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中国の綿需要低迷で綿市場に変化

最新のラボバンクの報告書によると、綿市場における中国の低迷が世界の綿取引の様相を変化させている。

ラボバンクのコモディティアナリストGeorgia Twomeyによると、新興生産国であるベトナムとバングラデシュで輸入需要が拡大している。

コモンウェルスバンクの農産物コモディティアナリストTobin Gorey氏は、大量の綿の備蓄と賃金上昇が中国での綿需要を減速させていると話す。

「こうした変化は中国が安価な労働力を提供できなくなったここ数年のものです。ベトナムの綿糸生産の約半分は結局中国企業の投資によるものです。彼らは人件費がより安い国に移転しただけです」とGorey氏は言う。

オーストラリアは新興市場への綿の輸出を伸ばしつつあり、特に、繊維産業が拡大しつつあるベトナムへの輸出が増えている。

2015-16年までの4年間で、ベトナムの綿輸入量は195%の伸びを記録した。

「それと比較すると、2004年以降ずっとオーストラリアの最大の綿輸出先であった中国の綿輸入量は、同時期に82%も減少しています。これは2011年以降の政府の国家備蓄政策の実施で、まず膨大な備蓄の消費を行っているためです」とTwomey氏は話す。

中国の綿備蓄量は最大で国内消費量の2年分にも及んでいたことから、備蓄量が持続可能なレベルまで低下するにはあと数シーズンかかると予測される。

また、中国の綿備蓄量は膨大だがそのほとんどが低品質の綿であるため、オーストラリア等からの高品質な綿と混ぜる必要があるとGorey氏は指摘する。

世界の綿備蓄が予測されていたより下がり、綿糸需要が高まり、投機買いも多くなったことから7月に綿価格は12%上昇したとTwomey氏は話す。

Cotton AustraliaのAdam Kay会長は、綿価格が1梱あたり530ドルとなった先週は楽観的な見込みが広がったと話す。

「今季、綿産業で唯一の懸念事項となっているのは、グイディル、ナモイ、マッキンタイアヴァレーといったいくつかの主要生産地の水不足だけです。現時点では確実に300万梱程度の収量を予測していますが、雨が降れば収量はもう少し増えるでしょう」とKay会長は話す。

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最終更新:2016年08月12日12:02

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