インドシナニュース

2014年08月 のニュース一覧

ベトナムからのバッグ類の輸出、順調な伸び

2014年7月における、各市場へバッグ類の輸出額は順調な成長を維持している。輸出金額は2億6000万USDに達し、対先月比で14%となり、対2013年同期比で55%増となった。2014年年初7ヶ月間におけるこの製品輸出金額は15億USDに達し、対2013年同期比で41%増となった。こうした成長率で工業製造製品の中でこれらの製品は第1位に位置している。2014年年初から今まで、ベトナムから米国、EU、日本、中国、韓国という主要市場へのこの製品輸出額は急拡大している。

2014年5月の輸出金額が減少した後で、2014年6月における米国、日本という大市場への輸出金額はやや上昇している。例えば、米国への輸出金額は1億800万USDに達し(対先月比2.88%増)、日本への輸出金額は1961万USDに達した(対先月比1.94%増)。さらに、EUへの輸出額は大幅に成長し、対先月比で14%上昇し、対2013年同期比で40%上昇し、輸出金額は6400万USDに達した。そのうち、EU加盟国の中でドイツ1269万USD (6.68%増)、オランダ1968万USD(22.1%増)、ペルギー1300万USD(63.73%増)など一部の国向けの輸出金額は急増している。

2014年年初6ヶ月間における、アメリカ向けのバッグ類の輸出は第1位に位置し、5億2899万USD、対2013年同期比で35.08%増なり、これらの品目輸出総金額の42.26%を占めた。EU向けのバッグ類の輸出は、アメリカに続く第2位で3億1800万USD、前年同期比33%増となった。特に、オランダへのこの製品の輸出額は、対前年同期比で177%上昇し、EU加盟国中ではこの品目で輸出先第1位となった。日本向けのバッグ類の輸出は、アメリカ・EUに続く第3位1億3745万USD、前年同期比23.19%増となった。これらの品目の輸出総金額の10.98%を占めた。

 

2014年年初6ヶ月間における、これらの品目の金額成長レベルからいうと、対2013年同期比で、ほとんどの各市場が金額についてプラス成長に達した。そのうち、アラブ首長国連邦へのこの品目の輸出金額は1627万USDに達し、前年同期比276.56%増と急上昇している。それ以外に、他の市場では、中国4723万USD(103.85%増)、香港2250万USD(86.02%増)、タイ579万USD(95.35%増)、マレーシア402万USD(76.92%増)、シンガポール532万USD(71.44%増)などが急増している。

ベトナムの履物・バックの業界は米国、EUという世界市場の需要を回復とともに、欧州連合(EU)による一般特恵関税制度を受けているため、EU市場において競争で有利になっている。同時に、多くの投資家はベトナムで投資すると注文書を強化するための機会を探している。例えば、Target  Sourcing Service グループ、DANSU グループ、高級バッグのLANCASTER /SEQUOIA PARISなどが、ベトナムへの投資を強化すべく調査を行なっている。

それに従って、中国とバングラデシュからベトナムへ生産をシフトする流れ(対2013年25%増)は輸出成長のための有利な条件である。他に、この間、業界に海外と国内から投資される様々な計画があったが、そのうち、周辺産業への投資計画はベトナムの履物・バック業界が、主体的に材料を供給し、付加価値を上げて、貿易収支の改善に寄与する。また、多くの自由貿易協定が今年末あるいは来年に交渉を完了する予定である。例えば、環太平洋連携協定(TPP)、ベトナム-EU自由貿易協定、ベトナム―ベラルーシ・カザフスタン・ロシアの関税同盟、ASEAN-中国間の自由貿易協定などは履物・バック業界の成長の道を開いている。

 

ただし、履物・バック業界は大きな難題をいくつ抱えている。例えば、産業全体が輸出に大きく依存しており、現在、輸出向けの生産数量は90%を占める一方で、国内市場ではほとんど輸入製品が使われている。さらに、履物・バック業界では貿易収支は黒字だが、戦略的投資の国産化率はまだ低い。皮革の国産化率は30%、合成皮40%、付属材料は約45%にすぎない。特に、ほとんどの輸入材料は中国からで、このことは業界に潜在的危機感を与えている。一方、特に労働コストの上昇とともに生産コストも上昇しており、履物・バック業界にとっては大きな課題である。

 

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最終更新:2014年08月30日11:47

ベトナム:労働コンプライアンス改善に遅れ

最近発表された報告書は、外国直接投資(FDI)がベトナムの衣料品製造産業にあふれ続けているため、社会的コンプライアンス法が繊維部門の急速な発展速度に遅れを取り続けていると示唆している。

ホーチミン市(HCMC)輸出加工工業団地局によると、2014年上半期、繊維産業はホーチミン市に入って来た全外国直接投資(FDI)の82.44%を占めた。しかしBetter Work Vietnamが発行した新しい報告書は、繊維産業の重要な労働関連のコンプライアンス問題を指摘している。

報告書内のコンプライアンスに関する詳細な節では、強制労働や賃金および福利厚生は、2013年2月~2014年1月の間にBetter Work Vietnamによって評価された121の工場で減少している重要な分野であることを指摘している。

これにもかかわらず国際労働機関(ILO)が運営するBetter Workは、一般的に参加工場の著しい改善を描いている。

「違反率は一部の地域で悪化しているように見えることがあるが、これは業績が業界全体で悪化していることを単に示すよりも、より多様な工場を引き受けるプログラムの指標である。」

「前向きな変化がもたらされているにもかかわらず、疑問に対する答えは「非対応」のままという状況が存在するので、データが工場で行われたすべての改善を完全に収集していないかもしれないということに留意することが重要である。」と報告書は指摘している。

そのコメントを裏付けるために、Better Workは特に差別や児童労働、労働安全衛生において、著しい改善があった地域があると言及した。

国際労働機関(ILO)が運営するBetter Factories Cambodiaは、6月に統合報告書を発表したのだが、それもまた、コンプライアンスのレベルを変動することを提案し、一部の地域で改善が必要であることを強調した。

その次の段階についてBetter Workは、「Better Work Vietnamは工場がコンプライアンスを向上させるための作業の過程で、法律の遵守を確保し労働条件の改善と事業競争力の関連性を示す手助けをするための戦略を一層識別するために、積極的に社交的パートナーと連携していく。」と述べている。

 

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最終更新:2014年08月29日10:57

ベトナム小売市場を巡り海外大手が群雄割拠

日本、タイ、韓国の大手小売業者らはこれまでベトナムを収益性の高い市場と見なし、体制確立に向けて本格的に取り組んできた。だが一方で、こうした海外企業はベトナム企業にとって大きな脅威となっている。

 

韓国企業から見たベトナム市場

韓国小売大手のロッテは今年9月ベトナムに、複合商業施設「ロッテ・センター・ハノイ」をオープンする。同施設は高級ホテル、6階からなる百貨店、サービス・アパートメント、エビアン・スパ、ロッテマート(同社が展開する大型スーパー・マーケット)、飲食店、展望台などで構成されている。

美しく壮大なその建物には、ベトナム小売業界のリーダーになるという、同社の事業戦略が如実に映し出されている。ロッテがこのほど発表した計画によれば、同社では現在大規模な事業拡大に乗り出しており、2020年までにロッテマートをベトナム全土で60店舗展開する見通しだという。

また近年、消費者の購入意欲が高まってきたことから、同社では投資戦略の一つとして、首都ハノイDong Da区にある大型ショッピング・モール「PICO Plaza」に売り場面積2万平米の店舗をオープンした。

ベトナム・ロッテマート社長Hong Won Sik氏によれば、同社では今後の発展について楽観的な姿勢を示しているという。と言うのも、ベトナム市場は現在9000万人もの消費者を擁しており、また国民1人当たりの所得も増加傾向にあるからだ。同氏は「ベトナムには大きなビジネス・チャンスがあり、弊社の将来的な成長に対しても大いに期待が持てる」と話している。

2008年の進出以来、同社は既にベトナムで7店舗をオープンしており、ホーチミン市に2店舗、ドンナイ省、ダナン市、ビンズーン省、Phan Thiet市、ハノイ市にそれぞれ1店舗を展開している。

 

じっくりと市場浸透を図る日本企業

日本小売大手イオングループは現在、首都ハノイLong Bien区Sai Dong地区に、敷地面積110万平米の複合商業施設を建設している。同施設はデザイナーズ・ホテル、飲食店、娯楽施設、オフィス、スポーツ・センターなどで構成されている。

イオングループは今年1月ホーチミン市に、ベトナム1号店となる、大型ショッピング・センター「イオンモールTan Phu Celadon」をオープンした。これにより同グループの海外市場でのショッピング・モールの展開は、マレーシア、中国に続く3カ国目となった。

一方イオンクレジットサービス社は2008年、ベトナムで日系企業初となる分割払いサービス(消費者が代金を分割して支払うことができる)を開始した。また2011年には同グループ傘下のミニストップも進出し、これまでに17店舗を展開するに至っている。

さらにイオングループは、2020年までにベトナム全土で大型ショッピング・センター20店舗の展開を目指している。

 

市場競争の激化

こうした海外の大手小売業者らは、ベトナム市場を競争の激しい、エネルギッシュで揺るぎない市場へと変貌させた。中小企業の買収をめぐって行われるシェア争いや協議も、今日では当たり前の状況になってきている。

こうした競争が国内の中小小売業者らに与える影響は大きく、実績のある大手ライバル企業と比較すると、明らかに競争上不利な立場に置かれている。また大手企業らは資本も豊富で、新しい施設の建設や、機械・設備類、人材管理などに対しても多額の投資を行っている。

ベトナム小売業協会会長Dinh Thi My Loan女史によれば、ベトナムでは管理能力の欠如や、物流問題、倉庫や販売店舗の不足はもとより、販売技術の乏しさが企業固有の弱みだという。さらに「海外では当たり前とされている『お客様のために』という考え方を知らない販売員もいる。これは競争上明らかに不利」と続けた。

一方ベトナム北部・中部でCoop-Martを展開する、同社社長Nguyen Tien Dung氏は、小売業者の多くが同じレベルで競い合っている現状を不健全かつ深刻な問題とし、今後各企業が効果的に競合できるよう適切に対処すべきとした。「ベトナム企業にはこれまで、特にこれといったビジネス・モデルはなかった。国内の企業が今後、持続的な成長を目指すには、何らかのビジネス・モデルを与えられたうえで、それに倣う必要があるのでは」としている。

さらにFivimart社長のVu Thi Hau女史の話によると、ベトナム小売業にとっては人材不足もまた競争力を低下させる要因の一つだという。同社は以前ホーチミン市の店舗において営業の一時停止を余儀なくされたが、その原因については管理能力の不足だったとしている。

ベトナム国内のスーパー・マーケットらは、これまで多くの時間を費やして競合企業に対抗する手段を模索してきた。だがベトナム企業にとって本当に必要なのは競合関係ではなく、海外のライバル企業と対等に戦うための戦略的な提携関係や共同投資なのではないだろうか。

 

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最終更新:2014年08月28日06:00

ベトナム:手工芸品の輸出注文、増加

中国と日本からの手工芸品注文がベトナムに生産シフトしている。国内の手工芸品分野では2014年に16億米ドルの輸出目標を実現する好機と見ている。

ベトナム手工芸品輸出業者協会(Vietcraft)総書記Le Ba Ngoc氏はこの傾向を、外国人輸入業者のベトナム手芸品の品質への信用が高まった結果と考えた。

近年、多くの手工芸品生産業者は、中級から高級品市場に焦点を合わせ、世界市場でのベトナムの手工芸品の位置付けだけでなく、製品の品質にも大幅な変更をもたらした、とNgoc氏は言う。

Vietcraftの統計では、ベトナムの手工芸品の輸出額が今年上半期で、対昨年同期比10%増の約9億米ドルに達したことが明らかになっている。

手工芸品生産企業は、米国、日本、EUなどの従来市場への輸出に加えて、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカという、いわゆるBRICSの5ヶ国への輸出チャンスを掴もうとしているNgoc氏は言う。

地理的に有利なため、手工芸品分野では、これらの国々を潜在市場として見ていると彼は言う。ブラジルと南アフリカを除いた3カ国については、ベトナムは、市場調査や輸送で強みを活かせる。

輸出取引高を高めるため、小規模企業は、廉価品の分野よりむしろ生産能力、原料、熟練労働者に見合った中級品の市場分野を得るように努力すべきとNgoc氏は示唆する。

また、競争力をつけ、協力関係を拡大する必要もあると彼は言う。

ハノイ産業促進センター所長Hoang Xuan Thuy氏は、国内企業は他者の模倣からデザインを保護するための動きとして著作権を登録するようにアドバイスした。

 

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最終更新:2014年08月26日14:02

ベトナム:インドとの友好関係に熱心

インドとベトナムが「大切な関係」を保っていることについて、Thang教授は、インドセンターの新しい行政と政策が二国間貿易に役立つと述べた。

中国―ベトナム間の不穏な関係の中、ベトナムは中国との友好関係を確立しようとしていると、ベトナム社会科学アカデミー理事長Nguyen Xuan Thang氏は言う。彼は8月13日、最近の東アジア諸国の政治行動と安全保障環境に関する講演をした。

インド、ベトナム、日本は中国との国境問題に取り組むために、戦略的に調和しなければならないと彼は言った。ベトナムと日本は南シナ海に関して中国と対立してきたが、インドはその国境主張に関して中国と長年の紛争に直面している。

「3カ国は、国境問題に関して中国にどう対応するか自分たちの経験を共有することで、互いにより協力すべきです。」ベトナム共産党中央委員会のメンバーであるThang氏は言った。

3カ国は中国に対して圏を形成するために手を組むべきか尋ねられると、そのような動きが緊迫した状況につながりかねないと彼は述べた。ベトナムが海域での石油抽出を探査するため南シナ海で新しい訓練を実施したがっていた後に中国―ベトナム間で緊張がみられた。中国はこれについて、南沙諸島とその周辺地域は自国の領土であると主張し反対した。今年6月中国は、双方が南シナ海の係争中の領土内での石油掘削装置をめぐって対立したが、ベトナムとの軍事衝突に突入しないことを発表した。

 

「大切な関係」

インドとベトナムが「大切な関係」を保っていることについて、Thang教授は、インドセンターの新しい行政と政策が二国間貿易の目標の早期達成に役立つと述べた。

「現在インド、ベトナムの二国間貿易は70億米ドルであり、2020年の目標貿易は200億ドルです。政府の新政策により、より早く目標が達成されることを私は願います。」と彼は言った。

彼はインドの東方政策を理解し情報技術分野でのインドの成長を詳しく述べた上で、ベトナムもIT専門家の可能性を秘めており、この点でインドの助けを求めていると言った。

「インドはベトナムのIT、医療、製薬分野への投資を検討すべきです。我々ベトナムの繊維部門はかなり好調ですし、インドがこの分野に投資すると、我々は良質の原材料を輸入することができます。」とThang教授は語った。ベトナムはインドを米輸出の潜在的な市場にすることを検討すべきだと、彼は言い足した。

インド共産党の衰退について、彼はインドの選挙には注目していなかったが、共産党の間で改革と発展が必要性であると述べた。

 

 

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最終更新:2014年08月25日12:06

インドの繊維材料供給業者、ベトナムでの市場シェア拡大を期待

インドの繊維材料供給業者は、海外の仕入先と国内の顧客の両方の可能性を活用するために、2018年までにベトナムでの市場シェアを25%に高める計画を練っていると、インド綿織物輸出促進協議会(TEXPROCIL)会長Manikam Ramaswami氏は、8月8日ホーチミン市で開催されたセミナーで述べた。

ベトナムは現在世界第3位の繊維製品原料輸入国であり、アパレル輸出では5大供給国の一つに数えられる。インドは綿、生地、繊維など繊維産業に必要な投入材料の世界第2位の生産国であると、Ramaswami氏は言う。

しかしインドの繊維材料供給業者は、ベトナム繊維産業で使用される材料のわずか2%しか提供していないと、彼は語った。

ベトナムはアパレル分野で顕著な成長を遂げているが輸入原料に大きく依存していると、8月4日から8日にかけてベトナム南部の都市で行われたベトナム―インド繊維ビジネスフォーラムの一環で開催されたセミナーで彼は指摘した。

フォーラムには、TEXPROCILとそのベトナム側パートナーのもとで12の大手繊維企業からの幹部らが参加した。

大手繊維材料メーカーを含むTEXPROCILとインドのビジネス代表団は、ベトナムのメーカーとの貿易協力を促進するために多くの企業任務を遂行している。

「協力は双方の利益になるので、TEXPROCILは国内の衣料品メーカーとの今後の協力機会を探すためにベトナムに多くの代表団を送りました。」とRamaswami氏は言った。

彼によると、TEXPROCILはさまざまな材料をベトナム企業に提供したいと考えていると同時に、潜在的なベトナム市場におけるインドの繊維材料のシェア拡大を期待している。

「ベトナム企業が積極的にその材料源を多様化し、国際市場における高品質製品の生産を促進するには、両国間の相互協力が大前提となります。」と会長は言い足した。

TEXPROCIL事務局長Siddhartha Rajagopal氏によると、ベトナムは成長の勢いを維持するために、適正価格で質の良い織物や編物の十分な量の供給源を多様化する必要がある。

「結果として、価格の競争力を維持し続けられるように、インドはベトナムにとって質の良い糸や生地の経済的かつ持続可能な供給源になるかもしれません。」と彼は言い足した。

ベトナム―インド間の貿易は近年急激に増加している。2013年には52億米ドルを上回り、そのうちベトナムの輸出額は23億ドルを占めたと、ベトナム貿易促進庁副長官Bui Thi Thanh An氏はセミナーで言った。

ベトナム統計総局によると、アジア二国間の貿易関係は2015年までの双方向貿易70億ドルの目標に近づいており、急速に発展している。

 

 

 

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最終更新:2014年08月22日10:29

海外大手企業、ベトナム皮革・履物産業に注目

ベトナムの皮革・履物産業が、市場で明るい兆しを見せている。

ナイキやアディダス、プーマなど履物メーカー大手数社はこれまで、中国やバングラデシュの企業ではなく、ベトナムの企業を発注先として選定してきた。

ベトナム商工副大臣Do Thang Hai氏によれば、皮革・履物産業において、大手国内企業の多くは既に2015年第1四半期の注文を受けており、それらの注文は海外企業によるものだという。同氏は、有名ブランドの中には、ベトナムで事業の拡大を行い、製品需要の高まりに対応するとともに、リスクの軽減も図りたいと考える企業があると話す。またベトナム皮革・履物産業は今後、生産の奨励と貿易の促進に努め、かつ製品の競争力を強化して委託元企業の要求を満たすよう勧めた。

ベトナムは現在、世界でも10本の指に入る履物輸出国で、発注量の多い米市場への輸出量では、世界第2位となっている。商工省の統計によれば、ベトナムでは、7月の革靴の生産量が前年同月比10.4%増の2190万足となり、堅調な伸びを示していることが分かった。一方、履物産業による今年1~7月期の生産量は、前年同期比19.5%増の1億5040万足で、輸出額においては、前年比22%増の57億5000万米ドルだった。こうした数値から、革靴は現在、同国の主要輸出品目になっていることが分かる。

またベトナム皮革・履物協会(Lefaso)では、1~7月期にベトナムへ生産拠点を移した皮革・履物産業の企業は、前年比の25%増だったと推定している。

 

ベトナムの裾野産業

日本の中小企業は近年、特に自動車部品などの製造において、ベトナムの裾野産業に投資を行ってきた。商工副大臣によれば、ベトナム企業の技術はまだ、こうした海外投資企業の要求水準を満たしていないという。

商工省は他省庁と協力のうえ、グエン・タン・ズン首相に対して、裾野産業の成長に向けた、重点政策実施の10カ年計画(2011~20年)をまとめるよう提言する方針だ。この申し出が受け入れられれば、特定の品目や産業、措置などによって、裾野産業を支援することが可能になる。一方、各企業においても、長期戦略や投資に向けて努力すべきだとしている。

軽工業局局長のPhan Chi Dung氏の話では、多くの海外投資家は、自由貿易協定(FTA)によって生じる将来的な商機を見込んで、現在、ベトナムで、履物業界の裾野産業に投資を行っているという。同時にこうした投資がこの先、同産業の成長につながることを期待している。さらに海外企業らは、FTAの締結によって生じる恩恵を利用し、かつ利益の増加を図るために、ベトナムでの事業計画を急ピッチで進めているところだと続けた。

 

 

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最終更新:2014年08月20日06:00

ベトナムからEUへのTシャツ輸出、23.3%増

統計データによると、2014年年初7ヶ月間におけるTシャツの輸出数量は約6億2920万点に達し、輸出金額は24億7000万米ドル、対2013年同期比で、輸出数量は14.7%増、輸出金額は17.3%増となった。

現在、2014年上半期における各市場への繊維製品の輸出額について成長力が大きく、特に重点市場が順調で、ベトナムの繊維業界は目標を達成することができる。予測では、2014年第3四半期における輸出金額は12億2000万米ドルで、対昨年同期比で20%増となると見られている。

Tシャツはベトナムから一番多く輸出されている繊維製品の一つである。2014年年初6ヶ月間における主な市場へのこの製品の輸出額は順調で、対2013年同期比で9.8%-24.8%の伸び率を維持している。

具体的には、ベトナムから米国へのTシャツの輸出数量は約3億4540万点に達し、輸出金額は12億7800万米ドル、対2013年同期比で、輸出数量は8.7%増、輸出金額は9.8%増となった。現在、米国の経済は順調に回復し、経済成長スピードも改善し、失業率も下がっている。7月30日のデータによると、米国の経済は消費者物価指数と経営活動が後押しされ、2014年第2四半期における予測を大きく上回った。GDPは2014年第1四半期に2.1%下降した後で、2014年第3半期には4%となった。こうした積極的な兆しを受け、今後、米国へのこの製品の輸出はさらに成長とすると見られている。

ベトナムから日本へのTシャツの輸出数量は約5760万点に達し、輸出金額は2億3290万米ドル、対2013年同期比で、輸出数量は31%増、輸出金額は24%増となった。現在、多くの外国企業はベトナムでの長期経営のために工場建設を予定している。領土問題とコスト高のため、最近の3年間に日本から中国へ直接投下する資金量は下がり続けている。中国で生産を強化する予定で経営している日本企業の割合は2010年における73%から2013年には57%まで下降している。一方、ベトナムでは同期間に、この割合は27%から30%まで上昇している。

最近の日本企業のベトナムへの生産シフトの波によって、予測では、2014年第3四半期におけるベトナムからこの市場へのTシャツ輸出金額は成長し続けると見られている。

2014年年初6ヶ月間における、ベトナムからEUへのTシャツの輸出額は順調で、輸出数量は約3990万点に達し、輸出金額は1億7540万米ドル、対2013年同期比で、輸出数量は15.8%増、輸出金額は23.3%増となった。こうした成長はイギリス、オランダ、スペイン、ドイツなどEU加盟国の中の一部の国への輸出が対2013年同期比で急拡大しているためである。

一方、コロンビア、チリ、メキシコ、スリランカ、サウジアラビアなどという他の市場へのTシャツ輸出は対2013年同期比で、大きく増加している。

 

2014年年初7ヶ月間におけるTシャツのベトナムの輸出価格は、対2013年同期比で2.3%上昇し、FOB単価は3.93USDだった。

2014年年初6ヶ月間におけるベトナムから米国へのTシャツの輸出価格は、対2013年同期比で1.0%とやや上昇し、FOB単価は3.7 USDだった。特に、2014年6月における、対先月比で11.1%上昇、対2013年同期比で1.6%上昇し、FOB単価は4.13 USDだった。

2014年年初6ヶ月間におけるベトナムからEUへのTシャツの輸出価格は、6.5%上昇し、FOB単価は4.39USDだった。そのうち、EU加盟国の中で、ドイツ25.2%増、イタリア17.4%増、チェコ44.6%増など、一部の国向けのTシャツの輸出価格は対2013年同期比で大幅に上昇した。

一方、2014年年初6ヶ月間におけるベトナムから日本へのシャツの輸出価格は、対2013年同期比で5.3%下降し、FOB単価は4.29USDだった。特に、2014年6月における、対先月比で8.0%上昇し、対2013年同期比で5.7%上昇し、FOB単価は4.28USDだった。

 

 

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最終更新:2014年08月19日14:00

インドネシアのPan Brothers、ベトナム、中国、カンボジアへ展開と地元紙報道

インドネシアのアパレル企業PT Pan Brothers Tbkは繊維ビジネスでベトナム、中国、カンボジアへ展開する計画があると副会長Anne Patricia Sutanto女史は述べた。

同社はベトナムで合弁事業を興し、今年中にアディダス向けのスポーツウェア200万点をトライアル生産すると彼女は述べた。Pan Brothersは来年には中国企業を買収し、カンボジアでも展開する計画を持っている。

 

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最終更新:2014年08月18日14:00

アフリカの綿生産業者、ベトナム繊維産業との繋がりに期待

アフリカ東部・南部諸国の綿生産業者代表団と輸出業者は、ビジネスチャンスを探るため、8月6日、ホーチミン市でベトナムの業者らと会った。

ベトナム綿糸協会(Vcosa)によると、短繊維糸製造に必要な材料の51%以上は天然綿だが、昨年の国内製造は需要のわずか1.2%しか満たさなかった。

ベトナムは、米国、南アジア、アフリカから多くの綿を輸入しなければならず、輸入が紡績業の原材料の主な供給源であり続けるだろうと言い足した。

「市場の透明性 - ベトナムの紡績業のためのアフリカ東部・南部綿」というタイトルのセミナーで、Vcosa事務総長のNguyen Hong Giang氏は、昨年ベトナムは11.7億米ドル分の綿581,000トン以上を主に米国、インド、オーストラリア、ブラジル、コートジボワール、パキスタンから輸入したと述べた。2012年から39.1%増加したことになる。

今年の年初7ヶ月間では34.9%増加し458,000トンを輸入したと、彼は言った。

しかし、アフリカからの輸入量は控えめであると彼は言う。だが、ベトナムとアフリカの綿業界が協力を強化する可能性は大いにあると言い足した。

商工省アフリカ及び西南アジア市場部副代表Do Huu Huy氏は、ベトナム企業について、アフリカの綿は品質がかなり良くベトナムの糸生産に適していると述べた。

「しかし、アフリカからの輸入のほとんどがフランス、スイス、インドの商社を介して行われており、直接購入するよりも高くなっています。」と彼は指摘した。

もう一つの問題は、東アフリカの綿は通常糖含量が高く製造工程及び製品の品質に影響を与え、さらにベトナム企業は時には不純物が混じっていることがあると彼は言った。

彼によると、仲介を通しての輸入のせいで、品質に関する評価は複雑なプロセスで時間がかかる。

国際貿易センターとVcosaによって主催されたセミナーは、ベトナムの輸入業者がアフリカの綿生産業者や輸出業者と直接取引できるようにすると期待されている。

ベトナム企業は、地域からの輸入を拡大し、経験と研究を共有し、アフリカ諸国の紡績工場に投資することができると、彼は言った。

「ケニア、マラウィ、モザンビーク、ザンビア、ウガンダ、タンザニア、ジンバブエは合わせると、合計年間45万トンの綿を栽培しています。地域の綿消費量はまだ限られており、綿糸の良い供給源になります。」とタンザニア綿委員会Marco Charles Mtunga氏は述べた。

例えば、タンザニアでは年間12万トンの綿を生産しており、その70%は主に中国、インドネシア、タイ、インド、バングラデッシュ、ベトナム、ケニアに輸出されていると彼は述べた。

同じようなセミナーが7日北部タイビン省でも開催される。

 

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最終更新:2014年08月18日06:00

ベトナム:2014年7月24日から2014年7月31日までの繊維輸入実績例

今週、各市場からの綿輸入価格は対前週比でやや上昇したが、1,733-2,234USD/tで推移している。具体的には、シンガポールからの綿輸入価格は、対前週比0.7%上昇し、2,022 USD/tである。スイスからの綿輸入価格は、対前週比2.2%上昇し、2,035USD/tである。米国からの綿輸入価格は、対前週比3.1%上昇し、2,131USD/tである。イギリスからの綿輸入価格は、対前週比1.9%上昇し、2,005USD/tである。2013年同期と比較すると、これらの市場からの綿輸入価格は2.6~5.5%下降した。他の各市場からの綿輸入価格は中国2,171USD/t、インド1,733USD/t、日本2,061USD/t、マリ1,875USD/t、スワジランド1,985USD/tである。

各市場からのポリエステル糸(コード:54023300)の輸入価格は綿輸入価格と同傾向で、1.06 -3.29USD/kg で推移している。そのうち、台湾からの輸入価格は、対前週比1.9%上昇し、対2013年同期比4.6%上昇、2.33USD/kg である。マレーシアからの輸入価格は、対前週比5.2%上昇し、対2013年同期比12.9%上昇、1.95USD/kg である。スイスからの輸入価格は、対前週比1.4%上昇し、1.82USD/kgである。中国らの輸入価格は、対前週比5.7%上昇し、1.74USD/kgである。他の市場からのポリエステル糸の輸入価格は、香港2.24USD/kg、インドネシア2.18USD/kg、日本3.29USD/kg、タイ1.06USD/kgである。

綿100%、生地巾56/58 inch (コード:52093900) の香港からの輸入価格は1.37USD/yd、米国からの輸入価格は1.83USD/yd(CIFカットライ(HCMC))である。

ポリエステル100%、生地巾58/60inch(コード:60041090)の台湾からの輸入価格は0.8 USD/ydで、香港からの輸入価格は1.2USD/yd(CIFカットライ(HCMC))である。

綿95%、スパンデックス5%、生地巾58/60inch (コード:60041090)の中国からの輸入価格は1.51USD/ydで、韓国からの輸入価格は1.85USD/yd(CIFカットライ(HCMC))である。

レイヨン95%、スパンデックス5%、生地巾65/67inch (コード:60063190)の台湾からの輸入価格は2.07USD/ydで、中国からの輸入価格は2.59USD/yd(CIFタンソンニャット国際空港(HCMC))である。

 

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最終更新:2014年08月17日10:30

ベトナム人デザイナーVo Viet Chung氏、ニューヨークでコレクション披露

デザイナーVo Viet Chung氏は9月6日マンハッタンのタイムズスクエア、クラウンプラザで開かれるクチュール・ファッション・ウィーク・ニューヨークにてアオザイのコレクションを発表する。

彼を招いたのはイベントの創始者でプロデューサーのAndres Aquino氏。彼はコーチシナの美を表現した作品30点を披露する。

クチュール・ファッション・ウィーク・ニューヨークは世界のトップ・オートクチュールデザイナーたちにより美しく彩られるだろう。

このアオザイ・コレクションは1年前にベトナムで発表されたもので、Chung氏はベトナム製の原料を使用している。

「この素材は昔から使われてきたものです。ナイロンをある植物の種子で染めたものです。」と彼は言う。

彼はベトナム人として初めてユネスコ賞を受賞したデザイナーで、ベトナム南部で作られるシルク素材の保護者として知られている。

こうしたベトナム南部の伝統素材を保護しているうちに、ある植物に気付き、それでシルクを染めてみた。そして、それを創作の素材として広く知らしめようと決めた。

その黒い染料には光沢があり、撥水性もある。

「このサテンのような素材はちょっと厚みがあり、全てを遮断するのにちょうどいいのです。」とChung氏は言い、ニューヨークで披露されるオートクチュールの素材として用いた理由を説明した。

彼は衣装の中に、ベトナム北部、中部、南部の各地域の特徴を採り入れた。

また、コレクションには、時価100億ベトナム・ドン(50万米ドル)以上する約20000個の2年物の真珠が使われている。

Chung氏は、ドイツ、イギリス、マレーシアでもショーで作品を紹介してきた。

 

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最終更新:2014年08月15日14:00

ベトナムからの子供服輸出、米国向けが65.2%と圧倒的

統計データによると、2014年年初6ヶ月間における子供服の輸出数量は約1億7770万点に達し、輸出金額は4億8240万米ドル、対2013年同期比で、輸出数量は37.5%増、輸出金額は35.2%増となった。2014年下半期における繊維製品の輸出は、季節的な要因も加味し、順調に成長するだろう。予測では、2014年下半期における輸出金額は7億5000万米ドルで、対昨年同期比で40%増となると見られている。

2014年年初5ヶ月間における、主な市場へのこの製品の輸出額は対2013年同期比で大幅に増加し、26.4%-81.5%上昇している。

具体的には、2014年年初5ヶ月間における、米国への子供服輸出額は子供服の総輸出額の65.2%を占め、輸出数量9660万点、輸出金額2億4920万米ドルで、対昨年同期比で、輸出数量39.9%増、輸出金額29.2%増となった。現在、分野に米国経済の回復とともに、自動車産業も改善し、労働者市場も順調で、米国の経済活動に70%以上も影響を与えるとされる消費者物価指数も2ヶ月間における大きく上昇している。こうした積極的な兆しを受け、今後、米国への子供服の輸出はさらに成長とすると予想される。

2014年年初5ヶ月間における、EU市場への輸出額は大きく増加し、輸出数量840万点、輸出金額4340万米ドルで、対昨年同期比で、輸出数量51.7%増、輸出金額81.5%増となった。そのうち、EU加盟国の中でドイツ106.1%増、スペイン166.7%増、イタリア 138.4%増、エストニア4657.5%増など一部の国向けの子供服の輸出は対昨年同期比で急増により成長している。

日本への子供服の輸出額は順調に増加し、輸出数量580万点、輸出金額1640万米ドルで、対昨年同期比で、輸出数量26.8%増、輸出金額26.4%増となった。

注目すべきは、カナダ、韓国、ブラジル、オーストラリア、ブラジル、チリ、キューバ、UAEという他の市場への子供服の輸出額も対昨年同期比で大幅に増加している。

 

2014年年初5ヶ月間における、米国への子供服の輸出価格は、対2013年同期比で、7.7% %下降し、FOB単価2.58米ドルである。2014年5月単月では、米国市場向けの輸出価格は、対前月比で15.3%上昇したが、対2013年同期比では7.9%下降し、FOB単価2.85米ドルである。

2014年年初5ヶ月間における、日本への子供服の輸出価格は、対2013年同期比で、0.4%下降し、FOB単価2.83米ドルである。2014年5月単月では、日本市場向けの輸出価格は、対前月比で7.8%上昇したが、対2013年同期比では3.0%上昇し、FOB単価2.89米ドルである。

一方、2014年年初5ヶ月間における、EUへの子供服の輸出価格は、対2013年同期比で、19.7%上昇し、FOB単価5.15米ドルである。そのうち、オランダ14.9%増、スペイン3.7%増、ドイツ20.4%増などEU加盟国のうち、一部の国向けの子供服の輸出は、対2013年同期比で増加した。

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最終更新:2014年08月14日06:00

ベトナム:繊維産業が輸出金額、首位に

月別統計で7月、繊維輸出が11.1%跳ね上がり、21億米ドルに達して、携帯電話輸出を追い抜き、国の輸出産業の首位に立ったとベトナム商工省は発表した。

商工省の最新の統計では、繊維輸出は携帯電話輸出を5億米ドル上回った。

7ヶ月間で、累積の繊維輸出は前年比19.4%増の114億8000万米ドル。アパレル輸出は主要輸出先で、米国(14.85%)、欧州(26%)、日本(13.82%)、韓国(36%)といずれも2桁増。

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最終更新:2014年08月13日14:05

外資系企業、ベトナムの繊維産業を支配

外国直接投資(FDI)企業はわずかな数にもかかわらず、ベトナムの総繊維輸出収入の60%を占めている。ベトナム繊維協会によると、ベトナムには3,000社の繊維企業があり、そのうちの25%が外国直接投資(FDI)企業である。外国企業は今後の自由貿易協定(FTA)を見越し、年間を通じて投資を増加し続けると予想されている。

ベトナムは現在、環太平洋経済連携協定(TPP)に参加するための交渉を進めており、米国は自由貿易協定を主導した。貿易交渉が成功すると、ベトナムは現在米国がベトナムの衣料品輸出に課している17%の税金を半減もしくは0にすることができる。この結果を予想して、外資系企業は全国の繊維部門における主要な投資計画を実施している。

免税措置を確保するためには、ベトナムはTPP加盟国で実施される紡績、編物、染色を含むすべての製造工程を行わなければならない。ベトナムが免税措置を得れば、取引の優位さからベトナムへの直接投資がさらに流入することがほぼ確実になる。

ホーチミン市(HCMC)輸出加工工業団地局によると、2014年上半期、繊維産業はホーチミン市に入って来た全外国直接投資(FDI)の82.44%を占めた。Worldon Vietnam社による高性能衣料プロジェクトを作りだす1.4億米ドルの施設、Sheico Vietnam社による5,000万米ドルの高品質繊維生産工場といった、注目すべきプロジェクトが含まれている。

ホーチミン市のようなところに投資が注がれているだけでなく、多くの繊維企業がベトナム全土で事業拡大プロジェクトに取り組んでいる。例えばベトナムの北部では、江蘇裕綸紡織集団がナムディン省に6,800万米ドルの原糸生地工場を建設する許可を受けたばかりである。

さらに2013年には、天虹集団はクアンニン省で3億米ドルの原糸工場案件の第一段階を終えた。投資の第二段階は2015年に完了するとされており、その年間生産能力はすぐに原糸11万トンまで倍増する。

同様に、香港のTAL社は過去6ヶ月以内に、ベトナムでより多くの投資案件を求めていることを発表した。10年間香港にあった同社は今後のTPP協定を活用する計画を立てていると考えられている。TAL社は現在、バーバリー、バナナリパブリック、トミーヒルフィガーなどの世界的企業の商品を生産している。

現在、ベトナム繊維業界の主要事業者は、中国、香港、台湾からの企業である。しかし、世界貿易機関(WTO)の公約及びTTP協定の調印に沿って、ベトナムが完全に市場を開放するという投資家らの予想により、韓国、日本、オーストラリア、アメリカからの多くの企業も今大きな投資機会を探している。

 

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最終更新:2014年08月13日10:49

独メトロ、ベトナムでの事業を8億7800万米ドルにて売却

ドイツの小売メトロ・グループが8月8日、タイのBerli Jucker Co Ltd.に6億5500万ユーロ(8億7770万米ドル相当)にてベトナムのすべての店舗を売却すると発表した。

これは国内外のメディアが売却額は5億ドルと報じた数日後のこと。

タイの小売も手掛ける大手商社Berli JuckerはMetro Cash & Carry Viet Namから計19店舗を含む関連するすべての不動産を譲渡されるとメトロ・グループは発表した。

「タイのBerli Jucker社はMetro Cash & Carry Viet Namに戦略的シナジーと発展チャンスを見ている。」とメトロ・グループ取締役会会長Olaf Koch氏は述べた。売却にあたり、Koch氏は安心して委ねられると確信しているという。

一方、Berli Jucker社はこの買収で、ベトナムでの同社の存在を確固たるものとし、競争力を増して成長に弾みをつけることを期待している。

この事業譲渡は法的要件に沿った手続きが取られ、当局が承認することになる。正式に事業譲渡が完了するのは、来年の上半期になる。

 

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最終更新:2014年08月12日14:00

ベトナム:最低賃金引上げを平均15%増に

ベトナム国家賃金評議会はこのほど、2015年の地域別最低賃金の調整案について、平均15.1%増にするよう首相に提言する方針を明らかにした。

ベトナムの地域別最低賃金は現在、国家賃金評議会によって決定されている。同評議会は昨年発足した労使間の交渉を行う機関で、政府、雇用主団体、労働組合の三者代表によって構成されている。

今回提言された調整案は、承認されれば、今後、従業員を雇うすべての民間企業・事業、協同組合、農業、世帯、個人および団体に適用されることになる。

地域別最低賃金とは、国を4つの地域で区分し、各地域の生活水準を基に4種類の最低賃金額をまとめたもの。現行の地域別最低賃金は、月額190万~270万ドン(90~129米ドル)となっている。

国家賃金評議会の代表らは6日に行われた会議で、2015年の最低賃金の調整案について合意に達した。

それによると、第1種の地域には首都ハノイ、ハイフォン、ホーチミン市の都市部が分類され、賃金案は、現行より40万ドン増の310万ドン(145.7米ドル)となっている。

同様に第2種の賃金案は、現行より35万ドン増の275万ドン(130米ドル)。対象地域は、首都ハノイ、ホーチミン市、ハイフォンの郊外、並びにハイズーン省、フンイン省、バクニン省、タイグエン省、Nha Trang、Can Tho、Rach Giaの主要都市となっている。

第3種の賃金案は、現行より32万ドン増の242万ドン(114米ドル)。対象地域は、地方都市、並びにハイズーン省、ヴィンフック省、プートー省、バクニン省、ナムディン省、フーイン省、ドンナイ省、ティンザン省、ベンチェ省の主要地域となっている。

第4種の賃金案は、現行より30万ドン増の220万ドン(103米ドル)で、対象となっているのは国内の開発地域である。

労働傷病兵社会省副大臣兼国家賃金評議会会長Pham Minh Huan氏は、同調整案について、10月までに承認を得て、その後2015年の発効を目指していると述べた。また「民間企業で働く従業員や労働者の最低賃金が、2017年までに生活水準の最低基準を満たすことを目指してきたが、今回の賃上げがその目標を達成する一助となるのでは」との見方を示している。ベトナムの最低賃金は、現状で、最低生活水準の70%しか満たしていない。

同評議会では、来年以降、最低賃金を決定する上での評価基準を増やす意向を示している。こうした評価基準には、例えば消費者物価指数(CPI)や、公式部門と非公式部門間の給与の差、企業サイズによる給与の差などが挙げられる。

同評議会はまた、首相に対して、生産性の調査を行う評議会を設立するよう要求している。こうした機関の設立が、適正な賃金水準の設定につながるものと考えるためである。また賃金水準が適正になれば、労働者の生活水準も適切な状態になり、使用者においても健全な競争環境を確保できるものと考えている。

ベトナム商工会議所(VCCI)副所長Hoang Van Dung氏は、今回、使用者側が15%の引き上げに合意した件について、大幅な歩み寄りだと評した。と言うのも、先月行われた議論で使用者側が主張したのは、今回の決定を約4%下回る11%増だったからだ。VCCIは、今回の決定が14%以下だった場合には、交渉に踏み切るつもりだったとコメントしている。

 

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最終更新:2014年08月11日16:25

ベトナム:2014年7月17日から2014年7月24日までの繊維輸入実績例

今週、各市場からの綿輸入価格は対前週比でやや下降したが、1,830-2,233USD/tで推移している。具体的には、ブラジルと香港からの綿輸入価格は、対前週比0.3%下降し、1,990-2,050USD/tである。シンガポールからの綿輸入価格は、対前週比0.7%下降し、2,009USD/tである。米国からの綿輸入価格は、対前週比1.2%下降し、2,067USD/tである。スイスからの綿輸入価格は、対前週比1.6%下降し、1,990USD/tである。インドからの綿輸入価格は、対前週比4.7%下降し、1,859USD/tである。イギリスからの綿輸入価格は、対前週比4.8%下降し、1,967USD/tである。中国からの綿輸入価格は、対前週比4.9%下降し、2,196USD/tである。オーストリアからの綿輸入価格は、対前週比6.7%下降し、2,180USD/tである。2013年同期と比較すると、これらの市場からの綿輸入価格は3.7~7.7%減となった。他の各市場からの綿輸入価格はフランス2,002USD/t、ドイツ1,910USD/t、オランダ2,163USD/t、フランス2,000USD/t、香港2,056USD/t、スウェーデン2,121USD/tである。アルゼンチン1,720USD/tである。コートジボワール1,830USD/tである。

 

各市場からのポリエステル糸(コード:54023300)の輸入価格は対前週比でやや上昇し、1.43 -4.86 USD/kg で推移している。そのうち、中国からの輸入価格は、対前週比3.3%上昇し、1.65USD/kg である。香港からの輸入価格は、対前週比15%上昇し、2.41 USD/kgである。マレーシアからの輸入価格は、対前週比20%上昇し、1.85USD/kgである。これらの各市場からの輸入価格は2013年同期比で2.7~7.4%増となった。他の市場からのポリエステル糸の輸入価格は、韓国3.22USD/kg、台湾2.29USD/kg、インド1.59USD/kg、タイ1.43USD/kgである。

 

ナイロン100%、生地巾150/152inch(コード:54071090)の台湾からの輸入価格は2.98USD/ydで、中国からの輸入価格は3.31USD/yd(CIFカットライ(HCMC))である。

ポリエステル100%、生地巾57/58inch(コード:55159990)の韓国からの輸入価格は2.5 USD/ydで、中国からの輸入価格は2.88USD/yd(CIFカットライ(HCMC))である。

綿100%、生地巾58/60 inch (コード:52083900) のインドからの輸入価格は2.67USD/yd;韓国からの輸入価格は11.58USD/yd(CIFカットライ(HCMC))である。

ナイロン95%、スパンデックス5%生地巾58/60inch (コード:60041090)の中国からの輸入価格は1.92USD/ydで、韓国からの輸入価格は2.25USD/yd(CIFタンソンニャット空港(HCMC))である。

 

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最終更新:2014年08月10日11:49

ベトナム:ホーチミン市の縫製工場、受注状況に明暗—一部受注減も

ホーチミン市の中小アパレル縫製工場の多くが今年、予想を大幅に下回る50~60%の注文しか受けていないという。また現時点で第4四半期(10~12月)の注文を受けている企業も、ほとんどいないのが現状だ。

ホーチミン市・織物・衣料・刺繍・編物協会のPham Xuan Hong会長は、現在、会員企業の多くが、注文を待ち続けている状態だと話す。また「昨年の今ごろまでには、既に半数以上の企業が、年間生産計画の8~9割を完了していた。それに引き換え今年は、まだたったの2.5~3割ほど」と続けた。

海外のアパレル輸入業者の多くは現在、発注先として、生産コストの安価なカンボジアやバングラデシュ、ミャンマーを選定している。と言うのも、ベトナムでの生産コストは、これらの国と比較すると5割増になるからだ。

一方、技術的な面で顧客の要求に応えてくれるというメリットから、ベトナムを好む輸入業者もいる。だが実際には、原材料の投入に多大な費用がかかることから、こうしたメリットが、必ずしも高い利益につながるわけではない。

ある大手アパレル企業の社長の話では、同社が今年下半期(7~12月)に受けている注文の数は、前年同期比で30%減だという。また「注文数は減少傾向にあり、特にヨーロッパからの発注が減ってきている。ここ数カ月の利益では、従業員の給与を支払うのがやっと。こうした注文数の減少は、環太平洋経済連携協定(TPP)妥結の遅れも一因なのでは」と続けた。

Dai Tay Duong社社長Pham Xuan Trang氏もまた、第3四半期(7~9月)と第4四半期(10~12月)の受注数が減少していることに懸念を示し、同時に、過去数カ月の利益についても相当の減少がみられることを指摘した。

一方、Garmex Saigon社会長Le Quang Hung氏によれば、同社が受けた今年上半期(1~6月)の注文は、前年同期比の20%増だったという。また来年5月までの発注も、既に大量に受けていると話す。同社はこれまで従業員の数を増やして、こうした受注に対応してきた。Hung氏はこの状況について「弊社では、ジャケットとスポーツウェアの製造に特化しており、それが注文を受けやすい理由になっているのだろう」と推測している。

あるアナリストは、ベトナムは今なお、アパレル生産拠点として重要な国ではあるが、輸入業者らは最近、彼らにとってメリットのある契約で、ベトナムの製造業者と業務提携を結ぶ傾向にあると批評した。

また「証券投資」誌の報道によれば、過去に、ある英国の輸入業者が在英ベトナム大使館に問合せを入れ、1カ月に20万着の洋服を納入することのできる、ベトナムのアパレル製造業者を紹介して欲しいと依頼したことがあったという。

ランニングウェアで有名な英国ブランドのロンヒルもまた、スポーツウェアを製造することのできるベトナム企業を探しており、製造されたスポーツウェアはヨーロッパ市場で展開するとしている。

 

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最終更新:2014年08月07日10:42

ベトナム労働総同盟が2015年の最低賃金の大幅引き上げを要求

ベトナム唯一のナショナルセンターである、ベトナム労働総同盟(VGCL)会長Dang Ngoc Tung氏はこのほど、公正な最低賃金の確保について、来年少なくとも23%以上引き上げられなければ、2017年までに同公約を実現することは困難との見方を示した。

ベトナム・エクスプレス(VnExpress)の報道によれば、同氏は「来年、最低賃金の引き上げが行われず、収入が基本生活費の8割を下回る状態が続けば、17年までに目標を達成することはほぼ不可能」と話しているという。

ベトナムでは今年初め、最低賃金の改定が行われ、月額190万~270万ドン(90~128米ドル)にまで引き上げられた。引き上げ幅については、地域によって異なる。また国民1人当たりの国内総生産(GDP)は昨年、前年比8%増の1890米ドルに達した。

先日行われた国家賃金評議会の会議において、Tung氏は、最低賃金を月額230万~340万ドンにまで引き上げるよう提言した。また「生活費は上昇し続けているにも関わらず、賃金水準は低いまま。これでは給与が下がっているのと実質的に同じであり、結果として国民の負担は増えるばかり」と話す。

首都ハノイやホーチミン市の企業では、既にその多くが従業員に対して、各種手当やボーナスとは別に、月額290万~300万ドンの給与を支給している。同氏はこの件についても、「こうした状況から分かるのは、地域ごとに策定された国の最低賃金が、現在の経済状態とは見合っていないということ」と自己の見解を示した。

ベトナム労働組合研究所が最近行った統計によれば、国の設定とは別に、実際に支払われている最低賃金は月額250万~400万ドンで、金額の幅は地域によって異なるという。だがこの給与の額でさえ、国民1人当たりの基本生活費の69~77%しかまかなえないのが現状だ。同統計は、12の都市と省における1500人の労働者を対象として、今年上半期(1~6月)に行われたもの。統計では、回答者の約13%が「給与で基本生活費をまかなうことは困難」とし、25%が「無駄な出費はしない」と回答した。また50%は「給与では最低限の生活しかできない」と答えている。

Tung氏は「公正な最低賃金の確保を目指し、かつ生活費をこれ以上高騰させないためには、政府は何らかの対応策を講じてインフレの防止と物価統制に努めなければならない」との持論を述べている。さらに「一般的に給与の増額は、物価上昇と同時進行で起こるもの。つまり給与を引き上げることによって、インフレのコントロールが効果的に行えるはず」と続けた。

ベトナム労働総同盟(VGCL)副会長Mai Duc Chinh氏もまた、現行の最低賃金の水準が低すぎることを指摘。同氏は「最高額の月額270万ドンでさえ、未婚の労働者が基本生活費さえもまかなえないのが現状。ましてや子供の養育など、とても無理な話だろう」と話した。

国家賃金評議会では、今月中にも来年の最低賃金の引き上げについて計画を策定し、来月、中央政府への承認申請を行う予定。

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最終更新:2014年08月06日06:00

ベトナム:皮革履物メーカー、競争力増強が課題

ベトナムの皮革履物部門の輸出は、輸出総額の77%が外国企業によってもたらされていることでわかるように、長い間外国直接投資(FDI)企業に依存してきた。

ベトナム皮革履物協会(Lefaso)事務局長Phan Thi Thanh Xuan女史は、国内の皮革履物企業は主に輸出用の製品を製造していると、ニュースポータルndh.vnに語った。

競争力のある労働コストは台湾や韓国からの受注だけでなく、外国直接投資の資金流入を呼び込んでいる。

Xuan女史は、外国直接投資(FDI)部門からの資金流入が皮革履物業界の輸出の伸びを促進し、労働者へ雇用の創出をしていることは否めないと述べた。

国内企業は経営経験や技術の近代化の恩恵を受けており、バリューチェーンへ深く加わっている。

しかし、履物輸出における外国直接投資(FDI)企業の大きな存在が、国内事業者による低レベルの競争を反映していると、彼女は言った。

外国直接投資(FDI)部門が資本や経験、技術において有利であるため、皮革履物部門はベトナム国内企業と外国直接投資(FDI)企業間の輸出のバランスをある程度取るために、効果的かつ長期的な解決策を整備する必要がある。

さらに、これらの企業には世界中に供給している市場がある。

ベトナムはいくつかの貿易協定の交渉をしており、それは皮革履物部門に利益をもたらすと期待されていた。それで、国内履物企業の輸出促進のために、こうした貿易協定を活用していこうというわけである。

ベトナム皮革履物協会(Lefaso)副会長Diep Thanh Kiet氏は新聞の発言で、現状のもう一つの理由は、皮革履物部門では支援産業が限られているためであると報じ、皮革履物業界は製造に必要な皮革の輸入で毎年11億~15億米ドル費やしている一方、必要な原材料の30%しか国内で供給できていないと指摘した。

Kiet氏は、国内の生産者は消費者の嗜好を満たすために戦略を設定し研究しながら、材料供給においてより積極的になるべきであり、このようにして輸出製品の価値を高めるべきだと述べた。

商工省軽工業局局長Phan Chi Dung氏によると、商業契約には製品の起源に関する厳しい規制があるという。

Dung氏は、集中的な工業団地を建設し材料供給を可能にするために、地域が履物業界に良好な条件を提供すべきであると提案した。

ベトナム皮革履物協会(Lefaso)の統計では、皮革履物部門は輸出額が製造業の中で最高で常に成長率が高いことが明らかになっている。

今年上半期、皮革履物部門は輸出で60.9億米ドルを得ており、そのうち履物は22%増加し48.4億米ドルに達した。カバンは前年比38%増加し12.5億米ドルだった。

また、今年の輸出収入の目標120億米ドルは達成可能であることを明らかにした。

 

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最終更新:2014年08月05日06:00

ベトナム:Vinatex、ファッション産業の開発に投資増

ベトナム繊維公団(Vinatex)が、自社の国内事業戦略を見直し、販売拡張や販路の拡大、ファッション産業の開発を行うことによって、国内の生産活動にさらなる投資を行っている。

Viet Tien縫製、第10縫製、Nha Be縫製など、Vinatexグループに加入している企業はこれまで、国内市場に安定した基盤を求めてきた。またこうした基盤を基に、Vinatexではこのほど、国内市場における売上目標を30%増に設定した。

Vinatexマーケティング部部長Tran Viet氏によれば、ベトナムではアパレル市場が、国内の消費市場として有望だという。と言うのも、衣料品やファッション・アクセサリーの国内消費量は現在、食料品に次ぐ第2位となっているからだ。

Vinatexの統計によると、衣料品やファッション・アクセサリーに対する、ベトナム人消費者1人当たりの月間支出金額は、支出額全体の18%に相当する15万~50万ドン(約7~24米ドル)だという。

Vinatex社長Le Tien Truong氏は、消費者がこれらの品目に対して出費を抑えているにも関わらず、同国の繊維・アパレル産業は依然として、著しい成長を示していると話す。またこうした成長については、国内のアパレル・メーカーが全力を尽くして、販路の拡大を行った結果としている。

各目標を達成するため、Vinatexでは常に投資を行い、技術の高度化や、高品質で多彩な製品の製造を目指してきた。今年上半期(1~6月)の収益において、Vinatexは既に、前年同期比10%増の911兆ドン(約433億8000万米ドル)を達成している。

第10縫製副社長Than Duc Viet氏によれば、同社では常に、技術投資と生産コストの削減に注力し、他者に負けない価格で国産品を供給しているという。

一方、ベトナム国内の消費者に対して、Vinatexブランドの認知度を高める手段としては、販売網の拡充が挙げられる。同社は現在、国内に4000店舗を構えている。だがTruong社長の話では、国産品においては中間層から富裕層のみを対象に販売を行うことで、安定した基盤づくりを行ってきたものの、安価な輸入品には太刀打ちできないという。

ベトナム商工省軽工業局局長Phan Chi Dung氏は、同国のアパレル企業が、自国内で輸入品と競合するには、さらなる努力が必要だとしている。

さらに企業は、国全体の販売網を拡充することに重点を置くべきだとも指摘している。

アパレル企業が、高品質でユニークな製品を作り出すために、デザイン部門や新技術の採用にさらなる投資を行うには、まず方針をまとめる必要がある。

VinatexのTruong社長によれば、アパレル企業が国内市場で基盤を固めるには、2015年までに原材料の現地調達率を60%にまで引き上げる必要があるという。同社では、原材料の自給力を強化し、総合的なサプライ・チェーンを確立する目標を設定して、生産コストの削減に努めている。

 

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最終更新:2014年08月04日06:00

ベトナム:2014年7月10日から2013年7月18日までの繊維輸入実績例

今週、各市場からの綿輸入価格は対前週比で逆行したが、1,985-2,580 USD/tで推移している。具体的には、スイスとイギリスからの綿輸入価格は、対前週比1.3%下降し、それぞれ2,007-2,051 USD/tである。シンガポールからの綿輸入価格は、対前週比1.3%下降し、1,997 USD/tである。オーストリアからの綿輸入価格は、対前週比6.9%下降し、2,177 USD/tである。ただし、米国からの綿輸入価格は、対前週比1.6%上昇し、2,125 USD/tである。インドからの綿輸入価格は、対前週比1.7%上昇し、1,985 USD/tである。フランスからの綿輸入価格は、対前週比2.3%上昇し、2,046 USD/tである。日本からの綿輸入価格は、対前週比 8.2%上昇し、2,340 USD/tである。中国からの綿輸入価格は、対前週比11.7%上昇し、2,580 USD/tである。これらの市場からの綿輸入価格は対2013年同期比で1.2%-4.7%下降している。また、オランダからの綿輸入価格は2,163 USD/tである。

 

各市場からのポリエステル糸(コード:54023300)の輸入価格は対前週比で下降したが、0.5 -5.18 USD/kgで推移している。そのうち、台湾からの輸入価格は、対前週比8.7%上昇し、1.72 USD/kg である。マレーシアからの輸入価格は、対前週比9.3%上昇し、1.68 USD/kgである。日本からの輸入価格は、対前週比0.6%上昇し、5.18 USD/kgである。香港からの輸入価格は、対前週比16.7%上昇し、2.45 USD/kgである。これらの各市場からのポリエステル糸の輸入価格は対2013年同期比で1.0~5%上昇している。ただし、他の市場から輸入価格は、中国1.19 USD/kg、インドネシア2.15 USD/kg、タイ0.87 USD/kgである。

 

ナイロン100%、生地巾58/60inch(コード:55142900)の米国台湾からの輸入価格は2.0 USD/ydで、中国からの輸入価格は2.55 USD/yd(CIF ハイフォン)である。

ポリエステル100%、生地巾60inch(コード:55121900)の台湾からの輸入価格は1.25 USD/ydで、中国からの輸入価格は1.5 USD/yd(CIF ハイフォン)である。

綿100%、生地巾130/165inch(コード:52121300)の中国からの輸入価格は1.1 USD/ydで、香港からの輸入価格は1.35 USD/yd(CIF ハイフォン)である。

ポリエステル95%、スパンデックス5%、生地巾56inch (コード:6004900)の中国からの輸入価格は1.38 USD/ydで、韓国からの輸入価格は1.75USD/yd(CIFカットライ(HCMC))である。

 

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最終更新:2014年08月03日06:00

ベトナム政府、綿栽培を援助

ベトナム政府は綿栽培を援助し、13600kgの綿種子を配布すると、ベトナム・プラス誌が報じた。

Nguyen Tan Dung首相は、中部ビントゥアン省、フーイン省、クアンナム省、高原部ダクラク省、ザーライ省、ダクノン省、北部ディエンビエン省の7つの省に対して、国庫から綿種子を出して綿栽培案件を援助するように指示した。

上記7つの省ではこの種子が綿栽培農家に配布される。

ベトナムではアパレル産業が花盛りだが、この分野は原材料の大半を輸入に頼っている。輸入依存を軽減するため、ベトナム政府は綿栽培を援助する。

 

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最終更新:2014年08月01日14:00

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