インドシナニュース

ベトナム:オーストラリアのウールに注目

オーストラリアンウールイノベーション(AWI)はベトナムで形成されつつある羊毛産業にグリージーウールを供給するという目標に到達しようとしている。

AWIは、最も急速に成長している繊維製品輸出国のひとつであるベトナムで、新たなウール製品のサプライチェーンを確立しようと3年前に決定していた。

AWIのJimmy Jackson製品開発・市場化部長は、地理的に多様な場所で新たなビジネスチャンスを作り、オーストラリアの中国への高い依存度を下げることが目的であると語った。

「最終的な目的はウールのオークションルームにより多くの人を呼びこむことです。バイヤーが増えれば、価格が上昇する可能性も高くなります」と彼は話す。

Jackson氏によると、ベトナムは政治的に安定しており、熟練した繊維労働者がおり(そのほとんどがウールよりは化繊を使っているとはいえ)、日本、韓国、EU、EU衛星諸国との自由貿易協定の発効待ち状態にあり、環太平洋戦略的経済連携協定への調印も控えているという、多くの好条件を備えている。

ベトナムは人件費も安く、中国の約3分の1である。

AWIは現在までにニット製造業者を中心に91の製造業者と提携し、オーストラリア産ウールから高品質の製品を製造するための技術指導を行っている。

そのうち、43社は高い技術を持ち、オーストラリア産ウールから製造した製品のほとんどを日本と韓国に輸出している。

AWIはサプライチェーンの次の段階で、3社にオーストラリア産ウールからニット業者向けのウール撚糸の製造のための技術指導も行っている。

「彼らとともに、まずは限られた品揃えで展開していく予定です。様々な色、はじめは20色程度の基本色をベトナム国内の紡績産業に供給できるようにします」とJackson氏は話す。

「糸の製造量にある程度の規模がでてきたら、誰かが地元でトップメーキングの工場を建てることを検討してくれたらよいのですが」

ジャクソン氏によると、AWIは前線からアプローチしていく戦略、つまり自社の機械でどのような繊維も取り扱えるニット製造業者からアプローチする戦略をとったと話す。

「洗毛、トップメーキング工場を作るには4000万ドルかかり、そしてウール専用となります。そのため誰もまだ手を出さないのです」とジャクソン氏は話す。

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最終更新:2015年09月11日14:02

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