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カンボジア:コロナウイルス、中国の工場の閉鎖と共に労働者解雇に繋がる可能性

カンボジア労働職業訓練省は、国内の一部の縫製工場が原材料の不足により、来月、一時的に閉鎖するか、労働者を一時的に解雇する可能性があると警告している。

同省のスポークスマンHeng Sour氏は、2019年の新型コロナウイルス(2019-nCoV)が中国全土に蔓延し続けているため、多くの繊維工場が操業を停止し、カンボジアへの原材料の供給を中断していると述べた。ほとんどのカンボジアの縫製工場は中国から原料の生地を輸入している。

一部の政府批評家は、将来の工場閉鎖と労働者解雇を、EUによる「武器以外すべて(EBA)」制度撤回の可能性と結びつけるかもしれない。そしてそれは間違いである、とSour氏は述べた。

「3月、一部の工場は閉鎖または労働者を解雇する必要があるかもしれません。これはEBAの問題が原因ではありません。カンボジアの縫製工場は中国から供給される原料に依存しています。発注後、これらの工場で約40日後に生地を受け取ります。旧正月前に、大量の織物が輸入されましたが、その後中国の工場は閉鎖されました」とSour氏は中国の工場がいつ営業を再開するかは不明だと付け加えた。

ウイルスの拡散を抑えるため、中国は旧正月以来、主要企業の閉鎖を許可している。中国国民は、無期限の休暇の取得、または在宅勤務が許可されている。報道時点で、新型コロナウイルスによって中国全土で800人以上が死亡。37,198人が感染した。

Sour氏は、カンボジアの工場の約5%が3月の第2週までに織物不足に直面し、その月末までに10%の不足になり、”工場オーナーはこれまで原材料の発注を試みましたが、中国の工場の閉鎖により受注されていません”と述べた。

Sour氏は、批評家が工場閉鎖と労働者解雇の問題を乗っ取り、カンボジア政府にダメージを与える可能性があると述べ、「原材料の不足が原因はEBAの問題に結び付けるべきではありません」と強調した。

EUは水曜日にEBA問題に関する決定を下す予定である。欧州委員会は、取引の全てまたは一部を撤回することも、または一切撤回しない可能性もある。

労働者労働組合総裁のPav Sina氏は、労働者が解雇された場合、政府は介入すべきだと述べた。

「原材料不足により工場が閉鎖された場合、労働者の収入源が途絶えます。彼らは多額のローンを抱えており、工場閉鎖により深刻な財政難に陥る可能性があります。政府は、最悪の事態が発生した場合、これらの労働者に何らかの財政援助の提供を検討するべきです」とSina氏は述べた。

日曜日、カンボジア縫製業協会(GMAC)のKaing Monika副事務局長からのコメントを得ることはできなかった。

世界銀行は最近、1998年から2008年の間、カンボジア経済は輸出および観光部門が好調だったため、国内総生産(GDP)が平均8%の成長を享受出来たと述べた。

その間、カンボジアは世界で最も急成長している経済地域の一つであったが、2019年には経済成長は7%に減速した。

1996年、カンボジアには60の縫製工場と履物工場があり、8万人を雇用していた。現在、81万人の従業員を雇用する1000の工場がある、と労働および職業訓練大臣のIth Sam Heng氏は述べた。

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最終更新:2020年02月14日

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