インドシナニュース

2018年07月 のニュース一覧

タイ:徹底的に現代的且つ伝統的スタイル(後)

(前編より)

 

Theera氏もまた、タイ織物を改良し復活させるという課題に立ち向かい、より現代的で価値の高いものにした。彼の最初の課題は、地元の生産者がよりグローバルに考え、ファッションやライフスタイル業界を理解するよう促しながら、タイ織物が時代遅れでオシャレでは無いという先入観を変えることであったと説明した。

昨年、文化省の支援を受けた彼のブランドT-Raは、地元の織り手のグループと密に協力し合い、斬新で現代的な製品のコレクションを作り出し、称賛を浴び、人気メディアの注目を集めた。 彼のデザインはシンプルさに重きを置き、ドレープの技術を披露している。

それはT-Raに対する世間の認識でもあり、Khon Kaen県のJutatip地域の手織りおよび自然染料染めを誇っている。

ファッションショーはPrapakas氏の作品で終了した。Prapakas氏は常に同ブランドのガウンにタイシルクを使用しており(Hook's by Prapakasブランドの下で販売)、彼の3人の仲間と同様に、全てのタイのデザイナーは名誉にかけてタイのシルクを再び適切に評価されるようにするべきだと感じている。

「私たちの多くからタイシルクを着用することを妨げている偏見や先入観は置いておき、タイシルクを他のすべての国の他の生地と同様に独自の特性を持つ素材の一つとして見るべきであり、そこから始めてみることである」と彼は述べた。

また彼は色、色の組み合わせおよびトレンドに対する理解を地元の織り手に伝えることで、幅広いクライアントのニーズに応えられる織物をデザイン・生産できるようにしたいと考えている。

Prakasas氏のコレクションへのインスピレーションは彼の最近のタイ北東部への旅から触発されたものであり、彼はそれをKalasin県のRoikhaen Sarasinグループによるシルク生産者によって作られたガウンで表現した。

ステージパフォーマンスでのデザインにおける長年の経験で、彼のユニークなスキルをステッチ、レイヤー、刺繍で適用し、テクスチャーや太さの点で異なる様々な生地をエレガントで徹底的にモダンなガウンにもたらしている。

タイ ジャンル:
最終更新:2018年07月28日12:03

タイ:徹底的に現代的且つ伝統的スタイル(前)

手織りシルクが4人のタイ有名デザイナーによって現代的な改革をもたらす

タイのシルクは近年世界中に知れ渡るようになったが、この伝統的な手織り物に注目を集めるための様々な開発にも関わらず、現代の既製服ではほとんど使用されていない。その理由として、このデリケートな生地は一般的に成熟した大人や裕福な人が着用するのが最も良いと認識されているからである。

しかし、そのような認識もHook’s by PrapakasPrapakas AngsusingEk ThongprasertPlatt Pladhi、そして最近サイアムパラゴンでのイベント“Thai Textile for Contemporary Ready-to-Wear”にてユニークな衣装のショーケースを行ったTheera Chantasawat4人の有力デザイナーによって変わっているところである。

このコレクションは、今年5月にスペインのバレンシア市でRoi Kaen SarasinNakhon Chaiburin およびRoyal Peacock ブランドのコミュニティによって織った布を使用した合計86の衣装で構成され、彼らのデビューを飾り喝采を浴びた。

タイのシルクを最大限丁寧に扱うという助言はこれまで通りである中、これらを通常の服として着用するという考えはまだ進化過程である。

地元の織り手に知識を共有し協力するだけでなく、織物製造過程を視察するために農村部へ出向いているPlatt氏は「タイ織物はファッションが絶えず変化するのと同じように発展しなければならない」と述べた。

「タイシルクは私たちの遺産である。タイシルクは私たちすべての人々に属し、私たちの日々の生活の一部として存在しているべきである。コレクションは洗練されたカッティングとエレガントなドレープを誇示するだけでも色の暴動でも無く、衝突するように見えるが調和して見事に見えるようになるとイメージ出来るだろう」と語った。

「このコレクションでは、Nakhon RatchasimaPak Thong Chai地区で生産され、Peacock Emblemを授与したシルクにカラフルなプリントを描いたものである。この織物はパターンや構造を通して現代的なライフスタイルを反映しており、私のRealistic Situationブランドのユニークな特徴である。」と説明した。

Ek Thongprasert氏は「私のアドバイスはプリント地にプリント地を重ねて着ることで、それがどう見えるかは心配しないこ、とである。オシャレは楽しむことであり、ミックスしたりマッチすることで色が際立つのである」と語り、タイ織物のパターンや色のユニークさはそのエッセンスとなるが、それらはまだタイの現代社会と融合していないことを残念に感じている。

「タイでの伝統的な知識やノウハウを継承する事は、デザインにおける革新を妨げる厚い壁を作ってしまう。」と彼は嘆いた。「しかし、過去2、3年の間、私は新しい世代の地元の織り手が地元に戻り家業を継ぎ、デザイナーと地元の織り手の協力関係を支援するために多くの政府プロジェクトが導入されてきたのを見ている。これらの要因は業界に迅速かつインパクトのある発展へと導き、現地のタイ織物が今日の人々のワードローブに加わることを可能にしている」

彼のコレクションは、現代文化を徐々に地域の伝統に置き換えていく手法により触発されており、タイ織物を現代的な形で導入していくことを農村部と都会の習慣の会話とみなしている。

Nakhon Chai Burinグループの生地を用いて、Gold Silk Sarenによって生産されている新種のデニムシルクやBuri Ram県で製造されたthe pa sin teen daeng、そして有名なmudmeeシルクなど様々なパターンをミックスしたりマッチさせ、現代的なスポーツウェアを通してそれらを表現している。

タイのキックボクシングまたはムエタイはこのThailand 4.0コレクションのメインテーマである。キャッチーなイーサーン地方の挨拶で“Pen-jang-dai”または “Sam-bai-dee-bor”(元気ですか?という意味)の言葉が誇りを持ってスクリーンに映し出され、また衣装に刺繍された。



(後編につづく)



タイ ジャンル:
最終更新:2018年07月28日06:03

このページのトップへ戻る