インドシナニュース

2015年06月 のニュース一覧

ベトナム:米国、中国繊維との断絶を要求(後)

(前編から)

 

自由貿易がデザイナーや小売販売員等を含む三万人を雇用する分野にとっても有益であると、米国の衣料産業は主張している。しかし議会では、自由貿易が雇用に危機を与えるかどうかをめぐる議論は、太平洋貿易協定をめぐる論争となった。

米国の交渉官は彼らの立場を擁護した。米国通商代表部の報道官であるTrevor Kincaid氏は、取引は「ベトナム繊維·アパレルに関連した、アメリカベースの新しいビジネスチャンスをもたらす。」と述べ、「米国の労働者と輸出に対して、可能な限りベストな取引を行うことだけにひたすら取り組む。」と続けた。

ベトナム側にも考えがある。ベトナムは、様々な制約を回避するために国内の繊維産業の成長を急いでいる。工商省高官のPhan Chi Dung氏は、「ベトナムはTPPの恩恵をより多く受けるため、中国からの輸入依存度を削減しようと努力している。」と述べたが、米国の繊維生産者がこの穴を埋めるには難しいとの見解も示した。

最近では、米国市場に関税なしで参入できることを期待する香港や韓国、台湾企業が何億ドルもの資金をベトナムの繊維工場に投資している。

香港をベースにビジネスを展開するTAL Apparel Ltdは、ベトナムに2つの縫製工場を建設計画であり、現在、2.4億米ドル規模の繊維工場を構築しており、2017年の完成を目指している。

TAL Apparel社の最高責任者であるRoger Lee氏は、ベトナムの繊維産業が自立した市場となるまでには5年はかかるとし、米国の繊維サプライヤーはコストがかかり過ぎるので、アジアと競争するまでにはまだほど遠いとの見解を示した。

中国企業もまた、自国の賃金上昇と太平洋貿易区域を見越して、工場をベトナムに移している。

ベトナム北部のナムディン省で工場を稼働させる中国アパレルメーカーのYoungor Groupは、米国への関税ゼロでの輸出を受けて、中国の自社工場からよりむしろ、ベトナム工場からの繊維の輸出をメインにしようと考えており、Youngor Groupベトナム工場Yu Jian副工場長は、「我々の主要なライバルはベトナムに拠点を移し、また多くの企業も同じ動きをしています。」と述べている。

ハノイを拠点とする中国のアパレル会社Yanian Garment Co.のOu Kui氏は、中国の投資家が現地調達要件を満たす手助けをするために、ジッパー、ボタン、その他アクセサリーの生産に注目している。

最近の議会報告によると、ベトナムの繊維産業が急速に発展した場合は、太平洋貿易の議論の一つでもある米国からメキシコへの繊維輸出とも十分に競合する可能性があると指摘されている。

米国ブランドからの圧力を受けて、貿易協定は、ベトナムが繊維や糸を「不足物資リスト」( 特定の原糸や織布に関し、締約国域内で商業利用できる数量の供給が困難な場合、締約国外からの供給も可能とする原糸原則 (yarn forward) の例外措置 )に掲載されている国からの調達を継続する事を認めることになる可能性がある。

米国ファッション産業協会のMs. Hughes氏は、「このリストはあまりにも限定的であり、今後変更も出来ない。これは米国ブランドの運営の妨げとなる。」と指摘した。

 

 

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最終更新:2015年06月30日14:03

ベトナム:米国、中国繊維との断絶を要求(前)

米国の雇用を守るための動きの危険性をファッション業界が懸念

 

【ハノイ】米国の輸出を強化することを目指す米国は、中国からの輸入を縮小する新しい太平洋貿易地域への加盟を関係諸国に規定したが、この提案はグローバルサプライチェーンの破壊に繋がると、企業や関係者から反対の声が上がっている。

米議会上院は、12カ国の環太平洋パートナーシップが米国の雇用を創出することを証明するよう提案者に迫った熾烈な討論の後、バラク・オバマ大統領の貿易交渉力を拡大するため、水曜日の議会でこの法案が成立することを目指している。

このため、米国の貿易交渉担当者は、主要な衣料品輸出国であるベトナムに対して、米国市場への優先的な参入権を得る代わりに、貿易協定加盟国ではない中国で作られた繊維製品への依存を減らすことを要求している。

米国の目指すゴールは、約25万人の雇用者を有し、昨年200億ドルの輸出があった繊維産業に新たにベトナム市場を創出することである。

全米繊維団体協議会(NCTO)広報担当者のEliza Levy氏は、「米国とメキシコは繊維生産大国です。」と述べた上で、「ベトナムは糸や生地を中国からではなく米国とメキシコから調達する方向にシフトするべきです。」と続けた。

一方、米国のファッションブランドは、グローバルサプライチェーンの複雑さを無視するこの動きに反対している。ベトナムは昨年のアパレル、フットウェアの米国への輸出売上高は131億ドルに上り、これは中国に続いて第二位となる。しかし、ベトナムはそのニーズの5分の1の生地しか国内で生産できておらず、約47億米ドル相当、年間総輸入の約半分を中国から購入している。

衣料品ブランドは、生地がどこで生産されたかに関わらず、新たな自由貿易地域で生産された全ての製品に対して、米国への輸入を免税とすることを求めている。この貿易交渉次第では、衣料品や靴のベトナムからの輸出にかかる7%から32%の米国の関税を、ゼロにまで削減できる可能性がある。

米国のファッションブランドを代表する業界団体である米国ファッション産業協会(USFIA)のJulia Hughes会長は、「米国の繊維製品輸出は、ベトナムを満足させるほどの量の繊維を供給できないので、ベトナムの生産者は中国への依存を続けざるを得ないだろう。」とし、また「現在の規定では、ベトナムは関税ゼロで米国市場へアクセスすることは難しい。」と述べた。

 

(後編につづく)

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最終更新:2015年06月30日10:33

ベトナム:世界第4位の縫製製品輸出国となる

ベトナム繊維公団(Vinatex)によると、ベトナムは現在世界第4位の繊維製品輸出国であり、2015年上半期の売上高は121億8000万米ドルであった。

売上高は昨年同時期と比較して10.26%の増加となっている。

米国、韓国、EUがベトナム製品の最大の輸出先であり、昨年同時期の売上高と比較すると米国は11.01%、韓国は8.33%、EUは8.2%増加している。

ベトナム繊維公団のLe Tien Truong社長は、この結果はベトナムの繊維業界が今年度の輸出目標額としている270億- 275億米ドルを達成できる明るい兆しであると語った。

好調な世界経済と最近調印したユーラシア関税同盟(EAEU)および韓国との自由貿易協定(FTA)により、2015年はベトナムの縫製産業にとって明るい1年となることが予測されている。

ベトナム・ユーラシア関税同盟間の自由貿易協定によりもたらされたチャンスについて、Truong社長は、ベトナムが協定の利点を最大限に活用できれば、同市場への輸出により10億ドル以上の収益が上げられると話す。

縫製産業は新たな市場とチャンスを求めてさらなる努力をし、2015年の残る期間も主要な企業グループとパートナーシップを結ぶことで高付加価値の契約を受注できるよう備えるべきだとTruong社長は話す。

ベトナム国内の繊維産業において最大の生産規模を持つ繊維公団による輸出額は、2015年上半期で17億ドルに達し、昨年同時期の10.7%増となっている。

繊維公団では2017年までに59の繊維、染色、縫製、インフラ事業に9兆4000億ベトナム・ドン(4億4130万米ドル)を投資することを計画している。

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最終更新:2015年06月29日17:41

ベトナム:2015年6月02日から2015年6月10日までの繊維輸入実績例

今週、対前週比各市場からの綿輸入価格は下降し、1,242〜1,852USD/tで推移している。具体的には、英国からの綿輸入価格は0.2%下降し、1,488USD/tである。米国と日本からの輸入価格は0.4%下降し、それぞれ1,620USD/t、1,791USD/tである。シンガポールからの輸入価格は1.3%下降し、1,536USD/tである。香港からの輸入価格は8%下降し、1,852USD/tである。昨年同期と比較すると、これら市場から輸入価格は22〜24.5%下降した。その他の市場の輸入価格は、インド1,499USD/t、スイス1,560USD/t、ドイツ1,651USD/t、フランス1,424USD/t、ギリシャ1,538USD/t、中国1,645USD/t、スワジランド1,530USD/tとなっている。

 

逆に、ポリエステル糸(コード:54023300)の各市場からの繊維価格は対前週比上昇し、0.7〜6.13USD/kgで推移している。そのうち、中国からの輸入価格は対前週比6.2%上昇し、1.34USD/kgである。インドネシアからの輸入価格は3.6%上昇し、0.7USD/kgである。タイからの輸入価格は1.9%上昇し、1.34USD/kgである。台湾からの輸入価格は30%上昇し、2,09USD/kgである。2014年同期と比較すると、これらの市場から輸入価格は0.6〜7.1%下降した。その他市場からの輸入価格は、インド0.94USD/kg、香港0.64USD/kg、マレーシア1.02USD/kg、日本6.13USD/kgとなっている。

 

100%ナイロン、生地巾57/59 inch (コード:5512990)の韓国からの輸入価格は1.60USD/ydで、中国からの輸入価格は2.45USD/yd (CIFハイフォン)である。

100%綿、生地巾61/62 inch (コード:52091900)の香港からの輸入価格は1.91USD/mで、中国からの輸入価格は2.06USD/m (CIFカットライ(HCMC)である。

65%ポリエステル、35%綿、生地巾58/60 inch (コード:54078200)の台湾からの輸入価格は下降し、1.34USD/ydで、中国からの輸入価格は1.56USD/yd(CIFハイフォン)である。

95%ポリエステル、5%スパンデックス、生地巾58/60 inch (コード:6006220)の中国からの輸入価格は下降し、2.12USD/ydで、韓国からの輸入価格は2.45USD/yd(CIFカットライ(HCMC))である。

100%ポリエステル、生地巾58/60 inch (コード:55121900)の韓国からの輸入価格は、1.12USD/ydで、中国からの輸入価格は1.35USD/ydである。(CIFカットライ(HCMC))

 

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最終更新:2015年06月28日13:33

ベトナム:国内ファッションブランド VS 海外ブランド

ベトナムは、繊維・衣料品輸出高で世界トップ10にランクインする程の衣料品大国であるが、現在、国内マーケットは海外ブランドの勢力に支配されつつある。長年にわたり同国の国内ファッションブランドは中国からの輸入製品との苦闘を強いられてきた。

近年では、平均所得者向け市場ではタイのブランドと、高級ブランドにおいては、ヨーロッパ、米国、日本、韓国との激しい競争が避けられない状況であり、現在、ベトナムには約200の海外ブランドが存在し、国内シェアの60%を占めている。

中間層向けにはGiordano(ジョルダーノ)や Bossini(ボッシーニ)の人気が高く、高所得者向けでは、CK(カルバンクライン)、Mango、D&G(ドルチェ&ガッバーナ)の人気が高い。

外国事業者にとって9000万人の需要と 15-20% の平均年間成長率のベトナム市場は、「肥沃な土地」であると専門家は分析する。

また、別のアナリストは、多くのベトナム国内ブランドは、不満足な業績により規模を縮小せざるを得なくなっていると指摘する。

Nguyen Tam Fashion Companyのブランド”Foci”は、1999年のブランド開始から2007年までの8年間で、ベトナム国内に60ものファッションブランドをオープンさせたが、過去3年間でそのショップの数は徐々に減少している。ある情報筋によると、”Foci”のオーナーであるNgo Thi Bau氏は、今はファッション業界よりレストランチェーンの展開に意欲を燃やしているという。

若者からの人気が高い”Ninomaxx(ニノマックス)”も200あった店舗数50まで減らしており、2013年にショップを次々と閉店させた時には、「倒産」の噂まで流れた。

不況の影響をあまり受けないとされてきた高級ブランドでさえも、売上の減少が報告されている。

An Phuoc Company の最高責任者であるNguyen Thi Dien氏は、多くのショップにおいて非常に低い売上を記録したことを認め、しかし、ブランドイメージを守るためにこれを維持しなければならないと述べた。

膨大な労力を費やしても、ベトナム国内ブランドは依然海外ブランドとの競争で困難を強いられており、Hoang Duong Trade & Service Company のブランドである”Canifa”がその一例である。

“Canifa"は、ベトナム国内、そして海外輸出向けとして立ち上がったウール製品ブランドである。しかし、秋と冬にだけ需要があり、夏には全く売れないウール製品では積極的な展開が出来ないでいた。その突破口として、2014年にウールにこだわらない多様なデザイン採用した多くの製品を国内マーケットに送りだし、今では国内市場で高い人気を誇っている。

このように、”Canifa”も他のブランドも季節物にとらわれたビジネスを行っていては、製作コストがかかり、ライバル、特に海外ブランドとの競争に勝つことが出来ないと専門家は語る。

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最終更新:2015年06月26日05:58

ベトナム:英国のバイオテクノロジー企業、養蚕事業に遺伝子組替技術を導入へ

スパイダーシルクを基とした繊維を開発している英国企業Kraig Biocraft Laboratories社がベトナムの省政府と覚書を交わした。

「この覚書はベトナムで遺伝子組替の蚕を生産し、養蚕事業を行うための枠組みを示したものです」とKraig Biocraft Laboratoriesの報道発表資料は説明している。

「この覚書に従って、Kraig Labsとベトナムの州政府は共同で協力計画を作成し、ベトナムでのKraig Labs社の遺伝子組替蚕の開発と生産を目指します」と報道資料は続く。

「詳細にわたる協議を行ってきたベトナムの中央及び州政府の関係者と私たちは、絹産業の再建にかける情熱とビジョンを共有しています。

この関係によりKraig Labs社とベトナムの双方に新たな機会がもたらされることになります。最終的にはKraig Labs社の革新的な技術を活用し、技術繊維市場での製品化を目指します」とKim Thompson 同社CEOは話す。

「ベトナムには専門的な絹産業の基盤があり、Kraig Labs社の事業を拡大するには理想的でした。高品質の絹を生産してきた伝統は遺伝子組替蚕の開発にも生かされるはずです」と同CEOは続ける。

Kraig Biocraft社では、ベトナムに先進研究開発拠点を開発し、遺伝子組替ハイブリッドの試験生産プロジェクトを実施するため、州政府とさらなる交渉を行っていることも明らかにしている。

覚書の文言も含んだ最終合意が形成されるまでの交渉は2015年第3四半期までかかると予測されている。

Kraig Biocraft Laboratories社はバイオテクノロジー企業であり、遺伝子組替によるスパイダーシルクの繊維生産技術では主導的な開発企業である。

同社は世界の繊維産業での活用を意識したスパイダーシルク由来の繊維生産技術で、様々な科学的技術革新を実現している。

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最終更新:2015年06月24日14:04

ベトナム:ハノイに繊維産業大学を創設

ベトナムのグエン・タン・ズン首相はハノイ繊維産業大学の創設を承認したとベトナムのメディアが伝えた。

元々は、繊維産業及びファッション産業のための短期大学の設置を計画していた。

大学は、教育訓練省の管理下で独自運営する。

大学には運営委員会を設置、委員会のトップが指揮を執る。

ズン首相は同省に準備の監督と学生の入学を開始するよう要請した。

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最終更新:2015年06月23日14:02

ベトナム:Vingroupが専門小売チェーンで消費者ライフスタイル部門に参入

ベトナム最大の不動産開発業者であるVingroupは、子会社のVinDS Trading & Services Company Limited社のもとで、BEAUTYZONE、SPORTSWORLD、SHOECENTER、そしてFASHION MEGASTOREという4つの大型小売形態を新たに作ると発表した。

ベトナムの消費者をターゲットとする、世界に通用する一流フォーマットによるデスティネーションストア(消費者が目的地として来店する店)は、独自の商品提供と、サービスの質という両方の点で、ベトナム消費者にまったく新しい経験をもたらすという。

最初のチェーン店舗は、7月にVincom Can Tho市にオープン予定で、2015年中に74店舗、以後3年間でベトナム全土に300店舗を出店する計画だ。

健康・美容製品のデスティネーションストアであるBEAUTYZONEは、20の世界、地域のトップブランドから、ベトナムの顧客に適したスキンケア、コスメ・メイク、バス・ボディ用品を提供する予定だ。独自ブランドの「Made in Netherlands」のようなブランドとともに、Clarins、L’Occitane、 コーセー、カネボウ、 Laneige、Yves Rocher,、VichyからRevlon、L'Oreal、Maybellineといったブランドまで取り扱う予定で、顧客が一店舗で健康・美容製品全てが揃えられるような店舗(ワンストップデスティネーション)となる。

BEAUTYZONEは、ベトナムにおける、全ての健康・美容製品のワンストップショップとして、強力に計画されている。

「私たちの強みの一つは、商品サービスです。BEAUTYZONEでは、顧客が適切な選択ができるよう、美容スタッフがアドバイスを行います。」とVinDSの最高経営責任者であるMunish Rishi氏は語った。

ベトナムにはまだない大型チェーンの靴販売店となるSHOECENTERは、男性、女性、子供用の靴を揃える家族向け小売靴店舗と位置づけられる。25以上の国際的、地域的ブランドが一つの店舗内に並ぶ予定だ。

各店舗は600~1000平米ほどの広さとなる。流行を取り入れつつ手頃な価格で、フォーマル用の靴はもちろん、ファッション性の高いものからカジュアルなものまで、顧客のすべてのニーズに応えるワンストップショップとなる。VIDSの自社ブランドは全て、地域内はもちろん、アメリカ、ヨーロッパのファッショナブルで、うきうきするようなデザインのファッションシューズを、リーズナブル価格で提供する予定だ。

またSHOECENTERでは、ベトナム消費者向けにデザインされ製造される、「Top Toe」という特別なコレクションも展開する。

SPORTSWORLDは、一店舗で様々なブランドの商品を取り揃えるスポーツ用品店となる。Nike、Adidas、Reebok、Wilson、Aero Sportといった国際的なブランドが、国内の主要ブランドとともに並び、機能的製品、スポーティーなライフスタイル製品を低価格で提供する。

また、SPORTSWORLDはベトナム市場にはまだない、ランニング、テニス、バスケといった各スポーツカテゴリーに特化した自社スポーツブランドを発表する予定だ。そういった商品や付属品の機能を向上させるような店員のアドバイスを受けられるのはもちろん、エクササイズ用マシーン、機器も取り扱う。

別の特徴は、サッカー専用の売り場で、サッカーに特化した商品を扱うフラグシップ店舗を設ける。VinDSの最高経営責任者であるMunish Rishi氏は、「これらの形態は、私たちのグループの新たな方向性を示しています。それは、消費者が参加し、本当の価値を楽しみ、自ら選択をするという私たちのコンセプトを通し、完結した商品を提供するデスティネーション(目的地)です。」と語った。

「VinDS社の小売店舗は、国際的・地域的なパートナーシップ、そして最も重要である、ベトナム人の心に本当に共感しているベトナムブランドの成功をもとにした、よりスマートで、迅速、そして革新的な小売形態となります。」

VinDSはまた、様々なブランドを扱うファストファッションストア、FASHION MEGASTOREを立ち上げる。これらの大型店舗は、ファッション性の高いブランドと商品を、手頃な値段で提供するワンストップデスティネーションとなる。

面積は2,500平米~5,000平米で、いくつかの国際的、地域的に最も成功しているファッションブランドも取り揃える。

店舗設計には、世界でも最高のデザイン会社の一つである、イギリス、アラブ首長国連邦のZebraが指名され、「ファッショナブルで楽しい」をテーマにしたデザインを担当している。

これらの新しい小売形態は、ベトナムで最大のショッピングモール開発会社であるVingroupの強みに支えられている。Vincomのショッピングモールを訪れる買い物客は、毎月何百万にものぼる。

今回の小売形態の発表はVingroupのポジションと、ベトナムの小売市場で独占的役割を担い、またビジネス領域を広げようという決意を証明した。

Vingroupは今後もさらに新たな小売形態を展開する。Vinmart、Vinmart+といったスーパーマーケットチェーンや、Vinproという電化製品店チェーンがその例である。

Vingroupは、不動産、ショッピングモール、ホテル、教育、ヘルスケアなどの様々な分野に参入しているベトナムの一流組織である。

VinDSは、セグメントを超えた、楽しく若く、革新的な店舗と体験のあるライフスタイルショッピングデスティネーションをベトナムの家族に紹介しようとしており、化粧品、靴、スポーツ・ファッション用品小売において、ベトナムでトップのデスティネーション小売りチェーンとなるつもりだ。

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最終更新:2015年06月23日05:49

ベトナム:2015年5月26日から2015年6月2日までの繊維輸入実績例

今週、各市場からの綿輸入価格は、先週とは逆行し、1.425〜2.012USD /tで推移している。具体的には、中国からの綿輸入価格は、対前週比1.5%下降し、1,636USD/tである。英国からの綿輸入価格は、対前週比2.9%下降し、1,429USD/tである。スイスからの綿輸入価格は、対前週比4.2%下降し、1,470USD/tである。韓国からの綿輸入価格は0.2%下降し、1,498 USD/tである。逆に、アメリカからの綿輸入価格は、対前週比1.0%とやや上昇し、1,626USD/tである。インドからの綿輸入価格は、対前週比1.3%上昇し、1,425USD/tである。日本からの綿輸入価格は、対前週比0.2%上昇し、1,799USD/tである。香港からの綿輸入価格は、対前週比22.9%上昇し、2,012USD/tである。昨年同期と比較すると、これらの市場から綿輸入価格は8.0~28.3%下降した。その他市場の綿輸入価格は、ドイツ1,592USD/t、オーストラリア1,543USD/t、アラブ首長国連邦1,520USD/tとなった。

 

各市場からのポリエステル糸(コード:54023300)の輸入価格は対前週比で逆行し、0.68-4.4 USD/kgで推移している。そのうち、インドネシアからの輸入価格は、38%下降し、0.68USD/kgである。韓国からの輸入価格は、18.6%下降し、1.44USD/kgである。台湾からの輸入価格は、6%下降し、1.61USD/kgである。逆に、タイからの輸入価格は2.1%上昇し、1.11USD/kgである。スイスからの輸入価格は、4.2%上昇し、1.55USD/kgである。2014年同期と比較すると、これらの市場から綿輸入価格は12.5~15%下降した。その他市場の綿輸入価格は、マレーシア1.23USD/kg、インド1.53USD/kg、中国1.26USD/kg、香港4.4USD/kgとなった。

 

綿100%、生地巾56/60 inch (コード:60062200)の中国からの輸入価格は下降し、1.96USD/ydで、韓国からの輸入価格は2.15USD/yd(CIFカットライ(HCMC))である。

ポリエステル100%、生地巾56/60 inch (コード:55129900)の中国からの輸入価格は1.35USD/yd、韓国からの輸入価格は1.76USD/yd(CIF新港(HCMC))である。

ナイロン100%、生地巾64 inch (コード:60019100)のマレーシアからの輸入価格は下降し1.0USD/mで、中国からの輸入価格は1.28USD/m(CIFカットライ(HCMC))である。

 

 

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最終更新:2015年06月21日23:03

ベトナム:伝統衣装「アオザイ」―ベトナム文化のシンボル

ベトナムの伝統衣装はただの衣服ではなく、ベトナムの美しい文化である。ベトナムの人々の人生に対する姿勢を伝え、ベトナムのアイデンティティと精神を表現している。

国の歴史を通し、ベトナムの人々は、文化の伝統、規律、家族の永続性と価値を守るため、常に外国からの侵入に対抗してきたように見える。アオザイはベトナム芸術の素晴らしい産物である。優雅な美しさと構造に加え、祖先の「正しい振る舞い」についての隠された意味を教えてきた。アオザイはベトナムのアイデンティティと精神が創りだしたものでもあるのだ。

中国に支配されていた1000年以上の間、そしてフランス植民地であったほぼ100年の間、東洋(中国)と西洋(フランス)の2つの強力な文化にさらされたが、アオザイは全ての困難を切り抜け、女性のシンボルであり、ベトナムの人々の誇りである「国民の衣装」となった。アオザイはベトナム女性の「国民の魂」だといえるだろう。

ベトナム女性の伝統的な衣装であるアオザイは、2枚の布が身体を抱き包むような構造で、立襟を持ち、丈は膝まである。腰部からスリットが入っており、あでやかで、肌を露出するわけではなく、若い女性の身体のラインを引き立たせるだけだ。「ベトナムの女性がいる場所には、ベトナムの伝統衣装がある。」と言われる。ただの伝統的な衣服というわけではなく、ベトナムの人々の姿勢、精神を語る文化である。言い換えると、ベトナム女性の「国民の精神」なのである。

1960年代後半から70年代初期にかけて、ミニスカート、裾の広がったズボンといった、若者のヒッピースタイルに習った近代的なファッショントレンドを取り入れるため、ミニアオザイが登場し、すぐに流行した。上衣のスカート部分は短く、タイトに縫われ、膝丈であった。上部はゆったりとしていて、ウェスト部分は絞られていなかった。しかし、体のカーブに沿った形は残った。襟は3cm低くなり、肩の部分はラグラン型でカットされ、胸部と袖の間隔が狭まった。同時に、下衣のパンツは非常に長く、裾幅は60cmになった。これ以降1990年代にかけては、パンツと上衣が同じ色をしたものなど、ときおり革新的なものも現れたが、人気にはならず、伝統的なスタイルからあまり離れることはなかった。

ベトナムでは、伝統衣装は年齢を問わず着用される。正式な場や、国民の休日、結婚式、新年、卒業式、または重要なコンテストではアオザイを着るのが通例となった。特別なイベントの際や、テレビ番組に出演するとき、ベトナムの女性は常に「アオザイ」を着るのは、単純に、自分の美しさが引き立てられるからだ。一方で、ベトナムの衣装が世界中でベトナムのイメージアップに貢献したのも事実だ。

国内の衣装コンテストであるミス・ベトナムに登場しただけでなく、ベトナムの伝統衣装は世界中で披露された。2001年5月6日、アオザイは初めてフランスのトゥール市に紹介され、およそ300人のベトナム文化のファンが出席した。アオザイはベトナムの無形文化遺産として認識されている。

ベトナムで開催される国際的なイベントでも、例えば2006年にハノイで開かれたAPEC首脳会議には、各国の首脳がベトナムの伝統衣装を着て出席した。2007年のミス・アースでは、ベトナムの独特な衣装に魅了された、様々な国から参加した女性達が、ホーチミン市で「アオザイ」に身をつつみ、ヤシの葉の菅笠をかぶり、晴れやかに登場する場面もあった。また、2009年に開催されたミス・レディと、他にも様々なイベントに登場しています。

現代のベトナムの伝統衣装はよりスリムに、タイトにデザインされている。首から足首まで体の前後に伸びている2枚の布は、ゆったりとしたパンツを包み、裾は地面すれすれまで伸びている。美しい衣装を作るため、衣装を仕立てる人は、それぞれの人の寸法を知る必要がある。また、衣装は一着ずつ、店で人の手で縫われなければならない。伝統衣装用の材料は豊富で多様であり、生地のサンプルから組み合わされ、多くの場合、線や模様で装飾される。

近年では、「アオザイ」にも様々な革新があり、現代ファッションの要素と民族文化が交わり、世界のファッション・ウィーク、正式な、非公式のお祭りや、国内外を問わず、美人コンテストでも独特なパフォーマンスを創り出している。Minh HanhやSy Hoang、Vo Viet Chung、La Hangといった多くのベトナムのファッションデザイナーは、世界市場で活躍し、Sのような形をした、親愛なるベトナムの文化のシンボルである伝統衣装が、世界で有名になるのに貢献している。

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最終更新:2015年06月20日05:54

ベトナム:競争委員会がテレビショッピングの危険性を警告

ベトナム競争委員会はテレビチャンネルを通じて商品を購入する際は、消費者の権利が侵害されることもあるため注意するよう呼びかけている。

ベトナムでは近年テレビショッピングの人気が非常に高くなっている。

しかし、競争委員会はテレビショッピングの問題点として、不正な広告、商品の生産地についての透明性の欠如、不正な褒賞プログラム、消費者からの苦情の無視等を指摘している。

競争委員会によると、テレビを通じて商品を購入する際、消費者は実際に製品を試すことができないため、品質や実用性の面で期待を裏切られることもあり、またその品質や実用性が広告では過大に表現されていることもありうる。

テレビを通じて販売されている商品の多くが生産地不明であり、品質も粗悪であると委員会は述べている。消費者の苦情によると、テレビショッピングで得た褒賞品は偽物であったり、粗悪な品質であったり、また褒賞品を受け取るには実際には支払いが必要であったりするという。

加えて、法律では商品が広告されていたものと異なる場合、購入から10日間以内であれば消費者は一方的に契約を破棄する権利があるのにもかかわらず、消費者が返品しようとしてもそれに応じない企業もあるという。

テレビショッピングでは化粧品、宝飾品、サプリメント、腕時計、ジム用具等、多様な製品が販売されている。

競争委員会では、消費者はテレビショッピングで商品を購入する前に、広告されている情報について確認するべきであるとしている。

特に、シャンプー、リンス、スキンクリーム、家電製品などの日用品で非常に高額の製品と、最高品質であると宣伝されている製品について、消費者に注意を呼びかけている。

テレビショッピングの問題については、消費者は1-800-6838で相談することができる。また競争委員会のウェブサイトwww.bvntd.vca.gov.vn、メールbvntd@moit.gov.vnで苦情を申し立てることも可能である。

 

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最終更新:2015年06月19日13:56

ベトナム:ホーチミン市中心部の高級小売スペース需要はいまだ拡大中

ホーチミン市中心部の高級小売部門では需要が供給を上回り続けており、新たな開発が求められている。

不動産サービス企業であるCBRE社によると、市全体での小売スペースの供給は過剰であるものの、市中心部での高級小売部門については事情が異なるという。

賃料が安くても、中心部周辺区の小売施設の多くは高級小売業には不適切である一方、中心部の高級小売スペースの供給は今後2年間に数件の開発計画があるのみで、限られたものとなっている。

ベトナム最大の総合企業グループの一つであるCT Groupが所有するLéman Luxury Apartmentsが第3区で今年開業を予定しており、1万9000平米の高級小売スペースが新たにもたらされることとなる。

2016年末までには第1区にSaigon Centreが開業し、5万平米がさらに追加供給されることが予定されている。しかし、このスペースは既に日本の小売大手である高島屋が確保している。

2017年にはBitexcoの高級オフィス、ショッピング施設、アパートメントからなる複合施設The Oneが第1区に開業し、新たに約3万5000平米が加わる見込みである。

 

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最終更新:2015年06月16日16:19

ベトナム:インドと皮革事業での協力を検討

製靴、家具、自動車産業に皮革を供給しているインドの主要皮革企業6社の幹部からなる代表団が6月9日、ホーチミン市でベトナム側皮革企業関係者約20人と事業機会について話し合うために会談した。

インド皮革輸出評議会のD. Gokulakrishnan特別担当官は報道関係者に対し、ベトナムは世界でも最大規模の履物輸出国であり、インドは皮革、皮革製品、履物の主要輸出国の一つであると話した。

「ベトナムとインドは様々な分野で協力できます。例えば、ベトナム企業はインドで皮革、 家具用皮革、靴用加工済皮革、履物部品を調達することができます」

「一方で、インドの製靴企業はベトナムに工場を設立し、ベトナムが今後環太平洋戦略的経済連携協定やEUとの自由貿易協定を締結するにあたってもたらされることとなる、巨大な市場の可能性を享受することができます」

Dong Thinh Shoes Joint Stock CompanyのTran Doan Dong部長は、輸出用履物のための高品質皮革の調達先を求めてこのイベントに参加したと話した。

Gokulakrishnan特別担当官は、インドからベトナムへの皮革輸出は輸送等の問題により低水準に留まってきたと話す。

しかし、同担当官によると、インドとベトナム間の交流が増えるにつれ、今後数年間で両国間の皮革貿易量は5-6倍に増加することが予測されているという。

ベトナム商工会議所ホーチミン支部とインド皮革輸出評議会がこのイベントを企画した。

 

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最終更新:2015年06月15日06:02

ベトナム:2015年5月19日から2015年5月27日までの繊維輸入実績例

今週、各市場からの綿輸入価格は、線数とは逆行し、1,004-1,796USD/tで推移している。具体的には、インドからの綿輸入価格は、対前週比1.4%下降し、1,406USD/tである。台湾からの綿輸入価格は、対前週比2.8%下降し、1,598USD/tである。香港とシンガポールからの綿輸入価格は、対前週比4%以上下降し、それぞれ1,637USD/t、1,512USD/tである。逆に、アメリカからの綿輸入価格は、対前週比1.0%とやや上昇し、1,609USD/tである。スイスルからの綿輸入価格は、対前週比0.5%上昇し、1,535USD/tである。イギリスからの綿輸入価格は、対前週比2.5%上昇し、1,536USD/tである。日本からの綿輸入価格は、対前週比12.7%上昇し、1,796USD/tである。ただし、コートジボワールとオランダからの綿輸入価格は、対前週比変わらず、それぞれ1,722USD/t、1,550USD/tである。その他市場の綿輸入価格は、パキスタン1,004USD/t、フランス1,499USD/tとなった。昨年同期と比較すると、これらの市場から綿輸入価格は21.1~28.8%下降した。

各市場からのポリエステル糸(コード:54023300)の輸入価格は対前週比で下降し、0.87-2.52 USD/kgで推移している。具体的には、インドネシアからの輸入価格は、0.5%下降し、1.1USD/kgである。台湾からの輸入価格は、5.1%下降し、1.71USD/kgである。韓国からの輸入価格は、9.0%下降し、1.77USD/kgである。中国からの輸入価格は、10.5%下降し、1.15USD/kgである。タイからの輸入価格は18.8%下降し、1.09USD/kgである。シンガポールからの輸入価格は、19.6%下降し、1.15USD/kgである。その他市場の綿輸入価格は、インド0.87USD/kg、日本2.52USD/kg、ベリーズ1.91USD/kgとなった。2014年同期と比較すると、これらの市場から綿輸入価格は2.6~15%下降した。

 

綿100%、生地巾57/58 inch (コード:52091900)の韓国からの輸入価格は下降し、1.47USD/ydで、中国からの輸入価格は2.30USD/yd(CIFハイフォン)である。

ナイロン100%、生地巾58/60 inch (コード:54074200)の韓国からの輸入価格は下降し0.74USD/ydで、中国からの輸入価格は1.6USD/yd、台湾からの輸入価格は2.25USD/yd(CIFハイフォン)である。

ポリエステル100%、生地巾58/60 inch (コード:54076900)の中国からの輸入価格は0.98USD/yd、韓国からの輸入価格は1.81USD/yd(CIFハイフォン)である。

ポリエステル95%、スパンデックス5%、生地巾58/60 inch (コード:54074190)の中国からの輸入価格は1.21USD/ydで、韓国からの輸入価格は1.5USD/yd(CIFカットライ(HCMC))である。

 

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最終更新:2015年06月14日12:43

ベトナム:ハノイで「ベトナム繊維フォーラム2015」開催

6月25日から27日までハノイにて、国際会議「ベトナム繊維フォーラム2015」が開催される。主催はベトナム紡績協会及び中国紡績輸出入商工会議所。

このフォーラムには、Puma、Levi Strauss、Li & Feng、Tal Group、米国ファッション協会など世界中からアパレル生産メーカーやグループが参加する。国内からもThe Ky合繊やPhong Phu社などの繊維企業やベトナムの繊維工業区の代表らも参加。さらには、ウォルマートやターゲットなどの小売業者も出席する。

イベントのフレームワークとして、参加企業らによるRang Dong工業団地(ナムディン省)視察がある。同工業団地は、繊維産業に投資している企業にとって最も効果的なサポートを展開している地域の代表例である。

 

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最終更新:2015年06月13日13:52

ベトナム:地下トンネルで開催の美術展で戦時中の写真をプリントしたアオザイが展示

ベトナム中部にある歴史的地下トンネルの中で開催された企画美術展において戦時中の写真をプリントしたアオザイが初めて展示された。

伝統衣装アオザイに白黒の写真がプリントされているファッションコレクションのテーマは「平和-地下の伝説」。

クアンチ省Vinh Linh県にある歴史的遺跡であるVinh Moc地下トンネルの中で戦時中2000日を超える時間を過ごした人々の生活が写真には映し出されている。

1975年に終結したベトナム戦争時に撮影され、子供たちが銃を持ち、地下で秘密会議をするゲリラ兵、にっこり笑う兵士や女性ゲリラ兵が映し出されている。

コレクションの作家でデザイナーのViet Bao氏は、500世帯以上の現地の家族が2000日以上にわたって、果敢にも地下トンネルを造り、その中でじっと動かず、戦った姿を撮った写真の記録をアオザイにプリントしたと述べる。

同氏は8月初旬タイで、また10月のハノイの「アオザイ」イベントでコレクションを展示する予定だ。

アオザイの展示は、Vinh Mocの地下道で5月26日から6月6日まで開催された企画美術展「地下に降りて空を見る」の一部である。

この企画は、トゥアティエン=フエ省中部にあるフエ美術大学の講師また地元アーティストのVo Xuan Huy氏が発案し数十年間温めてきたものだ。

地下道の中で過ごした2000日を超える時間を意味する2000個の色とりどりな風船が地下道から空に向かって放たれた。

展示場にある風船、花や豊かな植生は地下道の偏狭さを照り渡すようだ。

戦時中の苦しい試練を生き抜いたVinh Linh県に住む人々から、また「地下トンネルの出口の光」を求めて生き抜く信念を持った多くの人々が落とした命から触発された企画であるとHuy氏は強く主張した。

同氏の展示会はまたアメリカのヘンドリックス大学の講師と学生が参加した。

クアンチ省文化体育観光局長Nguyen Huu Thang氏によると、クアンチ省にある歴史的遺跡がこのような珍しい美術展の会場に選ばれるのは初めてのことであるとのことだ。

「現代美術を融合させて歴史的事件の追悼計画とする革新的なアプローチです。」と同氏は述べる。

歴史資料によると、Vinh Linh県に住む人々は、アメリカ軍の苛酷な爆撃に対して、単純な加工工具でセメント構造のVinh Mocの地下トンネルを造ったとされている。

彼らは計り知れない困難に打ち勝ち、爆撃を寄せ付けず、約37億立方メーターの硬岩を掘り起こし、地下に驚くべきトンネルを建設した。

建設開始から3年後、1968年に地下トンネルの基礎工事は完成した。

この地下防空壕は3層構造になっており、3層目は地上から約23メートルの深さにある。

地下トンネルの長さは約1.7キロメーターで、13の入り口と3つの監視所がある。

地下防空壕を造り、中で戦った2000日以上の間には、約60人の子供が誕生したが、一方で5000人以上が亡くなった。

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最終更新:2015年06月13日06:01

ベトナム:中国の競争力低下により、アジアで一番の勝者に

HSBCアジア経済研究主任Frederic Neumann氏は、人件費が続けて上昇することによって、中国の競争力が損なわれ、これによってベトナムは一番の勝者になったと話した。

プライスウォーターハウスクーパース(PwC)が最新発表した「2050年の世界」のレポートの中に、2014年から2050年の間、ベトナムの実質平均GDP成長率は5.3%以上に達し、成長率はナイジェリアに次いで高い、と指摘した。

成長率に一番貢献したのは人口構成である。国連が発表した数字によると、2012年に中国の人口の13%は60歳以上になったが、ベトナムの当該比率は9%である。

政府の数字で示すように、2013年にベトナムの人口約9000万のうち、少なくとも40%は生産年齢である15歳から49歳になっている。

国際労働組織の計算結果によると、2013年にベトナムの平均給料は月197米ドルだったが、中国とタイはそれぞれ613米ドルと391米ドルだった。

エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)によると、2012年に中国製造業の時間あたりの人件費はベトナムの147%だったが、2019年まで177%になると予想されている。

もちろん、ベトナムも順風満帆というわけではなく、ベトナムの債権者からは大規模な不良債権問題により不満が噴出している。

同時に、政府はずっと効率の悪い国有企業を調査している。ベトナムにとっては、基礎施設が十分でないこと、他国との技術レベルの格差及び腐敗問題が課題である。

専門家の話によると、ベトナムが自分の成長潜在能力を発揮できるか否かを誰も保証できない。

中国がバリューチェーンの上位に移動し始めるにつれ、ベトナムに移動したのは、いずれもバリューチェーンの下位にある製品製造業、例えば労働集約型の繊維、縫製、家具、電気製品産業などである。

マッキンゼー中華圏運営コンサルティング事業リーダーKarel Eloot氏は、ベトナムの製造業の生産性は非常に低いので、明らかに更なる拡大に不利である、と話した。ただし、ベトナム政府は努力して問題を解決したいと考えている。

ベトナムの財政省企業金融部幹部Dang Quyet Tien氏の話によると、今年ベトナム政府は280社という記録的な数の国営企業の株式を売却しようと試みている。この動きは、銀行業に積極的な影響をもたらすであろうと考えられる。

また、ベトナムは自由貿易協定についてEUと交渉し、同時に米国主導の重要な地域貿易協定である環太平洋連携協定(TPP)に積極的に参加している。

 

メコン川の新しいスター

ベトナム政府は最近「2030年まで展望した2020年までのランソン-ハノイ-ホーチミン市-モクバイ(タイニン)経済回廊開発計画」を承認した」。

報道によると、南北経済回廊の構築は、国家の基本的なアーキテクチャの確立を目指し、全国の基盤となる施設の開発フレームワークを形成することが目的である。同時に、経済回廊、特に大都市経済の開発を通して、周辺地域の経済発展を促進する。

ING Groep NVアジア研究主任Tim Condon氏は、「ベトナムはタイに代わってメコン川の最大のスターになるだろう」と話した。

過去2年間、タイの輸出が減少した。これと比べると、2014年にベトナムの海外への船便が14%増加した。

今月、ANZ Bankはベトナムの今年と来年の経済成長率を6.5%まで上方修正した。

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最終更新:2015年06月09日06:01

ベトナム:インドのAditya Birlaグループが繊維産業への投資を検討

インドの資産家であるKumar Mangalam Birla氏が繊維業界における影響力強化を狙い、ベトナムへの投資を検討している。

Aditya Birlグループの代表者らによる派遣団が最近、繊維業界でも織物・染色分野の特定の投資案件の評価のため、ベトナム現地調査を開始した。

Adtya Birlaグループはインドで3番目の規模を持つ多国籍企業グループであり、縫製、繊維、金融サービス、テレコミュニケーションの分野において世界40カ国で約50の子会社を展開している。

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最終更新:2015年06月08日10:01

ベトナム:オンラインショップが従来型のショッピングモールに宣戦を布告

オンラインショップの台頭により、ショッピングモールの存在が揺らいでいる。アメリカの大手小売りチェーン2社、JC PenneyとMacy’sは、いくつかの店舗を閉める予定であると発表した。デジタル時代における、eコマースの堅調な成長が、今回2社が店舗の閉店を決定した理由だとされている。

中国では、スポーツウェア製造業者のLi Ningが、3年連続で損失を出す見込みである。Li Ningは、2012年から1,000の店舗を閉店している。Anta Sportsも多くの店舗を閉店し、eコマースが閉店理由の一端を担っているとされている。

 

従来型の小売りモデルが崩壊しているのだろうか。

アナリストによると、ベトナムでは、ショッピングモールもオンラインショップに脅かされている。大手不動産仲介業者CBREによると、調査を実施した消費者の45%が今後2年間で、現在よりも定期的にオンラインで買い物をするつもりだと答えている一方、25%が、今後従来型の小売実店舗で買う機会を少なくするつもりだという。若い世代よりも、高齢者の方がオンラインでの買い物を好む傾向にあり、55歳から64歳の消費者の69%がスマートフォンやタブレットで食品以外の商品購入を増やす予定だと答えた。

商工省が発表した「eコマース調査2014」によると、217ある電子取引所の2014年の総収益は約1兆6620億ベトナム・ドン(約7700万米ドル)に達した。これは2013年の2倍の額だ。

しかしながら、各取引所単位で考えると、収益が平均77億ベトナム・ドン(約36万米ドル)となり、この額は非常に少ない。このことから、ベトナムのオンラインショッピングは、まだ発展段階の初期にあるということがわかる。

Googleと商工省の調査によると、ベトナムのインターネット利用者は現在3500万人であり、その56%は、オンライン上で商品を購入した経験があり、34%は、今後購入を希望している。

 

ダイレクト・オンライン販売は継続の模様

従来型小売業を脅かすライバルとなったeコマース市場の強い成長は認める一方、アナリストは、従来型小売りモデルが消滅する日を話すにはまだ時期尚早だという。

あるブランディングの専門家は、すべてのベトナムの消費者は「百聞は一見に如かず」という原理のもとに買い物をしているという。自宅のコンピューター上で注文をするよりも、実際に店舗に行って商品を自分で選ぶのを好むと話す。

彼によると、従来型実店舗、オンライン店舗両方を利用してセールスを引き上げることが小売業者にとって賢明な動きだという。

CBREベトナムのDuong Thuy Dung氏によると、従来型小売業の見通しは依然楽観的だが、小売業者は、オンラインセールスを成長するために投資を始めているという。

多角経営をしているVingroupは、小売業に参画した後、Vingroupとパートナー企業の商品を流通させるためのオンラインの小売販路をつくるため、VinE-comを立ち上げた。また、携帯電話供給最大手のThe Gioi Di Dongも、オンラインでの販売を増やすつもりだと語った。

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最終更新:2015年06月08日06:01

ベトナム:デザイナーVo Viet Chung、新作アオザイをニューヨークで披露

ベトナムの有名デザイナーVo Viet Chungの、西洋風の新作アオザイのコレクションがニューヨークのファッションイベントで披露される。

Vo Viet Chungは最近「ニューヨーク、アイ・ラブ・ユー」という2015春夏新作アオザイのコレクションを発表した。このコレクションの中では、オートクチュールの例に倣い、その豪奢で劇場風のファッションによって創造力を最高レベルで表現している。

「ニューヨーク、アイ・ラブ・ユー」は30アイテムから成り、ほとんどが裸体の色合いで、素材はレースからシフォンまで使用。Vo Viet Chungは、ルネサンス後のバロック様式にヒントを得て、手刺繍に極限までの注意を払っている。

コレクションの写真撮影の舞台には、ニューヨークのタイムズスクエアが選ばれ、美人モデルのAngelica Kotliarが参加している。Vo Viet Chungは、この9月、世界中から100名のファッションデザイナーが集まるGala Fashion TVに招待され、「ニューヨーク、アイ・ラブ・ユー」を紹介することにもなった。コレクションはこのFashion TVのモデルらにより紹介される。

Vo Viet Chungは、ベトナムのファッション産業の発展に貢献したとされ、国の文化・スポーツ・観光省から賛辞を贈られた。

 

写真はこちらの原文ページから

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最終更新:2015年06月07日15:02

ベトナム:縫製・製靴の分野の輸出が好調

2015年年初から5ヶ月間、繊維産業と皮革履物産業では生産性が向上し、輸出も増加している。商工省が6月1日に発表した統計によると、繊維産業における生産高は天然繊維が1億1820万平方米で前年比2.3%の増加、合成・人造繊維が2億8710万平方米で前年比1.8%の増加、衣類が12億1000万点で前年比2.3%の増加であった。

この5ヶ月間で、繊維縫製産業の輸出高は前年比8.4%増加、81億1000万米ドルとなり、そのうち16億5000万米ドルが5月の輸出であった。

第2四半期の繊維企業への輸出受注も好調であり、商工省によると全繊維企業の62%が第1四半期を上回る輸出受注状況であるという。

ベトナム繊維協会は、今年年初から現在に至るまで、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)、そしてEU、韓国との自由貿易協定によるビジネスチャンスを享受しようと、外国投資家がベトナム繊維分野への投資を促進しているという。これら自由貿易協定により、多くの国で関税がゼロとなるため、ベトナムの繊維分野は最大の利益を得ることができる。

商工省によると、皮革製靴産業も前年比24.8%増となる1億3070万足を生産しており、靴の輸出高は前年比19.5%増の460万米ドルであった。

統計局によると、製靴企業の55.7%で第2四半期の輸出受注件数が増加しているという。

商工省は縫製産業と製靴産業が自由貿易協定により将来的に大きな利益を享受できる代表的な分野であるとしている。

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最終更新:2015年06月05日16:10

ベトナム:インド繊維企業各社、投資を検討中

デニム製造を含むインド繊維業界の関係者は、ベトナムへの投資機会を狙っている。現在提案されている繊維工業団地に対し、すでに数社が関心を表明している。デニム製造業協会(DMA)、北部インド繊維工場協会(NITMA)の代表者らによる13名の代表団が近頃ベトナムを訪問した。

ナレンドラ・モディ首相がベトナムを訪問した際、ベトナムに対し、縫製原材料と繊維機械の調達を目的とした3億米ドルの信用枠供与を提供している。インドは現在ベトナムに繊維工業団地を建設する可能性を検討しており、これが実現すれば両国間の化学繊維と織布の貿易や投資がさらに伸びることが見込まれる。

「製糸、繊維分野にビジネスチャンスがあります。複数の企業がベトナムに工場を設立する可能性を探っています。ただひとつ問題なのは、ベトナム政府が糸は国内で生産すべきだと考えていることです」と綿布輸出振興機関のSiddhartha Rajagopal代表は話す。

 

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最終更新:2015年06月03日14:04

ベトナム:ハノイにてイオンモール3号店、計画前倒しで開店へ

イオン・ベトナムの西峠泰男社長によると、ハノイで建設中のイオンモール・ロンビエン店は、計画より1か月早く開店する見通しだという。
西峠社長は、イオン3号店は10月に開店すると述べた。
この3号店は、投資総額2億米ドルかけ、2014年4月に着工。敷地面積は9.6haには、ショッピングセンターのほか、ホテル、レストラン、娯楽施設、オフィス、スポーツエリアなどが併設される。
このほか、同社はホーチミン市でイオン4号店イオンモール・ビンタン店を計画前倒しで2016年7月に開店する見込み。投資総額は1億2850万米ドルで敷地面積は4.6haとなっている。
日本のイオングループはベトナムでこれまですでに4店舗に5億1200万米ドルを投じている。このうち、2014年に、ホーチミン市タンフー区でベトナム1号店となるイオンモール・タンフーセラドン店と、東南部ビンズン省で2号店イオンモール・ビンズオンキャナリー店を開業している。

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最終更新:2015年06月02日13:56

ベトナム:南部の工場ガス漏れ事故の翌日、52人の縫製労働者が再入院

ドンナイ省の医師らによると、5月25日に漏れたガスを吸入し入院した95人の縫製労働者のうち52人が翌日同様の症状を訴え、再入院することとなったという。

この事態を受けて26日、地元当局はアマタ工業団地のAsia Garment社に工場での業務の一時停止と800人以上の従業員の避難を命じた。

入院した従業員らは、26日の午後6時頃にガス中毒の症状で倒れたという。

倒れた従業員のほとんどが、呼吸困難と嘔吐を訴えた。

医師によると、最も重症の2名については特別な治療が必要であったという。

「ガス中毒の患者が一旦退院したあとに再度入院するのは初めてのことです」とドンナイ総合病院のPham Long Thang医師はVnExpressに話した。

医師は工場内にまだ少量のアンモニアが残っていたのではないかと推測している。アンモニアは強力で無色のガスで、25日の集団ガス中毒の原因と考えられている。

「そのため、翌日に仕事に戻った時にまた中毒を起こしたのでしょう」

従業員らは26日の勤務開始時には異臭に気付かなかったという。

しかし、多くの従業員が日中ずっと疲労感を感じていたと証言している。

ドンナイ省保健局のHuynh Minh Hoan局長は、保健局職員が周辺の空気サンプルを採取しており、アンモニアが原因であったのか調査すると話した。

Asia Garment社は、従業員のすべての治療費を負担することを表明している。

監査官は、有毒ガスは縫製工場に隣接する食品会社の冷凍システムから漏れ出したものであると話している。

 

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最終更新:2015年06月01日14:01

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