インドシナニュース

最低賃金改定、タイの繊維製品輸出に打撃

あるビジネスマンによれば、タイの1日あたりの最低賃金が300バーツに上昇した4月以降、輸出向けのタイの繊維製品の注文は20-30%下落した。

最低賃金値上げの第一段階が国の40%の範囲だけだったのに対して、1月1日からの第二段階は全国をカバーする、とタイ工業連盟(FTI)下の労働委員会委員長Taweekit Chaturacharoenkun氏は言う。

一部の中小企業(SME)は、海外の輸入業者から来年にはタイからベトナムやカンボジアへ注文を移すと言われ、工場を近隣のベトナムとカンボジアへ移転したと彼は言う。

労働省が民間部門のコスト削減を手助けできない以上、タイの労働集約型産業は自ら生産調節をしなければならない、とTaweekit氏は言う。

北部のPayao県を例に挙げ、そこでは第一段階で1日あたりの最低賃金が70バーツ上昇し、さらに80バーツの引き上げられる第二段階は目の前に迫っている。

「Payaoでビジネスするなら、1月当たりの従業員の給与負担は3,661バーツ増えることになります」と彼は説明した。

「他の経済的負担が60%楽にされれば、経営者は十二分に満足だが、労働省がどうにかできるのは10%がせいぜいです。」

タイに拠点を置くTK Garment Coが生産拠点を日給60-70バーツのカンボジアSisophon州に動かした一方で、ミャンマー国境Tak県Mae Sot地区の工場が流通コストを節約するためにバンコクに移転するかもしれない、とTaweekit氏は言う。

最低賃金の上昇は労働者不足と相俟って、ベトナムやカンボジアへの工場移転を招き、タイ繊維産業の中心地を目指していたChaiyaphum県の見込みを打ち砕いた、と彼は言う。

 

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最終更新:2012年12月07日

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