インドシナニュース

ベトナム:就業規則の緩和に合意、5日間にわたる北部縫製工場のストライキが終了

数千人の労働者にとって、家族の死去で忌引を取ると給与を減らされるという理不尽はもう終わった。

ベトナム中部タインホア省の工場の6000人以上の労働者が5日間にわたる違法ストライキを終えた。工場側は忌引でも3日前の申請を必要とする社内規則の撤廃など、労働者の要求事項の半数以上を受け入れた。

Thach Thanh地区の縫製企業S&H Vina Co. Ltd., の従業員らは、9月11日午前中に業務を再開した。

労働組合関係者は、給与、休暇や賞与についての16の要求事項のうち、工場側は10項目を認めたと述べた。

その他の要求事項に関しては、業績次第で検討されるという。

工場の労働者Nguyen Thi Tamによると、工場側は病気や家族の葬儀による急な休暇の取得を認めたという。

Tamをはじめとする数千人の労働者らは、理不尽な就業規則と、管理職による「非人道的」な扱いに反発しストライキを始めた。

同社はストライキ前には月1日の有給休暇しか認めていなかった。病気、事故や家族の死去による休暇でも、3日前までに申請することとなっていた。もし3日前までに申請できなかった場合、こうした理由は認められないとし、給与が減額された。

労働者らによると、証拠として死亡証明書を提出しても給与が削減されたという。

9月6日、労働者らが昼食後の休憩中に古い布を床に敷いて座ろうとしたところ、工場監督者がこの布を没収し、硬い床にそのまま座るよう命じたことで、不満が最高潮に達した。この工場監督者はその後解雇された。

S&H Vinaは2015年9月からタインホア省で操業し、輸出用衣類を生産している。

ベトナムではストライキに関する法案の通過がたびたび遅れ、法律がまだ成立していない。そのため、労働者らによる抗議活動はすべて非合法ストライキと見なされる。ベトナム労働総合連盟によると、2017年の1月から5月末まで、賃金の増額、労働条件の改善や残業拒否などを巡り全国で133回のストライキが発生している。

昨年の同時期と比較するとストライキの回数は24%減少したものの、ストライキに関与する労働者の数は増えたという。

 

» 続きを読む

ベトナム ジャンル:
最終更新:2017年09月15日12:00

ベトナム:北部タインホア省の縫製工場で労働者6000人がストライキ

ベトナム北部タインホア省の縫製工場でおよそ6000名の労働者が就業規則を巡りストライキを開始したと9月7日に国内メディアが報じた。

Thach Thanh地区の縫製企業S&H Vina Co. Ltd.の労働者らは、同社の従業員に対する非人間的な扱いに抗議し、就業規則も理不尽で労働者の負担となっていると訴えている。

ストライキは9月6日の午後勃発した。労働者らによると、昼食後、地面に古い布を敷いて座っていたところ、監督者がそれを没収し、硬い床にそのまま座るように命じたと言う。

それに対し、2000名以上の労働者が仕事を中断し抗議のため集まった。その後さらに4000名ほどが集まり、会社の就業規則変更を求めストライキを始めたという。

ストライキは翌日も続き、労働者らは会社側に14項目の要求事項を提出した。要求事項には基本賃金の増額、子ども手当、勤続手当や交通費の支給などが含まれる。また、適切な産休、常識的な勤務時間、病気や緊急時の欠勤に対する罰則の廃止も求めている。

従業員らは同社の尋常でない就業規則にも反発している。現在、従業員は病欠や忌引きでも3日前に申請する必要がある。また、有給休暇も月1日のみである。

Thanh Hoa労働総合連盟とThach Thanh地区の行政関係者が問題解決に乗り出し、7日午前中に労働者と経営者側の協議の機会が設けられた。

7日午後までに、同社は6日の問題の端緒となった監督者を解雇し、労働者らの要求の一部を検討することに同意したとTui Tre紙は報じている。

ベトナムではストライキに関する法案の通過が度々遅れ、法律がまだ成立していない。そのため、労働者らによる抗議活動はすべて非合法ストライキと見なされる。ベトナム労働総合連盟によると、2017年の1月から5月末まで、賃金の増額、労働条件の改善や残業拒否などを巡り全国で133回のストライキが発生している。

昨年の同時期と比較するとストライキの回数は24%減少したものの、ストライキに関与する労働者の数は増えたという。

 

» 続きを読む

ベトナム ジャンル:
最終更新:2017年09月12日11:13

ベトナム:国営繊維企業での6100万ドルの巨額損失をめぐり元幹部に逮捕状

問題の人物は昨年、査察で会社の違反が明らかになる前に出国したという。

ベトナム警察は26日、国営繊維企業の巨額損失の責任を問い、元企業幹部の逮捕状を全国に発行した。

容疑者であるVu Dinh Duy(42)は数ヶ月前にすでに出国していると報道されている。

2009年から2014年にかけ、Duyは国有の石油・ガス会社PetroVietnamと繊維大手Vinatexの共同出資企業であるPVTexのCEOを務めた。PVTexはベトナム北部ハイフォンでDinh Vuポリエステル工場を建設、操業していた。

政府の査察官は昨年末、様々な投資及び建設に関わる違反により工場の操業が非効率となっていたと結論づけた。PVTexは1兆4000億ベトナム・ドン(6160万米ドル)以上の損失を出し、操業からおよそ1年後の2015年9月に廃業した。

先週、警察はDuyとその他4人の元幹部に対する刑事告訴のための捜査を開始した。

たいした実績がないにもかかわらず、Duyは華々しいキャリアを積み重ねてきた。およそ5年間にわたりPVTexのCEOを務めた後、2014年にハイフォンの商工局の副局長に任命されている。

Duyはその後、商工省の下部組織である工業・環境安全局に移動した。

昨年10月に出国、逃亡する前にはDuyは国有の大手化学企業Vinachemの取締役であった。

本件はPetroVietnamの建設部問PVCに1億5000万米ドルもの損失を生み逃亡したTrinh Xuan Thanhのケースと非常に似た展開をたどっている。Thanhに対しては昨年9月に国際逮捕状が発行されている。

» 続きを読む

ベトナム ジャンル:
最終更新:2017年06月30日12:02

ベトナム:繊維工場の巨額損失をめぐり国営石油会社の元幹部を立件

操業開始から1年で閉鎖を余儀なくされた繊維工場の元幹部らが非効率的な操業の責任を問われている。

繊維工場での巨額損失をめぐり、公安省は国営石油会社PetroVietnamの5人の元幹部を刑事告訴した。

5人はDinh Vuポリエステル製造工場で「意図的に経済管理に関する国家規制に違反し、深刻な結果を招いた」責任を問われている。

政府の監査によると、PetroVietnam及び国営繊維企業Vinatexは7兆ベトナム・ドン(3億800万米ドル)を投資しベトナム北部のハイフォンでポリエステル繊維・糸工場を建設した。PetroVietnamが株式の74%を保有していた。

しかし、投資や建設に関連する数々の違反により、工場の操業が非効率になったと政府は主張している。

PVTexとも呼ばれるこの会社は、操業開始からおよそ1年後の2015年9月に閉鎖されるまでに1兆4000億ベトナム・ドン(6160万米ドル)以上もの損失を発生させた。昨年のメディアの報道によると、工場は競争力のない製品と高額なコストで財政難に落ち込んだという。

PVTexはベトナム国内のステープルファイバー需要の40%、糸需要の12%の生産を目標としていたが、その期待を裏切る結果となった。PVTexの製品は競合製品よりも高額で、品質も安定しなかった。

工場閉鎖時には9400トンのステープルファイバーと糸の在庫が残された。

製造コストも非常に高額だった。工場の年間電気代は当初の予測470万米ドルを大きく上回る1200万米ドルに達したとされる。従業員数も当初計画の2倍以上の1000人以上に膨らんだ。

この工場は2009年から2011年までPetroVietnamの会長であったDinh La Thang氏の政治的キャリアを実質的に終わらせた数々のスキャンダルの一つである。Thang氏はこの4月、共産党の意思決定機関から外され、ホーチミン市の党主席の地位も解任された。

» 続きを読む

ベトナム ジャンル:
最終更新:2017年06月23日06:03

ベトナム:Zalora、Robinsのチェーンに統合される

Zalora Vietnamは、Nguyen Kimに譲渡されて1年が経過したが、このたびRobinsのファッションショップチェーンに合併された。

先週末よりzalora.vnのウェブサイトを訪問すると、ユーザーはrobins.vnにリダイレクトされ、ホームページには、「Robinsへようこそ。ZaloraはRobinsに名称変更しました」とのメッセージが明示されている。

VnExpressがセントラルグループ(RobinsとZaloraの2つのファッションショップチェーンを持つタイのグループ)に問い合わせると、メディア担当者は2つのブランドを統合し名称変更したことを認めた。

Robinsはセントラルグループの展開する商業施設で、2014年にハノイとホーチミン市に2つのショッピングセンターを建設した。この商業施設では、タイ製品が大半だが、世界中の多くの高級ブランドを取り揃えている。

一方、Zaloraはファッションに特化したECサイトである。Zaloraベトナムは2012年に設立された際には、Rocket Internet(ドイツ)のZaloraグループの一員だった。セントラルグループは、49%の株式を所有している子会社Nguyen Kim電気会社を通じて1年前にZaloraベトナムを取得。Zaloraベトナムの買取金額については、当事者両社は開示していない。

ファッションの分野では、Robins以外にも、セントラルグループはSuperSports、 Crocs、New Balanceというブランドを子会社を通じて運営しており、ベトナムのパートナーとフランチャイズ契約を結んでいる。

» 続きを読む

ベトナム ジャンル:
最終更新:2017年05月16日12:28

ベトナム:台湾資本のダウン縫製工場の火災は電気系統の故障が原因

ベトナム南部カントー市の警察は、台湾資本のKwong Lung-Meko縫製工場で3月20日から続く火災の原因は電気系統の故障であったと発表した。

27日午前中にカントー警察署で行われた会合でTran Ngoc Hanh大佐は捜査の結果を発表した。

すでに5日間も延焼を続ける現場で地元当局は鎮火のための努力を続けており、縫製工場に残る物品の運び出しなどを行っている。

消防士らは鎮火を試みているものの小規模な火災が起こり続けており、消火作業の効率性に疑問の声が上がっている。

Hanh大佐はこうした批判に対し、工場の閉鎖的な設計に加え火災が起こったのが中心部分であったために消防士が火元に近づくことができなかったためと説明した。また、工場内部に保管されていた羽毛などの可燃性物質の扱いが困難だったと述べた。

Hanh大佐は一般やメディアの間で広まった、水が足りないために消火できないという噂を否定した。大佐はいくつかのウェブサイトが火事やカントー市の対応について情報を歪曲して伝えたため混乱を招いていると述べた。

当局はまだ火災の全容を把握していないが、Kwong Lung-Meko社の損失は施設や機材の焼損で600万米ドル、原材料や物品の損失で700万米ドルと、現在までに少なくとも1300万米ドルに達したものと推測される。

Kwong Lung - Mekoは羽毛加工と縫製に特化しており、カントー市中心部から15キロほどのTra Noc工業団地に立地する。工場の延床面積は17,000平方メートルで1300人の従業員を擁する。

» 続きを読む

ベトナム ジャンル:
最終更新:2017年03月31日06:03

ベトナム:南部カントー市の台湾資本縫製工場で大火災発生

死傷者は報告されていないが、火事が発生してから4時間後にはまだ火が燃えていた。

消防士たちは、木曜日の朝、ベトナム南部の台湾資本の縫製工場で噴火した大規模な火事と戦っていた。

死傷者は報告されなかったが、当局者は、彼らが地域軍からの支援を要請したと述べた。

火事は、南部カントー市のアパレル縫製工場Kwong Lung – Meko社が生地をストックしていた5階建ての建物の最上階で発生した。何百人もの労働者が建物から避難した。

火災は工場を全壊したが、損害の程度についてはまだわかっていない、と台湾人幹部は語った。「中に入ってみると、すべてが台無しになっていた」と彼は言った。

100人以上の消防隊員と数十台の消防車が派遣され、火災の広がりを食い止めた。

真夜中まで、建物はまだ約3キロ離れたところから見える黒い煙で覆われていた。

カントー市の人民委員会Vo Thanh Thong主席は、当局が地域の軍隊に支援を要請したと述べた。

火災が発生してから4時間後、炎は依然として燃え盛っていた、と地区関係者Nguyen Van Tuan氏は述べた。

Kwong Lung - Mekoは、羽毛加工とアパレル製造を専門としている。カントー市の中心から約15kmのTra Noc工業団地にある工場は敷地面積約17,000 m2で、労働者は1300人以上。

 

 

» 続きを読む

ベトナム ジャンル:
最終更新:2017年03月24日16:55

ベトナム:消費者は海外オンラインショッピングサイトを使う傾向

ベトナム人消費者は世界的大手サイト、アマゾンやeBayの方が商品が多様で、返品・交換の条件もより整っていると考えている。

最近発表された報告書によると、ベトナム人は国際的なショッピングサイトの方が製品やサービスの質が高いと考えており、国内よりも海外のオンラインショッピングサイトでより多額の消費をしているという。

ベトナム電子商取引協会(VECOM)が発表したこの報告書によると、アマゾンやeBayといった世界的なショッピングサイトがベトナム人消費者の買い物の利便性を高めているという。

「一方、ベトナムのオンラインビジネスの多く、特に中小企業は消費者に対応するための市場調査に多くを投資することができていない」と報告書は述べる。

国内のオンラインショッピングサイトは商品の多様性、品質、返品ポリシー、手数料などの面で劣っていると報告書は強調している。

VnExpressの読者Quoc Hungさんは、「eBayもアマゾンも利用しています。商品が気に入らなければ返品することができます」とコメントしている。

また、ベトナムのショッピングサイトの多くが送料無料や返品無料といったサービスを行っていないと指摘する読者もいる。

中国の大手小売サイトアリババもベトナム人消費者の心を掴みつつある。アリババのベトナム国内代理店であるインターネット企業OSBは、同社のベトナムでの顧客数はここ3年間で急速に拡大し、50万人に到達したと発表している。

ベトナム電子商取引・情報技術局によると、ベトナム人のオンラインショッピング利用は急速に拡大し、2020年までに人口の30%もの人々がインターネット上で商品やサービスを購入しているだろうと予測する。

商工省に属する電子商取引・情報技術局は、オンライン小売業での売り上げは2020年には国内の小売市場の5%を占めるようになると予測している。この比率は2015年には2.8%であった。

ベトナムの電子商取引市場は世界で最も急速な拡大を見せており、政府の統計によると2015年は前年比37%の成長、40億米ドル近い売り上げを記録している。

業界専門家の推計によると、ベトナム市場の成長の速さは日本の2.5倍という。

 

» 続きを読む

ベトナム ジャンル:
最終更新:2017年02月28日13:51

ベトナム:北部にて中国繊維企業が汚染水により罰金

ベトナム北部のハイズン省では、許容レベルを超えた有毒廃棄物を含む排水を流出したとして、香港ベースの繊維企業が罰金に処せられた。

VietnamPlusが報じたところによると、Kim Thanh地区Lai Vu工業団地のPacific Crystal Textiles Limited 社には、罰金6億7200万ベトナム・ドン(2万9372米ドル)がNguyen Duong Thai市長により命じられたという。

また同社は、今後の排水が地方自治体の基準を満たすよう指導もされている。

Pacific Crystal社は2015年12月よりハイズン省にて4億2500万米ドルの工場を操業している。

同様の事例としては昨年6月、メコン川に対する環境破壊の可能性があるというメディアの報道を受け、ベトナム天然資源環境省がハウザン省南部にある中国製紙メーカーの工場、理文造紙有限公司(Lee & Man Paper Manufacturing Limited)の査察を行った。

その他の大規模な環境災害として、ハティン省中部では110億米ドル規模の製鉄所を運営するFormosa Ha Tinh Steelが昨年4月、海岸線200kmを汚染し100トン以上の魚を大量死させ、ベトナム中部の4つの省の環境、経済、雇用に損害を与えている。

ベトナム統計総局(GSO)によると、2016年には工業団地の80%ほどで国の環境規制に対する違反が見られたという。

また同局によると、基準を超過した排水の流出により捕まった50企業の内60%が外国投資の企業であった。

ベトナム国家社会経済情報センターは環境汚染がベトナムの経済成長にとって重大な妨げになっていると最近発表しており、これから2020年にかけて、国の年間国内総生産の約0.6%が公害や自然災害により損害を受けると警告している。

 

» 続きを読む

ベトナム ジャンル:
最終更新:2017年02月08日11:41

ベトナム:残業時間上限引き上げの議論つづく

ベトナム国内では残業時間の上限を引き上げるかどうかについて賛否両論が議論されているが、他国での状況を見てみよう。

ベトナム人労働者の時間外労働は何時間まで許されるべきか。これが現在労働関係部局を悩ませている問題である。

現在提示されている労働法改正案では、労働・傷病兵・社会省は時間外労働の上限を現行の2倍まで引き上げ、年間600時間とすることを提案している。もう一つの案は、年間上限を撤廃し、労働時間の上限を1日12時間までとするものである。

今週、全国の労働組合を代表するベトナム総合労働連盟は、こうした動きは労働者の疲弊につながるとして、この提案に反対の立場を表明した。長時間労働に反対する人々は、残業が多すぎると労働事故やさらなるストライキにつながると警告している。

他国と比較すると、ベトナムの現行の上限残業時間は低めである。

米国には労働者の時間外労働の上限に関する規定はない。一般的に、労働者は1週間の労働時間のうち40時間を超過した分については残業として支払われなければならない。

一方英国では、労働者は労働時間を週48時間に限定する規定の適用を選択しない(オプト・アウト)自由がある。雇用者側は時間外給与を支払う代わりに代休の付与を選択することもできる。

ベトナム国立テレビVTVが行った最近の調査によると、ベトナム人労働者の多くがより多く稼ぐために1週間48時間の上限を超えて働きたいと考えているという。通常、時間外給与は通常の賃金の少なくとも1.5倍で、祝日の時間外労働では賃金の3倍になることもある。

有給休暇については、ベトナム人労働者は毎年、年間12か月の勤務につき12日間の有給休暇が付与されており、他のアジア諸国より有給休暇は多めである。

» 続きを読む

ベトナム ジャンル:
最終更新:2017年01月18日06:01

«前のニュース || 1 | 2 || 次のニュース»
このページのトップへ戻る