インドシナニュース

インドネシア:2017年の縫製輸出は5%増加

インドネシア縫製協会(API)によると、2012年から2016年にかけてインドネシアの縫製輸出は停滞していたが、世界での縫製需要の減少にも関わらず、2017年の輸出額は前年比で5%増加した。しかし、米国と日本への輸出は2017年それぞれ2%減少し、EUへの輸出も3%減少した。

最近統計を発表したインドネシア縫製協会のAde Sudrajat会長は、これら地域での減少は東南アジアおよび中東での繊維需要の増加により相殺されたと説明した。

米国は依然としてインドネシアの最大市場であり、輸出額のおよそ36%が米国への輸出である。23%の中東、13%EUが米国に続く。

インドネシア経済を報じるサイトは、安定した経済により投資が増えた繊維セクターの競争力は全般的に改善したと報じている。

数年前にはジャワ島西部、バンテン州で最低賃金が急激に上昇したため、多くの繊維工場がジャワ島中部へと移転した。ジャワ島中部地方は現在でも比較的安価な生産環境となっている。

インドネシア投資調整庁(BKPM)の統計によると、20171月から9月までに、インドネシアの繊維産業には前年を大きく上回るおよそ75900万米ドルの投資がなされた。

ベトナムとは異なり、インドネシアはEUとの自由貿易協定を締結していないため、インドネシア繊維産業の競争力強化のために政府はEUとの協議を進めるべきであるとSudrajat会長は述べた。



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最終更新:2018年01月11日12:03

ミャンマー:3月に繊維産業展示会開催

東南アジアで2番目に大きな国であるミャンマーで、繊維・アパレル産業展示会Myanmar Gar-Tex 2018が開催される。第2回目となるこの国際展示会では、328日から30日にヤンゴンのRose Garden Hotelを会場に、ミャンマーの繊維・アパレル産業についての会議と展示が行われる。この展示会は ネットワーキングの機会となるとともに、新たなビジネスチャンスや新規マーケットへの参入機会をもたらすものとして期待されている。

この展示会を主催するのはMinh Vi Exhibition and Advertisement Services Co., Ltd VEAS)で、ミャンマー工業省、ベトナム繊維協会、ミャンマー縫製業協会、ミャンマー繊維製造業協会、縫製エンジニア協会、Smartミャンマーの後援を受けている。

展示会には世界から80社以上、3500名以上の業界関係者が参加すると予測されている。この展示会は国際的ブランドにとってもミャンマーの繊維・アパレル市場に参入する理想的なプラットフォームであり、参加企業の今後のビジネス展開へのチャンスとなり得る。この展示会はミャンマー企業と国外の繊維・縫製関連企業をつなぐプラットフォームとなり、ビジネス展開や情報交換、ドイツ、イタリア、スイス、韓国、マレーシア、ベトナム、タイ、中国、台湾、インドネシア、日本、インド、パキスタンといった国々での新技術や先進技術、製品に触れる機会になると期待されている。

Myanmar Gar-Tex Expo 2018は、国内外の企業にとって業界の意思決定者や同業者とビジネスネットワークを構築するまたとない機会となる。展示会では様々なテーマのセミナーが開催され、縫製産業の成長、外国投資企業に対する政府の支援政策、繊維・アパレル産業を対象とした輸出入に関する特別税制、繊維・アパレル産業の現況や将来のチャンス、ミャンマーでの事業の始め方などについて、国内外から招聘された専門家が講演することになっている。

 

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最終更新:2018年01月03日06:02

カンボジア:民間セクターに全産業最低賃金への懸念が広がる

カンボジア企業連盟のSok Lor会長によると、カンボジアの民間セクター企業は全産業最低賃金法案により先行きに懸念を感じているという。Lor会長は最近、国民社会保障制度と縫製労働者を対象としたさらに高額な最低賃金を含む新労働法により、企業は困難に直面しているとの意見を表明したばかり。

政府は縫製産業のみを対象としない新たな最低賃金法の制定を計画しており、労働省も同様の法案を2017年末までに閣僚会議に提出する予定であるという。

カンボジア国内の新聞報道によると、労働者の賃金を上げるべきでないということは政治的に正しくない上、新たな法律は大衆主義的な政府の政策によるものであるが、賃金は生産性に連動すべきであるとLor会長は述べたという。

民間セクターはどのような状況になっても結局政府の決定に抗うことはできない、とも彼は加えた。

労働者の権利擁護団体CentralMoeun Tola会長は、全産業最低賃金が採用されるのであれば、経営者側の生産性や利益といった観点よりも、生活費の上昇を反映したものとなるべきだろうと述べた。



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最終更新:2017年12月01日06:01

ベトナム:TPP離脱でも米国の繊維・アパレル・製靴メーカーはベトナムに関心

米国の環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)離脱以降も、米国の縫製、繊維、製靴メーカーはベトナムへの投資機会を探っている。アメリカアパレル履物協会(AAFA)のNate Herman 上級副社長によると、品質、価格と納期の遵守といったベトナムの強みに米国企業は魅力を感じているという。

ベトナムの報道機関の取材に対し、Herman副社長は、ベトナムは米国への輸出の伸びにおいては貿易協定が無いにもかかわらず競合他国を上回っていると指摘し、繊維・アパレル・縫製・製靴企業のベトナムから米国への輸出はTPPが無くとも今後も伸びていくだろうと述べた。

直近の12ヶ月で、ベトナムから米国への縫製・繊維製品輸出は8.74%、履物類の輸出は11.83%伸びている。ベトナムは中国に次いで第2位の輸出国となっている。

2017年1月から8月にかけて、ベトナムから米国への輸出額は301億6000万ドルに達し、米国の輸入総額の1.99%を占める。この期間にベトナムは米国に22億ドル以上の関税を支払っており、米国での関税率が最も高い15ヶ国の中でも2番目に多い。

アメリカアパレル履物協会と在ベトナムアメリカ商工会議所(AmCham Vietnam)は10月下旬、ホーチミン市で製品安全やコンプライアンスに関するワークショップなどのイベントを開催した。

全米綿協会(CCI)もベトナム繊維・アパレル協会と協力の上、Cotton Day 2017のイベントを開催した。ベトナム国内で米国産の綿を利用する12工場への投資申請も認められた。

しかし、貿易赤字削減のため製品安全に関する規制が強化されるなどして、米国への輸出はいずれ困難に直面するだろうと予測する専門家もいる。

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最終更新:2017年11月13日12:03

ベトナム:2017年繊維・アパレル輸出は300億米ドルを超える可能性

ベトナム繊維協会(VITAS)は、2017年繊維・アパレル輸出は目標額の300億米ドルを超える可能性があると述べた。同協会によると、繊維・アパレル産業では今年、現在まで20億米ドルを超える投資が行われているという。1月から7月までの輸出額は170億米ドルであった。しかし、新たな問題も浮上している。

ベトナムの繊維・アパレル産業では今年は大規模な海外直接投資案件は少なく、3年前とは大きく状況が異なる。しかし、海外投資案件では事業拡張が目立つとベトナム国内の英語オンライン新聞は報じている。

商工省は海外市場でのベトナム製品に対する関税が高まりつつあると注意を促している。 例えばインドではエラストマーフィラメント糸の関税が35−45%に達する。

韓国資本のLong Thai Yu Yarnは5000万米ドルを投じてドンナイ省Long Khanh工業団地の工場を拡張する予定である。ブルネイ資本のTrillions Enterpriseはロンアン省のTan Duc工業団地の染色・織物工場を拡張すべく、5ヘクタールの追加を申請している。

台湾のFar Easternは4億8580万米ドルの資本追加を行い、操業開始から2年でBau Bang工業団地への総投資額は7億6000万米ドルとなった。

ベトナム企業も投資を拡大させつつあり、Bao Minh Textileはナムディン省の縫製工場の建設に7500万米ドルを投資した。2018年3月の操業開始を予定している。

現在、企業は関税の完全撤廃を期待してはいないが、ベトナムが世界的規模の縫製輸出国であることに変わりはないとベトナム繊維協会のVu Duc Giang会長は話す。

環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に加え、ベトナムの繊維・アパレル産業はEU、韓国や日本との自由貿易協定の恩恵も享受することができると繊維協会は指摘する。現在、EUでのベトナム繊維・縫製製品の市場シェアは3%にとどまる。

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最終更新:2017年11月10日12:01

ミャンマー:最低賃金は関係者会合で決定

政府、労働者、労働組合代表者、企業関係者、非政府組織からなる関係者会合がミャンマーの最低賃金を決定する。2015年9月1日に施行された最低賃金法は、無経験の新規労働者の賃金を規定している。

労働者側は現在の日額最低賃金3600チャットを4500チャットへ引き上げるよう要求している。前回の見直しが2015年9月に行われた際の要求額は日額5600チャットであった。3600チャットは要求額と比較するとずっと低い。

しかし、政府との協議ののち、最低賃金は4000から4800チャットの間で決定されると推測されている。

最低賃金の制定はここ数年、ミャンマー縫製産業の負担となってきた。2013年の最低賃金法制定以来、最低賃金を巡る労使の駆け引きが続いている。

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最終更新:2017年10月18日14:32

ミャンマー:アパレル製品が輸出品目で第2位

ミャンマーは今年4月から9月初めにアパレル製品輸出額で10億米ドル以上を稼ぎ、衣料品は輸出部門で第2位の品目となった。アパレル製品は日本、ヨーロッパ、韓国、中国、米国に輸出され、2016〜17年度には20億米ドル相当の収益を得ると見積もられている。

ミャンマーの新聞によると、ミャンマーのアパレル生産は、加工賃(CMP)契約から製品売買(FOB)契約への転換に努めている。

ミャンマーには400以上の縫製工場があり、30万人以上の労働力を擁する。

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最終更新:2017年10月11日13:56

香港にてアジア発210以上のファッションブランドを紹介(後)

(前編より)

 

Centrestageの期間中、いくつかの基調講演が開催された。講演の一つでは、韓国のブランドJuun. Jを持つSamsung C&T社グローバル展開部門のJean Colin副社長が、このブランドが世界的に有力なファッションに発展するまでについての分析を示した。Colin副社長は、(デザイナーの)Juun. JはSamsung C&Tと提携することによって自身のブランドを成功させるという夢を実現したと述べた。同社ではチームを編成してこのブランドのマーケットポジションを定義した上で、Juun. Jが海外のFashion Weekイベントに参加するのをサポートした。

Colin副社長によると、Juun. Jはジェンダーレスデザインを目指さずに、彼自身が着る服をデザインすることから始まった。しかし彼はすぐに、レディースウェアのラインナップを立ち上げて欲しいという女性からの強い要望に応えるようになった。Colin副社長は、様々な情報が溢れるグローバリゼーションの中にあっても、海外展開を望むのであれば、まずその地の文化的なバックグラウンドを理解し、地元市場にしっかりと根を下ろさねばならないと述べた。彼女はJuun. Jがデザインの中で好んで使っている白について、昔の韓国では衣料品にカラフルな生地を使う余裕がなかったという文化的背景と密接に結びついており、またこの白は中立を表していると指摘した。

今回初めて出展したHausie Showroomは香港に新しく設立されたファッション会社であり、傘下に20以上の国際的なブランドを有している。「当社は今年Centrestageでデビューしましたが、17以上のブランドのファッションコレクション、ジュエリー、バッグについて独占的に取り扱っています。」と創業者のVivian Pang-Williams氏は述べた。「各ブランドはとても好評を博しています。今のところ各市場から20もの引き合いがあり、中にはフランスのGaleries Lafayette、レバノンのAishtiグループや中国本土から複数のブランド店などが含まれます。」

香港ブランドのAstra TailoringもCentrestageで新しいメンズウェアブランドを発表した。デザインを担当するAyumi KwanディレクターとそのパートナーのAngus Tsui氏は、このレーベルではゼロ廃棄デザインとサステイナビリティを重視しているが、その点が中国本土、シンガポール、タイや日本からのバイヤーを惹きつけたと述べた。彼らの商品への引き合いのうち、真剣に取引を検討しているバイヤーは5〜10人もおり、またいくつかの生地のサプライヤーが取引を持ち掛けてきたと同社は明らかにした。

また近年マカオでは、国内のデザインの才能を育てていくことに取り組んでいる。マカオのデザイナーであるLalaismi Wai氏はCentrestageのデザイナーズ・コレクション・ショーに参加して、自身のレーベルであるPourquoiを世界中のバイヤーにお披露目し、日本のバイヤーからの引き合いを受けた。

マレーシアで138店舗を展開するファッション小売チェーンYFSのNicholas Chong CEOは、今回Centrestageに初めて参加したと述べた。「私は既に、いくつかの香港デザイナーブランドに目をつけました。」とChong氏は述べた。「その中にはCIAOのファッションジュエリーやFromClothingOfのレディスカジュアルウェアが含まれており、1万〜3万米ドルほどの注文を予定しています。また香港のデザイナーであるAngus Tsuiのメンズウェアコレクションも魅力的です。我々は1000~4000香港ドルの小売価格帯で、新しいメンズウェアシリーズを共に開拓できないか探っています。」

中国本土から来たHalo Designer ChicのバイヤーであるHenry Pang氏は、Centrestageで望んでいたような香港のデザインをいくつか見つけることができた。「一例としてMethodologyがあり、彼らは2018年春夏のデザインの新作を我々に紹介してくれる予定となっています。注文量としては1~3万人民元を予定しています。また別の香港ブランドであるAnveglosaとも、2018年秋冬向けの毛皮の新作について商談中です。私はまた中国本土のTUDOOという会社の展示スペースで、興味深い海外ファッションブランドをいくつか見つけることができました。」とPang氏は述べた。

 

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最終更新:2017年09月18日13:30

香港にてアジア発210以上のファッションブランドを紹介(前)

ファッションブランドのプロモーションと立ち上げのためのプラットフォームであるCentrestageは、22の国と地域から210以上のファッションブランドを取り上げ、成功裏に閉幕した。4日間にわたるこの国際ファッションイベントでは、最新のブランドやデザイナーによるコレクションが展示され、73の国と地域から8500人のバイヤーが参加し、その数は前年より2.6%増加した。

2017年9月6日〜9日に開催されたこのファッションショーは、香港貿易発展局(HKTDC)により企画された。

タイ、ベトナム、日本、シンガポール、インドネシアのバイヤーの参加が大幅に増加し、アジアからのバイヤーは全体の約40%を占めた。

「Centrestageは、アジアのファッションブランドやデザイナーにとって、プロモーションと立ち上げのための理想的なプラットフォームです。」と HKTDCのBenjamin Chau副社長は述べた。「2年目も好評を博し、Centrestageは引き続きアジアファッション業界の注目を集め続けています。」

このイベントは多くの国際ファッションブランドやバイヤーを惹きつけ、特にアジア市場の開拓を熱望する多くの人々を集めた。また期間中には、世界中のバイヤーやメディアに香港のクリエイティブなデザインを紹介するため、多くの新進気鋭の現地デザイナーがファッションショーを開催した。期間中に多くのイベントを開催することによって、Centrestageは業界の交流を促し、アジアのファッション発信地としての香港の地位を確立するのに成功した。

HKTDCはCentrestageを開催するにあたり、独立系の調査機関に現地調査を依頼して270以上の出展者やバイヤーにインタビューを行い、ファッション業界の見通しや来年の商品トレンドに関する彼らの見解を集約した。この調査によると、ファッション業界では来年の売上について慎重ながら楽観的な見解を持っていることが分かった。回答者の半数以上が来年の売上高を横ばいとした一方で、約40%が売上増を予想した。また、調査対象となった業界関係者の半数が生産コストや調達コストについては変わらないとした一方で、残り半数近くが調達価格や生産コストの増加を予想したものの、その60%以上がこうしたコスト増を売価に転嫁させることはしないと回答した。

市場については、回答者の80%以上が伝統市場の中でも特に香港、韓国、台湾が今後2年間で最も成長が見込まれるとし、新興市場については75%が中国本土を最も有望とした。また回答者の40%以上が東欧とアセアン市場に着目していた。

来年の商品トレンドについて回答者の70%が、レディースウェアに最も人気が集まり、カジュアルウェアとファッションジュエリーがそれに続くだろうとした。そして限定コレクション、ブランドライセンス製品やブランドのコラボ商品などが、来年の商品開発戦略として最も注力されるポイントとなっていることが判明した。

販売チャネルについては回答者の70%以上がeコマースに取り組むとし、この数字は回答の約半分程度であった前年よりも大幅に増加した。このことはファッション業界がeコマースについてますます重視していることを示しており、現在では平均で、売上高のほぼ20%をオンライン販売が占めているという。eコマースで最も販売されている商品は、レディースウェア、カジュアルウェア、メンズウェアとなっている。

 

(後編につづく)

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最終更新:2017年09月18日12:30

ミャンマー:EUが日本を抜いて縫製製品の最大市場に

ミャンマーに対する一般特恵関税制度(GSP)が再適用となって以降、EUからの受注が増加し、ミャンマーの裁断・縫製・梱包(CMP)委託受注型縫製業の最大市場はEUとなった。以前は日本に大幅に依存していた縫製輸出の構造が変化したとミャンマー縫製業協会は分析する。

「かつて縫製業は日本市場に大幅に依存していたが、現在ではEU市場からの受注の方が多い」と同協会のMyint Soe会長は国内メディアに対して述べた。

投資企業管理局によると、ミャンマー投資委員会は今年多数の縫製工場の新規設立申請を認可した。かつて、投資は主に韓国や日本企業であったが、中国からの投資も増えているという。

ミャンマー縫製分野は400社以上を擁し、40万人以上を雇用している。昨年の縫製輸出は予想額20億米ドルを超える22億米ドルに達した。

商業省によると、本会計年度に入って以降4ヶ月間の縫製輸出はおよそ7億米ドルで、今年の輸出額は30億米ドルに達すると見込まれている。

現在、縫製輸出はミャンマーの総輸出額のおよそ16%である。

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最終更新:2017年08月24日12:08

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