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タイ:女王陛下の後援のもと、国内シルク織物伝承の取組みが進行中(後)

(前編より)

 

このプロジェクトでシルク織物の工芸品を綿密に調査し、繊維製造に関する広範囲の視察の中で、若い世代が家業の繊維ビジネスを継承することを拒んでいるという問題について、Wandee氏はタイの伝統的な織物の将来に懸念を示した。

その結果、全国女性会議では、若者に対して国家の伝統遺産である織物生産の家業を受け継ぐことを奨励するプロジェクトを立ち上げることを決定した。

この一行はその後、職人による製織作業に関するデータを収集するために、南部地域から離れ、別の地域に移動した。北部地域では、彼女らはダマスク模様シルクの中心地であるランプーンや、チューブ・スカートや裾が繊細なラインで装飾されたpha sin teen jokで知られるチェンマイのMae Chame区を訪れた。

中部地域では、チャイナート県の古いコミュニティであるBan Neon Khamにある地元の製織産業を視察した。

また、北東部のナコーンラーチャシーマー県では、Pak Thong Chai区のPak Thong Chaiシルク文化センターと、Sida区のシルク村であるBan Faek Non Samranを訪問した。

Ban Faek Non SamranでWandee氏は、彼女と視察団は、桑の木を育て、それを蚕に与え、シルク糸を紡ぎ、染色して織るというタイシルクの一貫した生産全体を直に見ることができた、と述べた。

桑とは別にこのセンターではインディアンアーモンドやゴールデンシャワーなどの木を育てており、それらは絹糸を染色するのに自然な色味を与えてくれる。

Wandee氏は、Ban Faek Non Samranも国王陛下によって始められた「足るを知る経済(Sufficiency Economy)」の生きた例であると述べた。そこでは、シルク製品を生産し、販売し、販売から得た収入を村民で分け合っている。

Ban Faek Non Samranの住民は何世代にもわたり、収入を得るために農産物を生産してきた。また収穫期の後は、別の収入を得る副業としてシルクを織ってきた。結果としてそのことが、桑農地の拡大や地場の小規模絹産業の誕生につながった。

Wandee氏は、この伝統品を守るために、全国女性会議では女性らにタイシルクを着用し、8月12日の女王陛下の誕生日を祝うよう奨励していると述べた。

「私はタイ独自の繊維芸術を調査するため、国内の各地域を訪問する機会を得ました。美しいシルクの作品が出来上がるために、その布は多くの生産工程を通過します。製織作業が完了するには数ヶ月、あるいは何年もかかります。これらの手工芸品は非常に貴重なものなのです。」と彼女は言った。

Wandee氏は、国内産業を促進させていくためにも、タイ地元生産によるこの貴重な工芸品を育成していくことが重要であると述べた。

全国女性会議のメンバーであるAtcharawan Limlenglert氏は、タイシルクの作品には、異なる地域の人々を特徴付けるアイデンティティが織り込まれていると述べた。異なる民族や文化的な背景は、この繊維製品の多様な芸術スタイルに見ることができる。

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最終更新:2016年06月11日12:02

タイ:女王陛下の後援のもと、国内シルク織物伝承の取組みが進行中(前)

かつてはタイのファッション業界において支配的な位置にあったタイシルクは、ゆっくりと現代的な織物に取って代わられ、この美しいアートのような伝統的織物は失われつつある。

このような工芸品や素材が軽視され、消えていくことを恐れ、女王陛下が後援する全国女性会議のWandee Khunchornyakong Juljarern会長は、タイ文化の魂であるタイシルクを保存する活動を引き受けた。

彼女はタイシルクに愛着を持っている女王陛下の志を継ぎ、タイ全土にわたる織物の伝統を保存するプロジェクトを立ち上げた。このプロジェクトでは、8月12日の女王陛下84歳の誕生日に注目している。タイの人々は古くから、熟練の職人によって織りこまれた細心の模様で装飾された、美しいデザインのタイシルクに身を包んだ女王陛下のイメージに感じ入ってきた。

Wandee氏は、北から南までシルク織物センターを巡る旅に出発した。彼女は会議のメンバーだけでなく、タイの伝統的な織物に対する同じ情熱で結ばれた人々と同行した。

南部のSurat Thani州でこの一行は、南部スタイルのシルク織物でこの地域の最大のサプライヤーの1つであるWanma Thai Silkを訪問した。この店は信じられないほど繊細な模様を含む綿密な職人技で有名で、Chaiya地区のタイのイスラム教徒と仏教徒双方のための古いコミュニティハウスのBan Phum Riengにある。

Wandee氏は、tambon Phum Riengのほとんどの村人たちはイスラム教徒で、独特なシルク模様を生み出す能力がその身体に染みついている、と言った。

Wanma Thai Silk店のオーナーであるWanma Nuimeem氏は、一行をこのコミュニティでよく知られた伝統的な織物であるPhum Riengシルクが生産されている場所へ連れて行った。そこではシルク糸の前工程と製織工程が実演された。

Wanma氏は、この独特なPhum Riengシルクは、かつてインドネシアの島々に住んでいた先祖から芸術的遺産を受け継いだマレー人先住民族の創造物であると述べた。Phum Rieng をどの地域の織物よりも優れたものとしているのは、繊細なダマスク模様を銀と金の糸で装飾したその素晴らしい品質である。

彼女は、かつてBan Phum Riengにおいて女性らが、先祖から受け継いだシルク織物技術をどのように継承していったかを一行に語った。その後、この地域に住み着いた仏教徒の家族らがこの技術を習得し始め、家庭向けにPhum Riengシルクを織り始めたという。

この繊細なシルク織物の製織作業は、特別なものは数ヶ月、時には数年を要する。こういった手間のかかる作業が必要であるにもかかわらず、Wanma Thaiシルクには国内外からの注文が殺到している。

値段はデザインの複雑さに応じて変わるが、限定品であればより高価となる。特注の製品は、時にその価格は数十万円にもなる。

Ban Phum Riengで一行はまた、祖母のMaeriem Wanmuda氏から受け継いだ手織りシルクの伝統を守る、有名なWandara Wanmuda氏とMareeya Wanmuda氏の姉妹に会った。彼女らの祖母は、Surat ThaniのChaiya区にある、ブッダの遺品を祭る有名な寺にちなんで名付けられたPhra That Chaiyaと呼ばれる有名な織りパターンを生み出した人物である。

Phra That Chaiyaのデザインと別に、Wandara氏とMareeya氏はまた、ライオンの身体と象の鼻と牙を持つ伝説の動物の柄のKotchasiや、Khom Petch(ダイヤモンドランタン)、ビンロウの木の小さな花をあしらったSoi Dok Makなど、独特のシルクのデザインを生み出した。

 

(後編へつづく)

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最終更新:2016年06月11日06:02

ミャンマー:労働監視団体が最低賃金案を支持

2つの国際的労働監視団体が日額3600チャット(3.2米ドル)というミャンマー政府による最低賃金案への支援を表明した。

ミャンマー労働省への書面で、倫理的取引イニシアチブと適正労働協会はそれぞれ、縫製労働者に最低賃金を適用しないようにという要求に抵抗するよう政府に要請したと民主ビルマの声(DVB)が7月16日に報道した。

「適正労働協会は適正な報酬水準の遵守につとめており、縫製労働者を全国的な最低賃金の適用外とするという提案は相容れないものです」と適正労働協会のJason Juddプログラム副会長は話す。

倫理的取引イニシアチブは7月15日に発表した声明で「倫理的取引イニシアチブとその参加企業は、ミャンマーの新最低賃金の全国的な適用に向け国際的な要請がなされるよう支援します。私たちはミャンマー政府にも書面で意見を伝え、縫製労働者を最低賃金適用外とする提案に抵抗するよう政府に要請しました」

「私たちはミャンマー縫製業者、縫製企業協会らによる、高い賃金で外国投資家が撤退するという言い分に反論したいと思います」と文章は続く。

倫理的取引イニシアチブと適正労働協会はスポーツウェア大手Adidas、衣料小売Gap、Tesco、H&MやPatagoniaといった17の世界的大企業の支援を受けているという。

現在の日額最低賃金は3000チャットである。

今月はじめに、ミャンマー全国労働組合ネットワークは日額3600チャットの提案を拒否し、労働者らに抗議活動を行う準備をするよう呼びかけた。ミャンマー労働組合連盟はこの提案への支持を表明した。

2つの労働組合は急成長を遂げている縫製セクターの数千人の工場労働者を代表している。縫製工場の多くはヤンゴン市の郊外に位置している。

工場所有者を代表するミャンマー縫製業協会は、もし政府が日額3600チャットの提案を承認するならば工場を閉鎖すると警告している。

縫製工場所有者らはこの提案は「実施不可能」であり、結果として工場労働者約20万人が解雇の危機に直面するとしている。

6月に、およそ30の中国資本工場と60の韓国資本工場が日額3600チャットの最低賃金が承認された場合は工場を閉鎖するとの立場を表明している。日額3600チャットは政府が主導する最低賃金制定国家委員会が提案したもの。

 

 

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最終更新:2015年07月23日06:03

タイ:サハ・グループがミャンマーでの工業団地建設を断念

消費財大手企業に高すぎた土地

タイのサハ・グループBoonsithi Chokwatana会長とI.C.C. International社Boonkiet Chokwatana経営執行役会長は、第19回サハ・グループ・フェアの説明会に出席した。タイの主要消費財企業グループであるサハ・グループは、隣国であるミャンマーの高い土地の値段を理由に、ミャンマーでの工業団地の設立の計画を取りやめた。

Boonsithi Chokwatana会長は、数年間にわたりプロジェクトの将来性を調査した結果、サハ・グループは、ミャンマーの1000ライ(約160万平米)の区画に自社工業団地を開発するのをやめると決定したと語った。

「投資コストが高いため、自社の工業団地を開発してもうまくいかないでしょう。」と彼は述べた。「土地が非常に高いのです。」

サハ・グループが工業団地の計画を断念しなかった場合には、土地を30年間賃借するためだけに、非常に多くの金額が必要となるはずだった。

グループは、工業団地に工場用の土地を借り、日本の投資家とミャンマー政府と共同で開発する方向で、ミャンマーにおけるビジネス戦略を変更した。

サハ・グループはまた、タイとミャンマーの取引拠点として、ターク県Mae Sot地区に既にある施設も利用する予定だ。

Mae Sot地区は、新しい特別経済特区として選ばれた。

サハはMae Sot地区の200ライ(32万平米)の土地に、女性用下着、衣服、靴下を製造する3つの織物工場を持っている。

タイの経済は停滞気味だが、グループは、日本投資家と共に、2~3億バーツ(約600万~900万米ドル)の土地開発、物流改善など、一連の投資を新たに行い、タイ国内市場を開拓し続ける予定だ。

サハ・グループの子会社であるI.C.C. International社の経営執行役会長であるBoonkiet Chokwatana氏は、グループはタイにおける投資を継続するつもりだと語った。

I.C.C. International社は、東京急行電鉄株式会社と、チョンブリ県Si Racha群のJ-Parkコミュニティモール近くに180戸のサービスアパートであるHarmonique Residence Srirachaを共同開発する契約を締結した。

建設工事は始まっており、年度末には竣工の予定で、タイ在住日本人をターゲットにしている。

「消費者の購買力はまだ平常には戻っていません。」とBoonsithi氏は言う。

「低金利を利用するだけでは、経済を活性化するのには不十分です。これまでのところ、私たちはプラユット・チャンオチャ政権の実績、特に、汚職の取り締まりについては満足しています。今後2年は在任してほしいと思っています。」

サハ・グループは昨日(6月8日)、第19回サハ・グループ・フェアはバンコクのクイーン・シリキット・ナショナル・コンベンション・センターで6月25日~28日まで開催されると発表した。

1000以上の特別価格製品のブースで無料の宅配サービスを受けられるという。

サハ・グループは昨年と同水準の、3000億バーツ(約89億米ドル)の通年売上を見込んでいる。

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最終更新:2015年06月17日06:01

タイ:TALグループ、工場閉鎖により900人解雇

香港のTALグループが所有するアパレルメーカーが、停滞している世界経済のため、3つのタイ工場のうちの一つを閉める。

900人の従業員が9月末までに職を失うことになると、タイ工業連盟(FTI)副会長Wallop Witanakorn氏は言う。

TALグループの子会社Thai Garment輸出会社は、アジア5大衣料品会社の一つであり、TALは世界有数の衣料品生産業者及び輸出業者である。

Thai Garment輸出会社はタイのサムットサーコーン県のOm Noi、ノンタブリー県のChaeng Watthana、プラーチーンブリー県で3つの工場を運営しているのだが、そのうち1つの工場が閉鎖されると、Wallop氏は言う。

世界的景気後退によりThai Garment輸出会社は損害を受け、受注が急減して、工場従業員を2000人から徐々に現在の900人までに削減することになったと彼は述べた。

会社の幹部らはコメントを控えた。

「マスコミに話をする準備ができていないと言うことで、タイ工業連盟(FTI)に説明し公表するよう頼みました。」とWallop氏は言った。

Thai Garment輸出会社はインラック•シナワトラ政府の日額300バーツの最低賃金に苦しんだメーカーの一つであると、彼は述べた。

他のアパレル企業はほとんど、タイから低賃金国であるカンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナムのいわゆるCLMVに生産地を移転させることによって生き残った。

これらの工場は米国とEUがCLMV諸国に提供する一般関税特恵制度を享受しており、タイに比べて一人当たりの収入が低い。

「約30の縫製工場が他国に移転しました。」とWallop氏は言った。

Thai Garment輸出会社は近隣諸国へ生産移転していない数少ない企業の一つである。

創設60周年になるTALグループは、ベトナム、インドネシア、マレーシア、中国、香港、メキシコでも事業を展開している。

その年間生産能力はシャツ3000万枚、パンツ1000万足、ブラウス560万枚、ポロシャツ1000万枚、上着90万着、スーツ2万着である。

TALグループの工場は、トミー•ヒルフィガー、トーマス•ピンク、ノードストローム、Jクルー、ジバンシーなど、世界有数のアパレルブランドを生産するOEMメーカーである。

 

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最終更新:2014年09月04日06:00

ミャンマー繊維産業、急騰する気配あり

欧州連合(EU)による貿易特権の回復に続いて、ミャンマーから欧州向けの繊維輸出が飛躍的に伸びる過程にあるとタイ繊維研究所は述べる。

EUからミャンマーへの経済制裁が解除されて、一般特恵関税制度(GSP)が適用されるようになれば、ミャンマーの繊維輸出は急速に伸びると同研究所は見ている。同研究所は、成長の規模までは予測を立てていないが、相当の規模になると言う。

ミャンマーの繊維輸出は2011年と比べて昨年は18%増加し、9億4600万米ドルに達した。

何年も軍事政権の後の民主改革化の中で、EUは4月22日にミャンマーへの経済制裁を解除し、貿易利益を元に戻した。アパレル生産はミャンマーの重要な産業である。ミャンマーは2003年に国の独裁に対する抗議のために一般特恵関税制度(GSP)リストから削除されていた。

一般特恵関税制度(GSP)、低賃金、豊富な労働力などの恩恵を得ることを見込んで、タイの企業を含む多くの繊維メーカーがミャンマーに移動した。ミャンマーの最低賃金は、月当たりでカンボジアの90米ドルやベトナムの100米ドルと比べて、ずっと安い32米ドルである。ミャンマーの人口は5500万人で、3250万の労働人口がある。

タイ繊維研究所は、不十分な電力供給やヤンゴン港の施設不足など、インフラ整備が貧弱で、ビジネスの障害になっていると警告している。

EUは開発途上国や後発途上国のEUへの輸出を助けるための手段として、一般特恵関税制度(GSP)の特権を与えている。

 

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最終更新:2013年05月24日06:00

カンボジアの日の出:T.K.縫製は、廉価な賃金を求めて国境を超える

政府が全国的に日給の最低賃金を300バーツとすると決定したとき、労働集約型産業は日暮れがまもなく訪れるのだと知った。

会長Thaveekij Jaturajaroenkhun氏は、製品の間にあって、指差して言った。「向こうに行って、一から出直しだ。」

しかし30年経ったT.K.縫製のここでの日暮れは、あちらでの新しい夜明けを意味した。

タイの人気の主要な相手先商標製造会社(OEM)として、同社は高い賃金経費を逃れ、最大の生産工場を北西カンボジアへ移転した。

「会社が32年前できたとき、労働力はふんだんで、中国のような巨大な生産国と簡単に競争できました。」と会長Thaveekij Jaturajaroenkhun氏は言う。

「しかし、今日、我々の事業はその日暮れに向かっているので、成長するためには出て行く必要があります。」

他の10の縫製会社も近隣諸国、特にカンボジアとベトナムへ移転するところであると彼は言う。

12人の従業員と7台のミシンによるだけみすぼらしい工場から出発して、今やT.K.縫製は、バンコクとミャンマー国境沿いのTak県Mae Sotに2つの工場を有している。それぞれ1,200人と2,500人の従業員を抱え、そのほとんどは移民である。

2つの工場は、連動して操業し、合わせて月産50~60万枚の生産能力があるが、そのうちMae Sot工場が全体の65%を占める。

すべての売上は国内市場向けだが、全部で80枚の顧客ラベルがある。完成品は、対象となる年齢や職業も様々である。

「カンボジアの新しい工場が来年6月に活動を開始するとすぐに、我々は段階的にMae Sot工場を閉鎖します。」とThaveekij氏は言う。

1億5000万バーツの投資額で、新しい工場はBanteay Meanchey州Sisophon工業団地にある。

工場は1ヶ月につき100万枚の生産能力があって、次の2年で少なくとも3000人を雇用する。

「地域の最低賃金がタイでより数倍低いので、カンボジアへの新しい投資は有利です。我々は中国などの国とさえ競合できます。」と彼は言う。

カンボジアの最低賃金の日給は、およそ51バーツである。

工場移転後のもう一つの要因は顧客需要だった。「顧客は、高い賃金経費が影響することを心配して、来年に生産される商品はタイ製ではなく、カンボジアまたはベトナムで生産されなければならないと言い始めました」と、Thaveekij氏は言う。

低賃金労働を越えて、T.K.縫製は、ヨーロッパへの低関税輸出ができるGSPの貿易条件をもつ国としてカンボジアから利益を得た。

Thaveekij氏は、現在同社によれば、中国が世界的な生産工場となりはじめた10年前のタイに遡ったように、ヨーロッパ、米国、日本にその製品のおよそ60%を輸出する予定である。

製品の残りの40%は、0関税でタイに輸出する。

10%以上の利益で、Thaveekij氏は会社が3年以内で投資を回収したいとしている。

長年にわたって政府と研究者は、タイ企業はもはや安価な賃金労働に基づいて競争できず、ブランドを付けて付加価値の高い商品を提供するために製品を格上げしなければならないと言ってきた。

しかし、これらの提案は彼のビジネスには適当でないとThaveekij氏は言う。

「OEM生産で他社のブランド生産の契約をしているとき自社ブランドの製品を生産するのは不可能です。自社ブランドを作ることにすれば、デザインをコピーされて、結局は競争となるかもしれないので、顧客は信用しなくなります。」と彼は言う。

「類似のビジネスに対して競争力を維持するために、生産は顧客要求に柔軟でなければなりません。」

ある特定の製品に固執することなく、顧客にワンストップ・サービスを提供していくと彼は言う。

近隣諸国に投資する際に重要な要因は信頼できるビジネス・パートナーを持つことであるとThaveekij氏は言う。

同社はカンボジアで縫製事業を開始したばかりだが、同社はこれまで20年間、カンボジアでホテル、レストラン、旅行代理店を運営してきた。

「結局のところ、たとえ状況が本当に厳しい場合があるとしても、成功は自分次第です。怠惰でない限り、人ができないことは何もありません」とThaveekij氏は言う。

40年以上前、町で働くためにPathum Thaniの家を出て以来ずっと、彼は自分自身に何度もこう言って聞かせてきた。

生計のために野菜を栽培していた中国人家庭に生まれたThaveekij氏は言う。「私は貧困から逃れるためにバンコクへ引っ越ししましたが、今とは違う素晴らしい人生を作り出そういう、非常に断固たる決意がありました。」

彼は縫製工場で仕事を提供されて、裁縫、仕立、納品を含むあらゆる工程を12年費やし、その後やっと生産マネージャーに昇進した。

「本を読むことを通してではなく、現実の経験を通して、私は衣類について学びました。もしあなたが現在私に聞くならば、私は衣類製造については博士号を持っていると言えます。」と彼は言う。

 

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最終更新:2012年12月11日06:00

イオン、アセアン市場の拡大に目を向ける

Aeon Thana Sinsap(タイ)は、積極的なビジネス展開を自国タイ及び周辺諸国で計画している。

イオンはアセアン地域での拡大のための拠点としてタイを見ている。

Aeon Thana Sinsapは、カンボジア、ベトナム、ラオス、ミャンマーに融資サービスを提供、安全な分割払い購入ローンから始める、と、4月からタイに赴任した社長鈴木順一氏は言う。

拡大を進めるため、100%所有のカンボジア子会社の資本も来年増やすと彼は言った。

イオンはカンボジアに1つしか支店を持っていないが、ローン成長は近年2桁経済成長を背景に毎月平均10%と強力である。

わずか10ヶ月のカンボジア支店は6月現在、6000名の顧客基盤を持ち、年末までに10,000名を超えると予測される。

「これまでの海外支店拡大の経験から、通常の成長率に基づく予想として、採算が取れるまで、3年かかると思っていましたが、カンボジア支店の場合、どうやら2年で住みそうです。」と鈴木氏は言う。

カンボジアの後、イオンはもう一つの全額出資子会社Aeon Microfinance(ミャンマー)の資本を増強する。

イオンは、1年間駐在員事務所で割賦購入方式ローンを展開したのち、先月子会社を設立した。

また、先月、イオンはもう一つの完全子会社Aeon Leasing Service(Lao)を準備し、来年からラオスで営業を開始する。

ベトナムでは、その子会社は2年間2つの支店を営業し、2014年に採算が取れることになる。

グレーター・メコン地域に拡大するために、イオン・グループの経営戦略で2006年から2009年まででAeon Thana Sinsapに準備させたと鈴木氏は言った。

また、グループの小売事業部門であるイオン・モールは、グループの金融ビジネスを支えるために地域に拡大する予定である。

イオン・ブランドの下のショッピングセンターは、2014年にカンボジアでオープンし、その後クレジットカードを導入する。

クレジットカードは、他の地域の市場でも展開すると鈴木氏は言う。

「Aeon Thana Sinsapの収益性は、2014-15年くらいから急速によくなるはずです。」と彼は言う。

タイでは、今年10%の成長を目標としているが、総未払負債はおよそ460億バーツである。

同社も、中から高所得者層の市場セグメントの強い成長を見込んで「電子マネー」を提供する予定である。

タイ証券取引所では、Aeon Thana Sinsap の株式は、昨日、取引高663万バーツ、1.25バーツの下落の株価67.50バーツで閉じた。

 

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最終更新:2012年12月03日06:00

無印良品、タイでのシェア拡大を目指す

ミニマリスト・デザインとロゴ無しの方針で知られている日本のアパレル会社無印良品は、新しい価格戦略で来年に向けタイの競争激しいファッション産業でのシェア拡大を目指す。

無印良品は、輸送コストと関税を削減するため、来年、中国から直接輸入する。

無印製品の製造販売元である良品計画グループ常務取締役松﨑曉氏は、タイの無印の代理店であるCentral Department Storeに対し、同社は、来年無印のアパレル商品を中国の工場から直接輸入するつもりであることを話した。

輸入関税と輸送コストを下げることで、無印は製品の小売価格を15-20%下げられる。

現在は、中国の工場で生産される衣類がタイへ配送される前に、一旦日本へ輸入されるため、無印製品は日本より20-30%高い定価がついている。

「流通を改善することで、我々は価格を下げるだけでなく、タイ市場へのお披露目を3倍速くすることができます。」と、松﨑氏は言う。

現状では、製品をタイまで輸送するのに20日かかっているが、中国の工場から直接出荷されるようになると、わずか7日で届くと彼は言う。

無印製品の衣類の90%以上が中国で生産されているので、同社は衣類の価格設定方針を修正し始めた。

しかし、ビューティー・アイテムを含む他の無印製品は、日本生産である。

無印良品は2006年にタイでの最初のショップをCentral Chidlomに開いた。現在、9つのショップが国内にある。

タイには直接的な競争相手がいないので、ビジネスは年々徐々に増加している。

「ザラ、H&M、イケアらは競争相手ですが、他社は我々のように、衣類、化粧品、文房具、台所機器、寝具、浴室アイテムから食物までといった巾広い商品構成を提供していません。」と彼は言う。

無印良品では7000以上の製品を取り扱っている。それは手頃な価格のブランドとしてのポジションを確立しており、慎重に材料を選んで、その製造プロセスを合理化して、包装を最小にすることによって他より価格を低くしている。

衣類は別として、同社は、来年、ビューティー・アイテムと食品の商品ラインを増強し、毎年1店もしくは2店の出店攻勢をタイで展開予定である。

国内での10-20の店舗に加えて、同社は毎年国際市場に50の新店舗を開く予定である。

8月31日現在、世界中では、379の日本での店舗を含む550の無印ショップがあり、年末までには世界中で合計592に達する。

 

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最終更新:2012年11月01日06:00

バンコクに待望のH&Mがついに開店

スウェーデンの衣料品小売大手H&Mはバンコクで待望のH&Mストアを開店し、この流行に敏感な都市で初進出の記念の第一歩を記した。

サイアム·パラゴン·ショッピングセンター内の3200平方メートルにあって、H&Mストア第1号店はスペインのライバルザラ及びマンゴの2大ブランドから遠くない。

H&Mストアの入口は、あらゆるトップ・ブランドが既にデビューを果たしたタイのファスト・ファッション・ブランドの中にあって、最後のジグソーピース、であると考えられている、と市場観測筋は語った

そのブランドとは、ザラ、ユニクロ、ギャップ、マンゴ、フォーエバー21などである。

旗艦店の後、同社は来月にはザ·モール·バンカピに2号店、さらには、ラッチャプラソン交差点のセントラル・ワールドに3号店を予定している。

タイのH&Mは、タイとインドネシアのH&Mのフランチャイザーであるシンガポールの実業家JSギル氏の持つHthai(タイ)社によって運営される。

ギル氏は、オーストラリアのビラボン、アメリカのノーティカなど、スポーツ・ファッションやアクティブ・ライフスタイルブランドを提供して約300店舗を運営している。

「バンコクでは流行に敏感な街で、大きな可能性を見ているので、我々はここに店を開くことを期待していた」とタイのフランチャイズ·マネージャーPar Darj氏は、昨日バンコクを訪問した際に語った。

タイのH&Mオープンは、今年度300店を開く事業計画の第一歩である。

ブランド偽造や密輸について尋ねたところ、Darj氏は、これらの問題の対処について楽観的であると述べた。

「ここにファッション・ブランドが多く参入しているということは、ファッションへの市場の潜在力を反映しているわけである」と彼は言った。

「密輸は私たちにとって大した問題ではありません。我々の店舗では、我々は最高の価格で高品質のファッションを提供しています。そして、お客様は、私達の店の雰囲気を感じ、経験を得て、バラエティーに富んだ商品を買物するのです」

来店頻度を高めるために、同社は毎週新製品を提供して、既存の顧客を維持し、新しい顧客を引き付けていく。

H&Mの価格は、アクセサリー類で50バーツから革のジャケットで10,000バーツに及ぶ。

中間業者を経由せずに、効率的な物流システムを開発することで、競争力のある価格を提供することができるのである、とDarj氏は言う。

H&Mの参入は、ザラ、マンゴとフォーエバー21らに店舗を改修させ、小売店のラインを拡張することになった。

現在、H&Mの製品は16の生産ラインからもたらされ、衣類の80%がタイを含むアジアで製造され、残りがヨーロッパで作られている。

H&Mは世界的に2,600店舗を持ち、タイへのブランド展開は47国目になる。

過去6年間で、H&Mは中国、日本、韓国、シンガポールとアジアへ事業を拡大していき、先週にはマレーシアにも事業を拡げた。

フランチャイザーのJSギルとのコラボレーションで、来年の初めにはジャカルタでも開かれる。

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最終更新:2012年10月03日06:00

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