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2014年12月 のニュース一覧

ベトナム:小売業者はオンラインショッピングにまだ消極的

電子商取引の発達は世界各国の市場で小売業界の現代化に大きな役割を果たしてきた。

しかし、ハノイ市で開催されたインターネット小売業促進のための会議にてハノイスーパーマーケット協会のVu Vinh Phu会長が話したところによると、多くの小売業者はオンラインショッピング等のこうした現代的な手法をまた活用していないという。

Phu会長は、電子商取引は買い物をより便利にし、生産性と消費量を増加させるという。

Di Sieu Thi Joint-Stock CompanyのNguyen Ngoc Hung社長は、消費者は時間が節約でき、またインターネット上でより安い商品を見つけることができるという。しかし、誇張された広告とオンラインで取引される粗悪な製品がインターネットショッピングの市場拡大の妨げとなっているという。

Phu会長はオンライン小売業の評判を守るためにも、オンライン小売業者は高品質の製品と優れた顧客サービスを提供していくことを求めた。

また、Phu会長は国の組織がオンライン商取引の違反を取り締まる厳しい手段を持つべきであるが、一方で、消費者側も念のため購入前に商品を注意深く調べてみる必要があるとも語った。

ベトナムデジタルメディア協会のNguyen Lam Thanh書記長によると、現在までのところ、オンラインショッピングはベトナムの小売業売上全体の0.1-0.2%を占めるに過ぎず、他国の例と比較すると非常に低い水準にあるという。

先進国ではオンラインで商品を販売している会社も、ベトナムではオンライン化にあまり興味を示さない、ベトナムの人々がオンラインショッピングについての考え方を変えることが重要だとThanh書記長は話す。

この会議はハノイスーパーマーケット協会、ベトナムデジタルメディア協会、Dien dan Doanh nghiep(ビジネスフォーラム)が共同で開催した。

 

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最終更新:2014年12月31日06:00

ベトナム:小売産業に見るeコマースの重要性

eコマースは、新しいというだけでなく今や生活に欠かせないものとなっている。1990年代に急速な成長を遂げて以降、途上国では、あらゆる従来型のビジネスが、ネット・ビジネスで事業戦略を展開してきた。

ベトナムで実店舗を構える小売業者はその多くが、販売チャネルやマーケティング・チャネルの確立といった理由から、ネット・ビジネスを大いに活用しているか、あるいは全くしていないかのどちらかである。

ハノイ・スーパーマーケット協会のVu Vinh Phu会長は、ネット・ショッピングについて、購入チャネルや、商品を買ったりサービスを利用したりすることにおいて、消費者の選択肢を広げるものだと評価した。だが中には悪質な業者もいるため、問題視しているという。そこで同会長は、小売業者に対して、自社の製品や顧客サービスの改善を図り信頼性を高めるよう呼びかけている。企業がその信頼性を維持し、責任感を高めることが成功の秘訣だと考えているからだ。

またベトナム・デジタル・コミュニケーション協会のNguyen Lam Thanh会長は、人々の消費行動に言及し、国内のネット・ショッピングの取引額はベトナム小売産業の総売上高のわずか0.1~0.2%だったと述べた。この比率は、世界やアジア諸国と比較して格段に低いものだという。

支払方法をみると売上の90%が代引きなどの現金払いによるもので、インターネット・バンキングやクレジット・カードでの支払いはわずか10%だった。

販売量の面では、約40%が衣類、繊維製品、ファッション関連の製品で、残りの60%が電化製品、家庭用品、食料品となっている。

また主な利用者は、都市部に住む22~40歳の会社員である。「disieuthi.vn」を運営するNguyen Ngoc Hung社長は、都市部にすむ人々は常に便利なものやモダンなライフ・スタイルを取り入れ、生活の質を上げる傾向にあると話す。

現在ベトナム人はスーパーマーケットへ買い物に行くと、商品を選んだり、レジに並んだり、あるいはデリバリーを待ったりするのに多くの時間を費やす。従ってネット・ショッピングはベトナム人の消費行動の価値観に合わないとの見方を示す人も多い。また多くの人はネット・ショッピングを利用することで、従来型店舗販売より商品を安く購入したいと考えている。

ベトナム人のこうした消費理論は、世界のeコマース市場の考え方とは正反対のものである。Nguyen Lam Thanh会長は、途上国には、実店舗を構えずネット・ショッピングでしか商品を販売しない一流ブランドもいくつかあると話した。

一方でVu Vinh Phu会長は、改善すべき点はあるが、それでもやはりeコマースの発展は必要だと話す。同時にベトナムは同分野で後れを取っているが、軌道修正を行うことで他国に追い付いて行くべきだと主張した。そして最後に、最も重要なのは国の担当機関が行動を起こして、こうした後れを食い止めることだと述べた。

 

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最終更新:2014年12月29日10:53

ベトナム:2014年12月02日から2014年12月11日までの繊維輸入実績例

今週、各市場からの綿輸入価格は対前週比で下降したが、1,407~2,106USD/tで推移している。具体的には、米国からの綿輸入価格は、対前週比1.7%下降し、1,749USD/tである。ブラジルからの綿輸入価格は、対前週比3.8%下降し、1,653USD/tである。シンガポールからの綿輸入価格は、対前週比1.0%下降し、1,694USD/tである。中国からの綿輸入価格は、対前週比3.0%下降し、1,628USD/tである。イギリスからの綿輸入価格は、対前週比5.4%下降し、1,664USD/tである。香港からの綿輸入価格は、対前週比3.4%下降し、1,780USD/tである。日本からの綿輸入価格は、対前週比1.7%下降し、1,843USD/tである。アラブ首長国連邦からの綿輸入価格は、対前週比6.8%下降し、1,520USD/tである。パキスタンからの綿輸入価格は、対前週比10.9%下降し、1,407USD/tである。2013年同期と比較すると、これらの市場から綿輸入価格は6.4~26%上昇した。他の市場からの綿輸入価格はインド1,610USD/t、オーストリア1,852USD/t、スイス1,904USD/t、ギリシャ1,664USD/t、パキスタン1,975USD/tである。

 

各市場からのポリエステル糸(コード:54023300)の輸入価格は対前週比で下降したが、0.81~6.4USD/kgで推移している。そのうち、中国からの輸入価格は、対前週比8.5%下降し、1.43USD/kgである。マレーシアからの輸入価格は、対前週比11.1%下降し、1.32USD/kgである。スイスからの輸入価格は、対前週比 2.9%下降し、1.72USD/kgである。台湾からの輸入価格は、対前週比 16.4%下降し、1.64USD/kgである。これらの各市場からの綿輸入価格は昨年同期比で3.7~11.2%下降した。ただし、他の市場から綿輸入価格は、韓国1.97USD/kg、タイ0.81USD/kg、インドネシア1.03USD/kg、インド3.45USD/kgである。

 

綿100%、生地巾56/60inch(コード:60062200)の中国からの輸入価格は2.06USD/ydで、韓国からの輸入価格は2.25USD/ydで(CIFカットライ(HCMC))である。

ポリエステル100%、生地巾58/60inch (コード:55129900)の中国からの輸入価格は1.39USD/ydで、韓国からの輸入価格は1.85USD/yd(CIF新港(HCMC))である。

ナイロン100%、生地巾64inch (コード:60019100)のマレーシアからの輸入価格は1.07USD/ydで、中国からの輸入価格は1.38USD/yd(CIFカットライ(HCMC))である。

ポリエステル95%、スパンデックス5%生地巾58/60inch (コード:55129900)の中国からの輸入価格は1.45USD/ydで、韓国からの輸入価格は1.76USD/yd(CIFカットライ(HCMC))である。

 

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最終更新:2014年12月28日06:00

ベトナム:Minh Khai繊維、1月23日に新規株式公開(IPO)実施

ハノイ証券取引委員会は5月19日繊維一人株主有限会社の有するMinh Khai繊維工場の新規公開株式公開(IPO)を実施すると発表した。

株式化後のMinh Khai繊維の法定資本は320億ベトナム・ドンに達すると見られている。公開されるのは、予想される法定資本の51.5%に相当する160万株以上。売り出し価格は10100ベトナム・ドン。

Minh Khai繊維はハノイ市Hai Ba Trung区Vinh Tuy地区Minh Khai通り423番地に本社を構える。活動領域はタオル、足拭きマットなどの生産販売。

 

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最終更新:2014年12月27日14:00

ベトナム:南部の縫製工場各社、工員集めで苦境

現在、南部の繊維業界各社は工員集め、とりわけ熟練工の人集めが困難という状況に直面している。

これは「2030年のビジョンに向けた、2015年-2020年までの南部繊維業界発展のための人材育成」と題したシンポジウムに参加した大方の企業の声である。

Long An輸出縫製株式会社取締役会長兼社長Nguyen Thi Phuong Quang女史によれば、センターや学校での人材育成は現在の多くの企業の実際のニーズを満たせていないという。企業が奨励策を採っても、人は集まらないし、離職者を引き止めることもできない。

ベトナム繊維協会によれば、2013年末現在、ベトナムの繊維業界には約250万人の労働者が従事している。2025年までに労働力は500万人になると予想されている。

 

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最終更新:2014年12月26日14:00

ベトナム:ロッテマート、10番目の新店舗オープン

韓国の小売大手ロッテマートが12月18日ホーチミン市Tan Binh区で10番目の店舗をオープンした。同社は全国展開を目指している。

Cong Hoa通り20番地のロッテマートTan Binhは、総投資額900万米ドル、総面積8500㎡。

日用雑貨、衣類、生鮮食料品など3万点以上の商品を取り扱い、その90-95%は現地にて調達する。

開店に際して、1週間1000点以上をディスカウント販売する。加えて、福引のチャンスも提供する。

ロッテマートは2008年にベトナム進出。2020年までに全国に60店舗を展開する計画。

 

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最終更新:2014年12月25日14:00

ベトナム:ホイアン市でシルク文化の日を開催

ホイアン市のシルクヴィレッジセンターで12月28日に開催されるベトナムシルク文化の日に、7つのシルク生産集落から一流のシルク職人らが参加する。

クアンナムシルク株式会社及び日本のシルククラフト協会が共催するこの催しは、ハノイのVan Phuc、Phung Xa、Nha Xaといった村での創作を展示、実演する最初で最大の機会となる。クァンナム省のMa Chau、Tan Chau、ニントゥアン省のチャム族の村であるMy Nghiep、中央高地ラムドン省Bao Loc地区のシルク生産拠点等の創作も展示される。

この催しではまた、創作の実演、クアンナムシルク合資会社設立者の記念日の発表、シルク製のロングドレスであるアオザイのファッションショー、ベトナム人およびチャム族の人々によるダンスの公演などが実施される。

ベトナムシルク文化の日は、15年目を迎えるホイアン市のユネスコ世界文化遺産登録、そして手工芸村の歴史を記念するために開催される。

 

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最終更新:2014年12月24日14:00

ベトナム:子供服の輸出、大きく伸びる

統計データによると、2014年年初11ヶ月間における、子供服の輸出数量は約3億4230万点に達し、輸出金額は10億600万米ドル、対2013年同期比で、輸出数量は30.9%増、輸出金額は33%増となった。予測では、2014年間における、輸出金額は12億米ドルで、対昨年同期比で34.6%上昇すると見られている。

2014年年初10ヶ月間における、主要市場への輸出額は、対2013年同期比で大幅に上昇し、29.7%~102%増となった。

具体的には、2014年年初10ヶ月間における、米国への子供服輸出額は子供服の総輸出額の63.9%を占め、輸出数量2億1820万点、輸出金額6億2300万米ドルで、対昨年同期比で、輸出数量38.2%増、輸出金額29.7%増となった。

現在、米国経済には前向きな予兆が見られ、特に労働者市場とサービス市場は明るい。11月における、米国の労働者市場は一段と改善し続けている。公表されたばかり統計データによると、2014年第3四半期における経済成長率は4%となり、失業率も下って、インフレ率は1.6%増となっている。これらの明るい兆しから、今後、米国への子供服の輸出はさらに成長とすると予想される。

2014年年初10ヶ月間における、EU諸国市場への輸出額は好調で、輸出数量1880万点、輸出金額1億2020万米ドルで、対昨年同期比で、輸出数量32.8%増、輸出金額40.6%増となった。EU加盟国の中で一部の国向けの子供服の輸出は対昨年同期比で、大幅に成長している。たとえば、対2013年同期比で、ドイツ35.2%増、スペイン67.7%増、イタリア69%増、オランダ45.8%増、イギリス43%増である。

注目すべきは日本と韓国への子供服輸出で、対昨年同期比で大きく上昇し、28.7%~102%増加し、それぞれ、5040万米ドル、5280万米ドルである。

その他に、一部の市場への子供服の輸出額は対昨年同期比で急増し、アラブ首長国連邦87.5%増、オーストラリア335.8%増、チリ1,092%増、キューバ126%増、パプアニューギニア561%増、南アフリカ278.8%増、ノルウェー159.4%増、などとなっている。

 

2014年年初11ヶ月間における子供服の輸出価格は、対2013年同期比で、1.6%とやや上昇し、FOB価格3.10米ドルである。

2014年年初10ヶ月間における米国への子供服の輸出価格は、対2013年同期比で、6.2%下降し、FOB価格2.85米ドルである。2014年10月単月では、米国市場向けの輸出価格は、対前月比で8.4%下降、対2013年同期比では13.4%下降し、FOB価格2.89米ドルである。

2014年年初10ヶ月間における日本への子供服の輸出価格は、対2013年同期比で、1.5%下降し、FOB価格3.79米ドルである。2014年10月単月では、日本市場向けの輸出価格は、対前月比で28.1%下降、対2013年同期比では29.9%下降し、FOB価格3.89米ドルである。

2014年年初10ヶ月間におけるEUへの子供服の輸出価格は、対2013年同期比で、5.9%上昇し、FOB価格5.86米ドルである。そのうち、EU加盟国の中で一部の国向けの子供服の輸出単価は、対2013年同期比でスペイン11.3%上昇、オランダ17%上昇、デンマーク5.3%上昇となっている。

 

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最終更新:2014年12月24日06:00

ベトナム・ファッション・ショー2014に150社参加

ベトナム・ファッション・ショー2014に150社の参加があり、12月19日から25日までハノイで開催されると主催者が発表した。

国内外の経済状況は芳しくなく、国内企業、とくにアパレルや履物業界には多くの試練が待ち受けていると主催者は述べた。こうした試練はとくに消費市場の探求に関わってくるという。

このイベントを国内企業が消費者に商品やサービスを効果的に広告する場としたいと主催者は述べた。

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最終更新:2014年12月23日15:19

ベトナム:タイの百貨店がホーチミン市でオープン

タイ最大の小売業者セントラル・グループがホーチミン市にロビンス百貨店1号店を開業した。ハノイ市では8ヶ月前にベトナム1号店をオープンしていた。

第7区のクレセント・モール内で4階のフロアは面積12000㎡で、数千点の国内外の商品を取り扱う。

正式オープンの12月12日に先立つこと1週間、仮オープンしていた。

開業式典でロビンスでは第7区の2つの学校に寄付金を授与した。

ベトナムのロビンス百貨店はRobinson Department Storeの経営で、セントラル・グループのタイ国外での初めての百貨店である。

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最終更新:2014年12月22日13:58

ベトナム:2014年11月26日から2014年12月4日までの繊維輸入実績例

今週、各市場からの綿輸入価格は対前週比で下降したが、1,600-1,950USD/tで推移している。具体的には、ブラジルからの綿輸入価格は、対前週比0.7%下降し、1,705USD/tである。イギリスからの綿輸入価格は、対前週比1.7%下降し、1,730USD/tである。スイスか らの綿輸入価格は、対前週比2.9%下降し、1,670USD/tである。パキスタンからの綿輸入価格は、対前週比3.3%下降し、1,528USD/tである。日本からの綿輸入価格は、対前週比3.8%下降し、1,803USD/tである。米国からの綿輸入価格は、対前週比4.0%下降し、1,708USD/tである。香港からの綿輸入価格は、対前週比5.8%下降し、1,736USD/tである。2013年同期と比較すると、これらの市場から綿輸入価格は15.4~22.7%上昇した。他の市場からの綿輸入価格はマリ1,600USD/t、スウェーデン1,730USD/t、ブルガリア1950USD/t、中国1,708USD/t、シンガポール1,804USD/tである。

 

各市場からのポリエステル糸(コード:54023300)の輸入価格は対前週比で下降したが、0.86~5.55USD/kgで推移している。そのうち、中国からの輸入価格は、対前週比7.8%下降し、1.44USD/kgである。シンガポールからの輸入価格は、対前週比18.2%下降し、0.86USD/kgである。台湾からの輸入価格は、対前週比 16.6%下降し、1.64USD/kgである。タイからの輸入価格は、対前週比 34.3%下降し、1.56USD/kgである。これらの各市場からの綿輸入価格は昨年同期比で7.2~19.8%下降した。ただし、他の市場から綿輸入価格は、香港1.91USD/kg、韓国1.93USD/kg、マレーシア1.51USD/kg、日本5.55USD/kgである。

 

綿100%、生地巾57/58inch(コード:55121900)の香港からの輸入価格は1.95USD/ydで、インドネシアからの輸入価格は2.33USD/ydで、中国からの輸入価格は2.58USD/ydで(CIFカットライ(HCMC))である。

綿60%、ポリエステル40%、63/65inch(コード:6006900)の台湾からの輸入価格は2.15USD/ydで、中国からの輸入価格は2.38USD/ydでCIFカットライ(HCMC))である。

ポリエステル100%、生地巾58/60inch (コード:55129900)の中国からの輸入価格は1.02USD/ydで、韓国からの輸入価格は1.55USD/yd(CIF新港(HCMC))である。

ポリエステル68%、スパンデックス4%、ナイロン28%、生地巾58/60inch (コード:55151900)の中国からの輸入価格は0.89USD/ydで、韓国からの輸入価格は1.12USD/yd(CIFカットライ(HCMC))である。

ポリエステル90%、スパンデックス10%生地巾60inch (コード:60053110)の中国からの輸入価格は1.85USD/ydで、台湾からの輸入価格は2.01USD/yd(CIFカットライ(HCMC))である。

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最終更新:2014年12月21日06:00

ベトナム:対中輸入依存に警鐘

ベトナムの対中貿易赤字が今年、再び急拡大した。

今年5月、両国が領有権を主張する南シナ海の海域で中国が石油の掘削作業を開始した。これを受け、ベトナムは中国からの脱依存を図ると公言していたにもかかわらずだ。

ベトナム統計局の最新データによれば、今年1~11月期における中国からベトナムへの輸入は、前年比18.9%増の399億米ドルに達した。これによりベトナムの対中貿易赤字もまた、前年比22.1%増の246億米ドルとなった。

政府高官や経済学者らは、この赤字幅の拡大についてたびたび警鐘を鳴らしてきたが、効果はほとんどなかった。

この問題が特に声高に叫ばれたのは、グエン・タン・ズン首相が「わが国は今後、中国以外の主要な貿易相手国を見付けなければならない」と発言した今年5月のことだった。Vu Huy Hoang貿易大臣も当時、この意見に同意を示した。

ベトナムTuoi Tre紙は6月、農業従事者や製造業者がパートナーやサプライヤをヨーロッパやアジアで探しているとの長文記事を掲載した。

だがその後も、箸、生地、機械部品など、国内の店や市場にあるものの多くが中国製品という状況は変わっていない。

Tuoi Tre紙のある記者は最近、割り箸の販売に関する記事の中で、ホーチミン市Tan Binh区のある市場では中国製品しか扱われていないと述べた。同市場で中国製の割り箸を売るHoaさんは、「飲食店への販売が多い」と話す。これらの割り箸は、1袋5~10 kgが3万~5万ドンで売られている。

Ba Chieu市場やGo Vap市場など他の主要な市場でも業者は、ベトナム製のものよりも安価だという理由から、中国製の割り箸を次から次へと販売している。ある記者は、中国製の割り箸5 kgとベトナム製の割り箸6膳が同じ価格だと話す。

販売業者の話では、価格設定の判断材料は「いかに早く売れるか」だという。例えば中国製の割り箸は1日に80~100 kgほどの販売量があるが、ベトナム製のものは、1日に10膳ほどを個人の客が購入する程度である。

また市場には、中国産の果物や野菜も多い。

Thu Duc野菜卸売市場のある販売業者は、中国からの仕入れ量は以前と変わらないと話す。

Tan Binh区のPham Van Hai市場で働くHanhさんは、常連客のなかには、価格が安いことから、いまだに中国産の果物を購入したいという者がいると語る。以前、中国産の果物から高濃度の農薬や保存料が検出されたというニュースが報道されたが、Hanhさんのビジネスにはほとんど影響がない。またHanhさんは、カットフルーツを提供する飲食店やカラオケ店に果物を販売しているが、これらの店で中国産とそれ以外のものとの違いに気付く客はほとんどいないという。

一方で、機械や金属など中国からの工業製品輸入額は、64億5000万米ドルだった。この数字は、中国以外の国からの同製品輸入額を合計してもなお、約30%上回るものである。中国の後には日本と韓国が続き、それぞれ29億8000万米ドルと25億4000万米ドルだった。

ベトナムでは、鉄鋼メーカーが海外ビジネスを維持しようと必死になっているが、同時に国は、477万トンの鉄鋼や関連製品を中国から輸入している。この数字はそれぞれ韓国と日本からの輸入量の4倍と2.5倍に相当する。

中国はまた、ベトナムの繊維・衣料産業にとっても最大の供給国である。今年1~10月期における同産業の輸入額は、前年同期比23.5%増の56億米ドルだった。

ベトナム国家大学ハノイ校経済大学で中国プログラムの研究科長を務めるPham Sy Thanh氏は、ベトナムの現状について中国に過度に依存しているとし、裾野産業の基盤が弱いことをその理由に挙げた。Thanh氏の意見では、こうした依存が続けば、多くの企業にとって技術を向上させる機会の妨げになるだけだという。時間はかかるが、国のためにはすぐにでも別の供給国を探し始めるべきだと付け加えた。また現在交渉中の環太平洋経済連携協定(TPP)については、これをチャンスやきっかけとして、経済環境を改善し、日本や米国との取引を促進させることが望ましいと述べた。TPPの交渉に、中国は参加していない。

一方、ベトナム経済政策研究所所長のNguyen Duc Thanh博士は、ベトナム企業が中国製品を好む理由について、価格が安いことと、投資の回収期間が早いことの2点を挙げた。そして「回収期間が長くなることさえ受け入れられれば、中国からの依存を脱却できるでしょう。そうすることでベトナム企業は韓国やインド、オーストラリア、ASEAN諸国といった戦略的経済パートナーとの関係を拡大させることができるはずです」と述べた。

 

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最終更新:2014年12月20日13:21

ベトナム:手工芸産業、国際市場で通用するデザインを目指す

ベトナムの手工芸産業は世界市場への進出を目指し、デザインと持続可能なブランド開発のために新たなアプローチを取ることとなった。

この事業はヨーロッパ貿易政策・投資支援プロジェクト(Mutrap)の資金による「ベトナム手工芸産業の持続可能なブランド開発」プロジェクトの支援を受け、ベトナム手工芸協会(Vietcraft)を通じて実施される。

55万4883ユーロが投入されるこのプロジェクトは、ベトナムでも根付きつつある持続可能な環境にやさしいブランドという新しい潮流を支援するための第一歩とされる。

プロジェクトはEU等の要求基準の高い市場に適合できるよう、中小企業のデザイン能力を強化することを目的としている。

約200企業がプロジェクトの対象として選定され、最低でも50企業についてはそれぞれの持続可能な製品群の開発まで支援を行う。

ベトナム手工芸協会によると、協会では対象企業に訓練と新たなデザインの開発、新たな消費トレンドについての情報提供などの支援を行い、最新のデザインと製品トレンドについての講義を開催するという。

ベトナム手工芸協会Le Ba Ngoc会長は、多くのベトナム企業はまだ持続可能なデザイン開発の重要性と、定期的な製品革新の必要性について認識していないという。

手工芸産業のおよそ1600社のうち、わずか5%の企業しか品質、社会的責任、環境についての国際的な基準であるISO、SA8000、BSCI等に準拠しておらず、結果としてベトナムの手工芸製品が国際的に強力なアイデンティティを構築することを阻んでいるとNgoc会長は語る。

 

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最終更新:2014年12月19日14:00

ベトナム:2014年アパレル輸出額が240億米ドルを上回る見込み

2014年のベトナムからのアパレル製品輸出額は245億米ドルに達すると見込まれ、2013年と比較して19%の上昇、過去3年間で最大の成長となった。

ベトナム繊維協会(VITAS)によると、この結果により、縫製繊維産業は120億ドルの貿易黒字をもたらすことになる。ベトナム商工省によると、2014年の11ヶ月間の縫製繊維製品輸出額は191億8000万ドルであり、これは昨年同期間と比較すると18%の成長であった。繊維輸出額は23億ドル、19%の伸びであった。

繊維協会ではまた、ベトナムがすでに締結した、または今後締結予定の二国間・多国間の自由貿易協定の恩恵を見込み、発注先を他国からベトナムへ移転する動きがあると指摘している。

近年、縫製繊維業界は外国産原材料への依存度を下げ、競争力を向上させるために原材料調達先の多様化に努めてきた。現在までに、国内調達率は5割を超えるまでになっている。

商工省の報告によると、2014年1月から11月までに、天然繊維からの綿布の生産高は3億平米に達し、年率で15.8%の増加となった。

合成繊維からの綿布の生産は6億6600万平米と推定され、昨年同時期から5.6%の伸びとなる。

2014年11月のみで、天然繊維からの綿布の生産は2870万平米、前月比15%の伸びとなり、合成繊維からの綿布生産は6000万平米、前月比12%の伸びであった。

ベトナム繊維公団(Vinatex)社長Le Tien Truong氏は、同公団の子会社は原料生産への投資を増加させており、それら企業の織布生産高で国内需要の60%を賄うことが可能であると話す。

Truong氏は、ベトナム産アパレル製品の商標を確立することの必要性を強調し、また、世界のアパレル製品のサプライチェーンにおける競争力を高めていく必要があると話す。

商工省によると、国内のアパレル業者らも、単一市場への過度の依存を避けるために、他のアセアン諸国、また特にインドに原材料調達先を探し求めているという。

商工省は、新しい原材料調達先の探索は、アパレル業界が環太平洋戦略的経済連携協定による強みを生かすためにも役に立つと話した。

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最終更新:2014年12月19日10:37

ベトナム:ハンドバッグ、スーツケース、傘の輸出金額増大

ハンドバッグ、スーツケース、傘の輸出金額増大し、11月までで、対昨年同期比34%増の23億米ドルに達したと「投資」紙が報じた。

商工省はこの強い成長を外国直接投資企業の輸出高が増大し、輸出全体の70%を占めるに至っているとし、国内企業は主として加工のみに携わっていると付け加えた。

ベトナム皮革履物協会では、今年の最終的な輸出金額は25億米ドルを上回ると予測している。

 

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最終更新:2014年12月18日14:02

ベトナム:受注増も利益は得られず

海外企業からの受注が急速に増えているが、投入材料価格の高騰によりベトナム企業はほとんど利益増を期待できないと言う。

香港上海銀行(HSBC)は、先月ベトナムの製造業購買担当者指数(PMI)は51から52.1ポイントに上昇したと報告している。

HSBCは11月の外国パートナーからの受注数が3回連続で増加したと報告し、ベトナムの人件費は中国に比べ低いため、ベトナムに多くの受注が入っているとコメントした。

統計総局(GSO)によると、今年11月までの輸出売上高は前年同期比13.7%増で1370億米ドルに達した。

主要製品の輸出もよく、衣料品輸出は192億米ドル(18.2%増)、履物92億米ドル(23%増)、魚介類73億米ドル(20%増)、木製家具56米億ドルもたらした。

ホーチミン市民芸•木材加工協会(Hawa)副会長Dang Quoc Hung氏は、米国と欧州からの受注が絶え間なく入ってきていると発表し、外国輸入業者らは中国での人件費が高いため、中国の代わりにベトナム企業に発注していると言及した。

衣類•履物企業らも大量受注を報告している。Asia - Europe Shoes Company副社長Huynh Dang Tung氏は、2015年3月までの仕事を確保するのに十分な受注があることを明らかにした。

ベトナム皮革履物協会(Lefaso)の関係者は、2014年の履物輸出売上高120億ドルも実現可能であると言及した。

 

低い利益率

ベトナム企業はたくさんの受注を得ているが、自分らの幸せは「不完全」であると言う。

Hung氏は、投入材料の大幅な増加のせいで利益は少ないと述べた。

「ヨーロッパの輸入業者と連絡を取り大きな交渉をしましたが、注文は受けていません。投入材料価格は上昇傾向にあるのに輸出価格はそのままです。輸出するほど我々が受ける損失は大きくなることが予測できます。」と彼は言った。

ベトナム繊維協会(Vitas)副会長Pham Xuan Hong氏は、衣料品は自由貿易協定(FTA)の恩恵を一番受けている産業であり、衣料品企業の利益が縮小していると述べた。

ベトナム水産加工輸出協会(VASEP)事務局長Truong Dinh Hoe氏は、困難な最新開発期間の後、水産業会社は生産と輸出の拡大に消極的だったが、リスクを避けるためにできる範囲内でやろうとしていると述べた。

 

 

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最終更新:2014年12月18日08:40

ベトナム:ジャケット輸出、28%増

統計データによると、2014年年初10ヶ月間におけるジャケットの輸出数量は約2億3020万点で、輸出金額は41億USDに達し、対2013年同期比で、輸出数量は22.6%増、輸出金額は28%増となった。2014年年初からこれまで、ベトナムの繊維出荷は順調である。従来市場は高い成長率を維持している。今後年末まで注文は多く、さらに2015年第1四半期におけるジャケットの輸出もかなり有望である。予測では、2014年の年末2ヶ月の輸出金額は8億6000万USDで、対昨年同期比で26%上昇すると見られている。

2014年年初9ヶ月間における大きく市場へのジャケットの輸出数量は対昨年同期比で大きく伸びている。

具体的には、2014年年初9ヶ月間における輸出数量は8050万点で、輸出金額は11億1700万USD、対2013年同期比では、輸出数量は23%増、輸出金額は25.9%増となった。これらの品目は輸出総金額の31.6%を占めた。

2014年第3四半期における米国の経済成長率は3.9%増となり、予想された3.5%や前期の成長率3.2%をも上回った。国内総生産(GDP)は2期連続高い成長率を維持し、労働者市場と不動産市場も改善している、インフレも低いレベルで維持され、これが世界最大の経済が明るい兆しである。予測では、2014年も残り第四半期における米国の国内総生産の成長速度は2.5~3%になると見られている。さらに、2015年に3.1%増、2016年に3.3%と見られている。こうしたことから、予測では今後ジャケットの輸出はさらに順調に成長とすると予想される。

EU加盟国の経済成長は停滞しているが、2014年年初9ヶ月間におけるベトナムからEU市場へのジャケット輸出は対2013年同期比で大きく増加し、輸出数量は4570万点、輸出金額は8億 4980万USDで、対2013年同期比で、輸出数量は18.7%増、輸出金額は26.5%増となった。そのうち、ドイツ20.4%増、スペイン25.8%増、イギリス19.1%増、オランダ82.1%増、イタリア55.9など、EU加盟国の中の一部の国への輸出は大きく伸びている。

注目すべきは新興成長市場の韓国で、ジャケット輸出額は大幅に増加し、輸出数量2920万点で、輸出金額は8億30万USDに達し、対2013年同期比で、輸出数量は41.6%増、輸出金額は56.3%増となった。

さらに、各企業はカナダ42%増、チリ139.4増、オーストラリア 66.6%増、ロシア7.8%増など、他の市場にこの製品の輸出を強化している。

 

2014年年初10ヶ月間における, ベトナムからのジャケットの輸出価格は、対2013年同期比で6.7%上昇し、FOB単価は18.19USDだった。

2014年年初9ヶ月間におけるベトナムから米国へのジャケットの輸出価格は、対2013年同期比で2.4%上昇し、FOB単価は13.87USD だった。2014年9月単月の輸出価格は、対先月比で6.0%下降し、対2013年同期比で7.9%下降し、FOB単価は13.7 USDだった。

2014年年初9ヶ月間におけるベトナムからEUへのジャケットの輸出価格は、対2013年同期比で6.6%上昇し、FOB単価は18.57 USDだった。そのうち、ドイツ4.3%増、スペイン5.3%増、イギリス9.4%増、オランダ10.1%増となった。

2014年年初9ヶ月間における日本へのジャケットの輸出価格は、対2013年同期比で15.8%上昇し、FOB単価は17.16USDだった。 2014年9月単月のジャケットの輸出価格は、対先月比で2.8%とやや上昇したが、対2013年同期比で5.5%下降し、FOB単価は19.7USDだった。

2014年年初9ヶ月間におけるベトナムから韓国へのジャケットの輸出価格は、対2013年同期比で10.3%上昇し、FOB単価は27.34 USDだった。そのうち、2014年9月における、韓国向けのジャケットの輸出価格は、対前月比で10%上昇し、対2013年同期比で18.6%上昇し、FOB単価は36.24 USDだった。

 

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最終更新:2014年12月16日06:00

ベトナム:小売業、市場の近代化目指す

2015年、ベトナムは小売市場を完全開放する。商工会議所が発行するベトナム・ビジネス・フォーラム誌は、これにより海外の大手小売業者の多くが今後、ベトナムへの進出を一段と活発化させるだろうという。これらの企業には、仏スーパーマーケットのAuchan、米小売のWalmart、タイの百貨店Robinsonなどが挙げられ、コンビニエンスストアやスーパーマーケット、巨大ショッピングモールなどをオープンするものとみられている。

ベトナムの小売市場が、大きく変わりつつある。以前より近代的で、平等になっている。今年1~10月の小売売上高は国全体で、前年同期比11.1%増の約2400兆4800億ベトナム・ドンに達した。一方、物品およびサービスの小売売上高は今年、前年比11.3%増の2970兆ベトナム・ドンに達する見込みだ。

ベトナム小売業協会によれば、ベトナムには、2013年時点で、約724件のスーパーマーケット、132件の商業施設、数百件のコンビニエンスストア、約9000件の各種小売店、100万件の家族経営店があるという。また国は、2020年までに、1200~1300件のスーパーマーケット、180件の商業施設、157件のショッピングモールを展開したいと考えている。こうしたスーパーマーケットやメガストア(大規模流通店舗)などは現在、ベトナム流通市場の約25%を占めている。

Hanoi Trade Corporation(Hapro)社のNguyen Tien Vuong副社長の話では、企業は近年、抜本的な対策を講じるようになり、ハノイやベトナム北部の省で、商業基盤の復元や建設、拡大などを進めているという。Hapro社はこれまでのところ、2件のHAPROショッピング・センター、3件のマーケット・センター、40件のスーパーマーケットおよびHaproMartコンビニエンスストア、44件のHaprofoodショップを展開しており、各店舗で質の高い製品とサービスを提供している。

ベトナム商工省国内市場局のLe Viet Nga副局長は、ベトナム企業の近年の傾向について、流通チャネルを拡大し、国内の消費者により近付こうとしていると話す。分かりやすい例が、Vinatexが展開するスーパーマーケット・チェーンVinatexmartだ。同時にViet Tien社やGarment 10社、Duc Giang社、Hanosimex社、Phong Phu社といったVinatexのメンバー企業もまた、積極的に店や代理店をオープンし、国内すべての省や都市で自社の製品を展開している。2013年には4125件(前年比4%増)の店が存在しており、この数は今年4286件になるものとみられている。

ベトナム北部の市場調査会社Nielsen Vietnamで顧客担当責任者を務めるDang Thuy Ha氏は、ハノイでビジネスを行っている実経験から、ベトナムの小売セクターが新たな時代の先駆けになっていると分析する。デジタル化された現代において、ショッピングの流行は、最先端の技術を取り入れたEコマースへと向かっている。ベトナムの小売業者は、カテゴリの管理や、得意客の顧客ファイルをサービスに利用するなどして、この新しい販売チャネルの発展に追い付いていかなければならない。

ベトナム小売業協会によれば、小売セクターに投資する海外投資家は、同セクターに従事する企業のわずか3.4%しかいないが、成長率においては約21%と最も力強さをみせているという。またベトナム企業と海外企業との間で繰り広げられる戦いは激しさを増しているが、それによって、ベトナム企業が「本拠地」を奪われたり、受け身の態勢に陥ったりしているわけではない。

同協会のDinh Thi My Loan会長は、ベトナムの小売市場に参入しようとする海外企業は大々的に宣伝を行うことが多いため、人々はこうした企業を影響力のある企業だと思う傾向にあると話す。だが実際のところ、Eコマースなど新規の販売チャネルが占める割合はわずか25%程度だが、海外企業はその多くが、この販売チャネルのみに投資を行っているという。同会長はまた、国内の大手小売業者に、Pico社 やNguyen Kim社、Tran Anh社などを挙げ、さらにFivimartやIntimex、Coopmartといった有名企業のネットワークは、海外企業よりも優位に立っているとの見方を示した。

一方、Oxford Institute of Retail Managementの諮問委員会のメンバーであるDavid Alan Treadgold氏は、ベトナム企業に対して、今後、技術面や人材の管理・育成などにおいて十分な対策を取り、コストの削減や競争力の強化に努めるべきだと述べた。

 

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最終更新:2014年12月15日06:00

ベトナム:2014年11月19日から2014年11月27日までの繊維輸入実績例

今週、各市場からの綿輸入価格は対前週比で逆行したが、1,605-2,106USD/tで推移している。具体的には、ブラジルからの綿輸入価格は、対前週比0.2%下降し、1,718USD/tである。インドからの綿輸入価格は、対前週比0.6%下降し、1,605USD/tである。イギリスからの綿輸入価格は、対前週比3.6%下降し、1,760USD/tである。スイスからの綿輸入価格は、対前週比3.9%下降し、1,720USD/tである。フランスからの綿輸入価格は、対前週比5.5%下降し、1,700USD/tである。オーストリアからの綿輸入価格は、対前週比で変動なく、1,852 USD/tである。ただし、他の市場からの綿輸入価格は、対前週比で上昇している。そのうち、シンガポールからの綿輸入価格は1.0%上昇し、1,711USD/tである。中国からの綿輸入価格は1.2%上昇し、1,678USD/tである。米国からの綿輸入価格は2.9%上昇し、1,843USD/tである。パキスタンからの綿輸入価格は3.0%上昇し、1,580USD/tである。日本からの綿輸入価格は5.1%上昇し、1,875USD/tである。台湾からの綿輸入価格は17.8%上昇し、2,106USD/tである。2013年同期と比較すると、これらの市場から綿輸入価格は4.9~19.4%上昇した。他の市場からの綿輸入価格はタンザニア1,690USD/t、マレーシア1,962USD/t、アラブ首長国連邦1,631USD/tである。

 

各市場からのポリエステル糸(コード:54023300)の輸入価格は対前週比で下降したが、1.05-2.62USD/kg で推移している。そのうち、スイスからの輸入価格は、対前週比1.0%下降し、1.77USD/kgである。シンガポールからの輸入価格は、対前週比1.3%下降し、1.05USD/kgである。ただし、台湾からの輸入価格は、対前週比6.2%上昇し、1.96 USD/kgである。マレーシアからの輸入価格は、対前週比4.5%上昇し、1.48 USD/kgである。インドネシアからの輸入価格は、対前週比18.7%上昇し、1.57USD/kgである。これらの各市場からの綿輸入価格は昨年同期比で1.5~13.5%下降した。ただし、他の市場から綿輸入価格は、タイ2.37USD/kg、香港1.47USD/kg、インド2.62USD/kgである。

綿100%、生地巾58/60inch(コード:60062200)の中国からの輸入価格は2.06USD/ydで、韓国からの輸入価格は2.18USD/yd(CIFカットライ(HCMC))である。

ナイロン100%、生地巾64inch (コード:60019100)のマレーシアからの輸入価格は1.07USD/ydで、中国からの輸入価格は1.25USD/yd(CIFカットライ(HCMC))である。

ポリエステル100%、生地巾58/60inch (コード:55129900)の中国からの輸入価格は1.02USD/ydで、韓国からの輸入価格は1.55USD/yd(CIF新港(HCMC))である。

ポリエステル95%、スパンデス生地巾58/60inch (コード:55129900)の中国からの輸入価格は2.11USD/ydで、韓国からの輸入価格は2.43USD/yd(CIFカットライ(HCMC))である。

 

 

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最終更新:2014年12月14日10:49

ベトナム:外資小売業者が国内店舗出店を急ぐ

「投資」紙(英語版)によると、ベトナムの小売市場は海外投資家をさらに呼び込みつつある。

タイの大手小売業セントラル・グループは今週末、ホーチミン市中心部から15分ほどの7区のCrescent Mallに2店舗目のロビンズ百貨店を開業する。同百貨店はCrescent Mallの4フロア、1万平米を占める。

セントラル・グループによると、同社は今後ロビンズ百貨店をベトナムでさらに拡大、展開することを予定している。同社は2014年3月にハノイ市Royal Cityの1万平米の店舗でベトナム初のロビンズ百貨店を開業しており、このハノイ店は海外第一号店でもある。

「投資」紙によると、セントラル・グループはベトナムでの合弁先を探しており、5000万米ドル規模のヨーロッパのファッション及び高級品ブランドのフランチャイズ事業を計画している。

2014年7月に、セントラル・グループが経営するフランチャイズ事業である、英国の小売店Marks & Spencerがベトナム市場に参入し、ホーチミン市で旗艦店を開店した。Marks & Spencerは婦人・紳士衣料、下着、アクセサリー、靴、寝間着等幅広い商品を扱う。

セントラル・グループのTos Chirativat最高経営責任者は、9000万人の人口と中産階級の拡大を考慮すると、ベトナムは非常に面白く、高い成長が見込める市場であり、小売業界においては優れた投資先であると述べたという。

同様に、先週、韓国の小売業者ロッテマートが南部バリア–ブンタウ省におけるショッピングセンターに2900万ドルの投資を行い、ベトナム進出への積極的な姿勢を見せた。

ロッテは現在、ホーチミン市およびハノイ市で2店舗、ドンナイ省、ダナン市、ビンズン省、ビントゥアン省でそれぞれ1店舗、計8店舗のショッピングセンターを経営している。ロッテマートは2020年までにベトナムでのスーパーマーケットを60店舗に拡大することを目標としている。

ロッテマートベトナムのHong Won Sik社長は、市場に早めに参入することでベトナム市場において最も有利な戦略的立地を叶えることが出来ると考えている、と「投資」紙に語った。

 

 

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最終更新:2014年12月12日14:00

ベトナム:国内企業、外資系靴生産市場参入に壁

世界の大手靴メーカーらが、主にベトナムで、パートナー企業に製造を委託しようとする動きが出ている。だがその生産チェーンに、ベトナム企業が入り込む余地はほとんどないようだ。

ナイキやアディダスは毎年、何億足ものスポーツ・シューズをベトナムで生産している。一方、ベトナム企業は、こうした海外企業と競合するのは難しいと感じている。

ベトナムでは、約80社の靴工場がアディダスの生産を請け負っている。だがその90%が

Pou Yuen Vietnam社やPungKook Saigon III社といった、韓国系や台湾系の海外企業だ。ほとんどの工場はホーチミン市やビンズン省、ドンナイ省、タイニン省にある。

アディダスは、世界65カ国に1200件の工場を有しているといわれている。ベトナムは昨年、同ブランドの生産国としてアジアでトップ5に数えられる国となった。

またアディダスは、ベトナム全土にわたって約100店舗を展開している。一方ナイキは75種類のシューズをベトナムで生産し、約30店舗を展開している。

ナイキがベトナムで生産を開始したのは1995年のことだ。その際、韓国系と台湾系の企業10社と提携し、ビジネス上の関係を構築した。ナイキの生産拠点は、その約75%がアジアにある。

ビジネス・ジャーナルによれば、ベトナムは昨年、世界中のナイキ製品の42%を製造し出荷した。この数字は、中国やインドネシアなど、他の供給国を上回るものだった。

またベトナム皮革履物協会(Lefaso)の話では、ナイキやアディダス、プーマといった大手靴メーカーは、委託先となるビジネス・パートナーを、中国やバングラデシュではなくベトナムで探す傾向にあるという。

だが、こうした世界的なブランドの新たな戦略が、ベトナム国内のメーカーにメリットをもたらすとは限らない。

Lefaso のNguyen Duc Thuan会長は、海外企業を含むベトナムの靴メーカーは皆、ベトナム産の原材料を使いたがっていると話す。と言うのも国産の原材料を使用すれば、各種貿易協定(FTA)の枠組みにおいて、特恵関税の適用を受けられるからである。

Thuan会長によると、ベトナム製の靴・履物において、国内調達率の割合は約55~60%だが、製品のほとんどが外資系のサプライ・チェーンによって製造されているものだという。

エコノミストらもまた、ベトナム企業に対して、大手海外企業がベトナムでビジネス・パートナーを探しているという新たな戦略に、過剰な期待を持つべきではないとコメントしている。

事実、既にベトナムで生産活動を行っている外資系の生産チェーンのなかに、これまでのところベトナム企業はほとんど含まれていない。

Dong Hung グループの Ha Duy Hung社長は、海外投資家がベトナムで事業を始める際には決まって、原材料の供給を任された「衛星企業」を連れてやって来ると話す。その様子についてHung社長は、「海外から靴・履物メーカーが1社やって来れば、生地やソール(靴底)、靴ひもを扱う企業も一緒にやって来ます。その結果、1つの生産複合体を形成するのです。ベトナム企業が、その生産チェーンと結びつくのは至難の業と言えるでしょう」と述べた。Dong Hungグループは、ベトナム資本100%の会社である。

 

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最終更新:2014年12月12日06:00

ベトナム:アパレル製品輸出が245億米ドルに達する見込み

ベトナム繊維公団(Vinatex)のLe Tien Truong会長によると、2014年のアパレル製品輸出額は245億米ドルに達することが見込まれる。これは年率にして19%の成長であり、過去3年間で最大の伸びとなる。

Truong会長によると、近年、ベトナムの縫製繊維産業は外国産原料への依存度を下げ、柔軟な競争力をつけるため、原材料の調達先の多様化に注力してきた。

現在までに、国内調達率は5割を超えるまでになっている。

ベトナムではEU、韓国との自由貿易協定、ロシア、ベラルーシ及びカザフスタンとの関税同盟、そして環太平洋戦略的経済連携協定の発効を控え、縫製繊維産業に大きな可能性がもたらされることが期待されている。

縫製繊維業界には生産性、品質、競争力の向上と、新技術、生産機材、技術革新への投資が求められている。

 

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最終更新:2014年12月11日14:00

ベトナム:皮革履物部門、国内原材料を渇望

皮革履物製品は生産コストの68~75%を原材料が占めているため、国内生産率を増やすことは国際統合における履物業界の優先要件であると、ベトナムビジネスフォーラムマガジン(VBF)は述べた。

VBFによると、現在の国内生産率はわずか40~45%であり、皮革、人工皮革、キャンバス生地などの主要原料は主に輸入されている。

2014年初頭の時点で、ベトナムにはなめし革工場を含む129の原材料生産工場があった。皮革履物原材料部門の工業生産額は2006年から2011年の期間に毎年16.5%拡大した。皮革履物の生産額全体の原材料費の割合は、2011年にはわずか20.3%だった。この成長は、繊維製品、電子機器、メカニックスのような他の産業の裾野産業により記録された割合よりも低く、ベトナムの裾野産業の発展可能性に釣り合うものではなかった。

ベトナム皮革履物鞄協会(Lefaso)は、ベトナムの皮革、履物、バッグの付加価値がまだ低いことを認めた。 2013年、ベトナムの皮革、履物、バッグの輸出売上高は103億ドルに達しており、そのうち材料が70%―70億米ドルを占めている。特に輸入は60%―42億米ドルで、国内材料は40%―28億米ドルである。

また、ベトナムの皮革履物産業は主に材料や製品設計を外国企業へ外部委託している。合否、不織布、工業用布、靴底、装飾品、接着剤、化学物質のような原材料はベトナムで製造され始めたばかりである。ベトナムで現在供給できるこれらの原材料は20%に満たない。

さらにLefasoによると、2013年以降原材料生産への投資が拡大されなければ、ベトナムは2015年には皮革の75%を、2025年には87%を輸入する必要がある。また2015年には合否の96%、2025年には99%を、2015年には織布及び不織布の92%、2025年には94%を輸入しなければならない。

現在、ベトナムの皮革、履物、バッグの裾野産業は、貿易促進、投資の信用支援、輸出信用支援、輸出契約の保証など他の裾野産業と同様である。しかし依存性を減らし、新しい調達先を持つためには、具体的な支援を必要とする。

長い目で見れば、ベトナムは皮革履物生産に携わる大規模な多国籍企業からの投資資本を誘致するための一貫性のある方法、政策、措置を開発し実行する必要がある。

また、国内の支援企業がFDI企業の要件を満たし国内生産率を高めるためには、財政支援や設備・技術アドバイスも必要とされる。

2014年ベトナムの皮革履物産業は、輸出から120億米ドルの利益を生み2013年より16.5%上昇することを目標とした。そのうち履物は95億米ドルの利益で13%上昇、バッグは25億米ドルの利益で31%上昇することを狙った。この目標を達成するために、ベトナムも自由貿易協定(FTA)や環太平洋経済連携協定(TPP)を活用する必要がある。これらは皮革履物産業にとって量と質の両方を発展させるための原動力であり絶好の機会であると考えられている。

 

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最終更新:2014年12月11日06:00

ベトナム:日本へのショートパンツの輸出、急増

統計データによると、2014年年初9ヶ月間におけるショートパンツの輸出数量は約1億5090万点以上で、輸出金額は6億780万USDに達し、対2013年同期比で、輸出数量は22.5%増、輸出金額は17.4%増となった。予測では、2014年も残り2ヶ月の輸出金額は1億5500万USDで、対昨年同期比で20%上昇すると見られている。

2014年9ヶ月間でベトナムから主要市場へのショートパンツの輸出は対2013年比でかなり順調で、9.4~48.9%増加している。

具体的には、米国向けショートパンツの輸出は、ショートパンツの総輸出額の62.2%を占め、輸出数量9930万点、輸出金額3億5610万USDである。現在、米国経済はEU、日本、中国という他の市場より好調で、労働者市場の改善の兆しもあり、2014年末における消費者需要も増えている。予測では、2014年第4四半期ではこれらの市場へのこの製品輸出も成長していくと見られている。

EU経済も徐々に成長し、EU市場へのショートパンツの輸出は順調で、額数量は1550万点、金額7710万USDで、対2013年同期比で、数量40.6増、金額48.9%増となった。そのうち、スペイン59.2%、ドイツ52.7、イギリス144.9%、フランス57.6増とEU諸国のうちの一部の国への輸出は対2013年同期比で、大きく成長している。

日本市場へのショートパンツの輸出は、製品単価が大きく下降したため、対2013年同期比で、数量45.2%増、金額16.4%増となり、輸出数量は418万点、輸出金額2910万USDとなった。

注目すべきは、韓国へのショートパンツの輸出で、輸出単価が大幅に上昇し、対2013年同期比で、輸出数量は0.3%と微増、輸出金額は29.1%増加し、輸出数量430万点、輸出金額2900万USDとなった。

一方で、各企業はカナダ、ブラジル、チリ、オーストリア、アラブ首長国連邦、ロシアなどという他の市場向け輸出を強化している。

 

2014年年初9ヶ月間のショートパンツの輸出価格は、対2013年同期比で、4.1%とやや下降し、FOB価格4.03USDである。

2014年年初9ヶ月間の米国へのショートパンツの輸出額は、対2013年同期比で、8.3%下降し、FOB価格3.59USDである。2014年9月単月では、米国市場向けの輸出価格は、対前月比で3.1%上昇したが、対2013年同期比では15.6%下降し、FOB価格2.13USDである。

2014年年初9ヶ月間における、日本へのショートパンツの輸出価格は、対2013年同期比で、19.8%下降し、FOB価格6.96USDである。2014年9月単月では、日本市場向けの輸出価格は、対前月比で7.9%下降したが、対2013年同期比では85%上昇し、FOB価格6.3USDである。

一方、2014年年初9ヶ月間における、EUへのショートパンツの輸出価格は、EU諸国のうちの一部の国で、イギリス5.9%、ベルギ11.6%、チェコ8.6%、デンマーク7.4%など上昇しているため、対2013年同期比で、5.9%上昇し、FOB価格4.97USDである。

 

 

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最終更新:2014年12月10日06:00

ベトナム:電子商取引協会がオンラインショッピングを後押し

ベトナムにおける電子商取引の迅速な発展のためには、インターネット利用者に対してオンラインショッピング利用の後押しをしていくことが必要だと専門家は話す。

ベトナム電子商取引協会(Vecom)のNguyen Thanh Hung会長が11月26日に語ったところによると、ベトナムの3500万人近いインターネット利用者のうち、44%はオンラインショッピングを利用したことがないという。

Hung会長はオンラインマーケティングについての会議の場で、すでに700社以上が参加登録している、2014年に初開催となる「オンラインショッピングの日」について話した。

商工省の電子商取引・情報技術局(Vecita)と電子商取引協会は協調して個人、企業や他組織によるオンラインショッピングの利用を働きかけているという。

ホーチミン市で開催されたこの会議は、銀行、即配サービス、運輸、テレコミュニケーションといった分野における電子商取引関連業者と消費者の双方に機会をもたらすものとして期待されている。

今会議では「オンラインフライデー」が大々的に宣伝されることとなる。今年12月5日に第1回が開催され、その後も毎年12月最初の金曜日に開催される。

商品やサービスを購入する消費者には割引、無料配送やその他の特典が準備されている。

電子商取引の出来高は2013年に22億米ドルに達し、2012年と比較すると300%の伸びを記録した。会議の場では、電子商取引は来年さらに倍へと成長することが見込まれるとの予測が聞かれた。

 

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最終更新:2014年12月09日18:49

インドネシアPan Brothers社、ベトナム生産活用し2015年の20%拡大目指す

インドネシアの上場アパレルメーカーのPT Pan Brothers社は現在、ベトナム企業との共同事業によって試験生産を行っている。この共同事業が実現すれば、Pan Brothers社は、同社製品の一部をベトナムで生産できるようになる。今後5年間にわたる長期的な成長戦略の一環として、両社は来年、少なくとも20%の成長を見込んでいる。

Pan Brothers社のAnne Patricia Sutanto副社長は1日、同社の策定する計画について、ベトナムのアパレル企業と協力することで、東南アジア地域でのチャンスを十分に活かしていくつもりだと述べた。

試験生産の結果が良好だった場合、両社は共同事業を来年、正式に開始する。この合弁会社は、有機的組織または機械的組織のいずれかになるとされている。

試験生産では、Pan Brothers社が当該のベトナム企業に対して、200万着の衣類を発注した。こうした試験を行うことで、今後、共同事業を進めるべきかどうかを判断することができる。

ベトナムで工場労働者の月給は平均約140~150ドルとされており、この額はPan Brothers社の工場があるセントラル・ジャワの月給110万ルピア(89.57ドル)と比較すると、大幅な違いがある。だがセントラル・ジャワでも来年、最低賃金を引き上げる計画としている。

インドネシア政府がアパレル輸出の促進に注力していることもあり、Pan Brothers社は、チャンスを活かして、主にインドネシアでの生産量を拡大しようとしている。中国は今なお世界トップのアパレル輸出国だが、国の経済は低迷しており、国内の繊維産業もその影響を受けている。

Anne副社長が引用した統計によれば、中国のアパレル輸出は2012年に38%の伸びを示して以降、毎年1.9%の割合で減少し続けている。一方、同じ年のベトナムのアパレル輸出は2.3%増、インドネシアは1.8%増だった。

同統計はまた、インドネシアのアパレル産業について、今後ASEAN諸国や南アジアの国々と戦うだけの競争力があれば、まだ伸びしろがあるのではないかということを示している。

ベトナムでのビジネス拡大の計画のほか、Pan Brothers社は約6500万ドルの資金を調達し、今後3年の間に7件の工場を設立する。工場の設立は、同社最大の顧客である三菱商事と共同で行う。来年着工の2件の工場には、約890万~1000万ドルの資金を投入する計画だ。

現在10件の工場を有する同社は、今年1年で約3430万ドルを投じて、Boyolaliとセントラル・ジャワに 4件の工場を設立した。これによりポロシャツの年間生産能力が、4200万~9000万着にまで拡大する。このうち2件の工場はすでに操業を開始しており、残りの2件も先月、建設作業を完了した。

今年9月の時点で、同社は2億5278万ドルの販売収益を計上した。この数字は前年同期の2億6414万ドルと比較すると4.3%減となっている。一方、今年1~9月の純利益は531万ドルで、前年同期の846万ドルと比較すると、大幅な減少をみせた。従って9月の販売収益の減少は、この純利益が低かったことに起因しているものと考えられている。

同社にとって最大の輸出市場はアジアで、売上総額の37.3%を占めている。その後ヨーロッパと米国が続き、それぞれ30%と26.5%となっている。同社が製造しているのは主に、NikeやNorth Face、Lacoste、Emporio Armaniなどの製品である。

 

 

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最終更新:2014年12月09日06:00

ベトナム:ヴィンフック省の手工業村開発の進展

ベトナム北部ヴィンフック省は、省内の特に農村地帯在住の人々に職と収入を提供するべく、伝統手工業村の開発に注力している。

現在、ヴィンフック省には主に農林漁業産品加工、手工芸、石彫、鑑賞用動植物、建設資材といった分野の1万9300カ所以上もの生産拠点がある。

製品を海外へ輸出している手工業村もある。Song Lo県Hai Luu村は石彫製品を、Lap Thach県Trieu De村はラタン製品を、Binh Xuyen県Thanh Lang村は木工製品を、Vinh Tuong県Vinh Son村は蛇、 Ly Nhan村は鋳造製品をそれぞれ輸出している。

こうした手工芸村は農村地区の6万人に雇用を創出し、一人当たり平均月額170万から190万ベトナム・ドン(80-90米ドル)の収入を得ることができる。

手工芸村の開発は、地元経済の構造転換を促進し、より緊密な生産連環が構築されることにつながった。

しかし、ヴィンフック省の手工芸村は数多くの困難にも直面している。多くの手工芸村は時代遅れの技術での小規模な生産体制であり、市場も限られている。

こうした状況下、ヴィンフック省は手工業村の維持と発展のために、産業・手工芸集落の形成を含む様々な施策や政策立案を行ってきた。

ヴィンフック省は2190億ベトナム・ドン(1040万米ドル)かけて81ヘクタールの土地に8つの手工業集落を形成した。

今後、ヴィンフック省は中小規模の企業や生産者家族を誘致するべく、2015年までに24の産業集落を形成することを目標としている。

加えて、ヴィンフック省は若年層むけの手工業訓練、手工業村の輸出支援等を行い、技能労働者の育成に注力している。

ヴィンフック協同組合連合のNguyen Van Kiem会長によると、手工業開発のための取り組みを継続するとともに、省は伝統的な村の産業を復活、開発させるための基金を設立したという。

 

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最終更新:2014年12月08日14:00

ベトナム:国内アパレル企業、2015年に向け前途洋々

ベトナムのアパレル企業は来年、ビジネスが成長し生産が拡大することを期待している。と言うのも、衣料品輸出の年度末需要が堅調な動きをみせているからだ。

「投資」紙によれば、今年も残すところ1カ月を切り、大手アパレル企業の多くはすでに、2015年に向けた製造計画やビジネス・プランを打ち出しているという。

TNG株式会社は2015年の目標を、収益1.8兆ベトナム・ドン(8490万米ドル)、税引き後利益750億ベトナム・ドンとしている。2014年に関しては、これまでのところ、収益が1.4兆ベトナム・ドン、税引き後利益が550~570億ベトナム・ドンとなっている。縫製産業の輸出は今年、急成長を遂げたが、同社社長Nguyen Van Thoi氏は、こうした前向きな動きを視野に入れて、来年の目標を設定したと話す。同社の主な輸出先とその輸出高は、米国が47%とトップに立ち、次に欧州連合(EU)の21%、カナダの15%、そして日本の6.5%と続いている。

ハノイ繊維株式会社(Hanosimex)社長Nguyen Song Hai氏は、2014年の収益について、前年比27%増の2兆1200億ドンに達するものと見込んでおり、これにより同社の生産目標と事業目標を実現できると考えている。一方、来年の目標は13~15%増としている。同社では来年締結予定の貿易協定から得られるメリットを見越して、繊維や生地、縫製の各工場を設立・開発する計画としている。工場の建設地には、ベトナム中部のタインホア省、ゲアン省、ハティン省、クアンビン省を予定している。

Thanh Cong繊維投資貿易株式会社(TCM)では、2015年の収益と税引き後利益の目標をそれぞれ、2兆7800億ベトナム・ドンと1703億ベトナム・ドンに設定している。一方、2014年の収益と税引き後利益は、それぞれ2兆5400億ベトナム・ドンと1640億ベトナム・ドンだった。同社では、長期的な成長を目指していることから、投資を促進してアパレル製造工場を建設し、2015年に竣工の計画としている。建設地はヴィンロン省のHoa Phu工業地区である。

ベトナム繊維公団(Vinatex)によれば、同国の繊維・縫製産業の輸出額は今年、前年比19%増の2450万米ドルを叩き出す可能性があり、これは過去3年間で最高額になるという。Vinatex社社長 Le Tien Truong氏は、ベトナムの繊維・縫製産業は近年、原材料の調達先を拡大しようとしており、これにより輸入への依存を緩和し、柔軟性のある競争力を養おうとしているという。結果として、これまでのところ、現地調達率を約50%引き上げることに成功している。

ベトナムは現在、ロシア・ベラルーシ・カザフスタンの3カ国による関税同盟や、EU、韓国などとそれぞれ、自由貿易協定について交渉中であるほか、アジア太平洋経済協力(APEC)加盟国との環太平洋経済連携協定(TPP)の交渉にも参加している。これらの協定が締結されれば、同産業に絶好のチャンスがもたらされると考えられている。

だが同時に、同産業では、最新の技術や設備、開発などへ投資し、生産力や製品の品質、競争力などの改善を行うことが求められている。

 

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最終更新:2014年12月08日06:00

ベトナム:2014年11月12日から2014年11月20日までの繊維輸入実績例

今週、各市場からの綿輸入価格は対前週比で逆行したが、1,534-1,852 USD/tで推移している。具体的には、シンガポールからの綿輸入価格は、対前週比1.8%下降し、1,695 USD/tである。パキスタンからの綿輸入価格は、対前週比4.7%下降し、1,534 USD/tである。日本からの綿輸入価格は、対前週比9.5%下降し、1,784 USD/tである。イギリスからの綿輸入価格は、対前週比4.1%下降し、1,825 USD/tである。中国からの綿輸入価格は、対前週比4.0%下降し、1,659 USD/tである。台湾からの綿輸入価格は、対前週比9.3%下降し、1,788 USD/tである。アルゼンチンからの綿輸入価格は、対前週比13.4%下降し、1,587USD/tである。ただし、他の市場からの綿輸入価格は、対前週比で上昇している。そのうち、米国からの綿輸入価格は0.8%上昇し、1,738 USD/tである。ブラジルからの綿輸入価格は1.2%上昇し、1,722 USD/tである。香港からの綿輸入価格は4.5%上昇し、1,791 USD/tである。フランスからの綿輸入価格は3.9%上昇し、1,799 USD/tである。インドからの綿輸入価格は0.9%上昇し、1,615 USD/tである。スイスからの綿輸入価格は0.4%上昇し、1,790 USD/tである。マリとオーストリアからの綿輸入価格は、対前週比変動なく、1,730-1,852USD/tで推移している。2013年同期と比較すると、これらの市場から綿輸入価格は10.8~20.8%下降した。

 

各市場からのポリエステル糸(コード:54023300)の輸入価格は対前週比で上昇したが、1.06-2.09USD/kgで推移している。そのうち、タイからの輸入価格は、対前週比3.4%上昇し、1.22 USD/kgである。台湾からの輸入価格は、対前週比8.2%上昇し、1.85USD/kgである。中国からの輸入価格は、対前週比9.3%上昇し、1.39 USD/kgである。マレーシアからの輸入価格は、対前週比17.3%上昇し、1.42 USD/kgである。これらの各市場からの綿輸入価格は昨年同期比で5.0~20.6%下降している。ただし、他の市場から綿輸入価格は、香港2.09 USD/kg、インド1.46 USD/kg、インドネシア1.3 USD/kg、韓国1.38 USD/kgである。

 

綿100%、生地巾 57/58 inch(コード:55121900)の日本からの輸入価格は1.59 USD/ydで、インドネシアからの輸入価格は1.98 USD/yd(CIFカットライ(HCMC))である。

ナイロン100%、生地巾55inch (コード:55133900)の台湾からの輸入価格は6.0 USD/ydで、日本からの輸入価格は9.1 USD/yd(CIF ハイフォン)である。

ポリエステル100%、生地巾58/60inch (コード:54076900)の韓国からの輸入価格は1.21 USD/ydで、中国からの輸入価格は1.46 USD/yd(CIFカットライ(HCMC))である。

綿65%、ポリエステル35%、生地巾58/59inch (コード:55142900)の台湾からの輸入価格は2.52 USD/ydで、シンガポールからの輸入価格は2.87 USD/yd(CIFカットライ(HCMC))である。

綿60%、ポリエステル30%、生地巾66inch (コード:60062200)の中国からの輸入価格は0.98 USD/ydで、香港からの輸入価格は1.25 USD/yd(CIFハイフォン)である。

 

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最終更新:2014年12月07日06:00

ベトナム:オンラインショッピングの1大イベント、開催される

Zalora Viet Namはeコマース大手であるGrabtaxi、Jetstar Pacific、Ivivu、Foodpanda、Hotdeal、小売サイトVinabook、beyeu、thegioididong、dienmayらと共同で巨大オンラインショッピングイベント「オンラインフィーバー」を開催すると発表した。

このイベントは12月5日から12日まで開催され、ベトナムでのオンラインショッピングの促進と持続可能なeコマースコミュニティを構築することを目的としている。

このイベントはベトナムの電子商取引・通信技術局が開催する1日限りのイベント「オンラインフライデー」に続くもので、携帯パソコンやスマートフォン、タブレット等の端末を提供する。

今回のイベントは、eコマース企業各社がお互い競合するのではなく、協力して各社が誇る商品やサービスを消費者に提供する、ベトナム初の取組となる。

参加する10企業は、マーケティング費用を増額し、より多くの顧客と繋がるためのオンラインマーケティングの効率を最大化すべく、他社と協力して様々な手段を活用したクロスマーケティングや共同マーケティングを行う。

イベント期間中、消費者は多くのサイトを訪れて特典を確認するかわりに、400以上の無料配送、無料電子機器セールや最高7割引等の特典やセール情報を1カ所で得ることができる。

「オンラインフィーバー」の期間中、携帯電話事業社 Viettelは自社の800万人の利用者に特典情報のテキストメッセージを毎日送付する。

Zalora社はシンガポール、インドネシア、マレーシア、ブルネイ、フィリピン、タイ、ベトナム、香港、オーストラリア及びニュージーランドで事業を展開している

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最終更新:2014年12月06日14:00

中国からベトナムへ、低付加価値労働移動の流れ

こんな諺がある、「抵抗のない方へ流れていくと川は曲がりくねった川になる」。この「川は曲がりくねった川になる」の部分を「労働力は安価になる」に置き換えると、極めて信頼性の高い経済の経験則になる。

繊維・縫製産業は常に「最も抵抗の少ない道」を求めてきた。同産業はかつて米国ニューイングランドの経済を支えていたが、1920年代に入り、労働者が賃金の引き上げを求めてストライキを起こし始めると、まだ人々の考え方に柔軟性の残る南へと移動した。

米国南部では長い間繁栄に恵まれ、1960年頃には、ノースカロライナ州だけでも50万5000人もの縫製労働者がいたという。

だがその頃、米国南部の縫製労働者らは基準を下回る賃金や労働条件に不満を持ち始め、労働組合を結成したりストライキを起こしたりしていた。これに見切りを付けた工場主らは工場を閉鎖し、中国、インドネシア、ベトナム、バングラデシュ、メキシコなど発展途上国へと拠点を移した。これらの国々では、人々は貧困にあえぎ、仕事の内容や賃金の額にかかわらず職を求めていた。

ジョージア、ノースカロライナ、テネシー、アラバマ、バージニアなどの各州では、2002~12年の間に、平均59%の縫製労働者が職を失った。かつてこれらの州で行われていた縫製業は、そのほとんどが中国へと移動した。

だが近年、川の流れが再び変わりつつある。中国での労働力はもはや安価ではなく、「最も抵抗の少ない道」は現在、ベトナムへと続いている。ベトナムの縫製労働者の賃金は、中国の38%だといわれている。

米国商務省国際貿易局(ITA)のデータによると、ベトナム繊維・縫製産業の対米輸出額は2012年、77億ドルを達成し、13年には88億ドル、今年1~9月には98億ドルにまで達した。

ベトナムはまた、米国の靴・履物市場にも参入している。靴やブーツ、スリッパ、サンダルなどの対米輸出額は2008年、12億ドルとなり、13年には29億ドルとなった。

こうした状況下、米国縫製産業では、ベトナムとの貿易協定を阻止したい考えだ。協定を結べば、米国製造業が海外移転を余儀なくされる可能性があるからだ。だがこれまでのところ、両国で結ばれている貿易協定はない。

 

<いまだ交渉中の貿易協定>

環太平洋経済連携協定(TPP)では、米国を始めとする計11カ国、およびベトナムが現在交渉に参加している。中国は、依然として繊維・縫製・履物の各産業をリードしているが、交渉には参加していない。

繊維・衣料製品に対する米国関税は現在0.8~37.5%だが、TPPが締結されれば、これらの税率は加盟国に対して撤廃されるか、ほぼ0%に近い税率となる。

こうした状況を鑑みると、米国縫製産業が、締結に反対するのも無理はない。締結後には、これまで以上に多くのランニング・シューズやカプリパンツ、スウェット・シャツなどの製品が、せきを切ったように、ベトナムから輸入されることになるだろう。

 

<交渉の背景>

全米繊維団体協議会(NCTO)によれば、米国繊維・縫製産業では約37万3000人の労働者が働いているが、そのうち生産に従事しているのはわずか1万2000人だという。

一方、米国靴・履物産業の労働者は約30万人だが、生産に従事しているのはわずか3000~7500人である。

だが実際のところ、こうした数字は米国履物流通小売業者協会(FDRA)の1職員による推定に過ぎず、確かなデータは存在していない。産業従事者の減少があまりにも激しく、米国労働局ももはや人数の把握さえしようとしていないからである。

これらの産業の一体何がいけなかったのだろうか。わずかだが、残った労働者のために何か対策を取ろうとはしないのか。

対策は取っている。だが米国繊維・縫製・履物産業は近年、専門的な業務に従事しているため、海外への移転が難しくなっているのだ。

米国縫製産業ではもはや、シャツやスカートの大量生産は行っていない。生産よりもむしろ、医療用機器の応用、省エネ対策、スポーツでのけがの予防や、その他現代に必要とされる業務に特化している。

これらの職業は先端技術職で、従事する者にも高度な技術が必要とされる。

ベトナムの繊維・履物産業では現在、労働者が単純労働を行っているが、いずれ賃金の引き上げを要求し、今よりも高い賃金を手にする日が来るだろう。そのとき、ベトナムを生産拠点としてきた米国企業は、人々が職を求めただも同然で働く別の国へと再び拠点を移すのである。

今後TPPを締結したとしても、その状況は変わらないだろう。

 

 

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最終更新:2014年12月06日06:00

ベトナム国際ファッションウィーク開幕

ホーチミン市1区のジェムセンターにおいて、12月1日に第1回ベトナム国際ファッションウィークが開幕した。ホーチミン市のデザイナーCong TriのNO.8と題されたオートクチュールコレクションの発表会が開幕イベントとなった。

ベトナム国際ファッションウィーク2014の期間中、国際的に著名なデザイナーであるAntonio Grimaldi、Livia Stoianova、Yassen Samouilov、Zio Song、Roj Singhakul、 Tsolmandakh Munkhuuら、そして国内デザイナーを代表してCong Tri、Adrian Anh Tuan、Chung Thanh Phong、Hoang Hai、 Hoang Minh Ha、 Le Thanh Hoa、Vo Thi Li Lamらの17のファッションショーが開催される。タイのISSUE、フランスのOATVといった著名ブランドも期間中にショーを行う。

ファッションウィークはデザイナーらの実験的な創作を奨励、評価し、他の才能ある前衛デザイナーらとの競演により彼ら自身の創作の可能性を広げる契機となる。

このイベントはFIDe Fashion Weeks、Multimedia Joint Stock Companyとアジアクチュール連盟が共催し、ACFとフランスのファッション専門学校Atelier Chardon Savardが後援している。イベントは12月6日まで開催される。

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最終更新:2014年12月05日14:00

ベトナム:繊維産業へ外資の波、押し寄せる

ベトナムを巨大な輸出向け繊維製品生産の基地にしようというのが、HanesBrandsやSmart Shirts Garmentなどの多くの海外投資家の狙いである。

アパレル企業グループHanesBrandsの世界事業展開部門上級副社長Javier Chacon氏は、世界の巨大繊維企業の投資の波を認めつつ、こう語る。

「ベトナムはHanesBrandsの最大にして最重要な生産基地と見ている。我々は2008年にトゥアティエン・フエ省とフンイン省に最初の工場を開いて生産を始めました。トゥアティエン・フエ省の工場は2010年に拡張されました。ベトナムでHanesBrandsは年間合計4億点以上の製品を生産しています。」とJavier Chacon氏は言う。

現有の3工場を基礎に長期的な投資を決定し、規模拡大を続けながらも、しかし、HanesBrandsはベトナムへの投資をさらに増やすつもりである。

「我々はベトナム繊維公団と話し合い、合弁事業を興し、高級品生産のための投資案件で協力し、高級市場にサービスを提供し、付加価値を高めることができます。」とHanesBrandsの代表は言う。

ベトナムを巨大な輸出向け繊維製品生産の基地にしようというのが、この領域の多くの投資家の狙いである。繊維関連の投資案件の数がこの2-3年で急増していることを考えれば、このことは明確である。

2014年初めから海外企業による20件近い新案件の投資方針が各省で承認された。

2014年2月初め、Smart Shirts縫製有限会社はバクザン省から投資許可証を受け、総投資額500万米ドル以上の工場建設案件を実現し、男女シャツ各種、制服、その他の製品を専門に生産する。

年間生産能力600万点、工場面積13,892平方メートル、バクザン省Viet Yen県Van Trung工業団地にて案件は実現される。

同社はバクザン省から投資許可を受ける以前にフンイン省An Thi県Phu Ung地区やナムディン省Vu Ban工業団地で工場の建設投資を行なっている。

Smart Shirts Vietnam有限会社は香港資本の100%外資企業で、縫製品の生産を専門としている。スリランカ、フィリピン、中国、ベトナムなどアジア各地に多くの生産拠点を持つSmart Shirtsグループの1拠点である。

Smart Shirts Vietnamの代表曰く、我社がベトナムに工場を建設したのは正しかったし、そのことは2014年に最新の工場が建設されたことで、はっきり証明されている、という。

Smart Shirtsは米国、日本、欧州の有名アパレルブランドに製品を供給している。この数ヶ月に米国からの引合が急増し、各市場やSmart Shirtsの重点顧客への輸出製品の供給業務の中で、ベトナムの各工場は大きな役割を占めるようになってきた。

ベトナムを巨大な繊維製品生産の基地にしようという方針の実現の動きの中でもとくに重要な一つは、天虹集団(中国)がクアンニン省にて4兆5200億ベトナム・ドン(2億1500万米ドル相当)かけて、Texhong Hai Ha工業団地のインフラ建設・運営投資案件を開始したことである。

3-5年後、天虹集団はTexhong Hai Ha工業団地にて繊維工業の一貫生産ラインを持つ近代工場の投資建設を完成させることになる。

 

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最終更新:2014年12月04日06:00

ベトナム:合繊メーカーCentury社がIPO実施へ

Century Synthetic Fiber Corporationは12月9日に新規株式公開(IPO)を行い、その後ホーチミン市証券取引所に上場する予定である。

国家証券委員会は合成繊維製造会社である同社に1株あたり1万8000ベトナム・ドン(2.8米ドル)の公募価格で300万株の発行を許可した。

同社およびその主要株主であるRed River Holding社は11月26日に新株の将来性を紹介する販売説明会を開催した。

IPO実施と2014年の会計監査報告の発行を待ち、Century Synthetic Fiber社は2015年第2四半期中にホーチミン市証券取引所への株式上場を予定している。

今回のIPOは同社が2014年5月に開始したタイニン省Trang Bangの7290億ベトナム・ドン(3430万米ドル)規模の工場拡張計画への資金を調達するためと同社幹部は話す。

同社は2015年の第3四半期にはこの工場を生産可能量の5割まで稼働させることを予定している。

同社取締役会のDang Trieu Hoa議長によると、今回の工場拡大は顧客企業からの増加しつつある発注に対応するためであるという。同社の顧客企業はすべてナイキ、アディダス、ユニクロ、ザラやノースフェースといった巨大企業と取引を行っている。

2008年から2013年にかけて、Century Synthetic Fiber社の売り上げは39%上昇し、収益ベースで65%の伸びを記録した。同社は工場拡張により、2016年には売り上げが約20%拡大し2兆3000億ベトナム・ドン(1億840万米ドル)、利益が1320億ベトナム・ドン(620万米ドル)となると予測している。

2014年1月から9月までで、同社の売り上げは1兆ベトナム・ドン(4710万米ドル)、収益は820億ベトナム・ドン(380万米ドル)に達している。

 

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最終更新:2014年12月03日14:00

ベトナム:Hanosimex、中部各省の繊維案件に多額の投資

ハノイ繊維総会社(Hanosimex)によれば、同社は投資案件の承認を受けて、今後、タインホア、ゲアン、クアンビン各省での紡績・織布・縫製工場建設の一連の案件の投資建設を展開する。

これらの案件の投資事業は繊維産業発展を目標とし、2014年4月11日の決定3218/QD-BCTにて商工省が承認した2020年までの繊維産業の計画と2030年までのビジョンに従って北中部繊維工業地域を形成していく。

ハノイ中心部からの生産工場移転は、これまでも数年にわたってハナム省、バクニン省、Nam Dan(ゲアン省)などで実現しており、その中には、33000錘規模のBac Ninh紡績工場、24ラインの規模のDong Van縫製工場、30000錘規模のDong Van紡績工場、24ラインの規模のNam Dan縫製工場(第1期)などが例として挙げられる。

2014年-2015年の計画に従えば、Hanosimexのこれらの案件への投資額は1兆5000億ベトナム・ドン(約7000万米ドル相当)になる。

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最終更新:2014年12月02日14:00

ベトナム:日本は景気後退も対日輸出に影響なし

日本は2014年第3四半期に再び不況に落ち込んだが、ベトナム経済界は対日輸出の今後の困難を予想するものの、現在までのところ変動はないと判断している。

ロイターによると、7月から9月の日本の国内総生産は年率にして1.6%の減少となり、消費増税による第2四半期の年率7.3%減に引き続いての減少となった。

世界第3位の経済大国の景気は第3四半期で2.1%回復することが予想されていた。

ベトナムの縫製繊維製品、水産品、農産品の輸出業者らは日本からの発注が徐々に減少することはあり得るものの、現在の状況は想定内に留まると話す。

日本へ水産加工品を輸出するSaigon Food社のLe Thi Thanh Lam副社長は、日本からの外注生産を行う企業はすでに契約金額が決定しているため大きな影響は受けてはいないと話す。

「日本の輸入業者は様子見のため現在は発注頻度を落としています。しかし、ベトナム国内需要が12月に頂点を迎えるので、当社の業務は日本からの発注減少の影響をほとんど受けません」とLam副社長は話す。

アパレル企業Saigon 2社のNguyen Huu Toan社長は、ベトナム企業はほとんどが米ドルで決済を行うため、現在の円の下落もアパレル輸出に影響を及ぼさないという。「現時点から年末までの注文状況は安定しています」と彼は話す。

ホーチミン市縫製繊維刺繍織物協会のPham Xuan Hong会長は、会員企業の日本の取引先との2015年にむけた発注交渉は「非常にうまくいっている」と話す。

「日本企業が他国への発注を減らしているのかは承知していませんが、ベトナム企業への発注は高い水準に留まっています。」時として、対応可能な数量以上の発注を受けることもあるとHong 会長は続けた。

Maybank Kim Eng Securities投資コンサルティング部のPhan Dung Khanh部長によると、円建て融資を受けた企業は、現在円が他通貨より下がり、ベトナムドンが強い状況下にあるためその利益を享受しているという。「投資のために円建て融資を検討している企業もあります」とKhanh部長は言う。

 

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最終更新:2014年12月01日06:00

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