インドシナニュース

ベトナム:オンライン消費者急増で小売業に大きな商機

スマートフォンを利用する若い消費者が新たなビジネスチャンスとして注目されている。

市場調査会社の最近の報告書はすべて、消費者は買物の方法を変えつつあると指摘している。実店舗に足を運ぶ代わりに、オンラインで買物をするようになったのだ。

9月7日にNielsenが発表した報告書は、企業は新たな成長のチャンスである、インターネットに常時繋がっていて、多額の消費を求めている層により注意を払うべき時だとしている。

NielsenとDemand Instituteが行った調査によると、2025年までにそうした「コネクテッド・スペンダー」は世界人口のおよそ4割を占め、世界の消費の5割を担うようになるという。

急速なデジタル技術の発展により、ベトナムはインドネシア、フィリピンやタイ同様、こうした消費者が最も多い国のひとつになると予測されている。

ベトナムにはこのタイプの消費者がすでに2300万人存在すると推定され、この数は2025年までに4000万人に増加すると予測される。デジタル技術に造詣のある消費者は多額の消費に抵抗がなく、所得以上に消費することすらある。

Nielsen Vietnamによると、こうした消費者のうち34%が21歳から34歳である。76%が高所得者で、62%が中間所得層、43%は低所得層である。

彼らはあらゆる経路で買い物をすると考えられている。80%はオンラインでの買い物を最も便利であると考えているが、実際に購入を決めるまでにセールサイトやソーシャルネットワーク上でのコメント、実店舗など、2つ以上の情報源から情報収集をしている。

実店舗で商品を見て、それから割引やプロモーションを活用してオンラインで購入する人々もいる。

シンガポールのeコマースマーケティング会社Criteoの調査によると、ベトナム人の50%がインターネットを使い、世帯の44%にスマートフォンがあり、2011年から2015年までの間に、オンラインで買い物をする人口は129%増加した。

今後3年間でオンラインショッピング人口はさらに1000万人増加すると予想されている。

ベトナム企業はこのビジネスチャンスをどのように活用してきたのだろうか。Kantar Worldpanelによると、ベトナムのeコマースは爆発的に成長したが、収益の43%はFacebookのファンページ、57%が公式オンラインショッピングサイトを経由したものだという。

2016年にはオンラインでの売り上げは小売業総売上の0.4%にまで成長したが、この割合は2025年までに2.2%に達し、消費者の26%がオンラインショッピングを利用するようになると予測されている。

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最終更新:2017年09月21日09:32

ベトナム:2017年の年間アパレル輸出は305億ドルに達する見込み

ベトナム繊維協会(VITAS)と米国国際綿花評議会(CCI)が9月12日にホーチミン市で開催したCotton Dayのイベントで、ベトナム繊維協会のVu Duc Giang会長は、2017年のベトナムの繊維・アパレル輸出は305億米ドルに達する可能性があると述べた。

2017年1月から8月までの実績は前年比9.9%の伸びで輸出額は198億米ドルに達したとGiang会長は述べた。

依然として米国が最大市場であり、輸出の51%を占めた。しかしベトナムでは国内の綿農家が大幅に減少し、国内繊維セクターの需要の0.04%しか供給できていないため、繊維の60%を輸入に頼っている。

ベトナムで初めて開催されるCotton Dayについて、Giang会長は米国の綿セクターがベトナム市場の可能性を評価し、そして米国政府に対しベトナム繊維・アパレル業界への支援を訴える良い機会となるのではないかと述べた。

米国国際綿花評議会 のWilliam Bettendorf会長は、近年の市場の成長からベトナムが今回のイベント開催国として選ばれたと述べた。ベトナムは現在米国綿花輸出の最大市場となっている。

また、国際綿花評議会は今年から 米国綿を使うベトナムブランドの支援を行なっている。米国市場において、Cotton USAラベルはベトナム製品の付加価値となるだろうとBettendorf会長は述べた。

このイベントでは、CANIFAとJohn Henryブランドの最新のコレクション、さらにCotton USAファッションデザインコンテストの受賞者5名の作品も展示された。

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最終更新:2017年09月14日11:55

ベトナム:ファッション市場は国内外のブランドにとって十分な規模

一部の国内ファッションブランドは「海外ファッションの襲来」の中にあっても、地元の利がある上、国内の市場規模も増加しているため、依然として十分な需要があると落ち着き払っている。

Chanel、Giovanni、Salvatore Ferragamo、Mango、ZaraやH&Mなどを含む、ハイストリートからラグジュアリーまで、多くの外国ブランドがベトナムに上陸しており、日本からはユニクロの参入も予想されている。

旺盛な需要に応え、Zaraは2016年9月ホーチミン市にショップをオープンさせた。さらにこのスペインのファッションブランドは、2017年4月5日にオンラインでの商品の販売を開始し、続いてハノイで2店目のショップをオープンさせる予定としている。

2017年9月にH&Mは、Vincom Dong Khoi内のZaraショップのすぐ隣に、ベトナムで最初となる店舗をオープンさせる計画としている。このスウェーデンのファッションブランドは、ターゲットとする5つの主要市場にベトナムが含まれていると述べた。

日経は、ZaraやH&Mの新規市場開拓の計画において、ベトナムは戦略的なターゲット市場であると報じた。

Zaraチェーンを運営するInditex社は、2017年度に280店舗をオープンさせるが、特にニュージーランドやベトナムを含む5つの新興市場にフォーカスし、その地域に93の新しい店舗をオープンさせると発表した。

一方でH&Mは、カザフスタン、コロンビア、ベトナムを含む複数の市場で、今年430店舗をオープンさせる予定としている。

ラグジュアリーブランドが次々とベトナムに参入する中にあっても、ベトナムの地元ファッションブランドは平静であるが、ZaraやH&Mなどハイストリートブランドについては、その存在に懸念を示している。

ラグジュアリーブランドは少数の高所得者向けであるが、ハイストリートブランドは中流階級をターゲットとしており、ベトナム国内ブランドのライバルとなり得る。報道によると、Zaraはベトナムでのオープン初日に55億ベトナムドンの売上を計上したという。

アナリストは、Nguyen Tam社のブランドであるFoci、Thoi Trang VietのNinoMaxx、Xanh Co Ban FashionのBlue Exchange、Pham Tuong Garment 2000のPT2000、Hoang Duong Trade & ServiceのCanifaといったブランドが、海外ハイストリートブランドと同じ客層をターゲットにしていると指摘した。

国内オンライン業者にとっても、海外高級ブランドの参入は脅威となっている。ハノイCau Giay地区のVu Thuy Hanh氏は、Zaraがベトナムに参入する前はその製品をオンラインで販売して月商1億ベトナムドンの売上を上げており、税金を支払う必要もなかったと述べた。

しかし国内ブランドNEMのNguyen Tiep氏は、同社の業績について楽観視している。彼は、企業が適切な市場セグメントをターゲットにしさえすれば、全市場参加者が成長していくのに十分な需要があると述べた。

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最終更新:2017年09月07日05:58

ベトナム:巨大ポリエステル工場、操業再開に向けて

投資家の強い意志により、近日、ベトナム初のポリエステル繊維製造工場が生産を再開させる可能性がある。

国営の大手石油企業PetroVietnam及び国営繊維企業グループVinatexの代表が先日、同繊維工場の製品の消費再開について話し合うために集まった。

工場は北部湾岸都市ハイフォンのディンブー経済区に位置し、合計投資額は7兆ベトナム・ドン(約3億2500万米ドル)近くあり、繊維生産のためにベトナム中部クアンガイ省にあるDung Quat製油所のフィードを使用する予定であった。PetroVietnamは工場の75%を所有している。

この面談は、商業運転初年の損失により2015年10月に生産を中止していたディンヴーポリエステル繊維工場(PVTEX)の運転再開の可能性を意味している。

PetroVietnamの最高責任者Nguyen Vu Truong Son氏によると、同グループは繊維工場の早期運転再開に向けて関連団体と積極的に協力しているという。

PVTEXは、無駄と非難される商工省(MoIT)運営の12の悪名高いプロジェクトの一つである。

バイオ燃料製造工場のエタノール Phu Tho、エタノール Binh Phuoc、バイオ・エタノール Dung Quat、Dung Quat造船所、PVTEXなど、12のこうしたプロジェクトのうち5つがPetroVietnam運営である。

検討の後、MoITは2つのプロジェクト(Dung Quat 造船所及びエタノール Phu Tho)の倒産をPetroVietnamに許可した。

PVTEXについては、PetroVietnamはいくつかの起こりうるシナリオに基づいて働いているという。

工場のリース提供や提供など、提示されたシナリオの中でも運転再開のシナリオが最善であるように思われる。

PetroVietnamと面談した後のVIRとの対談で、 繊維に対する国内繊維・衣料品産業の総需要が年間500-600万トンあり、Vinatexだけでも6万トン必要としているとVinatex投資部門長のCao Huu Hieは述べた。

2014年-2015年の期間中PVTEXの繊維製品を使用したVinatexのいくつかのメンバー・ユニットによると、製品の品質は総じて良好であるものの、ロットごとに品質のばらつきがあったという

紡糸工程や関連機械の技術パラメータ調整の必要性から、繊維の安定した品質は紡績企業にとって極めて重要である。

「そのためPVTEX製品の消費増加を維持する他にも、Vinatex及びベトナム繊維研究機関は工場の製品品質に対して最大限の支援を行います。」とHieu氏は述べた。

PVTEXは2014年5月に運転を開始した。運転開始時点から不安定な品質が原因で製品がほとんど売れず、工場は常に困難に直面していた。

これまで工場は2年間近く運転を中断しており、損失は約1.5兆ベトナム・ドン(6800万米ドル)に累積している。

2015年に運転を中断するまでに、PVTEXは様々な種類の繊維や細糸を10万トン以上生産し販売した。

Vinatexのメンバー・ユニットが消費したのはこうした製品のうち2万トンほどである。

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最終更新:2017年08月24日06:06

ベトナム:繊維・縫製産業は今後220億米ドルの投資が必要

ベトナムでの繊維・縫製原材料生産での資金不足の問題を解決するためには外国企業による投資が不可欠である。実際、2025年までの下請企業による衣料品や付属品素材にかかる需要に対応するためには、ベトナムは繊維、染色分野で220億米ドルの投資が必要になるだろうとベトナムニュースエージェンシーは報じている。

繊維・縫製産業はベトナムで3番目に大きな輸出産業であり、昨年の輸出額は280億米ドルに達した。しかし、ベトナムは原材料調達のために十分な手段を講じていない。

繊維・縫製産業は輸出用製品の生産に89億平方メートルの布地を消費しているが、国内の工場で生産されているのは28億平方メートルに過ぎず、残る60億平方メートルは輸入に頼っている。これは金額にして170億米ドルに上る。

ベトナム綿・撚糸協会(VCOSA)のNguyen Van Tuan会長は、外国の繊維企業は財政面での強さに加え、繊維、ファイバー、織り、染色、デザインの同時生産チェーンの開発経験が豊富であると話す。

ベトナムの縫製企業にとってはこうした企業との協働は新技術や長期開発のための戦略を学ぶまたとない機会であるとTuan会長は述べた。

ホーチミン市の縫製・繊維・刺繍・織物協会(Agtek)のPham Xuan Hong会長は、ベトナムの自由貿易協定(FTA)締結がベトナムの繊維・縫製産業の商業的価値の強化や組織強化につながったと話す。

ベトナムニュースエージェンシーは、ベトナムは繊維・縫製分野の投資誘致に大きな可能性があるとのNew Wide GroupのSunny Huang社長の発言を紹介している。豊富な労働力と安価な生活費に加え、ベトナムにはインフラと輸送ネットワークという利点があり、東南アジア地域の他国よりも電力や水供給が安定していると彼は続けた。

しかし、長期的にはベトナムの繊維・縫製産業は外国企業の投資にのみ頼るのではなく、産業開発のためには高度人材の教育、開発に注力すべきであるとの意見も多い。

Sao Viet Consulting JSCのNguyen Hong Giang氏によると、産業協会や企業、訓練機関は緊密に協力し、繊維・縫製業界一般、そして特に織り、染色分野のスキル向上と、技能基準の作成に取り組むべきであると話す。

さらに、企業は共同で職業訓練機関を設立し、訓練生が工場で実務経験を積めるようにすることで、訓練終了後には企業が求める技能レベルを身に付けているようにすべきだとGiang氏は話す。

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最終更新:2017年08月17日06:00

ベトナム:FTAの恩恵を十分に受けていない国内繊維・アパレル企業

ベトナム国内の繊維・アパレル企業の大半は、自由貿易協定(FTA)で唄われたほどの恩恵を受けていないと8月2日開催されたセミナーで専門家が述べた。

FTAの恩恵を受けているのは主に外国直接投資部門の企業であるという。

ホーチミン市商工局のNguyen Ngoc Hoa副局長によると、ベトナムは12の自由貿易協定を締結しており、ベトナム-アセアン、アセアン-インド、アセアン-オーストラリア-ニュージーランド、アセアン-韓国、アセアン-中国、アセアン-日本、ベトナム-チリ、ベトナム-日本、ベトナム-韓国、ベトナム-ユーラシア経済連合の10のFTAが発効されている。

FTAに基づき2016年-2020年の期間、ほとんどの関税分類品目で関税が非常に低く設定されるか、もしくは全くかからないことになる。

ベトナム全般、特にホーチミン市では、繊維・アパレル製品が主要な輸出品目である。もし企業がFTAで与えられる機会をうまく利用することができれば、ベトナムは輸出収入を引き上げ、輸出市場を拡大することができると同氏は述べた。

しかしながら、FTAに基づく特恵税率を享受するためには商品が原産地規則の要件を満たさなければならない。

原料供給や裾野産業の弱さから、衣料品・織物関連の事業は原産地規則遵守の壁に直面するであろうとHoa氏は述べた。

 

輸入への依存

ホーチミン市縫製・繊維・刺繍・編物協会のPham Xuan Hong会長によると、繊維・アパレル産業では生産に必要な原料の約70%を主に中国から輸入しなければならないという。

「国内の繊維・アパレル企業は原産地規則の要件を満たすことができず、FTAの恩恵を十分に受けることができません」

「ベトナム企業がこれに関する知識を十分に持っていないことが主な原因の一つになっています。」と同氏は述べた。

Hoa氏によると昨日開催されたセミナーは、繊維・アパレル企業がFTAに基づく特別待遇を活用し、輸出を促進できるよう、原産地規則に関する最新情報を提供するためにホーチミン市商工局が商工省と協力し開催したという。

商工省輸出入課原産地部門長のTrinh Thi Thu Hien氏によると、ベトナムの繊維・アパレル製品の50%以上がFTAによって与えられる恩恵を最大限に活用しているが、そのほとんどは外国直接投資の企業であるという。

「原産地規則によってFTAの特恵関税が相殺されてしまいます。」

FTAに基づく特別待遇を受けるためには、全般又は品目別に制定されている原産地規則の要件を満たし、原産地証明(C/O)と呼ばれる書類を取得しなければならない。

各FTAにはそれぞれの原産地証明が設定されているという。

アセアンのFTAではベトナム国内で製品が加工・製造されればC/Oを取得の条件を満たすことになるが、アセアン-日本・ベトナム-日本協定などその他のFTAでは布地以降の原産地規則を満たさなければならず、依然として輸入布地に大きく依存しているベトナム企業にとっては大きな課題となっている。

Hien氏によると、EU-ベトナムFTAではより柔軟な原産地規則が適用されるよう、商工省が交渉したという。EU-ベトナムFTAでも布地以降の原産地規則が適用され、EUへの輸出品にはベトナム国内又はEUで生産された布地が使用されなければならないが、ベトナム及びEUとFTA協定を結んでいる第三国のうち1カ国で生産されている布地も使用することが認められている。

セミナーでは、C/Oに関するFTAの規則や手続きに関する企業の様々な質問にHien氏が受け答えた。

 

市場の多様化

Hoa氏によると、繊維・アパレル部門の輸出は依然としていくつかの主要市場に集中しているという。リスクを回避・軽減するためには、ベトナムがFTAを締結している国を中心として、輸出市場を多様化させなければならないと同氏は訴えかけた。

各市場の特徴や原産地の要件を企業は注意深く研究しなければならないという。

繊維・アパレル製品の輸出額は今年前半で昨年同時期より11%増となる140億米ドルに到達している。

前半期の結果が堅調であることから、対前年10%増となる2017年の輸出目標、300-310億米ドルを同産業が達成する可能性が高いと同氏は述べた。

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最終更新:2017年08月11日19:23

ベトナム:国内ブランドは海外ハイストリートブランドを恐れず

海外ファッションブランドのベトナム進出が進む中、国内ファッション産業はベトナム製品にもまだ十分な顧客が存在すると考えている。

2016年9月、スペイン資本のZaraがベトナムに進出し、開業初日の売り上げは55億ベトナム・ドンであったと発表した。

数日前、H&Mもベトナムに進出することを認めている。第1号店はホーチミンのVincom Dong Khoiに設置される。

6月9日、Old Navyもベトナム第1号店をオープンした。Mangoはベトナムに進出してから大分時間が経ち、根強いファンを獲得している。

ある国内ファッション企業の幹部は、国内市場はハイエンド、ハイストリート、ローエンドの3種に分類可能であると話す。

ベトナムのファッション企業はこの全てのカテゴリーで苦戦している。ローエンドですら、ベトナムブランドは価格とデザインでコピー商品や中国製品に負けている。

こうした状況の中、ニッチなマーケットを狙い、独自のデザインと手頃な価格で商品開発を行う企業もある。しかし、顧客から見れば、こうした製品は「安物や中国製品と比べれば多少は良い」程度でしかない。

一方、比較的高価格を設定し、時間をかけて商品を開発する企業もある。しかし、ベトナム企業にとって、Zara、MangoやH&Mと競っていくのはいばらの道であると企業幹部は語る。

ベトナムのオフィスウェアブランドNEMのNguyen Tiep広報部長は、全国に工場を持つのは同社だけであると話す。

NEMは海外のライバルを恐れていない。

彼は、海外ブランドは様々なマーケティングキャンペーンを行い、ベトナム人の外国製品好きな面を満足させていると話す。「正直なところ、Zaraよりはるかに良い製品を作るベトナムブランドもある」と彼は言う。

Tiep広報部長は、ベトナム人はひとつのブランドに忠実ではないと言う。ベトナム人消費者の好みの変遷がますます短期間になっていることを理解すれば、ベトナム企業は新たな商品を続々発表することで競争するようになるだろうと話す。

そのため、NEMは自社の競争力に自信を持っている。「NEMは全国に工場があり、工場に依存していない。そのため、2日間で新商品を立ち上げることができる。他のブランドでは2週間以上はかかる」と彼は説明する。

ブランディング専門家は、Zaraは価格面でベトナムブランドに勝てない、そして大多数のベトナム人にとってZaraの製品は高すぎると述べた。

Zaraは「ハイストリートブランド」に分類されるが、ベトナム人の収入を考慮するとZaraの製品は高額である。Zara製品は50-70%オフになってもまだ30-50万ベトナム・ドンである。

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最終更新:2017年08月09日12:00

ベトナム:サイゴンで最も古くから続く繊維市場ソアイキンラム市場

経済の度重なる浮き沈みや、ホーチミン市の社会経済状況の劇的な変化にもかかわらず、その特性を数十年にわたって維持してきた特別な市場がある。

市内5区のソアイキンラム市場は、ホーチミンだけでなく南部全体の繊維製品の重要な流通ハブであり、その旧来の役割は広く知れ渡っている。

ホーチミン一般、とりわけチョロンのにぎわいを見せる商売の洞察を得るための観光ツアーに参加したい観光客にとってオススメの場所にもなっている。

ホーチミン市には、特定種類の商品に特化した市場がいくつかある。例えばキムビエン市場は繊維製品や食品をはじめとする様々な分野で使用される様々な種類の薬品を入手することができることで広く知られているし、ソアイキンラム市場は色鮮やかで幅広い種類の布地で初めて来る物を惹きつける。

ドンカーンデパートメントストアとしても知られるホーチミン市5区のソアイキンラム市場は、中国系ベトナム人が多数住み賑わいを見せるチョロン5区のチャンフンダオ通りの端に位置している。

この市場はホーチミン市で最も古い繊維製品の卸売市場であるとされており、500近くの店が驚くような色彩やデザインの様々な布地を販売している。

ここで売られている繊維製品は、インドや韓国、日本、そしてとりわけ中国など、様々な国から輸入されている。市場の織物業者の大半は中国系ベトナム人、中国にいるパートナーとの強い取引関係を持っているため中国製品が多いのは当然である。

この市場はまた、ホーチミン市や近隣省の小売業者が卸売価格で布地の買い付けを行うのに人気の場所でもある。

布地市場に足を踏み入れた観光客は、売り手と買い手の熱気あふれる取引の光景や、活気ある中華街の形成に貢献する市場の慌ただしい動きに惹きつけられるだろう。

外国人旅行者は家のお土産用に色鮮やかな繊維製品を買うだけではなく、歴史や文化、そしてソアイキンラム市場とチョロンのユニークな特徴に関する深い洞察を得、サイゴンの中国人コミュニティの商売文化を経験し、地元住民の生活を垣間見ることができる。

ずっと昔に広東省からベトナムに移ってきた中国人一家に生まれ、チョロンエリアの中国人コミュニティの中で育ったLieu Ngoc Chauさんは事業を母親から受け継ぎ、20年以上市場で布地を販売している。

10年ほど前の全盛期ほど商売は繁盛していないものの、彼女は伝統的な家業を継続してくために市場での布地の販売に一生を捧げるつもりである。

日曜、ソアイキンラム市場で25年以上布地店を経営している42歳の女性商人はthe Dailyに対し、地元の人々が新しい服を作ろうと布地を大量に買い求めるため、年末に向けて市場はより活気を見せ忙しくなると語った。

しかしながら、経済の浮き沈みにより近年市場は不景気になってきていると彼女は加えた。

市場における商売の下降傾向は、ホーチミン市の新しい販売経路の誕生にも起因している。

それでも市場は依然として、ここで働く商人向けに輸送サービスを提供することで生活費を稼ごうと、様々に異なる地方からやってくる多数の労働者たちに雇用を提供している。

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最終更新:2017年08月05日06:00

ベトナム:外国ブランドの参入で国内ブランドは苦戦

海外ファッションブランドがベトナムに続々参入し、国内ブランドに残された余地はもうわずかとなっている。

2017年6月の末、Don Khoi通りのVincomショッピングモールにあるZaraの2400平米の店舗は人で溢れていた。今年最大のセールの知らせを聞いたベトナム人女性数千人が集まったのだ。

店頭に長い列を作り購入する順番を待つ人々の姿は、ベトナム市場の大きな可能性を示している。

Zara、H&M、TopshopやMangoのような著名ファッションブランドの参入でベトナムには「買い物熱」がもたらされたと地元の新聞は報じている。

ベトナムは世界の繊維・縫製輸出上位5か国の一角を占めるが、ベトナム市場は外国ブランドに占有されてしまっている。

繊維・縫製企業6000社のうち、わずか20%しか国内市場をターゲットとしていない。そして、それらの企業でも、国内市場には生産力の20%が割かれるのみで、それ以外は全て輸出用製品の生産に割り当てられている。

1999年に創業し、中間層を顧客とするNguyen Tam FashionのブランドFociは2007年までに大都市部で60店舗まで成長した。しかし、全盛期はすでに過ぎ、Fociの店舗は全て閉店、今ではオンライン販売のみである。

かつては有名だったNinomaxxも全国に200店舗のネットワークを構築した。しかし、2012年以降同社はリストラを行い、多くの店舗を閉店した。現在は南部を中心に64店舗を運営する。

ブランディングの専門家は、Zaraは頭脳的な販売戦略で顧客を集めようとしているとコメントする。どの製品も店頭に展示されるのは2-3週間のみで、数量も限定されている。同じ製品が再び作られることはなく、欠品すると別の製品が新たに登場する。

「こうした戦略は顧客に今すぐ買わなくては無くなってしまうと思わせる。顧客にとっては買うかどうか迷うより、30日間は交換の権利があるのだし、今日それを買おうということになる」

しかし、業界専門家は外国ブランドによるプレッシャーは存在するものの、ベトナムのファッションブランドにも消費者の志向を理解し、適切な価格で提供することさえできればまだチャンスはあると話す。

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最終更新:2017年08月04日12:00

ベトナム:国際ファッションブランドが国内市場に照準

有名な国際ファッションブランド各社では、ホーチミン市のファッションに敏感な人々に着目し、ベトナムにおける既製服店舗の展開に道筋をつけ始めている。

これまでにGiordano、Mango、Zara、Topshop、GapやOld Navyなど50以上の有名ブランドがホーチミン市に店舗をオープンさせた。

6月、Old Navyが初となる店舗をオープンさせた一方で、H&Mは7月に市内の大手ショッピングセンターでファッションショーを開催した。

Pull&Bear、ユニクロ、FOREVER21などのファッション企業も、今年ハノイにあるショッピングセンターに店舗をオープンする予定としている。

「ベトナムに進出する前に、我々はこの国の経済発展状況、文化、生活様式を調査するために多くの時間を費やしました。」とZaraの代表は述べ、このスペインの人気ファッションブランドにとってベトナムは最も重要な市場の1つになるだろうと続けた。

衣料品で30万~150万ベトナム・ドン(15~70米ドル)、アクセサリーで10万ベトナム・ドン(4米ドル)という平均販売価格は、地元の衣料品と比較して高額であるものの、特にベトナムの若者層にとってZaraの開店は心躍るものとなっている。

3区に住む顧客のThan Anh Nhungさんは、先週末のZaraのセールで9点購入し、500万ベトナム・ドン(230米ドル)も費やしたが、今では最新のファッションを求めてシンガポールやバンコクに行く必要がなくなったことを嬉しく思っていると言った。

1区にある外資系広告代理店のシニアマーケティング担当役員であるNhung氏は、「ZaraとTopshopは流行のスタイルの既製服をリーズナブルな価格で提供しています。ミニドレスは50万ベトナム・ドン(22米ドル)で販売されていますが、同等のベトナム製品でも30万ベトナム・ドン(15米ドル)程度します。毎シーズン服を入れ替えるような18~30歳の顧客層は、このような店舗に興味を持っているようです。」

別の顧客であるVu Chi Hungさん(32歳)はTopshopのファンで、その商品はスタイリッシュかつ実用的で、22米ドル程度で購入できるのが魅力だと言った。

「Diamond、Vincom、高島屋などのショッピングセンターにある外国ブランドは、そのサービスと品質が顧客にとって最高のものであることを保証しています。」と彼女は続けた。

Tsafari Fashion社のブランド商品クリエイティブディレクターであるHồ Trần Dạ Thảo氏は次のように述べた。「ベトナム市場に国際ファッションブランドや、いわゆる“ファストファッション”、“カジュアルウェア”ブランドが参入したことで、この国のファッション業界が激しい競争に晒されることは間違いありません。」

「ベトナムの国内ブランドはバーゲンシーズンを活用したり、消費者の注目を集めるために広告宣伝により多くの費用を費やしたりすべきです。」と彼女は続けた。

「我々の商品の多くは男女とも15万ベトナム・ドン(7米ドル)程度の価格帯で、高品質でモダンなスタイルを提供しています。いくつかのデザインは70万ベトナム・ドン(35米ドル)以上もしますが、家計に余裕のある顧客らは、このように洗練されたデザインがベトナム企業の手で提供されることを非常に喜んでいます。」と彼女は述べた。

Tsafariというブランド商品は、シンガポールにいる新進気鋭のクリエイターグループのリードのもと、若手デザイナーによって店舗で提供されているとThảo氏は述べた。彼らは若い顧客の関心を引き付ける最新トレンドのファッションを提供している。

「こうした取り組みによって、ベトナム市場において我々の製品の普及と多様化を図っていきたいと考えています。」

 

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最終更新:2017年08月01日06:02

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