インドシナニュース

ベトナム:2019年下期、靴の販売機会は拡大するか

ベトナムの靴メーカー各社は、貿易協定の実施に関する文書が公表される2019年下期には、CPTPPが輸出に好影響を与えると予想している。

WECサイゴンの取締役会メンバーであるDiep Thanh Kiet氏によると、ベトナムは毎年約10億足の靴を輸出しており、その輸出量は中国に次ぐ第二位である。だが長期的に見れば、ベトナムの履物産業は労働コスト、1人当たりの所得、経済政策、輸出市場の面で中国と競争できる。さらにCPTPPが、2019年末までに、ベトナムの履物企業が関税の優遇を受け、競争力を強化するのに役立つと期待されている。

Kiet氏の期待は他の多くの履物企業にも反映されており、関係省庁は環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTPP)として知られている、貿易協定の実施に向けた指針や通達の策定に懸命に取り組んでいる。

皮革・履物企業の団体であるLefasoPhan Thi Thanh Xuan事務局長は、CPTPP参加国のうち、ベトナムはカナダやメキシコとの二国間協定に署名していないが、日本やチリとは貿易協定を結んでいると述べる。

従って、CPTPPはベトナムの生産企業にとって、これらの市場への輸出を促進する大きな機会である。加えて、ベトナムの靴及びハンドバッグ製品に対するカナダ及びメキシコの多くの輸入業者の関心も、ベトナムの生産企業が新しい市場を開拓するのに有利な要因である。

実際、ベトナムの皮革・履物製品はすでにこれらの市場に輸出されているが、収益は比較的低く、例えばカナダ市場で約1億米ドルの収益である。メキシコへの履物の輸出収益はさらに低い。さらに重要なことには、ほとんどの製品はアメリカに輸入され、その後カナダとメキシコに流通していた。

しかし、NAFTA再交渉の障壁の高さから、カナダとメキシコの輸入業者は米国市場にあまり依存せず、他の市場に積極的にアプローチするようになった。

商工省(MOIT)のNgo Chung Khanh氏によると、CPTPPはカナダ、メキシコ、ペルーの3つの新しい市場が同時に開放されたとき、ベトナムの生産企業に大きな価値をもたらすとしている。

Khanh氏は、カナダはベトナムの強みである製品、特に履物製品の需要が高いことから、大きな潜在力を持つ市場であると強調し、カナダの消費者はより高価な製品の代金を支払うことができ、またカナダはベトナムの輸出業者がアメリカ大陸の他の国に進出するための重要な架け橋となり得る、と付け加えた。

Xuan氏はさらに、2019年後半に指針文書が発行されれば、企業は貿易協定の機会をより有効に活用できるようになっていくだろうと述べた。

CPTPPによってもたらされる機会を活用するため、多くの企業、特に外資系企業が積極的な準備を行い、供給者に対し、自社製品の原産地を証明するために必要となる書類を提供するよう要請している。

企業はまた、靴底の生産を生産チェーンに追加し、靴が貿易協定で定められた要件を満たすことができるようにした。

企業を支援するため、Lefasoは第1四半期にMOITの輸出・輸入部門と協力し、企業向けCPTPPに関するトレーニングコースを企画した。Xuan氏は、近い将来にLefasoが企業のためのトレーニングコースを組織するため、情報の提供と専門機関との協力を強化すると述べ、またMOITが迅速に対処できるよう、貿易協定の施行中に直面する課題に対する企業のフィードバックを収集すると付け加えた。

またXuan氏は、CPTPP規制だけでなく、市場に商品を輸出する場合に満たすべき各国の特定の技術基準についても、関連情報を常に最新の状態に保つよう企業に助言している。



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最終更新:2019年04月29日15:52

ベトナム:原産地規則充足によりCPTPPの恩恵を受けるアパレル産業

CPTPP発効時に最大の受益産業と見なされるベトナムのアパレル部門は、貿易協定の原産地規則を充足していれば、租税優遇措置を利用できるであろう。

輸出衣料製品を専門に製造するTinh Loiの最高財務責任者であるDo Xuan Hung氏は、CPTPP施行時に彼の期待をあからさまにした。同氏は、Tinh Loiは貿易協定交渉を注意深く見守ってきたと述べ、大幅な関税引下げにより、ベトナムのアパレル部門はCPTPP加盟国の市場輸出を拡大する大きな機会を享受することになる、と述べた。

例えば、ベトナムと二国間貿易協定をまだ締結していないカナダは、数年にわたってベトナムのアパレル製品に対する関税を撤廃することを約束する。具体的には、カナダに輸出される衣料品の42.9%が初年度から関税0%となり、残りの57.1%の関税も4年目に撤廃される。

商工省によると、CPTPPが施行されれば、ベトナム製の衣料品の輸入関税は、CPTPP経済圏に輸出される際に撤廃される。衣料品の関税は通常他の工業製品よりはるかに高いので、そのような市場開放は非常に重要だ。これはベトナムにとって本当に素晴らしい機会と言える。

しかし、Thang氏は率直に言って、多くのベトナムの衣料品メーカーは原産地規則を満たすのが難しいだろうと考えていた。それは、優遇を享受するためには、衣料製品はヤーンフォーワードルールに該当すること、すなわちCPTPP加盟国内で糸の製造および縫製工程が実施されていなければならない。

一方、ベトナムのアパレル製品のほとんどは輸入材料により、国外注文のために製造される。現在のところ、ベトナムがニット、ズボン、シャツなどの製品の原産地規則を満たすことはほぼ不可能だ。ウィンターコートやスポーツウェアなどの他の製品においても、CPTPP諸国からの原材料率は低い。

商工省の輸出入部門のTrinh Thi Thu Hien氏によると、アパレル製品の原産地規則が一つ二つの製造工程にのみ適用される以前の貿易協定とは異なり、CPTPPでは、原産地規則がすべての製造・仕上げ工程に適用される。原産地規則は、貿易円滑化と貿易詐欺防止の間のバランスを確実にするだろう。原産地規則を満たせば、商品には原産地証明書が付与され、これは、生産者が税制優遇を受けるための最も合法的なパスポートとなる。

しかしHien氏は、CPTPPの原産地規則は他の貿易協定よりも厳しいが、CPTPPは、加盟国内で入手不可な材料輸入を許可している、と付け加えた。この困難にもかかわらずHung氏は、アパレルを専門とする多くの大企業がベトナムに事業を移しているため、これは国内アパレル企業がサプライチェーンを発展させるチャンスであると言う。多くのベトナム企業もまた、材料生産に投資している。これは、国内企業がCPTPPの原産地規則を満たす原料を確保できるようになる良い兆候だ。

例えばTNGは、ベトナムの他のアパレル企業の需要・供給を満たすため、綿の生産能力を2倍にした。製造工程では、CPTPP非加盟国から輸入するのではなく、現地のパートナーからも材料を購入する。

専門家によると、ベトナムのアパレル部門は何年も前から存在するいくつかのボトルネック、すなわち材料不足と外国輸入に直面している。したがって、CPTPPの恩恵を受けるには、国内のアパレルメーカーは、企業間で密なコミュニティを構築するという考えを持つ必要がある。

加えて、ベトナムのアパレル部門が持続可能な開発を享受し競争力を高めるには、技術開発、特に材料生産における技術開発に注意を払うべきである。企業努力以外にも、Hung氏は、企業がCPTPPの要件と利点を理解し、この貿易協定の機会を活用するロードマップを作成できるよう、政府がトレーニングとガイダンスを提供することへの期待を表した。



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最終更新:2019年04月16日06:13

ベトナム:2019年第1四半期のアパレル輸出、約87億ドルに達する

アパレル製品輸出は過去3ヶ月間で約87億米ドルをもたらし、対前年同期比で11.31%増加した、とベトナム繊維公団(Vinatex)は報じた。

米国がベトナムからの最大のアパレル製品輸入国であり、輸入金額は34億米ドルで、ついで、EUと日本で、それぞれ14億米ドルと96400万米ドルを輸入した。

韓国と中国へのアパレル製品輸出は、それぞれ87400万米ドルと93600万米ドルであった。

13月の間に、Vinatexの輸出高は59400万米ドルに達した。

2018年の同グループは、総売上高10.6兆ドン(45580万米ドル)、税引前利益2800億ドン(1200万米ドル)を計上した。

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最終更新:2019年04月09日19:56

ベトナム:繊維・アパレル産業、国内市場制覇へ(後)

(前編より)

 

国内調達率の向上

ベトナム国営繊維企業グループ(Vinatex)Le Tien Truong社長は、市場シェアを拡大し、国内市場を発展させるためには、流通システムの能力に応じた戦略を慎重に検討する必要があると認めた。外国企業の成功は、国内企業の成功も意味してはいない。外資系企業には、財務、人事、現代的な管理方法などの面で優位性がある。

したがって、彼らは消費者を引き付けるために低価格で製品を販売することができる。国内企業が製品の品質と原産地の保証をせずに大規模に新規開店をすると、彼らは名声と顧客を失うだろう。国内市場は間違いなく重要だが、国内企業は身の丈に合った規模で展開するべきである。

過去数年間にわたり、ベトナムの繊維・アパレル産業は常に世界の繊維・アパレル製品輸出国のトップ31つであることを誇りに思っている。しかし、国内企業は自国の国内市場を撤退させ、外国のファッション会社に市場を譲ってしまっているように見える。過去数年間、問題を認識しつつ、国内企業は絶えず各製品の付加価値を高めるために新しいサンプルを製作しながら投資と技術を向上させてきた。

ベトナム繊維協会(Vitas)Vu Duc Giang会長は、ベトナムには現在158の国内アパレルブランドがあり、それらのほとんどは製品のブランドおよび包装における付加価値を認識しており、外国ブランドに依存していないと述べた。ベトナムの繊維・アパレル産業もまた、現地化率を徐々に上げ、「ベトナム人はベトナム製品優先」プログラムや繊維製品の工業地帯への承知プログラム等への参加を含む国内市場開拓に注力している。

さらに、同業界は開発戦略を考案し、ベトナムが不足している産業への投資誘致のイニシアチブをとってきた。さらに、国内繊維産業は、第4次産業革命に必要な要件、そして国内および国際的なファッション産業の増大する要求を満たすために資源の訓練を推進してきた。

Vinatexの代表は、同グループは「ベトナム人はベトナム製品優先」キャンペーンに継続的に対応してきていると語った。Vinatexは、そのグループ企業がキャンペーンに参加し、国内市場での長期的な戦略を立てることを要求するだけでなく、その他の企業間で互いを支援し合い、双方の製品を使用する取引にも署名するという。

その努力の甲斐あり、Vinatexの国内総売上は2018年には2017年比で22.58%増、126380億ベトナムドン(54343万米ドル)以上に達した。しかし、アパレル製品で国民の心に訴えるには、企業間が繋がり、双方の製品の使用を容易に出来るようにし、輸出手続の困難さの解消、行政手続の軽減、入札に関する煩雑な規則や規制、ならびに税金および手数料のインセンティブに関する関連省庁の注目と支援が必要である。



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最終更新:2019年04月03日11:58

ベトナム:繊維・アパレル産業、国内市場制覇へ(前)

ベトナムの繊維・アパレル産業は、輸出の維持に加えて、継続的な投資を促進し、国内市場を制覇するための方策を実行してきた。しかし、業界企業は、持続可能な開発に対する競争力を高めるために、製品の品質を改善し、デザインを新たにする必要がある。

 

海外の「強者」からの圧力

近年のベトナム市場におけるファッション業界の巨大グローバル企業の「上陸」は、毎年数千億ベトナムドンもの収益をもたらし、国内企業を驚愕させ、ビジネス戦略の経験値を引き上げることを求めた。 Zara Vietnamは、20169月にベトナム市場に参入して以来、同社収益は4か月で3210億ベトナムドン(1380万米ドル)から、2017年には11000億ベトナムドン(4730万米ドル)を超えるまで継続的に増加した。2018年には23000億ベトナムドン(1億米ドル)の増収が見込まれている。

同様に、スウェーデンを拠点とするファッション企業、HennesMauritz AB(H&M)は、20179月にベトナムで店舗を正式に立ち上げた。ベトナムで1年以上経ったH&Mは、ハノイとホーチミン市で6店舗に拡大した。人気のベーシックな製品ラインに加えて、HMは新しいデザインにも魅力があり、手頃な価格でアクセサリーを販売している。さらに、HMは、Karl LagerfeldBalmain(スウェーデン)GPJ Baker(イギリス)などの有名デザイナーと提携して、ファッション製品の製造と販売を行っている。H&Mはベトナムでの業績を公表していないが、ファッション小売業者にとって魅力的で潜在的な市場としてベトナムを評価している。

ZaraH&Mの後、日本の有名ファッションブランドであるユニクロもまた近い将来ベトナム市場に参入する準備を整えており、ベトナムのファッションフォロワーへ向けて外国のファッションの魅力を示している。

繊維・アパレル製品輸出における主要国の1つとして、ベトナム国内の繊維・アパレル企業は市場シェアを伸ばし品質向上のために、常に設備およびデザインの改良に投資してきた。これまでのところ、May 10(Garment 10 Corporation)Viet Tien社など、複数の国内アパレルブランドが消費者の好評を博している。

May 10社のマーケティング部長のBui Duc Thang氏は、ベトナムのファッション市場はデザインと顧客のファッション思考のブレークスルーを通じて前向きな変化をしていると認めた。この需要を理解して、HMZara、およびユニクロなどの海外ファッション企業は、様々な方法で影響力を拡大し、徐々にベトナム市場に接近している。これはまた、国内の繊維企業がこれらのブランドに対する市場の反応に基づき、彼らの問題を科学的に評価し、製品戦略と顧客へのアプローチおよびサービスの仕方に関する適切な調整を行う機会でもある。

May10社は、流通ネットワーク、リソース、およびコストの利点を活かして、海外ファッションブランドと同等に競争が可能である。同社は最近、現在のベトナムおよび海外ファッションのトレンドに合わせ、Eternity GrusZMay10 Mシリーズ、ECO製品ライン、または現代的なアオザイなどの高級ファッション製品などのようなハイエンドファッション製品と共にさまざまなスタイリッシュで多様なファッション製品を提供している。同様に、Chien Thang Garment CompanyPaduファッションラインを立ち上げ、Duc Giang CorporationHeraDGPaul DownerDGCDugarco Collectionなどのファッションブランドを採用した。

 

(後編につづく)



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最終更新:2019年04月03日05:57

ベトナム:繊維・アパレル製品の輸出成長を促進(後)

(前編より)

 

チャンスの活用

VinatexCao Huu Hieu事務局長は、CPTPPに参加する際に、ベトナムのアパレル産業が市場を開放し、カナダやオーストラリアなどの既存市場以外の繊維・アパレル製品市場に参入する機会を持つことに賛同した。

2017年のカナダの繊維・アパレル製品の輸入売上高は、ベトナムからの81400万米ドル相当の輸入を含め、1386000万ドルに達し、カナダの総市場シェアの5.9%を占めたという。オーストラリアへのベトナムの繊維・アパレル製品の輸出収益は2017年にはわずか25600万米ドルで、オーストラリアの繊維・アパレル製品の総輸入の2.8%しか占めていない、とHieuは述べた。

同業界企業は、関税の引き下げと裾野産業への投資の促進により、輸出を拡大すると予想されている。

しかし、繊維・アパレル企業は、外国直接投資(FDI)企業からの競争圧力に加えて、原産地証明、事業申告、記録および文書保管に関する厳格な要件などの関税優遇措置を享受するために多くの課題に直面しなければならない。

CPTPP加盟国の繊維市場に参入するため、Vinatexは不必要なコストを避けながら貿易促進および顧客との関係強化に焦点を当ててきた。 同時に、同社は原材料や付属品の自主管理を強化することに注力している、とHieuは述べた。

Bui The Kich氏によると、CPTPPを活用するには、企業は生産性と製品の品質を向上させ、労働者による労働力から自動機に置き換えるために自動機に投資し続けるべきだという。

米国を除く、繊維・アパレル製品需要が高いカナダ、オーストラリア、南米諸国などのCPTPP加盟国はベトナム企業に新たな市場開拓している、とKich氏は述べた。しかし、CPTPPにおける課題を克服し、機会を十分に活用するために、国の管理機関は行政改革を継続し、輸出入品の専門検査を減らし、企業を支援するための輸送コストを削減すべきである、と付け加えた。

一方、Nguyen Xuan Duong氏は今後数年間の繊維・アパレル製品の成長率は、米国からの競争と貿易保護の傾向が高まるため、2018年ほどには良くないと警告した。

Hieu氏によると、最大のライバルの中国や他の既存市場のライバル企業から市場シェアを獲得し続けるには、企業は投資および生産解決案を強化する必要があるという。非既存市場に関しては、カナダとオーストラリアの潜在市場を含む市場に浸透するために、企業はCPTPPを活用する必要がある。さらに、為替レート、在庫、注文などの既存の問題を解決する必要がある。

企業は製品の納期と価格を確保して市場での競争力を高めながら、近代的な技術への投資、企業経営の強化、労働条件の改善、労働生産性および製品品質の向上を図ることを勧める。さらに、国家は財政、税および土地の分野で企業を支援するメカニズムを開発し、裾野産業の発展を促進するための具体的な措置を講じるべきである。当局もまた、繊維・アパレル産業にサービスを提供する原料分野を開発するとともに、同分野企業を促進するための行政改革を継続する必要がある。



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最終更新:2018年12月27日12:00

ベトナム:繊維・アパレル製品の輸出成長を促進(前)

ベトナムの繊維・アパレル産業は、ますます激しい競争と世界の地政学的変動、特に貿易保護主義の高まりにもかかわらず、2018年の総輸出収益が約361億米ドルとなり、年間推定で20億米ドル増となった。

その結果は、企業による市場の探求および拡大、高度な技術の適用による製品の品質の向上、そして競争力の向上における企業の絶え間ない努力を示している。

 

安定した発注元

ベトナムのアパレル生産会社が獲得した注文の数は膨大で、労働者にとって安定した仕事と収入を生み出している。Hung Yen縫製(Hugaco)社のNguyen Xuan Duong取締役会長によると、同社はバングラデシュ、カンボジア、インドネシアおよびインドとの厳しい競争にもかかわらず、2018年に約31000万米ドルの輸出収益を記録し、年間予想を8%上回った。

Duong氏は、Hugaco社の子会社も、4月末まで、さらには20196月末までに製品の大量注文を獲得していると述べた。しかし同氏は、中国とアメリカ間の貿易戦争のベトナムの繊維・アパレル業界への影響について懸念を表明した。

ベトナム南部のドンナイ省最大のアパレル会社の1つであるDong Nai縫製(Donagamex)は2018年に10%以上の成長率と7000万米ドルの輸出収益を記録した、と発表した。Donagamex社のBui The Kich代表取締役によると、同社は確立された市場を維持し、生産性を高め、競争力を確保するための最新技術への投資を含む、新市場拡大のための複数の解決案を実行した。

Donagamex社は2019年第2四半期末までの受注を受けており、世界市場からの前向きな兆候とベトナムの包括的及び先進的な環太平洋パートナーシップ協定(CPTPP)への参加している事に注目し、繊維・アパレル産業は2019年、受注不足になることはないとKich氏は言う。

ベトナム繊維公団(Vinatex)のCao Huu Hieu事務局長は、2018年のベトナムのアパレル産業の輸出収益は2017年比で16.1%増の361億米ドルと推定されていると発表した。多くのアパレル企業はすでに2019年の第2四半期末までおよび2019年全体の受注を受けている、とHieu氏は述べた。

ベトナムは長年、米国市場への有力なアパレル製品輸出国の1つであり、ベトナムは中国に次いで米国のアパレル輸入業者にとっての2番目の選択肢であった。その一方で、バングラデシュやカンボジアなどの他の競合国は、生産国の条件を満たさずとも関税優遇措置が提供されているため、ベトナムはまだEU市場では他の競合国と競争することができていない。将来、ベトナムがEU-ベトナム自由貿易協定(EVFTA)を活用できるようになれば、徐々にEU市場に浸透することができるだろう。

ビンズン省繊維協会のLe Hong Phoa会長は、2018年の同省における地元のアパレル企業の事業状況は非常に前向きであり、ほとんどの企業が生産目標を達成していると述べた。同省のアパレル産業の総輸出収益は、2017年比16.8%増の26.5億米ドルに達した。これは、企業が機会を捉え、市場経済の変化に順応していることを示している。特に、多くの米国と韓国からのアパレル輸入業者はベトナムに発注している。



(続きは後編へ)



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最終更新:2018年12月27日10:57

ベトナム:首相、裾野産業育成推進ための主要措置を披露

Nguyen Xuan Phuc首相は、ベトナムの裾野産業を強化するための重要な施策の一つとして、国内の民間企業の役割を強調した。

同首相は1219日の会議で演説し、ベトナムのビジネスが供給と生産とバリューチェーンに参加するという願望を持つ必要があると述べた。

首相はこの他にも、人的資源の開発を進め、科学技術を適用していくことを強調した。

ベトナムの裾野産業の生産能力が向上し、アパレル製品および履物で4045%、9人乗り以下の自動車製造で1015%、ICT製品で15%、ハイテク製品で5%までの国内調達が可能となったと述べた。

しかし、先導的な分野が原動力となっていないなど、多くの欠点が残り、優先産業の多くは目標を達成できていない。これは、民間分野の能力を高めるための強力な政策が欠如しているためである。

首相はまた、ベトナムの裾野産業の発展を妨げている要因として、優秀な人材と技術水準が地域平均より低いことを指摘した。

さらに、国内企業と外国企業との間の連携がかなり弱く、外国人投資家は国内サプライヤー活用に積極的でない。

首相は、投資家らの生産拠点移転志向をベトナムが積極的に利用し、ベトナムを多国籍企業の製造拠点に変えていきたいという希望を表明した。

会議を締めくくりには、Phuc首相は商工省に他の関連省庁と協力して産業開発支援センターを建設するよう要請し、同時に国家銀行に優先支援産業を発展させるための融資インセンティブを導入するよう要請した。

一方、財務省には、裾野産業を促進し、部品の製造コストを削減するために、税制改善の課題を課した。

商工省が発表したデータによると、裾野産業の企業は現在製造業の全ビジネスのわずか4.5%しか占めておらず、生産能力もかなり限られている。



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最終更新:2018年12月22日13:58

ベトナム:水のリスク報告書が発表

ベトナム繊維協会(VITAS)と世界自然保護基金(WWF)は、1128日にホーチミン市にてベトナムの繊維・アパレル産業の水のリスク報告書を発表し、メコン地域の水リスク評価ツールを開始した。

ベトナムの繊維・アパレル産業は水とエネルギーに大きく依存しているため、持続可能な発展を促進し、国家経済に貢献し、環境目標を達成するための取り組みが必要であるとWWFVan Ngoc Thinh氏は言う。

この2つの報告書とツールは、今後の繊維・アパレル企業の発展を支援すると期待されている。

報告書「ベトナムにおける繊維・アパレル産業:水のリスクと解決策」では、水資源の管理と改善、持続可能なエネルギーの利用を促進する一方で、産業の関係機関間の連携を促進するためのWWF12の勧告が掲載されている。

繊維・アパレル産業はベトナム経済の重要な分野の1つであり、水の需要が高い産業、特に織物の加工や染色にも使用されている。

水管理と産業利用を改善するために、排水処理設備への投資を増やし、排水処理設備や技術の財源が不足している工場や工業団地の問題を取り除く必要があるとの調査結果がある。

ベトナム繊維協会(VITAS)によると、ベトナムは中国、インド、バングラデシュに続いて世界の繊維輸出国の4位に位置づけられている。

2018年上半期には、ベトナムの繊維・アパレル産業の輸出総額は165億米ドルとなり、前年同期比17%増となった。

今年この産業に流入した外国直接投資(FDI)は28億米ドルで、これまでの直接投資額累計では175億米ドルに達した。韓国、日本、中国が最大の投資家である。



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最終更新:2018年12月03日13:46

ベトナム:アパレル業界に好機をもたらす新規自由貿易協定(FTA)

近日署名予定の環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTPP:新TPPTPP11)およびEU-ベトナム自由貿易協定(EVFTA)のような自由貿易協定(FTA)はアパレル業界の市場の多様化および製品輸出において非常に効果的である。

 

多次元のインパクト

CPTPPは国会で承認されており、CPTPP実施はビジネスにおいて良策であるとベトナム繊維公団(Vinatex)専務Cao Huu Hieu氏は述べた。しかし、米国は関与していないため市場規模はそれほど大きくはない。この合意により、ベトナムのアパレル産業は成長しているが、高水準では変化していない。

実際、参加国の規模は大きくない。カナダのようなある種の新しい市場の規模は小さいが、ベトナム繊維はこれらの市場で強みを発揮している。したがって、CPTPPにより、繊維・アパレル企業が市場開拓し、ベトナム製品の市場と輸出の多様化を期待されている。

中国のCPTPPへの参加表明は非公開ではあるが、生産量や価値の両方において世界トップアパレル輸出国である中国がCPTPPに参加すれば、ベトナムやCPTPP加盟国の国々にとっても激しい競争になるだろう、とCao Huu Hieu氏は述べた。中国製品は衣類から糸、繊維製品まで非常に多様である。

したがって、中国がCPTPPに加盟すれば、国内アパレル企業にとっては難しい戦いになるだろう。

EVFTAにおいて、欧州連合(EU)は米国に次いでベトナムの繊維および衣料品の第2位の市場であり、常に比較的高い成長率(毎年7~10)を保持しているとCao Huu Hieu氏は言う。したがって、EVFTA加盟時には、ベトナムのアパレル産業は多くの税制優遇措置を享受できる。

EVFTAは、ベトナム-韓国自由貿易協定(VKFTA)と同様の効果をもたらすと期待されている。具体的には、2018年にはベトナムのアパレル産業は韓国市場で20%以上の驚異的な成長を見せている。

現在、同市場ではベトナム製品成長率34.46%から中国製品成長率36.45%に到達する準備をしているが、ベトナムは現在の成長率では本年度には韓国市場において中国を追い越す可能性が高い。

EVFTA発効後、ベトナム企業は同協定によって享受出来る機会をうまく活用し、他国市場、特に中国のCPTPP加盟の見返りにEU市場を独占できるようになることを望んでいます」とVinatexCao Huu Hieuは言う。

 

人的資源 - 重要な要素

近日加盟予定のFTAを活用するために、Vinatex社傘下の多くの企業は、労働生産性を高め輸出製品の競争力を向上させるために、現代の機械設備と技術に投資してきた。一方、彼らは、ハノイ繊維・服飾・ファッションカレッジをハノイ繊維・服飾・ファッション大学に昇格し人的資源に投資する案を政府に提案し、承認された。

大学はアパレル産業の人材育成の場となることが期待されている。大学の開発オリエンテーションでは、Vinatex社は第4次産業革命期の企業経営、工場管理、企業統治の分野において、第4次産業革命の考え方にアプローチするよう学生トレーニングに求めた。

また、同グループは、機械設備を直接操作する労働者を対象に、近代的な作業設備で働く労働者のスキル向上を目的とする短期研修の定期的な開催も提案した、とVinatexCao Huu Hieu氏は述べている。

4次産業革命は必然的なルールであり、企業にはそれに立ち向かい、機械や設備に投資し、十分な労働力を持たせる必要がある。この問題は繊維産業だけで解決されるものではなく、労働者向け職業訓練を指導するためには政府と省庁との調整が必要である。

したがって、 ホーチミン市繊維・衣料・刺繍協会(AGTEKPham Xuan Hong会長は、AGTEKと商工省とホーチミン市の貿易促進センターはVinatex社とともにシンガポールのトレーニングセンターと連携し、投資分野のスキル向上訓練を含む新技術の適用と運用に関する管理職および技術職員向けトレーニングコースを開設した。



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最終更新:2018年11月27日14:44

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