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ベトナム繊維産業への投資に向かう中国

多くの香港(中国)企業は、ベトナムの環太平洋経済連携協定(TPP)参加のチャンスを掴もうと投資の準備に入念である。

過去2年連続、香港の2つの大規模な繊維企業とPacific社とCrystal繊維グループの子会社Tinh Loi有限会社は、積極的に投資の必要十分条件を準備し、投資証明書取得後、ハイズン省で、生地や副資材の生産も含めた、完成品の生産を拡大しようとしている。

ハイズン省によって承認された場所での土地収用の問題で以前に2社投資家が意図した約5億3800万ドルの案件は挫折した。繊維企業2社は、ハイズオン省と投資計画省と交渉を続け、案件の進捗を早めるために、Lai Vu工業団地の所有権移転に6000億ベトナム・ドン(約3000万米ドル)の支出を提案した。

香港企業各社が案件の展開に積極的に行動しているのは、外国投資の専門家には、香港と中国の企業が米国市場に有利な条件で参入するための準備に過ぎないと見られている。

商工情報センター(商工省)による最近の分析では、ベトナムに工場を構え、ベトナム産の原料があれば、中国企業は、中国に比べてはるかに低い関税率で米国市場に浸透できると見られている。

ベトナムとアメリカの間の環太平洋経済連携協定(TPP)交渉は、先週末のTruong Tan Sang国家主席の米国訪問からの情報によると、非常に良い進展を遂げている。交渉が今年度末に終わり、ベトナムが米国や他の9ヶ国と環太平洋経済連携協定(TPP)の加盟国になった場合、ベトナムで生産された企業の商品に課せられる税率は、今日の米国がベトナムから輸出される繊維製品に適用している17%から、約半分に下がり、0%となる場合さえ出てくる。アメリカ繊維市場に入る際に37%の税率が適用されている中国企業各社は、中国からの輸出に比べ断然有利なベトナムに生産拠点を置こうとしている。

中国の多くの鋼管生産企業も同じ利点を利用して成功を勝ち得ようとしている。中国企業によるベトナム製鋼管は、中国から輸出される鋼管よりも低い税率で、米国へ輸出できる。このため、アメリカの鋼管メーカー協会は、2011年に、ベトナムと中国の多くの企業が生産しているので、ベトナムから輸出される鋼管の米国市場への反ダンピング調査を開始した。

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最終更新:2013年08月02日

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