インドシナニュース

原糸輸入減少

   2012年5ヶ月の原糸の輸入は24万8000トンで、金額では4億7300万USD、対2011年同期比で、数量ベースで0.2%、金額ベースで29.3%減少している。台湾とタイからの輸入は対2011年同期比で若干増加しているが、中国と韓国からの輸入は減少している。2012年5ヶ月の原糸輸入価格は対2011年同期比で14.5%下降、2,270USD/トンである。

   2012年5ヶ月の原糸の輸入は24万8000トンで、金額では4億7300万USD、対2011年同期比で、数量ベースで0.2%、金額ベースで29.3%減少している。台湾とタイからの輸入は対2011年同期比で若干増加しているが、中国と韓国からの輸入は減少している。

 

   台湾は年初4ヶ月で我が国への最大の原糸供給国で、全体の41.3%を占め、2012年第1四半期の台湾からの原糸の輸入は79700トン、1億6230万USDで、対2011年同期比で、数量ベースで3.4%とわずかに増加したものの、金額ベースで17.1%減少している。4月だけで計算すると、金額ベースで8.4%減少しており、対2011年同期比で、数量ベースで23.8%、金額ベースで37.5%減少して、18900トン、3940万USDである。

   2012年年初4ヶ月では、中国が第2位の原糸供給国であり、42200トン、1億110万USDで、対2011年同期比で、数量ベースで9.3%、金額ベースで18.1%と、数量、金額ともに減少した。4月だけでは、10200トン、2660万USDで、対前月比で、数量ベースで15.6%、金額ベースで8.4%減少しており、対2011年同期比では、数量ベース、金額ベースともに22%減少している。

   韓国は第3位の原糸供給国であり、18500トン、5630万USDで、対2011年同期比で、数量ベースで7.2%、金額ベースで9.7%と、減少した。4月だけをとると、4990トン、1560万USDで、対前月比で、数量ベースで9.5%、金額ベースで16.4%増加しているが、対2011年同期比では、数量ベースで4.1%、金額ベースで5.9%減少している。

   タイがこれらの国々続く原糸供給国で、24300トン、4380万USDで、対2011年同期比で、数量ベースで14%増加したが、金額ベースでは13.7%減少した。4月だけをとると、12400トン、2220万USDで、対前月比で、数量ベースで151.2%、金額ベースで142.5%増加している。対2011年同期比では、数量ベースで80.3%、金額ベースで30.1%増加している。

   従来からの輸入先への依存度を低下させようと、パキスタンやオランダといった国からの輸入する企業も出てきている。

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最終更新:2012年06月02日07:00

イタリア企業、ベトナムでの機会を模索

   5月24日、ホーチミン市にて国連工業開発機関の計画・投資部企業発展局は「ベトナム-イタリア経営パートナー関係の発展」という会議を開催した。

   パトリック・ギルバートは、この会議は、イタリア政府後援のもと、中小企業の開発プロジェクトの活動のうちの一つに挙げられる。2ヶ国の企業の国際経済パートナーシップの発展を目的とし、それを通じて貿易、生産、技術協力の促進活動を展開するものである。

   プロジェクトはこれまで、繊維、靴、インテリアなどのベトナムの企業80社近くに対しての技術援助、40の養成コース、イタリアのメーカー各社に対するベトナムへの10の視察・マーケティング旅行などを行っている。

   両国の関係機関の代表はベトナム経済の概観図、ベトナムとイタリアの経済パートナー関係、海外投資家に対するビジネス・チャンスを企業に紹介した。現在、海外からベトナムへの直接投資は上昇し、特に生産の分野での増加が目立つ。

   経済・社会の安定、法務の整備、税制の整備、人件費の安さ、政府による労働者の教育など海外投資家にとって魅力的な点が多い。

   今回、イタリアの中小企業40社以上がホーチミン市を訪問し、会議に出席し、パートナー探し、投資チャンスの調査など協力関係樹立のため、市場調査やベトナム各社とのミーティングを行った。

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最終更新:2012年06月01日07:00

綿花作付面積、わずか1万ヘクタール

    ニャホー綿花及び農業発展研究院(Vinatex傘下)の報告によれば、近年、ベトナムでの綿顔作付面積が急激に減少している。

    2002-2003年、綿花作付面積は32600ヘクタールで生産量は13000トン、繊維業の綿糸原料の10%に対応していた。2010-2011年、作付面積はわずか10000トンあまり、生産量は1/3に減った。現在、国内での綿花の生産量は市場需要のわずか1.5%しか対応できず、残りはすべて海外からの輸入である。

    ベトナム繊維公団(Vinatex)の推算では、ベトナムの繊維業界は40万トンの綿花需要があり、2020年にはこれが60万トンまで増加する。けれども、綿花の国内生産量は市場のわずか1.5%しか対応していない。綿花の価格が3.2USD/kgであれば、ベトナムは毎年綿花輸入に10億USD以上をかけなければならない。

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最終更新:2012年05月31日07:00

イギリスからカンボジアでの繊維産業への投資が増加

    イギリスの通商・投資室がプノンペンに事務所を開き、イギリスからカンボジアでの繊維産業への投資が増加している。

    カンボジアの繊維業界はイギリスの多くの投資家の関心を引いている。2011年、イギリスはカンボジアに投資した唯一の欧州の国だった。過去5年間で、カンボジアとイギリスの相互貿易は300%増加し、2011年には金額は4億USDに達している。プノンペンのイギリス大使館のデータでは、本年度の第1四半期の2ヶ国の相互貿易は対昨年同期比で40%増加している。

    プノンペンのイギリス通商・投資室が開かれ、さらに2ヶ国の経済交流が発展していくものと期待されている。同室のおかげで営業登録が簡易化され、市場調査報告も発行される。

    カンボジア投資委員会のデータでは、イギリスは2011年カンボジア最大の投資国だった。ただし、総投資額220億USDの多くは、ケイマン諸島に本社を構える企業からのものである。

    2010年、イギリスはカンボジアに対して1000万USD投資した。その際、在カンボジアのイギリスの企業のうち最大のアパレル・メーカーQuantum Clothingは1000万USDで工場を完成させた。

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最終更新:2012年05月30日07:00

参考:2012年5月18日から2012年05月24日までの繊維原材料輸入実績例

    上記期間中、各市場からの輸入の綿花の価格が1,850 -2,665 USD/tと上昇傾向を見せ始めた。そのうちパキスタンから輸入の綿花の価格は対前週比3.0%伸び、2,163USD/tであった。加えて、マレーシア産2.5%高、2,088USD/t、ウガンダ産6.6%高、2,174USD/t。反対に、アメリカから輸入の綿花の価格は対前週比15.7%低、2011年同期比39.6%低、2,634USD/tであった。インド産対前週比6.8%低、2011年同期比39.6%低、2,025USD/t。モザンビーク産とブラジル産は、前週比6.1-29.1%低、それぞれ2,000USD/t、2,379USD/tであった。その他の市場のからの輸入綿花の価格は、ブルキナファソ2,232USD/t、ニジェール1,630USD/t、イギリス2,036USD/t。

      各市場から輸入のポリエステル糸(コード:54023300)の価格も綿花の価格ともに上昇傾向で2.07-6.38USD/kgで推移している。具体的には、台湾からの輸入ポリエステル糸価格対前週比16.2%高、対2011年同期比6.5%高、2,6USD/kg、インド産前週比16.3%高、対2011年同期比50.0%高、2,67USD/kg。特に韓国産は6,38USD/kgと強い上昇を見せた。その他の市場のからのポリエステル糸の価格は、中国2,16USD/kg、タイ2,42USD/kg、日本3,4USD/t、香港2,07USD/t。

      生地巾58ポリエステル100%生地(コード:55121900)の中国からの輸入価格は、2,45USD/m、日本産輸入価格は3,7USD/m、CIFハイフォンである。 

      各市場から輸入のポリエステル糸(コード:54023300)の価格も綿花の価格ともに上昇傾向で2.07-6.38USD/kgで推移している。具体的には、台湾からの輸入ポリエステル糸価格対前週比16.2%高、対2011年同期比6.5%高、2,6USD/kg、インド産前週比16.3%高、対2011年同期比50.0%高、2,67USD/kg。特に韓国産は6,38USD/kgと強い上昇を見せた。その他の市場のからのポリエステル糸の価格は、中国2,16USD/kg、タイ2,42USD/kg、日本3,4USD/t、香港2,07USD/t。

    生地巾58ポリエステル100%生地(コード:55121900)の中国からの輸入価格は、2,45USD/m、日本産輸入価格は3,7USD/m、CIFハイフォンである。

    生地巾54/62ナイロン100%生地(コード:54074200)の韓国からの輸入価格は2,47USD/yard、台湾産輸入価格は3,46USD/m、カットライ(HCMC)である。

    ポリエステル95%、スパンデックス5%生地(コード:60062200)の韓国からの輸入価格は0,86USD/m、台湾産輸入価格は3,6USD/m、CIFカットライ(HCMC)である。

    生地巾57/58綿100%生地(コード:55129900)の中国から輸入価格は1,71USD/m、中国産輸入価格1,71USD/m、香港産輸入価格2,3USD/t、CIFハイフォンである。

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最終更新:2012年05月29日07:00

VinhPhu紡績:一歩一歩困難を克服し、ビジネスの柱を確立

  VinhPhu紡績のブランドを維持し、発展させる決意のもと、従来からの顧客を維持し、顧客の信用を取戻すために、       VinhPhu紡績株式会社の全社員は一体となって、積極的に生産活動に取り組み、あらゆる機会を奏して、全世界的な経済危機の試練を乗り越えようとした結果、2011年には、与えられた目標を達成し、労働者らへの任務を成し遂げた。

   昨年、VinhPhu紡績株式会社の売上は4180億ドンで、対2010年比50%以上伸び、利益は44億8000万ドンに達し、国庫に200億ドンの税収をもたらしている。労働者の平均収入も目を見張るほど改善され、2010年に270万ドン/人/月だったのが、2011年には370万ドン/人/月と38%上昇した。各地で労働者不足が叫ばれる中、昨年VinhPhu紡績は152人を採用、養成し、労働紛争も起こさなかった。

   VinhPhu紡績が困難を乗り越え、2011年に成功したもう一つの理由は、ロス率管理が非常に高い効果を上げたことである。紡績時のロス率を5%減少、織布時のロス率を6%減少し、それにより設計時より126,721kgの糸を節約できた。労働力の配置を合理化し、製品単位の労働の無駄を減少させ、給与単価を上げ、労働者の収入を上げ、生産時の労働者の能力を引き出した。2010年と比べて、労働力の無駄は1トンの糸あたりで25から19.4に、1000メートルの生地あたりで7から5に減少した。

   2012年4ヶ月でVinhPhu紡績の生産状況は引き続き好調である。利益は70億ドンを超え、もしこのままの調子なら年間で135億ドンになると見られる。累積赤字は確実に解消される。

   4ヶ月間の工員の平均給与は400万ドン/人/月に達し、年間では420万ドン/人/月になると見られる。さらに、今年は、会社内に従業員食堂も建設中である。同時に、同社はこれまで貸していた土地に、日本製を中心とした100台の紡績機(300-500万USD)を導入する予定である。

   2012年の株主総会で、経営陣のトップから末端の株主までが一致して、管理徹底、経費削減などの政策を打ち出し、推進し、生産能力を上昇させて、2012年には128億400万ドンあった累積赤字を解消、2013年には株主に配当を実施することを決めた。

   2015年まで、同社は重点プロジェクトである織布工場の生産キャパの拡大、生産効率の向上を実施して、現在の2倍の年間2000万mまで高める。これはフートー省人民委員会が省の発展計画に見合ったものと認めたプロジェクトで、VinhPhu紡績株式会社がこのプロジェクトを実現できるように省は引き続き条件を整えることになっている。

 

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最終更新:2012年05月28日07:00

スーパーVinatexフーディン、オープン

526日、VinatexmartVinatexフーディン(ホーチミン市第8区チューディンホイ)を開業する。

Vinatexフーディンは総面積600㎡で、衣料、化粧品、家庭用品、加工食品、生鮮食品などを販売する。

VinatexフーディンはVinatexmart71番目のスーパーである。

開店を祝して、Vinatexフーディンでは「オープン記念福引」を実施する。

526日より61日まで30万ドン以上買物された客に、ティー・セット、ヘルメット、ファッション・バッグ、Vinatexmart商品券、シャンプーなど、様々な景品が当たる福引券がもらえる。

他には、Vinatexフーディンは61日の国際こどもの日を祝して、様々なセールを実施する。

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最終更新:2012年05月26日07:00

タイ産原糸の価格、下降

    2012年4ヶ月の原糸の輸入は86500トンで、金額では1億8110万USD、対2011年同期比で、数量ベースで3.3%、金額ベースで12.5%減少している。原糸の輸入市場は変動が大きいが、従来のどの市場も対2011年同期比ではほぼどこも減少している。2012年4ヶ月の各市場の原糸輸入価格は対2011年同期比で9.6%下降、2,094USD/トンである。

    2012年4ヶ月の原糸の輸入は86500トンで、金額では1億8110万USD、対2011年同期比で、数量ベースで3.3%、金額ベースで12.5%減少している。

    2012年5月の我が国の原糸の輸入は21700トンで、対2011年同期比で15%増加すると見込まれる。

    2012年第1四半期に台湾、中国、韓国といった従来の市場からの輸入量は対2011年同期比で減少する一方、タイからの輸入は微増した。

    2012年第1四半期の台湾からの原糸の輸入は26900トン、4840万USDで、対2011年同期比で、数量ベースで9%、金額ベースで30.2%減少している。この市場から引きやすい原糸はヴィスコース糸、ポリエステル糸などである。

    2012年第1四半期の中国からの原糸の輸入は、対2011年同期比で、数量ベースで38.1%、金額ベースで40%と、数量、金額ともに大きく減少し、7400トン、1510万USDである。ヴィスコース糸がもっとも多く、続いてポリエステル糸、ステープル糸、ウール糸などの順である。

    韓国からの原糸の輸入は、上記2つの市場からと同様の傾向で、5890トン、1150万USDで、対2011年同期比で、数量ベースで25.6%、金額ベースで29.7%減少している。この市場からの輸入は、ポリエステル糸、ステープル糸、などである。

    注目すべきは、タイからの原糸の輸入が、対2011年同期比で、数量ベースで2.7%とわずかに増加し、金額ベースで22.5%減少し、1330トン、2260万USDである。この市場からの輸入は、ポリエステル糸、ステープル糸、ヴィスコース・レーヨン糸、アクリル糸などである。

    これ以外の輸入先は、ブラジル、パキスタン、フランス、エジプト、イギリスなどである。

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最終更新:2012年05月25日07:00

ベトナム繊維業界、いまだ多くの障害

2012年第1四半期の繊維輸出は前年同期より難しい。アメリカ、日本、欧州の主要3市場の注文がいずれも減少している。しかしながら、繊維製品は数ある輸出製品の中でいまだ輸出金額第一位である。

 

八方塞がり

 

専門家の評価によれば、2012年はベトナムの繊維製品の輸出市場が多くの試練に直面する年になるはずである。実際、繊維輸出業界は欧州経済不安の影響を受けて、困難に直面している。輸入市場が縮小し、ベトナム繊維製品輸出市場――ベトナム企業が長年開拓してきた市場――に小さくない影響が出ている。

 

一部の品目の価格上昇の影響は言うに及ばず、年初からこれまで、各企業は、輸出製品を梱包するナイロン袋に対する環境税適用の影響で経費の上昇に直面している。商工省は現在財政省とともにこの問題解決に見直し作業を進めている。

 

見方を換えて、ベトナム繊維公団(Vinatex)会長Vu DucGiang氏によれば、現在、中小企業は拡大のための投資資金の調達のために銀行に頼るのが非常に難しい状況である。現在の金利の情勢では、企業は「動力」を見つけられない。中小企業は「チャンス到来」まで休業するか、居場所を見つけるために大企業との協業の方法を見つけなければならない。

 

見方を換えて、ベトナム繊維公団(Vinatex)会長Vu DucGiang氏によれば、現在、中小企業は拡大のための投資資金の調達のために銀行に頼るのが非常に難しい状況である。現在の金利の情勢では、企業は「動力」を見つけられない。中小企業は「チャンス到来」まで休業するか、居場所を見つけるために大企業との協業の方法を見つけなければならない。

 

さらには、こうした発展過程と地域及び世界での競争の中において、WTOの一部の条項や未自由貿易協定は未完成で、企業の発展のための条件を満たしているとは言えない。これなども、繊維市場が早急に発展するのを妨げている障害と言える。

 

光明を見出す

 

2012年の繊維業界の成長速度と輸出目標を確実にするため、商工省は各繊維企業に加工賃商売を減らすように奨めている。同時に、FOB(原材料を購入し、製品を販売する)あるいはODM(デザインし、生産し、製品を顧客に販売する)方式の輸出の比率を高めていく、あるいは、国内で生産される自然の原材料を使用するように奨めると同時に、業界の人材を補充するため技能労働者の養成を奨めている。

 

見方を換えれば、今後、効果的に困難を乗り切るためには、Vu DucGiang氏はVinatexは市場の情勢を推測し、確定し、業界全体が、中国、台湾、韓国、ASEAN諸国、あるいは香港まで含めて、新しい市場を集中的に開拓していかなければならない。地域の市場に加え、業界はすでに国内市場には関心を持っていた。すでに、国内で生産される製品は消費者の注目を集めていたし、多くの製品が品質を伴っていて、デザインにも金をかけられ、顧客の様々な要望に応えてきたからである。2011年国内市場での消費比率は18.22%に昇り、今年はさらに高くなると予測されている。

 

光明を見出す

 

2012年の繊維業界の成長速度と輸出目標を確実にするため、商工省は各繊維企業に加工賃商売を減らすように奨めている。同時に、FOB(原材料を購入し、製品を販売する)あるいはODM(デザインし、生産し、製品を顧客に販売する)方式の輸出の比率を高めていく、あるいは、国内で生産される自然の原材料を使用するように奨めると同時に、業界の人材を補充するため技能労働者の養成を奨めている。

 

見方を換えれば、今後、効果的に困難を乗り切るためには、Vu DucGiang氏はVinatexは市場の情勢を推測し、確定し、業界全体が、中国、台湾、韓国、ASEAN諸国、あるいは香港まで含めて、新しい市場を集中的に開拓していかなければならない。地域の市場に加え、業界はすでに国内市場には関心を持っていた。すでに、国内で生産される製品は消費者の注目を集めていたし、多くの製品が品質を伴っていて、デザインにも金をかけられ、顧客の様々な要望に応えてきたからである。2011年国内市場での消費比率は18.22%に昇り、今年はさらに高くなると予測されている。

 

現在、業界は引き続き、いかにブランドを確立し発展させるかという課題に取り組んでいる。これまで、ベッティン、ニアベ、フーンドン、マイ10、ビンミンといったVinatex傘下の巨大な総会社は多くの高級縫製品を提供し、消費者らに独自のブランドを確立させてきた。たとえば、ベッティンは現在ラオス、カンボジアに代理店を持ち、この7月にはミャンマにも代理店をオープンする予定である。このことは、Vinatex傘下の企業のブランドや商品が国内の消費者の関心をかっているだけでなく、地域市場のそれにも留まっているということである。

 

現在、業界が注目している問題の一つは企業の経営技術で、とりわけ、リーン・システムに注目が集まっている。これは、公団傘下の各企業が適用している最新の管理技術で、それにより、早急に競争能力を作り出し、労働生産性を高め、そこから安定した注文を受け、労働者に安定した収入を保障し、業界の経済を発展させる動力を作り出していくことを狙いとしている。

 

他には、現在のように経費上昇の対策として、公団は積極的に各地方と取り組み、紡績・染色の工業団地の建設、綿花の栽培地、原料、副資材の生産地の土地の確保をしている。 同時に、 繊維工業と相容れない、問題のある技術を適用しないよう、 とくに廃水の基準では、国際通例に見合った技術基準を確立し、国内の生産と消費者を保護することに努めている。

 

2012年第1四半期が終わって、ベトナムの繊維の輸出は32.5億USDに達し(繊維原料まで含めると36億USD)、対昨年同期比では15.4%の成長である。3月だけをとってみると、全国の繊維製品の輸出金額は11.5億USDで(繊維原料の輸出まで含めると13億USD)、ベトナムでは輸出金額が10億USDを超えた唯一の品目である。

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最終更新:2012年05月24日07:00

企業は国産糸に期待

  もっとも期待されているのは、ペトロベトナム・ビナテックス・ディンブー株式会社(PVTEX)が投資主となっているディンブー・ポリエステル総合紡績生産工場のプロジェクトで、2011年末には市場に製品を出荷している。

  まだ試作の段階だが、2011年12月からこれまで、Pvtexは4度の引合を受け、20000トン以上の製品を市場に出荷した。

  ベトナム繊維公団副社長Le Tien Truong氏は、まだ正式ではないが、Vinatex傘下の企業はPvtexの2級糸を使い始めたと言う。

  計画では、2012年、ディンブー・ポリエステル紡績生産工場は15万-17.5万トンの糸を市場に供給、国内の繊維市場の40%の需要に対応し、糸の国内化比率を70%まで押し上げる。

  2011年、糸の国内での供給は市場需要のわずか30%(12万トン)しか対応しておらず、市場全体の45万トンにはるかに及ばない。

  輸出用の生産のための原材料を揃えるためには、紡績企業は残りの糸をすべて台湾、韓国、インドの市場から13億USD以上も輸入しなければならない。

  今年の第1四半期の統計では、対2011年同期比の輸入金額は数量ベースで2.4%、金額ベースで13%減少しているが、3億5000万USD近くに達している。

  ベトナム繊維協会会長Vu DucGiang氏は、仮に17万5000トンの糸が必要なら、ディンブー・ポリエステル紡績生産工場の供給分のみとっても、2012年に3億5000万USD分を削減できる。

  現在、全国には3700もの繊維企業があり、そのうち、17%は織布工場である。しかし、すべての織布工場が国内糸の恩恵に授かれるわけではない。新しい工場がいずれも国内企業のための供給基地となるわけではなく、輸出向けの製品が大きな割合を占めているからである。

  ベッタン繊維会社のLe Nguyen Ngoc氏によれば、繊維業界の原材料調達は非常にたくさんのルートがある。とくに、2011年、世界中の原糸の価格は気の遠くなるくらい高騰し、企業の利益に大きな影響を与えた。

「価格が上昇しても、企業は輸入して、国内市場や海外への輸出製品の生産を保証しなければならない。国内生産工場からの調達が増えると、企業は主導的に生産でき、競争力ある価格で輸出契約の交渉ができる。」とNgoc氏は言う。原糸の供給源が増え、副資材が現地調達できるようになり、国内調達比率が高まると、繊維業界は競争力を高めることができる。

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最終更新:2012年05月23日07:00

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