インドシナニュース

<貿易戦争>中国生産に依存する、米国の高級ファッションブランドに打撃(前)

ある最新の調査によると、米国の高級ファッションブランドはその製造過程でますます中国に依存するようになり、貿易戦争による関税引き上げに大きな影響を受ける。

Tシャツや下着などの基本的な衣料品の輸入は、ベトナム、カンボジア、バングラデシュなどの低コストの生産拠点に容易にシフトできるが、中国はアクセサリやコートなどの高付加価値製品の生産に特化しているため、米国ブランドは関税引き上げを受け入れざるを得ないかもしれない。

あるアメリカの大学の教授の研究によると、繊維産業の多くの分野がコストの面で熾烈な競争をしているにもかかわらず、中国よりもバリューチェーンの下流に位置する他の国々は、高級品の品質においては競争できないことが示されている。他の国々は、技術的な制約のため、中国と同じ量または同じ品質で生産することができない。

この調査によると、中国の衣料品のサプライチェーンにおける締め付けは続いているが、その価格優位性は、労働コストの上昇と米国の関税率の早期引き上げによって急速に損なわれている。2018年の第2四半期では、中国で製造された衣料品の平均小売価格は25.7米ドルで、ベトナムの衣料品よりわずかに高いだけであったが、その一年後、中国のコストは倍以上になり、一着当たり69.5米ドルになった。

2019年の第1四半期末までに、米国の衣料小売業者の在庫に保管されていた中国製衣料品の数は、各衣料品の属性を追跡するための業界の識別子である在庫保管単位(SKU)としては、3分の2以上減少し8352になった。2016年初頭から20194月下旬にかけて、中国は依然として米国の小売市場における最大(193774 SKU)の衣料品供給国である。

衣料品製造のコストと品質の面で中国の主要な挑戦者とみなされているベトナムは、同時期に米国市場における中国の水準の3分の1を占めた。



(後編につづく)



その他 ジャンル:
最終更新:2019年05月17日

このページのトップへ戻る