インドシナニュース

Deluxe cafe、UnionAIDのために再生されたベトナム製鞄を販売

豚の耳からシルクの財布がつくられているのはご存じとしても、豚の餌の袋からつくられたバックパックを知っている人はいるだろうか。

UnionAIDの資金集めのイベントの一部として、Deluxe cafeの壁に形や大きさも様々な色とりどりの鞄が所狭しと並べられている。慈善信託団体のUnionAIDはアジアや太平洋地域において労働者が労働組合を形成する手助けを行っている。

Kent TceカフェのオーナーであるMatt Wilson氏にとって、この鞄を作り出すのは非常に長い時間を要した。

2010年ベトナムで休暇を過ごしていた彼は、動物の餌の袋をリサイクルしている小さな店に出会った。

「この小さな袋を売る店で、私はまずは1ダース作ってくれるよう依頼しました。彼らにとってはごみ同然のものでしたので、私のことを正気とは思えなかったでしょうね。」とWilson氏は語る。

しかしこの彼の関心が店主らにビジネス展開できるアイディアを閃かせたのかもしれない。

Deluxe caféにて、UnionAID会長のRoss Wilson氏。慈善信託団体用に資金を集めるために斬新なベトナム製の鞄が並ぶ。

「皮肉にも何年か後、2014年に戻るとビジネスは軌道に乗っていました。しかも単なる鞄ではなく、チャックや他に付け加えるなどの工夫がなされていました。」

「面白いことに財布やバックパックに変身していました。」

Wilson氏のお気に入りもある。「お乳を飲ませている母豚と、8匹の子豚がお気に入りです。」

感動したWilson氏は40袋購入してウェリントンに持ち帰り、自分のカフェに陳列した。

そしてそれらをウェリントンにある慈善団体であり、かつて労働組合協議会の会長で父親のRoss Wilsonが会長を務めるUnionAIDの資金を集めるために販売をはじめた。

「父親のチャリティのためにやろうと思っていました。父をとても誇りに思っていましたし、関心を高めようと思ったのです。」

「父は人生を弱者のためにささげてきて、私自身のためにも多くのことをしてくれました。だから少なくてもほんの少し、恩返しをしたかったのです。」

ボランティアをベースとする慈善活動では、発展途上国における労働者やその家族の生活や収入を手助けするため、様々なプロジェクトを展開している。

ミャンマーに研修センターを建設する手伝いをするだけではなく、同団体はミャンマー、カンボジア、ベトナムにおける観光産業を宣伝することや、フィジーの衣料品製造業における低賃金労働者の手助けに焦点を当てて活動を展開している。

Ross Wilson氏はこのチャリティのとりわけ成功を収めたプロジェクトの一つが、南インドのダリットの人々のための経済開発の確立であったという。

ダリット、いわゆる「不可触民」とかつて言われた人々はヒンズー教のカースト制度で最も底辺に位置づけられ、伝統的にほかのカーストの下に位置づけられる仕事、例えば荼毘に付すための死体の取り扱い、皮革の製造、清掃、リサイクリングなど社会の「低いレベル」のすべてを請け負っている、とRoss氏は言う。

「彼らは差別を受けているために、身分から抜け出すことは大変難しいことです。私たちは彼らの経済活動を確立しようとしています。サンダル製造業者は生活協同組合を形成し、マーケティング活動を改善し、価格も向上させるためともに協力し合っています。」

UnionAIDはさらに6か月の交換プログラムも実施している。このプログラムでは対象国の若いリーダーがヴィクトリア大学で英語、国際関係、経済、民主主義と人権を学んでいる。

 

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最終更新:2015年08月22日10:30

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