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ベトナム:スウェーデンのTOMASがベトナム繊維産業を支援

スウェーデン繊維機械協会(TMAS)がホーチミン市7区にローカルオフィスを開設した。TOMASベトナムのBDRであるTran Phuoc Thanh氏が所長を務める。

Tran氏はベトナム繊維公団での経験をバックグランドに持っており、また同氏はスウェーデンにて繊維機械メーカーやその顧客とのトレーニングを受けており、産業の洞察を深めてもいる。

スウェーデン製機械のマーケティング及びベトナムにおけるTOMAS企業の販売促進やサポートのために、Tran氏は戦略的に配置されたのである。

「TMASは長い間ベトナムで活動を続けています。ベトナムは世界中の繊維製品の新しい生産拠点として勢力を伸ばしています。このワクワクするような成長と拡大の一端を担いたいと考えています。知識や経験、そして革新的な技術など、多くのものを提供できると信じています。」とTOMAS会長のMikael Äremann氏は語った。

ベトナムでの繊維・アパレル産業は2016年から2020年の間に平均12-14%成長すると予測されている。2016年の輸出額は280億米ドルであるが、2020年までには500億米ドルに到達することが見込まれている。

 

ベトナム繊維産業

繊維産業は劇的な成長を続けており、ベトナムはアジアにおける次の十年間の繊維産業のハブとなるとされている。中国のコスト水準の上昇が原因となり、繊維・縫製ブランドがベトナムに拠点を変えていることが主な理由である。実際、スウェーデンのTMAS企業は商品やサービスに対する需要の劇的な増加に気付き始めている。

「ベトナムの繊維産業にとって、TMAS企業は完璧にマッチしています。我々は比較的小規模で、生産工程でそれぞれが異なる主要分野を専門する結束の高いグループです。その規模感から、柔軟性が高いのです。我々は顧客と密接に仕事をし、市場のニーズに応えて変化する彼らのニーズに素早く順応します。」とTOMAS事務総長のTherese Premler-Andersson氏は力説した。

TOMASによると、ベトナムの繊維企業は競争力を高める方法を模索しており、ベトナムにはそのキャパシティとスタミナがあることを明確に表しているという。ベトナム繊維産業が長期間に渡って繁栄できるように尽力するとTOMASは表明している。

健全性を維持し、長期間に渡って成長することを前もって条件とする権利をベトナム産業は持っているとTOMASは報告している。「ベトナムの人々は快活で仕事熱心であり、多くの人々が教養を持ち、英語で会話することができます。この国には、問題を乗り越え、変化に適用してきた長い歴史があります。」とÄremann氏は述べた。

「実際、労働者たちのスキルは毎年向上しており、中国では数年かかったプロセスがベトナムでは数段短い時間で完了していることを、企業は迅速に察知しています。」

 

インダストリー4.0の高まり

インダストリー4.0に対する挑戦とニーズもまた、世界の繊維産業を変えている。それが故、環境・社会的持続可能性とスマートソリューションの優先順位がTOMAS企業にとっては高くなっている。全ての加盟企業の目標は、高い品質レベルを維持しつつも性能や効率を向上させることにある。スウェーデンが誇る、世界有数のスマート産業のノウハウをTMASがベトナムにもたらし、ベトナムの政界の競争力を飛躍的に高める。

「スウェーデンが誇る信頼性の高さや品質、そして世界有数の技術力がTOMASには反映されています。R&Dの重要性は高く、顧客が長期にわたる収益性や採算性、そして成長を達成する実績がTOMAS企業にはあります。スマートで持続可能なソリューションを構築することが我々のDNAに組み込まれており、ベトナムでのイノベーションを加速させることは間違えありません。」とPremler-Andersson氏は語った。

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最終更新:2017年11月13日13:00

タイ:Thai Textile Printing社、Monforts社製 Thermexを生産設備に導入

垂直統合型のタイ大手繊維会社、Thai Textile Printing(TTP)社はこのほど、Monforts社製の連続染色機「Thermex 6500」を生産設備として導入した。これにより同社では今後、生産量が増加し、取扱い製品も増える見通しだ。

1973年に創業のTTP社は、Samut Prakarn県を拠点としている。同県は首都バンコク近郊にあり、繊維製造の盛んな地域である。11万984平米にも及ぶ同社工場では約500人の従業員が働き、繊維の漂白、染色、捺染、最終加工などに従事している。

 

製品開発

同社がMonforts社製の設備(防縮加工機)を初めて導入したのは1987年のことだった。同機は生産ラインの重要な工程として、今なお稼働している。同社社長代理のChai Her Ching氏は、「同機を導入したことで、取扱い製品の幅を広げることができました」と話し、「弊社の推進する方針は、品質を重視することと環境への責任を果たすことです。こうした理由から、これまでMonforts社製の設備を導入してきました」と説明した。

 

Monforts社製の新型連続染色機「Thermex 6500」

TTP社は2002年、幅出機の「Montex 5000」を導入した。同機もまた依然として、フル稼働で使用されている。その後2012年には、2代目となる「Montex」および「Thermex」を生産設備に追加した。

同社ではこれまで、1カ月当たり700万~800万メートルの生地を生産してきたが、Thermex 6500の導入によって今後、150万メートルの増産が可能になるという。

 

ローラーのバランス

Thermex 6500を通過する繊維の重さは140 g/m²から240 g/m²。一方、同社の扱う繊維は軽いもので85 g/m²から30 g/m²、重いもので250 g/m²から400 g/m²だという。

Chai Her Ching氏の話によると、Thermex 6500を選んだ理由の1つとして、ローラーのバランスが良いことや温度の均一性に優れていることが挙げられるという。同氏は、「これまでの経験から、Thermexでは、繊維が機械の中をむらなくスムーズに流れていくのを知っています。例えば長時間稼働させなければならないときや、スケジュールが立て込んでいるようなときでも、品質や信頼の面で、企業の信用を保つことはとても大切なことです」と述べた。

Thermex 6500には、間接加熱のガス暖房システムが備えられているほか、同機は「Econtrol」と呼ばれる処理システムを特長としている。伝えられるところによると、Econtrolとは、染色時間をわずか数分で完了させることのできるシステムだという。

 

認証の取得

同社が、社内の方針やタイの環境法に順守している背景には、同機に、環境に配慮したシステムや省エネシステムが組み込まれているということがある。同社は2002年、初めてISO 9002の認証を取得し、その後2008年半ばから2009年にかけて、さらにISO 9001の認証を取得した。また2002年には、ISO 14001も取得している。

同社ではまた廃水処理設備も採用している。この設備では1日当たり5500 m³の廃水を処理することができ、処理水を自然に戻す前の清浄率は90~98%だという。

 

綿生地の製造

同社は、タイ軍向けに綿生地を製造する国内最大手のメーカーでもある。これらの生地には、タイ王国陸軍・海軍・空軍向けの軍服としてさまざまな迷彩柄が施され、さらに防蚊加工も施されている。同社では軍服以外の制服の生地も手がけており、これには例えば消防隊のための特殊な防火加工生地などが挙げられる。

 

同社では製品の約7割が海外向けに出荷されており、残りの3割は国内市場向けとなっている。サービスの範囲については、後染織物や先染織物といった各種仕上げなど、顧客の要望に合わせて対応している。

同社が連続染色で染める繊維は、その多くが綿100%の繊維、ポリエステルと綿の混紡、綿とナイロンの混紡、ポリエステルやナイロンといった合成繊維などである。

またプリント生地の製造においては、その染色法に、顔料捺染、反応捺染、コスモ捺染、分散・建染染法、Wet-on-Wet方式の防染プリント、Pad-Dry方式の防染プリントなどが挙げられる。

 

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最終更新:2015年06月11日06:03

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