インドシナニュース

ベトナム:Bao Minh Textile、北部ナムディン省に工場新設

Bao Minh Textile株式会社は、1030日にベトナム北部ナムディンのBao Minh 工業団地に繊維工場を設立した。

工場敷地面積10万平方米以上を擁するこの工場は、2017年初頭に建設され、総投資額は17000億(7300万米ドル)を超える。

完成すると、この工場はベトナムを代表するの織物生産工場の1つになる。

この新工場には、製織、染色、仕上げの各スペース、倉庫、発電設備、事務所など、バランスの取れた多彩な設備が揃っている。

工場は、FongsToyotaOtshoff-SingeingLaferStaubliGollerなどの有名ブランドの最先端装置と技術を使用。

Bao Minh Textileは毎年世界中の主要ファッションブランド向けに3500万メートル以上の高品質の織物を提供している。

同社では、年間売上高は2018-2020年にわたり毎年1.1兆ベトナムドン(4700万米ドル)以上、2020年以降はVND2.1兆ベトナムドン(約9000万米ドル)と見積っている。地元には800名以上の雇用を生み出すと見られている。



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最終更新:2018年10月31日17:33

ベトナム:インドとのアパレル業界での協力関係の促進

在ベトナム・インド大使Parvathaneni Harish氏は、2020年までに二国間貿易額を150億米ドルに引き上げるための努力の一環として、繊維・アパレル業界におけるベトナム-インド間における協力関係の強化は重要な優先事項の一つである、と述べた。

大使は717日、展示会Source India 2018を紹介するホーチミンでのイベントにて、繊維・アパレル業界はベトナムとインド両国の社会経済開発において重要な役割を果たす伝統産業の一つであると主張した。

また大使は、衣類・繊維業界はベトナム・インド両政府が今後、二国間貿易を強化し、サプライチェーンの構築を目的とした開発と協力に優先順位を付けている産業である、と付け加えた。

現在、インドは市場で入手可能なほぼすべての種類の生地および資材を製造可能な強力な繊維・糸生産産業を所有しており、製造においては世界3大繊維製品提供国の1つである。

一方、ベトナムは世界トップ5に入るアパレル製品輸出国であり、2017年には輸出取引高310億米ドルに達している。しかし、ベトナムはこの分野において大量の資材を輸入する必要があり、2017年には輸入額190億米ドルになった、と指摘した上でベトナムはインド企業にとって有望な市場であると確信している、とも述べた。

インドの合成・レーヨン繊維輸出促進協議会の議長であるAnil Rajvanshi氏は、インドは将来大きく拡大する見通しのある世界中の衣料品業界で広く使用されている合成繊維糸から繊維資材の生産および輸出に強いと語った。

またRajvanshi氏は、インドおよびベトナムは衣料品分野のサプライチェーンにおいて共に供給しあえるが、この分野の双方向貿易は控え目であると主張した。

2017年、ベトナムは17800万米ドル分の衣料品しかインドに輸出していない中、インドからベトナムへの衣料品輸出は、2016年から44%増の42900万米ドルに達した。

インドはより近く且つ効果的なパートナーシップを構築するためにベトナム企業の貿易促進およびビジネス交流活動への積極的な参加を求める中、当分野の貿易の協力関係の促進および向上のため、来たるべき時にベトナムへ10億米ドルの資材を輸出するという目標を掲げた、と彼は明かした。

ベトナム繊維・アパレル協会副事務総長のNguyen Thi Tuyet Mai氏は、ベトナムは世界5大アパレル輸出国の一つにも拘わらず最大量の衣類・繊維資材を世界中から輸入している国の一つでもある、と述べた。

またMai氏は、ベトナムの衣類・繊維輸出は2018年、340億米ドルの収益の成長を見込める可能性がある。それゆえに、同分野の資材および設備類への需要もまた高まると考えられている、と述べた。

Mai氏はインドの繊維設備および技術同様に、繊維資材の品質および多様性を賞賛した。彼女は、ベトナムとインド間の衣類・繊維産業における協力関係の促進は両国の企業にとって彼らの強みと利点を最適化する道を切り拓くであろうと考えた。

Mai氏は、インドがその市場を拡大していく中で、ベトナムは生産に必要な資材、技術、および設備への需要が更に増えることから利益を得ることが出来るであろう、と述べた。

ベトナムのビジネスは、両国の製品における関税引き下げの基礎を作るため、両国政府に二国間自由貿易協定の署名およびその交渉を検討するよう提案した。



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最終更新:2018年07月25日06:01

ベトナム:2018年皮革産業拡大のきざし

ベトナム皮革・履物・ハンドバッグ協会(Lefaso)によると、同国の皮革産業はハイテク商品の製造への移行傾向の結果、中国からの受注シフトにより恩恵を受けている。

EU・ベトナム自由貿易協定(EVFTA)や包括的及び先進的な環太平洋パートナーシップ協定(CPTPP)などの協定への調印はベトナムの発展にチャンスをもたらし、特に投資を誘致しEUや括的及び先進的な環太平洋パートナーシップ協定加盟国への輸出を増大させると業界筋は話した。

ベトナム皮革・履物・ハンドバッグ協会(Lefaso)のNguyen Duc Thuan会長は、ベトナム皮革産業の輸出活動は安定的に成長しており、今年の下半期そして今後も見通しは明るいと強調した。

2018年の世界経済の見通しは楽観的で、ベトナムの主要輸出国市場であるアメリカ、EU、中国、日本、韓国の需要が2017年よりも高くなることが予想される。

中国はハイテク商品に重点を置くため衣料品や皮革の投資インセンティブを減らす方針を続けるとみられており、履物やハンドバッグの受注は自由貿易協定(FTA)の効果への期待感から、中国からベトナムへ移行が期待される。ただ、ベトナムの皮革産業は人件費の上昇、東南アジアの他の国に比べ低い生産性など、数々の問題に直面している。4次産業革命により、企業は最新の設備への投資と人員削減の傾向にあり、皮革産業企業に影響が出る模様。

皮革産業の履物の出来高は、今年度約27900万足、第3四半期は7200万足、第4四半期は8000万足が予定されている。

皮革産業の今年上半期の生産は成長を続けており、出来高は12740万足で前年より5.1%増加している。94.5億米ドルを回収し、前年同期と比べ8.4%増加した。これら商品の輸出収入は、195億米ドルに達するとみられ2017年より10%高くなることが予想される。



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最終更新:2018年07月20日12:02

ベトナム:繊維・アパレル輸出増加の促進

繊維製品の輸出高は、2018年上半期6ヶ月間で13.8%増となった。これは、年末までに345億米ドルの輸出目標達成を掲げている業界にとっての良い兆候と捉えられている。

膨大な注文と何百万人もの労働者の雇用創出にもかかわらず、業界の収益性はその可能性に合致していない。早急に目標に到達するためには、企業は生産性を上げ、製品の品質を向上させて市場における競争力を高めるべきである。

現時点では、ほとんどの国内企業が第3四半期末まで注文書にサインをしており、一部の企業は2018年末まで受注を終えている。特に、多くの企業は期限を守るために残業を増やさなければならなかった。Saigon Garment Manufacturing Trade Joint Stock Company (Garmex Saigon)Le Quang Hung取締役会長は、多くの輸出注文と年末までの厳しい生産計画のために、同社は労働時間を増やさなければならないと述べた。同社は2018年に17000億ベトナムドンの目標売上を達成したが、売上高はすでに上半期に9000億ベトナムドンと20%増加した。

Hung Yen Garment Company (Hugaco)Nguyen Xuan Duong会長によると、同社は9月末まで注文を受け、来シーズンの輸出契約を結んでいる。2018年の上半期には、生産と投資の拡大、現在の設備と機械基盤のおかげで、同社および関連会社の事業活動は肯定的な結果を達成した。関連子会社は軒並み5%から7%の伸び率を記録し、さらに中には対昨年同期比で10%以上増加した会社もある。Phong Phu CorporationPham Xuan Trinh社長は、同社が過去6ヶ月間で17500億ベトナムドンの総売上目標を達成し、雇用を創出し、約4000人の労働者に対して安定した収入を与えていると述べた。当社の輸出売上は2810万米ドルに達した。

ベトナムとEUEU-ベトナム自由貿易協定(EVFTA)の法的審査過程を完了しており、これはベトナム企業にとっても良い兆候であるととらえられている。さらに、ベトナムの多くのアパレル企業は、アメリカ、韓国、欧州連合(EU)、環太平洋パートナーシップ協定(CPTPP)加盟国を含め、今年、伝統的市場で高い成長を維持している。ベトナム繊維協会(VITAS)のTruong Van Cam副会長兼事務総長によると、最近締結された一連の自由貿易協定(FTA)がこの繊維産業を押し上げることが期待されている。ベトナムは2001年以来、アメリカ、日本、中国、韓国、オーストラリア、ニュージーランド、インドと二国間貿易協定を締結し、世界貿易機関(WTO)に加盟している。

国内企業は、受注や市場拡大に多くのメリットがあるが、東南アジア地域や世界の他の国と比較して、人材と輸出価格の競争圧力のためにビジネスの効率性はあまり良くない。海外の企業との価格競争だけでなく、国内企業はベトナムに海外直接投資を行っている繊維・アパレル企業にも対処しなければならない。さらに、繊維産業は生産のための原材料を輸入に過度に依存しているため、生産コストが大幅に増加する。繊維産業をさらに困らせているのは、高度に訓練された労働者の不足し、全国の各地域における労働者の分布が不均等なことである。

国内の材料源を発展させるためには、繊維・アパレル事業と生産部門との間の調整を強化し、素材になる資源を事業者間でシフトさせることが不可欠である。アパレル原材料の国内外投資の促進は、現地生産率の上昇を促進し、製品の付加価値を高め、輸入過剰を削減する。国は、国内で高品質の原材料を生産するために、染色業および繊維産業の発展を支援するために、地域区分を大幅に修正する計画を策定すべきである。ベトナムで優れた資材が生産されなければ、繊維・アパレル産業はベトナム国内のみならず海外の消費者の品質要求を満たすことができないだろう。

ベトナム企業は、事業と企業間の繋がりと投資の結びつきを強化する必要がある。新しい設備機械を導入したり、新製品の需要を満たすために製品を多様化し、生産性を向上させることを目的として、労働者の質を向上させたりすることである。さらに、省の管理機関は、輸送コスト、非公式の慣習的費用、税務および行政手続、ならびに資本、計画および輸送インフラに関する好条件の確保に関して、適切かつ適時の政策調整を行うべきである。



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最終更新:2018年07月20日06:02

ベトナム:繊維産業は外貨獲得産業第二位

商工省によると、今年1月〜4月までの輸出額において、第一位の携帯電話とその関連品に続き、繊維・アパレル製品が第二位となった。

今年1月〜4月の繊維・アパレル製品輸出額は、年間15.7%の増額で、86億米ドルと予想されていた。

商工省によると、今年1月〜3月の繊維・アパレル製品のベトナムからの輸出先では、米国が第一位となり、その額は昨年から11.6%増加し、30.4億米ドルに上る。これはベトナムの縫製品輸出総額の47.3%を占める。

ベトナムから日本への繊維・アパレル製品の輸出額は、85544万米ドルに達し、昨年の同期間と比較し19.6%の増加で、全輸出総額の13.3%を占める。

韓国への繊維・アパレル製品輸出額は79860万米ドル、中国へは26895万米ドルとなり、2017年の同期間と比べ韓国へは14.8%、中国へは40.9%の増加である。

一方、EUへの輸出額は昨年同期間と比較し11.8%の上昇で8623万米ドル、アセアン市場へは26%の増加で22836万米ドルに達している。

今年の繊維・アパレル製品の全輸出額の目標である350億米ドルに到達するために、ベトナム繊維協会は、労働者の生産性を上げるために管理体制を再編成するとともに、労働者の作業能力を最大限に活用することを企業に要請している。

企業は米国EU、日本、韓国のような輸出市場を維持し成長させつつも、アセアン、ユーラシア経済連合、インド、中南米諸国などの他の市場を発展させること、同時に地元の流通機構との関係作りも強化することに注力すべきである。



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最終更新:2018年05月16日13:47

ベトナム:経済の期待を高める生産・輸出の急騰(後)

(前編より)



生産・輸出の急増

ベトナム計画投資省の報告によると、大型工業プロジェクトの多くが今年になって運用を開始するため、今年は国内生産高が急増し、経済成長の大幅な拡大につながるという。

例えば鉄鋼業では、Hoa Phatグループが大型の鉄鋼製造チェーンを8月に運営開始し、年間20万の出力が見込まれている。また、年間生産能力380万トンとなる第2高炉が台湾のFormosa Ha Tinh社に今年開設され、Hoa Senグループも年間生産能力35万トンの鉄板製造チェーンの運用を開始する。

石油の生産・精製に関していえば、Nghi Son RefineryPetro-chemical Plant2018年半ばに試験運用を行う予定である。1年間の生産量は各種ガソリンが560万トン、ベンゼンが213000トン、パラキシレンが68万トンである。

ADBによると、工業成長に加え、2018年から2019年にかけてはサービス業の成長も著しく、2018年の観光客数は15-20%増加、銀行貸出は17-18%成長する見通しであるという。農業も次の2年間は成長する見通しで、2018年の成長率は政府目標の2.8-3%に到達することが予測されている。

2週間以上前、HSBCがベトナムの2018年中の経済に関するレポートを発表しており、「ベトナム経済は東南アジア諸国の中でも急速に成長し続けている。FDI関連の商品輸出が主な要因となり、2017年後半には生産活動が急上昇した。それが3年間連続で6%を超える経済成長につながった。」と説明している。

HSBCの調査によると、ベトナムの企業の90%が同国の経済的展望に前向きな見通しであるという。

回答者の74%はアセアン共同体ビジョン 2025が輸出の成長を促進するだろうと回答しており、63%は包括的および先進的環太平洋連携協定(CPTPP)が貿易力を高めると回答している。

輸出政策は現状を維持すると仮定しているHSBCの予測によると、ベトナムの商品輸出は2021年から2030年に平均10%の年間成長率で増加し、サービス輸出は同時期7%の年間成長率で増加するという。結果、2030年の合計輸出高は2016年から4倍増となる7500億米ドルになる。

2018年第1四半期、ベトナム経済は7.38%成長した。工業生産は4年連続成長の11.6%と、2016年(5.1%)や2015年(9.3%)同時期の成長率よりも高い結果となっている。

工業成長の70%を占める生産・加工セクターの成長率は、2017年(7.8%)、2016年(9.1%)、2015年(9.5%)同時期よりも格段に高い13.9%となった。経済の要である電気生産・配給は、昨年同時期の9.4%よりも高い10.5%となった。

スペインFocusEconomics のベトナム・シニア・エコノミストによると、今年第一四半期の力強い成長がベトナムの今年一年を通した成長の土台になるだろうと述べた。

「民間部門の急速な高まりに支えられた堅調な国内需要や、観光活動の高まりも成長を促進させるでしょう。」とAhmed 氏は述べ、需要の高まりが2月中の新規発注や製造生産量の増加につながったと説明した。

「新規発注は27か月連続で増加し、その増加率は過去10か月間で最高でした。国外市場の需要の高まりが新規の輸出発注の増加につながりました。諸企業は購買活動を強化し、成長を下支えするために在庫レベルを引き上げました。」と同氏は述べた。



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最終更新:2018年05月01日18:42

ベトナム:経済の期待を高める生産・輸出の急騰(前)

現地生産・輸出の継続的な上昇に支えられ、ベトナムでは今年一年を通じて期待以上の成長が見込まれており、近隣諸国と比較しても最も高い経済成長率となる見込みである。

およそ1ヶ月前、日本最大の繊維グループの一つである瀧定名古屋は、ベトナムのLien Phuong繊維縫製株式会社(LPTEX)と8000万米ドル規模の契約を締結した。本契約に基づき、瀧定名古屋は5年間に渡ってLPTEXから衣料品を調達する。

3年前、LPTEXは同タイプの服地を生産する循環型の生産施設に対し、3000万米ドルの投資を行っている。

LPTEXの販売部長Vu Quang Anh氏によると、こうした現代的な施設に多額の投資を行ったのはベトナム国内では同社が初であるという。これが要因の一つとなり、収益性の高い協力契約を瀧定名古屋と契約するに至った。

在ベトナム外資企業協会によると、ベトナム国内で生産量・輸出額共に好成績を出しているのはLPTEXだけではないという。

「輸出量も高まっており、国内生産は回復しつつあります。この傾向は今後も継続すると予測されており、経済はさらに好調になることが見込まれています。」協会のNguyen Mai会長は述べた。



国際機関の予測も前向き

国際通貨基金(IMF)は1週間以上前、ベトナムの今年の成長見込みが6.6%2019年の成長見込みが6.5%となると予測する『20184月世界経済予測』を発表した。昨年7月に発表した『世界経済予測』における2018年の成長予測は5.2%であった。

最新のレポートで注目すべき点は、ベトナムの2018-2019年の成長率がアジア平均(2018年:5.6%2019年:5.5%)の成長予測よりもかなり高く、インドネシア(2018年:5.6%2019年:5.6%)、マレーシア(2018年:5.3%2019年:5.0%)、シンガポール(2018年:2.9%2019年:2.7%)、タイ(2018年:3.9%2019年:3.8%)などの近隣諸国と比較しても総じて高いことである。

これに先立ってアジア開発銀行(ADB)は『アジア開発予測2018』を発表し、外国直接投資の増加、頑強な輸出成長率、農業の強化、国内需要の高まりなどを背景として、昨年は6.81%であったベトナムのGDPが、今年は7.1%に急増し、2019年は6.9%に落ち着く見込みであることを予測している。

「マクロ経済の好調もあって2018年には経済が急成長し、地域の中でも最も成長著しくなることが予測されています。」とADBベトナム担当部長のEric Sidgwick氏は述べた。「生産・輸出の拡大、国内消費の増加、外国直接投資や国内企業による積極的な投資、農業セクターの向上などが要因となり、ベトナム経済は力強く成長するでしょう。」

2018年の実質GDP6.6%に急成長するなど、短期的なベトナム経済の展望が好調であり続けることを示すレポートが先週ASEAN+3 マクロ経済リサーチオフィスから発表された。

また2週間前、ムーディーズ・インベスターズ・サービスはベトナムを「B1-ポジティブ」に格付けした。ムーディーズはベトナム経済の強みを強調しつつ、ベトナムの今年のGDPが少なくとも6.7%成長することを予測している。これは、「安定」とされる「B」ランクのそのほか経済の成長率3.6%2倍となる数字である。

ムーディーズによると、ベトナムのこうした著しい成長は、国内消費の増加やインフラ開発に対するベトナム政府の積極的な投資が主な要因となっているという。



(後編につづく)



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最終更新:2018年05月01日18:40

ベトナム:2018年は繊維・アパレル製品の輸出が明るい見通し

ベトナム繊維協会(VITAS)によると、多くの企業が2018年第3四半期末までの注文をすでに受注済みであり、ベトナムが定めた2018年中の繊維・アパレル製品の輸出目標である340345億米ドルが到達圏内になるという。

VITASの統計では、繊維・アパレル製品の2018年第1四半期の総輸出額が昨年同時期から13.35%増となる76.2億米ドルになると予想されており、本年の目標の22.4%に到達する。



1四半期は繊維輸出が急成長

VITASTruong Van Cam副会長によると、アパレル製品のみの輸出収入が59.8億米ドルとなり、2017年第1四半期と比較して12.49%増加したという。従来の繊維・アパレル製品に加え、布、繊維、ジオテキスタイル、繊維・衣料付属品などの付加価値の高い製品の輸出も活発であった。

輸出市場では、アメリカ、包括的かつ先進的TPP協定(CPTPP)加盟国、EU、韓国、中国、アセアンなどの主要輸出市場に対する輸出収入が堅調であった。今年1月~2月にかけてもっとも輸出された品目は、Tシャツ、ジャケット、シャツなどであった。

ベトナム税関総局によると、今年第1四半期の対アメリカ繊維・アパレル製品輸出額は2017年同時期から13.2%増となる31.4億米ドルであり、過去三年間で最も高い成長率であった。

VITASは、2018年の対アメリカ繊維・アパレル輸出収入が2017年より11%増の約138億米ドルに到達すると予測している。

企業の多くが2018年第3四半期末までの注文をすでに受注済みであるとTruong Van Cam氏は説明しており、国内外の好景気と合わせれば、2018年の目標である340345億米ドルがは到達可能な目標となる。



CPTPPがベトナム第2の繊維・アパレル製品輸出市場に

CPTPP加盟国に対するベトナムの繊維・アパレル製品輸出は、2013年~2017年の間に年間8%の成長率で増加しており、同国の繊維・アパレル製品の総輸出収入の約15%を占めている。

CPTPP加盟国内では、カナダ、メキシコ、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポールが中国の繊維・アパレル製品を頻繁に輸入している。CPTPPが発効すれば関税減免の優遇措置により、ベトナムの繊維・アパレル製品がこうした市場に入り込むのに有利になる。例えば、カナダはCPTPPの発効後、ベトナム繊維・アパレル製品の関税分類品目42点の関税を即座に撤廃することを約束している。

2018年中のCPTPP加盟国に対するベトナム繊維・アパレル製品の輸出額は、対前年10.5%増となる48億米ドルに到達することが予測されている。ベトナム繊維・アパレル製品の総輸出売上高の47%を占めるアメリカが現在のベトナムの最大輸出国であるが、CPTPP諸国はそれに続く第二の輸出市場になる予定である。

しかしながら、CPTPP発効時に関税優遇措置を享受するためには、糸の段階から製織、染色、縫製の段階に至るまで、CPTPP加盟国内で行われなければならないという「繊維製品の原産地規則」をベトナム繊維・アパレル製品が遵守しなければならない。

縫製・アパレル産業の発展度合いに関して言えば、ベトナム企業にとってCPTPPが定める技術基準はそれほど大きな問題ではない。争点は、完成品の総価値に占める衣料・縫製付属品のCPTPP加盟国内での生産割合が、基準に達するか否かとなる。



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最終更新:2018年04月25日10:00

ベトナム:2018年、見通し明るい皮革・履物産業

2018年、ベトナムの皮革・履物産業は好材料の恩恵を多数受け、受注量の増加や市場シェアの拡大が見込まれている。

ここ数年、皮革・履物製品はベトナムの主要輸出品目トップ5として、一定の存在感を持ち続けてきた。産業全体の輸出額は昨年、対前年比10.7%増の180億米ドルに到達し、幅広い種類の製品が世界各国に輸出された。

ベトナム皮革・履物市場にとって最大の輸出市場はアメリカであり、合計輸出売上高の34%を占めている。欧州連合(EU)、韓国(RoK)、日本、中国がそれに続く。

ベトナム皮革・履物・ハンドバッグ協会(Lefaso)によると、2018年は皮革・履物産業にとって好条件が期待できる年であり、産業全体は前向きとなり、想定目標の達成も実現する見込みであると言う。

具体的には、2018年半ばに締結が見込まれているEU・ベトナム自由貿易協定(EVFTA)がある。

ベトナム最大の強豪国である中国と比較した際に、ベトナム製品はEUへの輸出時に関税で3.5%4.2%の差を享受することになり、競争面でかなり有利になる。協定の施行時に税率がゼロに引き下げられるのである。

さらに全米製作者組合(PGA)も、ベトナムから輸入される履物・繊維製品を多数含む、輸入品目の関税を引き下げる新税制法案制定を加速化させている。

アメリカのスケッチャーズ・グループは、ベトナム国内で2万名の雇用を伴う、大規模プロジェクトへの投資を検討している。

昨年は静かだった皮革・履物産業であるが、本プロジェクトが投資資金を惹きつける新たな波を生み出すのではと期待されている。

スケッチャーズの昨年の流通量は2億点以上であり、投資先を中国からベトナム移行させる計画を立てている。同社は南部の都市や省に精力的な投資を行なっており、北部への投資拡大も視野に入れている。最初のプロジェクト候補地として上がっているのがハイズン省で、投資規模は70万から10億米ドルにも達する見込みである。

Lefasoの代表者によると、ベトナムの皮革・履物事業は今年こうした好条件とは別に、第4次産業革命(インダストリー4.0)や生産性の向上など、いくつかの課題にも直面するだろうと言う。

自動化については、皮革・履物企業の20%のみが小規模ベースで着手しているだけで、75%は自動化への投資が難しいと言う。この分野への投資を計画している企業は5%にも満たない。

その他、一部諸国で導入されている保護政策がベトナム皮革・履物産業にとって大きな問題となる見込みだ。

例えば、イギリス(UK)のEU離脱の決議はベトナム皮革・履物製品の輸出に直接的な影響を与える。

企業は労働資源が豊富な地域に工場を移転させることで人件費・生産コストを下げ、生産活動を予見し、製品の付加価値を高めるために裾野産業の発展への継続的な投資を行い、競争力を高めるようLefasoは推奨している。また企業は、低価格の製品ではなく、中・高価値の製品を生産することにより、競争優位性も高めるべきである。

ベトナム皮革・履物産業の2018年の目標は輸出額ベースで200億米ドルと、2017年から10%の成長を目指している。この目標を達成するためにも、Lefasoは、事業の生産活動関連の政策策定に関する政府機関のコンサル業務に力を入れていく予定である。

同時にLefasoは、ローカライゼーション率の向上や持続的な発展を維持すべく、国策の普及や皮革・履物製品の原料生産の産業に対する国内外の投資の誘致も行っていく予定である。



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最終更新:2018年03月19日12:23

ベトナム:2018年の縫製産業に明るい見通し

ベトナムの繊維・アパレル産業は2018年も順調に成長すると予想されており、専門家らは2018年の輸出額を前年比10%増の335-340億米ドルと予測している。

Hung Yen縫製(HUGACO)Nguyen Xuan Duong会長は、2017年の実績、企業側の準備態勢、政府の縫製産業支援策により、堅調な成長を確信していると述べた。

ベトナム繊維協会によると、2017年初頭、繊維・アパレル産業は「包括的および先進的な環太平洋パートナーシップ協定(CPTPP)」の遅れと世界的なアパレル需要の低迷を原因とする諸問題に直面したが、第2四半期には低迷を脱し、最終的には前年比10.23%増の310億米ドルの輸出額を達成した。

2017年、ベトナムから主要市場への縫製輸出額は対米国が7.2%、対EU9.23%、対日本が6.1%、対韓国が11.8%、対ロシアが56%増加した。

ベトナムの繊維・アパレル輸出額の伸び率は中国、インド、バングラデシュ、トルコやインドネシアといった他の輸出国との比較においても最も高い。

ベトナム繊維協会のTruong Van Cam副会長は、国内の縫製企業は保険料、土地代、税金、輸送費や通関手続き費用の面でミャンマー、カンボジア、バングラデシュなどとの競争に直面するだろうとの見通しを述べた。

ベトナム繊維公団(Vinatex)のLe Tien Truong会長は、国内の繊維・アパレル企業は技術導入、投資誘致と繊維アパレル協会の組織網の強化に注力することを提言している。

製品の付加価値を向上させるためには、デザインへの投資強化に加え、顧客ブランド名でのデザイン製造(ODM)を10%は増やすべきである。



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最終更新:2018年01月17日16:37

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