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ラオス:新最低賃金が来月から施行か

タイに流出した労働者の引き戻しを狙った法定最低賃金の引き上げが、来月にも公式に施行される可能性があるとビエンチャンタイムス紙が報じている。

タイムス紙が労働社会福祉省の匿名の官僚の談話として報じたところによると、労働社会福祉省は省庁からの公式書類を待っている状況という。

最低賃金は現行の62万6000ラオス・キープ(約76米ドル)から90万ラオス・キープ(約110米ドル)に引き上げられる予定である。

最低賃金の引き上げは2月以降に公式に発表、施行されるであろうと話す官僚もいる。政府は昨年12月22日の国会で最低賃金は間もなく引き上げられると確約した。施行されれば、最低賃金の引き上げはラオス人労働者のタイを主とした周辺諸国への流出問題に対する政策の柱となる。

ビエンチャンタイムス紙が報じたところによると、労働社会福祉省は国会において、ラオス人労働者の生活向上のため、政府に最低賃金を引き上げるよう提案した。労働省はラオス人労働者の海外出稼ぎを減らすことを意図している。

ラオスにおける最低賃金は2012年から上昇傾向となり、設定当初月額34万8000ラオス・キープであったものが、62万6000ラオス・キープまで上昇している。

しかし、匿名を希望する労働省の官僚らによると、月額62万6000ラオス・キープは米ドルで100ドルにもならず十分ではないが、政府は外国からの投資を誘致する必要があったという。

多くのラオス人労働者が合法または不法に近隣諸国で出稼ぎをしており、得に賃金の高いタイに多数が流入している。

最近の労働省の報告書によると、現在5万9000人以上のラオス人労働者がタイで合法的に雇用されている。彼らは地元の手配会社を通じて、ラオスの労働社会福祉局からの書類を整えてタイに入国している。

タイにおけるラオス人不法移民労働者の問題は、政府がラオス人労働者に合法的に働けるカード支給を開始してから大幅に改善された。

従来は不法移民労働者であった11万1100人以上のラオス人がラオス政府の協力のもとに登録を行い、現在ではカードを受領してタイで合法的に働くことができるようになった。

しかし、タイ労働省の統計によると、現在でもタイでは20万人以上のラオス人が不法に出稼ぎをしていると推測されている。

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最終更新:2015年01月30日06:00

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