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ベトナム:タイ企業が貿易促進活動を強化

タイのTanee Sangrat 駐ベトナム大使は、23~28日にハノイで開かれる 「タイ・フェスティバル2019」を紹介する最近の記者会見において、「タイは、展示会や見本市を開催し、ベトナムに使節団を派遣することで、投資機会や消費者の嗜好についての洞察を得て、タイ製品を宣伝すべきです」と語った。

ベトナム・タイ間の二国間における貿易取引高は近年プラス成長を続けており、2019年末までに180億米ドルに達すると予測されている。そして、2020年には200億米ドルの目標が達成される見込みである。同大使は、両国の戦略的パートナーシップは近年かなり強化されていると述べた。特に、両国の貿易・投資関係は良好で、ベトナムに資金投入を実施している国のうち、タイは外国投資家として9位、東南アジア諸国では2位につけている。

 

タイ製品の貿易促進活動の強化

Sangrat 大使によると、タイは農産物の生産・加工に複数の強みを持っており、タイのさまざまな食品がベトナムの消費者の間で人気を集めているという。また、薬草を使用した製品が、今後の国内市場において大きな可能性と優位性を有している。さらに、ベトナム市場では、美術品や工芸品が将来の成長機会を豊富に有している。世界経済の包括的な統合という大きな流れの中で、日本、韓国、欧州連合(EU)など、いくつかの国の製品が国内市場での存在感を示し始めている。

同大使は、ベトナムの消費者を引きつけ、現地市場でのタイ製品の競争力を高めるため、タイ企業に対し、生産・包装過程を抜本的に改革するよう提言した。同時に、タイ企業がベトナムの消費者の需要と嗜好の高まりに応える、より安全で親しみやすい製品を提供することが極めて重要である。Sangrat 大使は、タイは商品の販売促進を目的とした展示会や貿易見本市を開催すべきだとしている。

タイ大使館は今年初めから投資委員会と協力し、ベトナムにおける投資機会の開拓や消費者の好みを推察できるよう、ベトナムに5人の使節団を派遣するよう努力していると述べた。同大使は、ハノイで開催される 「タイ・フェスティバル2019」は、ベトナムにおけるタイの重要なイベントのひとつとなり、両国間の貿易・投資関係を戦略的パートナーとして強化することを目的としていると述べた。このイベントはイオンモール・ロンビエンにて開催され、タイ企業70社が参加し、「一村一品プログラム」のもと、商品の展示・販売を行う。同フェスティバルでは、タイ企業が、タイ全土の県・郡のコミュニティから厳選した加工食品、飲料、菓子、工芸品などを紹介する。

 

二国間貿易収支の改善

タイ大使館では、アセアン諸国の製品をベトナムの人々により深く理解してもらうため、両国間に存在するあらゆる分野におけるビジネスネットワークを拡大することを目指し、様々な交流活動を行った。だが、双方は貿易収支を維持するためには一層の努力をする必要がある。現在、タイに住む多くのベトナム人は、タイの消費者の文化、習慣、嗜好を深く理解している。同様に、タイ生まれのベトナム人の多くがベトナムに住んでいる。さらに、ベトナムは、特にドラゴンフルーツやライチなどの果物が美味であるという利点もあり、タイで貿易見本市を開催するなど、ベトナム製品の貿易促進活動を強化すべきである。

現在、Big CスーパーマーケットチェーンのオーナーであるCentral GroupとMega MarketチェーンのオーナーであるTCC Holdingsの、2つのタイの大手小売業者がベトナム市場に進出している。これらの企業は、タイ国内市場にベトナム製品を紹介する様々な貿易促進活動も行っており、両国間の貿易バランスの維持に貢献することが期待されている。最近、タイ中銀総裁がベトナムを実務訪問し、ベトナム国立銀行総裁と会談した。

今回の会議では、決済・取引におけるアセアン域内での共通通貨の使用を加速させたいとの意向が示された。これは、コストを削減し、貿易収支の維持に寄与する効果的な方法であると考えられる。商品の促進活動に加え、アセアン加盟国においては、域内の貿易障壁の撤廃や消費税の引き下げなど、積極的な行動が必要だ。さらに、税関部門は、輸出入活動における税関手続が関係者に対して迅速かつ効率的に行われることを確保するため、先進的な技術を適用することが求められている。

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最終更新:2019年08月26日

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