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ベトナム:持続可能な発展を掲げる国内傾向はH&MとZaraの脅威となりうる

ファストファッションブランドは、世界で2番目の大きな環境汚染の原因となっているにもかかわらず、ベトナムにおいて驚異的なペースで成長している。

 

ベトナムにおける明るい見通し

822日、H&Mはベトナム国内で2年ぶりに7店舗目を展開した。最新店舗はホーチミン市のイオンモールTan Phu Celadonにある。そこで、H&Mは、非常に人気のあるベーシックな服の種類に加えて、1960年代に設立されたイギリスのスカーフブランドであるリチャード・アランとのファストファッションブランドとのコラボレーションを記念して、新鮮な秋のコレクション、リチャード・アランx H&Mを発表した。

H&Mは、ベトナムに進出して以来、常に店舗を開設し続けている。

「近い将来、ベトナムにさらに多くの店舗を出店するため、今後も必ず新しい場所を探すでしょう。」とH&Mの担当者は以前のインタビューで『投資(VIR)』紙に対し語った。

同様に、日本のファストファッションブランドであるユニクロも、国内公式初出店前から、拡大に対してオープンマインドを持っている。

「今のところ、我々は最初の店舗で成功することに焦点を当てます。一旦最初の店舗において強固な基盤を確立すれば、我々は拡張計画を決定します。」と、代表者は述べた。

実際、そのブランドは国内で優れたビジネスになっている。2018年第2四半期におけるH&Mの財務報告書によると、2017121日から2018531日の間に、このスウェーデンブランドは143万米ドルの収益を上げた。1日の平均収益は7974米ドルに等しい。

その競争相手であるZaraは少しも劣っていない。ベトナムでZARAの事業を運営するインドネシアに本拠を置くMitra Adiperkasa (MAP)の財務報告書は、同社が昨年同国で1.7兆ベトナムドン(7391万米ドル)の収益を上げ、それは平均で46億ベトナムドン(20万米ドル)に相当すると指摘した。

 

環境汚染

現地市場での大きな業績にもかかわらず、ファストファッションブランドの大規模なアパレル生産が、環境に深刻な影響を与えていることは否定できない。ブルームバーグによると、特にファストファッション業界は環境汚染の主な原因の一つだという。15日以内に1つのラウンジスーツを作ることで、Zara1989年以来、米国市場を征服することに成功し、同時に、H&M、トップショップ、フォーエバー21のような他のファストファッションブランドに後に扉を開いた。しかし、このようなハイペースかつ低コストでアパレル製品を製造するには、綿と布染料を大量に必要とする。これらは世界の水資源で第2位の汚染物質である。

さらに、最も一般的な布であるポリエステルは、洗濯中に多くのマイクロファイバーを出すが、水に不溶性であるので、海水のプラスチック量の増加につながる。これらのマイクロファイバーは生分解性でないため、海洋生物にとって絶えず脅威である。プランクトンのような小さな生き物はそれらを食べ、それから魚や他の肉食動物によって食べられ、その後釣り上げられ人々によって食べられる。

さらに、綿の栽培はまた、高い生産性を確保するために多くの水と殺虫剤を必要とする。現在、世界中のほとんどの綿は、害虫耐性株で遺伝子組み換えされている。しかし、これらはまた、通常の殺虫剤に耐えることができる野生の草の新種の誕生につながる。その草を破壊するために、農家は家畜と人間の健康を脅かしてきた、より有害な除草剤を使用しなければならない。

そのような被害にもかかわらず、綿の需要は増加し続けている。1年に26から52回の新しい服のデザインを立ち上げることで、ファストファッションブランドは綿産業で膨大な量の綿を必要とする。現在までに、ブランドはリサイクルに向けた多くの取り組みを開始してきたが、衣料品に対する消費者の需要が膨大なため、ブランドはペースを維持せざるを得ないので、たいした結果は得られていない。

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最終更新:2019年09月11日

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