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環太平洋経済連携協定(TPP)を待望するベトナム繊維業界

ベトナム国内の繊維企業は、国が環太平洋経済連携協定(TPP)のメンバーになれば、輸出が増加し、現在の貿易障壁を是正する機会に恵まれる。

この見通しは南部ドンナイ省で行われた会議で同省の人民委員会及びベトナム繊維協会(Vitas)によって明言された。

2012年現在、繊維産業には6000社の企業と250万人の労働者が従事していると報告されている。

ベトナム繊維協会(Vitas)副総書記Nguyen Van Tuan氏は、この会議の中で、繊維分野の輸出取引高がすべての輸出製品の中で2番目に高いと述べた。

2001年、繊維産業の輸出額はおよそ20億米ドルであった。しかしながら、2012年までに、170億米ドル以上まで跳ね上がり、ベトナムは世界でも5番目に大きな繊維輸出大国となった。

そのような成長にもかかわらず、産業は原料不足、時代遅れな技術、外部への強い依存などの試練に直面している。

99%の綿と50%の繊維原料は輸入されていると言い足した。そのうえ、68億mの生地のうち60億mは他国産である。

また、ベトナム繊維協会(Vitas)によると、ベトナムの繊維輸出企業は主要海外市場で高率の関税に苦しんでいるという。

ベトナム繊維製品は、50%が米国市場、17%が欧州市場、日本市場は12%、韓国市場は6%で、2%がその他の市場に向けられている。

その間、ベトナム製品に課される関税は、米国では17.5%で、欧州では9.6%である。

Tuan氏は、ベトナムが環太平洋経済連携協定(TPP) に調印すれば、輸出されるベトナム製繊維製品の関税がゼロまで削減されると語った。

さらに、ベトナムには、環太平洋経済連携協定(TPP)によって米国やその他の加盟国にベトナム製品のために市場を開くよう交渉する機会を得られ、それによって国の輸出を増加させて、貿易赤字を削減できるだろうとTuan氏は言う。

また、ベトナムの環太平洋経済連携協定(TPP)への参加は、米国や加盟国からの投資家をベトナムへの投資に誘導することになるだろう。

環太平洋経済連携協定(TPP)の最も重要な側面は、協定が有効となるやいなや、輸入関税が撤廃されて、商品貿易の自由化が強力に推し進められることであると経済専門家らは言う。

また、繊維企業の代表らは、ベトナムの繊維産業は輸入原料に頼りすぎているので、環太平洋経済連携協定(TPP)が必要であると言う。

ベトナム繊維協会(Vitas)は、国内繊維産業が今や、繊維企業のマーケティング、原材料、労働、設備、経営能力、財務などの調査を行っていると言う。

データは、10月にインドネシアのバリ島で行われる、環太平洋経済連携協定(TPP)調印に向けての交渉に使われる。

 

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最終更新:2013年08月05日

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