インドシナニュース

労働力不足がラオス繊維輸出のネック

ラオスは、縫製業の需要の増大に合わせて、工場労働者の雇用に苦慮している。

ラオスの縫製業界の労働者不足は、2015年までに衣料輸出を3倍近くにするという目標の障害となりうるし、問題はすぐに解決されそうにないと業界関係者は言う。

衣料品はラオスでは単一で最大の製造輸出品であるが、国の縫製産業協会の当局者によると、繊維業界では3年で輸出において5億米ドルの目標に到達するためには、少なくとも現在の倍の労働人口6万人を確保する必要がある。

ラオスの衣料品輸出市場は毎年約1億~2億米ドル成長していると、その当局者は匿名を条件にRFAのラオス・サービスにコメントした。

2011年現在、ラオスには、およそ110の縫製工場があり、およそ3万人の労働者を雇用していると当局者は言う。工場のうちの50社は、輸出指向で、2012年の最初の6ヶ月で、8500万米ドル以上相当の製品を出荷した。

縫製産業協会は増大する需要に合わせるために工場建設の資金をラオス政府から得るつもりでいるが、輸出量は労働力の制約によって制限される。

協会は、労働者不足を「慢性的な問題で、解決は困難で永続的」と言う。

地方の労働者は田植えと稲刈りに田舎に戻るので、その季節労働が、工場が労働者の安定した供給を維持できない理由の1つになっていると言う。

ラオスで熟練労働者の不足は縫製業界では各企業が職業訓練を増やして、労働者を近隣諸国から雇い入れることになった。しかし、こうした努力にもかかわらず、労働者の数は、まだ需要に見合っていない。

国の縫製工場の数の増加があまりに速いため、十分な労働者を確保できないと、ある政府関係者は、匿名を条件にRFAのラオス・サービスにコメントした。

ラオスの縫製産業は年間少なくとも12,500人の新人労働者を雇う必要があるが、今年は4,000-5,000を入れることができるだけで、というのも、ラオス人はタイ国境の向こうのより有利な仕事に引きつけられるのが主な原因であると彼は言う。

「ラオスには、彼らがタイに行くのを引き留める方策がありません」と彼は言う。

「タイに行くのは簡単で、パスポートか国境パスを持っていれば誰でも行けます。」

ラオスの縫製産業は過去20年間におよそ30万人の労働者を訓練したが、労働力として維持できているのはわずか3万人だけです、と当局者は言う。

世界貿易機関が最近のラオスの加盟を承認したことを受け、人口650万人の陸地に囲まれた共産主義国の縫製業拡大を援助することになっている、と当局は言う。ラオス議会による批准後、同国は2013年前半に正式にWTOに加盟することになる。

 

10ヶ国からなる東南アジア諸国連合(ASEAN)の繊維協会であるアセアン繊維工業同盟(AFTEX)によると、ラオスの衣料品輸出は、2008年に1億8900万米ドルでピークに達し、その大半が欧州連合と米国に向けられている。

縫製産業協会によると、世界的な経済危機が需要を落ち、輸出はかなり減少したが、今はまた復調しはじめた。

ラオスの衣料品の主なバイヤーはドイツとフランスだが、ラオスの工場は現在アジア市場にも活路を見ていて、需要は上昇中である、と協会は言う。

多くのメーカーが、衣料品確保のために廉価な人件費を求めて中国からラオスに向い、それが人手不足問題を悪化させたと言う。

しかし、賃金が国のインフレに追いついていないので、多くのラオス労働者は縫製業で働くのを好まないと協会関係者は言う。

平均的な縫製工の月給は、およそ63万キップ(約79米ドル)で、週6日労働での国の定めた最低賃金をわずかに上回る程度である。

製品価格が上がれば、世界市場でのラオス衣料の長所を少なくなるので、工場は労働者の賃金を上げられないと縫製産業協会は言う。

 

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最終更新:2012年11月21日06:00

ラオス、WTOに加盟する

数年間の交渉および改革の後、ラオスは世界貿易機構(WTO)の一員となる確認を得られる。これにより、グローバル投資家たち待望の、中国に代わる廉価な生産国が登場したことになる。

ラオス議会は2013年までに批准する見込みである。

アジア開発銀行によれば、人口640万人の共産主義国家ラオスは、輸出入の成長が二桁であることが示しているように、既にアジアの最も急成長経済のうちの1つである。

ラオスが投資家たちにとって魅力なのは、製造業の伸びである。1990年以来、平均12%の成長を示しているが、中でも縫製業が国内総生産中、最も大きなシェアを保持している。

「ラオスのような小経済国にとっては、衣類製造業は極めて重要です」と専門家は言う。「この国が「自由に」輸出で競争することができることを示しますし、輸出は国からの支援ではなく真の自由競争の中で競そうことができる分野なのです。」

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最終更新:2012年11月01日14:00

ラオスの生地を着物の会社が帯に利用

ラオスの農村の家の織工は日本から何千キロも離れていますが、繊細に手織りされた、込み入った複雑な柄の色鮮やかな織物は、伝統的な着物の服を作るための新しい材料として古都京都で注目を集めています。

京都の着物問屋大宮(株)は、着物の帯を作るためにラオスの織物を使用するプロジェクトを進めています。プロジェクトは、先細りする着物の市場に新たな命を吹き込むことを目指すと同時に、ラオスの女性のための雇用機会を創出し、経済的地位の改善に役立たせたいという希望もあります。

いずみこうじさんは、大宮での製品開発を担当し、最初のテキスタイル展で東南アジアの織物に導入された約2年前に帯の製作にラオスの織物を組み込むというアイデアを思いついたと語りました。

「私は美しい幾何学模様がすべて手作業で織られたと聞いた時、非常に驚きました。」といずみさんは言います。

機織りはラオスの農家の女性のとっては一般的な副業ですが、非常に精巧な技術を持っていて、世代を越えて母から娘に受け継がれています。

織物には、金、銀、赤や虹色のようなに染められた絹や綿の糸が使用され、龍や花やメコン川などの多様な柄が織りなされます。しばしば自然の美しさに対するラオスの人々の霊性と称賛を反映することもあります。

彼はプロジェクトのために道を切り開くために、過去一年間ラオスに何回も旅しました。

その手織りの暖かい肌触りが着物の材料として見事にあっているのです、といずみさんは言います。

「ラオスの織物はまた幅約20センチで、これも着物の帯を作るためのちょうどいいのです」とも彼は言います。

着物市場の需要と供給は、年々歳々縮小していて、お祝いや冠婚葬祭の場面でも伝統的な衣服を身に着けている人は少なくなっています。

マーケティング調査会社矢野経済研究所によると、着物と関連製品の小売市場規模は、2010年には3100億円程度で、​​2005年の6100億から半減しています。

 

日本人のライフスタイルの欧米化が一つの理由です。もう一つは、着物の価格が比較的高く、人々、特に若者がきものを着なくなったためです。市場の縮小に伴い、着物の生産者はまた、後継者不足に直面しています、と彼らは言います。

いずみさんの発想は、そのような背景からは逆行しています。

大宮はビエンチャンの織物業者と契約し、昨年秋に帯用にラオスの織物の生産を開始しました。

職人を訓練することによって、製品の品質を上げたので、オペレーションはすぐに勢いに乗って、春から着実に軌道に乗ってきました、といずみさんは言います。

「定期的に日本からの注文を出すことで、我々は女性らが安定した収入を得られることも願っています。」といずみさんは言います。

「我々は、二つの文化の融合が着物の新しい価値の発見をもたらし、人々は再びその美しさに気づいてくれることを願っています。」

大宮社長のふさもとしんやさんは「私は、これは日本の着物生産メーカーのインセンティブになると思う。我々はまた、さらに着物メーカーと(ラオス)織工さんたちの間の交流が深まることも願っています。」と言った。

 

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最終更新:2012年10月20日12:00

ラオスの縫製業:労働不足との戦い

世界銀行によって発表されたラオスに関する報告書で、衣料産業が主として労働条件の劣悪さにより、熟練工を維持できないことを伝えている。

開発途上の東南アジアの国家ラオスの衣料産業は、輸出金額で毎年約2億USDを占め、大部分は欧州連合に販売される。急速な開発が進むラオスの政府の試みにおいて、製造業のうちの最大の雇用創出業界として、衣料産業は重要な役割を果たしている。

先週発表された世界銀行の報告書では、大規模及び中規模企業の人員の目減りは毎月労働力の約3.5%を占めている。

報告書によれば、これらの割合はこの地域の他の国の業界基準と比べても高く、それは、主に労働者の長時間労働および貧しい生活環境に因るものとされている。

「私が住んでいる寮は3階建てで、中はいくつかの部屋に仕切られていますが、中には20人も詰め込まれる部屋もあります。共同寝室となる以前に、そこは納屋でした。そこに扇風機だけを置き、私たちの部屋としたのです」とラオス人の工場労働者は世界銀行の調査員に伝えた。

労働者は、さらに飲み水が十分でないこと、空気が悪く熱いこと、下水道が完備していないこと、生活環境が困難なこと、工場規則が厳しく、監督者とうまく関係が持てないことなど不平不満を並べ立てた。

これらの進行中の問題だけでも、ラオス人の衣料産業の労働基準および経営慣行についての情報不足があることがはっきりと知られ、それが明白となれば、優良企業のバイヤーは思いとどまるだろう。

労働者の離職率が高いと、会社がスタッフを完全に訓練することができず、正社員を雇うことができない。報告書は、工場労働に移行する労働者への支援、組合の組織と代表者の選出、争議解決の改善が必要と示唆している。その報告書はさらに、優良バイヤーも近づきやすい、然るべき労働条件を備えた会社を監視し、保証するプログラムの設立を示唆した。

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最終更新:2012年09月11日06:00

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