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ラオスの生地を着物の会社が帯に利用

ラオスの農村の家の織工は日本から何千キロも離れていますが、繊細に手織りされた、込み入った複雑な柄の色鮮やかな織物は、伝統的な着物の服を作るための新しい材料として古都京都で注目を集めています。

京都の着物問屋大宮(株)は、着物の帯を作るためにラオスの織物を使用するプロジェクトを進めています。プロジェクトは、先細りする着物の市場に新たな命を吹き込むことを目指すと同時に、ラオスの女性のための雇用機会を創出し、経済的地位の改善に役立たせたいという希望もあります。

いずみこうじさんは、大宮での製品開発を担当し、最初のテキスタイル展で東南アジアの織物に導入された約2年前に帯の製作にラオスの織物を組み込むというアイデアを思いついたと語りました。

「私は美しい幾何学模様がすべて手作業で織られたと聞いた時、非常に驚きました。」といずみさんは言います。

機織りはラオスの農家の女性のとっては一般的な副業ですが、非常に精巧な技術を持っていて、世代を越えて母から娘に受け継がれています。

織物には、金、銀、赤や虹色のようなに染められた絹や綿の糸が使用され、龍や花やメコン川などの多様な柄が織りなされます。しばしば自然の美しさに対するラオスの人々の霊性と称賛を反映することもあります。

彼はプロジェクトのために道を切り開くために、過去一年間ラオスに何回も旅しました。

その手織りの暖かい肌触りが着物の材料として見事にあっているのです、といずみさんは言います。

「ラオスの織物はまた幅約20センチで、これも着物の帯を作るためのちょうどいいのです」とも彼は言います。

着物市場の需要と供給は、年々歳々縮小していて、お祝いや冠婚葬祭の場面でも伝統的な衣服を身に着けている人は少なくなっています。

マーケティング調査会社矢野経済研究所によると、着物と関連製品の小売市場規模は、2010年には3100億円程度で、​​2005年の6100億から半減しています。

 

日本人のライフスタイルの欧米化が一つの理由です。もう一つは、着物の価格が比較的高く、人々、特に若者がきものを着なくなったためです。市場の縮小に伴い、着物の生産者はまた、後継者不足に直面しています、と彼らは言います。

いずみさんの発想は、そのような背景からは逆行しています。

大宮はビエンチャンの織物業者と契約し、昨年秋に帯用にラオスの織物の生産を開始しました。

職人を訓練することによって、製品の品質を上げたので、オペレーションはすぐに勢いに乗って、春から着実に軌道に乗ってきました、といずみさんは言います。

「定期的に日本からの注文を出すことで、我々は女性らが安定した収入を得られることも願っています。」といずみさんは言います。

「我々は、二つの文化の融合が着物の新しい価値の発見をもたらし、人々は再びその美しさに気づいてくれることを願っています。」

大宮社長のふさもとしんやさんは「私は、これは日本の着物生産メーカーのインセンティブになると思う。我々はまた、さらに着物メーカーと(ラオス)織工さんたちの間の交流が深まることも願っています。」と言った。

 

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最終更新:2012年10月20日12:00

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