インドシナニュース

2014年12月 のニュース一覧

タイ:縫製産業でのミャンマー人労働者に対する賃金搾取

クリーンクローズキャンペーン(Clean Clothes Campaign)からMAP Foundationとの連携により最近上梓された報告書によると、タイ国内の縫製産業で働くミャンマー人移民労働者は賃金搾取と労働者の権利の侵害に苦しんでいるという。

12月18日の国際移民の日に合わせて出版されたこの報告書によると、移民労働者は現在1日につき最低賃金である300バーツ(10,000ミャンマーチャット)を受け取る権利があるが、一般的には150から180バーツしか支払われていないという。

世界の縫製労働者が生活するに足る賃金と許容可能な労働環境を得られるよう求めるクリーンクローズキャンペーンによると、300バーツでも生活賃金には足らず、縫製産業が集積するタイ国内Mae Sot地域で労働者とその家族の生活を支えるにも不十分であるという。

「私たちが実施した調査では移民労働者がいかにひどい扱いを受けているかが明らかになりました。彼らは長時間働き、最低限の必要を満たすこともできない賃金しか受け取っていません。労働監督機関による執行がほとんどなく、また移民労働者は不安定な地位にあるため、タイの労働法規が侵害されています」とMAP FoundationのBrahm Press事務局長は話す。

この報告書はMAP Foundation の支援により取りまとめられた。MAP Foundationがバンコクの北西約500キロ、ミャンマーとの国境にあるターク県Mae Sotで工場や労働者を訪問した。Mae Sotのような国境の町に生産を集中し、仕事を得ることに必死で最低賃金以下の扱いといった搾取をされやすい移民労働者を雇用することで、縫製産業は生産コストを下げようとしているという。

この報告書でインタビュー調査を受けた縫製工場の労働者のだれ一人として、自分がどのブランドの製品を作っているのかを知らなかった。

報告書によると、Mae Sot地域で働いていると推定される移民労働者の数は20万人から30万人に上る。この地域の労働許可を得て働いている移民労働者は3万人に過ぎず、残りは登録されていない。6万人から8万人の移民労働者が織物・縫製工場で働いていると推定され、おそらくその7割程度を女性が占める。

アムステルダムに本部を置くクリーンクローズキャンペーンの国際コーディネータであるTessel Pauli女史は、アパレルブランドにこうした組織的な賃金搾取に加担するのをやめるよう、そして移民女性を含むサプライチェーン中のすべての労働者に生活可能な賃金を支払うよう呼びかけを行っている。

 

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最終更新:2014年12月26日06:00

タイのアパレル企業、ベトナムへの投資を模索

先週、タイの染色整理協会、皮革協会の代表がホーチミン市を訪れ、ベトナム企業各社に2015年3月11日から15日までタイで開かれる第33回バンコク国際アパレル・皮革履物見本市(BIFF&BIL)への参加を呼びかけた。

見本市への参加企業はブース出展費用の50%割引を受けられる。

タイ国衣料製造協会(TGMA)副会長Yotsaton Kijkusol氏はOEM業者はベトナム、カンボジア、ミャンマー、インドネシアのような人件費の安い国を探し、投資して、生産コストを削減しようとしている。

外国投資局は2014年11月24日現在、タイには371のベトナムへの投資認可済案件があり、登記資本金は総額66億5000万米ドル、ベトナムへの投資国101カ国中第10位となっている。

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最終更新:2014年12月17日18:29

タイ:来年のアパレル輸出に期待

タイ工業連盟(FTI)は同国の来年のアパレル輸出は大きく増えるだろうと述べた。

タイ工業連盟(FTI)副会長兼タイ国衣料品製造業者協会(TGMA)顧問であるWallop Wittanakorn氏はこの予想を米国の経済回復のためとしている。

Wallop氏によれば、米国経済の回復によって同国からタイへのアパレル製品発注が増え、日本からの需要の後退を相殺するだろうと述べ、韓国や香港からの需要も対昨年比で増えるだろうと付け加えた。しかしながら欧州の一般関税優遇制度(GSP)が失効し、優遇されていた2.4%の輸出関税が12%に引き上げられたことで、EUへの輸出は減少すると見られている。

Wallop氏はまた、婦人用シャツ、環境メッセージのプリント入りTシャツ、通気性の良い衣料品、再生素材から作られた衣料品などが来年のトレンドになるという。

 

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最終更新:2014年12月15日14:00

タイのシルク染色産業

タイ国繊維試験所(THTI)とモンゴルのカシミア・ブランドGobiの協業は両国の外交樹立40周年を機に始められた。

イタリアのファッション・コンサルタントElementi Modaのデザイン監修の下、タイ工業省の支援を仰ぎつつ、両者はタイ・シルクやモンゴル・カシミアを使った一連の衣料品を展開した。

タイ国繊維試験所技術推進部部長Chanchai Sirikasemlert博士は、当初3年のプログラムを紹介しつつ、この協業によってタイのシルク染色産業が復活することになったと語った。これまで一連の商品群は好意的に受け入れられ、Sirikasemlert博士は、次のステップは特に欧州で販売ルートを確保することと述べた。

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最終更新:2014年12月01日14:00

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