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ベトナムの縫製工場は片足だけを米国市場に置いている

ベトナムは世界の5大アパレル製品供給国の一つであるものの、世界市場におけるベトナムの衣類輸出取引高シェアはわずか4-5%しかない。最大の輸出市場アメリカでは、ベトナム製品はシェアの8%を保持している。

2011年以来、繊維産業は最大の業種になり、4,000のビジネス単位が設立されていて、取引高は200億ドル、GDPの15%を占める。繊維製品は輸出産業中で最大の輸出品目となっている。

ベトナムのアパレル製品輸出の約50%は米国向けで、26% がEU向け、日本向けは12%で、韓国向けが6%を占める。

そういう意味で、米国はベトナムの最大の市場である。また、税関総局によって発表された統計では、米国市場は衣類輸出では毎年安定した成長を示している。今年年初から5ヶ月で、ベトナムは、対昨年同期比で16.5%増の32億4000万米ドル相当の衣類をこの市場に輸出した。

それにもかかわらず、ベトナム繊維協会(Vitas)事務次長Nguyen Van Tuan氏によると、多くのベトナム企業が自社名義で米国へ商品を輸出しているわけではない。大部分の企業は、ベトナムの安い人件費を最大限に利用するために工場を中国からベトナムに移動した韓国や香港や台湾の企業の下請けである。

事実上、第三者を通して製品を輸出しなければならないので、ベトナム企業は米国市場への輸出で蓄えられるのはごくわずかであることをベトナム繊維協会(Vitas)の代表は認め、総取引高の3%程度と概算している。

Tan Minh 縫製貿易会社社長Le Trung Hoan氏によると、6,000あるとされる既存の繊維会社や個人事業者のうち、直接米国市場に輸出しているのは8%に満たず、大部分は韓国や香港や台湾の会社で占められている。

Tan Minh社は米国市場への製品輸出について5年の経験を持ち、主にスーツやドレスやシャツなどの女性用のファッション・ウェアを輸入生地や国内資材で作っている。製品はFOB形式で直接ニューヨークに輸出される。

Tan Minhの製品の90%が米国に輸出されるが、工場は設計された生産能力の60%しか稼働していないとHoan氏は言う。

「私たちはちょうどうまく米国市場に入り込み始めました。この大市場には素晴らしい潜在能力があって、すべてのメーカーが狙っている市場です。」とHoan氏は言う。

米国は品質や出荷や仕事の威信に関する厳しい要件のため、満足させるのが難しい市場であると彼は言う。

したがって、ベトナムのアパレル製品には、米国市場に入り込む方法は2つしかない。ベトナムの縫製会社は、他社の外注仕事を受けるか、または仲介業者に製品を販売しなければならない。

Tan Minh社もかつては、前者の方法で、他社の下請けをしていた。その後、2007年以来、何人かの米国の業者が、Tan Minh社に連絡して、注文を直接Tan Minhに注文し始めた。

たいへんな困難にもかかわらず、ベトナム企業は、米国市場に向かってまだ努力している。

例えば、Garmex Saigon社は、カリフォルニアに事務所を開き、会社の製品を紹介したり、市場のニーズや嗜好に関して学んだりしている。米国の小売業者へ製品のオファーを行うプログラムもある。

 

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最終更新:2013年07月19日06:00

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