インドシナニュース

輸入資材のコストがベトナムの繊維企業に打撃

ベトナム繊維企業は依然として輸入原料に依存しており、交渉中の環太平洋経済連携協定(TPP)で提案されている関税ゼロのメリットを活かせるか疑問である。

統計では、今年年初からの7ヶ月で、繊維製品の総輸出取引高は96億3600万米ドル(対前年比16.3%の上昇)に達した。しかし、繊維産業向けの原料輸入は76億4600万ドルに達し、18.2%上昇している。

Dong Nai縫製株式会社副社長Nguyen Thi Bich Lien女史によれば、環太平洋経済連携協定(TPP)が有効となったときに、輸入原料への依存がベトナムの衣料産業の最大の課題となると言う。

環太平洋経済連携協定(TPP)のyarn-forwardと呼ばれる原産地規則では、免税措置を受けるには、生産国はTPP加盟国で生産された原糸で織られた生地を使用しなければならない。

しかしながら、ベトナムは、現在、中国などのTPP非加盟国から多くの原料を輸入している。

ベトナム製の原料を増加させる努力はまだ需要に合っていない、と彼女は言い、国産原料は輸入原料よりたいてい販売価格が高く、納期も長いと説明する。

南部ドンナイ省のDong Tien 縫製株式会社社長Vu Ngoc Thuan氏は、多くの地域が、環境への影響を心配して、織布や染色への投資誘致を目指していないと言う。

企業関係者の希望は、環太平洋経済連携協定(TPP)の交渉で、ベトナムやマレーシアやメキシコがTPP非加盟国からの輸入原料を使っても免税措置を受けられるよう合意されることである。

それでも、繊維産業での原料製造への投資は発展のために重要であることに変わりなく、国際的サプライチェーンへ本格的に参加していくためには必要であると専門家らは言う。

環太平洋経済連携協定(TPP)の19回目の交渉は今月末にブルネイで予定されている。ベトナム製繊維製品の最大の輸入国で、ベトナムからの輸出取引高の約50%を占める米国は、交渉に参加する11ヶ国の一つである。

ベトナムは米国市場で8%のシェアを持ち、中国に次いで2番目の繊維製品輸出国となっている。

ベトナム製繊維製品は現状では、米国輸入時に平均17%の関税をかけられている。

ベトナム ジャンル:
最終更新:2013年08月16日

このページのトップへ戻る