インドシナニュース

ベトナム:小売業者、M&Aによる主導権争い過熱~インタビュー

(後編より)

 

より便利に、そして更なる競争

ベトナムの小売市場は依然として合併・買収が優勢なため、2018年、目覚しい成長を遂げた。商工省国内市場局のTran Duy Dong統括(以下D)は、「投資(VIR)」紙のPhuong Thu氏(以下、VIR)に2019年の抱負と地元の消費者のライフスタイルや行動の変化傾向について次のように語った。

 

VIR:ベトナムの小売市場における2018年の主な注目すべき出来事は何だと思いますか?

D:2018年、ベトナムの小売市場は規模とスピードの両面で目覚しい成長を遂げました。 商品およびサービスの総小売売上高は、前年同期比で11.6%増加しました。商品小売市場は、外資系小売業者の浸透と国内企業の拡大によって急速に発展しました。

最近の小売業は、特にミニストアやコンビニエンスストアが急増し、ここ数年での出店スピードは加速しています。

小売、消費財、工業製品の各業界において、合併・買収(M&A)取引が引き続き見込まれますので、国内企業が活発になり、失った市場シェアの一部を取り戻すことでしょう。

ベトナムの小売産業は、人口が多く、経済見通しが明るく、購買力が高まっているため、今後数年間安定的に推移すると予測されています。たとえば、Vingroupの小売部門のVinCommerceは、Fivimartスーパーマーケットの23店舗すべてを所有するために、その事業者であるNhat Nam JSCからFivimartスーパーマーケットチェーンの完全買収を完了しました。これは、地元企業がより大きな市場を獲得を目指していることを示しています。

 

VIR:コンビニエンスストアやミニマートはベトナムで人気が高まっており、それらは現在小売業界で最も急成長している分野です。この傾向について詳しく教えてください。

D:これはベトナムの小売開発における避けられない傾向です。ベトナムのコンビニエンスストアは、エアコン付きの環境、きちんと整理された陳列棚、(店内飲食のための)テーブルと椅子、高品質製品、そして一部の店舗では無料Wi-Fiを提供しているため、若い消費者の買い物や遊びに人気の場所となりました。500平方メートル未満の店舗ライセンスを取得するのも簡単です。そのため、小売業者がより大きな市場シェアを獲得するために拡大しています。

消費者は、既存の商店からエアコン付きの明るいコンビニエンスストアへと向かっています。中間層の消費者の購買力の増大に伴い、ベトナムの小売市場は新しくかつ近代的な店舗を必要としています。そして多くの投資家においても競争は既に始まっています。

加えて、外国人投資家だけがコンビニエンスストアの開発に注力しているのではなく、国内企業も競争に積極的です。

現在、日本のFamily Mart、アメリカのCircle K、その他2つのアジアのブランド、ShopGoおよびB's martなどの主要ブランドが外資系チェーン市場を支配しており、すべてのコンビニエンスストアの70%を占めています。

地元企業も規模拡大のため外資系企業との競争に参入しました。地元企業にはVingroupSaigon Co.opが含まれ、VingroupVinMart +ブランドで1300店舗近くのコンビニエンスストアを所有しており、Saigon Co.op250店舗以上のCo.op Foodストアの他に70店舗のCo.op Smileストアを所有しています。

 

VIR:2019年の小売市場はどのようになると予測しますか?

D:ベトナムの小売市場は急速に成長しており、若い労働力、高速な都市化、ならびに工業生産およびサービスの発展により、アジアで最も有望な小売市場および流通市場の1つと考えられています。しかし、それは厳しい競争になることでしょう。以前は、ロッテやパークソンなど、一部の外国人投資家が市場に参入する意欲を示していましたが、現在、企業間の競争で市場シェアを獲得する簡単な方法はありません。

私の意見では、2019年のベトナムの小売市場は、コンビニエンスストア、電子商取引、そして健康商品の増加傾向が今後も続き、成長し続けていると見込んでいます。

 

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最終更新:2019年01月17日06:03

ベトナム:小売業者、M&Aによる主導権争い過熱(後)

(前編より)

 

市場の見通し

ベトナムの小売業界は安定した状態が続くと予測されている。人口が多く、経済見通しが明るく、購買力が今後も高まるため、多くの外国人投資家からの投資が集まるが、小売市場での競争激化が見込まれる。

Kantar Worldpanel Vietnam社のPeter Christouベテラン問題解決部長は、消費者需要はより件名な支出を伴う高品質製品へと大きく変化すると予想されており、これは小売業者にとって困難をもたらすだろう、と指摘した。小売業者は、さまざまな顧客グループのニーズを満たすために製品の多様化に注意を払う必要がある。事実、他の東南アジア諸国と比較してベトナムは商取引が依然としてフィリピンやタイなどの他の国々よりも23倍小さい伝統的な小売取引状況である。しかしこれは将来の成長のための大きなチャンスを示している。

Vietnam Report JSCのオンライン調査によると、消費者の大多数が特定の小売業者に対して魅力的に感じたのは多様な商品であると述べたという。小売業者は、増大する消費者のニーズに応えるために、商品の販売方法を伝統的な手法から現代的な手法、そしてオンラインのものに変化している。顧客をターゲットにして互換性のあるビジネス戦略を策定するには、小売業者が多くのリソースに投資する必要がある。

適切な投資を行うことで、小売業者は機会を活用し評判を高め守ることができる。

Big CVinMartCo.op Martが最も頻繁に取り上げられる3つの小売業者である。Saigon Co.opはベトナム最大のスーパーマーケットチェーンであるが、南部での開発に重点を置いている。一方、Big Cは、3つの地域すべてでブランドを拡大し、3地域同等に開発している。新規参入企業であるVinMartは、市場参入からわずか2年で、数百のコンビニエンスストアと数十のスーパーマーケットを開店させ、目覚しく発展している。

小売業界ではオムニチャネルのトレンドが高まりつつあり、消費者のショッピング体験をいつでもどこでも満足させるために小売業者の間で適応を促している。オフラインショッピングとオンラインショッピングの融合が注目を集めている。それゆえに、より多くの外国人投資家がベトナムの電子商取引企業との間で株式を取得し、合弁事業を形成して市場に参入している。

Christou氏によると、地元企業は積極的に彼らの小売製品ラインを世界中の人々の目に触れるよう拡大しているという。例えば、Saigon Co.opは外資系企業から身を守るために彼らの小売製品ラインを伸ばし、オムニショッパーのニーズを満たす努力をしている。現在、スーパーマーケット、大型スーパーマーケット、オンライン、コンビニエンスストア、さらには新型のCo.op Smileさえも備えている。

新型のCo.op Smileは、伝統的な商店街(個人商店)と近代的な商店街の隙間を埋める中規模路面店とコンビニエンスストアの間のハイブリッドストア形式であり、市場におけるVingroupの超攻撃的な戦略によって反映されたステップである。

外国企業もまた、多様な購入販路開発に資金を継続投入しており、ベトナムの買物客に新しい製品をもたらしていくと見られており、政府が地元の小売業者をどれだけ保護できるか、または保護しようとしているかについてはまだ不明である。

これまで、地元企業が成功するための1つの方法は、人口の変化に対応することであった。小規模世帯は少量の商品を必要とし、利便性と地域社会を結びつけ、双方にとって好都合な関係のために地元メーカーの高品質な地元の製品を支援することによって価値と社会的目的を示している。

 

(インタビューにつづく)

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最終更新:2019年01月16日12:02

ベトナム:小売業者、M&Aによる主導権争い過熱(前)

小売および消費者市場におけるM&A(合併買収)は、2018年、成立案件が増加し、ペースを維持している。外資系小売大手がベトナムに参入するためにM&Aを利用しただけでなく、地元企業もまた再生に向けて積極的に動いている。

 

ベトナムは世界で最も魅力的な小売投資市場の1つで、アメリカのグローバル経営コンサルティング会社、A.T.Kearneyの世界小売業開発指数(GRDI)の6位にランクされており、これにより国内外の企業からのM&A取引を惹きつけている。

2018年を振り返ると、企業の市場シェアには大きな小売取引および大きな変動があった。地元の小売市場は激しい競争に見舞われ、国内企業は市場シェアを取り戻し、資本、技術、経験、そして人事において優位な国際的な競合企業と競争するために彼らの評価向上になる新しい戦略を採用しなければならなかった。

ベトナム最大の小売店チェーンVinMartのオーナー企業であるVinCommerceは、競合スーパーマーケットチェーンFivimartを買収した。この動きは、2020年までにVingroupの店舗数をVinMartスーパーマーケットを200店舗、VinMart +コンビニエンスストアを4000店舗に拡大する計画の一部である。買収後、すべてのFivimartスーパーマーケットはVinMartに改名される。

VinMart +は、ベトナム全土で毎月50店舗以上の新規店舗をオープンすると発表しているため出店を急いでおり、Vingroupは現在、全国で1000以上の店舗を展開している。

これらの取引は、2018年のベトナムの小売および消費財スペースを特徴づける熱心なM&A活動の完璧な例となる。

市場調査会社Kantar Worldpanel VietnamNguyen Huy Hoang商事部長によると、M&Aは企業の市場での存在感を高めるための最前線の戦略であり、 そしてそれはバイヤーとしても費用を節約出来る、と語った。

「特に、国内事業とのM&Aにより、外国大手企業はターゲットとする地元の消費者に近づくために、迅速かつ効果的に市場に浸透することができます。特にタイ、シンガポール、韓国、日本などのアジア諸国からの投資家の間では、このような同盟は増加しており、減速する兆候は見られません」と同氏は述べた。

近年、ベトナムの小売市場は外国人投資家や未公開株式投資ファンドに注目されている。Warburg Pincus社業務執行取締役Fan Li氏は、これらのファンドはベトナムのM&A市場において能動的であり、対象企業を評価するのに十分な情報を提供している、と語った。ベトナムは近年増加している中所得層と共に、特に小売業の分野において目覚ましい機会を得ている。それ故に、Warburg Pincus社はVincom Retail社と提携しベトナム最大の小売業者に発展し、過去3年間で記録的な成長を遂げた。

同時に、BRGグループは住友商事と提携し、昨年12月にハノイでフジマートベトナム小売チェーンを立ち上げた。スーパーマーケットチェーンは、依然として既存市場に支配されている中間層の消費者を惹きつけるため、近代的な日本スタイルの小売業の専門性を活かしていく。2019年にはさらに2つの店舗が開店予定。

VinCommerceFivimart買収とBRG Groupの住友との提携は、海外の小売業者の積極的な拡大の中で、国内の小売業者の競争力が高まっていることを反映している。

商工省は、地元企業が市場シェアを取り戻すためにより積極的にM&Aに取り組んでいるため、(国内)小売市場が完全に外国企業の手に渡るわけではないと述べた。

同様に、韓国のLocus Capitalの創設パートナーであるJacob Won氏は、小売業および消費業の大部分の韓国企業がベトナムに強い関心を示し続けている、と「投資(VIR)」紙に語った。強い関心の理由は、国全体的な経済成長の可能性と韓国への地理的な近さを含み、ベトナムの消費者はこの国とその製品のごく一部である。

強い関心にもかかわらず、同氏はまた、この分野にあてはまる企業のほとんどは韓国企業が検討するには小規模過ぎるため、適切な買収目標を見つけることは困難であると指摘した。さらに、これらの企業は一般的に初日から企業支配権の買収を求めているが、ベトナムの企業所有者は経営管理を放棄することには消極的で成長資本のみを求めている。

8月に開催されたVietnam M&A Forum 2018で、Dragon Capital Group会長のDominic Scriven氏は、ベトナムはM&Aの市場であるが、最も重要なことの一つは、取引に値札を付けることである、と述べた。多くの場合、売り手は非常に高額で提示するが、買い手は常に低い額を求める。それは交渉を困難にし、それ故に双方は徹底的な企業研究をし、相互理解を深める必要がある。さもなければ彼らはいかなる問題についても合意することができない。

「同産業での成功取引数が少なくなっているにもかかわらず、ベトナムでのM&A取引の多くは動きの速い消費財業界で行われている。一般的に、私たちは外国の直接投資と外国の間接投資から今後の戦略的投資へと移行すると見ています」と同氏は付け加えた。

 

(後編につづく)



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最終更新:2019年01月16日06:02

ベトナム:中小企業、Amazonを通じて海外へ輸出

商工省傘下のベトナム貿易振興局はAmazonと協力して、ベトナムの中小企業(SME)が同社の電子商取引システムに参加するのを支援する。

ベトナム貿易振興局は114日にハノイでイベントを開催し、Amazon Global Selling社との協力を発表した。

ベトナムの企業による国際展示会を通じた輸出促進の支援や、貿易関係への参加を呼びかける代表団の招聘に加えて、Amazonの電子商取引チャネルを通じた貿易促進は効果的な販売チャネルと見なされている、とベトナム貿易振興局のVũ Bá Phú局長は述べた。

同局とAmazon Global Selling社は、ベトナムの企業、特に中小企業のAmazonを通じての世界市場参入を支援するために協力すると述べた。

貿易を促進し、商品を輸出し、そしてAmazonで世界的な販売スキルを学ぶために、eコマースに関してベトナムの中小企業のためのトレーニングプログラムを用意する。

「私たちは、お客様がAmazonの環境で気にかけている最も効果的な情報を提供するとともに、さまざまな市場領域に合わせて製品パッケージやラベルを再設計する際に企業をサポートします」とPhú局長は述べた。

Phú局長は、このオンライン販売チャネルに参加するには、企業は世界市場に参加し、外国語と国際ビジネス慣行を理解するための知識と願望を持っていなければならないと述べた。

同製品は国際市場の品質要件も満たさなければならない、と彼は述べた。

Amazonの東南アジア地域責任者Bernard Tayは、電子商取引による輸出は世界的かつ国境を越えた機会であると述べた。

アマゾンを通して、ベトナムのビジネスはオンラインビジネス開発の機会を持つことになる。

式典で、商工副大臣ĐỗThắngHải氏は、輸出促進、eコマースプラットフォームを通じたブランド開発において事業を支援するための、Amazon Global Selling Groupとの交渉および協力の過程における貿易促進庁のイニシアチブを貿易促進に革新をもたらすとして高く評価した。

同氏は、ベトナム産業界の投資家に有利な条件を作り出すために、商工省と省の管理機関が国内外の投資家を常に同伴することを確認した。

「我々はまた、国内外の専門家、科学者、投資家の情報共有、見解、意見および懸念に耳を傾け、産業および商業部門のプロジェクトに対する投資奨励策のプログラムおよび方針を完成させる手助けをしたい」と述べた。



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最終更新:2019年01月15日15:59

ベトナム:2018年、電子商取引業界が急成長

現地の新聞は、2018年の電子商取引における6つの注目すべきニュースに着目した。

 

1. 20183月に、アマゾンがベトナムで開業するという噂があった。しかし、アマゾンの代表は後に、アマゾンでの製品販売を目的にベトナム企業を支援する計画のみしたと説明した。

2. 中国人のZhang YiXing氏(36歳)は、Lazada Vietnamの新しい最高経営責任者(CEO)に任命された。彼は621日に就任し、現在はラザダベトナムの法定代理人を務めている。

前任者はフランス人のAlexandre Joel David Sylvain Dardy氏(42歳)で、4年間務めた。Zhang YiXing氏は、Alibabaの社長Jack Ma氏の後任者であるDaniel Zhangのアシスタントであった。

Zhang YiXing氏の任命前、AlibabaLazada東南アジアマネージャーにLucy Peng氏を新CEOに任命することによってに代替えされた。しかし、9ヵ月後Peng氏は辞任し、電子商取引会社の共同創設者であるPierre Poignant氏が後任に就いた。

東南アジア最大の電子商取引企業に40億米ドルを注ぎ込んだ後の上級クラスの人事配置は、Lazadaを再編するというAlibabaの野心的な計画を示している。

3. 8月上旬、多くのベトナム人の親がShopeeで購入した子供向けの地図において深刻な問題を発見した。その地図は歴史を歪曲して中国が作った「牛の舌(中国による南シナ海を中国領海とする主張)」を示していた。

Shopeeは直ちに同プラットフォームから商品を削除し、売り手のアカウントをブロックした。担当機関はShopeeから30箱の同地図を押収した。

この事件は、電子商取引の売買における製品の品質管理能力について警鐘を鳴らした。これが、低品質の偽造品や違法な製品がオンライン市場で入手できる理由である。

4. 8月中旬、アジアの報道機関は、日本のSBIホールディングスが率いる8人の投資家が、電子商取引ウェブサイトのSendo5100万米ドルを追加投入したと報じた。この投資は、2020年までに100億米ドルの期待値と年率30%の成長率を見込んでいる市場シェアをめぐる闘いにおいて、Sendoのライバル企業との競争における後押しとなるだろう。

また2018年にはAlibabaLazada東南アジアに20億米ドル以上投資し、一方東南アジアは12000億ベトナムドン、またShopee Vietnamでは5000万米ドル以上を汲み上げた。

しかし、大きな投資にもかかわらず、ベトナムのすべての電子商取引企業は損失を報告した。

5.3四半期の終わりには、毎月のページビュー数においてShopeeが初めてLazadaを上回り、ベトナムの電子商取引市場をリードした(Iprice Insightsによると3450万ビュー)。

トップ5の他の大手企業は、LazadaTikiSendoAdayroiが含まれる。

6. 4-5年の運営期間後、にThegioididong.comを上回ると予測されていた Vuivui.comは、サイトを閉鎖した。1127日以降、vuivui.comにアクセスしている顧客はBach Hoa Xanhのウェブサイトにリダイレクトされている。

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最終更新:2019年01月14日11:35

ベトナム:現代アオザイに関する書籍、出版へ

多くの人々は、画家Nguyễn Cát Tường氏(1912-1946)によってデザインされた áo dài tân thời(現代的なベトナム伝統衣装のロングドレス、別名Le Mur ロングドレス)がベトナム人女性の象徴であると考える。

アオザイは歴史の中ではかなり遅くに現れたものではあるが、1934年にベトナムとインドシナの至るところに急速に広がった。

Phạm Thảo Nguyên氏によって著された‟Áo Dài Le Mur và Bối Cảnh Phong Hóa & Ngày Nay ( Phong Hóa新聞とNgày Nay新聞による、Le Murロングドレスとその誕生)”は、ベトナムのファッションアイコンを探求する書物である。同書は近日、KhaiTâmBooksおよびHồngĐứcPublishersから発売予定。

同書籍は3つの主要な部分で構成される。

最初の60ページは、画家Tường(文字通りフランス語でLe Murと訳される)に関する内容。

2部では、現代アオザイの誕生の背景の説明で、Ngày Nay新聞(旧Phong Hóa新聞)について触れる。

3部は、ドレスのイラスト、スケッチ、写真が掲載された新聞の1面記事を含む。



作家Nhất Linhに捧ぐ

1934211日、Phong Hóa新聞編集長Nhất Linhは、春の号に「独自の美(Vẻ Đẹp Riêng)」と題した女性を対象にした新しいコラムを開設し、インドシナ美術大学を卒業したTườngがこのコラムの執筆をした。

「美を愛でることは人類に共通する性質の一つ。

女性は元来、美しさと優しさを兼ね備えている。

それゆえ、女性は、すべての人々への敬意として、他の人々にとって、そして自分自身のために、より美しくなるために化粧する傾向がある。

女性の価値と幸せは、仕立てられ、美しくなることである」と春の号にTườngは書いた。

1936年、Phong Hóa新聞はNgày Nay新聞と改名され、Tườngは引き続きファッションと化粧について女性にアドバイスするコラムを執筆した。

1937年、Tườngと彼の妻はLemur Tailorという名の仕立て屋を開業した。

1934323日に発行されたPhong Hóa紙の第90版では、Tườngが最初の近代的なアオザイのデザインを紹介した。

画家の息子、Nguyễn Trọng Hiềnによって過去60年間保管されてきた資料もある。19世紀後半から20世紀初頭のグエン王朝のベトナムの伝統的なロングドレスは、今日の仏教の僧侶の外装のように全身を注意深く覆っていた。

ドレスのデザインは同じで、背筋をまっすぐにするものである。ドレスは正面と背面の2つのパネルで構成されている。

画家Tườngは、Phong Hóa紙で発表された最初のアオザイデザインの胴体部分に変化をもたらした。ロングドレスを少々細くし、着用者の胸のラインを引き立てた。これは西洋美術の特徴である。

画家Tườngはまた、コートと水着の生産を専門とするHàng Bông通りのCự Chung店で、アオザイ着用用の特別なブラジャーを注文した。

この種のブラジャーは1935年に製造された最初のベトナム製のものである。

ベトナムの女性たちは、このブラジャーを着用することで、更に自信を持って公の場で現代のアオザイを着用した。



ドレスだけでなく、パンツも

Phong Hóa紙の第89版でTườngは、「私がこれを言っても、少数の人しか信じないと思うが、女性の衣装のもう一つの重要なことはパンツである」と書いた。

彼はパンツの3つの新しいデザインを提案した:

1. ウエストバンドを横で縛り、スナップボタンで閉じる。

2. 下部が開かれた状態にして、男性用のズボンのようにボタンで留める。

3. ベルボトム(スタイルの)パンツ。膝上をきつく締め、着用者が動き易いようにする。

1935年、Tườngはすべての現代アオザイのデザインを新聞に掲載した後、ベトナム全国各地を旅し、自分のデザインを女性に紹介した。

フエにて、彼は王族の人々に会い、女王のLe Murアオザイのコレクションをデザインするために招待された。

その後、著名な芸術家Phùng Háを含む様々な伝統的歌劇カイルーンの役者向けのアオザイデザインを描くために南部へ向かった。

2013年、Tườngは日本の世界著名人辞典で画家および現代ファッションデザイナーに選ばれた。

Hiềnはまた、194612月、フランスの侵略者に対する抵抗戦争に参加するためにすべてのハノイの人々が都市から田舎に疎開した際、彼の妻は出産間近で、画家Tường は妻と子供のための薬と衣類を持ってくるために帰宅したが、彼は二度と家族に会うことは無かったことを明らかにした。

Hiềnはまた、父親は女性向けファッションやアクセサリーをデザインするだけでなく、自転車、木製品、子供のおもちゃもデザインし、友人に温水シャワーサービス付き男性向け理髪店の開店を勧め、Thâng Long私立美術学校で絵画を教え、さまざまな慈善事業に参加した、と述べた。

ホーチミン市でアオザイのデザインを専門とするデザイナーのSỹ Hoàngは、Nguyênの本を賞賛した。

「この本は特定の歴史上の人物に関する本ではありません。この本は、布と絹を操る才能溢れる人物による、当時のベトナムでのアオザイに関する歴史を表した本です。それはまた、ベトナムの人々の美しい文化的シンボルでもあるのです」と彼は述べた。



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最終更新:2019年01月12日06:05

ベトナム:繊維企業、株式市場上場を競う

多くの繊維・アパレル企業が業務改善を実行し株式市場上場を目指している。

Song Hong Garment JSCは、201811月下旬にホーチミン証券取引所(HoSE)から、証券コードMSH4760万株を上場することで市場デビューした。

同社は145000ベトナムドン(2米ドル)で取引開始し、その時価総額はデビュー当日に最大21400億ベトナムドン(9525万米ドル)となった。

101日現在、同社には4人の機関投資家と507人の個人を含む511人の株主がいる。

1988年にナムディン省に設立されたSong Hong社は、小さな規模でのスタートから11000人近くの従業員と20以上の工場を持つ、国内有数の衣料品・寝具メーカーに成長した。

NikeLevisCalvin KleinTommy HilfigerDKNYKarl LagerfeldHurleyConverseJordanColumbia SportswearGapBugattiDillardsExpressなどのグローバルブランド向けの製品を製造している。

同社は、ジャケット、パンツ、シャツ、ドレス、Tシャツ、ポロネックシャツなど、年間6000万製品を製造、輸出している。

Song Hong社の寝具製品ブランドは過去10年間国内市場のリーダーの一つであり、日本や韓国などの市場への輸出を拡大してきた。

今年の最初の9ヶ月で、同社は3兆ベトナムドン(13040万米ドル)近くの収益に対して、前年同期比で107%、21%増の3355億ベトナムドン(1460万米ドル)の税引前利益を計上した。

2015年以来、毎年45%の現金配当を支払っており、2018年には3540%2019年には35%の配当が予定されている。

ナムディン省の他の生産施設に投資することで、2020年から30%の生産能力拡大を計画している。

ハノイ証券取引所(HNX)は、Det May 7 JSC (DM7)1540万株以上を1株あたり11,800 VNDの参考価格で非公開企業市場(UPCoM)での上場を承認した。

DM7社の主な事業は、糸、ひも、メッシュなどの既製服飾品の製造である。2018年上半期、DM7社の売上高は4134億ベトナムドン(1870米ドル)以上、税引後利益は207億ベトナムドン(90万米ドル)、各々2017年の同期間で42.8%および85.4%に増加した。 2018年には10%の配当を予定している。

718日、ハノイ証券取引所(HNXは北部証券取引所に総額800万株を超える投資開発合資会社(TDT)を正式に上場させた。上場総額は800VND350万米ドル)、最初の取引日の初値は115000ベトナムドン(65米セント)。

設立以来、TDTの収益は主に単純な裁断・縫製・仕上(CMT 業務)などのアウトソーシング業からもたらされており、同社は布地の裁断と衣類の製造と仕上げのみに責任を負っている。

2016年以来、同社は製造方法をFOB方式に変更し、企業がそのパートナーによる事前指定された業者から輸入された材料を投入材料として選択することを可能にした。

彼らは新しい製造方法を適用して以来、TDTの収益は主に輸出から得ている。国内売上高はわずか618%にすぎず、主にDuc Giang Garment CorporationViet Sun Investment JSCAthena JSCなどの国内企業へのアウトソーシング業(CMT)から生じている。

先週、Binh Minh Garment Joint Stock Companyは、UPCoMに登録済み取引総額529億ベトナムドン(230万米ドル)で529万株以上の株式(BMG)を投入した。

同社は、Binh Minhアパレル工場として1975年に設立され、当時、この工場には2500メートルの工場、約200の機械設備と300人以上の労働者がいた。同社製品は主に東欧およびロシア市場に輸出された。

1999年、同社は株式会社に転換した。2018年の時点では、Binh Minh社は529億ベトナムドン(230万米ドル)の株主資本を所有していた。

現在、同社は2500人以上の従業員を擁し、ホーチミン市、ハノイ市、南部ビンズン省、北部のハイフォン市に3つの支社および3000台の装置を所有する4万メートル以上の工場を有している。

Binh Minh Garmentは、OwenUniqloUmbroVanhausenFilaLeeLimetedAmericanEagleVHFなど様々なブランドと提携し、FOB方式で衣料品を製造している。同社は主にハイエンドのシャツ、スポーツウェアそしてあらゆる種類のジャケットを主に日本、アメリカ、ヨーロッパ、その他の国々に輸出している。

Binh Minhはまた、Gendaiと呼ばれる国内消費向け自社ブランドを所有しており、シャツ、Tシャツおよびスポーツウェアを提供している。

201812月下旬の時点で、Binh Minh Garment社は2018年の収益の76.1%と税引後利益計画の77.8%を達成したと発表した。



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最終更新:2019年01月09日11:12

ベトナム:来年の履物・カバンの輸出は215億米ドルに達すると予想

ベトナム履物・カバン・協会(LEFASO)によると、ベトナムの履物、旅行用スーツケース、バッグの輸出は2019年には215億米ドルに上ると予想され、前年同期比で10%の増加となる。

LEFASOは、履物や鞄の輸出額は来年215億米ドルに達し、国の総輸出額の9%を占めると予測している。

主要市場における消費需要は、引き続き堅調に推移すると予想される。2019年初頭に発効した環太平洋包括的包括的協定(CPTPP)によって生み出された機会を企業が待ち望む中で、履物の製造は中国からベトナムへとシフトし続け、EU-ベトナム自由貿易協定(FTA)も 来年から有効となる。

企業が米中貿易の逼迫からの脱落を防ぎ、FTAの発効を図り、2019年に履物の輸出を増やすことを目指しているため、履物生産への外国直接投資は2019年に上昇傾向をたどると予測されている。



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最終更新:2019年01月07日16:43

ベトナム:Vinatex、来年の輸出目標を上昇変更

ベトナム繊維公団(Vinatex)の2018年の売上高は約487000億ベトナムドン(208000万米ドル)で、税引き前利益は15300億ベトナムドンで、前年同期比でそれぞれ6.6%、6.2%増加した。

この発表はVinatexCaoHữuHiếu部長によるもので、2018年に事業を見直し、2019年の計画を立てるために1227日にハノイ市内でグループが開催した会議で行われた。

Vinatexは、2018年、46.1兆ベトナムドンの工業生産額を達成したが、これは年間生産計画値を3%上回り、対前年比で9.7%増加した。

同グループの輸出売上高は、計画を2.3%上回り、対2017年比で10.9%増の305万米ドルと推定されている。特に、親会社の利益は前年同期比で35%増となった。

Hiếu氏は、これらの好調な結果は、PhúHưng繊維工場(Huế)、NamĐịnh繊維工場、PhúCường繊維工場(ĐồngNai)のような、高品質の注文の転送と2015-16年に投資された一連のVinatexプロジェクトによるものという。

これまでVinatexが直接資金を投入していた3つのプロジェクトは、承認期間前に投資後3年以内とされた損失ポイントを超えたため、親会社の収益性は大幅に向上した。

特に、米国と中国の間に貿易戦争がなければ、これらの工場のほとんどが2018年の最初の9ヶ月で通年の目標を達成したため、これらの繊維プロジェクトは「さらに成功した」と述べた。

2018年の最後の3ヶ月間で、繊維市場は暗いものでした。繊維工場は収益性が高かったが、予想通りではなく客観的要因の影響を受けた。この時期には、紡績企業は来年もチャンスを待たなければならない」と語った。

Hiếu氏は、Vinatexは注文の質、顧客満足、そしてViệtNamの大手メーカーの間でその地位を維持することに努力してきたことを強調した。同時に、グループは製品がより高い精度を達成することができるように国際標準に沿って機器と装置をアップグレードすることに集中した。

さらに、Vinatexは労働生産性を高め、従業員の収入を増やし、そして多くの労働者を引きつけた。同グループはまた、一般市場で問題が発生した場合にビジネスに発生する可能性がある変動を最小限に抑えるために高度なテクノロジを必要とする難しい注文を選択している、と同氏は補足した。

2019年、Vinatexは対2018年比、68%の輸出売上高の増加を目指している。さらに、同グループはまた、工業生産額を5%、収益を57%、利益を12%増加させることも目標としている 。



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最終更新:2019年01月04日12:22

ベトナム:ビンズン省、旧正月シーズンの労働力不足に見舞われる

南部ビンズン省の企業各社は旧正月シーズンの労働力不足に見舞われそうだと同省労働サービスセンターは発表した。

 

テト(旧正月)の休暇前の数カ月間に生産量が増加するため、企業はより多くの従業員を必要としている。同センターは、これからテトまでに、最新機器を使用できる21,100人の未熟練労働者と6,300人の熟練労働者が必要となると予測している。

さらに、地元の工業団地では、特に履物、衣類、木製家具、整備工、食品製造、飲料などの分野で、より多くの従業員を必要としている。

このセンターは、ソーシャルメディアでの求人情報の宣伝、コンサルタント数の増強、他の労働供給企業やセンターとの連携により、多くの企業が労働者を募集するのをサポートしている。

過去2年間で、多くの人々が他の都市、特にホーチミン市や海外で仕事をするようになった。

同センターのNguyen Thanh Phuong副局長は、年末のボーナスを現在の仕事で受け取りたいという理由で、年末に仕事を探している労働者の数が減るだろうと述べた。

同時期には、大学や専門学校からの多数の学生や家計の収入を補うためにパートタイムの仕事を求めている年配の女性労働者が仕事に応募する、と彼は述べた。



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最終更新:2018年12月28日16:17

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