インドシナニュース

ベトナム:AmazonとAlibabaが国内市場での競争を加速

巨大企業であるAmazonAlibabaはともにベトナム市場に向けた野心的な計画を抱えている。中国のEコマース企業であるAlibabaは、10月にベトナム企業向けのイベントを行うことを最近明らかにした。それに先立ち、Amazonはベトナムのブランドが製品を販売するための効果的なチャネルを作ることを約束した。

AlibabaAmazonがベトナムでターゲットとしているのは、B2BにおけるEコマースチャネルである。Amazon Global Sellingが正式公開される前の8月中旬、Amazonは中小企業(SME)をサポートすると発表していた。

Amazonの売上の50%近くは企業からのものです。この数字は、ビジネスが明確な優位性を持つようになれば増加するでしょう」とAmazon Global Selling VietnamCEOであるTran Xuan Thuy氏は述べた。

中国の巨人であるAlibabaに関しては、190以上の国・地域でB2Bネットワークを拡大している。Alibaba.comに掲載されているブローカー、トレーダー、小売業者、メーカー、中小企業の数は15000万社を超えている。Alibabaは、未だオンライン販売にアクセスできていない世界の71%の中小企業から大きな可能性を見出せるため、国際市場での事業を強化したいと考えている。

ベトナムでは、B2B におけるEコマースの開拓性は高い。

ベトナムEコマース指数についてのレポートによれば、ベトナムの中小企業のうち、一般統計局(GSO)によると、ベトナムではB2BにおけるEコマースチャネルを通じて直接輸出する需要のある中小企業は98.1%に達するため、この数字は急速に増加すると予想される。

UNCTADは、2020年までに越境Eコマースの規模が9940億米ドルに達すると予測しており、これは2017年のほぼ倍に相当し、そのうち4760億米ドルはアジア太平洋地域からもたらされるとしている。ベトナムはEコマースの成長率が最も高い国のひとつと考えられており、その成長率は日本の2.5倍となる年率35%である。

商工省の高官であるNguyen Quang Huy氏は、B2B、特に越境オンライン取引が重要な輸出チャネルになっていると述べる。B2Bによって、企業は世界中のより多くの顧客にアクセスすることができ、輸出市場を拡大し、貿易促進におけるコストを削減することができる。一方、企業はB2Bに十分な注意を払っているとは言えず、TikiLazadaはマーケットプレイスで売上を伸ばしている。ShopeeAdayroiSendoB2Bも扱っているが、B2Cに重点を置いている。B2BAmazonAlibabaの強みである。Amazonは、100のベトナム企業が185の市場で3億の顧客にアクセスできるよう支援する計画を策定した。Alibabaはベトナムに駐在員事務所を設置し、FADOと提携して販売ソリューション、ロジスティクス、金融、法律におけるコンサルティングを行っている。



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最終更新:2019年10月08日11:17

ベトナム:貿易戦争を懸念する靴産業

米国が現在の貿易戦争で中国製品に25%の関税を課すと、ベトナムの履物市場は問題に直面する可能性がある。

ベトナム皮革・履物協会(Lefaso)のDiep Thanh Kiet副議長は、中国の靴製品が米国市場で関税障壁にぶつかると、ベトナムを含むその他の国に注文が流れでるだろうと心配している。

中国は毎年150億米ドル相当のハイエンドで人気のある履物製品を米国に輸出している。しかし、中国の履物製品に対する暫定的な課税は、市場への中国の輸出の減少につながる可能性がある。

「中国が現在米国に輸出しているすべての履物製品の受け皿になる国はありません」とKiet副議長は述べ、中国の輸出量は非常に多く、他のどの国も短期的に中国を代替生産地にはなりえないと付け加えた。米国で2番目に大きい靴の輸出国であるベトナムでさえ、それは不可能である。

Lefasoの副議長は、約200人の履物輸入業者がドナルドトランプ米国大統領に請願書を送ったと述べた。米国政府が関税を再検討しているのは、製品が米国に入らないようにし、米国の消費者に商品を高価格で販売せざるを得ないと彼は考えている。

中国の履物製品の関税は、ベトナムに良い結果と悪い結果の両方をもたらすだろう。ベトナムには高価値の製品を作る機会があるが、国際的および中国のブランドは生産移転計画のためにベトナムを選択する。もしそうなら、国内市場は生産のための資源の不足のために動揺する。

このシナリオが発生した場合、企業は労働者を奪い合う必要があり、労働コストが押し上げられる。これは、特に、ベトナムの生産コストが上昇している場合に、ベトナム企業に悪影響を及ぼす。

ベトナムは、海外直接投資(FDI)を誘致して、高度な技術とより高い管理能力を誘致するための新しい戦略を構築している。しかし、中国からの生産移転の波の中で、外国投資庁(FIA)は、中国香港と台湾が2019年の最初の5か月でベトナムに76億米ドルを投資したため、国内生産への悪影響について警告した。

2018年の中国のベトナムへの総投資額はわずか246000万米ドルだった。

「国内の履物企業は、労働者を失う可能性を心配しています」とKiet氏は語り、外国投資企業(FIE)は工場を拡大し、設備をアップグレードしたいと考えていると付け加えた。

現在、靴の輸出は主に外国投資企業(FIE)の手にある。業界には約800の外資企業があり、履物企業の25%を占めるに過ぎないが、輸出額の77%を占めている。



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最終更新:2019年09月03日11:09

ベトナム:製糸業者は人民元安を懸念

アナリストらの推定によると、人民元が対ドルで1%下落するごとに、ベトナムの中国向け製糸の輸出価格はキログラム当たり3米ドル下落するという。

中国は、ベトナム製糸の輸出量の56%、輸出価格の57.2%を占める主要輸出市場だ。しかし中国の輸入業者は、人民元/米ドル相場の変動による輸出損失を減らすために、輸出価格を引き下げるようとしているため、ベトナム企業は中国市場への輸出に苦戦している。

Damsan JSCVu Phuong Diep副社長によると、彼女の会社は毎月1400トンの糸を中国に輸出していたが、最近は輸出量が減少しているという。Damsan 9月分の注文を受けていない。

「輸出価格が急落しました。現在、製糸はキロ当たり2.8米ドルではなく2.4米ドルで販売されています。アメリカと中国が、両国間の貿易緊張を高めるためにこれ以上の行動を取るかどうかはわかりません。緊張がより高まれば、中国への輸出は停止します」と彼女は言った。

税関総局によると、2019年上半期の繊維・製糸の輸出価格は、米中貿易戦争の影響で前年同期比で8%下落した。今年上半期の製糸の輸出価格はトン当たり2.531米ドルで、昨年同期より8%も安い。これには中国向け輸出531230トン (137000万米ドル相当) が含まれており、平均輸出価格はトン当たり2.584米ドルである。一方、台湾への製糸輸出は、数量ベースでも売上ベースでも30%と、最も急減した。

ベトナム綿紡績協会(VCOSA)は、輸入業者らが安価な水準で買い付けているため、今年数カ月の輸出はほとんど改善しない、との見通しを明らかにした。ベトナムの製糸輸出業者は、輸出価格の下落だけでなく、中国人民元の切り下げも懸念している。20186月から年末にかけて、人民元は対米ドルで7.8%下落し、米ドル/人民元相場は6.4元から6.95元に下落した。

一方、ベトナムドンは対米ドルで堅調に推移した。これはベトナム製糸がより高価になったことを意味する。20186月の平均輸出価格はキログラム当たり3米ドルであったが、2018年末の価格は、為替レートの変動のためにキログラム当たり23セント高くなった。2019年上半期の米ドル/人民元の為替レートは、6.75元とやや上昇したが、20196月初めには6.9元まで下落した。このため、企業が人民元建で決済契約を結んだ場合、通貨価値も下落する。



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最終更新:2019年08月28日05:43

ベトナム:台湾企業、ビンズン省での労働者不足に苦しむ

南部ビンズン省の台湾企業各社は、821日の地方行政との会議で、労働者の採用に問題があると報告した。

この問題は、これらの企業の注文処理能力に影響を与えただけでなく、拡張計画にも困難をもたらしたと彼らは述べた。

ビンズン省統計局のデータは、年初からの7か月間の省の雇用指数が上昇していることを示している。雇用指数で最も成長率の高い分野は、工業(1.53%)、加工と製造(1.55%)、電気、ガス、湯の生成と分配(7.41%)、給水と廃棄物処理(4.86%)となっている。

調査対象となった企業の21%以上が、2019年第3四半期の業績が人手不足のために深刻な影響を受けていると述べている。一方、97.19%は、雇用指数が第2四半期と比較して安定した労働力で第3四半期に上昇すると予想した。

労働・傷兵・社会問題省は、外資企業が直面している現在の労働者不足を認めている、とPham Van Tuyen副局長は述べた。

この問題を解決するために、同省は、企業が近隣地域の労働者採用を支援すると、ビンズン省の雇用サービスセンターは他地域の同様のセンターと協力して、従業員を雇用していると付け加えた。

Tuyen氏は、長期的には、労働生産性を向上させるために、労働者のスキルの向上にさらに注力する予定という。

雇用サービスに関するビンズン省センターによると、1020以上の企業がセンターを通じて労働者を募集している。彼らは、未熟練労働者43143人と熟練労働者15920人を含む合計59063人の労働者を必要としている。

ビンズン省は1月から7月にかけて、2019年の目標の55.1%を占める24780人以上の雇用を創出した。

省人民委員会のMai Hung Dung副議長は、企業の抱える問題を知り、解決策を見つけて、企業各社がより良い業績を上げられるのをサポートできることを同省は望んでいると述べた。

ビンズン省はは現在、3656件の海外直接投資(FDI)案件を運営し、合計額は331億米ドル相当に達しており、海外直接投資(FDI)誘致では国内3位にランクされている。

台湾企業は、南部の産業ハブとされる同省に投資する64の国と地域の中で、トップに立ち、合計で843件、投資額は553000万米ドルに及ぶ。主に、繊維およびアパレル、履物、自動車サポート産業、ヘルスケア、医薬品、食品加工の分野で事業を展開している。

年初より7か月間だけで、台湾企業は、同省内に23700万米ドルの海外直接投資(FDI)を登録している。



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最終更新:2019年08月27日17:06

ベトナム:アリババ、アマゾンが輸出を後押し

アリババ、アマゾンのオンライン販売チャネルは、ベトナム企業が製品を世界市場に販売するための効果的なツールとして機能している。

シーフード市場の大手企業、Vinh Hoan JSCは、これらの販売チャネルを利用して中国市場へ参入することができた。

Vinh Hoan社の経営陣は、電子商取引は製品のブランド化と販売に効果的なチャネルであり、中国の消費者は市場で宣伝される製品の品質に自信があることを認識している。

そのため、Vinh Hoan社はアリババのTmall Freshと手を組み、中国に製品提供を開始した。その後まもなく、販売された製品の価値は300万米ドルまで急上昇した。

Vinh Hoan社のNgo Vi Tam CEOは、中国市場からの収益についてデータ開示は拒否したが、輸出製品の大部分は冷凍ナマズの切身であり、生産量は2019年に20-30%増加すると予想されていると述べた。

多くのベトナム企業もアリババ経由で中国市場に製品の販売を試みている。

スパイス製造専門企業のDong Duong FoodNguyen Huyen社長は、2008年、海外顧客開拓のためにAlibabaにアカウントを開設したと述べた。しかし、わずか3年後、同社はオンライン販売チャネルを通じて初めて委託製品を輸出できたという。

肥料サプライヤーのQuoc Gia輸出入会社の場合、当初、同社は従来のエージェントを介してのみ製品販売をしていた。しかし、事業がより複雑になったため、Quoc Gia社のVu Viet Thang CEOは、マーケティングネットワークとオンライン販売チャネルの開発を決定した。彼はFadoマーケットプレイスに依頼し、Alibabaと繋がった。

Fado社のPham Dat CEOによると、AlibabaFadoの調査によると、多数のベトナム企業がAlibabaで口座を開設したが、オンライン販売の開発に投資したのはわずか2000社であったという。

Dat氏は、この数字はベトナム企業の潜在力と比較して控えめだと考えている。その理由は、企業が海外市場参入時に直面する障壁にある。

Alibaba.comは、世界240の国と地域から商品を購入する260の企業のエコシステムを備えた巨大市場である。アリババ参入は困難であるが、期待できるメリットは素晴らしい。

VASEPTruong Dinh Hoe事務局長は、電子商取引は中国の流通チャネルの中で非常に発展している販売チャネルであると述べた。シーフードは、消費者がオンラインで購入する製品の1つである。

アリババのウェブサイトでは、ナマズの切り身は1トンあたり11301140米ドルで販売されているが、注文ごとの最低額は25トンである。一方、他のナマズ製品は、1キログラムあたり23米ドルの価格で販売されている。

アリババの電子商取引トレーニングスペシャリストのSteven Zheng氏は、米中貿易緊張、および税制と非関税の障壁により、米国とヨーロッパからの輸入業者が同プラットフォームを通じてベトナムからのサプライヤーを探していると指摘した。これは、ベトナムの企業にとって絶好の機会である。



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最終更新:2019年08月27日06:02

ベトナム:企業各社、労働時間削減に反対

経済界は、週労働時間を48時間から44時間に短縮するという労働・傷病兵・社会省(MOLISA)の意図に抗議した。

Minh Phu Seafoodの代表者は、生産コストの増加につながるため、通常の労働時間を4時間短縮するという省の計画に同意できないと述べた。

6800人の労働者を抱えるMinh Phu社は、2018年に人件費に787億ベトナムドンを費やしたが、今年は数字が8350億ベトナムドンに増加すると予想されている。公式の労働時間が4時間短縮されると、人件費は500億ベトナムドン増加する。

代表者は、公式の労働時間が生産性を2025%向上させるだろうという研究は知らないと述べた。一方、ベトナム人労働者の生産性と収入は、他の地域諸国よりもはるかに高いという。

「最低賃金は毎年増加しています。労働時間を削減すれば、企業の負担はさらに大きくなります」と彼は述べた。

ベトナム繊維協会(Vitas)のTruong Van Cam事務局長も、労働時間を削減する計画を支持しておらず、ベトナムよりも収入の多い他の地域諸国はすべて週48時間労働を維持しているという。

現在の48労働時間であっても、多くの繊維製品、衣料品、履物、魚介類の会社は、納品日程を厳守するために労働者に時間外労働を求める必要がある。

専門家は、週44労働時間に関する暫定規制が実現した場合、2000人の労働者を抱える企業では、人件費として年間50億ベトナムドンを支払う必要があると推定している。繊維製品は労働集約型産業(280万人の労働者)であり、追加の労働コストは非常に高くなる。

「ベトナムの現在の状況で労働時間を削減するのは適切な時期ではありません。これは、生産コストの上昇とベトナム製品の競争力低下につながるからです」とCam事務局長は言う。

VASEPTruong Dinh Hoe書記は、労働・傷病兵・社会省(MOLISA)の残業賃金を引き上げ、公式の労働時間を削減する計画は、企業に大きな困難をもたらすと語った。

これが海外直接投資(FDI)の魅力に影響を与える可能性があるとも警告した。これはベトナムの労働コストを他の国よりも高くし、先進国のみが週40-44時間労働時間を適用するからだ。

労働・傷病兵・社会省(MOLISA)は労働時間数の削減を提案しているが、許可されている最大時間外労働時間を現在の年間300時間から400時間に増やしたいと考えている。

しかし、これは労働時間の増加は発展方向に反すると言う国会の議員からの強い反対に直面している。



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最終更新:2019年08月26日16:19

ベトナム:アパレル製品受注、期待通りに増加せず

ベトナムの繊維・アパレル企業は、今から年末までの連続生産を確保するために、より多くの受注を受ける努力をしている。

2019年は受注数が大幅に増加するという予測に反し、多くの企業、特に北部の企業は、安定した生産を維持するための受注が不足していると不満を述べている。

 

大企業も受注不足にあえぐ

今年の初頭、専門家は米中貿易戦争が中国からベトナムへの発注の転換に役立つと予測した。それに加え、CPTPPEVFTAは域内市場への繊維・アパレル製品の輸出を増やすのにも役立つ。

しかし、最近の記者会見で、ベトナム繊維協会(Vitas)のTruong Van Cam事務局長はこの状況は2018年と比べ満足のいくものではなく、小規模企業だけでなく大企業でも受注不足が一般的に発生していると述べた。

May 10Viet Tien Garmentも受注数が減少していることを認めている。他の企業は受注数が前年同期の70%だと不満を述べている。

米中貿易戦争はベトナムの繊維・アパレル産業に大きな影響を与えた。最も注目すべきことは、糸の輸出の急激な減少である。

Phong Phu社は、中国が生産コストを下回る価格で購入するようになり、綿繊維の輸出において困難に直面している。その結果、同社はタオルの生産に使用する製品の輸出を停止した。

「繊維企業各社は今年、400億米ドル相当の製品を輸出する目標を達成するために、多くの労力を費やす必要があります」とCam氏は述べた。

しかし、ベトナム繊維協会(Vitas)によると、上半期の繊維・アパレル製品の輸出売上高は前年同期比8.61%増の1797億米ドルに達した。

これらのうち、アパレル製品の輸出は14200万米ドルを占め、8.71%増加し、米国は引き続きベトナム最大の生地および繊維製品の輸出市場であり、今年の前半6か月で12.84%増加した722000万米ドル相当の製品を消費し、アパレル製品輸出額の半分近くを占めた。

 

予測は現実にはならず

ホーチミン市服飾・織物・刺繍・編み物協会会長のPham Xuan Hong氏によると、輸出売上高は増加したが、その増加は前年同期(17)よりはるかに低かった。

「ほとんどの発注は外資系企業向けである中、北部の企業には注文がありません。南部の企業は、受注数が減少していると見ていますが、不足してはいません」と報告した。

Phong Phu社のPham Xuan Trinh社長は、予測は現実にならなかったとコメントした。綿と繊維の価格は常に変動し、物事は予測不可能であると証明された。

「現時点では、誰もあえて予測することはしません。リスクを恐れて材料を大量に保管する必要はありません」と彼は述べた。

 

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最終更新:2019年08月14日06:06

ベトナム:1800億ドル市場から撤退する外資系小売業者――なぜ?

最近、いくつかの外資系小売業者がベトナムを離れた。これは小売市場がもはや魅力的ではないからだろうか?

ある報告書によると、ベトナムの近代的な小売市場は依然として比較的小さく、食料雑貨や伝統市場から構成される伝統的な小売チャネルの約20%を占めるにすぎない。9000万人以上の消費者を抱えるベトナム市場は魅力的であり、小売業者にとって大きな可能性がある。

Kantar WorldpanelNguyen Huy Hoang氏は、一部の外資系小売業者がベトナムを離れるのは正常なことであり、その理由はたくさんあると述べる。彼らがベトナムを去るのは、満足のいく利益をもたらす適切なビジネスモデル・戦略が見つからないからだが、いつか戻ってくるかもしれない。

2013年、日系の小売業者であるファミリーマートがベトナムを去り、タイの富豪の手に落ちB's martになったが、ファミリーマートはわずか2年後にベトナムに戻ってきており、急速にネットワークを拡大している。

一般的には、ベトナムは外資系小売業者にとって大きな可能性を約束する魅力的な市場であり続けている。ベトナムの小売市場では、国内小売業者(Saigon Co-opVinmartBach Hoa Xanh)と外資系小売業者(Big CLotte Mart、イオングループ)の間で激しい競争が起きている。

ベトナムの消費者の嗜好の理解と急速に変化する購買行動は、小売業者にとって大きな変化である。加えて、ベトナムの消費者のオムニチャネルショッピングとして、小売業者は消費者ニーズを満たすために異なる小売モデルを作ることに迫られている。消費者は商品に関する情報をチェックした後で実際の店舗に行って商品を購入できるし、その逆も可能だ。さまざまな購買層がそれぞれ最高の体験を得られる小売モデルを選ぶだろう。

小売業者は、合理的な長期的事業戦略を持ち、できるだけ多くの消費者にアプローチするためにチェーンモデルを多様化する必要がある。

例えば、Vinmartは仮想スーパーマーケットチェーンScan&Goを導入した。それに先立ち、Saigon Co-opScan&Goを導入していたが、現在では停止している。Tikiは定期的な自動配達、すなわち「購読モデル」を持っている。消費者は「Tap Hoa BB」を利用できるようになった。これは食料品店と消費者をアプリでつなぐモデルであり、この仕組みでは、消費者はBBの食料雑貨ネットワークのメンバーである家の近辺の食料雑貨店にて、どんな商品でも買うことができる。

Hoang氏は、消費者の購買行動やトレンドは、オートバイ文化やテクノロジー、Eコマースの急速な発展に大きく左右されると述べる。また、ベトナムの小売業者が外資系に比べて優れている点については「国内市場や消費者に対する理解が進んでいる」 と述べた。さらに、外資系小売業者は、事業を立ち上げ、新しいスーパーマーケットを開くために複雑な手続きを踏まなければならない。統計総局は、小売市場の価値は2020年までに1800億米ドルになると予測している。



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最終更新:2019年08月12日10:51

ベトナム:繊維・アパレル産業、自由貿易協定(FTA)と貿易戦争の恩恵を享受

米中貿易戦争と新たな自由貿易協定(FTA)はベトナムの繊維・アパレル産業を後押しし、2桁の成長率を達成した。

 

税関総局(GDC)の報告によると、ベトナムは2019年の最初の5ヶ月間で、121億米ドル相当の繊維・アパレル製品を輸出し、前年同期比で11.5%の増加、総輸出高の12%を占めたという。

ベトナム製品は主に米国市場向けで、ベトナムの繊維・アパレル輸出の46.7%を消費し、その総額は8.8%増加し44.2億米ドルであった。日本はそのうち116000万米ドル相当の製品を消費した。

最初の5ヶ月間でのカナダへの繊維・アパレル輸出は28060万米ドルに達し、輸出総売上高の2%に過ぎなかったが、これは22.3%という高い成長率を示している。

商工省(MOIT)によると、38日以来、400を超えるC/Oがカナダへの輸出に付与され、そのほとんどがCPTPPが施行直後に減税恩恵を受けた繊維・アパレル製品であったという。

カナダへの貿易カウンセラーのDo Thi Thu Huong氏は、関税のギャップがベトナムの輸出市場を後押しする原動力となると述べた。

商工省(MOIT)によると、38日以来、400を超えるC/Oがカナダへの輸出に付与され、そのほとんどがCPTPPが施行直後に減税恩恵を受けた繊維・アパレル製品であったという。

統計によると、カナダへの輸出は70%以上、メキシコへの輸出は8%増加しているという。両国ともベトナムが過去に自由貿易協定(FTA)を締結していなかった国である。

「これは、CPTPPが利益をもたらし始めたことを示しています」と商工省関係者は述べた。

VNDirect Securitiesは最新の報告書で、繊維・アパレル産業は貿易統合の恩恵を受けており、「前向きな見通しで世界最高の成長率を目の当たりにしている」と述べた。

20082017年のベトナムの繊維・アパレル製品の価値は13.1%増加し、世界の平均成長率4.9%を大きく上回った。

輸出市場の多様化は、ベトナムが米国市場への依存を緩和し、業界の見通しを確実にするのに役立つ。米国への輸出は現在、ベトナムの繊維・アパレル輸出の38.6%を占めている。

VNDirect Securitiesのアナリストは、世界的なサプライチェーンの中国からベトナムへの移転がベトナムへの注文を増やし、それが米国市場シェア拡大に役立つと信じている。

「ベトナムの生産能力は向上しており、ベトナム繊維のバリューチェーンは、上流生産(糸と織物)に重点を置いた海外直接投資(FDI)の強い流れのおかげで改善されている」と報告書にはある。

「アパレル企業は利益率向上に役立つFOBやオリジナルデザイン製造(ODM)などの高度な生産方法に目を向けるようになりました」とハノイを拠点とする証券会社は述べた。

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最終更新:2019年07月31日06:00

ベトナム:織物・アパレル産業、EVFTAに大きなチャンスを期待

繊維・アパレル製品を含む輸出向け製品を製造する多くの産業はEVFTAから得られるバリューチェーンを最大限に活用できれば、より良い方向に進んでいくと予想される。

EU - ベトナムFTAは、9年間の交渉の末、630日にハノイで署名された。EUは協定発効後、ベトナムの輸出関税率の85%を即時撤廃することを宣誓しており、FTA施行から7年後には99%の関税が撤廃される予定である。

EUは米国に次ぐ年間710%の成長率を誇るベトナムにとって2番目に大きい繊維・アパレル市場である。2018年、ベトナムは40億米ドル相当の繊維・アパレル製品をEUに輸出した。

ベトナム繊維協会(Vitas)Truong Van Cam副会長によると、ベトナムの繊維・アパレル製品に対する現在の関税は9.6%であるが、EVFTA発効後、7年以内に関税は徐々にゼロ%に引き下げられるという。ベトナムには、繊維・アパレル製品の輸出売上高がEVFTA400億米ドルに達する見込みがある。

Rong Viet Securitiesの最新レポートでは、EVFTA発効時にはSai Gon Garment社、TNG社、May 10社、Viet Tien社などの大手アパレル企業の受注数が大幅に増加すると予測している。

May 10社のThan Duc Viet副社長は、同協定の恩恵を享受するためにヤーンフォワード生産計画の国内サプライチェーンに参入する計画を策定したと語った。

現在、May 10社の製品の35%EU45%が米国、10%が日本に輸出されているが、EVFTA発効後にはEUへの輸出が大幅に増加するだろう。

過去20年間で、ベトナムとEUの間の双方向の取引高は20倍に増加し、輸出額は毎年500億ユーロに達した。

HSBC VietnamCEOPham Hong Hai氏は、純粋な商業的影響によりEVFTAはベトナムのGDPを毎年0.1%増加させる後押しをすると推定している。

フンイエン省のアパレル企業代表は、同社のEUへの輸出量は20%増加するだろうと予測し、「(FTA発効後には)多くの新規顧客や既存顧客からの受注がより多くなるだろう」と述べた。同代表は、「繊維・アパレル製品に関してEVFTACPTPPほど多くの障壁を設定していない」ので、受注数が更に増加すると信じている。

しかし、WTOセンターのNguyen Thi Thu Trang所長は、優遇関税の対象となるためには、ベトナム企業は原産地証明の要件を満たす必要があり、製品の域内原産割合が40%を下回らないようにする必要があると警告した。



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最終更新:2019年07月11日05:48

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