インドシナニュース

2013年07月 のニュース一覧

アジア縫製業界、さらなる棲み分けを行う

アジアの衣料品製造業は今後3~4年間、競争の激化に応じて、更なる棲み分けが行われるだろうと専門家らは言う。中国、タイ、ベトナムは高級衣料を主に生産し、バングラデシュ、ラオス、ミャンマー、カンボジアは廉価品を主に生産するだろう。

現在のところ、世界市場の衣類の大部分がアジアで生産されている。2005年から2011年までの間に、ベトナムの衣料品輸出は32%増加し、中国は15%増加した。インド、トルコ、マレーシア、タイの増加率は約7%であるとベトナム繊維協会(Vitas)のデータは示す。

タイ衣料品製造者協会(TGMA)の統計からは、中国からの衣料品輸出が世界の衣料品輸出の35%を占めることがわかる。バングラデシュ、インド、パキスタン、スリランカは世界市場の16%から18%を占める。東南アジア諸国に関しては、この数字は10~12%である。

操業開始時の必要資本が小さくて済み、アジアには多くの安い労働力があるので、衣料品製造や繊維産業はアジアの多くの国々で経済発展における重要な役割を果たしているが、一方で、人々の利益に大きな影響力を持つ。

カンボジア衣料品製造者協会会長Lu Qijian氏によると、カンボジアの繊維輸出は同国の輸出総額の80%以上を占めていると言う。GDPへの貢献は15%から18%になる。バングラデシュの衣類輸出収入は同国の年間の外貨収入の約78%に相当する。

南アジア、あるいは、東南アジア諸国の衣料産業は好景気だが、開発はまだ一部に限定されているという問題に直面している。1つの重大な問題は労働コストの上昇である。

安い労働力がアジアの繊維産業の利点だが、東南アジア諸国では、それが一層明白である。 しかし、近年、労働コストは上昇している。ベトナムの最低賃金は20%上がり、今年、インドネシアとラオスはそれぞれ20%と22%上昇した。カンボジア人の平均月収はおよそ100ドルで、それが労働力不足の問題に繋がっている。

労働力に加えて、投資家は低い生産性と粗悪な製品品質への心配に対処しなければならない。そのうえ、原料輸入に依存し過ぎているので、東南アジアの衣料産業の正味価格を上げるのは難しい。

タイの生地メーカーの社長は、現在のところ、唯一タイだけが衣料産業の中ですべての生産工程を国内で行うことができると述べた。カンボジアとバングラデシュは、原料がなく、縫製品を生産できるだけである。

ベトナムのメディアによると、ベトナム衣料産業に必要な生地の11.8%は国内で生産される。 ほとんどの高級生地は輸入されている。2012年に、カンボジアは、中国本土、台湾、タイ、日本、韓国から31億2000万ドル相当の原料を輸入した。

中国と比べて、東南アジア諸国と南アジアの国々には、多くの利点がある。したがって、中国の廉価品衣料メーカーの中にはそういう国々へ工場を移転するところがある。Lu Qijianは、中国には先進技術と高い技能があるので、高級衣料産業はまだ中国で残っていると言う。

 

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最終更新:2013年07月27日06:00

中国-アセアン繊維産業、連携強める

過去数年間で、中国及びアセアンの繊維産業は同じ問題に面している。つまり、世界的な経済危機が続き、国際的な景気後退がオーダーを抑え、さらには、労働コストと他の要素も相俟って、アパレル産業は状況に関して楽観的ではない。

ついには、中国及びアセアンの繊維産業は、力を合わせて、「悪」を探し出し、強い力で対抗しようと決めたのである。

ちょうど今月、 中国-アセアン繊維産業同盟は中国-アセアンビジネス協議会設立を発表し、事務次長Xu Ningning氏は、中国-アセアン自由貿易圏は産業協力の1つ重要な手段として完成し、双方がアパレル産業の互いに有益な発展を促進できると述べた。

カンボジア、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム、および他のアセアン諸国では、繊維工業連合会の7人のリーダーが共同立会いの下、中国-アセアンビジネス協議会を代表してXu Ningning氏とアセアン繊維産業連合議長兼ラオス衣料協会会長One-Sy Boutsivongsakd氏とが協力覚書に署名した。

カンボジア衣料製造協会会長Wen Sujan氏は、アセアン諸国と中国は関税0の優先政策のメリットを享受し、加盟国が市場情報を交換し、ブランドを作り上げることで、次の20年、消費者の高まる需要( http://www.best-news.us/ )に合わせながら、衣料品の変化動向に対応して、市場の潜在能力を開発していくことができると述べた。Sujan Wen氏は、中国とアセアンの協力は10億人以上の消費者に利益をもたらすが、それを促進していくうえで中国とアセアンのアパレル産業は積極的な役割を果たすと述べた。

確かに、アセアン諸国の繊維産業が経済成長のうえで果たす役割を過小評価するべきではない。

インドネシア織物協会会長Ade Sudrajat Usman氏は、昨年のインドネシアの人口は2億5000万人で、アパレル産業成長率はインドネシアの他の業界の成長より高い7.5%に達していると述べた。また、マレーシア織物製造者協会理事長Seow Hon Cheong氏は、マレーシアの繊維製品輸出は増加していると指摘した。

シンガポール繊維ファッション連合名誉会長Ang Boon Cheow氏の指摘によれば、シンガポールのアパレル産業の強さは、金融、ファッション・デザイン、地域でのブランド展開、約束されたシンガポールおよび中国の衣料産業協力を反映しているという。また、ベトナム繊維協会副会長Dang Phuong Dung女史は、ベトナムが世界の繊維製品のトップ10に入る輸出国であるが、原料は中国から輸入していると発言した。

タイ織物工業連合会議長Somsak Srisuponvanit氏は、タイと中国との繊維産業における協力が非常に補完的であると述べた。(金融ニュース http://www.best-news.us/ )。最新のデータでは、2013年1月-4月のタイ繊維輸出金額は全体で32億4200万米ドルに昇り、対昨年比で2.62%増加した。タイはほとんどの製品をアセアン市場に輸出し、輸出金額は5億2480万米ドルで、輸出全体の22%を占めており、対昨年同期比で3.7%成長している。アメリカと日本が1位と2位のタイの衣料品の消費国であり、これ以外ではタイの繊維製品の主要市場は、欧州連合や香港を含む中国や韓国やアセアン諸国である。

近年、アセアン市場は中国が輸出を伸ばしている市場である。税関の統計によると、今年1月から4月まで、両者の繊維製品の取引高は、114億6000万米ドルで、57.7%の増加である。 中国の輸出品目の72.9%は織物とニット製品であり、輸入品の52.3%が原糸である。さらには、中国はニット製品の輸入を急速に伸ばしており、輸入金額は1億1000万米ドルと、42.2%増加している。

 

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最終更新:2013年07月08日14:38

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