インドシナニュース

カンボジア:政情不安の中でのアパレル工場閉鎖

カンボジアの政治情勢不安は、70以上の工場の閉鎖強行と受注急落という、アパレル・履物製品産業が生産ニーズに合う代替国を頼らざるを得ない状況に追いやったと、カンボジア縫製業協会(GMAC)の高官が8月22日に語った。

8月22日にプノンペンで開催された第6回カンボジア国際縫製アパレル産業展示会・機械産業フェアの前の記者会見において、GMACのオペレーションマネージャーLy Tek Heng氏は今年初めの8カ月の気にかかる状況を語った。

「政治情勢は、事業経営者と投資家両方のビジネスに影響を与えると考えています。一つの国が政情不安定を抱えていると、投資をするのも難しくなり、特にバイヤーからの懸念が出ます。違法なデモや、ベトナム、バングラデシュ、ミャンマーなど他のアパレル・履物製品輸出国との競争といった政治問題は、投資家にカンボジアへの投資を思いとどまらせ、バイヤーにカンボジアからの製品発注を渋らせています」と彼は述べた。

今年初めの8カ月で70以上の工場が閉鎖されたが、新規開業したのはわずか20のみだったと彼は話した。これは、バイヤーからのカンボジア製の履物製品とアパレル製品の受注がほぼ30%落ちたことになり、閉鎖だけでなく労働者の勤務時間の大幅削減も余儀なくされた。

受注減少は、アパレルや靴を作るための機械の受注減少に至るなど、この産業中に連鎖反応をもたらしたと、このフェアを主催したChan Chao InternationalのAkai Linは警鐘を鳴らした。

「ここ数年、製造用機械の需要は多かったが、現在は工場閉鎖により若干減少し、発注前に政治情勢が改善するのをバイヤーが待つようになっています」と彼は警告した。

商業省のSoeng Sophary報道官はそのニュースを軽視し、工場閉鎖は産業が危機に瀕していることを意味しているわけではないと、クメールタイムズに話した。彼女は、来る米国の大統領選挙や、国民の半数以上がEU離脱に投票した最近のイギリス国民投票、電気代の高騰などを理由に、工場閉鎖を国際的な不安定さのせいにしている。

「カンボジアはアパレル輸出に依存した小さな国であり、我々の米国やイギリスへの輸出市場志向によって海外の懸案から影響を受けやすいのです。工場閉鎖は、EUや米国の需要変化によるものでしょう。海外の景気の波がカンボジアに打撃を与えているのです。しかし、海外からの打撃だけではなく、国内からでもあり、投資家は低い操業費で利益を得ようとしています。そのため、もし他国の操業費がカンボジアより低ければ、投資家はそれらの国へ向かうでしょう。我々は電気代と労働費という警戒すべき課題を抱えているのです」とSophary氏は述べた。

彼女は、産業が苦難に陥っているのかどうかを判断するには早すぎるとし、70の閉鎖した工場が20の開業した工場と比べられる必要はあり、それはより大きく重要なことだろうと強調した。

アパレル産業の課題を示唆するGMACの出したバイヤー発注30%低下という数字と対照的に、回復の予測をする商業省が出した直近の数字が公表された。商業省は、今年第1四半期のアパレル・履物輸出の合計が20億米ドルと、39.1%増加したと述べた。

EUは、製品で7億1780万米ドルを占める最も大きな市場で、その後に4億1920万米ドルの米国、4170万米ドルのカナダが続く。

2015年、この産業での総輸出金額は699工場で63億米ドルであり、工場数73の2014年を超える7.6%の成長だった。

 

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最終更新:2016年08月27日06:03

カンボジア:搾取されるアパレル縫製工場労働者の抗議

労働組合連合(NTUC)のメンバーである100人超のアパレル縫製工場労働者は8月16日、プノンペンにある労働省の外で、解雇された3人の同僚の再雇用とメンバーの労働環境についての不満解決を要求するために抗議を行った。

首都のPor Sen Chey区にあるGreen Tree (Cam)縫製工場からの労働者たちは、8月12日から工場の前で抗議活動を行っているが、武装した男たちから威嚇されたのちの8月16日、労働省は彼らの訴えを受け取ったと、NTUCのFar Sally議長は説明した。

「8月15日、労働者に対する闘争が起こっていましたが、彼らがどこから来たのか、また憲兵なのか工場警備なのかどうか分かりません」と彼は話した。

8月16日に労働省の代表に労働者から手渡された手紙では、3人の解雇された労働者は復職させるべきと述べ、Green Tree (Cam)に対処してほしい問題が強調されていた。

「我々は会社に、労働者が小休憩を取る許可を求めやすくすること、労働契約を12カ月まで伸ばすこと、理由なく労働者を辞めさせないこと、労働組合に反して差別をしないこと、残業1時間ごとに2000リエル(0.5米ドル)の食事代を追加すること、残業の強制を終わらせること、そして抗議の間の給料も支払うことなどを求めます」と手紙に書かれていた。

3人の解雇された労働者の一人である電気工のMeasChim氏はクメールタイムズに対し、なぜ自分が解雇されたのか分からないと話した。

「私は仕事で間違ったことなど何もしていませんが、会社は私を辞めさせ、雇用契約が終わったと主張したのです。私には理解できません。そしてそれがここへ抗議に来た理由です」と彼は述べた。

彼は、同僚の電気工であるSornRethy氏と工場の縫製工員であるOng Mun氏を、職に戻ろうとしている他の2人として名を挙げた。彼は、工場の労働者は武装した男たちが来る前の3日間は平和的に抗議しており、その武装した男たちは1カ月前に工場へ姿を現したが抗議には近づくことがなかったのだが、月曜日に集会を解散したと話した。

8月16日に工場の代表の女性に電話で連絡を取ると、その女性は名乗るのを拒否したが、論争はすでに解決したと主張した。

「我々はすでに全労働者と問題を解決しており、彼らは明日より通常通り働き始めます。そのため、記者は待つべきです。私が労働省の前で実際に労働者が抗議したのか確認します」と、電話を切る前に彼女は話した。

労働省の労働争議解決委員会副書記Vong Sovann氏は、このケースは調査すべきだと述べた。「私は職員たちに、労働者たちの要求の最初の確認の前にこの件に取り組むよう言いました。しかし、そのような状況はまだ確認できていません」と彼は述べ、それ以上のコメントは拒んだ。

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最終更新:2016年08月20日06:02

カンボジア:米国の貿易法によるアパレル輸出への影響は限定的

カンボジアのアパレルおよび履物製品輸出は、2016年2月にバラク・オバマ米国大統領が署名し成立させた2015年貿易円滑化・貿易履行強制法によって損害を受ける危険性はないと、政府職員と業界関係者は8月15日述べた。広範囲に渡る法案は、アメリカ消費者の需要が他の方法で満たせないのであれば強制労働によって作られた製品でも輸入できるという米国に認められていた法の抜け道を塞ぐことになる。

商務省のSoeng Sophary報道官は、米国の法案が成立したことは、カンボジアと米国の二国間貿易が職場で虐げられた労働者によって成り立っている輸出に関与しないことを保証するのに重要だった、とクメールタイムズに話した。

「我々はその法律の目的と、カンボジアの、特に貿易業においてどんな強制労働も支援したり助長したりしないということを理解しています」とSophary氏は述べた。そして「我々は国内の人々に仕事を創り出し、やがてはこの国の貧困を減らし経済成長に貢献するため、外国投資家に参加を要請します」と加えた。

Sophary氏は、カンボジアは発展途上国であるものの、国際労働機関(ILO) のBetter Factoriesプログラムを通してアパレルおよび履物製品の工場労働者の労働環境を向上させるため、とても努力をしていると話した。

「Better Factoriesプログラムは、労働者と雇用者そして彼らの組織の役に立ちます。そして西洋諸国の消費者の利益にもなり、貧困を減らす手助けとなります」と彼女は話し、米国の貿易円滑化・貿易履行強制法はカンボジアのアパレルおよび履物製品輸出に影響を与えないだろうと付け加えた。

アパレル及び履物製品は従来よりずっとカンボジアの輸出の柱となっている。2015年、アパレルおよび履物製品を合わせた輸出は国家の総出荷額の78%を占めた。米国は、カンボジアのアパレル製品にとって2番目に大きな市場である。ILOによると2015年のアパレル輸出の30%は米国市場へ輸送されたという。

米国の貿易円滑化・貿易履行強制法によると、350の通常品の中には、児童労働を含む強制労働によって作られているものが世界的にあるという。米国労働省によって管理されているそのリストには、バングラデシュからのアパレル製品やブラジルからのサトウキビ、タイからの小エビが含まれている。

「その法は、特定の国からの全カテゴリーの製品輸入についての禁止令ではなく、むしろ、製造に強制労働が用いられているという証拠があれば、米国国土安全保障省が米国国境において特定の輸送を引き止めることができるというものです」と、プノンペン米国大使館の報道官Jay Raman氏はクメールタイムズへのメールで述べた。「その機構は一般に、全ての取扱い品目や疑わしい国々や地域の産業を狙っているわけではありません。今のところ、カンボジアのどの製造業者に対しても足止めされた商品はありません」と、メールで彼は話した。

カンボジア縫製業協会のKaing Monika副会長は、カンボジアのアパレルおよび履物産業については、輸出向けに同種の製品を作っている他国に比べてさほど問題はないと、クメールタイムズに話した。

「カンボジアは、Better Factoriesプログラムを通して貿易政策に関連した労働基準を履行している最初の国の一つとしてよく知られています。もちろん、やるべきことはもっとありますが、カンボジアは絶え間ない進歩の途上なのです」とMonika氏は述べた。

国際労働機関(ILO)のプログラムマネージャーEsther Germans氏は、強制労働を含むコア労働基準の順守を評価している、とクメールタイムズに話した。労働者が残業を強いられていたといういくつかのレアケースは別として、ILOのプログラムでは現在まで強制労働違反は見つかっていないと彼女は述べた。

「そういう意味で、仮に何かの影響があったとしても、この法律によるアパレル輸出企業への影響は非常に限られたものであると予測されます」と彼女は話した。

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最終更新:2016年08月18日12:04

カンボジア:一般特恵関税制度によりマレーシア企業を誘致

カンボジア商業省のPan Sorasak大臣は、米国による発展途上国向けの一般特恵関税制度(GSP)のもと、米国市場向けに旅行かばん、バックパックやハンドバッグなど、自由に輸出できる特権を持つカンボジアの旅行用品製造業に投資するよう、マレーシアの企業に対して呼びかけた。この呼びかけは、カンボジア・マレーシア間の貿易量が2015年に前年比で9.5%も減少したことによる。

Sorasak大臣は8月9日のカンボジア・マレーシア商談会において、GSPによってカンボジアから米国への旅行用品の輸出に対する関税は、7月1日以降ゼロとなる予定であると述べた。

またこれにより、カンボジア商業省は旅行用品産業に対する海外投資を熱心に誘致することとしており、現在カンボジア縫製業協会(GMAC)と共にプノンペンの米国大使館において商談会を計画していることを明らかにした。

昨年のカンボジアから米国への旅行用品輸出売上高は4830万米ドルで、米国に対して旅行用品を輸出する世界25カ国中14位に位置し、中国が首位となっている。

「我々はこの商談会にマレーシアの実業家を招待し、カンボジアの旅行用品製造業に投資するよう呼びかけたいと考えております。米国に対する輸出においてカンボジアは関税を支払う必要がなくなっており、このことは投資家にとっても大きなインセンティブになると思われます。」とSorasak大臣は述べた。

新華社通信は、カンボジア・マレーシア間の2015年貿易額が3億8600万米ドルで、前年比9.5%の減少となったと報じた。

この中国国営通信社は、2015年のカンボジアのマレーシアに対する輸出は1億5100万米ドルで前年比17%の減少、一方でカンボジアのマレーシアからの輸入は2億3500万米ドルで3.5%の減少を記録したと報じた。 結果2015年の貿易収支は、マレーシアにとって8400万米ドルの貿易黒字であった。

マレーシアの国際貿易産業省のDato’ Sri Mustapa bin Mohamed大臣は、この誘致活動を歓迎しており、カンボジアの旅行用品産業に投資するようマレーシア企業に対して呼びかけた。

「旅行用品輸出に対する免税特恵の付与は、アメリカからカンボジアに対して与えられる新しい特権です。このことはマレーシアの実業家にとっても、カンボジアで事業を開始するのに絶好のビジネスチャンスとなります。関税ゼロに加え、米国に対する製品の割当量や制限がないのですから。」とMustapa大臣は述べた。

GMACのVan Sou Ieng会長は、旅行用品輸出におけるこの免税特権はカンボジアの競争力を高める助けとなり、より多くの外国資本を誘致することを可能にするだろうと述べた。彼はまた、10万人もの新規雇用が旅行用品製造産業に生み出されるだろうと続けた。

「カンボジアには現在旅行用品を製造する工場が15箇所あり、これらの工場は主に韓国、香港や中国の資本となっています。」とSou Ieng会長は述べた。

また、カンボジア商工会議所(CCC)とマレーシア貿易開発公社(Matrade)は、今後の情報交換について協力し合い、両国においてイベントや展示会などを開催するための道筋を開くために、正式に覚書(MoU)を締結した。

CCCのNguon Meng Tech所長は、このMoUによりビジネス、貿易・投資分野における両国の緊密な協力関係が強化されることになるだろう、と述べた。

「私たちはより多くのマレーシアの投資家にカンボジアに来て頂き、カンボジアの人々のために多くの雇用を創出して欲しいと考えています。その結果、経済にも多くの恩恵がもたらされることになるでしょう。」と、Meng Tech所長は述べた。

「このMoUを通じて我々は、マレーシアにカンボジアにおける主要な投資国家になって頂きたいと考えています。」と彼は続けた。

MatradeのDato’ Dzulkifli Mahmud CEOは、このMoUにより二国間貿易が増加し、マレーシアとカンボジア間の経済連携が強化されるだろうと述べた。

「より多くのマレーシアの実業家にカンボジアを訪れて頂き、この国でのビジネスチャンスを追求して頂くため、MatradeはCCCと密接に連携しながら活動して参ります。」とDzulkifli CEOは述べた。

「我々は建設、エンジニアリング、サービス、ハラル製品等、特にマレーシアが強みを持つ産業で、わが国がカンボジアの経済発展にどのように貢献できるかを確かめたいと思います。」と彼は続けた。

CCCのKith Meng所長は、マレーシアは1993年に国連の監督下で実施された最初の民主的な選挙の後、カンボジアに投資した最初の国々の一員であり、カンボジアにとって貿易・投資パートナーとして常にトップにランクされていると述べた。

「マレーシアのカンボジアに対する投資は、特に金融分野など、様々な分野においてその強さを維持しています。」と彼は述べた。

カンボジア金融サービスに対するマレーシアの直接投資額は2014年に6億800万米ドルにも達し、マレーシアはこの部門におけるトップの投資国であった。

「私は両国間の貿易・投資が今後数年間にわたって増加し続けると見ていますが、それは両国が良好な経済関係を保持しており、政府が財界寄りの政策を採用していることによるものです。」とMeng所長は述べた。

「民間レベルではCCCとMatradeが、両国政府の政策をサポートするために密接に連携してきました。毎年我々はビジネスや投資を円滑に進めるために、展示会やビジネスマッチングセミナーをいくつも開催しています。」と彼は述べた。

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最終更新:2016年08月16日06:07

カンボジア:日本向けのアパレル・履物輸出が急増

日本貿易振興機構(JETRO)の最新の統計によると、今年上半期のカンボジアから日本への縫製製品、履物の輸出量が大幅に増加した。

JETROの統計によると、今年1月から6月までのカンボジアから日本への輸出額は5億6500万米ドルで、昨年同時期の4億2500万米ドルから32.7%増加している。

商務省のSoeng Sophary報道官がクメールタイムズに8月10日に述べたところによると、カンボジア製品の価格の優位性から、上半期の日本への縫製品・履物の輸出が伸びたという。

「日本ではこうした縫製品や履物は生産していません。またカンボジアの縫製製品、履物は生産コストの低さから競争力が高いのです。カンボジアは日本と良好な関係を築いてきており、そのためカンボジア企業への発注も増えています」とSophary報道官は話す。

日本への縫製品、履物の輸出が順調であるとはいえ、カンボジア製造業は多様化の必要があるという声も多い。

カンボジア総合研究所の鈴木博CEO/チーフエコノミストは、カンボジアは外貨収入を縫製輸出に依存しすぎていると話す。

鈴木氏は低価格の縫製品から自動車、機械、電子製品といった高付加価値製造業への転換を提言する。

「経済の全体的な健全化のためにはこうした転換が不可欠です」と鈴木氏は話す。

鈴木氏はまた、製造業における国際的サプライチェーンの活用法について、カンボジアは日本から学ぶことができると話す。

現在のカンボジアから日本への主要輸出品目は縫製品、履物、砂糖、魚および魚介類である。

一方、カンボジアは機械、自動車、電子製品、牛肉、鉄、鉄鋼、医薬品等を日本から輸入している。

日本との貿易は不均衡であり、JETROのデータによると、今年上半期のカンボジアの日本からの輸入額は1億3400万米ドルであり、昨年同時期と比較してわずか0.9%の上昇に止まった。

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最終更新:2016年08月15日12:00

カンボジア:トラック横転、縫製労働者33名が負傷

8月3日コンポンスプー州において、複数の縫製工場に労働者を移送するトラックがクラッシュし、30人以上が負傷した。またこの事故とは別に、60人の労働者が同州内別の工場で集団卒倒を起こした。

地方労働局のChek Borin所長は、トラック事故で乗っていた50人のうち33人が怪我を負い、12人が重傷であることを明らかにし、負傷者は民間診療所、州立病院、またはプノンペンの病院にそれぞれ搬送された。

「トラックは幹線道路を通って労働者を運んでいましたが、砂利を運搬する別のトラックが目前を横切ろうとしました。縫製労働者らが乗ったトラックの運転手はそれを避けようとしましたが、コントロールを失いトラックは横転したのです。運転手は事故直後に現場から逃げ出しました。」と彼は報告した。

Borin所長は負傷した労働者はそれぞれ、カンダール州やコンポンスプー州のいくつかの工場で働いていたと述べた。

また、地方当局は常に、縫製労働者を移送するトラックの運転手に対し、運転する際十分に気をつけるようアドバイスしていたが、何人かの運転手は注意散漫であり、労働者の安全に注意を払っていなかった、と続けた。

国家社会保険基金(NSSF)と労働省は、この事故がOudong地区 Phnom Toch区にあるKrang Krov村の51号線で午前6時15分ごろ発生したと報じた。

この事故の後、州の国家社会保険基金職員や地元当局は現場を訪問し、民間診療所や地方の病院に負傷した労働者を搬送する支援を行った。重傷を負った労働者らはプノンペンにあるCalmette病院とPreah Kossamak病院に搬送されたが、回復までその治療費は国家社会保険基金によって補償されることになる。

同日午後、地方労働局と国家社会保険基金は、この事故による死者はいないと報じた。だがこの主張は、病院に向かう途中に2人の労働者が死亡したというニュースの後に発表された。

カンボジア自由労働者組合のSoy Chanthou副代表はKhmer Times紙に対し、負傷した労働者を見舞いに訪問した際、2人の労働者が死亡したと聞いたがこの事実を確認することは出来なかったと語った。

「私もこの事故で死亡した労働者がいるかどうかについてなおも確認中です。」と彼は述べた。

国家社会保険基金が先月リリースしたレポートによると、労働者を巻き込む交通事故は今年の上半期に2260件発生し、2849人の犠牲者が出た。そのうち42人が死亡、412人は重傷、そして2395人が軽傷を負った。

このレポートはまた、3122件の事故で70人が死亡し、513人が重傷、2844人が軽傷を負った昨年同期と比較し、事故は28%減少したとした。

 

一方でChanthou副代表によると、コンポンスプー州のSamrong Tong地区にあるWining Dragon工場で午前7時、数十人の労働者が集団卒倒事故を起こしたことを明らかにした。

彼は失神した労働者を見舞うために病院を訪問した際、幽霊の魂が一人の労働者にとりついため彼女らは気を失ったと、複数の労働者が訴えたことを明らかにした。

「幽霊が一人にとりついたとして他の労働者がナーバスになったため、次々に約60人が気を失いましたが、すぐに彼女らは治療のために病院に搬送されました。」とChanthou副代表は述べ、それは単なる迷信によるものだとした。

労働者運動共同連合のPav Sina代表は、交通事故や集団卒倒事故はなおも断続的に発生していることに対して懸念を示した。

「我々は交通事故の予防や保護措置として、多くの場合トラック運転手の教育などが事故の防止や減少に有効であることを認めますが、こうした事故はいまだにほぼ毎日発生しています。」と彼は述べた。

Sina代表はまた問題を解決するために、労働省、内務省、カンボジア縫製業協会や労働組合などの関係機関に相互に集団卒倒問題を議論する場を持つよう求めた。

 

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最終更新:2016年08月06日06:20

カンボジア:複数工場で集団卒倒が発生

カンダール州のGrand East Footwear International社の工場では、7月18日約100人の集団卒倒が発生したのに続き、7月21日50人以上の労働者が卒倒し、加えてタケオ州のGarbotex Development工場では、50人以上の労働者が気を失ったことを工場や労働組合関係者が明らかにした。

匿名の行政関係者が認めたところによると、Ang Snoul地区にあるこの履物工場では、始業前に複数の労働者が卒倒した。

「複数の労働者達が気を失ったようですが、私はまだ正確な人数を把握していませんし、その理由は分かりません。おそらく彼女らは7月18日の卒倒事故をまだ怖がっており、心拍数が上がっていたため、それが失神につながったのではないかと考えています。」と彼女は言った。

工場はすべての労働者に対して自宅で休養することを認めたが、月曜日にはまた仕事に戻らなければならないという。

「我々は彼女らを救護するためにすぐに病院に搬送しましたが、重篤な症状の人は誰もいませんでした。」と彼女は言った。「月曜日の最初の失神騒動以来、彼女らは幽霊が失神の原因だと信じていたため、我々は彼女らの気分を立て直すためにクメール古来の水の祈りの儀式を行いました。」

この行政官は、彼女らが気を失った時職場の外にいたため、化学物質や他の臭いが労働者の失神に影響したという憶測を否定した。

警察は、このGrand East Footwear International社で働く1000人以上の労働者のうち52人が失神したと報告した。

「(2度目の)失神騒動の前、ほとんどの労働者は自分の職場に戻っていたが、月曜日に気を失った89人は水の祈りの儀式を求めていた。そしてその水の儀式を受けている最中に次々と52人の労働者が倒れ始めた。」とこの報告書で報じられた。

労働者らはなおも幽霊が彼女らを気絶させたと主張しており、工場に対して幽霊のために7種類のフルーツを準備するよう求めている、とした。しかし医師は(卒倒した)労働者らは体調不良であっただけだ、と述べた。

一方でタケオ州Daun Keo町のGarbotex Development工場でもまた、50人以上の縫製労働者が原因不明の失神をしたが、組合員は職場の酸素不足を疑っている。

労働者行動組合共同体(CUMW)の組合役員であるToun Saren氏は、これらの労働者は州の紹介した病院に搬送されたが、報告されたよりも多くの労働者が卒倒したことが疑われると述べた。

「労働者が気を失った時私は病院に彼女らを搬送する手助けをしましたが、私はその人数が増えたのか、既に知らされた人数と同じだったのか分かりません。しかし私はその人数がさらに増えたのではないかと考えています。」とSaren氏は述べ、労働者らは2日前に工場に抗議するために、作業せずに職場に待機していたことを明らかにした。

「酸素の欠乏を引き起こした職場内に労働者らがいるにもかかわらず、工場は電源を切ったのです。」と彼は言った。

Garbotex工場関係者はコメントを差し控えた。

CUMWのPav Sina組合長は、最近の相次ぐ工場での集団卒倒を非常に心配している、と述べた。

「こうした事故が増加することを防止するために、専門家が工場をチェックし、労働基準に従わず、工場の(劣悪な)環境を生み出している工場オーナーに対する厳格な処分をする必要があります。」と彼は述べた。

国家社会保障基金のレポートによると、医療・履物業界における32の工場で約2000人の労働者が2015年に失神し、この数字は前年と同様であった。

 

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最終更新:2016年07月28日16:30

カンボジア:工場で大規模な集団失神発作発生

匿名を条件に明かした工場管理者によると、7月18日朝、カンダル州Ang Snoul地区にあるGrand East Footwear International工場にて約100人の従業員が気絶し、終日の工場閉鎖を招いた。

事故に関与した89人の従業員は一日の仕事開始前の朝7時頃に倒れたと同氏は語った。その夜、治療のために全員が民間診療所や委託病院へ運ばれ、健康な状態で帰った。

同氏は、一斉失神は従業員側の不健康の結果であると続けた。

「一部の従業員は、幽霊の魂が彼らの中に入り、それにショックを受けた他の従業員が続けて失神したと言うがこれは彼らの信仰にすぎない。実際は仕事開始前に失神したため、思わしくなかった自身の健康状態に起因していることから失神と仕事との関係性はない。昨日のその後の勤務時間は1000人以上の工場従業員全員のために中断された。我々は、昨日から今日にかけて工程作業を見合わせた。」と語った。

全国社会保障基金(NSSF)はフェイスブック上で、Grand East Footwear International社の今回の件について、工場管理者が具合の悪い従業員をSokha Bekchan診療所やAng Snoul病院双方へ搬送する際、地域の全国社会保障基金職員が支援したことをコメントした。

全国社会保障基金は、従業員の治療費の責任があると述べた。

今年初頭に公開された全国社会保障基金の報告書によると、2015年の一年間に32の衣料・履物工場で働く従業員の2000人近くが失神し、2014年と比べても相反しない数値である。

2015年に起こった失神にはいくつかの要因があり、従業員の失神の主な要因は「心理社会的」なものと言われた。

2番目の要因は時間外労働であり、報告書によると、衣料・履物製作中に倒れた従業員のうち23%が過労であった。他の要因には、「化学的」「物理的」「生物学的」「機械的」なものがあった。

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最終更新:2016年07月22日15:11

カンボジア:工場天井崩壊で3人の負傷者

当局によると、7月12日、Kampong Chhnang町の縫製工場で天井が崩壊し少なくとも3人の従業員が入院した。

州警察署長Prak Vuthy氏は、事故は午前8時頃、世界的ファッションブランドH&Mを展開する会社であるM&Vの縫製工場で起こったと述べた。

当局は、崩壊の原因の特定には至っていない。

州の国立社会保障基金(NSSF)の労働省官僚は、従業員のうち一名は気を失ったと述べた。

Vuthy氏は、昨日午後にはうち2名が退院したことを明らかにした。「午後の時点で、うち2名が退院後帰宅し、一名のみ治療のため残っている」と述べた。

州労働省長官のPao Sitha氏は次のように述べた。M&Vでの一件のような事故は予測できないとしても、州全域で職場の安全性は劇的に改善した。

州の国立社会保障基金によると、当工場ではこの事故が今年初の職場事故である。

しかし当工場では過去に、何百人もの従業員が倒れたものも含め他にも事故が起きている。

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最終更新:2016年07月15日15:04

カンボジア:縫製工場で50人以上が失神

Kandal 州Ponhea Lueu地区にある縫製工場で7月7日朝、50人以上の工員が倒れ、これは近隣農場からの鶏糞の悪臭によるものであったことが公式発表された。

地区警察局長のPenh Vuthy氏は、TY Fashionカンボジア工場からわずか10メートルの距離にある農場の水田で鶏糞がまかれた後、午前9時30分頃に51名の工員が失神で倒れたと話した。

同氏によると、工員らはすぐに近くの医療施設に搬送され、処置を受けて回復に向かっているとのことだ。

「彼らは医療施設に搬送された後、すでに回復している。倒れなかった工員達は、すぐに帰宅させた。」と彼は述べた。

工場の窓や戸は換気のため解放され、当局は農場に対し、悪臭除去のため水田の鶏糞を取り除くよう指示した。

「倒れた工員達の介抱を行った後、我々は農場へ行き、水田は工場に近すぎるため、工員が働いている間は、今回のような事態を避けるために、いかなる肥料も使わないようにと説明した。」と述べ、工員らは悪臭が消えればまた仕事に戻ってくるだろうとコメントした。

7月7日時点で、TY Fashionカンボジア工場の代表からのコメントは得られていない。

昨年、国内では、32ヶ所の工場で1806人の工員が倒れており、換気の悪さ、栄養価の低い食事、長時間労働の蔓延が原因だと分析されている。

 

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最終更新:2016年07月12日13:07

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