インドシナニュース

2015年04月 のニュース一覧

ベトナム:繊維産業の2015年目標輸出額は280億ドル

ベトナムの繊維産業は2014年に輸出額を大きく伸ばし、総輸出額は前年比約16%増の245億米ドルに到達した。2015年の目標輸出額は280億から285億米ドルとしている。

繊維産業は近々発効予定の複数の自由貿易協定(FTA)の恩恵を受けることが予想されている。自由貿易協定の恩恵により、今後10年間で繊維産業は生産量を倍増させることも可能であろう。しかし、そのためには繊維企業各社に十分な準備が必要となる。

米国、日本を含む12カ国が加盟する環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に加え、ベトナムは欧州連合、韓国との自由貿易協定、ベラルーシ、カザフスタン、ロシアとの関税同盟の交渉中または最終協議の段階にある。

昨年のベトナムの縫製製品の輸出は主要市場において好調で、ヨーロッパ市場で17%、米国市場で12.5%、日本市場で9%の伸びを記録した。

ベトナムは米国市場において第2位の輸出国であり、2014年には日本市場でも中国に続き第2位の輸出国となった。

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最終更新:2015年04月30日14:00

ベトナム:インドがホーチミン市近郊に3億ドル規模の繊維工業団地を計画

地元メディアが4月初めにインド合成・レーヨン繊維輸出振興協議会(SRTEPC)幹部の発言として報じたところによると、インドはベトナム南部の経済的な要であるホーチミン市近郊に、縫製および原材料繊維の生産に特化した3億米ドル規模の工業団地を建設することを計画している。

「ベトナムの縫製繊維産業振興への寄与が見込まれる環太平洋経済連携協定(TPP)に向けた、インド企業の取り組みです」とインド合成・レーヨン繊維輸出振興協議会のVinod K. Ladia会長はホーチミン市タンビン区のタンビン展示場で開催されたインド繊維展示会2015(Intexpo)で語った。

Ladia会長によると、新工業団地は繊維、服地原材料関連製品の生産に特化したものとなる。

この工業団地には、ヘルスケア、電化製品や家具等、インドからベトナムへの輸出産品の大規模生産を行う製造業者の入居も予定しているという。

「現在のベトナムではこれらの高付加価値製品を生産することはできません。インドから高い関税を払って輸出するより、ベトナムに生産拠点を置けば結果としてコスト削減になります」とLadia会長は4月9日から12日まで開催された展示会で「投資の架け橋(Nhip Cau Dau Tu)」紙に語った。

ベトナムは縫製品輸出で首位を争う数カ国のひとつであるが、原材料繊維については他国、主に中国に依存している。

2014年3月末までの1会計年度で、ベトナムは4億4000万米ドル以上の繊維製品をインドから輸入している。主要輸入品目はポリエステル・ビスコースと合成布地、ポリエステル・ウール布地、ポリエステル繊維糸であった。

インドからベトナムへの合成繊維の輸出は急速に伸びており、2009年の3600万米ドルから2014年には8909万米ドルとなり、146%の増加であった。

Ladia会長は、インドはベトナム繊維産業への原材料供給に十分な生産量があるものの、インドとベトナムの協力は双方に利益をもたらすであろうと述べた。インドにとってベトナムは新しい輸出市場となり、ベトナムにとってインドは豊富な原材料供給源となる。

ベトナムはまた、インドから綿を輸入している。2014年のインドからの綿輸入額は2億6617万米ドルで、ベトナムの綿の総輸入額14億4300万米ドルの18.5% を占める。

人口の多いインドはベトナムの縫製産業にとっては新たな可能性を秘めた市場ともなりうるとLadia会長は話す。

インドは世界第2位の綿、絹、綿セルロース等繊維の生産国であり、年間およそ1000億米ドルもの収益を上げている。Ladia会長によると、そのうち400億米ドルは輸出による収益であるという。

しかし、こうした高品質な繊維原材料のベトナムへの輸出に際しては、複雑な支払い方法や輸入プロセスに時間がかかることなど、数多くの困難に直面しているとLadia会長は苦言を呈した。

しかしTPPによって、こうした阻害要因がなくなるであろうともLadia会長は言う。

 

TPPによる間接的利益

「インドはTPPに参加していませんが、ベトナムはインドから綿を輸入しているので、TPPから間接的に利益を得るためにもベトナムにさらに投資する意味があるのです」と「投資の架け橋(Nhip Cau Dau Tu)」紙はインド合成・レーヨン繊維輸出振興協議会のSrijib Roy部長の発言として報じている。

昨年、インド政府はインドとベトナムの繊維産業の共同プロジェクトのために3億米ドルの信用供与枠を設けた。

「この特恵的な信用供与パッケージはベトナムに輸出や投資を行うインド企業、またはインド企業と協力して縫製繊維分野で事業を行うベトナム企業、インドから原材料の輸入を計画しているベトナム企業を対象としています」とベトナム商工会議所ホーチミン市支部のNguyen The Hung副部長は話す。

Ladia会長によると、ベトナム南部で計画中のこの工業団地が建設され、効率的に運用できれば、インド合成・レーヨン繊維輸出振興協議会は同じ事業モデルの工業団地をベトナム北部にも建設することを計画したいという。

「本件への投資を促進するため、ベトナム繊維公団とベトナム繊維アパレル協会にすでに情報を送りました」とLadia会長は話す。

駐ホーチミン市インド領事館のManoj Kumar氏は、ベトナム南部は国際的経済案件を積極的に推進しているため、ベトナム・インド間の協力関係の将来は明るいだろうと話す。

ベトナムはインドの「ルック・イースト」政策の主要市場であり、両国の縫製産業に大きな好機となるだろうとKumar氏は続けた。

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最終更新:2015年04月30日06:01

ベトナム:ドンナイ省が6億ドル規模の繊維工場計画を認可

ドンナイ省のドンナイ工業団地管理委員会はトルコのHyosung Istanbul Tekstil Ltd. 社に6億米ドル規模の繊維生産工場の投資許可を付与した。

管理委員会が4月21日に地元メディアに語ったところによると、Hyosung Dong Nai社はNhon Trach第5工業団地に工場を建設する予定であるという。この工場ではスパンデックス、ナイロン、ポリエステルおよびタイヤ生産のための鋼繊維の生産が行われ、そのほとんどが輸出される予定となっている。

この計画を含めると、ドンナイ省は今年すでに9億6000万米ドルの海外直接投資を誘致したこととなる。

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最終更新:2015年04月29日14:55

ベトナム:カントー市にてメコン博開幕

「協力関係を深め、高品質の工業製品と手工芸品を発展させよう」と題された2015年のメコン博が4月27日メコンデルタのカントー市で開幕した。

この博覧会は市人民委員会及び中央の貿易振興部主催で、ベトナム全国から200社が参加、450ブースを出展した。

展示品は、工業製品、手工芸品、家庭用品、家具・インテリア用品、伝統工芸品、特産品観光サービスなど。

この博覧会は5月2日まで。期間中、フン王の祭及びメーデーの祝典も開かれる。

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最終更新:2015年04月29日06:01

ベトナム:タインホア省、韓国からの縫製工場投資案件が続く

タインホア省人民委員会は、韓国のIn Kyung Apparel Co.が計画しているDong Son県Dong Ninh地区での縫製工場In Kyung Vina Co., Ltd.の設立案件を承認した。この案件の投資総額は51億米ドル、年間1100万点の生産規模で、1400名を地元で雇用する。2014年半ばから数えて3番目の韓国からの縫製工場案件となる。

これ以前には、2014年7月、韓国のS&H Vina社がThach Thanh県Thanh Tam地区にS&H輸出縫製工場を設立する投資案件にタインホア省は許可をあたえている。

2014年10月にはViet Pan-Pacific Thanh Hoa社が同省Ngoc Lac地区にViet Pan-Pacific Thanh Hoa縫製工場を設立する案件にも投資許可を出している。この案件は投資総額850万米ドルで、年間600万点生産し、1330名を地元で雇用している。

 

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最終更新:2015年04月28日14:02

ベトナム:Vinatexがバクリウ省に700万ドルかけて縫製工場建設へ

ベトナム繊維公団(Vinatex)はメコンデルタのバクリウ省で縫製工場の建設を開始した。

工場はバクリウ市内のTra Kha工業団地内の4.2haの面積に建設され、年間500万点の生産規模を持つ。

総投資額は1500億ベトナム・ドン(約700万米ドル)以上で、2000名以上を採用する。

工場は2015年10月から稼働し、年間3000万米ドルの輸出を見込む。

 

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最終更新:2015年04月27日14:05

ベトナム:ジーンズ輸出、欧米向けは増える一方で、日本向けは大きく減少

ベトナムから2015年第1四半期のジーンズの輸出は数量208万点、金額1260万米ドルで、対2014年同期比で数量は49.6%増加したが、金額は20.7%減少している。現在、2年間で各国からベトナムへの生産がシフトし、2013年と2014年は輸出金額がそれぞれ17.5%と19%と増加した。この状況が今年も引き続き顕著になっている。2015年第2四半期における輸出金額は2630万米ドルで、対2014年同期比で30%増となると見られる。

2015年年初2ヶ月間における、対2014年同期比で米国とEU向けのジーンズの輸出は増加したが、日本へのジーンズの輸出は減少している。

例えば、2015年年初2ヶ月間における米国へのジーンズの輸出は対2014年同期比で、数量60.2%増、金額19.9%増で、数量93万8800点、金額575万USDとなり、ジーンズの総輸出額の70.4%を占めた。2015年3月では労働者市場の成長はわずかだが、他の国比べて米国経済は大きく回復している。2015年第1四半期における新規求人雇用が28万7000件に昇り、失業率は5.5%まで下がり、リーマン・ショック以前の2008年5月以降で最低水準となる一方で、この数カ月間労働者の給料はアップしている。2015年3月では新規求人雇用が14万2000件に昇り、サービス産業の分野も活況を帯びている。2015年第1四半期には、米国へのこの製品の輸出はさらに成長とすると予想される。

ベトナムから2015年2ヶ月の EUへのジーンズの輸出数量は約17万7300点、輸出金額は103万USD に達し、対2014年同期比で、輸出数量は53.8%増、輸出金額は54.8%増となった。対2014年同期比で、ドイツ135.5%増、デンマーク664.4%増という一部の市場から輸出金額の増大によるものである。

現在、原油価格下落とユーロの切り下げにより、EU市場の経済は、高成長段階に向かっている。最新報告書によると、ユーロ圏の経済活動は長期停滞の後で回復しており、とくに消費支出が伸びている。経済状況について一つの明るい兆しが2015年1月のユーロ圏の小売売上高が対前月比で1.1%増となった。ユーロスタットによると、この数字は2013年5月以降で最大の伸びを記録した。この数字はまた、予想を0.2%上回り、2014年同期比で3.7%増加、2005年8月以降で最高となった。消費支出はユーロ圏の経済成長に不可欠の基本要素で、実際このデータは大きく安定的に伸びており、4ヶ月連続して伸びたのは2000年以降で初めてで、積極的な兆しである。ユーロの切り下げで人々や企業の信用を獲得し、2015年2月のEU経済は7ヶ月間で最も大きく成長した。特に、2014年4月以降で初めて、ドイツ、フランス、イタリア、スペインの4大経済圏が、同時に経済活動を伸ばした。こうした積極的な兆しから、今後、この市場へのこの製品の輸出はさらに成長とすると見られる。

経済危機により、ベトナムから日本へのジーンズの輸出数量は3万7700点、輸出金額は7910万USD で、対2014年同期比で、数量、金額ともに74.8%、79.1%と大きく減少した。

一方、ベトナムから他の市場へのジーンズの輸出は大きく成長し、対前年同期比でメキシコ249.2%増、シンガポール1,198%増、マレーシア424.8%増となった。

 

2015年第1四半期のベトナムからのジーンズの輸出価格は、対前年同期比で19.4%下降、FOB価格6.07米ドルである。

2015年2ヶ月のアメリカ向けのジーンズの輸出価格は、対前年同期比で25.1%下降し、FOB価格6.12米ドルである。2015年2月単月では、この市場向けの輸出価格は、FOB価格は5.63米ドルで、対前月比で13.5%下降、対昨年同期比で36%下降している。

2015年2ヶ月の日本向けのジーンズの輸出価格は、対2014年同期比で、17.1%下降し、FOB価格8.32米ドルである。2015年2月単月では、この市場向けの輸出価格は、FOB価格は7.3米ドルで、対前月比で14.8%下降、対昨年同期比で32.4%下降している。

さらに、2015年2ヶ月のEU市場向けのジーンズの輸出価格は、対2014年同期比で、0.7%やや上昇し、FOB価格5.82米ドルである。そのうち、デンマーク29.9%上昇、イギリス7.3%上昇、フランス15.9%上昇などとなっている。

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最終更新:2015年04月27日06:01

ベトナム:2015年3月31日から2015年4月8日までの繊維輸入実績例

今週、各市場からの綿輸入価格は対前週比で下降したが、1,441-1,660USD/tで推移している。具体的には、コートジボワールからの綿輸入価格は、対前週比0.8%下降し、1,550USD/tである。インドからの綿輸入価格は、対前週比4.5%下降し、1,441USD/tである。米国からの綿輸入価格は、対前週比5.4%下降し、1,602USD/tである。中国からの綿輸入価格は、対前週比9.4%下降し、1,602USD/tである。2014年同期と比較すると、これらの市場から綿輸入価格は12.2~27.9%下降した。他の市場からの綿輸入価格はブラジル1,620USD/t、スイス1,514USD/t、マリ1,660USD/t、イギリス1,523USD/t、オランダ1,566USD/t、フランス1,575USD/t、香港1,496USD/t、リヒテンシュタイン1,620USD/t、ドイツ1,525USD/t、日本1,635USD/tである。

 

各市場からのポリエステル糸(コード:54023300)の輸入価格は対前週比で逆行し、0.98~7.05USD/kgで推移している。そのうち、台湾からの輸入価格は、対前週比5.3%上昇し、1.62USD/kgである。韓国からの輸入価格は、対前週比7.2%上昇し、2.0USD/kgである。マレーシアからの輸入価格は、対前週比15.1%上昇し、1.14USD/kgである。中国からの輸入価格は、対前週比19.7%下降し、1.21USD/kgである。これらの各市場からの綿輸入価格は昨年同期比で15~30.7%下降した。他の市場から綿輸入価格は、タイ2.5USD/kg、スイス1.5USD/kg、インド2.12 USD/kg、インドネシア1.26USD/kgである。

 

綿100%、生地巾72inch(コード:60062200)の中国からの輸入価格は2.15USD/ydで、香港からの輸入価格は2.72USD/yd(CIFカットライ(HCMC))である。

ナイロン100%、生地巾50/60inch(コード:54076100)の中国からの輸入価格は3.5USD/ydで、香港からの輸入価格は3.80USD/yd(CIFハノイ)である。

ポリエステル100%、58inch(コード:54075200)の中国からの輸入価格は0.69USD/ydで、台湾からの輸入価格は2.12USD/yd(C&Fカットライ(HCMC))である。

ポリエステル96%、スパンデックス4% 58/60inch (コード:60041090)の中国からの輸入価格は1.65USD/ydで、韓国からの輸入価格は2.76USD/yd(CIFカットライ(HCMC))である。

 

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最終更新:2015年04月26日06:00

ベトナム:タイ族のファッション、ユニークな藍染め

タイ族の女性はたいてい藍染めの綿織物を使用する。従ってタイ族が着る衣服の色は、その多くが藍色だ。女性はまた頭飾りを被ったり、5つボタンの民族衣装を着用したりする。この衣装を着るときには、腰紐を結び、ネックレスやブレスレットのような銀のアクセサリーを身に着ける。

タイ族の民族衣装には、模様はほとんどない藍染の綿が使われる。錦織がいつタイ族の生活の一部となったのかについては、だれも確かなことは知らない。だがタイ族が織る美しく鮮やかな錦織は遠い昔から人々に知られている。

錦織に使われる主な糸は、藍染の綿糸や絹糸である。今日では、絹の価格が高いことから、ウールが代替として使用されている。錦織の工程は、完全に手作業である。鮮やかで美しい錦の織物はどれも、タイ族の女性による職人技と忍耐の賜物なのである。こうした織物は、掛け布団や赤ちゃんの抱っこ紐、敷布、また特に民族衣装などを作るのに使用される。

タイ族の男性の民族衣装には、一般的な一揃えとして、ヒダのないズボンや、5つボタンで襟首の立ったシャツなどが挙げられる。また別のデザインのシャツもあり、このシャツは丈が長く、前身頃の長さは男性の膝丈ほどもある。男性はまた4つボタンのシャツを着用することもあり、このシャツは、ボタンや襟の低い丸首、前身頃の2つのポケットなど、細部のデザインが際立っている。祭事など特別な日に、タイ族の男性は白いシャツを着ることが多く、こうした理由から彼らはよく白タイ族と呼ばれている。またこれによって通常藍色のシャツを着るヌン族との違いを明らかにしている。

一方、タイ族の女性の伝統的な衣装は、5つボタンの上衣に長ズボンである。そして腰紐を結び、頭飾りを被って、麻布の履物を履く。腰紐は単色に染められた長い綿布で、この色が衣装全体を優雅に見せている。特別な日には、上衣の下に白いシャツも着用する。以前はタイ族の女性もこうした民族衣装を頻繁に着たものだが、今日ではズボンの方が好まれている。女性用のズボンは、基本的に男性用と同じデザインである。頭飾りについては、ベト族の女性が被るものとかなり似ている。

タイ族は、自らの衣服にあまり刺繍や装飾を施さない。主に藍染の布地を使い、白いシャツを上衣や上着の下に着用する。そしてこの2点が、タイ族のファッションにおける最もユニークな特徴である。だが錦織に関しては、タイ族だけの独自の模様を編み出している。掛け布団や祭壇を覆う布では、織物の模様に天国や地球(掛け布団にはさらに縁飾りが施されている)、神々を守るさまざまな人など宗教に関する内容や、普段の生活を描写した植物や動物などを描くことが多い。四角形や長方形の形をした模様では、これらの形は正確に上部と下部に分けられている。これらの模様は、最も広く知られた特徴とされており、この特徴はタイ族の織物でしか目にすることができない。

 

◁ タイ族 ▷

ベトナムの人口の大多数を占めるベト族に次ぐ第2の民族で、国内に約170万人が暮らしている。そのほとんどが、カオバン省、ランソン省、バッカン省、タイグエン省、クアンニン省などベトナム北部に集中している。

タイ族の村は通常、山の麓にあり、村の名前は山や原野、川などにちなんで名付けられることが多い。それぞれの川の周辺には約15~20世帯が生活している。タイ族は肥沃な土地に住み、ほとんどの場合、米の栽培を中心に農業を営んでいる。

 

原文ページに写真あり

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最終更新:2015年04月24日05:53

ベトナム:第1四半期の繊維輸出額、予想を下回る

「税関(Hai Quan)」紙が報じたところによると、ベトナムの第1四半期の繊維製品輸出高は47億5000万米ドルに達したものの、業界の内部者はこの数字は予測を下回ったと話しているという。

昨年末、繊維業界は輸出高40億米ドル増の283億米ドルを目指し、2015年は20%増産することを想定していた。

ベトナム繊維協会のPham Xuan Hong副会長は、年末年始の輸出は好調となるのが常であるのに、今年の第1四半期の輸出は低調であったという。

多くの国内輸出業者も、今年の第1四半期の、特に中小企業からの輸出に明らかな落ち込みが見られると証言する。2割以上の落ち込みを報告する業者もある。

Ho Guom Garment Joint Stock Co. のPhi Ngoc Trinh副社長は、下げ幅は過去15年間で最大であると話す。

Hong副会長は、この落ち込みは米ドルに対してユーロが下落したことによるものと話す。

Hong副会長によると、ベトナムの縫製繊維製造業者の2割以上がヨーロッパ市場に製品を輸出している。対米ドルでユーロ安が進行したことで、ベトナムからの輸出が割高となり、結果競争力を下げることに繋がったという。

同様に、日本及びロシア向けの輸出も、為替変動により負の影響を受けているとHong副会長は話した。

加えて、国内の生産者は原材料価格や原材料調達に関する他の困難を抱えている。

これら困難を認めつつも、ホーチミン市縫製繊維刺繍編物協会のBui Trong Nguyen会長は、第2四半期にはヨーロッパの顧客が戻り、状況が改善すると予測していると話す。

Song Hong Garment Co. のVu Quang Tung氏は、輸出市場での損失を補填するため、同社は国内市場での販売に力を入れていると話す。

 

 

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最終更新:2015年04月23日06:02

ベトナム:下着縫製メーカーがインドとの提携協定を締結

インドの合成・レーヨン繊維輸出振興協議会(SRTEPC)は先週、下着製造業のAnh Khoa Production and Trading Company Ltd. との提携を発表した。

4月12日に閉幕したサイゴン繊維産業展示会(Saigon Tex)をSmita Pant在ホーチミンインド領事が訪問した際に覚書が交わされた。

この提携により、Anh Khoa社は合成・レーヨン繊維輸出振興協議会の会員から原材料を輸入することとなる。

Anh Khoa社のNgo Ngoc Hoa最高経営責任者によると、同社は当初インドから原材料を購入し、その後他分野における協力に拡大していく予定という。

初めてインド企業の参加を受け、Saigon Texはインド企業がベトナム企業との協力の可能性を探る機会となった。インド政府が昨年のNguyen Tan Dung首相の同国訪問の際に約束した通り、インドはベトナムの縫製繊維産業に3億米ドルの投資を計画している。

 

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最終更新:2015年04月22日14:01

ベトナム:「原糸基準」が繊維産業への投資を加速

ベトナムでは繊維企業の85%が海外企業と業務委託契約を結んでいるが、環太平洋経済連携協定(TPP)が実現すれば、こうした状況は変わるものと期待されている。

Century Synthetic Fiber Corporation(CSFC)社は、昨年12月に500万株を無事発行できたことから、今年6月には株式取引所へ上場することを決定した。CSFC社は、株式市場に上場している数少ない繊維メーカーの1つである。最終製品のユーザーのみならず繊維メーカーもまた、同社の顧客である。

Thanh Cong Joint Stock Co(TCM)社もまた、株式取引所へ上場している繊維メーカーだ。だがTCM社の主要製品は衣料品であり、繊維の生産は、閉鎖した生産ラインを最大限に活用するためだけに行っている。

ベトナムにはCSFC社のような企業はほとんどいない。だがこうした状況は、TPPが締結されれば、近い将来変わる可能性がある。TPPでは、繊維産業に対して「原糸基準」の原則が採用されることになっている。

同原則の下では、優遇税率は、TPP加盟国で調達した繊維で作られた製品に適用される。つまりベトナムが今後も中国から輸入した原材料を使い続けるのであれば、ベトナム製の製品には優遇税率が適用されないということである。

アナリストの話では、これらの状況を受けて、ベトナムは繊維産業への投資を開始しているという。例えばCSFC社は何年にもわたって、自社の生産規模を拡大してきた。同社工場では2000年に、4800トンの繊維を大量生産することに成功した。またこの生産量は、2015年の1年間で前年比24%増の4万1000トンにまで上ると期待されている。

同社は今後2年間で、Trang Bang Branchの工場に8900億ベトナム・ドンを投じる計画としている。

同社会長のDang Trieu Hoa氏は、3月末に開かれた株主総会で、生産は拡大したが、ほんの一部分の需要しか満たすことができていないと話した。

ベトナム繊維公団(Vinatex)もまた、繊維生産案件に投資することで拡大を図ってきた。

Vinatex は3月末、Que Son区で、1兆2000億ベトナム・ドンを投じた繊維・織物・染色・縫製を行う工場施設の案件を開始した。これらの施設のうち、2017年に稼働を予定している繊維工場では、年間5000トンの繊維の生産が見込まれている。

Vinatexのある上級管理者は、同社では、新たな開発期間において、51件のプロジェクトを展開する予定だと公表した。このうち14件は繊維案件で、生産された繊維は同社子会社に供給される。

ベトナム大手証券会社のFPT Securities社によれば、ベトナム繊維産業では、ほとんどの企業が支給された材料の加工を行うCMT型生産形態に従事しているという。原料を製造する紡績業に従事している企業はわずか6%だ。

TPP交渉参加国は2015年内の最終妥結を目指しており、締結も間近だ。2014年末までに、関係国は19回の交渉会合を開催してきたほか、高官会合、交渉責任者や閣僚レベルの会合など、その他多くの会合を開いてきた。

 

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最終更新:2015年04月22日06:01

ベトナム:タイとの協力でサプライチェーンを構築

ベトナムが今後数十年にわたって、アセアン域内で経済的に最も急成長を遂げる国になる可能性は非常に高い。こうした理由から、タイ企業はベトナムと手を組んで市場の最前線に立ちたいと考えている。

タイ衣料品製造業者協会(TGMA)はこのほど、ベトナム経済界の有力者らとともに、両国間のビジネス関係を模索し促進させるビジネス評議会を設立したと発表した。

同評議会の目的は、世界の国々との貿易拡大や投資において、これらを開始したりその先駆けとなったりすることに共通の関心を持った個人および組織の、実行可能で信頼性のあるサプライチェーン・ネットワークを構築することである。

同評議会が最初に着目したことの一つに、繊維・縫製産業を強化するための戦略が挙げられる。ベトナムは、戦略上の立地条件において、航路が活発という有利な要件を備えており、また労働力も若く勤勉である。こうした条件は、この戦略の前提条件として望ましいものである。

タイ国際貿易振興センターのMalinee Harnboonsong所長は、ベトナムが繊維・縫製産業など労働集約型の仕事に最適な場所とされることについては、中国と地理的に近いことや、対米輸出国としてアセアン加盟国内で第1位のポジションを獲得していることなども、その一因だと述べた。

また「特に重要なのは、アセアン経済共同体が発足する今年12月までの間に、ベトナムとタイが協力し合って繊維・縫製産業で連携する手段を見出すことです」とし、両国は互いをライバルとして見るのではなく、双方のビジネス界を活性化させたり、国民の社会福祉を推進したりすることにおいて共同で取り組むパートナーとして見るべきだと補足した。

同所長が指摘した両国がパートナーを組むことのメリットには、例えば、同センターの公式な統計によると、繊維産業の基本原料である繊維において、両国の二国間貿易の貿易額は昨年、2億7000万米ドルだったことなどが挙げられる。ベトナムは7600万米ドルの繊維をタイに輸出し、1億9400万米ドルの繊維をタイから輸入していた。

さらにベトナムが、環太平洋経済連携協定(TPP)の締結を間近に控えていることや、対米輸出国として第1位のポジションを獲得していることなどから、タイが自らをベトナムにとっての主要な供給国と位置付け、米市場でより効率的に競争しようとするのは、経済的にも極めて理にかなっていると強調した。

一方でTGMAのPhasiree Orawattanasrikul副会長は、タイ繊維・縫製産業の企業が望んでいるのは、合弁事業のような協力形態だと述べている。同副会長によれば、同産業で新たに法人を設立しようと考えている企業はほとんどないという。というのも、法人の設立は極めて複雑な上、費用もかかるからだ。従ってこれらの企業が望んでいるのは、取引関係を提携契約に基づいて規定した単純な合弁事業なのだと補足した。

ベトナム繊維協会(VITAS)のある代表は、自らの意見として、ベトナムとタイが合弁事業を実施すれば、それぞれの長所と弱点を補完し合う完璧な組み合わせになるだろうと述べ、「ベトナムには生産という強みがあり、タイには原材料の供給やデザインという強みがあります。それぞれの能力を合わせれば、結果として理想的な関係が生まれるでしょう」と話した。

同評議会はまた、自動車市場での協力関係も検討している。

タイ自動車研究所(TAI)のVichai Jirathiyut所長は、このほど開催されたホーチミン市での会議で、両国の自動車産業は、互いに競合するのではなく、共に発展するために協力し合うべきだと提案した。

ベトナム自動車産業は昨年、堅調な伸びを示し、販売台数が35%増の12万台に上った。同産業は、売上を急増させるだけのしっかりとした基盤を築いている。

Jirathiyut所長によると、ベトナム自動車産業は今後20年にわたって、東南アジアで最も急成長を遂げる可能性があるという。

同所長は、自らの仮説において、ベトナム自動車産業では2020年までに年間22万台の生産が可能になり、35年までには年間150万台の生産が可能になるとしている。

この仮説には、自動車産業関係者らによる多くの否定的な意見が寄せられた。当然ながらこの仮説によってJirathiyut所長の見解を鵜呑みにすることはないが、しかし産業発展のチャンスがあれば、ベトナムはそのチャンスを逃すべきではないだろう。

つまり、新たなビジネス・アイデアをブレインストーミングしたり模索したりすることや、ベトナムとタイによる利益や努力の相乗効果を見出すことが、この新たに設立された評議会の目的にほかならないということなのである。

 

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最終更新:2015年04月21日06:00

ベトナム:縫製・履物産業、改善望まれる中小企業のサプライチェーン・マネジメント

ベトナム国内外の専門家はこのほど、ホーチミン市で行われたセミナーで、縫製産業や履物産業など主要産業に従事している中小企業は、サプライチェーン・マネジメント能力を向上させ、製品の付加価値を上げるべきだと話した。

同専門家らは14日、サプライチェーン養成トレーニングおよび縫製・履物産業についてのセミナーで、ベトナムには、すでに締結した、あるいは締結間近の各種貿易協定があるが、こうした諸外国や経済圏との貿易協定によって、中小企業のサプライチェーン・マネジメント能力は向上し、競争力が養われるのだと述べた。

米国アセアン・ビジネス評議会(USABC)と米国国際開発庁(USAID)の共催による同セミナーは、ベトナム、ミャンマーおよびカンボジアにおける縫製・履物産業の中小企業30社を対象に、これらの企業が今後、統合や発展のチャンスをつかめるよう実施されたもので、一連の活動の中でも初めての活動となる。

USABCによると、東南アジアで縫製産業および履物産業に従事している企業の98%は中小企業で、これらの企業は各国の利益に大きく貢献しているという。

UPS社ベトナム地域マネジャーのJeff McLean氏は「アセアン地域において、中小企業の数は全体の約96%を占めており、世界GDPにも大いに貢献しています。中小企業による利益は、同地域の重要な経済基盤です。というのも、中小企業は今後、必要なツールや資金さえ与えられれば、世界の貿易において中核をなすビジネスパートナーとなるからです」と話した。

だがこうした中小企業は、世界市場やアセアン市場に積極的に参入しておらず、未だグローバル・バリューチェーンでの明確な役割を果たしていない。

「ASEAN」とは「東南アジア諸国連合(Association of Southeast Asian Nations)」を意味する、10カ国(インドネシア・マレーシア・フィリピン・シンガポール・タイ・ブルネイ・カンボジア・ラオス・ミャンマー・ベトナム)から成る政治・経済圏である。

世界経済の統合をテーマに、同セミナーで公表されたレポートによると、過去に完璧な製品を生み出したことのある企業が、今後も同じように完璧な製品を生み出すとは限らないという。だがグローバル・バリューチェーンの一部となるさまざまな付加価値をある程度加えるよう取り組みさえすれば、優れた製品を生み出すことができるとしている。

従って各国の企業は、世界経済の発展に効率的に対応できるよう、新たな基準やこれまでにないツールを利用すべきである。こうした基準やツールを採用することで、企業は今後、サプライチェーン・マネジメントに柔軟に対応できるようになるからだ。

セミナーでは、ある世界の大手アパレル企業も講演し、サプライチェーン・マネジメントを改善するには、創造力や新しい考えを常に持ち続けなければならないと述べた。またその根底にあるのは、製品の品質を保証すること、配送の信頼性を保つこと、競争力のある価格に設定すること、持続可能な基準を構築することだと述べた。

UPS Asia Pacific社、東南アジア地区担当のJim O'Gara社長は、「世界経済は徐々に上向きになっています。これにより、アセアン地域の中小企業にも次から次へとチャンスがもたらされるでしょう」と話し、「経営者らはこの先、価格のみならず、いかに迅速に対応するか、あるいはいかに速くサービスを提供するかといった能力でも勝負することになるでしょう」と補足した。

USA IDおよびUSABCは昨年3月4日、「競争の激しい中小企業のための米国アセアン・ビジネス同盟(U.S.-ASEAN Business Alliance for Competitive Small- and Medium-Sized Enterprises)」の合意に関する覚書に調印した。この同盟では、USAIDと米大手企業の取り組みを一体化させて、アセアン地域の中小企業の能力を開発し、その競争力を高めることを目的としている。

またトレーニング・プログラムや指導の機会も取り入れている。さらにクラウド技術を利用して5つの主要な分野(資金調達・域内市場および国際市場へのアクセス・人材開発・情報サービスおよびアドバイザリー・サービスの利用・テクノロジーおよびイノベーションの利用)において中小企業を支援している。

USAIDによると、アセアン経済を支えているのは中小企業であり、これらが全企業の約96%を占めているという。またほとんどのアセアン加盟国では、全雇用の50~95%が中小企業による雇用だという。またアセアン地域の中小企業の能力や可能性を高めようと介入を図ることは最も影響力のあることだとし、それによって同地域の成長を加速させ、アセアン経済共同体に利益をもたらすことができるとしている。

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最終更新:2015年04月20日06:00

ベトナム:2015年3月24日から2015年4月1日までの繊維輸入実績例

今週、各市場からの綿輸入価格は対前週比で逆行したが、1,430-2,045USD/tで推移している。具体的には、米国からの綿輸入価格は、対前週比0.9%下降し、1,693USD/tである。ブラジルからの綿輸入価格は、対前週比3.3%下降し、1,488USD/tである。但し、セネガルからの綿輸入価格は、対前週比0.3%上昇し、1,586USD/tである。マレーシアからの綿輸入価格は、対前週比1.6%上昇し、1,587USD/tである。インドからの綿輸入価格は、対前週比3.2%上昇し、1,509USD/tである。ベニンからの綿輸入価格は、対前週比5%上昇し、1,576USD/tである。オーストリアとコートジボワールからの綿輸入価格は、対前週比変わらず、それぞれ1,562 USD/t、2,045 USD/tである。2014年同期と比較すると、これらの市場から綿輸入価格は19.7~28.7%下降した。他の市場からの綿輸入価格はカメルーン1,499USD/t、インドネシア1,430USD/t、中国1,830USD/tである。

 

各市場からのポリエステル糸(コード:54023300)の輸入価格は対前週比で下降し、0.61~8.9USD/kgで推移している。そのうち、中国からの輸入価格は、対前週比1.6%下降し、1.51USD/kgである。インドネシアからの輸入価格は、対前週比3.3%下降し、0.86USD/kgである。マレーシアからの輸入価格は、対前週比4.7%下降し、0.99USD/kgである。インド、韓国、台湾からの輸入価格は、対前週比30%以上下降し、0.61~1.87USD/kgで推移している。タイからの輸入価格は、対前週比24.2%下降し、1.8USD/kgである。これらの各市場からの綿輸入価格は昨年同期比で1.5~1.8%下降した。他の市場から綿輸入価格は、香港8.9USD/kg、日本3.67USD/kgである。

 

綿100%、生地巾58/60inch(コード:52083900)のインドからの輸入価格は2.57USD/ydで、韓国からの輸入価格は5.7USD/yd(CIFカットライ(HCMC))である。

ナイロン100%、生地巾150/152inch(コード:54071090)の台湾からの輸入価格は2.9USD/ydで、中国からの輸入価格は3.23USD/yd(CIFカットライ(HCMC))である。

ポリエステル100%、57/58inch(コード:55159990)の韓国からの輸入価格は2.45USD/ydで、中国からの輸入価格は2.81USD/yd(CIFカットライ(HCMC))である。

ナイロン95%、スパンデックス5% (コード:60041090)の中国からの輸入価格は1.78USD/ydで、韓国からの輸入価格は2.15USD/yd(CIFタンソンニャット空港(HCMC))である。

 

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最終更新:2015年04月19日06:01

ベトナム:Vinatex、一貫したサプライチェーンの構築に奮闘

ベトナム政府は、自国の繊維・縫製産業を支援する動きを一層強めており、今後締結を予定している各国とのさまざまな自由貿易協定において、同産業が、またとないチャンスを効果的に利用できるよう手助けしている。

今月初め、Vinatex International Joint Stock Company(VTJ)社とそのパートナー企業である日本のToms Limited社が、中部クアンチ省Hai Lang地区に繊維・染色・縫製工場を建設する合弁契約を結んだ。VTJ社は、ベトナム国営大手であるベトナム繊維公団(Vinatex)の子会社である。

Dien Sanh工業団地に建設中の同工場では今後、Toms Limited社の主力製品である高伸縮性のTシャツを製造していく。同工場では一貫生産システムを取り入れるとしており、これにより製造の第一段階から最終段階までをすべて管理できるようになる。

投資額合計1200万ドルのこのプロジェクトは、ニット繊維の年間生産能力が2500トンの繊維染色工場、年間に約1000万着を生産する縫製工場、および1日に1200立法メートルの排水を処理する排水処理工場の3件の施設で構成されている。

Vinatex副社長でVTJ社社長のDang Vu Hung氏によると、同プロジェクトは、稼働後、ベトナム中部で最先端のニットウェア製造拠点になるという。

これらの施設は、年内に竣工し、稼働を開始する予定となっている。また収益は当初800万ドルを見込んでいるが、2017年には4000万ドルにまで達する見通しだ。

VinatexのLe Tien Truong社長は、海外パートナーが確立した安定市場をフル活用して、自社とパートナー企業が持つそれぞれの「強み」を合わせれば、こうした合弁事業はより円滑に進められるものだと述べた。

今回、VTJ社のパートナーとなったToms Limited社は日本の大手アパレルメーカーで、Tシャツ、ポロシャツ、スウェットシャツ、ブルゾンやユニフォームなどの製造を専門としている。同社の営業所は日本中に広がり、国内の小売網は、北は北海道、南は九州にまで及んでいる。同社はまた、一貫生産システムを取り入れた100%内資系の工場を日本に設立し、年間2億ドルの収益を上げている。

Toms社との提携以前にも、Vinatexは、日本の伊藤忠商事と、新たな一連のプロジェクトを実施する包括協定を結んでいる。ベトナムで繊維染色および原材料の供給を行う同プロジェクトでは、今後5年の間に6000万ドルの収益を生み出し、かつプロジェクトが実施される土地では何千もの雇用を創出するものと予測されている。

クアンチ省の繊維・染色・縫製工場の発表後も、Vinatexは、タイビン省やナムディン省といった北部地域を念頭に、一貫生産システムを取り入れた合弁事業を拡大しようとしていると伝えられている。こうした合弁事業では、ベトナムのマーケット・ポテンシャルを引き出すために、海外パートナーとの協力による運転資金の調達計画を立てる。

 

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最終更新:2015年04月17日06:01

ベトナム:インド繊維産業、「ベトナムは協力国であり競合国ではない」

インド合成繊維輸出促進協議会(SRTEPC)によると、インドとベトナムの繊維・アパレル産業は、事実上は競合しているが、それ以上に補完し合っており、こうした協力関係は結果として、双方にメリットのある状況を生み出しているという。

SRTEPCのSrijib Roy会長は、「インドは、ポリエステルフィラメント糸、ビスコースフィラメント糸、および綿では、世界第2位の生産国です。またビスコーススフ織物では世界第4位、アクリルスフ織物では世界第6位の生産国となっています」と話した。

一方ベトナムでは、衣料品および繊維製品の輸出において目覚ましい成長を遂げているが、原材料においては輸入に大きく依存している。

ベトナムは、2013年4月から14年3月の会計年度において、約4億4000万ドルの繊維製品をインドから輸入した。主な品目としては、ポリエステルビスコース繊維や合成繊維、ポリエステルウール繊維、ポリエステルフィラメント糸などが挙げられる。

インドによる合成繊維の対ベトナム輸出額は、2009年に3600万ドルだったものが、14年には146%増の8909万ドルにまで上った。

ベトナムは、繊維製品の調達を、主に中国など他国からの輸入に頼っている。こうした理由からもインドとベトナムは、協力関係を結ぶことで互いに利益を得ることができると考えられる。というのも、インドは新たな市場を獲得することができ、ベトナムは原材料の調達先を分散させることができるからだ。

SRTEPCの元理事長、Vinod K. Ladia氏の話では、ベトナム製の衣料品は、人口約12億というインドの巨大市場にも輸出されているという。同時にインドには若者が多く、こうした若者たちはおしゃれなデザインやモダンなファッションを求めていると話した。さらにインドは、ホーチミン市近郊に同国初の繊維工業団地を開発して、ベトナムのアパレルメーカーのために原材料や、ベトナムでは生産されていない繊維製品を製造しようと検討中だと述べた。

 

インド主催の見本市

ベトナム企業との協力関係を促進する取り組みの一環として、SRTEPCは今月9~12日、タンビン国際展示センターで「インド・テキスタイル展示会」を開催した。

同見本市の目的は、ベトナムのメーカーに、出展者であるインドの大手繊維メーカー21社が製造した合成繊維やレーヨン、混紡製品などを目にする機会を提供することだった。これら大手メーカーには、Raymond Ltd社、RSWM Ltd社、Sutlej Textile & Industries Ltd社などが挙げられる。

Roy会長は「インドでは、ロットの大小にかかわらず、繊維を生産することができます。品質も発注者の要求通りですし、価格も安価です」と述べ、「インドはベトナムにとって競合国ではありません。むしろ協力国です。この相助関係を最大限に活用すれば、双方にとってメリットのある状況が生まれるでしょう」と続けた。

インド繊維産業の年間生産高は約1000億ドルで、このうち輸出高は約400億ドルである。インドの合成繊維や合繊製品は現在、約140カ国に輸出されている。また合繊製品の最大の輸出先は、極めて洗練された品質にもこだわりのある欧州連合(EU)で、全輸出の28%を占めている。

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最終更新:2015年04月16日14:17

ベトナム:VingroupがスーパーマーケットチェーンVinatexMartを買収

ベトナムの大手不動産会社Vingroupが所有するVinmart Supermarket Joint Stock CompanyはスーパーマーケットチェーンであるVinatexMartの全株式の取得契約を締結した。

ベトナムの国営企業であるベトナム縫製公団(Vinatex)の傘下企業VinatexMartは、全国26の市・省に58店舗を展開している。

VinatexMartではアパレル、生鮮食品、化粧品、家庭用電化製品等の5つの主要部門で6万製品を取り扱っている。

VingroupのDuong Thi Mai Hoa社長は、ベトナムの小売市場は長期的な将来性が高く魅力的であり、近年海外資本の小売業者も参入を始めていると話す。

VinatexMartの買収は、2017年までにスーパーマーケット100店舗、コンビニエンスストア1000店舗を開業するというVingroupの目標達成のための第一歩となるとHoa社長は話した。

VinMartは現在までにニンビン省に加え、ハノイ市、ホーチミン市、クアンニン省、ハイズオン省等にスーパーマーケット14店舗とコンビニエンスストア23店舗を展開している。

Vingroupは昨年のベトナム繊維公団の新規株式公開の際に、株式の10%を取得している。VinatexMartの売却は、アパレル複合企業であるVinatexの再編計画の一環である。

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最終更新:2015年04月16日12:34

ベトナム:海外投資家はアパレル生産での進出に向け奔走中

今後数カ月間で、ベトナム中部に海外直接投資による複数の縫製分野の事業が始動する。

主要事業としては、Delta Galil繊維染色・縫製工場やOnewoo縫製工場、Tam Thang繊維縫製・染色工場等が挙げられる。

イスラエルに本社を置くアパレル製造・流通企業であるDelta Galil Industries Ltd. は第2四半期中のベトナムDelta Galil繊維染色・縫製工場の建設開始を目指し、手続きを進めている。

1月に、ビンディン省人民委員会はDelta Galil Industries Ltd.が1万8000平方米の敷地に1300万米ドルの総投資額で工場を建設することを承認した。現在、敷地の整地が完了し基本デザインの段階にあり、工事を進める準備は整っている。

操業開始後、数年後には工場の年間収益は1100万米ドルに達すると予想されている。操業体制、生産、事業活動のさらなる強化と将来の拡張ののちには、年間収益は3000万米ドル、年間生産量130万点相当になると想定されている。

世界でも主導的なアパレル生産流通企業として、Delta Galil Industries Ltdは現在、Wilson、Maidenform、Tommy Hilfigerといった有名ブランドの製品を販売している。また、Calvin KleinやNike、Hugo Boss、Victoria’s Secret等の高級ブランド製品も販売している。

3月末、複数の縫製繊維分野の事業が投資許可を取得した。そのうち2件は韓国資本の事業で、Onewoo縫製工場は登録資本金600万米ドル、PanKo Tam Thang Companyが出資するTam Thang繊維縫製・染色工場は3000万米ドルの投資額となっている。

別の100%韓国企業であるPoong Vina CompanyはAnn Taylor、C.W.C、Talbots等の有名ブランドのアパレル製品の生産、外注業務を行っているが、400万米ドルを投資し、ビンズン省に同社5件目となる工場の建設を計画している。

ベトナム繊維アパレル協会によると、海外投資家は環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)による利益を見込んでベトナム縫製産業への投資を増加しつつある。TPP発効後は、関税なしで米国市場に輸出できるため、ベトナムの縫製産業は大きな利益を得ることとなる。

 

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最終更新:2015年04月15日14:00

ベトナム:韓国へのショートパンツの輸出、急増中

統計データによると、2015年第1四半期における、ショートパンツの輸出数量は約7460万点以上で、輸出金額は3億3880万米ドルに達し、対2014年同期比で、輸出数量は15.3%増、輸出金額は12.7%増となった。大多数の企業は2015年第2四半期末までの注文を持っており、対2014年同期比で輸出金額は280億~284億米ドル、輸出数量16%増という繊維業界の2015年の輸出目標実現が現実味を帯びている。さらにはTTPやFTAなどの妥結が他国からベトナムへの繊維生産のシフトを勢いづかせている。予測では、2015年第2四半期の輸出金額は2億1500万米ドルで、対昨年同期比で15%増加すると見られている。

2015年年初2ヶ月間では、主な市場へのショートパンツの輸出は対昨年同期比でやや増加し、1.6%~7.2%で推移している。

具体的には、2015年年初2ヶ月間では、米国が最大の輸出市場で、米国へのショートパンツの輸出数量は約3450万点以上で、輸出金額は1億3250万米ドルに達し、対2014年同期比で、輸出数量は15.7%増、輸出金額は1.6%増、この品目の総輸出額の65%を占めた。

ベトナムからEU市場へのショートパンツの輸出数量は484万点、金額2970万米ドルで、対2014年同期比で、数量6.6%減、金額3.4%増加している。そのうち、EU加盟国の中で一部の国向けのショートパンツの輸出が対昨年同期比で大きく伸びている。たとえば、対2014年同期比で、ベルギー6.2%増、ドイツ35.4%増、イギリス40.2%増、オランダ29.8%増、デンマーク17.8%増などである。EU市場は今後も引き続きベトナムの主要市場であると目されており、需要の大きさと、ベトナム-EU自由貿易協定(FTA)妥結による輸入関税12%の撤廃で、ベトナムからEU市場への輸出競争力は高まる。

日本へのショートパンツの輸出数量は121万点、金額828万米ドルで、対2014年同期比で、数量16.1%、金額7.2%増加している。日本の回復は急速に進み、工業生産は順調に伸び、労働者市場も改善している。予測では、将来日本へのショートパンツの輸出額はさらに成長すると予測される。

注目すべきは韓国へのショートパンツで、輸出数量は82.5万点、金額752万米ドルで、対2014年同期比で、数量18%、金額54.3%増加している。

一方で、各企業は他の市場向け輸出を強化している。対2014年同期比で、チリ2,738%増、アルゼンチン129.3%増、ノルウェー83.2 %増、ウルグアイ249.2%増となった。

 

2015年第1四半期における、ショートパンツの輸出価格は、対2014年同期比で、2.3%とやや下降し、FOB単価4.54米ドルである。

2015年年初2ヶ月間では、米国へのショートパンツの輸出額は、対2014年同期比で、12.1%と下降し、FOB単価3.84米ドルである。2015年2月単月では、米国市場向けの輸出価格は、対前月比で12.5%上昇し、対2014年同期比では4.1%上昇し、FOB単価4.12米ドルである。

2015年年初2ヶ月間では、日本へのショートパンツの輸出価格は、対2014年同期比で、7.7%下降し、FOB単価6.82米ドルである。 2015年2月単月では、日本市場向けの輸出価格は、対前月比で5.9%やや下降したが、対2014年同期比では3.8%下降し、FOB単価6.82米ドルである。

2015年年初2ヶ月間では、スペインへのショートパンツの輸出価格は、対2014年同期比で、1.8%上昇し、FOB単価5.18米ドルである。2015年2月単月では、スペイン市場向けの輸出価格は、対前月比で10.7%下降したが、対2014年同期比では21.9%上昇し、FOB単価4.88米ドルである。

 

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最終更新:2015年04月15日05:58

ベトナム:製靴業界には支援が必要

ホーチミン市のベトナム資本の履物工場のほとんどで、独自の原材料供給源を開発することはまだまだ容易ではない。

革製品・靴の原材料は主に中国本土、台湾、韓国から輸入されている。

近年、数社の製靴企業が自社用の原材料生産を開始したが、それらは主に外底、リング、ボタン、バックルや箱に限られている。

皮革や合成皮革といった主要素材はいまだ輸入されている。ベトナム国内の皮革産業には国内での需要に対応するだけの生産ができないか、品質が要求基準に満たないといった問題があるのだ。

商工省の工業政策戦略研究所は昨年、ホーチミン市の製靴周辺産業における国内生産比率についての調査を行った。

大人用皮革製靴周辺製品の国内生産比率はおそよ38%であった。

ホーチミン市皮革製靴協会のNgyen Van Khanh会長によると、ほとんどのベトナム企業は中小企業であり、資本に限りがあるため原材料生産にまで投資することは難しいという。

ベトナムにはおよそ10社の革なめし企業があるが、これら企業の生産分は国内市場の需要を満たす分しかないとKhanh会長は言う。

廃棄物に関する明確な基準がないことも皮革分野の発展を妨げてきた。ベトナム政府がいくら皮革分野を奨励しても、海外企業はこの基準の欠如に二の足を踏んだとKhanh会長は話す。

EU、米国、ASEANとの自由貿易協定が発行する2015年は製靴産業にとって画期的な年となりうると専門家は話す。

しかし、多くの製靴業者は、こうした大きなチャンスにもかかわらず、製靴企業は結局それら海外市場向けの契約で求められる高い要求水準を満たすために苦戦することになるであろうと言う。

環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)は特に厳密なガイドラインがあり、完全に恩恵を享受するためには、ベトナム企業は国産原材料、または他のTPP加盟国から輸入された原材料を利用する必要がある。

Viet A Chauサービス商業生産会社のNguyen Van Thinh最高責任者は、海外企業と比較すると、国内企業は資本、技術、人材の面で劣るため、ベトナム政府が税、土地、行政手続きの面で国内企業への優遇政策を講じることを希望すると話す。

そうした優遇政策がなければ、国内企業は競争に参加することができないだろう、とThinh最高責任者は付け加えた。

 

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最終更新:2015年04月13日14:00

ベトナム:2015年3月17日から2015年3月25日までの繊維輸入実績例

今週、各市場からの綿輸入価格は対前週比で逆行したが、1,248-2,045USD/tで推移している。具体的には、インドからの綿輸入価格は、対前週比0.9%上昇し、1,462USD/tである。米国からの綿輸入価格は、対前週比3.9%上昇し、1,707USD/tである。但し、ブラジルからの綿輸入価格は、対前週比3.8%下降し、1,539USD/tである。パキスタンからの綿輸入価格は、対前週比8.7%下降し、1,248USD/tである。

2014年同期と比較すると、これらの市場から綿輸入価格は20.9~26.3%下降した。他の市場からの綿輸入価格はベニン1,501USD/t、コートジボワール1,561USD/t、トーゴ1,635USD/t、セネガル1,581USD/t、アルゼンチン1,520 USD/t、メキシコ1,455USD/t、マレーシア1,563USD/t、オーストラリア2,045USD/tである。

 

各市場からのポリエステル糸(コード:54023300)の輸入価格は対前週比でやや上昇し、0.89~7.45USD/kgで推移している。そのうち、中国からの輸入価格は、対前週比4.3%上昇し、1.53USD/kgである。マレーシアからの輸入価格は、対前週比0.5%上昇し、1.04USD/kgである。台湾からの輸入価格は、対前週比15.2%上昇し、2.22USD/kgである。

昨年同期比でこれらの各市場からの綿輸入価格は5.0~19.5%下降した。他の市場から綿輸入価格はインドネシア及びインド0.89USD/kg、韓国2.81USD/kg、タイ2.37USD/kg、日本4.96USD/kg、香港7.45 USD/kgである。

 

ナイロン100%、57/59inch(コード:5512990)の中国からの輸入価格は1.16USD/ydで、韓国からの輸入価格は2.45USD/yd(CIFハイフォン)である。

綿100%、生地巾61/62inch(コード:52091900)の香港からの輸入価格は1.85USD/ydで、中国からの輸入価格は2.01USD/yd(CIFカットライ(HCMC))である。

ポリエステル65%、綿35%、58/60inch(コード:54078200)の台湾からの輸入価格は1.34USD/ydで、中国からの輸入価格は1.6USD/yd(CIFハイフォン)である。

ポリエステル95%、スパンデックス5%、生地巾58/60inch(コード:6006220)の中国からの輸入価格は2.02USD/ydで、韓国からの輸入価格は2.45USD/yd(CIFカットライ(HCMC))である。

ポリエステル100%、58/60inch(コード:55121900)の韓国からの輸入価格は1.12USD/ydで、中国からの輸入価格は1.39USD/yd(CIFカットライ(HCMC))である。

 

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最終更新:2015年04月12日08:51

ベトナム:中小企業の電子商取引進出に商機

Khanh Hoa情報通信技術協会とベトナムにおけるドメイン登録会社大手Mat Bao社が共催した最近のセミナーでは、電子商取引の役割と傾向、そしてまたオンライン取引の利点が話題となった。

ドメイン登録とインターネットセキュリティの世界的企業VeriSignが後援したこのセミナーは、ベトナムの中小企業(SME)が成長を続けるeコマースに参入できるよう支援することを目的としている。

「一旦事業がドメイン名を取得しオンラインでの地位を獲得すると、その事業は国内のみならず、国境を越えた大きな市場にアクセスできるため、さらなる事業の成長と利益の増加を見込むことができます」

「.comが人気、ドメイン獲得のしやすさ、信頼性と安定性という観点から電子商取引を行う企業に世界的に好まれています」とMat Bao NetworkのNguyen Minh Thai事業部長は話す。

数多くのドメインが存在するものの、.comはインターネット黎明期からのドメインのひとつであり、オンラインでビジネスを行う場合の世界的な標準となっている。2014年末の全世界での.comの登録ドメイン名は1億1560万件で、17年以上にわたって継続してドメイン提供が行われている。

2015年に.comは30周年を迎える。

電子商取引はその比類ない企業への利益と顧客獲得の潜在力から非常に人気のある事業形態となった。

世界でおよそ30億の人々がインターネットを利用でき、インターネットを経由して1兆3000億米ドルもの売上が生まれている。

携帯電話アプリケーションを含むインターネットを利用できる機器の急速な拡大と、ベトナムでも1日あたり数千枚の新しいカードが発行されているように銀行カード利用の拡大がベトナムでのeコマースの成長に好ましい状況を作り上げた。

ベトナム電子商取引・情報技術局によると、2014年の1人あたりオンライン購入額は約145ドルと推計される。個人向けeコマースの売上は29億7000万米ドルに達し、ベトナム国内小売業売上の2.12%となった。

2015年、ベトナム国内でのeコマース売上は40米億ドルに達する見込みであり、事業拡大とeコマースへの参入を狙うベトナムの中小企業にとって巨大な市場となる。

 

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最終更新:2015年04月10日14:00

ベトナム:韓国のEmartが6000万ドル投資、モール開業へ

韓国の大手小売業者Emartは6000万米ドルを投資し、2015年10月にベトナムで同社第一号店となるモールを開業する予定である。

Emartが3月31日の「Emartパートナーの日」に発表したところによると、東南アジア地域初となるEmartは、ホーチミン市のゴーヴァップ区に建設される。

発表によると、Emart社はゴーヴァップ区をホーチミン市でも最も発展し、人口密度の高い地域のひとつであると見ており、3万平方米の店舗に6000万米ドルを投資する予定である。

建設されるモールにはレストランやエンターテイメント施設も含まれ、ベトナム人消費者に好まれる娯楽施設としたいとEmartは意図している。

EmartのChoi Kwang Hoベトナム支社長は、4年間の準備期間を経た現在、Emartがベトナムの小売市場に参入する準備は整っていると「パートナーの日」に話した。

このイベントにはホーチミン市の製造業者や納入業者等300人以上が招待され、Choi支社長は、これらの業者はEmartの海外の支店で今後製品を販売できる可能性があると話した。

サイゴンタイムズのオンライン版によると、Emartは多角的に事業を展開しているベトナム企業U&I Investment Corporationと2001年に契約を結び、ベトナム全土に小売店を開業するための合弁企業を開設した。

両企業の当初の予定は、第一号店をハノイに開業し、2020年までに主要都市に52店舗とネットワークを拡大していくというものであった。

しかし、Emartは結局、合弁企業を通じてではなく独自に第一号店を開業することを選び、また場所もハノイ市からホーチミン市に変更した。

サイゴンタイムズオンライン版によると、3月31日の発表でChoi支社長は投資機会については言及しなかったという。

韓国人であるChoi支社長は、Emartで販売される物品の95%はベトナム産品となるだろうと話した。

ゴーヴァップ区のモール以外にも、Emartはタンフー区で2号店の開業を予定しており、その後他地域へ進出する予定であるという。

Emartは韓国最大の小売業者であり、2012年12月の時点で韓国全国に140店を展開している。

同社は韓国初の安売りチェーンとして、1993年11月12日に新世界百貨店により創立された。

韓国からのベトナム進出小売業者としては、Emartはロッテに続く2社目となる。ロッテ社はホーチミン市を始めとする主要都市で10店舗のスーパーマーケットとショッピングモールを展開している。

 

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最終更新:2015年04月10日11:35

ベトナム:米国市場及び日本市場向けのシャツの輸出、順調に増加

統計データによると、2015年第1四半期シャツの輸出数量は約4830万点で、輸出金額は3億2230万USDに達し、対2014年同期比で、輸出数量は22.8%増、輸出金額は18.1%増となった。

2015年年初2ヶ月間における米国及び日本市場へのシャツの輸出は対2014年比でかなり順調で、15.4~24.3%増加したが、EU向けシャツ輸出はやや下降している。

具体的には、2015年年初2ヶ月間では、米国が最大の輸出市場で、米国へのシャツ輸出金額は1480万USDに達し、対2014年同期比で、輸出数量は27.4%増、輸出金額は24.3%増、この品目の総輸出額の44.4%を占めた。現在、米国経済は順調に成長し、2015年2月における米国消費者物価指数(CPI)は3ヶ月連続減少した後2月は0.2%増となった。消費者物価の上昇は、一つにはガソリン価格が2004年6月以降初めて上昇したためで、食料価格も2015年2月の消費者物価を押し上げた。労働市場が十分に改善されたことは、国民が支出を増やした主な動因となっている。加えて、2015年2月における新住宅販売数が驚くことにこの7年間で最高水準となったことも労働市場が消費者支出を押し上げた結果である。こうしたことから、2015年第2四半期における米国へのシャツの輸出はさらに成長とすると予想される。

2015年年初2ヶ月における、ベトナムから日本市場へのシャツ輸出数量は4520万点、輸出金額は3560万USDに達し、対2014年同期比で、輸出数量は29.8%増、輸出金額は15.4%増となった。日本経済は回復し続け、輸出入、消費者支出、工業生産についても評価は変わらない。2015年1月における原油価格の下落により日本消費者物価指数(CPI)は対2014年同期比で0.2%上昇している。2014年第4四半期以降日本経済は衰退を通り越し、輸出及び工業生産の回復により、対前年第1四半期比で0.4%増となった。こうした経済回復の兆しが見られるため、消費者支出が押し上げられている。この市場へのシャツの輸出はさらに成長とすると予想される。

一方で、2015年年初2ヶ月間におけるEU向けのシャツの輸出の伸びは数量618万点、金額4550万USD、対2014年同期比、数量8.5%増、金額3.4%増となった。EU諸国のうちの一部の国では、ドイツ10.3%減、スペイン18.2%減、イギリス5.8%減となった。

この他、各企業は他の市場にもこの品目の輸出を強化し、対2014年同期比で、カナダ131.8%増、チリ156.1%増、ブラジル137.6%増、アルゼンチン2924%増などとなっている

 

2015年第1四半期におけるシャツのベトナムの輸出価格は、対2014年同期比で3.8%とやや下降し、FOB単価は6.67USD/点だった。

2015年年初2ヶ月間におけるベトナムから米国へのシャツの輸出価格は、対2014年同期比で2.4%とやや下降し、FOB単価は6.17 USD/点だった。特に、2015年2月における輸出価格は、対先月比で1.0%下降し、対2014年同期比で5.1%下降し、FOB単価は6.13 USDだった。

2015年年初2ヶ月間におけるベトナムからドイツへのシャツの輸出価格は、対2014年同期比で3.2%とやや下降し、FOB単価は9.08 USD/点だった。特に、2015年2月における輸出価格は、対先月比で14.9%下降し、対2014年同期比で10.3%下降し、FOB単価は8.19 USDだった。

一方、2015年年初2ヶ月間におけるベトナムから日本へのシャツの輸出価格は、対2014年同期比で11.1%下降し、FOB単価は7.87 USD/点だった。特に、2015年2月における輸出価格は、対先月比で2.5%やや下降し、対2014年同期比で14.5%下降し、FOB単価は7.76 USDだった。

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最終更新:2015年04月09日06:01

ベトナム:履物輸出が急増、生産工場は第3四半期まで受注済

ベトナム皮革履物鞄協会(Lefaso)によると、2015年第一四半期の履物の輸出が19.5%の伸びで輸出額推計25億米ドルとなり、過去2年間で最大の成長となった。

まもなく発効となる環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)やEU・ベトナム間の自由貿易協定を含む複数の自由貿易協定(FTA)により、国外・国内企業によるさらなる投資を誘致する条件が整うこととなる。

皮革履物鞄協会のDiep Thanh Kiet副会長は、多くの履物製造企業が第3四半期、場合によっては第4四半期までの輸出契約を締結していることを明らかにした。

米国、日本、オーストラリア、南米といった主要市場への輸出価格は安定している。しかし、数社の有名ブランド企業向け輸出額は、輸入業者が最近のベトナムにおける最低賃金の引き上げを考慮したため、わずかに上昇した。

ユーロ安の影響により、EU市場向けの輸出は苦戦している。輸入業者は米ドル建て契約の場合、価格を下げるよう生産企業に要請しているという。

 

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最終更新:2015年04月08日14:04

ベトナム:高騰した綿花需要、2015~16年は落ち着く模様

ベトナムでは綿花の輸入量が急激に増加し、今では世界第3位の輸入国となっている。だが来期は、輸入量の低下が予測されている。というのも、ベトナム産原糸の主な輸出相手国である中国が、国内の紡績業者に対して国産の原糸を消費するよう促しているからだ。

米農務省(USDA)ハノイ事務局によると、ベトナムの綿花の輸入量は、2015~16年に10%増の419万俵になるものと予測されており、その大半は米国からの輸入だという。

同成長率は、国際綿花諮問委員会が発表した世界の来季の輸入成長率3.9%増と比較すると格段に高いが、今期の20%増という予測成長率にはほど遠い。同委員会の推測によれば、USDAでは、2013~14年および2012~13年の輸入成長率はそれぞれ、32%増と48%増だったと推定している。

 

中国の需要低下

来期、中国による原糸の輸入量は減少すると考えられており、これに伴いベトナムの原糸の供給も減速することが予測されている。中国当局は、国産原糸の消費量を高めることで、昨年まで続いた高値買取による保護政策によって溜まった大量の在庫を消化しようとしている。

中国による原糸の輸入量が低下すれば、ベトナムの綿花需要の伸びも止まることになる。

同事務局は「2015~16年、ベトナムの綿花の消費の成長率は鈍化するものと予測されます。その主な理由には、中国による原糸輸入量の減少が挙げられます。中国政府は、国家備蓄の綿花を購入する紡績業者に対して奨励金を支給しており、その結果、原糸の輸入量が下がると考えられているのです」と説明した。

これまで、ベトナムにとって中国はほぼ最大の貿易国だった。原糸の輸出量は昨年、54%増の約40万トンにまで上った。

同事務局はまた「ベトナムでは近年、原糸の対中輸出が目覚ましい勢いで成長を遂げています。これは注目に値することです。一方でインドやパキスタンなど、ベトナム以外の綿糸輸出国では輸出率が急激に低下しています」と述べた。昨年の低下率はそれぞれ14%と37%だったと推定されている。

 

世界第3位の綿花輸入国

ベトナムは、中国とバングラデシュに続く世界第3位の綿花輸入国である。ベトナムでは、来期の綿花の輸入量について、仮に中国への輸出が減速したとしても、その地位を保持できるだけの輸入量になるものと予測している。ベトナムは前期、世界ランキングでインドネシアを抜き、今期はトルコを抜くだろうと考えられている。

同事務局は、繊維・衣料品輸出において「ベトナムは現在、世界の上位5カ国に入っています。世界の景気低迷にもかかわらず、ベトナムでは昨年、繊維・衣料品の輸出額が19%増の240億米ドルを記録し、引き続き好調な伸びを示しました」と述べた。

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最終更新:2015年04月08日06:01

ベトナム:中国の繊維企業がビンズン省投資に注目

3月27 日に中国ビジネス協会ホーチミン支部(CBAH)のMiao Ren Lai支部長及び代表者らが投資環境についての評価を行うため南部ビンズン省を訪問した。

省人民委員会のTran Van Nam委員長が代表団にビンズオン省の近年の社会経済的背景を説明し、省は先進的かつ環境に配慮した技術を使った事業を優先していることにも言及した。

Nam委員長によると、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)やその他の国際・地域協定の影響を考慮し、ビンズン省ではBau Bang県とBen Cat町を繊維産業の裾野産業に、Bac Tan Uyen工業団地を木材産業の裾野産業に割り当てている。

Nam委員長は、ビンズン省は社会基盤の改善と行政手続きの改革を進め、さらなる投資家の誘致に努めることを約束した。

Miao Ren Lai支部長によると、ビンズン省では現在およそ125の中国企業が操業しており、投資額は3億5200万米ドルに及ぶ。

近日中に締結される環太平洋戦略的経済連携協定、そしてベトナムと他国の自由貿易協定により、さらなる中国企業がベトナムに投資を行うことになるであろうとMiao支部長は話した。

中国ビジネス協会ホーチミン支部のもうひとつの代表団も4月初めにビンズン省を訪問予定であるという。

 

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最終更新:2015年04月07日14:04

ベトナム:ベトナム政府、ストライキ契機に年金制度の変更を検討

年金制度への不満から何千人もの労働者が2件の工場でストライキを引き起こしたことを受け、グエン・タン・ズン首相率いるベトナム政府は今後、社会保険法の改正を提案する方針だと発表した。

同2工場の親会社である台湾の靴メーカー、Pou Chen Corp社によると、同社はベトナム政府に対して、先週デモに参加していた労働者と「前向きに」話し合うよう要求したという。これを受け、約8万人もの従業員が働くホーチミン市の工場では2日、労働者が業務を再開した。一方で、約1万人の従業員が働くティエンザン省南部の工場では、労働者のデモによって工場が停止し、今なおシャッターは下りたままである。

新たな年金制度では、多くの労働者らが、退職の際に支払われる社会保険の一時給付金を受ける資格を喪失し、保険金の支払いが定年まで先延ばしになるとされている。これに対し労働者らが懸念しているのは、将来、年金制度が破綻する可能性があるということだ。

共産主義国家のベトナムでは、大規模集会や、正式な許可を受けていない集会に制限を設けている。

Le Van Tin(30)さんは1日午後、ホーチミン市郊外にある同工場の工場ゲート前で「抗議を止めるつもりはありません」と言い、「会社はわれわれをサポートしてはくれません。業務に戻れと言うばかりです」と続けた。

労働者らは1日、同工場のある工業団地の外に集結し、警棒を持った警察が待機する中、垂れ幕を広げて抗議を行った。会社側は録音メッセージを鳴り響かせて、製造ラインに戻るよう従業員に呼びかけていた。

Nguyen Van Nen政府官房長官は1日に行われた会見で、政府は、労働者に対してデモを止めるよう要請しているとし、さらにグエン・タン・ズン首相および大臣らは労働者の要求について協議を行い、国民議会に対して社会保険法を変更するよう提案するつもりだと述べた。

 

退職後の貯蓄

在ベトナム台湾商工会議所評議員会のSerena Liu会長は、「労働者の抗議や発言は、政府の方針に対するものです」とし、「これが自分たちのできる唯一の方法だと考えています。彼らは労働環境の改善を訴えているわけではありません」と述べた。

台湾の首都台北では、Pou Chen Corp社の株価が2日午前9時48分の時点で1.8%上昇し、31日の6.9%減から持ち直した。

労働省のDoan Mau Diep副大臣の説明では、同年金制度は、定年前に年金拠出金を引き出せないようにすることで、労働者に老後の貯蓄を促そうとするものだという。現行の法律では、労働者は年金を引き出すことができるが、こうすることで将来、政府から受け取る退職金の額が減額されることになる。

Diep副大臣は、今回のデモにより政府は法の改正を検討しているとし、それによると労働者は今後、会社を退職した際に年金を一時給付金として受け取るか、あるいは定年後に受け取るかを選択できるようになる可能性がある。

 

Pou Chen Corp社へのインタビュー

Pou Chen Corp社の広報担当、Amos Ho氏の話では、同社はベトナム政府に対して、社会保険の問題で労働者に確約を与えるよう求めたほか、ホーチミン市当局に対しては労働者の要求を伝えたという。Ho氏は、先月26日に始まったこのストライキによって、生産遅延が引き起こされる可能性があると話す。デモに参加した労働者の数は、従業員全体の約2割だった。

ベトナムの労働ストライキは、政府というよりはむしろ、企業への不満に対して行われることが多い。例えば、2015年頭には、航空会社約100社のパイロットが現行の賃金を不満としてストライキを起こした。昨年5月、外資系の工場で発生した反中デモでは2人が亡くなった。2013年11月には、ベトナム北部のニンビン省にあるLevi Strauss & Co社の工場で約1000人の労働者が3日間にわたってストライキを行い、労働環境の改善を訴えた。

米ハワイにあるアジア太平洋安全保障研究センターの安全保障専門家、Alexander Vuving氏は、この問題について「国民は政府をほとんど信頼していないのでしょう」と述べた。そして「現制度では、労働者の利益を代表する人がだれもいません。ベトナムに労働組合はありますが、事実上、共産党体制の一部として機能しています」と続けた。

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最終更新:2015年04月07日05:54

ベトナム:ストライキ休止で大手製靴工場業務再開

ベトナムの大手靴メーカーの工場が2日、6日間にわたるストライキを経て、業務を再開した。ベトナムでこの手のストライキが起きるのは珍しい。というのも、ベトナムはアジアで最も急成長を遂げている製造拠点の一つとして、投資の呼び込みに積極的になっているからだ。

Pou Yuen Vietnam社では約8万人の従業員が働いており、ナイキやアディダス、ラコステ、コンバース、リーボックなど有名ブランド企業の靴の生産を請け負っている。

デモに参加した従業員らはこれまで、2016年に発効する社会保険法に対して不満を抱いてきた。同法が発効すれば、企業を退職した際に支払われる一時給付金の受給資格に制限が設けられるからだ

製造大国を目指すベトナムでは、労働デモが発生すると、特に繊維産業や電子産業がダメージを受ける可能性がある。ベトナムでは労働コストが低く、締結を間近に控えた自由貿易協定も数多くあることから、政府はこうしたメリットによって、ベトナムへの海外投資を促進しようとしている。

ホーチミン市労働組合のNguyen Tran Phuong Tran副代表は2日、「工場では本日より業務を再開しています」と話した。労働者らは、政府がいずれの社会保険政策も年度末まで変更するつもりはないとする報道をニュースで見たことで、平静さを取り戻したという。

国営ベトナム・テレビジョンによると、政府は同法の改正を検討しており、実現すれば労働者は、一時給付金を退職直後に受け取るか、あるいは定年後に受け取るかを選択することができるようになるという。

目撃者の証言によれば、ホーチミン市郊外の工業団地では何百人もの労働者が工場の内外に集まっていたが、ストライキの様子は穏やかなものだったという。

Pou Yuen社は、中国の靴メーカー、Yue Yuen Industrial Holdings Ltd社傘下の企業である。一方、Yue Yuen Industrial Holdings Ltd社とは、台湾の上場企業、Pou Chen Corp社の子会社だ。Pou Chen Corp社の担当者は、「デモによる大きな物的被害は出ていない」としている。

40年間一党体制を敷き、労働デモや市民の暴動の阻止にも迅速に当たる共産主義のベトナムで、ストライキや労働デモが発生するのは珍しい。またこうした暴動はこれまで、中国やカンボジアといった繊維産業のライバル国にも影響を及ぼしてきた。

ベトナムは世界の靴の生産量の10分の1を担っており、昨年の靴の輸出額は21.6%増の102億ドルにまで達した。一方で、H&MやInditex社のZaraといったブランド企業からの委託生産によって、衣料品輸出も昨年15.8%増の208億ドルに上った。

英リスクコンサルタント会社Verisk Maplecroft社のアジア担当アナリスト、Firat Unlu氏によると、ベトナムではこれまで、安定した海外投資の確保や投資環境の操作に熱心に取り組んできたが、人々が不服を申し立てる適切な手段がないため、問題が発生すると、騒動が起きる可能性が今なお残っているという。そして「結果的に、こうした『山猫スト』は今後も国の基幹産業において、ビジネス活動の乱れやサプライチェーンの混乱を引き起こす危険性があるでしょう」と述べた。

 

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最終更新:2015年04月06日05:52

ベトナム:2015年3月10日から2015年3月18日までの繊維輸入実績例

今週、各市場からの綿輸入価格は対前週比で下降し続けているが、1,367-1,791USD/tで推移している。具体的には、インドからの綿輸入価格は、対前週比3.0%下降し、1,449USD/tである。スイスからの綿輸入価格は、対前週比0.6%下降し、1,519USD/tである。イギリスからの綿輸入価格は、対前週比0.3%下降し、1,567USD/tである。リヒテンシュタインからの綿輸入価格は、対前週比2.6%下降し、1,520USD/tである。香港からの綿輸入価格は、対前週比16.3%下降し、1,656USD/tである。フランスからの綿輸入価格は、対前週比7.5%下降し、1,499USD/tである。オランダからの綿輸入価格は、対前週比5.8%下降し、1,507USD/tである。ギリシャとブラジルからの綿輸入価格は、対前週比変わらず、それぞれ1,489 USD/t、1,600 USD/tである。2014年同期と比較すると、これらの市場から綿輸入価格は21.8~26.5%下降した。他の市場からの綿輸入価格はスウェーデン1,543USD/t、パキスタン1367USD/tである。

 

各市場からのポリエステル糸(コード:54023300)の輸入価格は対前週比で逆行し、0.6~3.8USD/kgで推移している。そのうち、中国からの輸入価格は、対前週比5.5%下降し、1.47USD/kgである。台湾からの輸入価格は、対前週比13.5%下降し、1.93USD/kgである。但し、韓国と日本からの輸入価格は、対前週比 8%以上下降し、それぞれ1.57USD/kg、3.8 USD/kgである。マレーシアからの輸入価格は、対前週比 13.6%下降し、1.04USD/kgである。これらの各市場からの綿輸入価格は昨年同期比で9.5~22.8%下降した。他の市場から綿輸入価格は、スイス1.51USD/kg、ベリーズ1.25USD/kgである。

 

綿100%、生地巾58/60inch(コード:52083900)のインドからの輸入価格は2.65USD/ydで、韓国からの輸入価格は11.0USD/yd(CIFカットライ(HCMC))である。

ナイロン100%、生地巾150/152inch(コード:54071090)の台湾からの輸入価格は2.92USD/ydで、中国からの輸入価格は3.25USD/yd(CIFカットライ(HCMC))である。

ポリエステル100%、57/58inch(コード:55159990)の韓国からの輸入価格は2.35USD/ydで、中国からの輸入価格は2.78USD/yd(CIFカットライ(HCMC))である。

ナイロン95%、スパンデックス5% (コード:60041090)の中国からの輸入価格は1.85USD/ydで、韓国からの輸入価格は2.14USD/yd(CIFタンソンニャット空港(HCMC))である。

 

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最終更新:2015年04月05日06:03

ベトナム:SaigonTex(繊維製品・設備機械・原材料国際展示会)2015

2015年4月9日から12日までTan Binh展示会議センター(ホーチミン市Tan Binh区Hoang Van Thu通446)にて、ベトナム繊維協会(VITAS)及びベトナム繊維公団(Vinatex)がVCCI展示会社及びCPベトナム展示会社と共催する「SaigonTex(繊維製品・設備機械・原材料国際展示会)2015」が開催される。

この展示会は、中国、香港、インド、韓国、ノルウェー、パキスタン、シンガポールなど多くの国から200社近くが300以上ブースを出展。毎年恒例のイベントで、ベトナム企業が原材料や最新の工業設備に理解を深め、選択する格好の機会となっている。

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最終更新:2015年04月04日14:01

ベトナム:ホーチミン市の皮革履物業の国産化比率は40%未満

商工省所属戦略政策研究所の、ホーチミン市における皮革履物工業製品の国産化比率に関する考察では、現時点では、大人用の本革及び合皮履物の工業製品の国産化比率は37%、子供用の本革及び合皮履物の工業製品では38.5%、布履物は41%、スポーツシューズは39%などとなっている。

各企業に資金が不足しているため、ベトナムの皮革業界への投資は難しいとしている。

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最終更新:2015年04月02日14:03

ベトナム:台湾系大手製靴工場で労働デモ発生

ベトナム南部の大手工場で何千人もの労働者が労働デモを決行し、先月31日で5日目に突入した。同デモでは、社会保険の補償範囲について抗議している。自らを未来のアジアの製造拠点と位置付けているベトナムで、労働争議が発生するのは珍しい。

目撃者の話によると、ホーチミン市郊外の工業地域で、何千人もの労働者がPou Yuen Vietnam社の工場の内外に平和裏に集結していたという。靴メーカーのPou Yuen Vietnam社は、主にナイキやアディダス、ラコステやコンバース、リーボックなどのブランドから生産を請け負っている。

中国の靴メーカーYue Yuen Industrial Holdings Ltd社の傘下にある同社では、約8万人もの従業員を雇用している。一方Yue Yuen Industrial Holdings Ltd社は、台湾の上場企業Pou Chen Corp社の子会社である。

40年もの間、一党独裁体制を敷いてきた共産主義のベトナムで、ストライキや労働デモが発生するのは珍しい。政府が断固たる態度で労働デモや市民の暴動を排除するのは有名な話だ。こうした暴動は、中国やカンボジアといった繊維産業のライバル国にも影響を及ぼしてきた。

それゆえベトナムはこれまで、GapやH&M、Inditex社のZaraといった企業にとって「安全な場所」として評価を得てきた。これらの企業のおかげでベトナムは昨年、衣料品および靴・履物の年間輸出成長率がそれぞれ、15.8%増の208億ドルと21.6%増の102億ドルにまで上昇した。

複数の国営メディアのウェブサイトによると、わずかしか報道されていないが、労働者らは30日、付近の道路を閉鎖したと伝えられている。一方でVN Express紙は、安全上の理由から閉鎖された付近の工場を数件取材した。

従業員らが不満を抱いているのは、2016年より発効の社会保険法についてである。新法では、退職した場合、一括給付金を受ける資格の範囲に制限が設けられている。

台湾のPou Chen Corp社はデモを即座に鎮めるよう強く要求すると同時に、同問題は政府の方針であり、同社にはこの問題に介入するだけの権限はなく、話し合いの域も超えているとしている。

同社代表はロイターの取材に対して、デモのあった工場のオペレーションの一部を、ベトナムの系列工場に一時的に移動させたと話した。また「デモによって原材料に大きな影響は出ていない」としている。

ホーチミン市の職員はデモの解決に努めていると述べた。また同市労働組合のNguyen Tran Phuong Tran副代表はインタビューで、「Pou Yuen Vietnam社は本日、従業員に休みを取るよう伝えました。そしてわれわれは労働者らと話し合いを行います」と答えた。

ベトナムは、安価な労働力や優遇税制措置、締結を間近に控えた同国最大の輸出相手国との各種自由貿易協定(FTA)などによって、海外の有名ブランド企業を呼び込もうとしている。

 

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最終更新:2015年04月02日06:02

ベトナム:日本からの輸入品3200品目以上、4月1日より関税撤廃

財政省の通達で、4月1日より日本からの輸入品3200品目以上について、ベトナムへの輸入関税が撤廃される。

これは、アセアン・日本包括的経済連携協定(AJCEP)及びベトナム・日本経済連携協定(VJEPA)の2015年-2019年のスキームに基づくもの。

対象となる品目は、プラスチック製品、化学製品、機械設備・部品、コンピュータ、電子製品・部品、縫製・織物製品、革靴、医薬品など。

また、2019年までには更に多くの輸入品目に対して関税撤廃が計画されている。なお、輸入関税撤廃の適用を受けるには原産地証明書の提出が必要と

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最終更新:2015年04月01日14:00

ベトナム: Tシャツ輸出、全体的に停滞気味の中、日本向けは伸びる

正式統計データによると、2015年年初2ヶ月間におけるTシャツの輸出数量は約1億6920万枚で、輸出金額は6億5960万USDに達し、対2014年同期比で、輸出数量は2.5%減、輸出金額は2.2%増となった。

予測では、2015年第1四半期におけるTシャツの輸出数量は約2億7180万枚で、輸出金額は1兆590億USDに達し、対2014年同期比で、輸出数量は3.6%増、輸出金額は8.1%増となった。

2015年1月の周期的要因と旧正月連休により、米国とEU主な市場へのTシャツ輸出は対2014年同期と比較すると少し減少している。

具体的には、米国が最大の輸出市場で、2015年1月の米国へのTシャツ輸出数量は約6990万枚で、輸出金額は2億5760万USDに達し、対2014年同期比で、輸出数量は9.5%減、輸出金額は6.3%減となった。現在の米国経済は順調で、失業率も減少し及び燃料価格も下降している。今後、Tシャツの輸出はさらに成長とすると見られている。

日本はTシャツ輸出ついて米国に次いで2番目に大きな輸出市場だった。Tシャツ輸出数量は約1070万枚で、輸出金額は4780万USDに達し、対2014年同期比で、輸出数量は10.1%増、輸出金額は17.5%増となった。

EU経済はゆっくり成長して、Tシャツ輸出数量は約781万枚で、輸出金額は3140万USDに達し、対2014年同期比で、輸出数量は23%減、輸出金額は16.6%減となった。そのうち、ドイツ9.5%減 、イギリス12.6%減、オランダ8.3%減 、スペイン18.3%減、ベルギー12.2%減である。

韓国へのTシャツの輸出数量は3170万枚で、1890万USDに達し、対2014年同期比で、輸出数量は5.5%減、輸出金額は7.0%増となった。

一方、チリ656%、フィリピン208%、アンゴラ420%などの市場へのTシャツ輸出は対2014年同期比で、大きく増加している。

 

2015年年初2ヶ月間におけるTシャツのベトナムの輸出価格は、対2014年同期比で4.8%上昇、FOB単価は3.9USD/枚だった。

2015年1月のベトナムから米国へのTシャツの輸出価格は対先月比で3.7%下降、対2014年同期比では3.6%上昇し、FOB単価は3.69 USDだった。

2015年1月のベトナムから日本へのTシャツの輸出価格は対先月比で0.4%やや上昇、対2014年同期比で6.7%上昇し、FOB単価は4.45 USDだった。

2015年1月のベトナムからEUへのTシャツの輸出価格は対2014年同期比で8.3%上昇し、FOB単価は4.03 USDだった。EU加盟国の中では、ドイツ8.9%、イギリス6.4%、オランダ4.9%、スペイン1.3%上昇など一部の国向けのTシャツの輸出価格は対2014年同期比でやや上昇している。

 

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最終更新:2015年04月01日06:02

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