インドシナニュース

2016年10月 のニュース一覧

タイ:「黒いTシャツは今朝すべて売り切れました」

プミポン・アドゥンヤデート国王の崩御後、政府が国民に1年間の服喪を要請したことを受け、タイ国民はこぞって黒い服を買っている。そのため黒い服への需要は高まり、売り切れも出ていると報道されている。

全国の商店で黒い服が店頭に並べられている。

「卸から黒い服を仕入れるのが少し遅かったため、今のところ出ているものしかありません」と市場の売り子Piyada Sripiachaiは話す。明るい色の衣類は店の奥に隠してあるという。

「黒いTシャツは今朝すべて売り切れました。今日の午後はもう白いシャツしかありません」と別の売り子Pornthep Charoenkulsakも話す。

白、そして灰色などの暗い色も黒に次ぐ服喪の色とされている。

「原材料が通常の注文分にも足りないので、仕事に影響が出ています」とバンコクのある工場はdpaに話した。

「黒と白の素材への高い需要は衣類用だけでなく、装飾用でも必要とされているからです」とThai Textile Industry Public Companyは説明する。同社では国王の肖像を装飾するための黒い布地の注文が急増している。

国家的に追悼の気持ちが高まるにつれ、報道によると、黒い服を着ない人が批判されるという事態も起こっている。

政府高官は国民に対し冷静な対応と黒い服を買うことのできない人への理解を求めた。

「黒や白の服を着ることができない人は黒いリボンやタイのような喪章をつけることもできます」と政府のSansern Kaewkamnerd報道官が述べたとバンコクポストは報じている。

最新の動向としては、喪服を買えない国民に対し、国営銀行が800万着の黒いTシャツを配布するという計画をSomchai Sujjapongse財務事務次官が17日に地元メディアに語ったという。

Somchai次官は、これは低収入者支援という政府の方針に沿ったものだと述べた。

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最終更新:2016年10月21日00:00

タイ:国王追悼のための喪服の価格吊り上げに政府が警告

商業省は製造業者と協調し喪服の安定供給を目指す

タイ政府は敬愛されたプミポンアドゥンヤラデート国王を悼む国民が喪服を購入していることから、全国的に黒い衣服が不足するだろうと予測した。

商業省は、喪服の安定的な供給のため製造業者と協調しており、販売業者による価格の吊り上げは厳しく罰せられるであろうと発表した。

70年に及ぶ在位期間にわたって神同様に畏敬されたプミポンアドゥンヤラデート国王が10月13日に崩御し、タイは悲しみに包まれている。

様々な公的活動はキャンセルされ、テレビ番組や歓楽街も11月まで喪に服するためトーンダウンするよう要請されている。

こうした要請による経済の停滞が懸念される一方、少なくとも喪服の売り上げは急増している。

商業省のNuntawan Sakuntanaga国内貿易部長は消費者に対し、製造業者が需要に対応できるまで喪服の購入を延期するよう呼びかけている。

Nuntawan部長は「今後数日間は黒いシャツの供給は少ないかもしれませんが、縫製業者は不足することはないと主張しており、また価格も通常通りです」と述べたとNation紙は報じている。

Nuntawan部長によると、国王の崩御以来、黒い衣類が通常の倍の価格で販売される例があったという。

価格吊り上げをした者は14万バーツ(3900米ドル)以下の罰金及び禁固7年以下の罰則を受ける可能性があるとNuntawan部長は述べている。

プミポン国王はほとんどのタイ国民の知る唯一の国王であり、道徳的に清廉潔白なイメージの国父的存在であった。国王の崩御はタイ国民に深い悲しみをもたらした。

国王が88歳で亡くなった病院からバンコク市内の王宮へと遺骸を運ぶ車列の通り道には14日、肖像画を掲げ国王を追悼する数十万の臣民が詰めかけた。

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最終更新:2016年10月18日06:00

タイ:韓国ファッション業界による国内縫製企業へのアドバイス

バンコクのアセアン韓国センターで最近開催されたワークショップで、タイの縫製輸出企業は韓国の企業トップやファッション産業専門家からの助言を受ける機会を得た。ワークショップではブランドや製品のプロモーション戦略、モバイルコマースの活用、マーケティングの強化、アジアにおける最新のファッショントレンドや今後の見込みなどが取り上げられた。

「ファッション業界における世界的な競争力の強化:中小企業のためのブランドマネジメント戦略」と題されたこのワークショップはファッション分野のタイ企業のブランドマネジメント能力強化を目的として開催された。また、タイの製造・輸出企業に対し、韓国やその他の海外市場へのアクセスや、韓国人専門家とのネットワーク作りの機会を提供することも目的の一つであった。

アセアン韓国センターのKim Young-sun事務局長は「タイは自国ブランドの開発によりアジアのファッションの中心地となることが期待できます。このワークショップがタイのファッション分野の中小企業の競争力強化、特にブランディング、マーケティングやイーコマース戦略策定の面で貢献し、韓国市場へのアクセスを増やすことができればと思います」と述べた。

このワークショップにはタイの縫製分野中小企業の代表者らが出席した。

近年、最低賃金の上昇や労働力不足によりタイのアパレル製品輸出は減少している。

 

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最終更新:2016年10月14日14:41

タイ:伝統工芸をバッグに表現

シリキット王妃テキスタイル博物館で長年館長を務めるSuttirat "Jo" Kaewaporn氏は、手織り織物から加工されたバッグのコレクションで女性達を魅了している。

シリキット王妃テキスタイル博物館の館長としての経験が、タイの繊維製品のユニークな特性をいかに引き出すのか、Suttirat "Jo" Kaewapornという才能溢れるデザイナーを育ててきた。彼はその知識を使い勝手の方にも活かし、エレガントで洗練されているだけでなく、現代的でカジュアルな様々なサイズのバッグを生産している。

Joのバッグが3年前に発売開始されて以来、手織りの織物と革から作られた彼の魅力的なバッグは、政府高官、外交官夫人、企業幹部、有名人やオフィスワーカーらが皆一つは彼の作品を所有したいと考えるほど評判となっている。彼の得意客にはPrayut 首相の妻であるNaraporn Chan-o-cha夫人や、女優のSinjai HongthaiやMyria "Nat" Benedetti、歌手のJennifer Kimなどがいる。

「多くの著名なお客様が海外旅行に私のバッグを携行し、帰国した後にこのバッグがいかに人々から賛辞を受けたかを私に知らせてくれます。どうやら私のバッグは、ブランドのトートバッグなどよりもはるかに多くの外国人女性の目を惹き、タイの織物や文化に関する会話に花を咲かせるのに役立っているようです。私は好んでお客様に知識を共有したり、情報発信したりしています。なぜならこうしたお客様は、タイの芸術品や工芸品を世界に発信して下さるからです。」と彼は述べた。

「Khun Nong (Naraporn Chan-o-cha)夫人は、ゴージャスなタイシルクの衣装を身にまとう姿がよく知られています。彼女はよく彼女自身で生地を選び、彼女に似合うようなハンドバッグを制作するよう、私に依頼します。一般に9インチのバッグが最も人気がありますが、Khun Nong夫人は持ち物が多いため14インチのサイズを好みます。彼女はタイ織物の素晴らしいアンバサダーなのです。」とSilpakorn大学の考古学の卒業生であるJo氏は述べた。Jo氏はタイ織物の熱心なコレクターであり、生地からバッグを生み出すアイデアは、友人や同僚のために個人的な贈り物を制作する彼の嗜好から始まった。

「私は山岳民族による刺繍のほどこされた織物のコレクションを多く持っており、それらを新年の贈り物としてiPadのケースに利用したら、いかに素晴らしくなるだろうと考えました。そうしたところ誰もがそれを気に入り、皆からもっと多くの商品を制作して販売すべきだと提案されました。iPadケースを皮切りにハンドバッグに着手したところ、それらは飛ぶように売れ、4年前Facebookで商品のインターネット販売を開始することにしました。そして私は1年後に自分の店をオープンすることにしたのです。」と彼は経緯を説明した。

Chatuchakウィークエンドマーケット隣のJJモールにある彼の店では、mudmeeシルクやpraewaシルク、刺繍を施した山岳民族の生地、オーガニックのkram(タイの藍染)、特有のパターンや色みを出すために異なる技法で織られた綿布などで制作された様々なデザインのバッグコレクションを提供している。Jo氏は、タイ芸術や工芸品を保存し、村人がより多くの収入を得られるようにする目的でシリキット王妃により創設された支援財団から複雑に織り込まれた織布を調達している。彼の店ではトータルでコーディネートするためにデザインされたドレス、スカート、シャツ、Tシャツ、スカーフ、靴なども提供している。

「シリキット王妃テキスタイル博物館での仕事のおかげで、全国の織物職人らに出会い、各人から独特な性質の繊維や異なる織り技術について学ぶことができました。」とJo氏は述べた。

Jo氏はまた彼の製品において、古来の模様に新しい特質を加えることにより伝統工芸を再構築している。例えば鋸歯模様やランタンのようなデザインを大きく強調したり、lai kled tao(べっ甲柄)を経糸と緯糸にそれぞれコットンとメタリックなレーヨン糸を使用して交互に織ったりして、きらびやかな印象を与えるなどしている。rajawatと呼ばれるまた別の魅力的な模様では、小さな正方形の内側に一段高い模様を出すために、緯糸に追加のストランドを使用して織っている。その模様はなだらかに傾斜し、正方形に向かって広がっている。

 

すべてのハンドバッグにはストラップが付属されている。

「バッグはすべて手作りで、その生地、革からバックルやジッパーまで、最高の品質の素材を使用しています。それらは軽量で、防水性に優れ、ウェットティッシュやドライクリーニングなどで簡単にきれいにすることができます。人々になぜ私のバッグが高級ブランドのものと同じくらい高いのかと尋ねられると、私は少し困惑します。彼らは村人による骨の折れる機織り工程から素晴らしいカッティングなど、細部まで行き届いた生産プロセスに思いも至りません。」

迷彩柄はもともと若い世代のバイヤーを惹きつけるためにコレクションに追加されたが、軍の人々にも人気が高いことが判明した。新しいコレクションは2ヶ月ごとにリリースされており、Jo氏は現在旅行者のニーズに合ったバックパックに取り掛かるのに忙しい。

 

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最終更新:2016年10月08日06:02

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