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ベトナム:繊維企業、抗菌マスクの緊急生産を開始

新型コロナウイルスの蔓延により、ベトナム当局が一日あたり1000万枚の抗菌マスクの必要性を発表後、マスク生産未経験企業を含む繊維産業は抗菌マスクの生産を開始した。

 

先週初め、北部のHung Yen省のにあるDong Xuan Knitting Companyの社員であるToanさんは、抗菌布の生産ラインに異動された。同社は新型コロナウイルス(2019-nCoV)の蔓延のため、新製品の製造を開始した。

Toanさんと彼女の同僚は現在、午後の休憩を使用して、一日当たりの必要枚数を満たし、残業代を得るために、より多くのマスクの製造を試みている。

「私たち工場員のほとんどは、毎日半日分の残業を行っています。私たちはより多くの収入を得る事が出来るため、皆この状況に満足しており、この状況を利用しようとしています」と述べた。

Dong Xuan社は、ハノイの同社工場の1つに抗菌布の生産ラインを設置した。同社取締役のTran Viet氏は、同社はこれまで医療用品を扱ったことはないが、現在のマスクの不足を考慮して、日本の技術を応用した抗菌布を製造していると語った。同社は現在、毎日7〜8トンの抗菌布を生産しており、Dong Xuan社と同社パートナー企業は1日最大30万枚のマスクを生産するのに十分であると推定している。

「生産性を改善するために1時間ごとに作業しているので、生産が安定した後、必要に応じて新型コロナウイルスの影響を受ける他の地域で注文に対応できるかどうか確認します」とViet氏は述べた。

ベトナム最大の繊維メーカーの1つであるVinatexのLe Tien Truong社長は、生産ラインの再配置、労働者の新技術訓練、および 関連会社からデザインを移しマスクを生産した。そして同製品は同グループの新製品となった。

Thai Nguyen省北部に本拠を置くTNG社は、輸出用の衣類およびアパレル製品の生産に特化しており、ナノファブリックを使用したマスクの緊急生産に参入した。

TNG社のNguyen Van Hoi会長は、同社は保健省の承認を得るためのデザインと基準を提出してからわずか3日後に抗菌ナノマスクの生産を開始することができたと述べた。

「衣類の製造や生産ラインに使用される原材料は現在、マスクの製造を優先順位にしており、間も無く200万枚のマスクが完成し、マスク不足を緩和するために市場に販売されます。そうすればすぐにTNG社が大量生産できるようになります」とHoi氏は述べた。

現在、同社は労働時間を延長し、可能な限り多くの労働者を割り当て、1日あたり2万枚のマスクを製造できるようにしている。TNG社はThai Nguyen省保健省と協力し、100万枚のマスクを無料で人々に配布すると述べた。

Dong Nai Garment Corporation社代表のBui The Kich氏も同社の抗菌布を最大生産数生産していると語った。同社は現在、毎日約10〜15トンの抗菌布を生産しており、うち1キログラム約300枚の使い捨て抗菌マスクの製造に使用されている。

商工省下のTruong Thanh Hoai産業局長は、保健省の要求に応じて、毎日1000万個の抗菌マスクを製造するには、400トンの抗菌布および生産のためにフル稼働できる企業が必要であると述べた。

しかし、Hoai氏は保健省が抗菌布マスクの基準と規制を制定していないことを指摘した。「消費者が製品を信頼できるように」できるだけ早くマスクの基準と規制を制定する必要がある、と述べた。

ベトナムは2月1日に新型コロナウイルスの蔓延を公式に宣言した。

現時点までに確認された14名の感染症例のうち3名は病院から退院した。ニャチャンのホテルの受付、武漢の中国人男性、武漢から戻った労働者の1人である。

世界的な流行により死亡者数は910名に達し、そのうちフィリピンと香港でそれぞれ1名、残りの死亡者は全て中国本土である。

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最終更新:2020年02月13日

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