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ベトナム:マスク輸出への扉が開く

ベトナム経済が新型コロナウイルスが与えた影響から克服するために励んでいる中、何億枚ものベトナム製マスクが海外へ輸出されており、ベトナムの繊維・アパレル産業の操業と生産能力の急増を示している。しかし、マスクの持続可能な輸出を促進するためにすべきことはまだまだ山積みだ。
世界の市場を征服する
輸出収益が数億米ドルに達する主要繊維・アパレル企業のGarment 10 Corporation株式会社もまた新型コロナウイルスによる経済難に苦しんでいる。同社は中国からの原材料供給不足だけでなく、自社製品の需要の探求においても困難に直面している。
新型コロナウイルスの感染拡大が広がる中、マスクの需要増加を認めた後、同社は布製マスクの生産に切り替えることで、課題をチャンスに変える方法を見い出した。
同社代表のThan Duc Viet氏は、Garment 10は今年7月に輸出予定の4億枚(5200万米ドル相当)の医療用マスクの輸出注文を受けたと語った。同社はまた、米国とドイツのパートナーから2000万枚を超える布製マスクの注文を受注した。
他のベトナムの繊維・アパレル企業のマスクも輸出市場で強い地位を獲得している。4月19日現在、ベトナムは4億1500万以上のマスクを輸出している。
ベトナム企業のマスクの生産能力は巨大である。商工省は、国内の生産者は1日あたり4,000万枚、つまり1か月に約12億枚のマスクの総生産能力を持っていると述べた。生産能力を最大限に活用することで、繊維・アパレル産業全体で1日あたり1億枚、つまり1か月あたり約30億枚のマスクを生産できる。
ベトナム繊維協会 (VITAS)の推定によれば、国内の繊維・アパレル企業は1か月に約1億5000万〜2億枚のマスクを製造でき、輸出の維持に加えて感染症流行の防止および管理に対する国内需要に完全に対応できるという。
商工省はベトナム企業と外国パートナーの連携を支援に取り組んできた。
海外のベトナム貿易事務所も、これらの品目をホスト国に輸出するビジネスパートナーを探す際に協力している。
最近、政府は医療用マスクの輸出許可に関する決議No 60 / NQ-CPを公布した。これは、医療用マスクを輸出数量に上限なしで輸出できる規制である。
商工省の輸出入庁であるTran Thanh Hai副省長は、今回の決議によりこの困難な時期に繊維・アパレル産業がチャンスを得る扉が開かれたと語った。
品質基準を満たすためには注意が必要
しかし、ベトナム企業は輸入国のマスク品質基準を満たすのに一定の困難に直面している。したがって、マスクをEUと米国に輸出するには、ベトナム企業はCEマークおよびFDA認定のそれぞれを取得する必要がある。これらは、製品が適切で安全および環境保護基準を満たしていることを示している。
新型コロナウイルスが世界を襲い、マスクへの需要が高まっていることを受け、EUおよび米国はCEマークおよびFDA認定なしでも輸入を許可する場合があるかもしれない。しかし、新型コロナウイルスが収束した際には、ベトナム企業はこれらの市場に参入は必須となる、とTran Thanh Hai副省長は述べた。
ベトナム認証センター(Quarcert)の専門家であるDinh Ngoc Long氏は、ベトナム企業はCEマークを取得するためには、EU全体の関連要件を完全に理解し、自社の製品がこれらすべての必須要件を満たしていることを確認する必要があると指摘した。
FDA認定について、ベトナム認証センターの専門家Tran Anh Tuan氏は、製品を市場に出す前にFDAの専門家による安全性と有効性の審査を受け、機関の承認を得る必要があると述べた。企業はFDAがいつ・事前通知なしでも審査を行えるよう適切な文書を準備する必要がある。
専門家はまた、要求の厳しい市場、特に米国やEUなどへの競争力を高め、輸出を促進するためには、マスク製造業者が製造プロセスの最初から十分に準備されていなければならないことにも言及した。
ベトナム企業はまた、新型コロナウイルス収束後中国、インド、パキスタンなど繊維・アパレル産業の開発に成功した他の国々が経済回復した際には競争力の問題に直面するだろう。

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最終更新:2020年05月19日

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