インドシナニュース

ベトナム:繊維・アパレル業界で業務拡大のための求人増加

ホーチミン市の繊維・アパレル企業の多くが旧正月(ベトナムではテトという)後に業務を拡大するため労働者の求人を行なっている。

ホーチミン市輸出加工・工業団地委員会(HEPZA)労働管理部のTran Cong Khanh部長によると、同委員会の管理する工業団地には29万人の労働者がおり、その95%が旧正月休暇を終え仕事に戻ってるという。残る5%はまだ休暇中か、転職したという。

ホーチミン市の人材需要予測・市場情報センター(FALMI)によると、同市ではテト休暇後、3万人の労働者が不足しており、その多くが不動産、IT、電気・電子、建設、縫製・繊維、製靴、ロジスティック、輸出入、人事管理部門だという。

FALMITran Tuan Anh副社長は、テト休暇後の地元企業の人材供給の安定性を強調した。ほとんどの労働者は安定した職を求めるが、企業も従業員への待遇を改善させているという。

ほとんどの企業が十分な労働力を擁しているが、縫製・繊維、加工、サービス・レストラン部門では休暇後の業務拡大のため、8-10%の人材不足が予測されている。多くの国内縫製企業は大量の労働者を必要としている。

ホーチミン市第9区のPhong Phu International株式会社傘下のジーンズ工場のDinh Thi Tuat代表は、できる限り多くの労働者を必要としていると述べた。Phong Phu Internationalは陰暦17日に当たる222日に業務を再開した。周辺省出身の多くの労働者がまだ復帰していないという。

Tuat代表は、例年テト休暇後には数十人の労働者が転職するが、大量の求人は輸出のための生産拡大によるものだと説明した。

9区のUyen Linh Production Commerce Co. Ltd.でも100人から300人の縫製労働者を求人している。同社では月額およそ600-800万ベトナム・ドン(265-350ドル)に加え、福利厚生を提供している。

ホーチミン市縫製繊維協会(AGTEK)によると、繊維・アパレル企業は第1四半期分の十分な受注を得ており、中には2018年はじめから第2四半期分まで受注している企業もあるという。

AGTEKPham Xuan Hong会長は、繊維産業は2018年に10%の成長を目指していると述べた。米国、EU、日本といったベトナムの主要輸出市場には安定した需要があり、また新市場でも明るい兆候が見えている。

Hong会長は、大企業は大市場で、そして小企業も数量は少なくとも単価の高いニッチな市場を目指すことができるとし、繊維・アパレル企業の可能性を強調した。

ほとんどの企業は、受注をこなし、市場を拡大するためにも、求職者の経験と技術を重視しているという。



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最終更新:2018年03月05日06:03

ベトナム:ファッション産業が直面する危機

外国ファッションブランドの台頭で、ベトナムのファッション産業の黄金時代には陰りが見え始めていると業界アナリストは話す。

多くのファッションブランドがベトナムに進出し、ベトナムの若者の間で「ファストファッション」ブームを作り上げた。9月初旬には、スウェーデンのブランドH&Mがホーチミン市にオープンした。その前にはすでにスペインのZaraがハノイとホーチミン市でそれぞれ店舗をオープンしている。

ホーチミン市のZara1号店では、開店当日に55億ベトナム・ドンというZaraの海外店舗でも最高レベルの売り上げを記録した。

ベトナムでのZaraの成功により、Zara BershkaStradivariusMassimo DuttiOyshoを擁するInditexは他ブランドのベトナム進出を検討している。

日本のStripe InternaionalがベトナムのNEMの買収を検討しているというニュースも話題となった。NEMNguyen Tiep PR部長は、Stripeの資本参加にむけて交渉を進めていることを認めている。

ベトナムへの海外ブランドの進出は関税が廃止された2015年はじめから本格化した。ある報道によるとベトナムにはすでに200もの海外ファッションブランドが進出しているという。海外ブランドが次々に進出していることはベトナムが非常に魅力的な市場であることの証左だとTiep氏は話す。

ベトナム繊維公団は、国内の縫製製品の市場規模は45億米ドル、成長率は年率20%と推定している。

ベトナム人は毎年衣類に100兆ベトナム・ドンを支出している。Nielsenの報告書では、衣類はベトナム人の支出の優先順位において食料と貯蓄に次いで3番目とされている。

市場は大きく将来有望ではあるものの、国内のファッションブランドは苦境に立っている。

NinomaxxBlue ExchangeViet ThyFociSifaPT 2000Sea CollectionDan Chauなどかつて数十から数百の店舗を持っていた著名ブランドも、店舗数を減らしている。

海外ブランドの脅威を感じ始めたNinomaxx2013年、ワンストップ型のNinomaxx Conceptとして店舗モデルを転換し、会社の再構築を行なった。

Minomaxxの当時のNguen Huu Phung会長は、製品、流通、顧客サービスと労働力の面での改革が必要だったと話している。

しかし、そうした努力にも関わらず、業界アナリストはNinomaxxの復活は難しいと見ている。Ninomaxxの店舗数はかつての200店舗から60店舗まで縮小した。

ZaraHMの登場で、若い世代でファストファッションはさらに拡大している。ユニクロも近い将来ベトナムに進出する予定である。

しかし、ベトナムのファッションブランドはまだ独自の顧客層があると考えている。An PhuocNguyen Thi Dienは、海外のファーストファッションブランドは若い世代をターゲットにしているが、An Phuocは中年男性をターゲットとしていると話す。



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最終更新:2018年01月15日12:53

ベトナム:パリファッションウィークにDo Trinh Hoai Namのアオザイコレクション

ハノイのデザイナーDo Trinh Hoai NamWomen in Loveと名付けられたアオザイコレクションが123日のパリファッションウィーク オートクチュール2018の開幕を飾る。

このコレクションは30点のイタリア製、フランス製のシルクやサテン地のアオザイからなり、パリのノートルダム寺院のゴシック様式のステンドグラスの文様を使っている。

11万ドルから2万ドルのこのコレクションの作品はベトナムの職人が6ヶ月以上かけて制作している」と42歳のデザイナー、Namは話す。

Namのファッションウィーク参加のための渡航費用などは主催者側が負担する。

Nam9月にはニューヨークで第26回クチュールファッションウィークに参加している。彼のSen Vang(金の蓮)と名付けられたアオザイコレクションはアジアから参加した他の2名のデザイナーの作品とともにイベントの開幕を飾った。

彼のデザインはハノイのHa Dong地区やタイビン省、ラムドン省の熟練した職人によるベトナムシルクやサテンを使っている。

彼のアオザイには19世紀からの伝統的な文様が使われ、蓮や水上の人形劇などの模様が刺繍されている。

ハノイ出身のNamの最初の仕事は手仕事で有名なXuan Dinh地区の仕立屋であった。

2003年、ベトナムデザイン学院によるベトナムコレクショングランプリで優勝し、またメルセデスベンツアジアファッションウィークのファイナリストの1人となったことことから彼のキャリアは飛躍した。

彼は国内外の数々のファッションイベントに参加している。彼のアオザイコレクションはベトナム人も外国人をも魅了し続けている。

高級シルクやサテン、綿、麻を使った彼のエレガントできらびやかな作品は高く評価されている。

彼はまた映画スターやポップアイドルの衣装もデザインし、現在はモデルエージェンシー、縫製ファッション会社も経営する。

ハノイ、そしてベトナム北部のNamの店舗ではおよそ80点のドレスやアクセサリーを展示し、毎年新たなコレクションが加わっている。



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最終更新:2018年01月09日17:59

ベトナム:ホーチミン市で3月にアオザイフェスティバル開催

ホーチミン市は33日から25日にかけて、伝統的ロングドレスでベトナム女性の美の象徴としても知られるアオザイの祭典を開催する。

このフェスティバルを主催するホーチミン市観光局によると、2018年のアオザイフェスティバルでは「I Love アオザイ」をテーマに、伝統的文化、アオザイの美や優美さを宣伝するための数々の文化的アクティビティが予定されている。

観光局ではミスベトナム2016Do My Linhをアオザイフェスティバル2018のアンバサダーとして招聘する予定。

イベントはSi HoangThuan VietVo Viet Chungをはじめとするベトナムの主要アオザイデザイナーの最新コレクションを紹介するファッションショーで開幕する。

33日に第1区のNguyen Hue Pedestrian Streetで開催されるショーでは、ポップスターや若い歌手らが出演する音楽のパフォーマンスも行われる。

3000人以上が伝統的な衣装を着て参加するパレードも開催される。

フェスティバルの期間中、Youth Cultural HouseWomen’s Cultural HouseMuseum of Southern WomenGeneral Science Libraryで数々の展示会が開催される。

展示会では過去から現在までのアオザイデザイナーのコレクションや、伝統的衣装の写真が展示される。

展示会場ではまた、アオザイの仕立てサービスを利用することもできる。20以上の縫製・繊維企業のデザイナーが参加する予定。アオザイの作り方を学ぶこともできる。

主催者はタンソンニャット国際空港にもブースを開設し、訪問者らにアオザイ仕立て券やフェスティバルのアクティビティへの無料参加チケットなどを配布する予定。

フェスティバルの期間中には、市内の文化機関や学校でもアオザイに関するワークショップやトークショーが開催される。

昨年のアオザイフェスティバルには7万人以上の外国人、ベトナム人訪問者が訪れている。



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最終更新:2017年12月29日18:12

ベトナム:韓国人投資家はいかにして大成功を収めたか(後)

(前編より)

 

投資分野

Park氏は、「昨年のベトナムに対する韓国資本の投資動向を鑑みると、依然として製造業と加工業に対する投資が最大の比率、70%程度を占めています。」と述べた。

昨年それらの産業に対する投資は82%を占めた。

一方で卸売、小売、文化、科学技術などのサービス分野に対する投資も急速に拡大していると彼は指摘した。

電機・電子機器製造が製造・加工業の大半を占めており(65%)、次いで繊維・織物(20%)が続いた。

「韓国企業では、既存の産業だけでなく、自動車、医療用機器、航空機製造などの新しい産業を直接支える原材料・部品産業に熱心に取り組んでいます。」と彼は述べた。

韓国人投資家は伝統的な卸売や小売からオンラインに移行しているように見えるものの、なおも実態としてのサービスや物流にも熱心である。

「韓国投資家はベトナムを主要な製造拠点と捉えており、韓国からの投資の大部分はこの分野に集中しています。中国の投資環境の変化によって、多くの韓国投資家がベトナムに移動しています。韓国企業は製造業だけでなく、最終的には流通、卸売、小売、物流、技術、科学、インフラにまで進出していくことになるでしょう。ベトナムの経済や産業が発展するにつれ、こうした分野に関連するサービスへの投資も必然的に増加していくことになります。」

KochamKim氏は、「多くの韓国人投資家は、輸出用農産物を開拓、加工するためにベトナムに工場を開設したいと考えています。」と述べた。

ベトナム政府がビジネスと投資環境の改善に努めてきたことを認める一方で、外国人投資家を誘致するためにはもっと多くの施策を行う必要があると彼は述べた。

投資家は大都市近郊に投資したいと考えているが、インフラが非常に貧弱であるため、外国人投資家向けの宿泊施設や交通機関などを含むインフラへの投資が必要とKim氏は指摘した。

「基本給の引き上げなど、企業活動に影響を及ぼす政策を打ち出す前に、政府はフォーラムや対話を通じて意見を吸い上げるべきです。」

LOCK&LOCKChun代表は次のように述べた。

「韓国企業であるLOCK&LOCKは、ベトナムから多くのサポートを受けてきました。我々はベトナム政府に感謝の意を示した上で、ベトナムが引き続き外国人投資家にこうした優遇措置を提供するだけでなく、行政手続を改善し、投資や取引にとって好条件を提供していくことを期待したいと考えています。」



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最終更新:2017年12月15日12:01

ベトナム:韓国人投資家はいかにして大成功を収めたか(前)

ホーチミン市を拠点とするDaekwang Maika社、およびビンズン省のDaekwang Apparel社のKim Heung Soo CEOは、ベトナムで約25年も過ごしているが、ビジネス環境は「とても良い」と述べた。

彼は28才となった1994年に、輸出用衣料品を生産するDaekwang Maika社を設立し、2006年にビンズン省のDaekwang Apparel社を設立した。

「私のビジネスは大変順調に推移してきました。我々はベトナムで衣料品を生産し、それを他国市場へ輸出して年間8000万~1億米ドルの売上を上げています。米国向けが輸出総額の92%を占めており、残りはアジア諸国向けです。」とベトナム中南部を統括する韓国商工会議所(Kocham)の代表でもある彼は述べた。

ベトナムにおける韓国資本のもう一つの成功事例はLOTTE Martである。

2008年にホーチミン市第7区に最初の店舗をオープンさせた後、現在ではいくつかの大都市にまたがり、合計13のショッピングセンターやハイパーマーケットを運営している。

LOTTE Vietnam Shopping JSC LOTTE Mart Vietnam)のKang Min Ho代表は「地元商品を最優先させるという方針のもと、ベトナム商品の開発や販促、特に国内外の消費者に対して地方の特産品販売に力を注いできました。」と述べた。

「我々はベトナム商品の開発に注力するだけでなく、モダンで便利なショッピング環境の創出にも取り組んでいます。ベトナムは9500万人以上の人口を抱え、かつ若者の比率が高い国ですが、この国における近代的小売のシェアは近隣の他国よりも依然として低い水準にあります。一方で人々の所得はどんどん増加しつつあります。こうした点が、小売市場が発展するための素地となっています。ベトナムには急速な経済成長、明確かつ透明性の高い投資環境、大きな潜在成長性や政府の支援があり、この地域の中で資本の投下先として最も有望です。」と彼は述べた。

「このことが、LOTTE GroupLOTTE Martがベトナムに対する長期投資を特に重視する大きな理由となっています。」

LOCK&LOCK VietnamChun Hae Woo代表は、「ベトナムは若くダイナミックな市場であり、この国の消費者は常に新しいものを体験したいと望んでいます。そのため小売市場においては、ベトナムがこの地域の中でも最も将来有望な市場であると我々は考えています。」と述べた。

各小売ブランドはこの市場で今後成長していくことが見込まれており、LOCK&LOCKもまたその波に乗ることは明らかでしょうと彼は述べた。

Chun代表はベトナムにおける彼のビジネスについて、「非常に素晴らしい成長」を遂げたと述べた。新しいブランドの開発と並行して、LOCK&LOCKもまた新製品を開発するために多くの研究を行ったという。

「ベトナムの多くの家庭で韓国のNo.1ブランドによる良質な製品やサービスを体験できるよう、我々は引き続き数多くの省や都市に店舗ネットワークを拡大するつもりです。」

SamsungLGPoscoCJHyundaiCGVLotteriaなど、エレクトロニクス、重工業、エンターテイメント、ファーストフードなど、さまざまな分野の韓国ブランドがベトナムで成功している。

ハノイにある大韓貿易投資振興公社(Kotra)のPark Chulho代表によると、5000社以上の韓国企業がベトナムに進出しているという。

1992年に国交樹立して以来、韓国とベトナムの関係は、政治、経済、社会、文化、科学、安全保障、教育、労働など多くの分野で力強く発展し続けています。」

昨年、韓国はベトナムにとって第3位の貿易相手国であり、一方でベトナムは韓国にとって第4位の貿易相手国であった。

「今年第3四半期までの二国間貿易は450億米ドルにも達し、我々は通期で500億米ドルを超えると予想していますが、この金額は1992年の5億米ドルから約100倍もの増加となります。」とPark氏は述べた。

「ベトナムにある韓国企業からの投資も大幅に増加しています。」

外国投資庁によると、韓国企業はベトナムに総額575億米ドルを投資し、同国に対する総投資額の18.1%を占めているという。

韓国はベトナムで最大の外国人投資家であり、日本、シンガポール、台湾がそれに続いている。

 

(後編につづく)



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最終更新:2017年12月15日06:01

ベトナム:ファストファッションがブーム

ベトナム国内での最近のファストファッションの流行は国内繊維・アパレル企業にとってはチャンスである反面、課題も提示している。

繊維・アパレル産業の専門家は、ベトナムのアパレルメーカーはこの機会を活用し、世界で拡大するファストファッションのトレンドを掴み、突破口としなければならないと話す。

Zaraを熱狂的に迎えたのち、スウェーデンの格安衣料小売業者HMがホーチミン市に登場すると国内市場は再び熱狂した。近年ベトナムに進出した世界的ブランドは消費者の熱烈な歓迎を受けたが、国内メーカーへのプレッシャーは高まることとなった。

価格面では格安から中間寄りにあるZaraH&MTopshopは若いベトナム人消費者には非常に魅力的である。ファストファッションとはハイファッションのデザインを廉価に衣料品やアクセサリーで再現し、巨大市場を有する小売業者が低価格で提供するビジネスモデルである。ファストファッションという言葉が示す通り、ファッションのトレンドは四季ごとではなく、週ごとに変遷する。

ホーチミン市で若者が何時間も行列して開店を待ったという事実は、外国製の廉価な製品に対する消費者の熱狂を示している。海外ファッションブランドの流入が相次ぐ中、ベトナム国内のメーカーは消費者を引き止める方策を考えなければならなくなった。

制服の製造に特化するSu Tu Vang社のDu Huu Thanh社長は、ファストファッションの流行は、新たなトレンドを市場により早く、より安価に届けるために生産プロセスが迅速化されたファッション産業の動きを反映していると話す。その結果、企業はデザイン、発注、納品にかかる時間の面で課題に直面するようになった。

国内企業は迅速なデザインの紹介で消費者の心を掴む海外ブランドのやり方を学んできた。国内企業は急速に変わりつつあるライフスタイルと消費者のファッションや衣類品への志向を把握できる多数の優秀なデザイナーを必要としている。

需要に対応し、海外ブランドと競争していくためには、国内企業は現代的な設備により多くの投資を行い、より多くの熟練労働者を集める必要がある。

ベトナム繊維協会(VITAS)のNguyen Thi Tuyet Mai副会長は、ベトナムへの外国ブランドの登場はプレッシャーをもたらしたが、生産、ビジネス面での変化のきっかけをももたらしたと話す。消費者にはより多くの選択肢がもたらされたこととなる。

国内企業は長年、海外直接投資企業による下請契約に慣れてきた。しかし、ファストファッションの時代に適応するためには、国内企業も自社の製品を作り出さなくてはならない。

繊維協会は世界での新たなトレンドに関する情報を提供し、企業を支援している。

シンガポールに本拠を置くアパレル産業向けテクノロジー企業ThreadSolSaurav Ujjain東南アジア事業部長はベトナムのアパレル産業に同社の革新的な技術を紹介している。同社は最適な素材購入を可能にするintelloBuy、最適な裁断計画を作るintelloCutなどの製品で、メーカーの収入と利益の向上を支援している。intelloCutはメーカーの収入を平均30%改善し、毎年1000万米ドルの利益につなげているという。



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最終更新:2017年12月12日05:55

ベトナム:国内企業のファストファッションに対する課題

ベトナム繊維協会(VITAS)によると、ベトナムのアパレルメーカーは新技術を取り入れ、世界的に高まるファストファッションのトレンドに対応していかなければならないという。

1123日、ホーチミン市で開催された『ベトナムのアパレル産業はファストファッションに対応できているか?』と題されたセミナーでベトナム繊維協会(VITASNguyen Thi Tuyet Mai副会長が講演し、ファストファッションの分野が過去数年間で急速に成長を遂げていることを説明した。

持続可能性という点でファストファッション製品にはいくつかの問題が残っているものの、消費者の人気は爆発的に高まっているという。

ファストファッションとは、大量消費市場を手がける小売業者が、低いコストでファッション性の高いデザインを安価な衣料品やアクセサリーに素早く取り入れることを言う。

「ファストファッション」という言葉が示すように、スタイルは従来通りの四季シーズンではなく、週ごとに発表されていく。

シンガポールに拠点を置くアパレル産業のテクノロジー企業、ThreadSol社のSaurav Ujjain東南アジアビジネス部門長によると、スタイルは世界的に年平均成長率17.9%の割合で増加しているという。

ファッションブランドの多くがファストファッション戦略に移行しており、多様なバラエティ、少量生産、短納期の需要が高まっていると同氏は説明した。

それが故、アパレルメーカーには生産過程のスピードアップに対する強いプレッシャガーがあるという。

ベトナム企業は外部委託契約の形式を長らく採用してきたが、多くの企業がファストファッションの外部委託で問題に直面するだろうとMai氏は述べた。

若年の人口層が大きいこと、そして所得が高まっていることから、多くの主要国際ファッションブランドが近年ベトナム市場に参入している。

そのため、ZaraH&MTopshopMangoといったブランドが競うようにして国内に多くの店舗を開店させていると同氏は述べた。

ZaraH&Mといったアパレルファッションブランドのニーズを満たし、競争の激しいファッション業界で先手を打つべく、メーカーは新しい生産技術を取り入れ効率と生産性を高めなければならないのです。」

セミナー期間中、ThreadSol社はベトナムのアパレル産業向けに同社が提供している新技術のソリューションを紹介した。これには材料管理のモデルも含まれている。

ソリューションにはintelloBuyを使った正確な生地の購入からintelloCutを使った生地裁断の緻密なプラニングまで含まれており、売上や利益の増大という点でメーカーのサポートを行うとUjjain氏は説明した。

Mai氏によると、ベトナムのアパレル産業は2010年から2015年にかけて大幅に成長しており、年間17%のペースで拡大しているという。

今年9ヶ月間の繊維・織物製品の輸出は230億米ドル規模になっており、対前年ベースでは9.3%の成長となっている。年間の数値は305億米ドルを超える見込みであると同氏は述べた。

Golden Lion Workwear社のDo Huu Thanh社長によると、同社は世界中の750顧客向けに毎月少なくとも200種類のデザインを生産する必要があり、各注文を15-30日の期間で完成させなければならないという。

生産を正確に計画し廃棄率を最小化する技術を取り入れなければならないと同氏は説明した。

2017年ベトナム国際繊維・アパレル産業展示会に合わせてVITASThreadSolが開催した本セミナーではパネルディスカッションも行われ、メーカーが品質やコストで妥協することなく、商品をタイムリーに提供するための技術やベストプラクティスを取り入れることで、ファストファッション市場に順応していく方法についても論じられた。



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最終更新:2017年11月30日11:13

ベトナム:革新が求められる国内ファッションブランド

多数の海外ファッションブランドのベトナム市場への参入により、国内のファッションブランドは苛烈な競争に直面している。

KK FashionLe Viet Thanh CEOは多くの同業者とは異なり、海外ファッションブランドがベトナムブランドを死に至らせることはないと考えている。

「国内ファッション市場には多様な顧客層と多様なニーズが存在する。海外ブランドは強力だがすべてのニーズに対応することはできない。ベトナムブランドでもしっかりした製品があれば市場に居場所はあり、ニッチマーケットを見つけることもできる」と彼は述べる。彼はまた、国内ブランドはベトナム人の好みを把握しており、ベトナム人に向いた製品デザインが可能だと述べた。

例えば、Michikoが対象とするニッチなマーケットは30歳以上の女性の、1点あたり150-250万ベトナム・ドンの高級衣料だ。この層の顧客は特別で個性的なスタイルを求める。

ElisaLuu Nga CEOは、ベトナムのファッション産業は顧客の求める品質とデザインを提供することができ、ベトナムブランドは海外ブランドとも競合できると話す。

Viet Tien Garment 650店舗にまで拡大しており、An Phuoc115店舗に拡大した。Blue Exchange200 店舗、Elisa100店舗である。

これらブランドは店舗数の拡大に比例して利益も拡大してきている。K&K50%An Phuoc15-17% Garment No 1022-25%の成長率を記録している。

CashewLabellaKelly BuiMarcDottyCamelliaMoraなどの国内ブランドは中流層から富裕層のニッチマーケットをターゲットとした自社デザインの製品で成功を収めている。

MoraのオーナーであるHoang Thanh Tuは、多くのベトナムファッションブランドは海外市場に参入するだけの自信をつけてきており、米国、韓国や日本でのファッションウィークに参加していると述べた。

ニャチャンとダナンにあるMoraのショールームはすでに数多くの安定した顧客層を持つ。

高級ファストファッションを展開するIVY ModaIVY Menを立ち上げ、さらに間もなくIVY Kidsも展開する予定である。

一方、NEMの代表者は、同社の優位性は10工場と優れた技能を持つ労働者によるものだと話す。

CanifaDoan Bich Ngoc CEOは、海外ブランドは色やパターンに注力しているのに対し、Canifaは高品質な原材料により長持ちする製品の開発に注力していると話す。

ベトナムブランドはブランディングの面でも優位性がある。Elisaはビューティーコンテストのスポンサーであり、CanifaProject RunwayVietnam Next Top Modelといったテレビ番組のスポンサーを務める。MarcFashion In Meコンクールを支援している。



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最終更新:2017年11月06日12:01

ベトナム:繊維・縫製産業への投資プロジェクトは再開、しかし新たな問題も

環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)からの米国の離脱を受けて一時的に延期されていた紡績、織物、染色等の複数のプロジェクトが再開した。しかし、繊維・縫製産業にはまだ困難も残る。

ロンアン省のTan Duc工業団地で染色・織物工場を操業するブルネイ資本のTrillions Enterpriseは、工業団地に対し事業拡張用地として5ヘクタールを申請した。

韓国のLong Thai Tu Yarnはドンナイ省のLong Khanh工業団地で5000万米ドルを投じて工場を拡張することを決定した。

ビンズン省では台湾のFar Eastern48580万米ドルの資本追加を行い、操業開始から2年でBau Bang工業団地への総投資額は76000万米ドルとなった。

Far Eastern Groupの代表者は、2015年に開始したベトナムへの投資はTPPによる便益を見越してのものであったと認める。しかし、米国の離脱後も計画を変更しないという。

外国投資庁によると、Far Eastern のプロジェクトは2017年の1月から8月までに投資許可が下りた案件のうち最大規模の5案件のひとつであるという。

3年前とは異なり、今年は繊維・縫製産業の大型海外直接投資案件は多くはない。しかし、既存事業は規模を拡大しつつある。

ベトナム企業も投資を拡大させつつある。Bao Minh Textileはナムディン省で高級衣料品製造工場の建設に7500万米ドルを投資した。20183月の操業開始を予定している。

ベトナム繊維協会(Vitas)のVu Duc Giang会長によると、繊維・縫製産業での今年のこれまでの投資額は20億米ドルであった。現在、企業は関税の完全撤廃を期待してはいないが、ベトナムが世界的規模の縫製輸出国であることに変わりはない。

今年1月から7月までの繊維・縫製輸出額は前年同期比9.94%増の170億米ドルに達する。

原材料輸入が18.76%増加し、111億米ドルに達していることを考慮すると、2017年の総輸出額は目標額の300億米ドルを上回る可能性があると繊維アパレル協会は予測している。

また、TPPに加え、ベトナムの繊維・縫製産業はEU、韓国や日本との自由貿易協定の恩恵も享受することができると繊維アパレル協会は指摘する。

現在、EUでのベトナムの市場シェアは3%にとどまることを考慮すると、今後輸出が増加する可能性がある。

商工省は海外市場でのベトナム製品に対する関税が高まりつつあると注意を促している。 インドではエラストマーフィラメント糸の関税が3545%に達する。

 

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最終更新:2017年11月02日12:03

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