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香港ファッションウィーク、米国の関税引き上げの中で縮小(前)

香港ファッションウィークは今年、米国のバイヤーが中国の工場への発注に慎重になっているため、重苦しい空気が立ち込めていた。

これはまた、114日から17日まで香港会議展示センターで開催された2019年秋冬のトレードショーイベントやファッションフェアに参加している企業の数にも反映されている。今年は11カ国からわずか1400のブース出展で、これは昨年と同じだが、2年前の1515ブース出展からは減少した。毎年出展しているインド企業約25社が、イベントに出席するための補助金が間に合わなかったために、今年不参加となった。

米国のバイヤーは以前ほどなかったが、ヨーロッパ、インドネシア、オーストラリアからの参加者が多く、スパンコールを施したイブニングガウン、セーター、ビーズのハンドバッグ、デニム、子供服などを抱えて、歩き回る人で広大なホールはいっぱいになっていた。過去数年間、このイベントでは2つの大ホールを埋めていた。

イベント主催の香港貿易発展評議会のBenjamin Chau 副理事長氏は、出展者は米中間で進行中の貿易紛争、および調達および小売モデルの急速な変化からの不確実性に直面していると述べた。

最近、米国は、中国からの輸入品のうち2000億米ドルに10%の関税を課し、それをさらに2570億米ドルまで拡大すると威嚇している。彼はアパレル各社に、新興国市場によってもたらされる機会をつかみ、デザイン品質を改善することによって競争力を維持するように促した。

香港貿易発展評議会のを務めるアパレル諮問委員会会長Laurence Leung氏およびその他の関係者は、中国製品に対する米国の関税が中国の工場への発注におけるバイヤーの信頼水準に影響を及ぼしていることを認めた。

「現時点では、ベトナムと中国からの調達において、両者のバランスが取れているかもしれませんが」とLeung氏は言う。「これはあっという間に変わります。バイヤーらは中国から出ていきます。幸いにして、中国の通貨が昨年7%以上下落したので、そのほうが好都合なのです」

婦人服、紳士服、子供服、下着、水着、イブニングウェア、ハンドバッグ、靴、アクセサリー、布地、ボタン、ラベルの見本市として毎年1月と7月に開催される香港ファッションウィークは今回で第50回目を迎えた。

昨年は、このイベントに、スタイリッシュで仕立てられた企業向け制服ファッションが独自ゾーンで展示され、好評を博した。今年も、ファッショナブルなスポーツウェア、サーマルウェア、ブライダルおよびイブニングウェア、カジュアルウェア、水着セクションと同様に、このゾーンは戻ってきた。



(後編につづく)



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最終更新:2019年01月29日

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