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ベトナム:アパレル業界、競争力ある生地・染色産業の欠如に苦しむ

様々な分野の発展の遅れと輸入への依存が繊維産業の競争力と創造性を弱めている、と専門家は述べた。

「経営時報(Thời Báo Kinh Doanh )」紙によれば、糸やアパレルの分野は大きく伸びているが、染色のような分野は開発が不十分でボトルネックになっているため、アパレル生産企業は輸入織物に大きく依存している、とベトナム綿紡績協会のNguyễn Văn Tuấn会長は同紙に語った。

例えば2017年には、65億メートルの生地が輸入され、業界全体の需要の3分の2を占めている。

ベトナム税関のデータによると、5月の輸入は135000万米ドルに達し、年間総額は543000万米ドルとなり、前年同期比で5.8%増加した。

「輸入生地への依存のため、企業は創造性を失い、価値を付加することはできません」とTuấn氏は言う。

その考えと同じくし、Chiến Thắng Garment社のTrần Thị Thu Hiền氏は、アパレル生産会社の大きな弱点は、輸入生地、とくに中国からの輸入生地への依存であると述べた。

ベトナムがCPTPPのような自由貿易協定に参加した後も、中国はこれらの協定に加盟していないため、ベトナム企業は困難に直面すると予想される理由はここにある。

さらには、大量の織物を輸入しているということは、ベトナムで生産された繊維の3分の2、すなわち75万トンが低価格で輸出されていることを考えると、矛盾しているのように見える。

これは染色分野の開発が進んでいないことによると専門家らは分析する。

国内企業は染色プロセスについての適切な認識を欠いているし、この分野を発展させるのに必要な技術、人的資源、スキルも足りないとも言う。

さらには、染色業者のサービスを提供するための設備が整った工業団地も存在していない、と彼らは言う。

Tuấn氏は、生地と染色の分野を発展させることが、繊維・アパレル産業の成長における重要な要素になるだろうと述べた。そのためには、染色が可能な生地生産に特化した工業団地の設立が必要である。

同国には、繊維産業への海外直接投資(FDI)の誘致も重要な要件であると彼は述べた。

さらには、人的資源の訓練が必要であると彼は付け加えた。

専門家によると、ほとんどの繊維・アパレル企業は染色に外国人専門家を雇わなければならず、これが製造コストを押し上げている。だから、人材育成に投資することが染色分野を発展させるのに不可欠だという。

 

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最終更新:2019年07月12日

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