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カンボジア:縫製労働者が未払賃金を要求

プノンペンのメンチェイ地区にあるHeng Xin Textile100人以上の社員を代表する約50人の縫製工場の労働者が、工場閉鎖後の89月の賃金未払に対し、108日、労働省の前で抗議活動を行った。

代表のPov Lina(28) によれば、工場は9月初旬に閉鎖され、中国人の工場所有者は労働法で定められた補償をしていないという。

「私たちはただ工場所有者に法律に従って補償してほしいだけです。なぜなら工場は私たちに知らせられずに閉鎖され、給与が支払われなかったからです」と彼女は言う。Lina氏は、工場労働者の日々の生活費の支払いは困難になっており、家賃未払を理由に家主から立ち退きを求められる恐れがあると述べた。工場閉鎖以来、労働者らは工場の前で、設備が取り外されないように監視をしているという。

「今年はお金もなく、工場を監視していたため、家族と盂蘭盆を祝うために帰省しませんでした。私たちの問題が解決されるまで、昼夜問わず監視を続けています」とLina氏は述べる。彼女は、労働者らは労働法に基づいて退職金やその他給付金を要求しているという。

労働者であるChak Srey Oun氏は、労働省が迅速な解決策を見つけられなければ、労働者たちの住む場所がなくなるだろうと話した。

「私たちは労働法が規定する以上のことを要求していません。私たちは工場のために働きました。雇用主はそれに応じて私たちに支払を行わなければなりません」と彼女は言う。Oun氏は、労働者は事前通知なしの工場閉鎖の理由を知らされていないと述べた。

入手したIth Samheng労働大臣に提出された嘆願書によれば、労働者は彼に介入を求めており、工場が操業停止した場合は、未払賃金と解雇手当を支払うよう工場所有者に要求している。そして嘆願書は、工場が賃金支払を拒んだ場合は、政府が労働者に対し給与支払を行うとともに、工場所有者に対して法的措置をとり、設備を押収することを要求している。

カンボジア縫製労働者民主組合連合のコーディネーターであるKhim Makara氏は、労働省は嘆願書を受領し、行動を起こすためにSamheng大臣とそれを共有することを約束したと述べた。

「問題が解決しない場合は、来週もう一度労働省に訪問します」とMakara氏。彼は、労働者らは問題が解決されるまで工場の前で監視を続けると付け加えた。その上で、「企業経営や工場設立はできても賃金未払のまま逃げてしまう雇用主に対し、政府は厳格な措置を取って欲しいのです」と強調し、このような事態が起こらないよう、政府はより厳しい法律を制定すべきだと述べた。

労働省の労働争議委員会副委員長であるKhieu Savuth氏は、労働省は労働者のために法に基づく解決策を模索していると述べた。

「工場所有者はカンボジアに在住していますが、破産したと主張しています」と同氏は言う。Savuth氏は、労働省が解決策をどのくらい早く見つけられるかは分からないと述べる。108日時点で、Heng Xin Textileの関係者からのコメントは得られていない。



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最終更新:2019年10月11日11:01

カンボジア:フン・セン首相、最低賃金の引き上げを擁護

フン・セン首相は102日、縫製工場の労働者に対し、来年の最低賃金の引き上げは昨年の引き上げほど高くない理由を理解するよう求めた。

政府は来年の賃金を8米ドル引き上げ、2019年の引き上げと比較すると4米ドルの減少となった。

全国最低賃金委員会は先月、最低賃金187米ドルの決定に同意し、フン・セン首相は3米ドル追加した。現在の最低賃金は月額182米ドルで、昨年の170米ドルと比較して12米ドルの増加した。

フン・セン首相は、 Koh Pich展示開場での大学卒業式にて、成功するためにはカンボジアのアパレル産業が競争力を持つ必要があると述べた。

「私は、労働者を代表して交渉した労働職業訓練省の三者ワーキンググループに感謝したいと思います。2020年の最低賃金を182米ドルから190米ドルに引き上げることができました。2019年の最低賃金は12米ドル増加しましたが、2020年には、競合国である近隣諸国の賃金がカンボジアよりも低いため、8米ドルのみの上昇なのです」と述べた。

フン・セン首相によると、バングラデシュの縫製工場労働者は月額90米ドルを稼ぎ、ラオスおよびミャンマーの従業員はそれぞれ135米ドル、120米ドルを稼いでいるという。

「最低賃金が我々よりも低いため、縫製工場がこれらの国々に移管することを懸念しています。工場労働者の皆さん、この状況を理解してください」と付け加えた。

フン・セン首相はまた、アパレル労働者に部屋を借す家主は家賃の値上げを控えなければならないとも述べた。

「私は、すべての賃貸住宅所有者の皆さんは家賃を上げすぎないよう願います。もしどうしても値上げが必要なら、2米ドル以上は上げないでください」と述べ、アパレル労働者への水および電気の供給を担当する役人もそれに応じて価格を調整しなければならないと付け加えた。

プノンペンのMeanchey地区で働いているタケオ州の縫製労働者のSoy Sayさん(23)は、彼とルームメイトは昨日、部屋に45米ドル支払ったが、彼らは家賃の値上げを心配している。

(昨年)最低賃金が上がった後、借りている部屋の家主が家賃を5米ドル値上げしました。彼女は来年も同じことをするのではないかと心配しています」とSayさんは語り、家主はフン・セン首相の指導に従うべきだと述べた。

2米ドルの増加は妥当です。しかし、私は家主が政府に耳を傾けないことを懸念しています」と述べた。

これらの部屋のうち10室をカンダル州の労働者に賃貸する不動産所有者のRong Odom氏は、来年は部屋の家賃を引き上げないと述べた。

Odom氏は、家具無の部屋1室あたり月額30米ドルを請求していることに触れ、「最低賃金の引き上げに関係なく、来年の価格は引き上げません」と述べた。

全国労働組合連合のFar Saly会長は、家主は今年の賃上げは昨年よりも低いことを理解すべきだ、と訴え、「家主は労働者の状況について理解すべきだと思います。労働者の生活水準向上のためにお金を節約できるように、家主は家賃を上げることを控えるべきです」と述べた。



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最終更新:2019年10月09日10:23

カンボジア:アパレル工場労働者の最低賃金は来年190ドル

労働組合、雇用主、政府は、生活水準を改善するには足りないと言っている労働者もいるにもかかわらず、アパレルおよび履物工場の労働者の最低賃金を来年8ドル引き上げることに同意した。

労働者らの現在の最低賃金は182ドルだが、来年1月から190米ドルとなる。

決定は、920日の最低賃金に関する最終会議中に三者によって行われた。

労働省は会議後、最低賃金のための全国委員会が最低賃金として187ドルを決定し、フン・セン首相が3ドルを追加することを決定したと述べた。

同省は、労働者は引き続き、勤務手当として月10ドル、通勤手当と住宅手当として月7ドルなどの手当てを別途支給されると述べた。

「このような共同の結果を得るために話し合い、理解する限り、私たちの国は発展を続け、人々は王国の繁栄を享受できると確信しています」とIth Samheng労働大臣は述べた。

Samheng氏は、カンボジアの最低賃金は190米ドルに対し、ベトナムは120米ドル、インドネシアとラオスは110米ドルであると指摘した。

フン・セン首相によって追加された3ドルは、以前の『おまけ』よりも低い。過去数年間、首相は、労使が最終的に合意に達した金額に5ドルを追加していた。

しかし、カンボジアの衣料品製造業者協会は最近、雇用主に対する追加の財政的負担のために業界の競争力を低下させるため、合意された賃金を5ドル上げることを控えるよう政府に要請していた。

GMACの代表者であるNang Sothy氏は、最終会議後に記者団に、新しい最低賃金は受け入れられると語った。

「会社側はこの数字を受け入れて喜んでいます。それは私たちが合意した規則に基づいているからです」とSothy氏は語った。「他の要求については、組合と会社は後で政府と話し合うでしょう。また、政府が企業にとってより有利になるよう(生産性の向上を)政府に要請します。」

政府がこの地域の国際間競争力を高めるために、祝日数を減らし続けるべきであるとも彼は述べた。

カンボジア労働組合総裁のAth Thorn氏は昨日、繊維・アパレル産業には何十億ドルもの利益をもたらす可能性があるため、賃金の引き上げに満足していないと述べた。

「経済を見ると、カンボジアは依然として最大100億ドルの輸出可能性があり、競争力も高いです」と同氏は述べ、同国の生産性は12.2%上昇したと述べた。

不利な社会的および経済的条件のために、賃金上昇は8ドル以上であるべきだと彼は主張した。Thorn氏は、来年の祝祭日を廃止するという政府の決定により、繊維・アパレル工場の労働者はボーナスを削減されると述べた。

労働運動団体連合のPav Sina会長は920日に、この増加を歓迎し、政府に提出された14件の要求を実施することにより、同省が労働条件の改善を検討することを望んでいると述べた。

これらの要求には、無料または安価な食事、より安全な輸送、および観光、サービス、建設の分野の人々の最低賃金の引き上げが含まれる。

繊維・アパレル工場労働者の最低賃金は毎年上昇するが、一部の工場労働者は、経済的および社会的条件により賃金上昇を実感できていないと主張している。

プノンペンのWD縫製工場の労働者であるKong Sopheapさんは、8ドルの増加を受け入れたが、その金額では生計は改善しないと述べた。

「この金額を受け入れますが、私の生活水準と1日の支出の足しにはなりません」とSopheapさんは、王国の最低賃金は月額200米ドルであるべきだと述べた。「そうなれば私たちにとって本当に良いことで、将来のためのお金を節約できます」

「賃金が上がると、家賃や食費なども上がるのではないかと心配しています」と彼女は付け加えた。 「家賃は年間5ドル上がって、食事も1食あたり1500リエルから2000リエル[$ .50]上がりました。政府に行動を起こして、こうした値上げをやめさせてほしい」

縫製工場の労働者であるSaing Chanryさんは、経済状況により最低賃金は200ドルを超えるのが理想的だと述べた。

「月額190ドルはまだ低すぎて生活水準を改善できないと思います」とChanryさんは言う。「食費、電気代、水道代はもっと高いんです」



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最終更新:2019年09月25日11:47

カンボジア:最低賃金交渉、労使間で15ドルの差額

労働省のスポークスマンHeng Sour氏は96日に最低賃金の会議を招集した。

労働省最低賃金委員会は声明を発表し、2020年の繊維および履物部門の労働者の最低賃金の増加について2つの異なる金額を提示した。

労働省は、96日の会議後に発行された声明で、労働組合は月額199ドルの最低賃金を要求しており、雇用主は184ドルを主張していると述べた。同省によると、会議は912日に継続する予定。

労働省のスポークスマンHeng Sour氏は、労働組合と雇用者の双方が主張する金額の差額は15ドルであり、両当事者は自らの主張を裏付ける異なる理由を陳述したと述べた。

「両当事者は異なる金額を思い浮かべています。以前に合意した7つの評価条件に基づいて、さまざまな理由があります」と彼は言った。「両当事者は、次の結論会議に向けて、最終案を考えていると思います。」

カンボジア国立労働組合連合会のSom Oun会長は、雇用主に対して、労働者に最大限の利益を提供するよう呼びかけた。

「雇用主がもう少し(賃金)を増やし、組合がわずかに要望を下げてくれれば...と切に願っています」

雇用主、政府、組合間の最低賃金交渉は829日に始まった。925日までに終了する予定。

政府は、2014年以来、繊維労働者の最低賃金を毎年引き上げている。2019年の最低賃金は、月額182米ドルに設定されており、昨年の170米ドルから12ドルの引き上げとなった。



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最終更新:2019年09月09日13:57

カンボジア:アパレル産業に目を向ける--Ken Loo会長(GMAC)インタビュー

アパレル産業はカンボジアの経済発展の重要な原動力で、履物と旅行用品を除いても、カンボジアの全輸出の60%以上を占めている。しかしながら、最低賃金は上がっているが生産性の向上が遅れているので、産業界は危機に瀕していると、業界内部は主張している。

今月遅くに始まる最低賃金の見直し交渉で、Khmer Times紙の May Kunmakara氏は、部門発展とそれに影響を及ぼす主要問題について議論するために、カンボジア縫製業協会(GMAC)のKen Loo会長と話し合いをしている。

 

Khmer Times紙(以下、KT): 世界のアパレル産業の現況についてあなたの見解を教えてください。カンボジアのアパレル産業はどうですか?

Loo会長: 世界のアパレル産業は、過去3から4年にわたって約4%の年間複利成長率を享受しています。2018年には8600億米ドルに達し、今後数年の間に同比率での成長が見込まれるでしょう。

カンボジアのアパレル産業では去年まで同様の成長が見られ、75億米ドルを超える輸出額になっています。

残念ながら、今年はその成長が減速する兆しが見られます。今年前期における我々の輸出額は主要市場であるEUへの輸出衰退に影響を受けて、0.5%落ちました。

米国、カナダ、日本のような他国の市場で確固たる成長を経験していますが、我々は多くの課題に直面しています。最も重大な課題は、最低賃金の上昇です。過去6年間で3倍になり、今では我々の競争力をむしばむレベルに達しています。

 

KT: 近年カンボジアにおいて、履物と旅行用品部門で顕著な成長が見られます。これら2つの部門とアパレル部門における業績をどのように比較しますか?

Loo会長: 履物のカンボジアの輸出は昨年10億以上に達しました。過去数年における約20%の年間成長率で急速に勢いを増しています。買い手が発注を中国から次第にシフトしているからです。インドネシアとベトナムと共に、カンボジアはこの傾向における恩恵を主に受けています。

商務省とGMACから陳情の結果として、我々は米国から免税特権を受けたので、旅行用品部門は2016年の7月以降急速に成長しています。輸出は、2016年における5000万米ドルをわずかに超えるにすぎなかった金額から去年の56000万米ドルまでに成長しました。旅行用品における輸出は、今年10億米ドルを超えると期待しています。

工場数もまた、2016年の約16社から今年は60社以上ととてつもなく成長しています。履物と旅行用品は高い付加価値部門である一方で、アパレル製品は価値が低くなっています。賃金の上昇で、アパレル生産者は第一に打撃を受けています。特にカンボジアは生産基準(原価基準の国)だからです。我々のアパレル部門における成長は近年衰えており、前期のデータが示しているように今年は衰退する見込みです。賃金上昇とEUによる『武器以外すべて(EBA)』協定の延期の恐れが確実に主な原因です。

 

KT: いまだデータによると概ね輸出は成長し続けるようです。この成長を可能にする要因はなんですか?産業の今後に関して、他の主要な懸念事項は何ですか?

Loo会長: 部門における輸出額は、過去3年間にわたり約10%で成長し続けています。多くの額は旅行用品部門での成長のおかげです。もちろん、履物部門の成長も主な要因です。アパレル輸出における成長は比較的安定していて、今年は減少する見込みです。我々の主な懸念事項は、来年の更なる賃金上昇と『武器以外すべて(EBA)』協定問題です。

 

KT:産業へのネガティブな影響を避けるため、アパレル部門の最低賃金は適切なスピードで上昇していると思いますか?

Loo会長: アパレル部門の最低賃金は、2013年の61米ドルから現在の182米ドルへと、過去6年間で3倍になりました。問題は、生産性向上がこのペースに追いついていないというところにあります。これは、17米ドルの最低手当を考慮さえしていません。この傾向は継続できません。競争力を保つためには、最低賃金の上昇率をもっと下げなければなりません。賃金上昇を継続させることは、生産性もまた上昇する時のみに可能です。これ以上の賃金上昇は、効率レベルにおいて生産性向上でそれに対応する上昇とバランスがとれてはじめて可能なのです。

賃金上昇のネガティブな印象は我々の部門に限った事ではありません。政府が援助しようとしている部門であるSMEにも影響します。これからやってくる年金給付基金は、今年終わりまたは来年早くに稼働しますが、工場にとって更なる打撃になるでしょう。

 

KT: ベトナムはしばしば、カンボジア衣料の競争を図るためのベンチマークとして使われますが、これは何故ですか?なぜ、バングラディシュ、インドネシア、ミャンマーではいけないのですか?

Loo会長:ベトナムは最も近い競争相手です。何故なら両国は同様のアパレル用品を生産しているからです。我々はお互いに隣接していて、それゆえ、買い手が一つの国からもう一つの国へ移動することが容易です。経済成長の現段階に関して、ベトナムは更に進歩している一方でまた我が国と非常に良く似ています。

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最終更新:2019年09月07日06:18

カンボジア:GMACは最低賃金の引き上げを検討していない

カンボジア衣料品製造業者協会は93日、業界が多くの課題に直面しているため、2020年の労働者の最低賃金の引き上げはできないと述べた。

GMAC副事務総長のKaing Monika氏は、労働省の最低賃金委員会の会議の終わりに記者団に語った。バイヤー各社が注文を減らしたために、アパレル産業の輸出が減少していると彼は述べた。

「私がNCMWを代表して話をしているとは言えませんが、私はアパレルと履物[セクター]の雇用主の代表として話しています。この分野の現在の状況に基づけば、賃上げは困難です[2020年の最低賃金]。」

「競合の他国と比較して、私たちの賃金はすでに高くなっているため、これ以上、引き上げられません」と彼は付け加えた。

Monika氏は、カンボジアの最低賃金はすでにベトナムよりわずかに高く、ベトナムの賃金は月額180ドルであるのに対し、カンボジアでは月額182ドルであると述べた。

「最善の方法は、最低賃金を変更しないことです」と彼は言う。

労働運動団体連合のPav Sina 会長は、雇用主の代表が最低賃金の引き上げに反対するのは初めてではないと述べた。

「すべての当事者がまだ交渉中であるため、2020年の最低賃金がいくら上昇するかはわからない」とSina 氏は述べ、現在15%の引き上げ、つまり27米ドルを検討していると付け加えた。

93日の会議の議長を務めた労働省のスポークスマンであるHeng Sour 氏は、会議後に記者団に対し、労働者にはより高い賃金が必要であり、政府はすべての当事者が合意に達するための交渉を続けると付け加えた。

「私たちは、参加者のプレゼンテーションからの情報と統計に関連して、議論し、意見交換しました」とSour 氏は言った。「労働者を代表する組合と雇用主を代表するGMACは、今から金曜日の朝までの内部会議の開催を要求しました。」

Sour 氏は、どちらの当事者もまだ最終的な数字を提案していないと述べた。

「今日の会議では、各基準の数値と影響に焦点を当てることで、両当事者、組合とGMACはお互いに肯定的な反応を示した」とSour 氏は述べた。



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最終更新:2019年09月04日17:52

カンボジア:最低賃金審議会が副会長を選出

全国最低賃金委員会(NCMW)は829日、労働者と雇用者を代表する副会長を2人選出し、2020年にアパレル工場と靴工場の労働者の最低賃金に関する議論を公式に開始した。

評議会は、政府の代表者、労働組合、雇用主で構成されている。その任務は、社会的および経済的要因に基づいて労働者が受け取る給与を決定することにある。Ith Samheng労働大臣が会長であり、会議の議長を務める。

評議会は、カンボジア全国連合同盟会議の会長であるSom Aun と、カンボジア衣料品製造業者協会の代表であるNang Sothy 氏を副会長として選出した。

Samheng労働大臣は会議後に記者団に対し、各党にはアパレルと履物の工場労働者がどれだけ稼ぐかについて平等な意見を持つ17人のメンバーがいると語った。

2020年のアパレルおよび履物部門の労働者の最低賃金について議論し始める今日は全国最低賃金審議会にとって歴史的な瞬間であると言えます」と彼は述べた。「この評議会には、政府、労働組合、GMAC [雇用主]の三者が参加しています。」

Samheng労働大臣は、労働組合と雇用主が労働者の最低賃金に関するデータを提供すると述べた。彼は、ワーキンググループが提供されたデータをまとめて分析し、来年の賃金額を決定すると述べた。

「これは最初の会議であり、次回はさらに会議を開催します。9月末のPchum Ben 前に最低賃金がどうあるべきかを決定する目標を設定しました。しかし、各当事者が金額に同意しない場合、合意に達するまで交渉を続けます」とSamheng労働大臣は述べ、次の最低賃金に関する会議は93日に開催されると述べた。

カンボジア労働組合Ath Thorn総裁は、Facebookで、すべての当事者が証拠を提供することによって彼らの議論を正当化しなければならないと述べた。

全国労働組合連合のFar Saly代表は、Pchum Ben前に合意に達すれば、カンボジアが『武器以外のすべて(EBA)』の地位を失うことを回避できると述べた。

「全国最低賃金委員会(NCMW)が議論し、アパレルおよび履物労働者の最低賃金をできるだけ早く決定する場合、カンボジアは良好な労働条件を保ち、賃金引き上げができたことを示せるので、欧州連合(EU)にとって良いことです」とSaly代表は述べた。

現在、アパレルおよび履物の工場労働者の最低賃金は月額182ドルに設定されている。2018年には、170ドルに設定された。

縫製工場の労働者、Keo Mony氏は、来年は大幅に増加されるべきと述べた。

2020年は祝日が6日削減されるため、つまり年間で42ドルを失うわけなので、2019年よりもの最低賃金が増えると期待しています」とMony氏は言い、来年の最低賃金を月額232ドルと設定すべきだと述べた。



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最終更新:2019年08月31日14:27

カンボジア:米国への輸出、上半期に急増

米国政府の最新データによると、カンボジアから米国への輸出は今年上半期に急増し、6月末までに20億米ドルを超えた。

データが示すように、カンボジアの世界最大の市場への出荷は1月から6月にかけて30%増加した。224000万米ドル相当のカンボジア製品が米国に購入されたことになる。

両国間の貿易総額も30%拡大し、25億米ドルに達した。一方、カンボジアの米国製品の輸入額は26400万米ドルであった。

20167月、カンボジアは一般特恵関税制度(GSP)に基づき、スーツケース、バックパック、ハンドバッグ、財布などの旅行用品の米国への輸出に対して免税特典を付与された。

2016年、一般特恵関税制度の下で輸出されたカンボジア製品は5000万米ドルに達した。経済財政省によると、2018年までにこの数字は4億米ドルに増加したという。

先月の議会ワークショップで、経済財政省のVongsey Visoth大臣は、輸出成長は年間を通じて引き続き堅調であると語った。

「今年初頭の6か月間、輸出成長の伸びは堅調で減速はありませんでした。原材料の輸入が増加したため、アパレル産業は好調です。本年前半に輸入が増加すれば、本年後半には輸出も増加する可能性が高いでしょう」とVisoth大臣は語った。

主要野党が201711月に最高裁判所によって解散された後、カンボジアと米国の外交関係は緊張状態にあり、米国政府は一部のカンボジア政府高官にビザ制限を課した。

カンボジア縫製業協会(GMAC)Kaing Monika副会長は、二国間の関係が悪化しているという一般的な信念にもかかわらず、両国は健全な貿易関係を享受していると述べた。

「外交的および政治的関係が望ましくない状態だと感じる人もいますが、我々民間部門にとっては両国の関係は良好です。それはただの美辞麗句です。カンボジア政府に関する懸念を表明する1人または2人の上院議員は、米国政府全体を代表する者ではありません」と述べ、カンボジアは現在、中国から輸入している多くの米国企業の代替サプライヤーになっていると付け加えた。

1月、米国上院議員のTed Cruz氏およびChris Coons氏は2019年のカンボジア貿易法を導入した。Cruz上院議員のプレスリリースによると、同貿易法は米国政府がGSPシステムの下、カンボジアが享受する優先貿易措置の見直しを要求するものである。

「カンボジアのフン・セン首相は、アメリカとヨーロッパから与えられた優遇措置を利用しいていました。フン・セン首相は基本的な労働者の権利基準を満たしておらず、カンボジアの選挙の完全性を損ないました。カンボジア貿易法は、首相と政府がこの行動に責任を負うことを目指しています」とCruz上院議員は述べた。

Monika副会長によると、カンボジアから米国への輸出は成長しているだけでなく、多様化しているという。昨年、カンボジアと米国間の貿易は前年比23%増の426000万米ドルに達し、カンボジアの米国への輸出額は38億米ドルであった。



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最終更新:2019年08月08日05:46

カンボジア:労働組合、2020年の最低賃金引き上げを検討

衣料・履物業界を代表する組合らは、2020年に最低賃金を引き上げるよう政府に要求する準備をしている。現在、衣料・履物工場労働者の最低賃金は182米ドルに設定されている。

カンボジア労働総連合のAth Thorn会長は626日、連合は25米ドルの賃上げを提案することを決定したと述べた。

「内部協議でも、最低賃金を25米ドル引き上げることを要求する予定でした」とThorn会長は言った。「この数字を交渉の際に使います」彼はその要求を来月、労働省に送ると述べた。

「過去3~4年間、衣料・履物部門は毎年100億米ドル以上を輸出し、年間収入は1億米ドル以上に達しています。衣料部門はカンボジアで最も強力で主要な部門のひとつだと思います。輸出、所得、雇用創出の全てにおいてです」とThorn会長は言う。「カンボジア経済を6~7%成長させているのはまさにこの部門です」と彼は述べ、1000以上の工場に100万人の縫製労働者がいることを指摘した。「すべてはこの分野からの賜物です。」

全国労働組合連合のFar Saly会長は、連合にはすでに構想があると述べた。

「現在の賃金は月額182米ドルですが、私は2020年の労働賃金を18米ドルは引き上げたいと考えています」とSaly氏は言った。「これを18米ドル上げれば、来年の最低賃金は月200米ドルになります。これが私の欲する数字です。」

また200米ドルあれば、労働者の生活水準は向上する、と彼は付け加える。生活のためだけに残業は避けるべき、とも指摘する。

「これは政府に要請する良い機会ですし、EUが労働者の権利を監視しているため、政府が労働者の権利に注意を払う良い機会だと思います」とSaly氏は言う。

労働者団体運動連合のPav Sina会長は、多くの組合が異なる数値目標を掲げているため、さらなる議論が必要だと述べた。Sina会長は最低賃金が30米ドル上がることを望むと言う。しかし、彼はその増加でも十分ではないだろうと述べる。

「縫製労働者の最低賃金引き上げは、市場製品の価格が上昇しているのであれば意味がありません」とのこと。

労働省のスポークスマンHeng Sour氏は、2020年の最低賃金に関する督促状を来月発行すると述べた。

「通常、7月が各党で議論を交わし始める時期です」とSour氏。「8月には2党間交渉に時間が使われ、9月に3党間交渉が行われます」そして10月には正式な結果が期待できるという。

「まだ交渉が行われていないため、詳細を明らかにすることはできません」とSour氏は言う。

労働法第357条によると、労働諮問委員会(LAC)は最低賃金に関する議論を主導し、政府に昇給を勧告することとしている。LACは組合員、雇用主、政府関係者で構成されている。

 

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最終更新:2019年07月03日11:54

アセアン繊維産業連盟(AFTEX)会議開催される

627日、アセアン諸国の衣料品メーカーがプノンペンでの2日間の会議に集まり、地域全体の協力を推進するため、業界が直面する課題について話し合った。

カンボジア衣料品製造業者協会(GMAC)が主催するアセアン繊維産業連盟(AFTEX)会議は、生産コストの削減方法や製品の付加価値などの問題を議論することを目的とした。

AFTEXは、10のアセアン加盟国の繊維アパレル協会のグループである。

GMACおよびAFTEXカンボジアの会長であるVan Sou Ieng氏は、AFTEXがアセアンのすべてのアパレル生産メンバー間の協力を構築する上で重要な役割を果たし、お互いに有利な状況で成長するのを支援すると語った。

「今日議論されている重要なテーマの1つは、アセアンと中国、インド、韓国、日本、オーストラリア、ニュージーランドの間の巨大な自由貿易協定であるRCEP(地域包括的経済連携)のためのアパレル製品に関するAFTEXの原産地規則(ROO)に対する共通の立場です。」と彼は言った。

過去10年間のアセアンは世界の他のどの地域よりも経済的に優れている強力な地域グループとして見なされてきたと彼は述べた。

Sou Ieng氏は、この地域は世界の繊維・アパレル業界で重要な役割を果たしているが、特に最近、アパレル産業は多くの変化を遂げたと述べた。

AFTEXは互いに競争しようとしていません。私たちはパートナーシップとコラボレーションを構築しようとしています。良い時期が終わったわけではないが、それ以上に困難になっている」と彼は述べた。「これらの課題を解決するには、賢明な政府の政策、業界関係者の革新的なアイデア、そして地域的そして地域的な協力が必要です。」

「業界には長く複雑なサプライチェーンがあるため、地域や地域を問わずさまざまな関係者間のコラボレーションが非常に重要です。アセアンは経済界として単一の生産拠点を創造しようとしているので、この目標を達成するためにAFTEXは大きな役割を果たします」とSou Ieng氏は付け加えた。

AFTEX1978年に設立され、グループはローテーションベースですべての国で組織された定期的な会議を通して協力と団結の精神を維持することができたと彼は指摘した。

タイの繊維産業連盟のYuttana Silpsarnvitch会長は、各国に違いがある一方で、アセアン諸国間でサプライチェーンを統合してコスト削減を図っていると語った。

「シンガポールではブランディング、取引、デザインに焦点を当てたいのですが、ミャンマー、ラオス、カンボジアは生産性の向上を目指し、CMPからFOBへの転換を望んでいます。タイ、マレーシア、インドネシア、ベトナムでは、最低賃金の増加と事業運営のコストのために、製品のさらなる価値の向上を図っています。」



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最終更新:2019年06月29日10:47

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