インドシナニュース

ベトナム:国内縫製企業に海外ファッションブランドの脅威

ベトナム企業が国内市場は小さすぎると考える一方、海外投資家は45億米ドルに達する縫製市場を擁するベトナムは可能性を秘めた新たな市場だと考えている。

Vinatex(ベトナム繊維公団)のLe Tien Truong 社長は、ベトナムの繊維・アパレル産業の現在の製造能力は年間35億米ドルを超えていると述べた。

国内市場規模が小さいため、輸出が不振となってもベトナム企業にとっては国内が代替市場とはならないとTruong社長は言う。

Vinatexによると2016年は大きな輸出市場で需要が低下した厳しい年であったという。米国向け輸出は3.4%減り、日本は2.6%、韓国も2.1%減少した。

市場調査会社VIRACによると、ベトナムは一人あたり可処分所得が低いため、他の大きな海外市場と比較すると市場規模が小さい。

ベトナムの縫製企業は国内で2つの大きな問題に直面することとなる。偽物と輸入製品の多さ、そして企業の流通、デザイン、ブランディング能力の低さである。

VIRACはViet Tien、Nha Be、May 10、PT2000、Ninomaxx等のよく知られたベトナムブランドを挙げつつも、繊維・アパレル企業が数千社存在することを考えるとまだそうしたブランドの数は少ないとしている。

Vinatexの報告書によると、農村部ではベトナム製繊維・アパレル製品は生産国の明らかでない輸入品と競合している。都市部では米国、英国、アセアン諸国からの輸入品と競い合うことになる。

ベトナム企業は国内市場開発に消極的だが、海外の小売企業やファッションブランドはベトナムを新たな市場とみなしている。

例えば、Maisonは中級・高級ファッションブランド製品をベトナムで販売している。市場の好不況にかかわらず、取り扱うブランド数は年々増加しつつある。

現在までMaisonはChristian Louboutin、Karen Millen、Coast、Max&Co、Max Mara、Oasis、Predo、Charles & Keith、NYS等21ブランドを取り扱っており、ベトナム国内に44店舗を擁する。

Jocky、Vera、Wow、J.Bus等で成功を収めたSon Kim Fashionはウィリアムソン・ディッキーとスミテックス・インターナショナルという日本企業2社の投資を得て、米国のDickiesブランドをベトナムに展開しようとしている。

世界で2000店舗を展開する日本のユニクロは今年ベトナムで2店舗オープンする準備を進めている。また、Forever 21も来年ベトナムに進出するという情報もある。

» 続きを読む

ベトナム ジャンル:
最終更新:2017年07月19日06:01

ベトナム:リアナがNguyen Cong Triの最新デザイン着用で話題に

ポップスターのリアナが、ベトナムの著名デザイナーNguyen Cong Triのデザインをまとった自身の画像をインスタグラムに投稿した。

この写真は170万の「いいね」を獲得している。

同歌手は、3月の東京ファッションウィークのショーで発表された、Triの最新コレクション「オート・クチュールNo.10 - Em Hoa (花)」から、白のオーバーサイズシャツを着用している。

このコレクションはVogueマガジンのウェブサイトでも公開されていた。

Triによると、vogue.comでデザインを見た後に、リアナのスタイリストが彼にメールを送ったという。彼女はコレクションの特注品を含む、3つのデザインを注文した。

「コットン、刺繍シルク、そしてフェルトで服を製作するのに4日間かけ、ニューヨークに送付しました。」とTri氏は述べた。

同デザイナーのコレクションでは、ベトナムシルク、コットン、レースの様々なデザインを特色としている。

コレクションの衣装は、東京ファッションウィーク2017のキャットウォークで、ベトナム人・日本人のファッションモデル達に着用された。

6日間に渡って開催されたイベントには、日本、そしてタイやインドネシア、イギリスなどその他の国々のベテラン・若手デザイナーが参加した。

Aula、Chika Kisada、Hare、そしてHykeなどのファッションブランドも注目された。

アジア・クチュール協会(ACF)のメンバーであるTri氏は、東京ファッションウィーク2016でコレクション「Lua(米)」を披露し、観客に強い印象を残していた。

同氏のコレクションには、アンザン省南部に住む職人によって作られた希少な伝統シルクLanh My Aを使った41のデザインが含まれている。

ダナンに生まれたTri氏は、ホーチミン市建築大学の工芸学部を2001年に卒業した。

シンガポール・ファッション協会とシンガポール貿易発展局によって開催された、2001年アジア若手ファッションデザイナーコンテストで2度目の賞を同氏のコレクションが受賞したことにより、同氏は在学中に世間に知られるようになった。

同氏のコレクション、「Su Thang Hoa Cua Dat Va Nuoc (土と水の爆発的な混合)」には12着が含まれており、観客と審査員の両方に強い印象を与えた。

Tri氏はベトナムファッションウィーク、ロンドンファッションウィーク、そしてイタリアヴィチェンツァで開催されたオリジン・パッション&ビリーフスなど、国内外の主要なファッションイベントに参加している。

同氏はまた、Project RunwayやSo You Think You Can Danceなどの国際的なリアリティ番組のベトナム版で審査員としても出演している。

ホーチミン市第1区、第3区にある2つのショップで働く販売員やお針子を含めて、50名以上のスタッフを抱えている。

Tri氏のショップにはデザインやアクセサリーがそれぞれ約60ずつあり、毎シーズンコレクションが更新されている。

同氏の優雅で目を惹く作品は、高品質のシルク、コットン、ウールを使用している。

「私のやり方ではそれぞれ個別に、世界的なスタイルを採用しています。」と39歳になるデザイナーは語った。

» 続きを読む

ベトナム ジャンル:
最終更新:2017年07月17日01:00

ベトナム:再編を進める繊維・縫製産業

繊維・縫製産業の再編には、新しい技術を用いた新たな開発戦略の策定と、旧式の技術を使用している紡織・繊維工場の閉鎖が関わってくる。

Nam Dinh繊維株式会社では、1万8000人いた労働者を4000人に削減するなどの「大手術」を行った。しかしながら、残りの労働者の生産量は以前労働者が1万8000人いた時と変わらないままである。

繊維・縫製産業では、グローバル・サプライチェーンの要件を満たすために改善を続けている。機械や設備の刷新、そして旧式技術の排除により、生産性は向上している。

しかしながら、しなければならないことはまだ多い。

商工省は政府に対し、繊維・縫製産業を含む、産業全般の2016年〜2020年の再編計画案を提出する予定である。

ベトナム繊維公団(Vinatex)のLe Tien Truong社長はこれに対し、計画案の中に提示されている数値には信頼性がないと述べた。

一例として、計画案では年間の生産性は3500万〜4000万ベトナム・ドンであるというが、Troung氏によればこれは誤りで、この数字は実際のものより低いという。

ベトナムの2016年の繊維製品輸出額が2800万米ドルに相当し、投入原材料の輸入額が170億米ドル相当であるとすれば、生産性の平均は1労働者あたり1億4000万ベトナム・ドンとなるはずだ。

計画案では、企業の地理的な再配置や旧式技術を使用している工場の閉鎖など、複数の目標を掲げているが、措置の実行については含まれていない。

Troung氏によると、繊維・縫製産業の生産性の向上には3通りの方法があるという。

まず初めに、数少ない労働者と生産性の高い機械を使用すること。二つ目が、利益の出ていない企業を閉鎖し、エネルギーを大量に使用している企業の数を減らすこと。三つ目が、より付加価値の高い企業を選択するためにプロダクトストラクチャを調整することである。

計画案を編集した商工省の計画部門のTruong Duy Hung部長は、繊維・縫製産業の弱点は投入原材料が不足している部分にあるという。

もしベトナム企業が投入原材料を生産すれば、中国製の製品を自社製品と置き換え、価格面でも中国製品と競争できるとアナリストはいう。

しかしながら、現状では投入原材料を国内の供給業者から調達するよりも、中国から輸入した方が簡単で時間がかからない。これは、ベトナムでは受注生産しか行っていないのに対し、中国は大規模生産を行っており、常に大量の在庫があるためである。

ベトナム繊維協会(Vitas)によると、ベトナムの2017年第一四半期の繊維製品の輸出は68.4億米ドルであり、昨年同時期よりも11.2%増加しているという。

» 続きを読む

ベトナム ジャンル:
最終更新:2017年07月03日06:02

ベトナム:輸出面で強い伸びを見せつつも状況は依然として厳しいまま

ベトナム繊維公団(Vinatex)によると、ベトナムの繊維産業では輸出収入の成長自体は持続すると見込まれているものの、グローバル・サプライチェーンとの結びつきについては苦戦しているという。

6月20日、政府官房大臣・長官Mai Tien Dung氏とのワーキング・セッションにて、VinatexのTran Quang Nghi会長は、同産業がさまざまな問題に直面していると述べた。一例として、グローバル・サプライチェーンに参入するのに適したベトナム企業はごくわずかしかないという。

その上、繊維産業の現地の裾野産業も未発達のままである。投入コストが依然として高く、その他近隣諸国よりも貸出利率が高い一方で、熟練労働者の不足に直面している。

しかしながら、輸出面では依然として健闘が見込まれている。

同産業の輸出収入は2017年、昨年からおよそ11%増となる313億米ドルに達すると予測されている。もし実現すれば、国の対外売上高の16%を占めることになる。

Vinatexだけでも、輸出収入額30億米ドルを目標としている。

面談中、Mai Tien Dung官房長官はVinatexに対し、5.5兆ベトナム・ドン(2億4200万米ドル)規模となる41事業のスピードアップ、自社商品のバリューチェーンの構築、技術のアップグレード、行政手続の改革などについて、より積極的になるよう要請した。

また、政府が同産業の経営権を保持する予定はなく、Vinatexは部門売却についても早めなくてはならないとDung大臣は強調した。

Nha Be縫製株式総会社やViet Tien縫製株式総会社が実施したような株式化の取組に、もしVinatexが失敗すれば、外国企業との競争、過酷な市場への参入、投資家達の誘引、グローバル・バリューチェーンへの参加、付加価値のより高い商品の生産はいっそう難しくなるだろうと同氏は述べた。

ワーキング・セッションで発表された報告書によると、Vinatexは今年設定された対前年20.4%増の30億米ドルの輸出目標を達成するためによりいっそうの努力をするとTran Quang Nghi 会長が固く約束しているという。

先立ってVinatexのLe Tien Truong社長は、品質に加え、価格や輸送時間、さらには国内の輸出業者が厳しい環境保全要件を満たさなければならないため、特に中国を中心として、ベトナムの繊維・縫製製品がその他諸国との厳しい競争に直面していると述べた。

そのため地元メーカーは、生産性、品質、省エネ、環境保護といった4つの水準を満たすために古い設備を入れ替えなければならない。

繊維輸出産業において世界の5大輸出国の一つであるベトナムは、昨年283億米ドルの対外輸出を達成した。アパレル製品の現地調達率は50%強と低く、付加価値は依然として高くない。

国内部門は輸出向けの下請け縫製企業は強いが、製織・染色は弱いままである。

» 続きを読む

ベトナム ジャンル:
最終更新:2017年06月30日08:29

ベトナム:国内下着メーカーが外国商品に押され国内市場シェアを喪失

ベトナムの下着メーカーは偽のラベルを付けた安価な中国製品との競争に敗れ、徐々に衰退している。

多くの国内企業では生産縮小や工場売却に追い込まれている。

Son Viet Garment社のHa Xuan Anh社長は、ベトナムの下着メーカーは主に中級品をターゲットにしているが、低価格品と高級品市場は海外ブランドが主流となっていると述べた。

高級品市場は独特のデザインを持ち、高品質、高価格の世界的に良く知られたブランドが支配しており、低価格品市場は主に中国製である。

「中国製品は想像を絶するほど安価です。女性用パンティの価格は1万ベトナムドン、アンダーパンツは1~2万ベトナムドン、ブラジャーは数万ベトナムドン未満といった価格です。一方で我々は、ブラジャー1枚につき3万ベトナムドンで製造委託している状況です。」と彼は言った。

「中国は何万もの工場を擁する世界の生産拠点です。彼らの欠陥だらけの商品だけでも東南アジア市場全体の需要を満たすのに十分であり、国境を越えてベトナム市場にも参入してきています。」と彼は続けた。

ベトナムのメーカーは国内間で競争するだけでなく、偽造品メーカーとも戦わねばならない。国内には中国の製造業者に外注し、出来上がった商品にベトナムブランドのラベルを付け、中級品として販売する企業が数多く存在する。

中級品を販売する店のマネージャーであるV Lさんは、彼女の店で販売する商品の約半分が中国製であると認めた。だがその販売価格は比較的高額で、ブラジャー1枚で40~70万ベトナムドンもする。

「消費者は中国製品を好まないため、(販売するには)ベトナムブランドのラベルを付けなければなりません。」と彼女は言った。

Vera、Misaki、J Bussといったブランドを持つSon Kim Fashion社のNguyen Thi Hong Trang社長もまた、多くのショップで「羊頭をかかげて狗肉を売る」状況であることを認めた。

密輸商品の販売業者はいかなる税金も負担していないため、小売業者に廉価で商品を卸し、顧客をひきつけるための魅力的な販売プロモーション活動を行っている。

「国の監督機関は、市場における商品の品質管理規制を緩和しました。私は安価な下着の80%は中国から密輸されていると確信しており、こうした商品は屋台店、店舗、スーパーマーケットなど、どこででも容易に入手できます。」とTrang社長は言った。

彼女は、安価な密輸商品のために多くの本物を提供するメーカーが駆逐されていると指摘した。

Son Viet Garment社のXuan Anh社長は、Xuan Vietで生産した商品の70%が海外顧客向けであると述べた(うち50%は製造委託契約によるものであり、残りの50%がFOBで販売されている)。

残りの30%は国内市場で販売されているが、「遊び半分」であるという。

「我々は国内市場向けの商品を作り続けていますが、その情熱は失われつつあります。」と彼は述べた。

» 続きを読む

ベトナム ジャンル:
最終更新:2017年06月26日11:47

ベトナム:流通業者とのグローバルな結びつきを展開

ベトナム商工省は国外の大手流通業者と引き続き提携を結び、ベトナム製品の輸出を促進していく予定である。

同省の欧州市場部は、諸外国の消費者にベトナム企業の商品をダイレクトに届ける新しい輸出チャンネルの開発を行うべく、「ベトナム企業の外国流通システムへの直接参加を2020年までに展開」するプログラムの導入に関する会合を5月26日に開催した。

Dang Hoang Hai部長によると、同省はCasino(フランス)、Metro Cash & Carry(ドイツ)、Makro(チェコ)、Coopイタリア、Conad(イタリア)と協調し、質の高いベトナム製品を欧州のスーパーマーケットに売り込み、ベトナム企業と流通チェーンを結びつける「ベトナム製品ウィーク」を開催したと言う。

2011年以降、およそ10の「ベトナム製品ウィーク」イベントがヨーロッパやアジアで開催され、ベトナム企業の外国流通チェーンを通じた輸出をサポートし、仲介料をカットし、高い価値をもたらしていると同氏は述べた。

セントラルグループ・ベトナムのTran Thanh Hai副社長によると、スーパーマーケットチェーンのBig Cは近年、数千万米ドル(数十億円)に及ぶベトナム製品をヨーロッパ市場向に積極的に採用したと言う。

セントラルグループがBig Cを買収した後、セントラルグループ・ベトナムとBig Cは、ベトナム製品を国外市場に販促し、採用される様、様々なプログラムを実施した。

両社は省庁と協力し、手工芸品や繊維・縫製品、さらにはライチ、ドラゴンフルーツ、スウィートポテトなどの農産物と言った、より多くのベトナム製品がタイヤその他ASEANに諸国輸出される様、7月末にはタイにて第二回ベトナム製品ウィークを開催した。

イオンベトナムの西峠泰男社長は、ベトナムのサプライヤーは常に商品の品質を改善しており、同社には1675品目が納品されていると言う。

イオンは、日本を含めた1万4000店舗で積極的にベトナム製品を輸出している。

最も人気があるのはチャー(魚)、繊維・縫製製品、履物製品である。

昨年イオンはベトナムから2億米ドル規模の商品を輸出しており、そのうちチャーが占める割合は9000万ドルであった。

しかしながら、近代的流通チャンネルでの販売には安定した品質を確保する必要があるため、ベトナム企業が外国の流通システムにアクセスするにはまだ困難が続くとセミナーの代表者は述べた。

Auchanのベトナム店舗の食料品市場マネージャーであるAlbin Bertand氏によると、消費者は商品価格と品質を優先すると言う。

ベトナムの生産者は品質保証へのフォーカスに加え、潜在市場のトレンドを調査し、各市場にあった戦略を練る必要があると同氏は述べた。

ベトナム製品品質事業組合のVu Kim Hanh会長によると、ベトナム製品が近代的流通チャンネルに入り込むのに重要な点は、品質と原産地証明であると言う。

ベトナム政府は2015年、ベトナム企業の外国流通ネットワークへの直接参加を補助する計画を承認した。

この計画では、ベトナムと自由貿易協定を締結しているヨーロッパ、北米、東南アジア、北東アジアなどの国々の主要流通システムにおける、ベトナム製品の直接販売の保証を目的としている。

 

» 続きを読む

ベトナム ジャンル:
最終更新:2017年05月30日11:55

ベトナム:繊維・アパレル企業は第4次産業革命の施行に対し消極的

繊維・アパレル産業は、第4次産業革命がもたらす技術から大きな恩恵を受けることを見込んでいるが、時勢の変化に関しては無関心なままである。

ベトナム繊維協会(VITAS)のVu Duc Giang会長によると、紡錘数3万の工場で紡績糸を製造する場合はかつて、最大450人の労働力を必要としたという。

第4次産業革命の結果、同規模の工場で必要とする労働者数は最大でも30人となる。

以前は一人当たりが同時操作できるのは2機が限度であったが、今では8−9機、時には最大12機を同時に操作する事が可能である。このように、第4次産業革命の波が押し寄せれば、大量の労働者達が余剰となる。

専門家や業界観測筋では、第4次産業革命が影響するのはバリューシステムの一部のみであり、設計フェーズなどのバリューチェーンの川上段階に対する影響はほとんどないと見込んでいる。

ホーチミン市縫製・繊維・刺繍・編物協会(AGTEK)のPham Xuan Hong会長は、協会の会員企業の一部が最新設備に投資はしたものの、投資量は低いままにとどまっていると「投資」誌に対し明かした。

例えば、Viet Tien縫製株式会社はシャツ生産過程の一部の過程に自動装置を導入し、Hoa Tho繊維株式会社はスーツ生産設備の現代化に多額の投資を行った。

繊維製品の生産には50−100段階の工程があり、そのため企業は徐々に個々の生産過程を自動化していく見込みだとHong氏は説明した。

「繊維・アパレル企業の現時点の一番の懸念事項は、安定した生産や労働者の収入を保証することです。」

フランスの下着メーカーScaviは同氏の意見に共鳴し、ファッションの変わり続けるトレンドや顧客の好みを満たすデザイン過程を自動化することはほぼ不可能だと語った。

同社は過去に新設備や技術に多額の投資を行なっているが、対象となったのは主に一部の過程のみだ。

国際労働機関が最近発表した報告書によると、繊維・アパレル、履物産業に従事する労働者は、インドネシアでは65%、ベトナムでは86%、カンボジアでは88%、第4次産業革命により余剰になるという。

VITASのTruong Van Cam副会長は、実際はこれほど深刻にはならず、また自動化率に関しても生産過程によって異なるだろうと述べた。

しかしながら専門家は、繊維・アパレル企業は自身に見合った成長路線を見つけなければならないと勧告した。

AGTEKのHong氏は現在の生産能力を最大限に活用し、積み立てを増加させることで技術革新の財源として備蓄することを勧めている。

「ビジネスで最も大切なのは投資資金と労働者の技術です。」とHong氏は述べ、多くの繊維・アパレル企業が経営方法を変革することに焦点を置いていると加えた。また同時に、こうした企業は国内市場の販売高増加により一層の注意を払っているともいう。

» 続きを読む

ベトナム ジャンル:
最終更新:2017年05月26日06:01

ベトナム:アパレル製品のEU進出にアマゾンの活用を

5月10日にハノイで開催されたセミナーで、世界最大規模のオンラインショッピングサイトであるアマゾンはベトナムの繊維・縫製業にとってEU市場参入へのまたとないチャンスであると外国人専門家は語った。

ベトナム繊維協会が主催したこのイベントでは、ドイツのVorwarts GmbHの専門家がベトナム企業に対してアマゾンを活用したEコマースについてのアドバイスを行った。

Vorwarts GmbHのAndré M. Aslund CEOは、76%の消費者が携帯電話でオンラインショッピングし、そして携帯電話所有者の50%がアマゾンで買い物をしているといった統計を用いて説明した。

Aslund CEOは、ベトナム縫製製品の品質はEUの消費者にとって完全に満足できるものだと述べた。ベトナムやアジア諸国の多くの企業が中間業者や小売業者を経由してEUで製品を販売しているが、アマゾンで販売すれば中間費用を節減でき、結果としてコスト削減でベトナム製アパレル製品のEU市場での競争力はますます強化されると述べた。

消費者の行動は大きく変化しており、製品への信頼はブランド力ばかりでなく製品レビューや説明、他の消費者の口コミなど様々なツールで醸成されると述べた。

そのため、企業も評価を高めるためには製品の品質向上と情報提供に努める必要がある、こうした評価はEU の消費者がベトナム製品を購入するきっかけとなるとAslundは述べた。

Aslundはアマゾンを通じて販売を行う際に企業が直面する問題点についても述べた。企業はEU市場の規制を遵守し、消費者の嗜好に合わせ製品デザインを改善する必要がある。

購入者を満足させることができれば、彼らがその商品を回りの人にも紹介し、ベトナム製品の知名度も向上していくことになるとAslundは述べた。

 

» 続きを読む

ベトナム ジャンル:
最終更新:2017年05月12日15:44

ベトナム:イオン、食品スーパーを500店開業予定

日経アジアンレビューによると、日本のスーパーマーケットチェーンイオンは2025年までにベトナムに食品スーパーを500店開業する予定である。

イオンはカンボジア、ミャンマー、ベトナムなど成長途上のアジア市場で多数の小型店舗の開業を進めている。特にベトナムでは2025年までに500店舗へと9倍に拡大する予定。

イオンは大型ショッピングセンターで知られるが、小型の食品スーパーを開業する方が安価で容易である。ベトナム国内で多数の店舗を開業することで、ブランド認知の向上を狙う。

イオンはすでにベトナム企業2社と提携し食品スーパーを57店まで拡大してきた。イオンは2015年初めからベトナムのスーパーマーケットチェーンFivimartの株式の30%、Citimartの株式の49%を保有している。

イオンはCitimartとFivimartでトップバリュ製品を販売している。この2社と提携しトップバリュ製品の販売促進を行うとともに、流通網の強化と拡大を図っている。

こうした提携により、イオンは初期投資を最小化するとともにベトナムでのショッピングモール開業までの下準備を行うことができたと流通業界関係者は話す。現在ハノイ、ビンズオン、ホーチミンで4か所のショッピングモールを経営するイオンはベトナム国内の大手小売業者から強力な競争相手と見られている。近年中にハノイとハイフォンで新たなショッピングモールの開業を予定しており、2020年までにショッピングモールを20まで増える見込みである。

一方、イオンは日本の双日と提携し、コンビニエンスストアのミニストップを展開している。両社は今後8年間で800店舗まで拡大することを目標としている。

そのため、両社はミニストップベトナムの親会社による部分的投資を通じてフランチャイズ事業を拡大し、従業員にビジネス支援を行う予定。

イオンベトナムは今年初めからネット通販のウェブサイト(https://aeoneshop.com)を開設し、化粧品、家具、家電製品、自転車、文房具など多様な製品を販売している。

 

» 続きを読む

ベトナム ジャンル:
最終更新:2017年05月10日14:00

ベトナム:北部ニンビン省の製靴工場で1000人がストライキ

北部ニンビン省の外資系製靴工場で約1000人の労働者が会社の方針に抗議するストライキを行っている。

Antonia Vietnam Companyの労働者によれば、同社は日曜日と月曜日にあたる南部解放記念日とメーデーのわずか2日間の休暇しかあたえられない。

南部解放記念日は日曜日に当たっているので、もう一日代替休日があるべきだと労働者らは主張している。

3日間の休日を求める以外にも、労働者らは工場の労働条件改善に向け、この夏、扇風機の増設も要求している。

「私たちは革と接着剤からの悪臭でムッとする熱い室内でずっと作業をしなければなりません。これは私たちの健康に悪影響を及ぼしています」と労働者らは要望書の中に明記している。「もっと多くの扇風機が必要ですし、また、できるだけ残業も減らすようお願いしたいと思います」

ニンビン工業団地労働組合議長Phung Minh Chung氏は、事件に関してメディアに対し、要望は理にかなっており尊重されるべきだと述べた。

「地元当局、労働者代表、会社経営陣をすぐに集め、話し合いを行い、労働者の要望につき議論し、問題を解決します」とChung議長は述べた。

労働者らは午後遅くまで仕事に戻らなかった。

台湾資本のAntonia Vietnam Footwear Companyは2015年9月からTam Diep地区で操業している。現在、従業員は1400人。

» 続きを読む

ベトナム ジャンル:
最終更新:2017年05月04日11:57

«前のニュース || 1 | 2 | 3 |...| 9 | 10 | 11 || 次のニュース»
このページのトップへ戻る