インドシナニュース

ベトナム:繊維・アパレル産業、注文減により4億7000万ドルを失う可能性

Vinatexは3月25日、輸出注文が引き続き停止、遅延、キャンセルされる場合、ベトナムの繊維・アパレル産業は最大11兆ベトナムドン(約4億7000万米ドル)の損失を被る可能性があると発表した。
報告書によれば、3月中旬より繊維・アパレル産業の輸出注文が継続的にキャンセル、停止、一時停止されたため、今年の4月と5月に雇用に不足が生じたという。
ブランドが大きいほど削減率が高く、回復の兆しは見えない。この状況は、繊維・アパレル企業にとって金融と雇用の両方の面に強い圧力をもたらす。政策調整がなければ、今年の4月末までに多くの企業が流動性を失う可能性がある。Vinatexによれば、今年の4月と5月の失業率は30%から50%になるという。
4月に労働者の30%が失業し、5月に労働者の50%が失業した場合、ベトナムの繊維・アパレル産業の推定損失は最大5兆ベトナムドンを超えるだろう。この状況がさらに長く続けば、同産業は毎月最大3兆ベトナムドンを失うことになる。
さらに、同産業は毎月約15億米ドル相当の原材料を輸入している。注文の20%がキャンセルされた場合、3億米ドル相当の原材料は使用されない上、在庫となり流通が難しくなる可能性がある。
同産業の今年の4月と5月の合計在庫は、価値の50%を失うと推定されている。これは約3億米ドルに相当し、Vinatexだけで約2400万米ドルの損失が発生するという。
Vinatexは、新型コロナウイルスのパンデミックが5月末に収束し、今年の6月から経済活動が回復した場合、ベトナムの繊維・アパレル産業は11兆ベトナムドンの損失を被り、Vinatexグループは約1兆ベトナムドンの損失を被ると推定されている。
Vinatexは3月25日の会議にて、マスク、抗菌布を使用した医療用衣服、不織布の使い捨て衣服など、感染予防のための輸出製品を生産する機会の模索をメンバー企業に求めた。同時に、労働者との合意後、柔軟な労働体制、労働時間を週あたり約32〜40時間へ削減するよう適用し、経費削減、投資の遅延をし、社会保険、失業保険、組合費の支払いの免除または延期を求めるよう呼びかけた。
同社は、国会、政府、関係省庁に、病気の予防のためのフェイスマスクと衣服の輸出を許可するよう提案し、ベトナム国家銀行と商業銀行に融資の継続を要請する。

ベトナム ジャンル:
最終更新:2020年04月01日

このページのトップへ戻る