インドシナニュース

2015年11月 のニュース一覧

ベトナム:2015年11月3日から2015年11月11日までの繊維輸入実績例

今週、各市場からの綿輸入価格は対前週比で逆行し、1,320~1,890USD/tで推移した。具体的には次の通りである。中国からの綿輸入価格は対前週比で1.1%上昇し1,595USD/tだった。シンガポールは1.1%上昇して1,541USD/t、インドは0.4%上昇して1,480USD/t、イギリスは0.8%上昇して1,539USD/t、アメリカは2.0%上昇して1,687USD/t、スイスは1.2%上昇して1,533USD/tだった。ブラジルからの綿輸入価格に限っては変動がなかった。一方、香港からの綿輸入価格は6.0%下降して1,791USD/t、パキスタンは0.5%下降して1,320USD/t、フランスは3.1%下降して1,578 USD/t、日本は2.9%下降して1,608 USD/t、韓国は7.5%下降して1,640USD/tだった。2014年同期と比較すると、これらの市場からの輸入価格は2.1~19.2%下降した。その他の市場からの綿輸入価格は、マカオ1,896USD/t、カメルーン1,660USD/tとなった。

各市場からのポリエステル糸(コード:54023300)の輸入価格は下降し、0.55~4.67USD/kgで推移した。このうち、韓国からの輸入価格は、対前週比で0.4%下降して1.71USD/kg、中国は17.2%下降して1.23USD/kg、日本は20.3%下降して、4.67USD/kg、台湾は30.7%下降して1.64USD/kgとなった。2014年同期と比較すると、これらの市場からの同原料の輸入価格は0.4~32.9%下降した。その他の市場からの輸入価格は、香港0.96USD/kg、インドネシア0.93USD/kg、マレーシア0.99USD/kg、タイ1.02USD/kg、アメリカ0.55USD/kgとなった。

綿100%、生地巾61/62inch(コード:52091900)の香港からの輸入価格は1.34USD/mで、中国からの輸入価格は1.58USD/m(CIFカットライ(HCMC))である。

ポリエステル100%、生地巾58/60(コード:60041090)の台湾からの輸入価格は0.83USD/yd、香港からの輸入価格は1.12USD/yd(CIFカットライ(HCMC))である。

レーヨン100%、生地巾52/54inch (コード:6004900)の韓国からの輸入価格は1.45USD/ydで、中国からの輸入価格は1.61USD/yd(CIFカットライ(HCMC))である。

ポリエステル100%、生地巾60inch(コード:55121900)の中国からの輸入価格は0.95USD/mで、台湾からの輸入価格は1.46USD/m(CIFハイフォン)である。

ナイロン100%、生地巾54/60inch(コード:54074110)の中国からの輸入価格は1.0USD/mで、韓国からの輸入価格は1.75USD/m(CIFハイフォン)である。

» 続きを読む

その他 ジャンル:
最終更新:2015年11月29日06:04

ベトナム:ベトナムの労働生産性は低い理由は、海外からの委託加工だからか?

ベトナム企業では主に海外からの委託加工を行っている。指図された仕事を行うのみである。ベトナム企業は市場を持っていないため、その労働生産性は低いのである、と経営者らは述べている。

国際労働機関(ILO)のベトナムにおける低い労働生産性に関するレポートについて、コメントを求められたHung Yen縫製株式会社のNguyen Xuan Duong社長は、確かにアパレル産業の労働生産性は低いものの、一部企業では高いレベルの労働生産性を示している、と述べた。

労働生産性は、労働者のスキルに基づいて計算される。Hung Yen縫製株式会社において、2014年の労働生産性は1時間当たり2.5米ドルであったが、その値は2012年時点のタイの値と同レベルであった。しかし一般に、衣料品産業の労働生産性平均は地域周辺国の60%程度であり、1時間当たり1.5~1.8米ドルである。

ベトナムのアパレル産業は数年前に発展し始めたばかりであり、労働者は依然として高いスキルを持っていない。

「5~10年前から稼動している歴史ある企業は高い労働生産性を示しているものの、新興企業は1時間当たり1.0~1.2米ドルの低い労働生産性しかありません。」

なぜベトナム人は、ベトナム企業で働く時は低い労働生産性を示すのに対し、外資系企業(FIE)で働く時は、より高い労働生産性を示すのか?

Duong社長は、外資系企業が特定の市場に向けた専門的な製品を生産しており、そこでの労働者は、働き始めてから1年もすれば熟練工になることができる、と述べた。例えば、フンイン省にある米国HanesBrandの工場では、労働者は男性用の下着やTシャツを専門に生産している。そのため労働者は、1ヶ月後には習熟することができる。

一方で、ベトナム企業はこういった仕事を獲得することができない。ほとんど企業は、「その日暮らし」であり、海外からの委託加工を行い、指図された加工を行うだけである。そのため、こうした企業の労働者は、同じベトナム市場の他社労働者よりも、高い専門レベルを身につけることできない。

「こうしたことから、ベトナム企業の労働生産性が低いということは、必ずしも真実ではありません。」とDuong社長は述べた。

仮に企業が彼らの労働生産性が低い、という事実を否定するならば、なぜ最低賃金の引き上げ要求を拒否するのか?

この問いに対して、ほとんどの企業では収益実績に基づいて労働者に支払いを行っている、とDuong社長は述べた。Hung Yen縫製株式会社では、例えば、売上の60%を労働者への支払い原資としている。

そのため、もし社会保険料が増加すれば、労働者の純所得は低下する。社会保険料は総売上の7~8%であったのが、現在9%にまで増加している。

現在社会保険料の料率は32.5%であり、一方で労働組合費は2%と、事業者には重い負担が課されている。

Duong社長はまた、労働生産性は低すぎるわけではないが、それでも生産性は年率わずか5%に満たない改善しかできないのに対し、企業は年率10%以上の賃上げを要求されている、と指摘した。

 

» 続きを読む

その他 ジャンル:
最終更新:2015年11月25日06:01

インドネシア:TPP参加には「競争力の向上が必要」

現時点で12の加盟国、8億870万人の人口、27兆8000億米ドルの国内総生産(GDP)からなる環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に、インドネシアが参加できるようになるには、大幅にその産業部門の競争力を向上する必要がある。

Rizal Affandi Lukmanインドネシア経済担当調整大臣府次官によると、(インドネシアが)競争力を向上させるために政府は、物流の課題や工業用地取得の困難さなど、様々な障壁を解消する必要があるという。

彼は、インドネシア政府が、TPP参加に向けた準備について議論するため、あらゆる方面の利害関係者を集めて会議を開催した、と述べた。

例えば政府は、織物・繊維製品業界や履物業界の競争力を向上させるため、調査を実施することを予定している。

「繊維・履物製品において技術革新を推し進めることにより、わが国の製品は海外、例えばベトナムなどの国において競争力を持つことになります。」と、水曜日にジャカルタの戦略国際問題研究センター(CSIS)によって開催された会議においてRizal次官は述べた。

その中で「インドネシアがこの貿易協定に参加するまでの2年以内に、すべての問題を解決することができる」との楽観姿勢を彼は見せた。しかし、TPPで定められた基準を満たすために必要な、すべての法律規則を整備するには、時間がかかるだろう、とも認めた。

「なぜなら法律規則を制定するためには、下院(での審議)を必須とするためです。」と彼は付け加えた。

例えば、TPPの投資家対国家間の紛争解決(ISDS)は、投資家が国家を国際仲裁機関に訴えることを認めているが、インドネシアの投資法においては、問題を国際仲裁機関に提訴する前提として、紛争当事者による(提訴に対する)同意を求めている。

「この点は、我々が努力せねばならないことです。」とRizal次官は述べた上で、政府はまだ、TPPの基準を満たすために、改訂が必要な法律規制の列挙を行っている段階にある、とした。

Joko Widodo大統領は先月のホワイトハウス訪問時に、TPPへの参加の意思表明をしたが、参加のメリット・デメリットや、その非常に秘密主義的な交渉経緯が議論を巻き起こした。

以前、インドネシア繊維協会(API)とインドネシア製靴業協会(Aprisindo)は、TPP参加国であるベトナムより、地元の繊維製品の競争力を高めるために、(インドネシアも)TPPに参加するよう、政府に要請した。

Mustika Ratu社のPutri Kuswisnu Wardani社長は、TPP参加に対する国民の期待感はさておき、政府は国内産業の状態を考慮すべきである、と警告した。彼女によると、(TPPには)多くの厄介な労働規則や、輸入規則(原産地規則)がある、としている。

「これは政府が望んでいることなのでしょうか? 我々はどのように国内産業を発達させるか考えずに、単なる貿易業者になろうとしているのでしょうか? 我々がTPPの基準に従うには、調整が必要なのです。」と彼女は述べた。

 

» 続きを読む

その他 ジャンル:
最終更新:2015年11月21日06:01

ベトナム:アメリカへのTシャツの輸出、7.9%増加

統計データによれば、2015年10か月間のベトナムのTシャツの輸出は9億1600万点、37億8200万米ドルに達し、対2014年同期比で数量が6.9%増、金額が8.7増となった。2015年残り2か月のTシャツの輸出は8億500万米ドルに達し、対前年同期比で10%増となる見込みである。

2015年9か月間には、アメリカ、EU、日本市場への輸出が対前年同期比で3.9~7.9%とわずかに増加した。具体的には次の通りである。

アメリカ市場へのTシャツの輸出は、対2014年9か月比で数量が7.5%増、金額が7.9%増とかなり増加し、5億5630万点、金額が21億8000万米ドルに達し、同製品の総輸出額の64.1%を占めた。労働省の最新の報告によれば、先週のアメリカの初回失業手当の申請数は、この42年間で最も少なく、世界経済の減速を背景にしながらも、アメリカ経済の基盤の強さを示した。初回失業手当の申請数が3000増加したのは、季節ごとの調整によるものであり、先週末の10月17日において25万9000だった。通常のデータである4週間の平均手当申請数は、週ごとの増減がなくなった際の雇用市場の良好な各傾向を示しており、前週には2000減の26万3250であり、これは1973年12月以来最も低い数字である。一方、不動産の売上は4.7%増となって各家庭の財産価値を上昇させ、このおかげで消費指数もより大きくなった。こうしたアメリカ経済の成長に関する楽観的な兆しにより、同市場への縫製製品の輸出は今後も引き続き増加傾向にあると見込まれる。

EU市場へのTシャツの輸出は、対前年同期比で数量が4.3%増、金額が3.9%増となり、5850万点、2億7190万米ドルに達した。このうち、いくつかの国への輸出が対前年同期比で増加し、イギリス30.8%増、ドイツ6.5%増、イタリア133%増、フランス106.6増、ギリシャ34.8%増、等であった。ユーロ圏の経済は、ユーロ安からの利益享受が輸出や貿易の剰余を改善させたことにより、現在徐々に回復している。しかしながら、経済成長とインフレ率には依然として特筆すべき改善の兆しは見られていない。ユーロ圏のGDPは2015年には1.4%増となる見込みで、2016年および2017年には、以前の予測から2%ずつ下降してそれぞれに1.5%、1.9%と見込まれる。一方、ユーロ圏のインフレ率は2015年には0.1%増と予測され、2016年には1.1%、2017年には1.7%と、それぞれに以前の予測である1.5%、1.8%から0.3%ずつ引き下げられた。ユーロ圏の経済成長の予測が引き下げられた原因は、外部需要が衰退したことにある。また、各発展途上国における経済成長の遅れが、引き続きユーロ圏の経済成長にも影響を与えそうだ。こうした兆しにより、同市場へのベトナムの縫製製品の輸出は今後伸び悩むと見込まれる。

日本市場へのTシャツの輸出は、対前年同期比で数量が1.9%減となるも、金額は6.0%増となり、8290万点、3億7760万米ドルだった。

注目すべきは韓国市場へのTシャツの輸出であり、対2014年9か月比で数量が18.4%増、金額が15.7%増とかなり増加し、3310万点、1億7090万米ドルに達した。

各企業はその他の市場へのTシャツの輸出も推し進めており、対前年同期比でUAE 57.3%増、ナイジェリア832.6%増、サウジアラビア24%増、トルコ39.8%増、等となった。

 

2015年10か月間のTシャツの輸出価格は、対前年同期比で1.6%とわずかに上昇し、FOB単価は4.13米ドルだった。

2015年9か月のアメリカ市場へのTシャツの輸出は、対前年同期比で0.4%とわずかに上昇し、FOB価格は3.92米ドルだった。2015年9月の同市場への輸出価格は、対前月比で0.3%上昇したが、対前年同期比では3.3%下降し、FOB単価は4.11米ドルだった。

2015年9か月の日本のTシャツの輸出価格は、対前年同期比で8.1%上昇し、FOB単価は4.55米ドルだった。2015年9月の同市場への輸出価格は対前月比で0.9%下降したが、対前年同期比では12.9%下降し、FOB単価5.09米ドルだった。

2015年9か月のEU市場へのTシャツの輸出価格は、対前年同期比で0.4%下降し、FOB単価は4.64米ドルだった。そのうち、いくつかの国への輸出価格が対前年同期比で減少しており、ドイツ7.9%減、オランダ13.6%減、イタリア3.4%減、スペイン2.6%減、フランス23.8%減、ベルギー20.6%減、ギリシャ42.5%減、等だった。

 

» 続きを読む

その他 ジャンル:
最終更新:2015年11月19日06:02

ベトナム:日本へのショートパンツの輸出、減少

統計データによれば、2015年9か月間のベトナムのショートパンツの輸出は1億4770万点、5億6830万米ドルに達し、対2014年同期比で数量が6.4%増となるも、金額は0.8%とわずかに減少した。2015年第4四半期の同製品の輸出は2億2300万米ドルに達し、対前年同期比で10%増となる見込みである。

2015年8か月間には、アメリカ市場への輸出が対前年同期比でわずかに増加した一方、EU、韓国、日本市場への輸出は減少した。具体的には次の通りである。

アメリカ市場へのショートパンツの輸出は、対前年同期比で数量が12.5%増、輸出価格の下降により金額が0.8%増となり、1億400万点、金額が3億4260万米ドルに達し、同製品の総輸出額の63.4%を占めた。

一方、EU市場へのショートパンツの輸出は、対前年同期比で数量が20.3%減、金額が11.9%減となり、1180万点、6530万米ドルだった。このうち、いくつかの国への輸出が減少し、対前年同期比でベルギー28.1%減、スペイン41.2%減、ドイツ3.8%減、デンマーク12.8%減、イタリア3.3%減、ポーランド41.7%減、等であった。

韓国市場へのショートパンツの輸出は、対前年同期比で数量が7.0%減、金額が1.4%減となり、396万点、2840万米ドルだった。

日本市場へのショートパンツの輸出は、対前年同期比で数量が9.3%減、金額が21.6%減となり、355万点、2150万米ドルだった。世界第3位の経済大国である日本は、日本銀行の巨大な金融緩和政策のおかげで徐々に回復傾向にあると予想されている。当面の課題は、消費価格の指数がいまだに0%付近を行き来していることであり、エネルギー価格の下降によりこれは引き続き維持される可能性がある。労働者の雇用と収入が改善されていることを背景に、8つの地域において、不動産業界の投資価格は良好であると評価され、ほぼ全ての地方で消費の指標は活気づくか、あるいは安定を維持している。こうした積極的な兆しにより、同市場への縫製製品の輸出は今後回復すると見込まれる。

主力市場への輸出がわずかに下降したため、各企業はその他の市場へのショートパンツの輸出を強化しており、急激に増加したもののその価格は低かった。対前年同期比で、チリ77.1%増、UAE32%増、アルゼンチン31.6%増、ノルウェー33.6%増、パキスタン1,052%増、コロンビア332.7%増、等であった。

 

2015年9カ月間のショートパンツの輸出価格は、対前年同期比で6.7%下降し、FOB単価は3.85米ドルだった。

2015年8か月のアメリカ市場へのショートパンツの輸出は、対前年同期比で10.8%下降し、FOB価格は3.29米ドルだった。2015年8月の同市場への輸出価格は、対前月比で8.3%下降、対前年同期比では2.9%下降し、FOB単価は2.01米ドルだった。

2015年8か月の日本のショートパンツの輸出価格は、対前年同期比で13.6%下降し、FOB単価は6.05米ドルだった。2015年8月の同市場への輸出価格は対前月比で15.8%下降したが、対前年同期比では23.1%下降し、FOB単価5.27米ドルだった。

一方、2015年8カ月のEU市場へのショートパンツの輸出価格は、対前年同期比で10.6%上昇し、FOB単価は5.50米ドルだった。こうした成長は、いくつかの国への輸出価格は対前年比で上昇したためであり、対前年同期比でスペイン37.8%減、オランダ14%増、デンマーク14.3%増、スウェーデン39.2%増、イタリア43%増、等だった。

 

» 続きを読む

その他 ジャンル:
最終更新:2015年11月10日06:01

このページのトップへ戻る