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ベトナム:履物輸出で大きく前進

ベトナム皮革・履物産業における国内企業および海外投資企業はめざましい成長を続けており、特に履物の輸出においては同国を世界第2位の輸出国へと押し上げた。

ベトナム皮革履物協会(Lefaso)によれば、今年1~6月期におけるベトナムの履物輸出額は48億米ドルに達し、対前年比で17.8%増と大幅な伸びを示した。また経済専門家らは現在、同輸出額が年末までに110億米ドルを超えるものと予測している。

世界的に履物の需要が高まっている主な要因として、欧米諸国の景気回復が挙げられる。また同産業にとって同じく重要な要因となるのは、妥結の構えを見せている自由貿易協定の存在だ。

環太平洋経済連携協定(TPP)、およびベトナム-EU自由貿易協定(VEFTA)は、年末から来年初めにかけて締結されるものとみられている。また皮革・履物産業に対しては、加盟によってもたらされる将来的なメリットを見越して、これまで莫大な額の投資が行われてきた。

多くの海外資本による事業が現在、国の至るところで急速に成長しており、最先端のテクノロジーを採用し、近代的で合理的な工場を建設している。またこうした技術や設備を導入することで、各産業の付加価値を生産過程で直接的に高めることができる。

海外の原材料サプライヤは、ベトナム皮革・履物産業に多額の投資を行い、自国の特定分野をベトナム市場に進出させて成功を収めている。またベトナム企業とパートナーを組むために、あらゆる機会を積極的に活用している。

海外サプライヤは皆2014年を転換の年と見ており、それまでに主導権を握って基盤を固めようとしている。同時にTPPとVEFTAが締結されることで貿易活動が盛んになると見ているため、こうした貿易活動から有利な立場で利益を得ようと計画している。

Hien Dat Exhibition & Trading Services Company社・社長のTran Vi Co氏によれば、ホーチミン市で16日に開催された「第16回国際靴・皮革産業見本市」で原材料サプライヤが最も注目していたのは、ベトナムのブースだったという。

同見本市の海外来場者数は対前年比で約20%増。また18の国と地域から150社もの企業が参加した。

同氏の話では、ビジネス・チャンスがあることは確かだが、ベトナムの企業が今後、困難な状況に適切に対処し、かつこうしたチャンスをつかむことができるかどうかは、まだ分からないという。

Lefaso会長のNguyen Duc Thuan氏は、皮革産業では現在、国産原材料を使用することに関心が高まっていると強調する。同産業における国産原材料の使用割合はこれまで、たったの30%だった。

この割合は今後、大幅に増加するものとみられている。ベトナムには皮革産業が盛んな工業地区が2つあり、2カ所の主要地域でそれぞれ急速に発展している。さらに規模の小さい工業地区では、これら2カ所の工業地区で各製造段階に必要とされる材料の生産を担っており、例えば合成皮革、靴底、装飾材料などを製造している。

ホーチミン市は今後、同産業全体のために原材料の供給と交換の中心地として、革新的な変貌を遂げるものと見られている。

同産業では、なめし皮の使用において、2020年までに国産100%にする目標を定めている。また合成皮革と靴底についてはそれぞれ50%と70%を目指し、2050年までの達成を見込んでいる。

Lefasoではこれまでのところ、いくつかの措置を考案し、同産業が将来、持続的に発展するよう支援している。優先事項の一つとして、職業訓練が挙げられる。これに伴い2015年には、ベトナム南部に人材トレーニング・センターが設置される見通しだ。

 



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最終更新:2014年07月23日

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