数字に比べ非常に控えめなものだった。長い年月、アメリカの雇用市場は他国の経済において失業率が高いなかで活気づいていた。給与の問題については、実際には労働者の収入はいまだに増加しておらず、このことは、経済が回復して6年目に突入するにもかかわらず、アメリカの多くの消費者に財布の紐を緩めさせるのを邪魔している。9月までに、アメリカ人の平均時給がこの12カ月間で2.2%上昇したのみである。10月2日に終了した、失業手当受給の申請者数は27万7000人と、最低記録に近かった。このことは、各企業が消費者の安定したニーズを信じており、アメリカ経済の成長が連続して7年目に突入することを望んでいることを示す。同市場への縫製製品の輸出は今後安定していくと見込まれる。

EU市場へのジーンズの輸出も、対前年同期比で数量が32.4%増、金額が31%増となり、68万1600点、449万米ドルに達した。このような成長は、いくつかの国への輸出が強く増加したためであり、具体的にはイギリス23.7%増、デンマーク44.7%増、ドイツ35.6%増、ベルギー561.8%増、等であった。

一方、カナダおよび日本市場へのジーンズの輸出は、対前年同期比で数量がそれぞれ9.0%減、53.5%減となり、金額はそれぞれ160万米ドル、120万米ドルだった。

その他の市場へのジーンズの輸出は、対2014年8か月比で強く増加し、メキシコ12.6%増、マレーシア136.1%増、オーストラリア30.5%増、等であった。

現在、TPP協定の交渉が終わり、協定が実施されるときにはアメリカと日本の2つの市場において輸入税が大きく減少し、これはベトナムにとっては大きなメリットとなる。こうした高い競争力という優勢により、ベトナムは、縫製業界に参入する多くの外国人投資家を引きつけており、生産拠点として中国からシフトされてきている。現在、ベトナム製品の60%の金額はTPP内の11カ国へと輸出しており、TPP諸国への衣料品の輸出は今後0%という優遇税を受けるため、競争力は非常に高い。

 

2015年9カ月間のジーンズの輸出価格は、対前年同期比で2.8%下降し、FOB単価は6.98米ドルだった。

2015年8か月のアメリカ市場へのジーンズの輸出は、対前年同期比で4.6%下降し、FOB価格は6.89米ドルだった。2015年8月の同市場への輸出価格は、対前月比で3.8%下降、対前年同期比では6.2%下降し、FOB単価は7.2米ドルだった。

2015年8か月の日本のジーンズの輸出価格は、対前年同期比で10.4%下降し、FOB単価は8.2米ドルだった。2015年8月の同市場への輸出価格は対前月比で5.9%下降したが、対前年同期比では8.1%上昇し、FOB単価8.23米ドルだった。

2015年8カ月のEU市場へのジーンズの輸出価格は、対前年同期比で1.1%とわずかに下降し、FOB単価は6.59米ドルだった。そのうち、いくつかの国への輸出価格は対前年比で下降し、ドイツ21.8%減、ベルギー3.5%減、等だった。

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最終更新:2015年10月28日05:53

米国市場にベトナム製品が氾濫する可能性がある理由(後)

(前編より)

 

ロンアン省の日本と韓国の投資家が多数を占める工業団地にあるエイブリィ・デニソンの光り輝く3階建ての工場では、衣料品のタグやラベル、値札の注文の急増に備えている。

通りを進むと、工場労働者用の多数のコンクリート製の住宅がこの場所にまだ残る雑草の中に建て始められている。他の製造業者もここに拠点を展開する兆候だ。

ロンアン省にある施設でエイブリィ・デニソンは2020年まで拡大できる余地があるが、貿易協定により衣料品の製造が急増すれば同社は拡張も検討している、とSmigelski氏は言う。

エイブリィ・デニソンやその他ベトナムの衣料品業界が貿易協定の恩恵をどれだけ受けることができるかは、最終的な決定内容による。

多くのアナリストは、関税を撤廃する条件として、糸から最終的な衣料品自体になるまでの一連すべてが加盟国からくるものであることを協定で取り決めてくれることを期待している。これは米国の製糸業や繊維製品業者に支持されている条項のひとつだ。

このような規定が設けられれば、ベトナムは中国やその他協定に加わっていない国々から糸や布の大部分を輸入しているため、製造業者はこれに応じようと先を争うことになる。しかし長期的には国内調達のより厳しい規定で糸や布織工場が国内に作られることが余儀なくされれば、ベトナムにさらに多くの衣料品製造ビジネスがもたらされるであろう、とSmigelski氏は語る。

エイブリィ・デニソンはナイキの軽量タイプの靴の甲を製造するために巨大な織機を使用し、ベトナムでさらに高度な製造をはじめている。糸をいくつも巻いた黄色や緑の装置は耳をつんざくようなカチャカチャという音をたてながら、最高級の靴にマイケルジョーダンがジャンプしている輪郭の絵をものすごいスピードで印刷している。この靴は1組200米ドルで販売されている。

エイブリィ・デニソンによれば、ベトナムの労働者らの技能は毎年飛躍的に伸びており、これまで以上に複雑な製造に国内で対応することができる。

「中国で30年かかったことが、ベトナムでは10年で成し遂げられようとしています」とSmigelski氏は語る。それがまさに「ベトナムにかけようと思う企業がますます増えている」理由なのだ。

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最終更新:2015年10月27日11:59

米国市場にベトナム製品が氾濫する可能性がある理由(前)

米国やその他国々がTPPを批准すると、ベトナムの衣料品や靴の生産は増加する可能性が高い

 

ホーチミン市の南、パイナップルやマンゴーが一面に広がる田園風景は世界の貿易が転換期を迎えていることを見て取る絶好の場所だ。

すでにベトナムの若い労働力や中国の約半分の賃金をいかそうと、スポーツウェアのナイキなどの欧米企業向けの製品を作るための巨大な工場が次々とこの場所に誕生している。

ベトナムで最も人口密度の高い都市の近くに位置し、農業で主に生計を立てているこの地方は現在ではかなり多くの工業団地を有し、製造量の増加に対応する重要な役割を果たしている。5月までに36億7000万米ドルの海外投資(うち40%が衣料品や繊維業界)を呼び込んでいる。

経済学者らは、この成長は米国やその他環太平洋の11の国家が、今月すでに締結された画期的な貿易協定である環太平洋連携協定を批准すればさらに加速すると見ている。この協定により加盟国間の特定の関税が取り除かれ、特にベトナムやマレーシアなど輸出に大きく頼っている発展途上国に大きな恩恵をもたらすと見られている。

貿易協定は「実行されれば素晴らしいことです」と世界最大の洋服のラベルやタグを製造する企業であるエイブリィ・デニソンの副社長Frank Smigelski,氏は言う。カリフォルニア・グレンデールに本拠地を置く同社は、7月に30万平米の施設をロンアン省に開設した。ここでは日本の衣料品ブランドであるユニクロ向けに、ミシンのような機械がタグを印刷すると同時に、アウトドアスポーツ用品のノースフェイス向けのラベルを印刷する巨大な機械に、労働者らが赤いインクを投入している。

TPPにより「さらに多くの衣料品製造業者からの製造依頼が増加します」とSmigelski氏は言う。「依頼が来れば来るほど、我々が利益を上げることができます」

中国における急激な賃金の上昇や労働力不足がベトナムの魅力を一層際立たせている。1980年代以来、ベトナムの成長は指導者らが市場志向の改革を導いてきた時代に上がったり下がったりを繰り返してきた。

昨年、ベトナムへの海外投資は124億米ドルにのぼった。これは2009年と比較して25%の増加である。最大の投資家の一つは韓国のサムソン電子で、同国内の電子機器の製造に対する投資を現在の45億米ドルから倍増させる計画だ。

ワシントンを拠点とするピーターソン国際経済研究所によれば、貿易協定が成立すれば、ベトナム経済はより大きな消費者市場に参入することができ、唯一最も大きな恩恵を受けることができるという。

協定は「米国と日本への内部的な特権的な参入を可能にします」とエコノミスト・インテリジェンス・ユニットの上級コンサルタント、Chris Clague氏は言う。

ベトナム政府はTPPがベトナム経済を今後10年間で335億米ドル引き上げることができる予測している。これは現在の国内総生産のおよそ5分の1の額だ。ピーターソン研究所によれば、最もTPPの恩恵を受ける分野である主要な衣料品や製靴業界からの輸出は、2025年までに46%増加、1650億米ドルにまで急増する可能性もある。

コンサルティング会社のプライスウォーターハウスクーパースによれば、今後貿易制限全般が継続的に撤廃されていけば、東南アジア経済に流れ込む資金により、現在から2050年までの間にベトナムはナイジェリアとともに世界で最も急成長をとげる経済大国となる可能性がある。

 

(後編につづく)

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最終更新:2015年10月27日05:58

ベトナム:2015年9月28日から2015年10月6日までの繊維輸入実績例

今週、各市場からの綿輸入価格は対前週比で逆行し、1,367~1,930USD/tで推移した。具体的には次の通りである。アメリカからの綿輸入価格は対前週比で0.7%とわずかに上昇し1,691USD/tだった。オーストラリアは6.6%上昇して1,891USD/t、ブラジルは0.8%上昇して1,662USD/t、スイスは4.6%上昇して1,570USD/tだった。一方、対前週比でパキスタンは1.7%下降して1,357USD/t、インドは5.1%下降して1,426USD/t、香港は0.3%下降して1,930USD/t、イギリスは12.4%下降して1,367USD/tだった。2014年同期と比較すると、これらの市場からの輸入価格は3.9~28.2%下降した。その他の市場からの綿輸入価格は、リヒテンシュタイン1,550USD/t、フランス1,553USD/tとなった。

各市場からのポリエステル糸(コード:54023300)の輸入価格は対前週比で上昇し、0.6~3.91USD/kgで推移した。このうち、台湾からの輸入価格は、対前週比で3.4%上昇して1.59USD/kg、マレーシアは3.2%上昇して0.94USD/kg、中国は10.5%上昇して1.42USD/kg、タイは26.3%上昇して1.06USD/kgだった。2014年同期と比較すると、これらの市場からの同原料の輸入価格は0.7~26.6%下降した。その他の市場からの輸入価格は、インド1.02USD/kg、ベルギー0.6USD/kg、韓国1.61USD/kg、日本3.91USD/kgとなった。

綿100%、生地巾64inch (コード:60052200)の香港からの輸入価格は1.12USD/mで、中国からの輸入価格は1.25USD/m(CIFハイフォン)である。

レイヨン100%、生地巾63/65inch (コード:60063290)の香港からの輸入価格は1.53USD/ydで、韓国からの輸入価格は2.08USD/yd(CIFカットライ)である。

ポリエステル100%、生地巾56/57inch(コード:52102900)の中国からの輸入価格は最も低い1.0USD/ydで、韓国からの輸入価格は1.95USD/yd(CIFカットライ(HCMC))である。

綿95%、スパンデックス5%、生地巾58/60inch(コード:60041090)の韓国からの輸入価格は1.8USD/ydで、中国からの輸入価格は2.5USD/yd(CIFカットライ(HCMC))である。

 

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最終更新:2015年10月25日05:53

ベトナム:外資系企業、国内企業に比べ遥かに高い給与水準

人材会社であるMercerとそのパートナー企業であるTalentnetが調査を行った結果、外資系企業とベトナム企業における基本給に著しい差があることがわかった。

その差は標準スタッフ職で25%、専門職になると40%に拡大し、幹部職になると53から62%もの開きがあるとTalentnetのMercer Surveys and Human Resource Consulting取締役であるHoa Nguyen氏は語った。

10月7日、ホーチミン市で開かれたセミナーに登壇したHoa氏によれば、地元企業はしばしば賞与が遥かに高額なので、総支給額の差は若干縮まったという。

有能な人材を引き付け多国籍企業に立ち向かうために、今ベトナム企業は従来の給与の範囲外により多くの賞与を支払い、ストックオプションなどの長期的なインセンティブを提供する用意もあるという。

今年の低インフレを受け、給与水準の引き上げは昨年よりも低かった。多国籍企業が平均的に9.4%の引き上げを行ったのに対し、地元企業らは9.7%だった。

多国籍企業と地元企業にとって企業の業績、市場の競争力とインフレが給与水準を引き上げる最も重要な要因であった、と彼女は語った。

企業の業績が改善する見込みであることから、給与の引き上げは来年さらに高くなる見込みである。

最も高かったのは化学、生命科学、製造の分野で、それぞれ10.1-10.3%の引き上げがみられた。これらの分野は経済のマイナス傾向の影響が少なかった、とHoa氏は言う。

油、鉱業、サービス業、金融(ノンバンク)の分野は事業を取り囲む状況が悪かったことから最も給与の引き上げ幅が低く、それぞれ6.2%、6.7%、8.9%であった。

賞与に関しては銀行、石油と鉱業、ノンバンクが最も高く(それぞれ22.1%、17.7%、17.2%)、輸送、物流、小売、サービス業の賞与が最も低かった(それぞれ10.5 %、 9.2 %、 8.3%)。

従業員の離職率は昨年0.1-0.5%上昇し、多国籍企業が地元企業より離職率が低かった。

最も離職率が高かったのは有能な人材が不足している小売、サービス業、生命科学であった。営業部長、営業担当、マーケティング部長などの雇用は引き続き難しい職種であった。

今年の終わりに発足するアセアン経済共同体(AEC)、来る環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)、そしてベトナムとEUの自由貿易協定などはすべて国内企業の輸出を促進し、有能な人材の創出を後押しすることが期待されている。

多くの外資系企業は自由貿易協定に乗じて製造拠点をベトナムに儲けようと計画している。Hoa氏は新しい自由貿易協定が多くの産業、特に電子機器受託製造サービスや製薬、小売においてより多くの競争力のある労働市場を牽引するだろうと述べた。

15の産業における21万1816人の従業員、計520の多国籍企業や地元企業が調査に参加した。

さらに多くの国内企業が給与調査に参加し、調査結果を自身の給料と市場の相場と比較する材料としている、とHoa氏は言う。

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最終更新:2015年10月24日05:52

ベトナム:繊維輸出200億米ドルに迫る

今年9ヶ月のベトナムの繊維輸出は対昨年同期比で9.88%増加し、200億米ドルに迫っているとベトナム繊維協会(Vitas)は発表した。

そのうち、アパレル製品輸出は170.8億米ドルで10%以上増加、生地(7.5億米ドル、45%増)、糸(19億米ドル)、不織布(3.4億米ドル)及びその他(6.58億米ドル)。

同時期に、TPP加盟国はベトナムから112.5億米ドルのアパレル製品を輸入したが、これは対昨年同期比で8.5%増加している。

一方、輸出製品用や国内消費用の生地と糸も8%近く増加し、123億米ドルに達した。内訳は、綿(13億米ドル)、繊維(11.4億米ドル)、生地(75億米ドル)及びその他(24億米ドル)。

ベトナム繊維協会(Vitas)では、繊維業界は今年第4四半期およそ29.5億米ドル相当の生地を輸入し、最終的に今年は280-285億米ドルの総輸出額になると見ている。

 

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最終更新:2015年10月23日12:00

ベトナム:国際繊維製品展示会に125社が参加

昨日からホーチミン市で開催されている繊維産業展示会に国内外から125社が参加し、自社製品やサービスを紹介している。

台湾、香港、インド、韓国、マレーシア、トルコなどの会社が集まり、ミシン、編立機、紡績設備、裁断機、プリント機械、生地、糸、刺繍などの機械設備や副資材などを展示している。

ベトナムの参加するTPPの合意に達し、今年は韓国及びロシア、ベラルーシ、カザフスタン3カ国関税同盟と自由貿易協定を締結したうえ、さらに12月にはアセアン経済共同体(AEC)の統合を控えているために、今年のこの4日間のイベントは特に重要な意味合いを持つ。

ベトナム綿紡績協会Nguyen Hong Giang会長は、すべての自由貿易協定が有効になると、ベトナムから米国、EU、日本及び韓国へのアパレル輸出は優遇税制を享受でき、他の輸出国に対してかなり優位に立つことができると述べた。

ベトナムは年間850万mの生地が必要なのに対し、生産しているのは300万mに満たず、早急に生地生産を増量しなければならないと彼は言う。この展示会が、生産者にとってそのための設備や技術を見つける機会となることを期待していると述べた。

イベント主催者Vinexad社と台湾のChan Chao Internationalは本日及び明日ベトナムの投資環境を以下の題目で議論するセミナーを行う。

l  繊維産業での生産性・効率・品質改善の解法

l  繊維産業発展における自由貿易協定(FTA)の影響

l  ベトナムが世界的な繊維サプライ・チェーンのハブとなりうる理由

この展示会はTan Binh区Hoang Van Thu通りのTan Binh展示会場で行われている。

 

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最終更新:2015年10月22日16:38

ベトナム:繊維企業がタフで強大なライバルに対峙

いくつかの国内資本の繊維企業は、市場融合後には強大なライバルによる挑戦を受けることになるだろう、とベトナム繊維公団(Vinatex)のTran Quang Nghi会長は述べた。

Nghi会長は、市場融合をテーマに9月末にハノイで開催された、「アパレル・繊維製品-ビジネスチャンスと課題」と題する会議において講演し、(ベトナムの衣料繊維産業における)資本不足と遅れた技術、脆弱な管理能力が、ビジネスを困難なものにさせている、と述べた。

彼は、ベトナムの繊維産業の発展は他国に遅れを取っている、と付け加えた。

「このことは、ベトナムが自由貿易協定に参加した後、地元の繊維産業に対する、かなりの競争圧力の要因となります。」とNghi会長は述べた。

ベトナムには約5000社の企業があるが、そのほとんどは弱小の中小企業である。

Nghi会長に呼応して、Dong Xuanニット社Truong Thi Thanh Ha社長は、設備の中には20年前に購入したものがあり、その技術は遅れている、と述べた。

注目すべきは、国内の繊維企業は自由貿易協定(FTA)、特にベトナム・EU間自由貿易協定(VN-EU FTA)と環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)による利益を享受するために必要な、近代的な技術ラインに投資することができていないという点である。

Ha社長は、国内企業がビジネスチャンスよりも多くの課題に直面してきており、政府が土地の賃貸や税金の面で、企業のサポートを行うべき、とした。

 

サプライチェーンの必要性

今年の上半期、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への参加市場に対するベトナムの衣料品輸出は、総輸出額の70%を占めた。

しかし、商工省傘下の軽工業局のPhan Chi Dung局長は、綿原料から完成品まですべての工程を網羅できる製造業はほとんどない、と述べた。特に地元の企業は輸入原料に多くを依存してきており、その低い生産性とあいまって、このことが自由貿易協定(FTA)の恩恵を享受することを困難にさせている。

Dung局長は、衣料品輸出における付加価値は、年率15〜20%の高成長にもかかわらず、なお限定的である、と述べた。

「国内の繊維企業は、自社の市場や製品を開拓してきませんでした。このことは、この分野における以前からの悩みの種です。」と彼は付け加えた。

商工省によって承認済みの2020年の繊維分野の開発戦略によると、同国の輸出は2030年までに350億米ドルから600億米ドルに達するとされている。

さらに、Do Thang Hai副大臣は、原材料分野や周辺サポート産業への投資が競争力を向上させるのに特別な意味を持つことになるだろう、と述べた。

Hai副相はまた、このセクターにおける企業間の連携が、大規模な資本基盤を形成し、管理能力を向上させ、また同時に企業がライバル社と競争するための決定的な要因となる技術力(増強)につながるであろう、と述べた。

 

繊維企業の資金調達

ベトナム投資開発銀行(BIDV)Tran Bac Ha頭取は、繊維企業を支援するために、今後5年間で20億米ドルの融資を行うことを約束した。

Ha頭取は、企業のビジネスチャンスは、ベトナムへの繊維製品、革靴、バッグ、エレクトロニクス、シーフード部門に対する外国投資の波を含めると、かなりの額になるだろうと述べた。当初は、ベトナムが現状より大きな市場を得るメリット(の享受だけ)であるが、その後は投資家が徐々にその生産をベトナムへシフトしていくだろう、と彼は指摘した。

「こうしたビジネスチャンスは、自由貿易市場における競争力を改善させるために、事業を再構築することを企業に求めています。」と彼は付け加えた。

ベトナム投資開発銀行(BIDV)は、繊維産業の原材料栽培地と投資計画を念頭に置こうとしている。

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最終更新:2015年10月22日06:01

ベトナム:韓国・ロッテマート、スーパー60店舗を視野に

ロッテマートはベトナムでの店舗数を現在の11から2020年には60まで増やす予定である。

これは、最近、ホーチミン市の8大学から54名の優秀な学生にロッテマート奨学金を授与する式典で韓国副領事Hoong Soon Chang氏により明らかにされた。

ロッテマートはベトナムにおける韓国の主要投資家の一つで、小売、ホテル、映画といった事業で抜きん出ているとHoong副領事は述べた。

ロッテマート・ベトナム社Hong Won Sik社長は、東南アジアの小売市場においてベトナムは最高の成長を記録しているので、ベトナムにはさらに投資を増やしたいと述べた。

韓国はベトナムへの最大の投資国で、2015年7月までに事業数は4000件以上、投資金額は328億米ドルに上る。

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最終更新:2015年10月21日11:59

ベトナム:3億2500万米ドルの国内ポリエステル製糸プラント、瀕死の危機

操業開始から1年と少し経った時点で既に、大金を投じたベトナム北部のポリエステル製糸プラントは営業損失に苦しみ、倒産の瀬戸際にある。

ハイフォン市にある3万2500万米ドル規模のDinh Vu工場(PVTex)は、2014年5月の操業開始以降、3回も工場の一時閉鎖をしなければならなかった。

Tuoi Tre紙の記者が10月12日にDinh Vu工場(PVTex)を訪問した際、2名の守衛が工場の門のところに座りこんでいるのが見られたのみで、労働者はどこにもいなかった。

国営の石油・ガス大手のPetroVietnam社が開発したこの工場は、今年2度目の工場一時閉鎖となっており、約1000人の従業員が自宅待機を求められている。

この設備は9月に閉鎖されて以来12月まで操業再開が予定されていないため、従業員達は「別の仕事を探すことを検討中です。」と、Tuoi Tre紙の記者が見かけた数少ない工場保守要員のうちの1人は言った。

 

不正確なデータと予測

PetroVietnam社は、ベトナムの繊維部門が輸入原材料への依存度を下げることに寄与するために建設された、この巨額投資工場の75%の株式を保有している。

PetroVietnam社によるとDinh Vu工場(PVTex)は、国内繊維需要の40%、および糸需要の12%を供給することが期待されていた。

しかし、著しく不正確な事業計画書と競争力のない生産コストにより、この石油・ガス業界の巨大企業のすべての期待は台無しとなった。

Dinh Vu工場(PVTex)は高コスト体質を改めることに失敗し、国内の織物企業がより高品質で安い輸入原材料を求めたため、昨年末1兆800億ベトナム・ドン(4821万米ドル)の損失を出した。

この工場は、生産した3万2000トンの糸のうち2万3000トンを販売するのがやっとで、累積赤字は3月31日時点で1兆7300億ベトナム・ドン(7723万米ドル)に達した。

ベトナムは、年間約40万トンのポリエステル糸を必要としているが、昨年は24万6000トン、総額4億580万米ドル相当を、主に台湾、タイ、中国本土から輸入した。

税関データによると、その輸入価格は1トン当たり平均1237米ドルであった。

一方で2014年の第4四半期において、Dinh Vu工場(PVTex)製の糸の平均原価は、輸入価格よりも197米ドルも高い、1434米ドル/トンであった。

この工場は年間14万5000トンの生産能力を持つが、一度もフル稼働させることはできず、(その稼働率は)辛うじて50%に届くかどうかであった。

たとえ設備がフル稼働したとしても、その生産コストはまだ輸入品よりも53米ドル/トンも高い。

但し、価格面が唯一の問題という訳ではない。

「Dinh Vu工場(PVTex)の生産する糸の品質はばらつきがあります。繊維企業にとって品質面は価格と同じくらい重要な問題です。」と、繊維製品の専門家はTuoi Tre紙に対して述べた。

Dinh Vu工場(PVTex)案件の事業計画書は、多くの不正確な見込みが含まれていることが確認されており、それにより工場の操業をこの窮地に陥った。

例えば事業計画書では、工場の年間電力コストは469万米ドル必要であるとしているが、実際の費用は1200万米ドル必要としている。

また化学薬品やその他の副資材を購入ための見積もり費用は50万米ドルとしているのに対し、実際の費用は1100万米ドルかかっている。

その他の支出、例えば燃料や労働賃金などについても、実際の費用は見積もりよりもはるかに高額であり、この工場では事業計画書に記載されている従業員500人でなく、1000人も雇い入れなければならなかった、とPetroVietnam社の役員はTuoi Tre紙に対して認めた。

Dinh Vu工場(PVTex)は、操業開始から8年8カ月で投資が回収できると予想していたが、実際の回収には22年と10ヶ月かかることが判明している。

 

優遇措置の要求

国営のベトナム企業は困難な状況にある時はたいてい、有利な取扱いを受けるよう政府に働きかけており、PetroVietnam社も例外ではない。

石油・天然ガスの巨大企業は財務省に対し、ポリエステル糸に輸入関税を課し、輸入に対して割当量を設定すること、さらにDinh Vu工場(PVTex)に対しては税と手数料の優遇を求めている。

PetroVietnam社はまた、もし銀行ローンやその他優遇措置を受けたければ、国内繊維企業はDinh Vu工場(PVTex)の製品を使用しなければならない、とするルールを商工省が制定するよう要求している。

このような要求は「正当な理由がなく」、財務・商工の各省庁は「WTOに対する義務に反する」とみなしている。

しかし一方で商工省は、国内企業にDinh Vu工場(PVTex)の製品を優先的に使用することを推奨しており、財務省はポリエステル糸の輸入関税をゼロから2%へ増加させた。

それでもDinh Vu工場(PVTex)は、「危機的な財政状況で、破産に直面している」と、商工省は警告している。

 

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最終更新:2015年10月21日05:54

ベトナム:ILSHIN Vietnamが1億7700万ドル規模の繊維工場を開業

ILSHIN Vietnamは10月8日、南部タイニン省のPhuong Dong - Boi Loi工業団地で1億7700万米ドル規模の繊維工場の操業を開始した。

工場の延べ床面積は22万平方米、年間生産量は繊維1万5800トンとなる。

この工場で生産される繊維は韓国、米国、日本に輸出される。また、操業開始後は地元に500人の新規雇用が発生することが見込まれている。

開業式典でタイニン省人民委員会のNguyen Thi Thu Thuy議長は、海外投資家が支援を続け、タイニン省の工業団地にさらなる投資が呼び込まれるよう望むと話した。

Thuy議長はまた、タイニン省に投資を行うベトナム企業、海外企業に最善の環境を提供することを約束した。

ILSHIN Vietnamは可溶性芯材、裏地を生産する韓国企業ILSHINの子会社である。ILSHIN Vietnamは2014年1月に設立され、綿糸の製造販売を行っている。

Phuong Dong - Boi Loi工業団地には21事業が立地し、そのうち19事業が海外企業、2事業が国内企業によるものである。登録資本金は海外企業分が計18億7000万米ドル、国内企業分が3180億ベトナム・ドン(1430万米ドル)である。

 

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最終更新:2015年10月20日12:01

ベトナム:需要増に対し、インド綿を頼りに

ベトナム商工会議所(VCCI)副所長Doan Duy Khuong氏は10月12日にハノイで開催されたベトナム-インド繊維製品連携会議において、インドはベトナムの繊維産業に原材料を提供する絶好の機会を手にしたと語った。

ベトナム国内の繊維業界は、国内の綿の産出が地元の生産者の需要の1%しか満たすことができないため大量の綿を輸入しなければならない、と会長は述べた。

ベトナムは増加する需要に対応するため、年間50万トンの綿を必要としている。

その一方でインドはベトナムの繊維産業に提供できるだけの十分な供給量を持ち合わせている、と氏は述べた。

インドは綿、シルク、コットンセルロース、繊維の製造において世界第2位であり、年間におおよそ1000億米ドルの収入を得ている。この内400億米ドルは輸出によるものである。

繊維や衣料品業界における二国間の協調は、ベトナムとインド両国の指導者やビジネス界の注目を集めている。

2014年10月にグエン・タン・ズン首相がインドを訪れた際、インド政府は二国間の繊維製品の貿易と投資を加速する推進力として、ベトナムに対して3億米ドルの融資限度を申し出た、と商工省副相Do Thang Hai氏は述べた。

会議を通じて、インドは将来に渡るベトナム当局や企業らとの融資限度の運用に関して有意義な話し合いを持てた、と重工業国営企業省のもとの重工業局次官補Vishvajit Sahay氏は述べた。

ベトナム繊維業界は過去数年間著しい成長を遂げており、将来に渡っても成長を続ける、とVCCI副会長Khuong氏は述べた。

輸出高が年20%増加し、2020年には400億米ドルの売上高が予測されるベトナムの衣料品業界は国内総生産(GDP)の20%を占める。

先日の環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の交渉の成功を受けて、外資系企業はベトナムの繊維業界において何百万米ドル相当のプロジェクトに投資している。

ベトナムとインドの二国間貿易関係は大きな成長を遂げており、2014年の合計の貿易取引高は2013年と比較し9.84%の増加となる55.9億米ドルであった。

ベトナムはインドに25億米ドル相当の製品を輸出しており、31.3億米ドル相当の製品を輸入している。

二国間の貿易総額は今年のはじめの7か月間で30億米ドル以上に達している。

ベトナムからインドへ輸出されている主な製品にはコンピュータ、電子機器、部品、携帯電話やパーツ、自動車の予備部品、ゴム、化学薬品、コーヒー、胡椒、あらゆる繊維製品、木材があげられる。

他方、ベトナムが輸入している主な商材は海産物、機械や部品、医薬品、綿、トウモロコシ、鋼鉄、家畜、ガソリンである。

 

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最終更新:2015年10月20日06:00

ベトナム:TPPへの大きな期待の中で、縫製企業が第3四半期決算結果を公表

ベトナム最大の上場衣料品会社2社が、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)のもとでベトナムの繊維産業の明るい先行きを示す予兆として、今年9月までの業績について好調な決算結果を発表した。

10月12日、TNG投資貿易会社(TNG)は第三四半期について、前年同期比で売上、純利益とも24%の伸びとなり、金額としてはそれぞれ、売上6270億ベトナム・ドン(2800万米ドル)、純利益は250億ベトナム・ドン(110万米ドル)となったことを公表した。

今年9月までの累計値では、TNG社は連結売上高として1.42兆ベトナム・ドン(6340万米ドル)を計上して昨年比で38%増加し、純利益では約590億ベトナム・ドン(260万米ドル)と前年比47%増を達成した。

TNG社の株価も先月約11%上昇し、昨日終値で1.1%増の2万6400ベトナム・ドン(1.18米ドル)となった。

衣料・繊維部門は、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)から最も恩恵を受ける産業の一つとなることが期待されているため、衣料品会社は積極的にこのビジネスチャンスを利用するための対策に取り掛かっている。

Thanh Cong貿易繊維投資会社(TCM)は、2014年から2017年の期間に総投資額3000万米ドルをかけ、織物と染色工場への投資を計画している。 一方でTNG社は、生産能力を300%向上させるため、400億ベトナム・ドン(180万米ドル)以上を投資し、新たな綿花生産ラインの稼動を開始させた。

TCM社は、第三四半期の売上高が前年同期比32%増の8250億ベトナム・ドン(3680万米ドル)、利益は前年同期比74%増の800億ベトナム・ドン(360万米ドル)に達すると見積っている。

同社の9ヶ月間の純売上高は12%増の2.16兆ベトナム・ドン(9640万米ドル)となり、年間売上目標の78%に相当する業績であった。

上場衣料品会社8社の中で、TCM社が10月13日現在の時価総額が1.84兆ベトナム・ドン(8200万米ドル)と、最大規模であった。TCM社はこの部門において最も収益性の高い企業であり、今年度上半期で部門全体の売上高の33%、利益の39%をそれぞれ占めている。

TCM社の株価は昨日この業績が発表された後、1.4%増の3万7500ベトナム・ドン(1.67米ドル)まで上昇した。株価は環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉の妥結期待に支えられ、先月10%以上上昇した。

証券会社のBao Viet証券の今月のレポートによると、TCM社の通年の総売上高は昨年比7.5%増の2.76兆ベトナム・ドン(1.232億米ドル)に達する可能性があり、税引き後利益は、昨年比6.2%増の1710億ベトナム・ドン(760万米ドル)となることが予想されている。

商工省によるとベトナムの繊維・衣料品輸出は、今年9月までの累計で171億米ドルに達し、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)加盟が予定される12カ国に対する輸出は約66%を占めた。

オーストラリア、ブルネイ、カナダ、チリ、日本、マレーシア、メキシコ、ニュージーランド、ペルー、シンガポール、米国、そしてベトナムは環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)のメンバーであり、協定を発効するには、それぞれの国が条約に批准しなければならない。

世界銀行の最新の報告書によると、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)が発効した場合、ベトナムの衣料・繊維部門は、2020年までにさらに41%増、金額で115億米ドル規模の成長の可能性がある、とのことである。

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最終更新:2015年10月19日06:02

ベトナム:2015年9月20日から2015年9月30までの繊維輸入実績例

今週、各市場からの綿輸入価格は対前週比で下降し、1,380~1,936USD/tで推移した。具体的には次の通りである。スイスからの綿輸入価格は対前週比で0.2%下降し1,501USD/tだった。中国は1.0%下降して1,646USD/t、インドは1.1%下降して1,503USD/t、オーストラリアは2.1%下降して1,773USD/t、ブラジルは3.4%下降して1,649USD/t、日本は10.6%下降して1,615USD/tだった。アメリカからの輸入価格のみ対前週比で変動がなく、1,680USD/tだった。2014年同期と比較すると、これらの市場からの輸入価格は3.1~22%下降した。その他の市場からの綿輸入価格は、イギリス1,560USD/t、パキスタン1,380USD/t、フランス1,535USD/t、カメルーン1,660USD/tである。

各市場からのポリエステル糸(コード:54023300)の輸入価格は対前週比で下降し、0.68~3.02USD/kgで推移した。このうち、日本からの輸入価格は、対前週比で14.9%下降して3.02USD/kg、マレーシアは16.5%下降して0.91USD/kg、香港は17%下降して1.86USD/kg、台湾は32.6%下降して1.54USD/kg、韓国は39.6%下降して1.23USD/kgだった。2014年同期と比較すると、これらの市場からの同原料の輸入価格は2.6~29%下降した。その他の市場からの輸入価格は、中国1.28USD/kg、インドネシアおよびタイは0.84USD/kg、ベルギーは0.68USD/kgである。

ナイロン100%、生地巾40/60inch (コード:600690)の台湾からの輸入価格は0.54USD/mで、韓国からの輸入価格は1.55USD/m(CIFカットライ)である。

綿100%、生地巾56/58inch (コード:5209390)の香港からの輸入価格は1.37USD/mで、中国からの輸入価格は2.86USD/m(CIFカットライ(HCMC))である。

綿95%、スパンデックス5%のストレッチ素材、生地巾70inch(コード:6006220)の韓国からの輸入価格は1.19USD/mで、中国からの輸入価格は3.26USD/m(CIFハイフォン)である。

ポリエステル100%、生地巾56/58inch(コード:60053110)の韓国からの輸入価格は1.08USD/ydで、香港からの輸入価格は1.55USD/yd(CIFカットライ(HCMC))である。

 

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最終更新:2015年10月18日06:02

ベトナムのトップデザイナーとシンガポールの芸術の奇才、チャリティードレスでコラボ

Vogue UK好みに称賛され、Elle やHarper’s Bazaarのスタイルも手掛けてきたベトナムのファッション界における優れた立役者と、2010年以来チャリティーで70万シンガポール・ドルの募金を集めるのに一役買ってきたシンガポールの11歳の芸術家が手を組んだ。

27歳のPhoung My氏とGelyn Ong氏は彼女らの並外れた才能を大きな信念をもって15着のドレスを制作し、ドレスは10月2日朝から高島屋百貨店3階婦人服売り場のローズルームで発表、購入可能となる。売り上げはすべてメイク・ア・ウィッシュ基金に提供される。

「共通の友人を通してGelyn氏と知り合いました。」とPhuong氏は語る。「Gelyn氏の芸術作品を見た時、特に彼女のテクニックと色遣いに感銘を受け、そして彼女と実際に話し様々なチャリティーのために彼女が行っている素晴らしい取り組みを知り、さらに感動しました。ぜひ彼女と手を組み、何かしら社会に還元したいと考えていました。」

これを踏まえ、2人はともに作業を開始しシンガポール独立50周年に敬意を表し、欄をテーマとすることに決めた。Ong氏がまず欄のまわりに絵を描き、日本の工場で最新の加熱処理を使用した生地にプリントされるのにふさわしい布の模様を共同で考案した。

「生地に模様を作ることは、単に絵を衣服じゅうにスタンプしてつけていくだけではなく、全体に生まれる模様を圧倒することなく、デザインをいかに複製するかを考えなければなりませんでした。」とPhong氏は説明した。「デザインは最終的なドレスの見た目にも大きな影響を与えます。私のデザインしたドレスのシルエットは、私のデザインの根本的な部分でもあるので、これが正しくなされることは必要不可欠でした。」

「またコンセプトの全体的な視覚化が維持され、統一されるよう、コレクションを通して確実に一貫性があることも確認しなければなりませんでした。」

Ong氏は今回はじめて自身の作品がファッションに使用されため、このプロジェクトに着手した時は非常に不安だった。「Phuong Myさんのドレスのデザインほど美しいものが作れるか、少し不安でした!」と彼女は言う。「また私の絵ではいつもはアクリル絵の具を使用しカンバスに描いているのですが、今回はじめて水彩絵の具を使用しました。今回は生地に私の絵がデジタルで印刷されたのでより多くの工夫が必要でした。いつものようにカンバスの前に座って、というように簡単なものではありませんでした。」

ドレスは5つのスタイルと3つのサイズが用意されており、値段は800シンガポール・ドルから1,500シンガポール・ドル。2人はできるだけ多くの資金を集め、メイク・ア・ウィッシュ基金に提供することを望んでいる。

「財政的な貢献を超えて、私たちはメイク・ア・ウィッシュがいかに素晴らしい組織であるかを紹介し、彼らが命を脅かす病気とたたかうシンガポールの子供たちのために、人生を変えてしまうような取り組みを行っていることに対する認識を高めたいと思っています。」とPhong氏はシンガポールでのはじめてのチャリティーの取り組みについて語った。

芸術の奇才であるOng氏はと言えば、新しく情熱を傾ける対象を見つけたかもしれない。「私はドレスが好きですが、実は流行に敏感というわけではありません。でも今回のコラボを終え、布地に印刷することがとても楽しかったので、ぜひまたやってみたいと思います!」

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最終更新:2015年10月17日06:03

ベトナム:ハノイ及びホーチミン市で初のウール製品展示会開催

The Woolmark Companyはベトナム最高品質のウールのファッションを展示すべく、ハノイ市とホーチミン市で展示会を開催する。

この展示会で同社はセーター、スカーフ、帽子、靴下、丸編繊維衣類など、ベトナムで生産されたオーストラリア産メリノウール製品でも最高品質のものを展示する予定。編繊維やオーストラリア産メリノウールのスーツなども展示される。

展示会はハノイ市のアプリコットホテルで10月20日、ホーチミン市のイースティングランドホテルサイゴンで10月23日にそれぞれ開幕する。The Woolmark Companyはウールの世界的企業である。

 

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最終更新:2015年10月16日12:02

ベトナム:繊維製品生産設備市場は投資家にとって十分魅力的な規模

ベトナムの繊維産業は、その製品製造のために39億米ドル相当の機械を必要としているが、国内の機械エンジニアリング企業はその需要に応えることができない。

過去には、作業が手作業で行われていたため、Saigon Garment & Trade Company社(GMC)では、生地の裁断と延反のために50人の労働者を必要としていた。それがNhat Tin Technology JSC社による切断機を使用し始めてから、生産性が大幅に向上し、必要な労働者数は8名に削減された。

Saigon Garment & Trade Company(GMC)のマネージャーは、新たな切断機を導入したことに対し、正しい決断をしたと信じている。

他の繊維企業においても、生産技術の向上に多くの資金を費やす傾向にある。このことが、Nhat Tin社の生地延反機の販売高が前年同期比で300%増加している理由である、とNhat Tin社のNguyen Tan Thanh社長は述べた。

しかし国内製品は、まだまだ衣料品産業の需要を満たすことはできていない。現在業界で使用されているほとんどの機械は輸入品である。

ベトナムは、2014年には240億米ドル規模と、世界で最も大きな衣料品輸出国の一つである。そのように大量の製品を供給するために、生産に必要な機械や原材料をほぼ100%輸入に頼っている。

ヨーロッパ製の機械は最も高価で、繊維・衣料品会社にとっては最高級の設備である。中間レベルの機械は、韓国、日本、台湾から輸入されている。そして中国の機械は最も安く、ほとんどの中小企業がこれを選択している。

Viet Tin Technology JSC社のNguyen Viet Thang取締役によると、繊維産業で使用されている機械や設備の50%は中国からのものである。

ベトナムの企業が中国製の機械を求めるのは、単に手頃な価格であるということだけでなく、中国の供給業者が様々な種類の製品を、それぞれ異なる価格レベルで提供しているためである。

ベトナム繊維協会(Vitas)Nguyen Van Tuan副会長によると、ベトナムの繊維・衣料品業界では、年間65億メートル以上の生地を必要とする。

これだけの量の生地を生産するためには、65億米ドルの総投資額の60%が製造機械に費やされる必要がある。すなわち、ベトナムは繊維業界向けに39億米ドル相当の機械が必要であることを意味する。

これまでも外国メーカーはベトナムにおいて高い需要を享受してきたが、さらに市場を開拓しようとしている。

日本の衣料品製造機械メーカーの津田駒グループは、多くのベトナム企業と製造機械の供給について商談を開始している。ベトナムは中国やインドと同じく、日本のグループにとって最大の市場である。

 

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最終更新:2015年10月16日05:59

ベトナム:製靴産業は受注安定で輸出も順調

ベトナム商工省によると、2015年1月から9月までのベトナムからの靴類輸出は18.4%上昇し、輸出額は88億米ドルに達した。

ベトナム皮革製靴協会(LAFASO)によると、現在までのところ、多くの企業が長期の安定した輸出契約を得ており、自由貿易協定(FTA)締結の結果として、来年第1四半期までの契約を結んでいる企業もある。

今年の目標である様々なカテゴリーの革靴2億8020万足の生産と輸出額140-150億米ドルの達成は可能となりそうである。

製靴産業では2016年には3億1400万足を生産、輸出額160-170億米ドル、国内での原材料調達率を60-65%まで上げることを目標としている。

商工省は、国内企業は海外と国内双方の市場に注力し、EUや米国といった技術的規制が厳しい市場の要求水準に適合できるよう製品品質向上のための技術開発に投資するよう求めている。

また、安定した産業開発のために国内での企業の連携体制を強化し、原材料のサプライチェーンを構築する必要があるとも商工省は述べている。

商工省は今後貿易促進活動を刷新し、自由貿易協定等について企業への情報提供に努めるという。

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最終更新:2015年10月14日11:55

ベトナム:染色分野の遅れのため、生地輸出の急増にもかかわらず懸念は続く

ベトナムは近年、生地生産の飛躍的な上昇を遂げたが、染色分野の能力不足が原因で、国産生地の生産性の最大70%が国外に流出している。

ベトナムの今年9月までの生地輸出は19億米ドルに達したが、一方で輸入総額も11億米ドルとなった。

生地産業の生産能力は近年、国内外の投資家による、一連の大規模プロジェクトのおかげで急増している。

しかし、ほとんどの国産生地は、染色分野の低迷のために、輸出に回されてきた。

ホーチミンにあるCentury Synthetic Fibre Corporationの Dang Trieu Hoa会長によると、同社生産高の70%以上が、Nike、Adidas、Uniqlo、Decathlon、Puma、Columbia、Guessなどの世界ブランドへ原材料を供給する、欧州とアジアにある高品質の生地供給業者への輸出に供された。

9月中旬に同社は、南部のタイニン省に、総投資額7350億ベトナム・ドン(3370万米ドル)、年間生産能力3万トンのTrang Bang 3繊維工場を開業した。

Trang Bang 3工場は、会社の年間生地生産能力を3.7万トンから5.2万トンに引き上げることに貢献した。

ベトナム繊維協会(Vitas)のDang Phuong Dung副会長は、投資急増と生産量拡大の一方で、染色分野における遅々とした進化が、現時点で衣料・繊維産業のボトルネックとなっていると語った、と伝えられた。

ベトナムは染色が得意領域ではないため、しばしば未染色の生地を外資得意先が高品質な布地へ染色するための拠点を持つ韓国に輸出し、それを衣料品生産用にベトナムに再輸入せざるを得ない状況にある、とDung副会長は付け加えた。

Dung副会長はまた、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)が批准、発効されると、繊維・衣料品は輸出市場の拡大により最も利益を得られると想定している産業の一つであるものの、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の原産国に関する厳しい“yarn-forward”原則により、国内繊維・衣料品会社は免税の機会を得られず、不利な立場に置かれると考えられる、と述べた。

これはベトナムが主に、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)のメンバーではない中国から原材料(例えば織物、生地など)を輸入しているためである。

ベトナム繊維協会(Vitas)の統計数値によると、ベトナムの織物の総輸入額は今年9月までで75億米ドル(昨対比10%増)に達しており、通年では、昨年実績の95億米ドルに対し、105億米ドルを上回ると予想されている。

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最終更新:2015年10月14日05:54

ベトナム:TPPを契機に、米国製糸企業が国内市場に注目

10月5日にホーチミン市で開催されたベトナム繊維業界関係者との会合で、米国の製糸企業はベトナム繊維産業への関わりをさらに強化していきたいとの意見を表明した。

Sai Gon Giai Phong紙の報道によると、アメリカ綿輸出協会の代表者は、米国企業はベトナム市場への供給をさらに増やそうと努力していると話したという。

これはベトナム、米国がともに参加する環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)によるチャンスを捉えるための戦略の一部である。

会合でも話題となったが、繊維産業はベトナムの主要輸出産業であるものの、製糸工場は国内では数カ所のみである。原材料の大部分は輸入されており、その80%はインド及び中国からのものである。

こうした状況下、魅力的な価格で高品質繊維を提供できる米国の生産者らは、ベトナムでの地位をさらに高めようと活動している。

繊維産業はベトナムの総輸出額の13.6%を輸出し、生産額は国内総生産(GDP)の10.5%を占める。

現在、ベトナム全土で約6000の工場がアパレル製品を製造し、ベトナムの産業雇用人口の25%にあたる250万人の雇用を創出している。

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最終更新:2015年10月13日11:52

ベトナム:韓国企業幹部が従業員1000人の給与未払いのまま帰国

ホーチミン市のLe Hoang Quan市長は外務省に韓国総領事館、韓国ビジネス協会と協力し、1000人以上の従業員に賃金を支払わずに逃げた縫製企業の韓国人幹部の件について対応するよう要請した。

ホーチミン市の人民委員会によると、ホクモン県の韓国企業Keo Hwa Vina社は62億ベトナム・ドン(27万5800米ドル)の給与と、従業員の保険料として94億ドンが未払いとなっているという。

5月に、ホクモン地方人民裁判所は同社に即時支払いを命じる決定を行った。

しかし、同社のKoo Sun Heau社長とKim Hee Chul最高経営責任者は韓国に帰国したという。

Quan市長は労働・傷病兵・社会省に従業員らへの支払いをまず行い、その後Keo Hwa Vina社の資産を売却することにより補填するように求めている。

関係者によると、同社の資産価値はおよそ24万5000米ドルという。

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最終更新:2015年10月12日12:10

ベトナム:ショートパンツのアメリカへの輸出、わずかに増加

統計データによれば、2015年8か月間のベトナムのショートパンツの輸出は1億3840万点、5億4480万米ドルに達し、対2014年同期比で数量が6.6%増加するも金額が0.3%とわずかに減少した。2015年9月のショートパンツの輸出は、2900万米ドル、対前年同期比で10%増となる見込みである。

2015年7か月間では、ベトナムからEU、韓国、日本市場への同製品の輸出は対前年同期比で減少したが、アメリカへの輸出はわずかに増加した。具体的には次の通りである。

アメリカ市場へのショートパンツの輸出は、輸出価格の下降により、対前年同期比で数量が0.8%増、金額が14.1%増となり、9660万点、3億2770万米ドルに達し、同製品の総輸出額の63.5%を占めた。現在、8月のアメリカの消費指数は0.1%減少しており、今年初めての減少となった。アメリカの小売業の売上は、7月の0.6%増の後で、8月は0.4%増となった。アメリカの雇用数は、7月が21万5000増だったのに対し、8月は22万と強く増加した。一方、月間の失業率は、7月が5.3%とわずかに減少したが、8月は5.2%減となった。こうした市場からの良い兆しにより、同市場への縫製製品の輸出は今後増加すると見込まれる。

EU市場へのショートパンツの輸出は、対2014年7カ月比で数量が20%と強く減少、金額は11.2%減となり、1140万点、約6300万米ドルだった。このうち、いくつかの国への輸出が対前年同期比で減少しており、ベルギー27%減、スペイン40.5%減、デンマーク11.7%減、イタリア3.3%減、ボーランド41.7%減、等であった。現在、ユーロ圏のGDPは積極的に成長している。2015年第1四半期と比較すると、第2四半期ではユーロ圏の経済は0.4%上昇し、予想されていた0.3%という数字よりも高くなっており、これは輸出の促進と消費指数の回復のおかげとされる。EU統計局(ユーロスタット)の第2回目の予測によれば、投資がユーロ圏の成長を下降させた一方、家族世帯の支出および外国への貸付金残高が、ユーロ圏およびEU連合における成長に積極的に貢献したとされている。EU連合のGDPもさらに0.4%増加した。2015年第2四半期には、ユーロ圏および28のEU諸国において家族世帯の支出が0.4%増加した(その前の2期では0.5%増、0.6%増だった)。EU加盟国のGDPは、変動のなかったフランスを除いてすべて増加した。これまでの四半期と比較して最も高く成長したのはラトビア(1.2%)、マルタ(1.1%)、チェコ、スペイン、スウェーデン(いずれも1.0%)であり、次いでギリシャとポルトガル(いずれも0.9%)、スロバキア(0.8%)、エストニア、クロアチア、リトアニア、スロバキア、イギリス(いずれも0.7%)であり、オランダ、オーストリア、ロマニアが最も低い成長率だった(0.1%)。対前年同期比で、ユーロ圏のGDPの成長は1.5%となり、当初の1.2%という数字より高く、EU連合では1.9%の成長となった。こうした積極的な兆しにより、EUへの今後の縫製製品の輸出は有利になると見込まれる。

韓国市場へのショートパンツの輸出は、対前年同期比で数量が7.3%減、金額が1.2%減となり、392万点、2820万米ドルに達した。

主力市場への輸出が総じてわずかに減少したため、各企業はその他の市場へのショートパンツの輸出を拡大し強く増加しているが、その金額は低く、対前年同期比でカナダ22.9%増、チリ81.7%増、UAE33.8%増、アルゼンチン23.1%増、ノルウェー35%増、ニュージーランド21.1%増、コロンビア313%増、等であった。

2015年8カ月間のショートパンツの輸出価格は、対前年同期比で6.5%下降し、FOB単価は3.93米ドルだった。

2015年7か月のアメリカ市場へのショートパンツの輸出は、対前年同期比で11.7%下降し、FOB価格は3.39米ドルだった。2015年7月の同市場への輸出価格は、対前月比で14%下降するも、対前年同期比では1.6%上昇し、FOB単価は2.19米ドルだった。

2015年7か月の日本のショートパンツの輸出価格は、対前年同期比で13.3%下降し、FOB単価は6.08米ドルだった。2015年7月の同市場への輸出価格は対前月比で4.3%下降、対前年同期比では27.6%下降し、FOB単価6.26米ドルだった。

一方、2015年7カ月のEU市場へのショートパンツの輸出価格は、対前年同期比で11.1%上昇し、FOB単価は5.54米ドルだった。そのうち、いくつかの国への輸出価格は対前年比で上昇し、スペイン35.9%増、オランダ12.8%増、デンマーク15.1%増、スウェーデン39.5%増、イタリア45.1%増、等となった。

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最終更新:2015年10月12日06:00

ベトナム:2015年9月15日から2015年9月23日までの繊維輸入実績例

今週、各市場からの綿輸入価格は対前週比で下降し、1,306~1,811USD/tで推移した。具体的には次の通りである。インドおよびパキスタンからの綿輸入価格は対前週比で0.5%下降し1,368~1,519USD/tで推移した。オーストラリアは2.2%下降し1,811USD/tだった。スイスおよびブラジルは4.5%下降し1,504~1,706USD/tだった。フランスは11.8%下降し1,306USD/t、ブルガリアは4.2%下降し1,490USD/t、日本は1.6%下降し1,806USD/tだった。一方、同原料のアメリカからの輸入価格は対前週比で2.4%上昇し、1,681USD/tだった。2014年同期と比較すると、これらの市場からの輸入価格は1.1~24.7%下降した。その他の市場からの綿輸入価格は、中国1,664USD/t、イギリス1,546USD/t、南アフリカ1,745USD/t、スワジランド1,455USD/tである。

各市場からのポリエステル糸(コード:54023300)の輸入価格は対前週比で下降し、0.6~3.55USD/kgで推移した。このうち、台湾からの輸入価格は、対前週比で2.3%下降し2.28USD/kg、インドは7.5%下降し2.74USD/kg、中国は14.7%下降し1.25USD/kg、日本は27.1%下降し3.55USD/kgである。2014年同期と比較すると、これらの市場からの同原料の輸入価格は1.5~10.4%下降した。その他の市場からの輸入価格は、インドネシア0.67USD/kg、マレーシア1.09USD/kg、台湾2.28USD/kg、タイ0.6USD/kgである。

綿100%、生地巾56/60inch(コード:60062200)の中国からの輸入価格は2.12USD/ydで、韓国からの輸入価格は2.45USD/yd(CIFカットライ(HCMC))である。

ポリエステル100%、生地巾58/60inch(コード:55129900)の中国からの輸入価格は1.3USD/ydで、韓国からの輸入価格は1.95USD/yd(CIF新港(HCMC))である。

ナイロン100%の収縮素材、生地巾64inch(コード:60019100)のマレーシアからの輸入価格は1.0USD/mで、中国からの輸入価格は1.34USD/m(CFRカットライ(HCMC))である。

ポリエステル95%、スパンデックス5%、生地巾58/60inch(コード:55129900)の中国からの輸入価格は2.35USD/ydで、韓国からの輸入価格は2.63USD/m(CIFカットライ(HCMC))である。

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最終更新:2015年10月11日06:08

ベトナム:銀行が縫製企業に20億ドルの融資を約束

ベトナム投資開発銀行(BIDV)のTran Bac Ha議長は9月30日に開催されたワークショップの席上、同行は今後5年間で縫製企業に20億ドルの融資を行うと発表した。

中国が人件費の上昇と地価の高騰から輸出向け生産を縮小している現状を受け、海外投資家にとってベトナムが生産基地となる可能性が浮上しているとHa議長は話す。

この機会を活用して競争力を強化し、世界市場への統合を果たしたいのであれば、ベトナムの産業界の再編成が求められるともHa議長は述べた。

投資開発銀行による融資は原材料開発、貿易促進、市場拡大に特化したものとなる予定。

商工省軽工業部のPhan Chi Dung部長は、二国間・多国間の自由貿易協定(FTA)の締結により、ベトナムは縫製製品の主要輸出先である米国、EU、日本、韓国を含む世界の大市場へのより有利なアクセスが得られるだろうと話した。

Dung部長は、自由貿易協定による関税削減はベトナムの輸出産業にとって追い風となるだろうと強調した。

商工省のDo Hai Thang副大臣によると、縫製産業は自由貿易協定の締結により最も大きな利益が期待される産業のひとつであるという。

しかし、このチャンスを生かすにはまだ大きな障害が残っているとThang副大臣は話す。原産地証明や輸入国側の規制への適合、そして大多数が中小企業である縫製繊維産業においては資本調達も問題であるという。

ベトナムは世界でも10位以内に入る縫製繊維製品の輸出国であり、過去5年間の年平均成長率は15%を記録している。

2014年のベトナムからの縫製繊維製品輸出額は209億米ドルに達している。

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最終更新:2015年10月08日11:59

ベトナム:TPP承認により繊維産業が急成長し、工業団地は拡大する

現地不動産大手Savills社は、今年上期の繊維産業向けに承認された大規模な計画が同時期のベトナムの41億8000米ドルの海外直接投資(FDI)の76%を占め、製造・生産部門の開発を牽引したと発表した。

繊維・衣料品産業はTPPが承認されれば2桁の成長を達成する見込みである。

合意は、TPP内で輸出される織物や最終的な衣料品はTPP加盟国により製造されなければならないと定めている。中国、台湾や香港の投資家は最近、TPPの承認に一歩先駆けようと競争に参入した。

スタンダードチャータード銀行による最近の研究によれば、TPPを十分に利用しようと投資は中国からアセアン共同体に移行しつつあるとのことだ。

回答者の44%が大規模な国内市場のため、29%が運用コストが低いため、そして18%が十分にある労働力のためにベトナムを選択すると回答した。

とりわけ技術関連の最大手企業であるマイクロソフトは中国の2つのノキアの工場を閉鎖し、ベトナムの新しい拠点を選んだ。

同社は2億1000万米ドル相当のバクニン省のベトナム・シンガポール工業団地の工場を拡張し、人員も現在の5000人から3倍増やす予定だ。

ホーチミン市は南部重点経済特区の経済的な拠点で、最大数の海外直接投資(FDI)の計画を受けている。

上期には全海外直接投資(FDI)の59%を占め英国が最大の投資国であったのに続き、英領ヴァージン諸島が15%、韓国が10%を占めた。

第一四半期には工業団地は市内に全16か所、賃貸可能な面積が2300ヘクタールあり、前年比50%の増加となる4億2500万米ドルの海外直接投資(FDI)を呼び込んだ。

一方、ハノイと北部重点経済特区には全12か所の工業団地と先端技術地区があり、全面積は2400ha、内賃貸可能な面積は1500haに及ぶ。

8月、ハノイの工業団地は対前年比52%の増加となる5510万米ドルの投下資本を呼び込んだ。

ハノイの工業団地には合計の登記資本金48億5000万米ドルの312の海外直接投資(FDI)の計画、5億3000万米ドル以上の登記資本金となる276の国内投資計画を含む、合計588の計画が存在する。

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最終更新:2015年10月07日06:05

ベトナム:投資家は縫製分野の可能性に注目

ベトナム縫製産業に大きなチャンスが到来、企業や投資家はTPP締結後の変化に対する備えを進める

 

環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の締結で見込まれる特恵関税制度を最大限に活用しようと、ベトナムでは海外の繊維・縫製企業による投資ラッシュが続いている。

TPPはアメリカを含む12カ国による協議が続けられており、ベトナムからの縫製製品輸出にあたっては大幅な関税削減が見込まれるが、そのためには原材料もベトナム国内、または他のTPP加盟国で生産されたものでなければならない。中国はTPPには加盟しない。

ベトナムの数千社の中小の縫製企業にとって、TPPの恩恵を受けられるかどうかはまだ明確ではない。

ベトナム北部にあるHo Guom Garment社の工場では年間2500万着の衣類を製造しており、その全てが「メイドイン・ベトナム」製品となるが、原材料の半分以上を中国から輸入している。

ベトナム国内から調達するのは困難で、価格も高い。

「ファスナーや、特殊な原材料などの調達先を探すのはとても困難です。サンプルを取り寄せるのにホーチミンや、ダナン、時には中国や台湾にまで当たらなければならず、時間もかかります」と同工場のPhi Ngoc Trinh副工場長は話す。

ベトナムの衣料品メーカーでは適切な調達先探しのレースが始まっている。ベトナム国内の繊維工場では需要の5分の1しか生産していないのだ。

ベトナムは長年、アパレル産業の中でより資本集約的でない分野に注力してきた。つまり、布を切り縫い合わせ、最終製品として輸出するということだ。

「ベトナム製品の付加価値は低く、ベトナムが地球的規模のサプライチェーンで果たす役割も低いのです。こうした状況では、労働力以外ではサプライチェーン全体への影響力は殆どありません」とベトナム繊維協会のDang Phoung Dung氏は話す。

国内の他の労働集約的産業と同様、縫製分野はベトナムが誇る重要な優位性で競争力を保持している。9000万人の若い人口は、常に豊富で安価な労働力を提供してきた。

TPPによる大幅な関税削減で労働力の上昇には対応できうるものの、この優位性がいつまで続くのかという疑問もある。

しかし、投資できる資本がない企業は結局、国内や海外の大企業がベトナム国内に原材料供給拠点を作り上げるのを待つことしかできないのだ。

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最終更新:2015年10月06日14:01

ベトナム:繊維産業の脆弱性

輸入原材料・輸入機材への依存、直接的な市場参入の欠如、低い生産性と高い生産コストがベトナム縫製繊維企業の持続可能性を危うくし、国際的統合が進む中で脆弱性が目立つようになっている。

繊維産業はベトナムの工業生産額の10%を占める。8月までの輸出額は176億米ドルと推定され、昨年同時期から10%の伸びとなった。しかし、生産にかかる原材料の80%を輸入しているため、こうした成長は長くは続かないと考えられる。

燃料費、電気代、為替の変動も産業全体に深刻な影響を与えてきた。

一方で、繊維産業の周辺産業は中小企業が多く、生産コストの高さと競争力の脆弱さで需要に応えることができていない。

ベトナム繊維協会のDang Phuong Dung副議長は、中国の工場がベトナム、カンボジア、インドネシアやミャンマーに移転したことは、ベトナムでも大きな成功への糸口となりうる、しかし、地元企業はサプライチェーン開発に力を注ぎ、原材料の供給者とのつながりを強化し生産コスト削減の努力をしなければならないと話す。そうすることで結局、自由貿易協定で特恵関税待遇を受けるために必要な原産地規則にも適合することとなる、という。

Dung副議長は、世界市場でのベトナム製品の競争力強化のため、縫製繊維産業が原材料供給、生産、輸出までを緊密につなげるイニシアチブを取る必要があると話す。

さらに高付加価値を求めるためには、デザイン、原材料生産、流通、下請け生産から直接生産、輸出へという新たな段階に向かう必要もあるだろうとDung副議長は付け加えた。

 

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最終更新:2015年10月05日13:55

ベトナム:高すぎる保険料、組合費を企業が懸念

12.4%の急激な最低賃金の上昇と、2016年から適用される新しい保険料計算が、企業に懸念を引き起こしている。

全国賃金評議会は、2016年の最低賃金を12.4%増加させることを決定した。

一方で、企業が労働者のために支払わなければならない保険料は、固定給部分ではなく、従業員の月間総収入に基づき計算されることとなった。

Hung Yen Garment社のNguyen Xuan Duong会長は、現在の企業の経営状況を考慮すると、12.4%の賃金上昇は高すぎると訴えた。

Duong会長は、最低賃金を上げる必要性については同意しているものの、事業運営に支障をきたさないようにするには、その増加額はより低い、約10%程度が適切であろう、と指摘した。

内閣総理大臣及び関係省庁に対する文書の中で、VBF Consortium経営委員会のVirginia B. Foote共同議長は、2015年のインフレ率予想が2.5%であることを考慮し、9~10%の最低賃金の増加が合理的である、と提言した。

在ベトナム欧州商工会議所(EuroCham)も、ベトナムの企業は労働コストの上昇に直面していることを警告し、9~10%の最低賃金の上昇を提言した。

在ベトナム欧州商工会議所(EuroCham)のMai Lan Anh氏は、最低賃金が年々増加するならば、EuroChamは長期的に見て、他の近隣国と比較したベトナムの労働競争力について懸念を持つだろう、と述べた。

Hung Yen Garment社のDuong会長は、労働者への賃金支払いは、企業の収益の60%を占めており、加えて昼食手当は4%、保険料支払いも10%にも上る、と述べた。一方で、収益の残り26%は、設備の減価償却費、輸送、再投資に費やさねばならない。

また、保険料の新しい計算において、Duong氏はさらに4%以上の保険料(現在の収益の10%相当ではなく14%相当)を支払う必要があるとした。

「私は、企業がこうした増加コストをカバーするには、労働者の所得を削減する他ない、と信じています。」と彼は述べた。「コストを削減することができない企業は、損失を出し、倒産したり、サメのような外資系資本に食い物にされたりします。」

Duong氏は、企業は現在、倒産、または経費を削減するための法律逃れの2つの選択肢しかない、と述べた。例えば企業は、保険料算出の非対象費用項目として、より高額の昼食手当や年末ボーナスを提供する一方で、算出対象となる給与や残業代については削減するようなことが考えられる。

ベトナム繊維協会(Vitas)も、12.4%もの賃上げについては失望を示している。ベトナム繊維協会(Vitas)の3分の2の会員が、最終決定が通達される前により緩やかな6~7%の昇給を提案した。

ベトナム繊維協会(Vitas)はまた、マレーシアの13%、フィリピンの10%と比較して、ベトナムの保険料及び組合費は労働者給与の32.5%を占めた、と明らかにした。

 

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最終更新:2015年10月05日05:54

ベトナム:2015年9月8日から2015年9月16日までの繊維輸入実績例

今週、各市場からの綿輸入価格は対前週比で下降し、1,374~1,852USD/tで推移した。具体的には次の通りである。アメリカからの綿輸入価格は対前週比で3.0%下降し1,642USD/tである。中国は1.6%下降し1,615USD/t、イギリスは0.5%下降し1,533USD/t、フランスは7.7%下降し1,637USD/t、韓国は2.3%下降し1,670USD/t、日本は2.5%下降し1,835USD/tである。2014年同期と比較すると、これらの市場からの輸入価格は7.6~23.2%下降した。その他の市場からの綿輸入価格は、オーストラリア1,852USD/t、パキスタン1,374USD/t、スイス1,577USD/t、インド1,527USD/t、ブルガリア1,555USD/tである。

各市場からのポリエステル糸(コード:54023300)の輸入価格は対前週比でわずかに下降し、0.6~4.87USD/kgで推移した。このうち、韓国からの輸入価格は、対前週比で0.3%下降し1.5USD/kg、台湾は2.6%下降し2.33USD/kg、タイは3.8%下降し0.6USD/kgである。インドネシアおよびベリーズからの輸入価格に限っては対前週比で変動がなく、それぞれ0.6USD/kg、1.76USD/kgである。2014年同期と比較すると、これらの市場からの同原料の輸入価格は6.5~21.1%下降した。その他の市場からの輸入価格は、中国1.47USD/kg、マレーシア1.01USD/kg、インド2.97USD/kgである。

ナイロン100%、生地巾55inch (コード:600690)の日本からの輸入価格は1.56USD/mで、韓国からの輸入価格は2.71USD/m(CIFカットライ(HCMC))である。

綿100%、生地巾56/58inch (コード:5209390)のオーストラリアからの輸入価格は3.65USD/mで、中国からの輸入価格は4.43USD/m(CIFカットライ(HCMC))である。

綿94%、スパンデックス6%のストレッチ素材、生地巾62inch (コード:6006220)の香港からの輸入価格は1.20USD/mで、中国からの輸入価格は1.45USD/m、マレーシアからの輸入価格はこれより高い1.70USD/m(CFRカットライ(HCMC))である。

ポリエステル100%、生地巾56/57inch(コード:55151900)の韓国からの輸入価格は0.49USD/mで、香港からの輸入価格は1.63USD/m(CIFカットライ(HCMC))である。

 

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最終更新:2015年10月04日06:02

ベトナム:ジェシカ・ミン・アンがセーヌ河でファッションショーを開催

昨年末のエッフェル塔でのファッションショーを成功させた、モデルで実業家のジェシカ・ミン・アンは、今年もファッションの首都パリに戻り、10月29日に大規模なショーを開催する。

J Autumn Fashion Show 2015と題されたショーはセーヌ河に浮かぶ大きなガラスボートを長さ100メートルのキャットウォークに仕立てて開催される。モデルが水の上に浮かぶような視覚効果をもたらすため、招待客らはガラス窓を隔てて着席する。パリの主要な史跡であるエッフェルタワー、ノートルダム寺院、ルーブル美術館やセーヌ河を渡る37の橋がこの特別なショーの背景となる。

アート、建築、文化とファッションを融合させるこのショーでは4大陸のデザイナーらによる8件のコレクションが紹介される。世界的な著名デザイナー、大使、大臣、企業や新聞社の重役などが招待されている。

ジェシカ・ミン・アンによるジュエリー、ハイエンド、カジュアルそれぞれのコレクションに加え、才能あるアーティストにより実現されるヘアスタイルも見どころの一つとなる。

ジェシカはMont Blanc、Paul Costelloe、Addy van den Krommenacker、桂由美といったファッションデザイナーやラグジュアリーブランドと共にこのショーを開催する。

ジェシカ・ミン・アンはハノイに生まれ、ロシアのモスクワで育った。ペトロナス奨学金を得てマレーシアでITを学んだのち、英国で広報の修士号を取得した。その後、ファッションショーの主催者になるという夢を実現し、象徴的な史跡や建造物でショーを開催してきた。

彼女は今までにパリのエッフェル塔、英国のロンドン塔、米国のワン・ワールドトレードセンター、シンガポールのガーデンズバイザベイスカイウォーク、マレーシアのツインタワースカイブリッジ、そして世界で最も高いキャットウォークとなったグランドキャニオンスカイウォークなどでショーを開催し、人々に強い印象を残した。

彼女のファッションショーはBBC、FOX5、ABC、CBS、ITV、CNBC、MBC1、Canale 5、MTV、FashionTV、Dubai TVなど数多くのテレビチャンネルで放映されている。

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最終更新:2015年10月02日14:02

ベトナム:縫製メーカー、外国軍向けの制服作りを認められる

国内縫製メーカーに対し、外国の軍隊向けの制服作りがHoang Trung Hai副首相により認められた。

商工省(MOIT)は国防省と公安省に対し、ベトナムの縫製メーカーが外国の制服作りを許可されることへの規制指針案に対し意見を求めた。

外国のパートナーとの契約のもと、外国の制服を制作したいと検討している企業は、国家の管理当局へ許可を得たうえで報告を行わなければならない。

商工省は企業から申請を受けたのち、企業らに許可を与える前に国防省と公安省と協議を行わなければならない。

税関総局(GDC)は企業らが許可証を提示したのちサンプル製品を輸入することを許可されるが、製品が輸出されるまで企業のアウトソースのプロセスは厳しく監視される。

ベトナム繊維協会(VITAS)副委員長兼事務局長Dang Phuong Dung氏は煩雑な手続きのために多くの大きなチャンスを逃してきたと語った。

氏によれば、外国の企業は今までに数十億米ドル相当の注文案件で接触してきたが、ベトナムの縫製メーカーは契約を満たすことができなかったわけではなく、現状の規制のために注文を受けることができなかったという。

Hoa Binh縫製株式会社の幹部は2014年にタスマニア警察の紋章入りのオーストラリア警察の制服を生産する注文を受けた。

双方締結された契約のもとでは、外国のパートナーがHoa Binh社へサンプル製品と必要な生地をすべて送ることになっていた。

しかしながらパートナーが送付したサンプル製品は、空港の税関当局によれば2006年に規定された国防省の決定No80の輸出入禁止の物品に該当し、輸入には許可が必要なため、タンソンニャット空港の税関を通過することができなかった。

Hoa Binh社の幹部はサンプル製品を通過させるために多くの異なる管理当局に接触し、多くの労力を費やしたと述べた。しかしながら外国のパートナー企業はこれを待つことができず、Hoa Binh社は最終的にはサンプル製品を受け取ることができたものの、注文はキャンセルされ、他国に注文が流れた。

Dung氏は安全上の理由からベトナム軍の制服や設備の輸出入を禁止することは必要だが、外国のパートナー企業とのアウトソーシング契約のもとでベトナム企業が製品をつくることは禁止されるべきではないだろうと語った。

ベトナム繊維公団(Vinatex)によれば、ベトナムは世界で第4位の繊維製品輸出国で、今年の上半期で121.8億米ドル相当の収入を得ている。

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最終更新:2015年10月01日06:01

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